※この作品はR-18です。

うちの妖怪娘   作:生涯中二病

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デュラハンちゃんとイチャイチャしたい。


Remote Control Dullahan

同棲と同居の違いとはなんだろう?

同棲が、婚姻していない恋人同士が同じ家に一緒に住むことであり、同居が、親兄弟・友人といった関係の人間と一緒の家で暮らす、ということならば俺と彼女の関係は同居人ということになるだろう。

しかし、世間一般的には若い男女が共に暮らせば、肉体関係になくとも同棲と見做される傾向が強いわけで。

 

「ナハル、これもお願い」

「はい」

 

こうして一緒に洗い物を片付けながら、俺と彼女の関係とは何かと思いを巡らす。

思えばもう同居、同棲? を始めてからもう一年になる。

その間、色っぽい展開などなにもないのだが、まあ気心は知れたように思う。

ナハル・・・という名前から分かる通り日本人ではなく外国の出。

祖父母はアイルランド出身で、父がドイツへと移り住み、彼女はそこで生まれ育ったと聞いたことがある。

外国人らしく目鼻立ちがはっきりとし、明朗快活で笑顔が可愛い女の子だ。

背丈は女子の平均より低い、といってもドイツの基準だから、日本ならば平均並みの160cm。

運動をしているだけあって体型はスラリと引き締まりつつ、出るところはしっかり出ている肉感的なスタイル。

そして一番の特徴は美しい銀色の髪。

 

「ひゃわ!?」

 

もう一つあった。かなりドジだ。

泡だった食器を滑らせ、落とさぬように慌ててキャッチするが、代わりに自分の首を落としてしまう。

ドポンという水音とともに、水の溜まったシンクの中に落ちた彼女の首を急いで引き上げる。

 

「大丈夫?」

「ひゃ、ひゃい・・・」

 

いつも通りにタオルで彼女の頭を拭いてやる。

最初のうちは随分恥ずかしがっていたっけ。

一通り拭き終わったら、彼女の身体に頭を手渡してあげる。

 

「いつもすみません」

「いやいや」

 

首が離れて胴体の上をふよふよと浮いている。

いつもながらシュールな光景と言うべきか。

最初はかなり怖かったが、人間とは慣れる生き物なんだな。

 

デュラハンという西洋妖怪(妖怪というのは日本独自の概念なので、ちょっと語弊が出るかもしれないが、便宜上そう呼ぼう)

それが彼女だ。

首と胴が分離してそれぞれが自律行動できる妖怪らしい。

頭は念力だか何かしらで浮遊して飛び回ることができ、体も自由に動かせるのだが頭が体から離れすぎると体を動かせなくなるとか。

頭部からのリモコン操作みたいなものか。

 

飛頭蛮という中国や日本の妖怪とも類似点が多いが、ルーツを同じくしているらしい。

欧州へと渡った者達はデュラハンとなり、大陸へ移り住んだものは落頭民と呼ばれる存在として発展したと伝わっている、と彼女は言う。

この落頭民が日本に来たのが飛頭蛮の祖先だそうだ。

 

それぞれに独自の方向に進化したため、似て非なるものとなってはいるが。

デュラハンは首が離れても体を動かすことができる、というよりも首が最初から繋がっていない。

だから彼女もよく頭を落っことしてしまうのだろう。

それとは違い、飛頭蛮は普段は体と首が繋がっている。

分離すれば首だけが行動でき、体は動かすことが出来ない。

また長時間分離したままだと体が死んでしまうという欠点がある。

反面、飛行する能力はデュラハンよりも遥かに高いという。

それに対しデュラハンは頭が生きていれば体が死ぬこともないのだそうだ。

飛頭蛮は生物的に、デュラハンは幻想的な方向にそれぞれ違う進化したというのが彼女たちの定説だそうだ。

デュラハンは頭と体が分離していても、何か不思議な力で繋がっているらしく、食べた物などはそのまま体にいくという。

飛頭蛮は何か食べても、体と繋がって始めてそれが体にいくのだと。

その証左の一つとして、飛頭蛮の中では首が分離せずに伸びるだけという進化をした者もいる。

日本ではこれが一番有名であろうろくろ首という形態だ。

 

「はあ、やっぱり頭を落とさないように紐でも付けるべきでしょうか?」

 

溜息とともに出てきた言葉に、ふとその姿を想像してみる。

分離した、頭と、体が・・・・・・紐で繋がっている。

ケンダマンだこれ!!

