※この作品はR-18です。

アイドル達をプロデュースしていたら、なんだか大変なことになっちゃった男の話   作:KeI77777

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こんにちはんこそば。
KEY(ドM)と申します。

あけおメェェェェェ!!(ひつじ並み感)

こと夜露おおおおおおおお!!

年末年始なので複数の小説を連続投稿。

お気に入りがいつの間にか2000以上行っていたから、
有給はおしまいなんやって・・・(憐憫)

読者からの要望が多かったので続きを投稿。

FGOの"童貞捨ててくる"、つよきすの小説、グラマラス女軍人の小説の、
続きを求める声の多さに草。

全部ヤンデレじゃないか(驚愕)

これは読者のせいだな(確信)


それでは、ご覧ください(KBTIT)

KEY(ドM)


【追憶】シンデレラ・ガールズと、ある男の話~熟成された愛はこわひ~

それは、遠い、遠い昔のこと。

とある男がまだ、"中田明弘"という名前ですらなかったときの話。

 

彼は、突如死んだ。

よくある話。

毎年、世界では交通事故で何万人以上もの人間が死んでいる。

---そのうちの一人としてカウントされてしまっただけのこと。

 

彼はどこにでもいる凡人の一人であった。

特に目立ったこともなく、ただただ、二次元の文化に没頭し、

恋愛経験も、性交渉の経験もないが、女子への興味も持っていた、

健全な男子であった。

 

その彼は、死後、とある人物と出会う。

 

 

『---うん。君のかつての親友の増田君たちは、

別の世界に行って、楽しくやっているよ。』

『----そうですか。』

 

"神"、と名乗る人物の言葉に顔を俯かせ、

体を彼は震わせる。

表情は陰に隠れて見えない。

だが、どこか安心したように息を漏らし、

ふう、と落ち着いた。

 

『・・・それで。俺は一体これからどうなるんですか?』

『・・・どうって?』

『こんな死んだ人間の魂を自由にできる存在。

--そんなものを前にして、自分に選択の自由があるとは思っていません。』

男の言葉に、"神"はへえ、と感心したように声を漏らした。

こうした反応を見せる人間を、神はあまり見たことがなかったからである。

大抵が、なれなれしく接してきて、不敬な態度をとるものばかりだからだ。

 

『----俺の親友たちが無事というのは見せていただきました。

だから、もういいです。・・・そろそろ、休みたいです。』

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』

男の言葉に、"神"は何も答えない。

何かを見定めるように、じっと、黒いマスクをつけた顔を彼に向け、

視線を浴びせ続ける。

数分の間、そうしていたかと思うとぱん、と顔の前で手をたたき、

よし、と何かを思いついたようにうなずく。

 

『---君。アイドルをプロデュースしてみない?』

『---は?』

 

 

---その後、男が日本で一番有名なアイドル事務所を作り上げ、

アイドル達から好意を寄せられることになるとは、

彼自身、まったく予想もしていないことだった。

 

 

◆

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ああ。」

木漏れ日が木々の枝から差し込むように、

カーテンの隙間を縫って顔に当たる光で目が覚めた。

いつもなら、ちゃんと締め切っているはずのこれも、

いつの間にかちょっとだけ隙間が空いてしまっているのもいつものこと。

 

「・・・・・・・・・・うへへへ。」

---ただし、俺の隣にいつの間にかいる、

こいつは別である。

 

ベッドから降りようにも、体をがっちりと腕で抑えられ、

体をすりすりとこすりつけてきている。

なんということでしょう、というフレーズが頭に浮かぶ、

しっ、しっ、と頭の上で追い払う。

こんなのがバレたら、とんでもないスキャンダルである。

 

俺が担当しているアイドルである、凛のほっぺを手で引っ張って、

横にぐにゅーん、と伸ばす。

お餅のようなもっちりとした感触が手に伝わり、

彼女の肌年齢の若さを感じさせる。

 

「・・・はれ?ふろひゅーはー・・・?」

「・・・よう。おはよう。」

「・・・・うん。おはほー。・・・むう。」

ぶるぶる、と水を浴びた後の犬のように、

顔を横に思いっきりふり、頬を引っ張っていた俺の手を引きはがす彼女。

ぷくー、と頬を膨らませつつも、また、布団の中にごそごそと潜っていく。

 

「・・おい、コラ。バレたらスキャンダル間違いなしだっつってんだろ。

勝手に俺の家に上がるんじゃぁ・・・。」

「---でも、合鍵、ほかの子には渡していたよね?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。気のせいだ。」

