※この作品はR-18です。

シルクロードオンライン¬(differentiam)   作:hachu

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スオミ

「あ、あの…グスタフさん、こ、この度はほ、本当に、お気の毒な結果に、なって、しまい…」

 

 

『なんだ…?そう言えと言われたのか?村長達に』

 

 

「い、いえ…ワタシは」

 

 

『別にそんな事、無理に言わなくて良いさ』

 

 

「え?でも…」

 

 

 

 

『だから、あの子を返してくれないか?』

 

 

 

 

「あ…、あ、あの子は…もう…」

 

 

『欲しい物は何でもやるぞ。言ってみろ、服か、靴か、毛皮か?』

 

 

「い、いらない…」

 

 

『女共が好きな、ギラギラ光った石が欲しいのか!?』

 

 

「わたしは…」

 

 

『頼む、頼むよ…。お前が魔法を使って、どこかに隠したんだろう?骨だって一片も残って

無いじゃないか!!』

 

 

「そ…それは」

 

 

『骨が残らないなんて、おかしいだろ…?どこかにいるんだろう!?きっと腹を

すかせてるんだ!!すぐ会わせてくれ!!』

 

 

「できない…あの子は、あの子はもういない…」

 

 

『嘘を付くなっ!!孤児のくせに!!村の子供じゃないくせにいいい!!』

 

 

「痛い…っ!は、離して…!」

 

 

 

『お前は誰に生かされてると思ってるんだあああ!!』

 

 

燃やされた子供の父、グスタフ。

彼の只事ではない声が響く。

 

外で待っていた村人がそれを聞き、

荒んだ家の中に駆けつける。

 

 

『おい…?やめろグスタフ!!あの子は死んだんだ!!この子まで殺す気か!!』

 

 

村人の静止に、

首を締めていたグスタフは、簡単にその手を放す。

 

ロクに食事も取っていない為、

その形相に比べて、力はとても弱かった。

 

 

『あぁ…あの子は…。アタランテは、足が悪かったんだ…』

 

 

引き離されたグスタフは、

頭を抱えている。

 

 

『だからか…?村にいらない子だから、消したのか…?』

 

 

『違う、ヘレンもわざとじゃないと言っている!そんな子じゃないのは、お前も判っている

だろう…』

 

 

『なぁ…アタランテなど、初めからいなかったのか?妻も初めから…。本当は、俺は

ずっと一人で』

 

 

『しっかりしろ!妻も子供も病気だったんだ!!そんな調子じゃお前まで死んじまうぞ!!』

 

 

 

「わたし、は…わたしは…」

 

 

 

『あんまりだ…。あの子が、アタランテが何をしたんだ?骨も残さず、業火に

焼き尽くされるなんて…あんまりだ…あんまりだ…』

 

 

 

「うぁあああああ…!!」

 

 

 

『なんでお前が泣くんだ…?なんでお前が泣くんだよおおおお!!』

 

 

グスタフは立て掛けてあった棒切を取り、

少女に投げつける。

 

子供にするとは思えない、大人の全力で。

 

 

 

「うぁあっ!!」

 

 

 

『お前…っ!これはアタランテの杖だろう!形見を投げつけるなんて!』

 

 

『そんな物いらんっ!!あの子が消えたのはそれのせいだ!!あの子を返してくれ!!