 

「・・・・・・あんまり似合いそうにないからやめた方がいいと思う」

「そうですか」

 

何故か残念そうに見えるのは気のせいか?

 

「まあ、俺がいる時はちゃんと助けるから」

「Sei doch immer bei mir nahe zum Greifen」

 

時折出る、彼女の母国語。

意味を尋ねる前に、お風呂いただいてきます、と行ってしまった。

やはり俺もドイツ語習うべきか、とも思うのだが彼女は何故か恥ずかしいからやめてくれと言うし。

 

彼女は俺をどう思ってるんだろう?

俺は・・・・・・うん、ナハルが好きだ。

一目惚れだった。

妖怪と知って怖がった時期もあるけど、すぐに慣れる程度のものだったし、やはり想いは消せるものではなかった。

彼女は、どうなんだろう?

嫌われてはいないと思うけど、妖怪である以上、文化が違うのかもしれないと思うと、今一歩踏み込めない。

俺はもう妖怪だろうとそれでも構わないと思ってはいるが、彼女も種族差を乗り越える気構えがあるとも限らないし。

一年、一緒に暮らしてもそれでも色のある関係になれないのも、そんなところが原因だろう。

初めてナハルと出会った日を思い出す。

 

   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇

 

それは肌寒さが増してきた、ある日の事。

そうだ、ちょうど万聖節の日だった。

月が美しい夜だったのを覚えている。

バカラ、バカラ、文字として表すならそんな音。

蹄の音だ。

 

田舎と言うほど不便でもなく、都会と言うほど大きくはないが、必要な物は大抵揃う規模の街。

住むのにちょうどいいと言える、そういう街。

それでも山裾に近い郊外になると、人家は疎らになる。

そんな閑静を通り越して、寂れた町外れに響く蹄鉄の音。

そうだ、野生の有蹄類とは違う、蹄鉄を履いた足音だ。

 

その音が家へと近付いてくる。

何事かと玄関を開けると、黄金色の 天満月(あまみづき)に照らされて、ボブ・ショートに整えられた、眩く銀色に光る美しい髪を持った女性が立っていた。

月明かりの中に浮かぶその顔に、吸い付けられるようにして目が離せなくなる。

どれだけそうしていただろう。

何時間も見つめ合っていたような気もするが、実際の時間にすれば数秒にも満たないだろう。

永遠へと引き伸ばされたような須臾の時は、彼女が手にしたタライの中身を頭から被ったことで終わった。

酷く生臭い臭い。

台無しだった。

こんな美しい月夜、その光の中に幻想的な美しさを放つ女性。

だというのに雰囲気ぶち壊しだった。

 

「あ、間違えました・・・・・・」

 

決定的だった。

ここまでしでかして、間違いときた。

カチンときた。

現在は作家業を営んでいるとはいえ、学生時代はプロレス同好会でバリバリ鍛えていた身だ。

 

「ちょっと・・・・・・君ねえ!!」

「ご、ごごご・・・・・・ごめんなさいぃ!?」

 

体格のいい男に詰め寄られて、思わず謝りながら後退る彼女。

慌てていたためか、足を縺れさせて盛大に後ろ向きにすっ転んだ。

 

「あわ!? あわぁああ!?」

 

ガチャンガチャンと金属のぶつかり合う音が耳朶を打つ。

ころころと彼女の頭が転がっていく。

なんだこれ? ・・・・・・本当になんだこれ?

