「ハッ、奥様!これはなんという花ですか?」
センパイは突然、話を変えた。
センパイとオバチャンの足元にある花を見てセンパイはそう言ったのだ。
「サルビアだよ。・・・うちは床下の無料点検なんてやらないからね!」
「なるほど・・・サルビアですか!なんと、お美しくて可憐な花なんでしょうか。これは奥様がお世話をしていらっしゃるんですか?」
「そ、そうよ!」
「なるほど!やはりお美しい方がお世話すると花も美しく咲くのでございますね!」
セ、センパイ・・・なんだかむずかゆいっす。
「はん!見え透いたお世辞なんかいらないよ。とにかくウチはやらないから!」
「いえいえ、床下点検なんて、今の僕にはもうどうでもいいです。今はこうして!美しい花とお美しい奥様のことを見れただけでも!今日は、大変、ラッキーな1日でした!」
「はん!どうせ嘘なんだろ!」
「僕の言葉に嘘偽りはございません!」
「・・・じゃあ、あんた、私のこと抱けるかい!」
「もちろんです!抱かしていただけるならあなたの身体にムシャぶりついて離れません!」
「・・・じゃあ、私を満足させてくれたら床下点検でも工事でもなんでも契約を決めてやるよ!」
「いいえ、とんでもございません!あなたのようなお美しい方を抱かせていただくだけで僕は幸せ者です!」
「アハハハ、面白いねアンタ。さあ、旦那が帰ってくる前に早くやろうか。・・・この道をまっすぐ行くと突き当たりにホテルがあるよ」
「・・・わかりました、奥様。僕がエスコートして差し上げます!」
なんだあ!?なんだこの超展開!
・・・あの、オバチャン50近いんじゃね?
「ってわけでちょっと行って来るわ、五反田。お前は適当にその辺回っとけ」
「ちょっ、マジっすか、マジッすか、センパイ!」
「ああ、マジだ。俺が思うに工事が決まれば、この家。デカイぞ」
そう言うとセンパイは営業車にオバチャンを乗せて行ってしまった。
ポツンと一人とり残された俺はチラシの入ったバックをぶら下げてしばらくそこにつっ立っていた。
何が起こった?
・・・とにかく、お世辞でもなんでもいいからお客さんをほめろってことか?
そしてお客さんの警戒心をといてお客さん主導で会話させる。
こんなところか?
ようし!やってやるぜ!
早速、俺は隣の家にいった。
ピンポーン。
がちゃり。
「はい、どちら様でしょうか?」
20代と思われる若い主婦がでてきた。
「あ、お忙しいところ突然、申し訳ありません。私、亜市軽農合の者です」
「え?農合さん?」
「・・・いえ、厳密に言うと亜市軽農合主催で今月まで床下の無料点検を委託されている業者です。。。」
「へえーー、そんなのやってるんだ」
「!ハイ!隣のお宅も申し込まれるみたいでついでと言ってはなんですが、ご一緒にいかがですか?」
「え、斉藤さんちもやるの?」
「ハイ!今、うちの会社の者と打ち合わせで車で一緒にでかけました」
「へえ。じゃあ、うちも頼もうかな、無料なんでしょ?」
「はい!無料です」
「でも、なんでそんなことするの?」
「はい、何か問題があれば補修、工事などを提案する場合があります。でも、うちはどこよりも格安で仕事も丁寧ですよ!」
「なるほど、そういうことなのね」
「はい!お客様の大切なおうちはキチンと手入れすれば200年持ちますよ」
「ほんとなの?」
「本当です!・・・木造住宅の場合ですけどね」
「へええ。・・・点検だけでもいいのよね?問題があっても?」
「はい!強引に何かを進めたりはしないので安心してください!農合の信用もありますので!」
「じゃあ、点検だけでもお願いしようかな」
「はい!ありがとうございます!じゃあ、ここに住所、お名前をお願いします!」
「はいはい。ここね。・・・点検無料・・・か。なんだかラッキーね」
「いえいえ、ラッキーは私のほうです!こんな若くて綺麗な奥さんと関われるなんて!」
俺は契約とれた嬉しさから調子こいてセンパイみたいなことを言った。
「うふふ、ありがと。でもそれって営業お世辞トークなんでしょ?」
「そんなことないですよ!本当にそう思ってます!ていうか奥さん、俺の好みどストライクっすよ!」
「本当?」
奥さんは上目遣いに俺のことを見た。
やべえ、超いろっぽいんですけど。
「俺はウソは言いません!」
「・・・ねえ、この後、時間ある?」
「は、はい!ありますよ!」
「あはは、声裏返ってるわよ」
「す、すいません!」
「キミ、なんか可愛い」
「ありがとうございます!」
俺は深々と頭を下げた。
「ねえ、いっちゃう?」
「え?ど、どこにですか?」
「んもう、わかってるでしょ?」
「ほ、ほてるですか!?でも、今、車、センパイが乗ってちゃったからないです。歩くと遠いですよね?」
「うちのクルマ、使えばいいじゃない。あたしが運転するわ」
「え?いいんですか?」
「いいわよ」
「じゃなくて、旦那さんとか・・・」
「いいのよ、どうせ、あたし、相手にされてないし、・・・女として自信なくしてるの」
「そんなバカな!奥さんだったら俺!むしゃぶりついて離しませんよ!」
「あはは。じゃあ、早速いこ?」
俺は奥さんのクルマに飛び乗った。
しかしなんなんだこの地域は?