あの子を返してくれ!!』

 

 

『いい加減にしろ!!あの子はもう長くなかった!!足の次は腕、腕の次は肺が止まり、

息が出来なくなって死んでいた!!』

 

 

『うるさあああい!!帰れっ!!帰ってくれええええ!!あああ…っ!』

 

 

『…行くぞ。お前は義務を果たした。村長達にはそう伝えておく』

 

 

「わ…わたしはぁ…!わたしはぁ…!」

 

 

『メソメソするな!!森でそんな調子じゃ、お前だってすぐ死ぬぞ!!お前はもう

子供じゃないんだ!!そんな物は捨てろ!!』

 

 

「あああぁぁぁ…!!」

 

 

捨てない。

 

これは、自分が殺してしまった、

あの子の杖なのだから。

 

 

『クソッタレ…孤児院なんて建てるからこうなるんだ…!』

 

 

 

 

 

少女は貴族ではない。

どころか、そこから最も遠い所にいる。

 

 

 

 

 

広大な森林地帯に生きる、フィン人の末裔、スオミ。

 

 

スオミは北欧に在る。

 

ローマ帝国より北で、ルーシ・キエフ大公国よりも更に北。

ユーラシア大陸の最北…ではなく、

少しだけ南。

 

寒いけど、もっと寒い地域で暮らす人々がいる。

オーロラも見えるが、もっと見える所はある。

 

世界最強のヴァイキングが蹂躙する、

イングランド、ゲルマン、フランク、

ノルウェー、スウェーデン、…等よりも東。

 

危険地帯からは少し外れている。

歴史の主役舞台から、取り残されてしまったとも言える。

 

北欧の東と言っても、白海よりは西。

 

一応、極東にある、白河という上皇が治めているが、

事実上は藤原家という一族が実権を握る、とある島国からは、

一番近いヨーロッパ。

 

 

ようするに、

何の特徴も無い、森と湖しかない所だ。

 

何の特徴もないが、

森と湖であれば、五万(ゴマン)とある。

 

 

とても昔、

ウラルという言語を話す者達の一部が、

民族移動をしている際、うっかり森林に迷い込んでしまった。

 

寒いけど、住んでみたら良い所だったので、

そのまま住み着いた。

 

スオミはその末裔だ。

 

少女はスオミでも珍しい、孤児院のある村で育った。

 

 

 

 

 

少女は捨て子である。

 

孤児院の前に捨てられた。

 

 

院長が、赤子の泣き声に気付いた際に、

おそらく姉か、使いの者か、

確実に親ではないであろう11~12歳の少女が、去っていくのが見えた。

 

去っていく少女は、真っ白で光沢を放つ、

高価な布を纏っていた。

 

捨て子もやはり綺麗な布に包まれており、

布にはヘレンという字が書かれていた。

 

正確には、

スオミ語で、“ヘレン” と読めなくもない字が書かれていた。

 

 

判るのはそれだけだ。

 

 

スオミで育ち、スオミの誇りを持っているが、

少女はスオミではない。

 

 

作るのに膨大な手間が必要で、

気候が合わなければ取れない、良質でキメ細かい糸。

それを贅沢に編み込んだ、とても高級なシルク。

 

それを当たり前のように身に纏っていた。

 

大きくなった少女は、

きっと自分は、家族は、上流階級の者だと信じた。

 

 

金髪碧眼の、

天使のように愛らしい少女。

 

よく何もない所を触り、オカシな事を喋るものの、

他の孤児達と同様、順調に育った。

 

 

少女が物心ついた時、他の子とは違う事が判った。

 

 

最初は屋根に出来た氷柱が、

その子のかけ声で一斉に落ちた。

 

次に、火打金を使わず、火を起こした。

 

子供達と手を繋ぎ、誰が一番長く立っていられるかという

“地震ごっこ” なる遊びを考案し、

 

最後は、雷雲を見た翌日、

空の真似をして、小さな雷を発生させた。

 

 

人口数百人の村で、

大人達は、その子を『神の子だ』と囃し立てた。

 

少女の名前から、ギリシア神話の女神・ヘレーン、

もしくは、ヘレネーの生まれ変わりと称した。

 

 

少女は得意になったのか、殺人事件を起こした。

 

 

神の子は問題児と見なされたが、

その特異な能力から、男にしか許されない狩りへの参加が認めらる。

 

狩人としてすぐに頭角を顕し、7歳で大きなヘラジカを仕留めた。

 