もう頭が取れているとか、それでも身体も首も動いているという光景に、血が上った頭は怖いとかいう感情を持ちはしなかった。

ただただシュール過ぎる光景に呆けていたというかなんというか。

 

「あ、あぅぅぅぅうう・・・・・・」

 

この時になってようやく気付いたが、彼女は金属製のフルプレートアーマーを着込んでいた。

普通は如何に金属甲冑とはいえ全身に重さが分散するので、起き上がれないわけではないはずだが、見栄を張ってかなりゴツイのを着てきたというのは後で聞いた話だ。

ジタバタと起き上がろうとするも、起き上がることができない。

取り敢えず助け起こすべきかと、彼女に近付いた時、一頭の馬が突っ込んできた。

そうだ、そもそも蹄の音で外に出たのだった。

彼女の馬か、主のピンチと俺に突進してきたのだ。

 

「Cóiste bodhar!? halt!!」

 

異国の言葉だが、それが制止の言葉だと何となく分かった。

だがもはや止まるにも止まれぬ距離。

馬に慣性制御などという機能は搭載されていないのだ。

その頭部の無い馬の首を・・・・・・そうだ頭が無かった。

だがそんなことに気を配っていられる状況でもなく、ほとんど反射で動いていた。

首を脇に抱え込み、馬の突進力も合わせて利用して、渾身の力を込めて馬体を持ち上げる。

無理をした酷使に腕からブチブチと筋繊維の千切れていく音が響いてくる。

 

「うおおおおおおお!!」

 

そのまま行き場のない怒りをぶつけるように、全身全霊を傾けた垂直落下式ブレーンバスターで首無し馬をKOした。

げに恐るべきは怒りの力である。

 

   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇

 

そんななんと言っていいのか言葉に困る出会い。

それが俺と彼女の出会いだった。

妖怪の世界も世知辛いようで、日本では死神稼業を継ぐ妖怪が不足してきており、「やぎょうさん」という人が伝手を使って彼女の所に話がいったらしい。

やぎょうさんって、あれかな、百鬼夜行の・・・・・・会ったことないから知らないが。

 

魂を迷わないようにあの世に送り届ける大切な仕事だとかで、これが滞ると地縛霊だの悪霊だのが増えかねないという。

死神稼業はデュラハンのお家芸と、奮起したまでは良かったのだが、迎えに来る家を間違えるという失態を犯してしまった。

しかも乗騎であるコシュタバワーとかいう首無し馬は、俺のブレーンバスターで長期入院するはめに。

そんなこんなで彼女は現在長期休職中、上司?のやぎょうさんからは、迷惑をかけた俺の世話をしてお詫びしなさいと言われ住み込むことになった。

正直しばらく腕が酷く痛かったので、ありがたかったのは確かだ。

ドジだったけど。まあ、助かった。ドジだったけど。

そんなことを考えながら、本業たる執筆を続ける。

現在は妖怪を主軸とした日常物語を書いているが、妖怪達が活き活きとしているとなかなか評判は良い。

彼女から聞いた話をだいぶ参考にしてはいるが・・・・・・

 

「お風呂、上がりました・・・・・・」

 

そう声をかけられた時には、すでに二時間近くが経過していた。

女の風呂は長いものみたいだが今日は随分、長湯だったんだな。

のぼせたのか、顔が真っ赤になっていた。

湯上がりで上気した首周りから見える鎖骨のラインがまた扇情的というか。

ボタン止めてほしいな。目のやり場に困る。そりゃ見たいけどさ。

・・・・・・「そもそも湯上がりの時美しき女はまことの美人なり」とは何の一節だったか?

なるべく彼女を見ないように、俺も風呂へ向かった。

ただでさえ最近は鰻だの山芋だの精の付くメニューが多くてムラムラしていかんというのに。

今日はもう風呂に入って寝てしまおう。

 

そうして一風呂浴びて、床に就こうかという時だった。

 

「あの・・・・・・すみません、ちょっと助けてもらえませんか?」

 

ナハルの首だけがふよふよと浮遊して来た。

 

「どうした?」

「あの、そのですね・・・・・・訓練しようと思って、その・・・・・・よ、鎧を着たんですが、倒れてしまって」

 

それで一人じゃ起き上がれないから、手伝ってほしいってことか。

お風呂の前にすればいいのにと思わなくもなかったが、口には出すまい。

彼女の首に先導され、ナハルの部屋へと・・・・・・部屋?

外だと思ったんだが、部屋で鎧着てる時に倒れたのかな?

 

彼女の部屋へ入ると、明かりは点いていなかった。

だがカーテンは開いており、窓からは月明かりが差し込んで部屋を照らしている。

だから彼女の姿も夜中とはいえ十分視認できた。

鎧を着た上半身がベッドにうつ伏せに突っ伏しており、キワドい長さのミニスカートをはいた下半身がこちらに突き出されている。

鎧の下ってこういうの着るもんだったっけ?