「----ふーん。」

ジト目で、昔俺がやらかした時のことをちくちくとえぐってくる凜から、

顔をそらす。

あれはもう時効のはずだ。

・・・一年も経っていないけど。

部屋の温度が冷たいような気がしたので、

話題を変えて、空気を変えることにした。

 

「と、ところで、凜は今日はオフじゃなかったのか?」

「うん、だから、プロデューサーの家に来たの。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

両腕で頭を抱える。

凜がよしよし、と頭を撫でてくるそれどころじゃあない。

わざわざオフの日に俺の家に来て、上がってきた。

---もし、マスコミにばれたら、"仕事の打ち合わせで担当プロデューサーの家にいただけ"なんて言い訳もできない。

そんなことになったら、いま売り出している凜が所属するアイドルグループのイメージダウンは間違いなしだ。

ファンの数は減少し、事務所の売り上げも減るだろう。

社長にも迷惑をかけてしまう。

 

胃がキリキリとしたので、手でおなかをさする。

「大丈夫?プロデューサー?」

「はっはっは。元凶が何をぬかすか。」

悪びれもせずに、そういう凜に対して毒を吐くと、

首を横にかしげられる。

こいつ・・・・!アイドルなのにマスコミ対策取ろうとしてねぇ・・・!

結局、凜は朝ごはんまで食べてって、一緒に一日を過ごすこととなったのだった。

 

 

◆

 

「・・・・。」

「・・・・プロデューサーさん?」

「・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・中田さん!!」

「・・・・へっ?!あ、ごめんなさい。」

「もう!!何回も呼んでいたんですよ?

仕事中なんですからしっかりしてくださいね。」

「・・・・ハイ。」

 

先日のことが頭から離れず、ぼーっとしていたら、

ちひろさんに怒られてしまった。

ぷりぷりと怒りながらも、

さりげなく俺のデスクにエナジードリンクを置いて行ってくれるあたり、

相当優しいのだが。

ドリンクのふたを開けて、ぐび、と飲み干す。

「・・・あれ。これ、新しい味ですか?」

「ええ。今度、若者向けのドリンクとして売り出してみようかと。」

「・・・へえ。」

 

いつもの元気ドリンクのような味ではなく、

どちらかというとジュースに近い味に感嘆の声を漏らした。

彼女、ちひろさんのこうした挑戦的な姿勢はすごい。

デスクに置かれた書類に目を通す。

---それを見て、俺は固まった。

 

「・・・・?どうしました?副社長?」

「・・・・・・・・・ちひろさん。」

「はい?」

「あの、これって・・・?」

震える手で、企画書を指さしつつ彼女に聞くと、

にっこりと笑みを浮かべ、嬉しそうに彼女が説明する。

 

「ああ。最近人気の"LOVERS"との共同企画の話が上がっていまして・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「あの元μ'sのメンバー全員が所属している事務所と、まさかのタイアップ!!

・・・・これなら、凜ちゃんたちの知名度も・・・・。」

「・・却下で。」

「・・・・え?」

俺の言葉に、信じられないようなものを見るような顔つきで、

こちらに視線を投げかけてくるちひろさん。

その目には、困惑の色が見て取れた。

 

「な、なんでですか?」

「---知名度が違いすぎて、うちのアイドルグループが"LOVERS"に喰われてしまいます。」

「・・・で、でも!!」

「・・・・大御所とのタイアップは悪いことじゃないです。

しかし、厳しい現実をはっきり言うと、"LOVERS"とうちじゃ、

まだまだ差がありすぎるんです。・・・焦らず、うちはうちのペースで、

彼女たちを支えましょう。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・わかり、ました・・・。」

しゅん、とうなだれるちひろさん。

きっと、この話も彼女が考えてくれたのだろう。

しかし、いろいろな意味でも、この話だけは通すわけにもいかず、

却下のハンコを押す。

 

とぼとぼ、と役員室から出ていこうとする彼女の背が、

あまりにも小さく見えて、思わず声をかけてしまう。

 

「---あー。ちひろさん?」

「・・・・・なに?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

敬語でなくなった彼女の威圧感に若干気圧される。

ビジネスライクな仕事中のモードではなく、

高校生の頃の彼女のモードである。

つまり、素の一人の女の子としての状態であり、

相当拗ねているだろう。

 

現に、むうー、とこちらを見てうなっているし。

企画を却下した気まずさをごまかすように、

頬を人差し指でぽりぽりと掻きながら、

彼女に話しかける。

 