その角は村の誇りとして、

歴代の大物と同じく、村の公民館に飾られている。

 

 

狩人と言っても、少女の狩りは変わっている。

 

森に何日もこもり、

獲物を追い、弓で仕留めるのではない。

 

 

木の上にいるだけで、自然と動物が集まり、

適当な動物の急所に、素早く氷柱を伸ばし、絶命させる。

 

少女は力が弱く、獲物を持ち運べないので、

付き添いの狩人が村まで運ぶ。

 

 

魔法での狩り。

 

 

初めは、雪の降る場所でしか使えなかった氷柱。

春になり、雪が溶ける季節には、

水さえあれば使えるようになり、

夏には、何も無い所から氷柱を出現させた。

 

まるで、初めからそこに在ったように。

 

特異な力と、

獲物を獲れなければ売られてしまう恐怖が、

それを可能にした。

 

少女も必死だった。

 

 

ただし、村での魔法の使用は、固く禁じられていた。

 

村人に害を与えたり、

村人から無用な忌避を受けない配慮だ。

 

森の恵みを村に分け与え、

少女は村からの信用を回復させた。

 

事件の事も忘れ去られた頃、

以前のような神の子とまではいかぬまでも、

村一番の人気者に返り咲いた。

 

 

少女は杖をついている。

 

足が悪い訳ではない。

 

自分が殺してしまった、足の悪い少女が使っていたそれを、

自分の過ちを忘れないよう、持ち歩いている。

 

杖は少女の魔法を強め、精度を高めた。

 

魔法を顕現する方法は幾つかあったが、

少女は杖を使う方法こそ最適と判断し、練習を重ね、特化させた。

 

杖なしで魔法は使わない。

自分への戒めのように。

 

と言ってもその杖は、少女なりの改造を繰り返し、

元から残っているのは、もう支柱のわずかな部分しかない。

 

 

杖を振るい、獲物を仕留める。

 

少女はその杖に、狩りの女神にあやかり、

元の持ち主と同じ、アタランテという名を付けた。

 

 

 

 

 

そんな少女が育った村、

スオミは特殊な国家形態を取っている。

 

国が無いのだ。

 

特殊と言っても、この時代はスオミのように、

統治者のいない地域や、

まだ発見されたばかりの大陸もあった。

 

この頃の世界には、“空き地” が沢山あったのだ。

空き地と言えど、動物と同じように、人間も生息しているが。

 

 

広大な森林地帯には、村という沢山のコミュニティが存在し、

狩りで遠くまで行くと、別の村人と顔を合わせたりする。

 

たまに村長が共を連れて集まり、民族の方針を決定する。

 

スオミ、ハミ、カレリアの村々。

サーミは遠いせいか、出席率が悪い。

 

村長会議といっても、特に決める事もない。

困っている事が無いか、病気は流行っていないか、

情報交換が主な目的だ。

 

ちなみに、南のスオミは、北のサーミと仲が悪い。

 

仲が悪いと言っても、

大国同士が行うような、暴力的な解決方法は取らない。

お互い口を聞かず、影で悪口を言い合う位だ。

 

 

海岸部でもなければ、ヴァイキングも現れない。

どちらかというと、

ヴァイキングになる為、村を出て行く者の方が多い。

 

村を出て行った者は、大抵二度と戻って来ない。

死んだのか、もっと豊かな生活をしているのだろう。

 

森の外とは、ここより魅力的な場所なのかもしれない。

 

 

 

冬の寒さは厳しいが、水と食料は豊富だ。

 

作物の他に、キノコや木の実。

沢山の動物。

 

外敵と言える外敵もほとんどいない。

 

この辺りの熊は温厚なので、人を襲う事は滅多にない。

天敵と言えば狼くらいだ。

 

その狼も用心深いので、村を襲う事はほとんどない。

主に狩りのライバルとしてだ。

 