スカート越しにもはっきり分かる曲線は、理性を揺らすには十分な破壊力がある。

だからといって無軌道に行動するような真似はしない。

それくらいの分別は持ち合わせている・・・・・・が、正直辛いなあ。

 

「じゃあ、すぐ起こすから」

「・・・・・・あの、起き上がれないんです」

 

何を言ってるんだろうか?

だから自分に助けを求めたはずなのに。

 

「ああ、うん・・・・・・すぐ起こすから」

「その!! ・・・ですね、だから・・・・・・」

 

何か言い淀む。

何を言いたいんだろう?

 

「だから・・・・・・何を、されても、ですね・・・抵抗できません、よ?」

 

それは、まさか・・・・・・

 

「ナ、ハル?」

「抵抗、できません、から」

 

ナハルの顔は真っ赤だった。

どうやら、そういう意味で間違いはないらしい。

ナハルの首が、自らの身体、その背中の上に降りてくる。

長時間浮いているのは少々疲れると言ってたっけ。

上目使いで、こちらをじっと見つめている。

 

「抵抗、できま、せん・・・・・・ダメ、ですか?」

「じゃ、じゃあ・・・・・・」

 

彼女のお尻に手を伸ばす。

スカート越しでも、心地の良い弾力が返ってくる。

片手でその肉を出来る限り、優しく揉み解していく。

 

「こんなことされても、抵抗できないわけだ」

「は、はい・・・・・・」

 

両手を使って左右の尻肉を掴んでみる。

 

「ふ・・・・・・ぅ」

 

むにゅむにゅっとした感触が堪らない。

スカート越しなのに、これだ。

・・・・・・そうだ、スカード越しだった。

ちょ、直接、いってもいいんだよな?

 

意を決して、ゆっくりとスカートをたくし上げていく。

 

「あ?」

 

穿いて、なかった・・・・・・下着はそこになかった。

月明かりに照らされ、髪と同じように綺麗な銀の茂みが。

両の指で茂みをかき分け、その割れ目を左右へと押し広げていく。

ビクリと体を振るわせ、可愛い声を吐き出すナハル。

 

「ひぅ、ん!?」

 

茂みの奥から顔を覗かせた、桃色の肉襞。

そこに舌を差し入れてみる。

 

「ひゃぅぅん!!」

 

ビクン、とナハルの身体が跳ね上がる。

構わずにその秘裂にむしゃぶりつき、その膣襞を舐め上げていく。

次第に愛液の量が増していき、ぐちゅぐちゅと泥をこねるような水音が響き始める。

ズズッと音を立てて愛液を啜ってやると、またもビクンと身体が跳ね上がる。

膣壁がグネグネと蠢いている。

物欲しそうに、淫らに、パクパクと収縮していた。

 

もう抑えられなかった。

早くここに、自分の男自身を突っ込みたくて堪らない。

ベルトを外し、ジッパーを下ろし、ズボンを脱いで、それを露出させる。

そこでようやく、彼女の背中にいた首が無いことに気付く。

 

「ナハル?」

 

いや、いた。

ベッドの脇に彼女の頭が転がっていた。

拾い上げると、上気した顔で息を荒らげていた。

イッた時に、力が抜けて転がったようだ。

 

「あ、あんまり、見ないで下さい」

「ナハル・・・・・・」

 

見ないでくれと言われても、目を離せない。

こんな、可愛いナハルから。

しばし見つめ合っていると、意図を察したのかナハルが目を閉じた。

唇を合わせるとブルっと震えたが、やがてナハルのほうから舌を絡めてきた。

夢中になって舌の感触を味わい、歯の裏側を舐め、頬の内側を舐っていく。

そうやってしばらくお互いの口内を嬲り尽くし、口を離した時には唾液が糸となって二人を繋げていた。

呼吸も疎かにするほど、没頭していたため、お互い酸素を取り込むために息は荒く、それでもナハルの頬は上気して茹で上がり、うっとりとした顔をしていた。

 

「ナハル、いくよ」

「は、はい」

 

