IS学園での物語 R指定 作:トッポの人
エロくないのはご愛敬で……。
ジャージ越しとはいえ自分の股間に嬉しそうに頬擦りする彼女を見て気分が昂る一方、春人は僅かな理性を総動員させていた。
この体勢がどういう事かなんて、そういった雑誌やら漫画やらを読んで演習だけは百戦錬磨の春人には一目瞭然だった。
簪が口で処理してくれるのだ。まだ風呂に入っていない自分のを。
嬉しく思うが、流されてはいけない。大切な彼女にそんなものを口にさせてはいけないと必死に言い聞かせて――――。
「春人、腰浮かせて」
「いや、ちょっと待って――――」
「浮かせて」
「はい……」
あっさり負けた。それはそれは見事なまでの敗北。彼は悲しいくらい彼女に弱かった。
少し強く言われるだけでさっきの決意は何処へやら、あっさり彼女の求めに応じると下に履いていたジャージと下着を脱がされる。
「わ……!」
「あの、まじまじと見るのはその……」
簪の視線の先、大きくそそり立つ彼の肉棒は彼自身が如何に興奮しているのかを示すようにその先端から透明な液体を垂らせていた。
拙い愛撫ではあったが、彼が気持ちよくなってくれている。その証拠が今、簪の目の前にあるのだ。嬉しくない訳がない。
「いっぱい気持ち良くなって……。ちゅ……ん、はむ……」
「か、簪」
とろとろと液体を溢れ出している亀頭に簪は柔らかく、一瞬触れるだけの口付けをした。彼とするように精一杯の愛を込めて何度も何度も。
もう一度すると今度は唇で優しく、甘く噛んでいく。動揺する春人を他所に、簪は不安そうに見てくる彼へ行為を続けながら大丈夫だと微笑む。
「えー、ん……れる……」
一度離れ、その小さな口から肉棒へ伸びる舌を懸命に動かして簪の奉仕が始まった。
「う、く……!?」
「れろ、えれー……んぅ」
まずは舌で亀頭全体に唾液をまぶしていく。満遍なく、隅々まで。
そそり立つ肉棒に沿って垂れていく簪の唾液と春人の先走りのブレンドされた液体を舐め上げ、飲み込めば得も言われぬ味と興奮が簪を襲った。それは二人で作り上げた天然の媚薬とでも言うべき代物だ。飲み込めば胸が高鳴り、腹の奥にある子宮が甘く疼き始める。
「っ、ぅん。はぁ……」
「うわっ……!」
甘い溜め息を漏らして恍惚と宙を見る様はとてもただの学生が持っていいレベルの色気ではなく、普段の簪から想像も出来ない艶やかな姿を目の前で見せられた春人は思わず顔を手で覆ってしまう。
何とか堪えたが、口を突いて出た言葉の続きがあるならきっとこう言うだろう。エロいと。決定的に語彙力が不足していた。
「あっ……」
しかし、興奮は貧弱な語彙ではなく態度で充分示されていた。何も愛撫されていないにも関わらず、肉棒がぴくりぴくりと震える。まるで早く愛撫の続きを求めているかのように。
「気持ちいい?」
簪が短く声を漏らすとゆったり微笑んで訊ねる。先端部分に舌をべったり付けるような愛撫を再開しながら分かっている答えを待つ。
「ああ、すっごく。ありがとう」
「ん……」
感謝と共に頭を撫でるのを簪は目を細めて受け入れた。もっと喜んで欲しい。もっと、もっと。
「あむ……んん……!」
「くぁ……!」
そう考えていたら自然と身体が動いていた。先ほどまで舐めるだけだった簪の奉仕に、咥えるという動きが加わる。
突然迎えられた口内の暖かさと快感にまた春人の口から快感に悶える声が。
「んむ……っ、えほっ、こほっ!!」
「だ、大丈夫か!?」
最初はゆっくりと自分の限界を探るように肉棒を咥えていくも、その声に調子に乗ってペースを上げたら喉奥に当たってしまった。
「うぅ……ちょっとむせちゃった……」
「無理しなくていいから、な?」
「大丈夫。少し分かったから」