広い森林地帯では、

わざわざ争うまでもなく、食料が手に入る。

 

肉食動物達も穏やかなのだ。

 

 

人間の外敵に対しては、

寒さと、森という天然の要塞が守る。

慣れない者は森に迷ってしまう。

 

というより、森を切り拓く手間を考えると、

植民のメリットも少なく、

大国もあまり目を付けない場所なのだ。

 

海岸沿いの町では魚が取れて、行商船が行き来するが、

発展している代わりに、海賊が現れる。

 

戦争とは、人口が密集するからこそ起こるのかもしれない。

 

 

スオミは至って平和である。

誇れる物もあまりないが、それ故にのどかな村。

 

ドがつく田舎でもあるが、

自然を崇拝する村人達の精神性、民度と呼ぶべき物は非常に高い。

 

 

 

スオミの中でも、孤児院のある村は珍しい。

 

ここは比較的南にあるせいか、

フランクや、ルーシの宣教師が訪れる。

 

戦争から遠い、平和でのどかな様子に感動したのか、

宣教師の発案で、村の中心には、

教会を兼ねた大きな孤児院が建設された。

 

戦災孤児や、浮気で出来た子を養う代わりに、

村はカトリックから様々な物資援助を受ける仕組みだ。

 

その為この村は、カレワラを信仰するスオミでは珍しい、

カトリック教圏という事になる。

 

 

孤児院での生活は、基本的に、

男子は狩りや農作業の手伝い、

女子は家事や料理、服飾や伝統工芸の手伝いと、幼児の世話をする。

 

孤児院に滞在する神父が、礼儀作法や神学を教えたりもする。

 

勉強は教えていなかったが、

子供達が知識を欲する為、いつしか勉強会が開かれるようになった。

 

大人も子供も、誰でも参加出来る。

この村は大人も子供も、学習意欲が非常に高いのだ。

 

神父も時折、書物や知識を仕入れに、

町まで出かけなければいけない程だ。

 

 

神父のいない期間は勉強が出来ないので、

町へ商売に行っている者が、商売の仕方を教える。

 

村一番のカンテレ弾きや、服職人、

それらが授業を行ったりする。

 

村人全ての技術や知識を、村人全員が共有する。

その後、各自が育み、

新しい技術や知識が生まれれば、また村で共有する。

 

この村に “最良” の方法は存在しない。

 

狩りでも算術でも、答えを導く為の方法を、

幾通りも考え、皆で試行錯誤する。

 

魔法を使った狩りを試みるし、

算術も答えではなく、問題を考える。

 

娯楽が無いせいか、

広大な自然がどこまでも行ける気持ちにさせるのか、

勉強による向上は何より楽しく、いつしか勉強会は授業制と言えるほど、

毎日、決まった時間に開かれる事になった。

 

よって村人は、

個人差はあるが、総じて驚く程に頭が良い。

 

 

孤児院の男子は、優秀なら狩人か農家になる。

一人前になれば、嫁をもらう事も出来る。

 

町へ出ていく者もいるし、

中には海賊になると言って、ヴァイキングへ馳せ参じる者もいる。

 

女子は相当な例外を除き、狩人にはならない。

神聖な狩りは男の仕事だからだ。

 

村人の嫁にもらわれる者もいるし、

自信があれば、娼婦や召使いになる為、やはり町に出る。

 

村へ訪れる行商人や旅芸人の話を聞き、

大抵の子供は町に憧れているのだ。

 

 

子供達はよく言い聞かされる。

 

『良い子にしないと、奴隷として売ってしまうぞ』と。

 

実際にこれは、脅しではない。

素行の悪い子供が町へ売られる事は多い。

 

だが、町に憧れる彼等にとって、

奴隷になるという事は、そこまで恐ろしい物ではないのかもしれない。

 

 

この村の孤児達の未来は、

村の為に生きて死ぬか、奴隷、娼婦、召使い、海賊の一兵卒。

 