キスを堪能したことで、多少落ち着いた。

あのままだと、どれだけ無茶したか分からなかった。

熱り立った塊を、ナハルの肉溝に擦り付ける。

腕に抱えたナハルの首がブルっと震える。

大丈夫、と言うようにその頭をできる限り優しく撫でる。

少しばかり肌寒さのある空気の中で、手に伝わる体温が心地良かった。

やがて肉棒の先端がナハルの肉の輪を捉えると、ゆっくりと腰を押し進めた。

先端に愛液のぬめりを感じ、続いて傘を張った亀頭が子宮へと至る肉路を押し広げていく。

途中で多少の抵抗を感じたが、ブチっと千切れるような感触がした後は、一気に膣奥まで呑み込まれていった。

 

今の、処女膜?

見れば秘部からは愛液とはまた違った感触の液体が混じっていた。

 

「ナハル、大丈夫?」

「ちょっとピリピリしますけど、平気です」

「動いて大丈夫?」

「はい、お願いします」

 

大丈夫なようだ。

ゆっくりとナハルの腰を揺さぶり始める。

ふーふーと息を吐いているが、苦痛はないようだ。

肉の園をほじり返していくと、固い膣肉が徐々に柔らかく絡みつくようになってくる。

 

「ふぅ、ふぅ、は、あぁ」

 

ナハルの呼吸はだいぶ落ち着いているが・・・・・・痛くはないみたいだけど、あまり感じてもいないのかな?

初めてなら、そんなものだろうか。

少し寂しくもあるが。

 

「あ、あの・・・わ、わたしの気持ち良いですか?」

「うん、ナハルの中、凄く良いよ」

 

恥ずかしそうにするが、俺の手の中にある以上、表情を隠すことはできない。

頬を撫でてやると、きゅうっと膣が締め付けてきた。

さっきのようにキスをして、舌を吸ってやる。

その度に、あそこがきゅうきゅうと締め付け、吸い付いてくる。

デュラハンってのは顔の方が、感じるのかな?

いや・・・・・・待てよ。

 

デュラハンは頭と体が離れすぎると体を動かせなくなる。

 

それって、もしかすると離れていると体の感覚が鈍くなるのかな?

ものは試しだ、と揺れるお尻の上に頭をくっつけてみる。

 

「ひ!? ひぅぅぅううう! ひぃぃッ! うぅぅぅッ!」

 

ナハルの鋭い悲鳴が、部屋の中に響き渡った。

ガクンと腰が跳ね上がり、痙攣が全身に伝播していく。

うねうねと蠢く淫肉が、肉棒を絞り上げ一気に絶頂へと押し上げていく。

 

「うあ・・・・・・」

 

かつてないほどの勢いで精液が放たれたのを感じる。

激流と錯覚しそうなほどに放たれた子種の勢いに合わせ、俺の腰とナハルの腰がガクガクと揺れる。

それがまたさらに射精感を促し、子宮へと男の原液を注ぎ込んでいく。

力が抜け、ぬぼっという音とともに、ナハルの女の部分から、俺の男が抜け落ちた。

 

「た、たくさん、射精()ましたね」

 

俺の腕の中でナハルが呟いた。

ナハルの視線は自分の秘所に釘付けになっていた。

つい先程まで男の物を咥えこんでいた穴から、ボタボタと白濁した粘液が滴り落ちてきている。

 

「わぁ・・・・・・」

 

自分の女の穴がぱっくりと開き、物欲しそうにいやらしくパクパクと収縮を繰り返し、その度に精液が逆流してくるのを見て、羞恥の声を上げた。

 

「あ、あの・・・・・・放してくれます?」

「あ、ああ・・・」

 

中に出したのは不味かったかな。

俺はデキても構わなくても、彼女までその気だったとは言えな、

 

「うぉ!?」

 

不意に、一物に電流が走ったような感触。

見るとナハルが俺のモノを咥え込み、ちゅうちゅうと吸っていた。

尿道内に残った精液を吸い上げられる感覚に、力が入らない。

 

「ナ、ナハル?」

「ん、はぁ・・・ん、ん、ん、ちゅば」

 

男根が喉奥まで呑み込まれ、陰茎に舌が這い、たちまちのうちに射精まで導かれる。

 

