欲しいものがあれば奪うのだ。
その信条はサーヴァントとなった身でも決して揺らぐことなく、ある程度の蛮行は『笑って許してもらえる程度に留めるから OK』という独自の掟によってこの時も彼女達は全く自重しなかった。
「獲物を発見しましたわメアリー」
「うん、こっちも目視した……ねぇ」
「なーに?」
「本当にやるの?」
「メアリーはあの姿を見て欲しいと思わないの?」
「それはまぁ……可愛いけどさ」
「処女を奪いさえしなければ大丈夫よ」
「……まぁ、いいか。よし……」
アンと一緒に物陰に隠れて女性化したマスターの様子を覗っていたメアリーは彼女に短い掛け声と共に目で合図をした。
アンはそれを理解しニヤリと頷く。
「マスター! 捕まえましたわ!」
「え?!」
「悪いけど、来てもらう」
「え? え?」
突然自分の前後を二人の海賊に挟まれてマスターは混乱する。
一体何事なのか考える暇も与えられず彼は簀巻きされて二人に連れて行かれた。
「ええええ?!」
「あの……これは何の真似?」
マスターは二人に攫われて今は彼女達の部屋のベッドに転がされていた。
身体は当然の如く動けないように荒縄で束縛され、何だか上半身に関しては胸がやたら強調されるような縛られ方をされている気がした。
「マスター……マスターがいけませんのよ」
「うん、そう」
「意味解らないんだけど?」
「マスターがそんな格好で歩いているから……」
「格好?」
そう言われてマスターは顔を下に向けて自分の服装を見る。
いつものカルデアの制服だった。
「この服がどうしたって?」
「マスター、それ、男物の服ではないですか?」
「その通り」
「え、それが何……」
「マスターは今女の子ですのよ? それなのにそんな格好……」
「……?!」
何故か欲望の色に染まった瞳で躙り寄るアン。
マスターは本能的に身の危険を感じ、束縛された状態でもがきながら何とか逃げようとしたが直ぐに壁に追い詰められてしまった。
「マスター……。サイズが合わない男の服を着た貴方は堪らなく愛らしく見えるという事に気付きませんの……?」
「え?」
「そんなの……そんなの、もう我慢なんてできませんわ!」
「ちょ?!」
マスターが驚く暇も無く、メアリーがアンの声に合わせて彼に近寄り、その服をカトラスで器用に縄を除いて切り裂く。
それによってマスターは縄が巻かれてない所から服の切れ端を引き抜くだけで全裸になる状態になってしまった。
「ひ?!」
元々強調されるように縄が巻かれていた胸の部分は直ぐにその肌が露わとなり、大きいとは言えないが、小ぶりでもない程良い感じの乳房が晒されてしまった。
「きゃー♪」
アンはそれを見ると喜色を含んだ奇声をあげてそれを弄び始めた。
「や?! あっ……は……っ。何を……!!」
アンに乳房として膨らんだ胸を揉みしだかれ、時にピンクの乳首を吸われ、マスターはつい自分の意思とは関係なく熱い息を吐いてしまう。
「アン張り切ってるね。じゃ、僕はやっぱりココかな」
「ひう?!」
胸に感じる感触だけで悶ていたマスターを今まで感じたことがない言葉では言い表せない刺激が襲った。
マスターはそれを感じた方、つまり下半身の脚の付け根の方を恐る恐る見た。
するとそこには自分の脚を広げ、股を猫のように小さな舌で貪るように舐めるメアリーの姿があった。
「な?! メ、メぁ……リ……! ふぁっ! な……に…‥って……の……?!」
初めて感じる女性器を愛撫される感覚にマスターはそれが快感であることすら理解しきれなかった。
それは何とか気力を奮い起こしてメアリーに抗議する為に意識を集中していた故だったのだが、残念ながら強烈な快感が身体のコントロールの障害となり、言葉にならない声しか漏れなかった。
「ん……ぺろ。マスター毛が生えてないんだね。本当に子供みたい……ちゅっ」
「ひゃうっ?!」
メアリーはマスターの女陰の大陰唇の肉をふにふにと挟んでその感触を楽しみながら、その時に隙間から滲み出る透明の露を舌先で愛おしそうに舐め取る。
そして舌先と女陰の間にわざと蜜の糸息を引き、そこがどれほど潤っているか確かめるために両の親指と人差指でそこを割り開いた。
「んー……じゅっ……。うん、濡れてきたね。凄くピンク色に光ってて綺麗だよ……ぺろっ」
メアリーの言う通りそこは既に滲み出てきた愛液という名の分泌液によって光をよく反射していた。
その小さな花弁は、快感によって尿道口から断続的に少量の潮をちょろちょろと垂れ流し、その下の膣穴からは白に濁りつつある新たな愛液が次々と溢れ出ていた。
「はぁ…‥美味しそ……」
「やぁ?! ふあぁぁぁ……!!」
メアリーは蜜を舐める行為から貪る行為に移行し、口を大きく開けてマスターの割れ目にパクリと吸い付くと、まるで貪るように大きな音を立ててマスターから出る全てを吸い始めた。
「メアリー……良い感じね。どう? ちゃんと中にも舌を入れて啜ってる? クリも忘れてない?」
「ふん……やっへふよ? おいひ……じゅるっ」
「ひゃっ?! んん………!!」
メアリーの口腔で彼女の舌にクリトリスの外皮を剥かれた刺激でマスターはまた悲鳴をあげた。
先程から彼はずっと腰をビクビクと痙攣させ続けていた。
「んー……お尻の穴も可愛いけど、やっぱりまだ早いわよね」
「ひ?! いや……!」
自分の肛門に視線を感じたマスターは、予想通りの不吉なアンの言葉に蒼白になって後ずさろうとした。
きっと手が自由だったらメアリーを押しのけてアナルを手で隠していただろう。
そんな姿が容易に想像できるくらい必死に懇願するような半泣きのマスターの顔を見れば流石のアンもそこに手を出すような事はしなかった。
「んーもうっ! ホントに可愛いんだから……!」
「んむ……ぐっ…‥!!」
アンがマスターの愛らしさに堪らず抱きついてきてマスターは彼女の豊かな巨乳に顔を沈める形となった。
完全にアンの胸の谷間に顔を埋められたマスターは凄まじい圧迫感と息苦しさに声にならない悲鳴をあげた。
そうやって彼女達に弄ばれること半刻程。
マスターからしたらもっと長いと思われる時間だったが、彼は愛玩具から開放される為に女性の服と下着を着せてもらう条件を飲み、やっと部屋から出ることを許されたのだった。
一応ちゃんと乱れた髪は整えられ、涙も拭ってもらったとはいえ、そこには散々弄ばれて疲労困憊した震える兎のような少女の姿がそこにはあった。
大好きなガチレズが書けて大満足です。
そして表ではまだ出番が無い彼女達の初お目見えが本作となりました。(仕方ないよね)
ゲーム的にはニコイチの彼女達ですが、最初は個別の話にするつもりでした。
が、表の話と関連性も考慮に入れてこの様な形となりました。