心配する春人をよそに簪は再び咥えていく。限界を知った今度はむせたりしない。むせる直前まで咥えると、口から離れる寸前まで引き抜き、また咥える。
慣れない動作だったから当初はゆっくりだったが、どうすればいいのか分かっていき、徐々にその速度を上げていった。
「ふーっ……ふーっ……んんっ!」
「か、簪ちょっと待って……!」
「ふん?」
鼻息荒く責め立てる簪に思わず待ったを掛けた。大人しく奥まで咥えたまま、視線だけ春人へと向ける簪は僅かに小首を傾げてどうしたのと訊ねてくる。
「その、もう出そうだから……」
「…………」
普段は大人しい彼女が自分のを咥えて興奮している様子と部屋に響き渡る水音の相乗効果で春人は限界に近付いて来ていた。
自らの欲望が彼女の口に放たれようとしている。さっき彼女にした時とは訳が違う。きっと嫌がるだろう、それだけは避けたかった。
しかし、簪は少し恥ずかしそうに言う彼に微笑むと口による奉仕を再開した。それも先ほどよりも容赦がない。
「ちょ、何で……!?」
何故かと問い掛けるも答える代わりに奉仕する速度が上がるだけ。腰を引こうにもソファーに座ってるから逃げられない。
簪自身も不思議だった。グロテスクで凶悪な見た目をしている上に決して美味しいとは言えない味。この後に出てくる精液も美味しくないと評判だ。
でも何故だろう、彼のだと思うと好きになれそうだと思えてしまうのは。飲みたいと思えてしまうのは。いや、好きになる。確信したものがあった。
そしてそれが本当か判明する時が来た。
「ご、ごめん……!」
「ん、んんっ!?」
口内で肉棒が膨らんだかと思えば、苦しげな彼の声と共に射精が始まった。
火山が噴火したかと思うような勢いとその精液の濃さと多さ。それらに目を白黒させながら簪は口で受け止めて、少しずつ飲み込んでいく。少しずつ、少しずつ喉を鳴らして。
「ごめん、まだ……!」
「んんー……ぷぁっ!」
その様子を見て春人の興奮は更に高まり、そのまま射精量に影響される。何とか受け止めていた簪の口もついに許容量を超えて、口から離れた。
少し勢いを無くした精液が彼女の顔に掛かる。最初に比べて勢いもなく、数度で収まった辺り、力尽きる寸前だったようだ。
「簪、ぺっしなさい! ぺっ!」
一段落かと思いきや、リスのように頬を膨らませている簪を見て余韻に浸る暇もなく慌てる春人。
「んー」
「ぅん? 床汚れるの気にしてるのか? なら、ほら」
「んーん」
顔は勿論、口内にもあると気付いた春人は吐き出せと言うも顔を横に振られた。
だが彼は出して床を汚したらまずいとでも思っているらしく、ならばと自身の両手を器代わりに差し出すもそれもダメだと横に振る。飲みたいのだからそんな事は決してしない。
「えっ、これでもダメ? あー、もうっ、どんだけ出したんだよ俺!」
両手でも有り余る量だと思った春人は自分の事に呆れつつ、テーブルの上にあるティッシュを求め手を伸ばした。
「んくっ……んっ……」
顔に掛かった精液の熱さを感じながら嚥下していく。先ほどは止めどなく出てくるから味わう事もなく、胃に追いやった。
今はもう慌てる必要もない。じっくりと愛しの彼の匂いや味を堪能しながら飲み込んでいく。何度も、何度も。
「ん……ちゅ」
口から溢れた精液がスーツを伝い、胸元にも垂れていた。それを指で丁寧に掬うと迷うことなく口へ。
飲み込む度に背筋に電気が走り、簪の秘所から愛液が溢れ出てくる。子宮が疼く。
――――ああ、やっぱりだ。
「もうちょいで……うぇっ!?」
横着してその場から動かずにティッシュを取ろうとしている春人が変な声をあげた。
「あーん」
視線を下げればまだ固さを残している肉棒に再び簪が奉仕を始める。といってもまた射精させようという激しい行為ではなく、付着している僅かな精液を求めての優しいもの。