「ん!? んぐ、く・・・・・ん、んぅ、ん、んぐ」

 

それを、一滴残らず嚥下していく。

好きな女が、自分の精液を飲み干している。

一度射精しながら、その様にたちまち硬さを取り戻していく。

好きな女に、自分の体液を注ぎたいという本能が、否応なく刺激されている。

 

「なんか、す、凄く上手いね」

「その、三丁目の奥さん、二葉さんから、教えてもらいました」

「ああ、そうなの・・・・・・でも正体とかバレてない?」

「大丈夫です、あの人も妖怪ですから」

 

衝撃の事実だった。

意外と妖怪ってそこらにいるものなのか?

 

「まだ、しますか?」

「う、うん、いいの?」

「は、い・・・・・・わたしも、あなたともっとしたいです」

 

   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇

 

鎧を脱いで、二人とも裸になり、何度も繋がった。

後ろから彼女を抱きしめる形、背面座位で彼女を貫いて、責め立てる。

彼女の頭を結合部に持っていき舐めさせると、舌が触れることで自分の体と繋がる。

彼女に肉棒で女をほじられる感覚が流れ込む。

その度に男根を埋め込まれた肉壁がぎゅうぎゅうと締め付けてくる。

 

「い、イく、い、イくぅ・・・・・・ぉぉっんッ!」

 

もう何度目になるのか、ナハルが達したと同時に俺も彼女の子宮に精液を注入する。

ふと、彼女の体、人間なら首のある部分を見てみた。

そういえば、よく見たことはなかったな。

するとそれに気付いたナハルが声を上げる。

 

「ど、どこ見てるんですか!? そんなところ、見ないで下さい」

「いや、もうおまんこもお尻の穴まで見てるし今更・・・・・・」

「そ、そういう問題じゃないです!!」

 

こっちの方が、恥ずかしいのかな?

首の断面部分は、木の葉が自然に落ちた跡のような、すべすべとして肌触りの良さそうな、それはきれいなものだった。

 

「だ、だからそんなに見ないで下さい!」

 

体の方がこれだと、首の方はどうなんだろう?

 

「ひゃあ!?」

 

彼女の頭をひっくり返すと、その断面部分をさらけ出してやる。

体と同じように、すべすべ卵肌なきれいなものだった。

 

「や、やぁ・・・見ないで下さい」

 

チロッと、舌を這わせてやるとびくんと、体が跳ねて再び一物を締め付けてきた。

 

「や、やぁあ、だ、だめです、そこ、そこだめぇ・・・・・・」

 

性感帯見っけ。

ペロペロと丹念に舐ってやる。

 

「ひぃ、ひいいぃ、あうぅ、おッ、ほぉ・・・うぁああ!!」

 

ナハルが今までにないほど、感じている。

はしたないくらい嬌声を上げ、あっという間に達してしまう。

少しタイミングが合わずに精液を注ぎ込んでやれなかったが、うねうねとする膣肉の感触が気持ち良い。

頭の角度を変えてナハルの顔を見ると、涎が垂れるのもそのままに呆けた顔をしていた。

・・・・・・良いこと考えた。

 

秘所から一物を抜いて、体勢を変えると、彼女を座らせる。

体の断面部分に、一物を乗せ、それをナハルの首の方の断面部分で挟んでやる。

すべすべした肌の感触が凄く心地良い。

 

「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ! お゛ッ!! イグイグゥゥ!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!! イグイグま゛だイグゥ!! イッでる゛イッでる゛のぉ!! ま゛だイグゥ!! イッでる゛のにぃま゛だイグゥ!!」

 

腰を使い出すと、たちまち幾度のオルガスムに全身を痙攣させ、穴という穴から体液を撒き散らして泣き叫んだ。

 

「だめ゛ぇこれ゛だめ゛ぇ!! お゛お゛お゛お゛お゛ッ! お゛ッ!! お゛ッ!!! これ゛だめ゛ぇ!!イグイグゥゥ! お゛がじぐな゛る゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!! ま゛だイグゥ!! ゆ゛る゛しでぇ! ゆ゛る゛しでぇ!!」

 