「・・・・ち、ちっひ?」

「・・・何よ。」

ニックネームで呼ぶと、少し彼女の機嫌が直ったのか、

口角が少し上がったのが見えた。

ちょっとチョロくないか、と昔からの付き合いである、

彼女のことを心配しながらも、ゴマをする。

「・・・実は、前言った取引先から料亭のお食事券をもらって--」

「・・・・・きょう。」

「え。」

「連れて行って。」

 

俺が財布に入れてあった食事券を取り出した瞬間、

彼女が俺の顔の近くまで顔を寄せてきて、

ずいっと身を乗り出す。

 

「あ、ああ!・・・昔みたいに行こう。」

「・・・あと、ちっひは人前ではやめてね。」

「わかった。・・・それじゃ、今日はもう仕事はないから、

早速行くか?」

「・・・・うん。・・・支度したら1階で待ってるから、

早く来てね?」

「ああ。」

 

ドアを開けて、部屋から出ていく彼女の後姿を見守る。

心なしか、昔より大きくなったというのに、

なぜか変わらないように見えて、思わず笑みがこぼれた。

 

「---変わんないなぁ。ちっひは。・・・・・はあ。」

ぎい、と黒の背もたれ椅子にもたれかかりながら、

先ほど却下のハンコを押した企画書をもう一度手に取り、

上に掲げて見直す。

 

「・・・・神様。俺、商才はあっても、

恋愛の才能はないみたいです。」

 

財布に入れてある、μ'sとの集合写真を見ながら、

またため息を吐くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「プロデューサー。なんで最近現場に来てくれないの?」

「え?いや、前言った通り経営のほうでいそがしいし・・・・。」

「・・・・・ふーん。・・・・ふーん。」

「プ、プロデューサーさん!!この前、凜ちゃんと一緒にお泊りしたって本当ですか?!」

「プ、プロデューサー!!駄目だよ!!エ、エッチだよ!!スキャンダラスだよ!!」

『なになにー?』

『え?プロデューサーさんのお家に泊ったって?』

『ずるいーーー!!私も泊るーーーー!!』

「ああああ!!バレたあああああ!!」

卯月や、テンパって変なことを言い出している未央に問い詰められながら、

なかなか下に降りてこない俺の様子を見に来たちっひも合流してきて、カオスとなった。

 

後日、俺の家に彼女たちが押しかけてきて、

またひと騒動あるのだが、それはまた、別の話。

 

 




LOVERS
μ'sのメンバーで構成されている、
アイドルでもあり、タレントでもあるグループ。
誰を愛しているんでしょうねぇ(すっとぼけ)
企画を通さなかったのは、知名度が違いすぎるからだから()
ほかに他意はないから()

千川ちひろ
われらがちっひ。
中田が働きまくって、事務処理が追い付かないと判断し、
アルバイトとして募集した結果、やってきたのが彼女。
元の世界より若く、20歳になったばかり。
立ち上げたばかりの事務所のため、残業地獄になり、
彼女もそれに巻き込まれ、へとへとになるまで働くことに。
中田は昔のその件もあって、彼女には頭が上がらない状態に。
事務処理関係のトップとして大出世して、
正社員となった。

中田とは数歳違いであるが、
仕事場での恋愛はよくあること・・・と彼女は最近、
恋愛関係のエッセイや指南書をよく読んでいるとか。
愛が当然のように重い。

アイドル達。
シンデレラガールズの面々が事務所に所属。
経営とプロデュースの両方をやっていたが、
ちっひと一緒にプロデューサーがいなくても各々がスケジュールや、
予定を管理できるシステムを開発。
その結果、一人一人にプロデューサーをつける必要がなくなり、
大幅な仕事時間の減少にもなったが、
アイドル達からの不満が寄せられ、中田は困惑することに。

まだ、立ち上げて間もないころからの長い付き合いである、
凜、卯月、未央、その他数十人のアイドル達とは仕事関係だけとは思えないほどに、
距離感が近い。
女の勘からか、LOVERSを敵視している。

ちっひが可愛すぎて死んだ。

ちなみに、中田は1日16時間働くという荒業を1年間ぶっ通しでやりきった仕事バカだゾ。
最初のアイドルとしてプロデュースしていたのが凜。
最後に彼女のステージを見るために、わざわざ現場に行ったのが1話だゾ。

・・・LOVERS?
知らない子ですね(震え声)

活動報告でアンケートやっていまっす。

2019年1月4日までで、どんな話を見たいかアンケートしているので、
コメントしていってください。

読者の意見をもとに小説を書いているので、
活動報告でぜひ。

感想くれ

マジでくれ

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