欲求不満の主婦が集まっているのか?
俺たちはキョロキョロしながらホテルについた。
奥さんは帽子にサングラス、マスク着用の念のいりようだ。
俺たちは部屋についた。
「・・・じゃあ、キスからお願いできる?」
「はい!」
俺は奥さんを抱きしめそっと唇を重ねた。
「ンっ!んんん」
「・・・ハァ、気持ちいい」
「俺もっす」
俺は奥さんのブラウスのボタンをひとつひとつ丁寧にはずし白いブラジャーの後ろのホックを外した。
すると豊かな乳房が俺の目の前に露になった。
俺はたまらず奥さんの乳首にむしゃぶりつく。
「ハア!」
奥さんはビクッとし思わず声を上げた。
俺は丁寧に乳首を舐め回す。
「ハア!あん!・・・もうダメ。なんでそんなにべろやわらかいの?」
「わかりません!でも、おくさんのおっぱい、最高ですよ!」
「ハアハア、もうダメ、早く入れて」
「え?もう?わかりました!」
俺は急いでぱんつを脱ぎ奥さんに挿入した。
ずぶっ!
「ああああああ!」
「奥さん、奥さん!」
「す、すっごい!太い~~~!あああああ!」
「あああ!奥さんもすごいですよ!最高です!ゴム持ってなかったんで出すときは外に出しますね!」
「あんあん!そんなのどうだって・・・イイイイ!・・・いくぅ~~~!」
「お、俺もイキます!」
俺は急いで奥さんから抜いて奥さんのお腹にぶちまけた。
「ハアハアハア・・・。久しぶりだったからすっごい、感じちゃった」
「あはは、俺もっす」
「キミは彼女いないの?」
「はい!いたことありませんし、実は童貞でした!」
「え?本当に?」
「はい!」
「それにしてはうまかったわよ」
「まじですか?えへへ、うれしいな」
「キミってほんと、可愛い。・・・ねえ、うちの近所のみなさんにも点検の話、あたしから薦めてみようか?」
「え?まじですか?ぜひ、お願いします」
「うふふ、でもあまり期待しないでね」
「はい!」
俺たちはこそこそとホテルから出て奥さんの家についた。
「じゃあね。今日はありがと」
「いいえ!こちらこそありがとうございました!」
「・・・ねえ」
「はい?」
「また、会える?」
「奥さんが望むならいつでも!」
「じゃあ、携番、教えて?」
「はい!」
俺は奥さんに番号を教えると軽く奥さんにキスをして別れた。
いよっしゃああ!やったぜ!
今日はもう疲れたのでこの辺でいいだろう。
俺は徒歩で電車を乗り継ぎ会社の駅のそばのヤックでバーガーを食べてから社に戻った。
しかし、年上の若い奥さんに童貞をすてるハメになるとは。
すげーな、営業!
部屋にこもってコンピューターやってシステム構築してたらこんな経験できなかったもんな。
そんなふうにあれこれ考えながら会社の廊下を歩いていると鈴木主任が俺を見つけて駆け寄ってきた。
「五反田!」
「あ、センパイ。もう戻ったんすね」
「俺たちが回ってたあの地域から点検依頼が30件近くきたそうだぞ」
「え?」
「担当は五反田だと。お前が契約とってきたんか?」
「え?まあ、そうかもしれないっすね」
「五反田、いったいお前なにしたんだ?」
「いや別に・・・センパイと同じことしただけっすよ。あ!日報、書かないといけないんで俺はいきますね。センパイ今日はありがとうございました!とても勉強になりました!」
俺はそう言うと自分のデスクに向かってスタスタと歩き出した。
「五反田・・・その吸収力、尋常じゃねえ・・・いったいお前は何者なんだ?」