全部綺麗に舐め取るとにっこり笑った。
「ご馳走さま」
「か、簪さん?」
「何?」
「お口にあったやつは?」
「全部飲んじゃったっ」
「飲ん……!」
問い掛けにあっけらかんと答える彼女の姿に唖然とする春人だったが、続く簪の言葉にどうでも良くなった。
「私、春人の精液すっごく好きかも」
「ん、はぁ……もっと、もっとぉ……」
「ん」
「ちゅ、じゅる……」
そんな事言われて落ち着けるはずもなく、場所を移して春人の部屋へ。ベッドの上に優しく寝かせると舌を絡める。
簪も精液を飲んで昂っているらしく、口の周りを唾液でまみれにさせながら自らも積極的に絡めていく。
「じゅちゅ、ぷはっ。ね、そろそろ……」
「分かった……これ破いていいか?」
「んっ……うん、お願い」
簪の秘所をスーツの上からなぞりながら春人は問い掛ける。
了承を得たなら行動は早い。愛液を吸ってぴったりと張り付いているクロッチ部分を持ち上げるとISスーツの耐久性なんて何のその、馬鹿力でこれからの行為に必要な分だけ裂いた。
「えへへ……春人とのえっち専用になっちゃったね」
春人の手で変えられてしまったスーツを見て簪はそう呟く。授業や競技等で使うISスーツから本来隠すべきところが隠されていない彼と行為をするだけの専用スーツへ。
嬉しさやら恥ずかしさやらが入り交じって照れ隠しで笑う。僅かに赤く染まった頬が月明かりに照らされてより魅力的に映っていた。
「授業中に思い出したりしちゃダメだよ?」
「は、はい」
さっきから一々エロい事を言ってくる彼女に内心悶えまくりの春人は空返事しか出来なかった。
やる気も、格好もほぼ準備万端。あとは彼女とお付き合いするまで縁がなかった避妊具を着用するだけ。
「……春人、お願いがあるんだけど」
「どうした?」
「今日は大丈夫な日だから、その……付けないでしよ」
ベッドの脇に置いてあった避妊具に手を伸ばそうとしたところで恥ずかしげに話し掛けられた。
初体験は初めてだからと避妊しないでしたが、それ以外はちゃんとしてきた。二人とも学生だからもしもがあったら大変だ。幾ら安全日とはいえ不安は残る。
「えっ。いや、でも……」
「……ダメ?」
「ダメじゃないです」
反論は今にも泣きそうな表情の彼女によって彼方へと追いやられた。惚れた弱みには勝てそうにもない。
早く早くとねだる彼女に応えるべく、足の間に割って入り覆い被さった。
「んむっ、ちゅ……れる」
お互いの顔が今にもくっ付きそうな距離で笑い合うと挿入する前にキス。離れたくないと春人の首に細い腕を回すという意思表示をして。
「あっ、あっ……! ん、んんむっ」
舌を絡めたまま、彼女の濡れそぼった秘所に肉棒が押し当てられる。
これから入れると入口で滑らせれば、僅かな水音と共に簪の口から快感に染まった声が漏れでた。それを塞ぐためか、直ぐに唇を重ね必死に頷いている。
「うっ、んんー……!!」
「きっつ……!」
いよいよ挿入するも毎度の事ながらお互い押し寄せる快感に重ねていた唇を離してひたすら堪えていた。
春人のそれが平均よりも大きいのもあるが、簪が男の精液を吐き出させようとする名器な上に、愛しの彼が来たのだと身体が喜んで締め付けてしまう。
「ひゃう!?」
それでも達しないようゆっくり押し込んでいくと肉棒はやがて行き止まりに辿り着いた。
子宮への入り口を押し上げられる感覚に彼女の口から可愛いらしい声が出る。
「ふぃー……」
「ん……えへへ、お疲れ様」
「簪もお疲れ様」
挿入しきったところで二人とも称え合った。これは長く行為を楽しむため昂った気分を少し落ち着かせるための小休止で、二人にとっては毎度の事だった。
頬をくっ付けて抱き合ったり、目蓋や頬と顔の色んなところに口付けしていたりとしているので本当に落ち着くのかは不明だが。