15の終わりに孤児院を卒業する際、

ある程度、自分の意思で職業を選択するが、

実際、選べるのはそれくらいだ。

 

 

だが、最初から奴隷を調達すべく運営される、

他国の “奴隷育成機関” たる本来の孤児院に比べれば、

 

この村の孤児院『アップレケーンタ』は、

 

遥かに先進的だと言える。

 

 

 

それでも、

大商人を目指したり、騎士を目指したり、

 

ましてや貴族になるなど、夢のまた夢だ。

 

 

卒業生に一人だけ、

本気で貴族になる夢を持った “痛い” 女子がいたが。

 

 

 

 

 

北欧の特殊な森林地域、

 

そこでも珍しい孤児院、

 

その中で一番珍しい、

 

 

 

魔法使いの少女。

 

 

 

 

 

少女は親を探す旅をしている。

おそらく貴族であろう、自分を捨てた親を探している。

 

再開を果たした時、貴族であろう親を失望させない為、

少女は貴族でないにも関わらず、

 

貴族の真似事をしている。

 

 

 

 

少女は母親を探しているが、父親にはあまり興味がない。

 

理由は本人にも判らない。

 

男の狩人に混ざって、狩りをして来たせいか、

父性には渇望していないのだろう、そう少女は思っている。

 

 

 

 

それは、少女が処女受胎で産まれた事が関係している。

 

勿論、父はいる。それは絶対なる神ではない。

母は聖なる心 “も” 持っているが、聖母マリアではない。

 

母は父を夢中で愛し、夢中で少女を身籠った。

 

 

 

 

少女は夢を通して、母と繋がっている。

 

 

だから少女は、母の呪縛から逃れる事が出来ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘレンは夢を見ている。

 

小さい頃から、何度も見た夢。

 

 

 

 

 

月、大きな満月が出ている丘。

 

 

その先に佇む、もう一人の少女。

 

 

 

 

 

小さい頃から見続け、

 

今ではもう、自分の方が大人になってしまったというのに、

 

歳下の少女は、変わらず自分に語りかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――私がアナタのお母さんよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




シモ・ヘイヘやガルパンで有名な北欧のフィンランドです。
日本から一番近いヨーロッパだそうです。確か、世界一頭が良い国ですね。

フィンランドはスウェーデンに占領される西暦1300年位まで、
ほとんど歴史に登場しません。国になっていなかったからです。

スウェーデンによってカトリックに強制的に改宗される事になります。
それを考えると、穏便にキリスト教圏となったヘレンの村は幸運だったのかもしれません。
ただ一部は正教会圏になったりと、フィンランドはけっこうキリスト教に翻弄される地域ですね。

11世紀末にフィンランドにカトリックの孤児院があった可能性は低いと思われます。そもそも孤児院自体が珍しい物だったので。

ローマ帝国には昔から孤児院はありました。
上で言っているように、大抵が奴隷となります。

この奴隷と言うのが今章では重要なキーワードになってきます。
虐げられる代表格とも言われるし、意外と悪い待遇でないと言われたりする奴隷。それを更に独自の目線で描けたら良いなと思っています。

ゲームのヘレンの設定が孤児院出身なのですが、
設定を読んだ時、どう考えても「明日のナージャ」のパクリとしか思えませんでした。あと、なにか幾つかの話から設定を持ってきたような。
このゲームのキャラはそういうのが多いです。蚩尤とか。

なので、孤児院の名はアップレケーンタとしています。
アップフィールドのフィン語バージョンですね。

貴族がどうのは、単にお嬢様言葉を言わせたくて付加した設定です。
ナージャも貴族ですしね。

ただ、女の子は貴族や姫とかに憧れる物なので、
人には無い力を持ったヘレンは未だに現実を知らず、それになれると思っている感じです。結構ガチでやってる感じです。とても痛い子です。
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