「動くぞ……」
「うん……ふ、ぅんっ……!」
上半身を起こすと腰を動かして彼女の中に納めていたものを引き抜いていく。嫌だ、離れたくないとねだってくる彼女の誘惑を振り払って全部抜ける寸前まで。そしてまた子宮の入り口まで押し込む。
初めは彼女の身体を気遣って緩めていた動作も徐々に解れていくとその速度を上げていった。
「ふぁっ、はっ、んん、あっ、ああっ!」
春人が動く度、下にいる彼女から甘い声が漏れた。恥ずかしさからどうにか抑えようとするが止まらない。
みっちりと彼の肉棒を隙間なく捉えているせいか、全部を擦られて行為を重ねる度に気持ちいいところが増えていく。掻き出される愛液に白いものが混じっていた。
「だ、ダメぇ……胸は、んんっ……!」
突き上げるのに応じて揺れる胸。そしてそこで自己主張する突起。誘惑に耐えきれず触れると身を捩って悶えた。
「春人、春人ぉ!」
「ん……!」
「はっ、あっ、んじゅちゅじゅる……!」
快楽に濡れた瞳で見上げる簪が切なげに彼の名前を呼ぶ。何を求めているのかは直ぐに分かった春人は黙って寂しそうにしていた唇を奪った。
彼女も懸命に応えた。言わずとも自分の事を分かってくれる嬉しさと、そんな彼から与えられる気持ち良さにぐちゃぐちゃになりながらも懸命に。
「んー!? はっ、グリグリしちゃ、あ、ああー!」
「くぅ……!」
だがそれも春人の不意打ちで終わりを告げられる。腰を打ち付ける代わりに子宮口やその周りを押し付けると、キスをやめて言葉にならない声をあげた。
目から大粒の涙を流し、快感に喘ぐ彼女の姿を見て一気に射精感が高まる。
「そろ、そろ出そうだ……!」
「うん、出し、て……! このまま出して!」
「分かった……簪!」
「な……に……!?」
言葉と共に両足を絡めて逃がさないと中出しを要求する彼女に先端を子宮口に密着させてこう言った。
「愛してる」
「あっ――――んんんっ!!」
「う、お……!?」
愛の言葉を囁くのと射精は同時だった。簪が口で受け止めた時よりも力強い射精に呼応して彼女も深く達した。
それが子宮に叩き付けてくるような射精でか、直前に囁かれた言葉によってなのかは簪だけの秘密。
「はぁ、はぁ……はるとぉ……んー」
「んむ……」
ただ一つ、お互い絶頂している間も彼の頬に手を添えてずっと口付けしていたのは言うまでもない。そのおかげか先ほどよりも、いつもよりも長く射精していた事も。
「終わっ、た……?」
「お、終わりました」
「いっぱい出したね」
「す、すみません」
余りの量に結合部から溢れ返っている精液に平謝りしか出来ない。ただまだ抜くのは許されていないようで、簪の両足は春人の腰で絡めたままだ。
「その、そろそろ抜いても……」
「……もっとしたくないの?」
「へっ?」
彼女の発言に間抜けな声が出た。そんなところも愛しい彼を見てくすりと笑い、抱き寄せたら耳元で囁く。
「今日はいっぱいして」
「――――」
男が一匹の獣になる魔法の言葉を。
結局、二人は朝まで自分の欲をぶつけ、簪のギブアップ宣言によって終わりとなった。
それだけ行為をしたせいもあって授業中に簪のISスーツ姿を見て春人の愚息が反応するようになったのはまた別の話。
次はどうするんでしょうね……。
次回(未定)やるとしたら誰がいい?
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箒(イチャラブ)
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千冬(イチャラブ)
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箒・セシリア・簪(逆レ・ハーレム)