涙を流し、鼻水でベタベタになり、涎が口から溢れ、膣からは注ぎ込んだ精液とともに愛液が滴り、失禁までしている。

ひどく、興奮した。

自分の手で女を狂わせているという、どうしようもなく男の本能を刺激するこの下品なほどの嬌声が、どこまでも昂ぶらせてくれる。

一擦りする度にナハルが達する。

夢中になって腰を振った。

 

気付けば完全に失神した彼女が、俺の精液でベトベトになっていた。

 

   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇   ◇◆◇

 

あれから三日間、ずっとセックスしていた。

今まで無駄にした分を取り戻すかのようにずっと繋がり続けた。

 

お風呂も、食事の時も、トイレの時までも。

デュラハンというのは便利だ。

どんな風にでも、キスしながらできる。

 

「ナ、ハル・・・愛してる」

「Ich liebe Dich」

 

言葉の意味が分からなくても、そこにどんな想いが込められているかは伝わる。

なんで、ドイツ語を覚えられると恥ずかしいのかと言っていたのかも。

彼女も俺と同じ気持だった。

行動の端々にそれが出ていたのに。

もっと早く踏み出していればよかったんだ。

 

その時、インターホンの音が響いた。

もう時間は夜分だというのに。

すっかり雰囲気を壊されてしまった。

 

「ちょっと行ってくるよ」

「はい」

 

取り敢えずズボンだけはいて、玄関に向かう。

しかし、こんな時間に一体誰だろうか?

締め切りまではまだ時間があるし。

 

「失礼、こちらに娘が・・・・・・」

 

玄関を開けたら鎧が立っていた。

小脇に自分の頭を抱えた鎧騎士だ。

 

「キ、キサマ・・・そのかっこう、そ、それにこの臭いは!?」

 

意外とアレの臭いってキツイよね。バレますよね。

というか、この人、ナハルの・・・・・・

 

「Vater!?」

 

今、出てきちゃだめー!!

 

「キ、サマ・・・・・・む、娘を傷物に!!」

 

ブオンと空気を裂く音とともに、白刃がひるがえった。

躱せたのは奇跡に近い。

剣筋が恐ろしく鋭い、凄腕だよこの人。

 

二刃目で確実に斬られる!

 

「ダメー!!」

 

と、ナハルが自分の頭を投擲。

見事、自分の父親の首と衝突し弾き落とす。

 

「ぬ、ぬお!? な、何をするか!!」

 

今だ!! とにかく無力化しておかないと話し合いもできない。

剣を持った手を掴むと、アームブリーカーを決める。

 

「ガ!?」

 

剣を落とした。

このままグラウンド・コブラツイストに持っていく。

頭がないからそれに合わせて変形させるが、鎧を着ていようと関節を決められたら動けまい。

むしろ寝技なら鎧を着ている分、より起き上がりにくいだろう。

だが向こうも渾身の力を込めて振りほどこうとする。

関節を痛めるのもお構いなしか。

娘の情事を目撃してしまった、父の怒りというやつか。

だが俺も愛の為に負けるわけにはいかない!!

ギリギリと力を振り絞る。

 

「あんさん・・・・・・その辺にしときーな」

 

もう一人いた!?

俺に声をかけたのは、一つ目の鬼だった。

 

「泡吹いとるで、しょうがない旦那や」

 

見ればすでにナハルの父親、お義父さんはぐったりとしていた。

うーむ、無我夢中で気が付かなかった。

 

この一つ目鬼がやぎょうさんらしい。

いつまでも帰ってこない娘を迎えに行くとやってきたらしいがタイミングが悪すぎた。

まあお義父さんの方はやぎょうさんが取り成してくれることになった。

 

「ま、成人した娘の色恋にまで目くじら立てたらあかんわ」

 

意外と現代的な考えのようだ。

妖怪はもっと古風だと思ってた。

まあ、ちゃんと責任を取るならばという話だったが。

それなら何も問題などない。

 

「ナハル・・・・・・その、結婚してくれないか?」

「はい」

 

即答だった。

本当にもっと早くしてればよかった。

あ、籍って入れれるのかな?

妖怪だし・・・・・・ああ、二葉さんが妖怪だって言ってたな。

あの人、既婚者だし聞きに行ってみるか。

でも、いまはいいか・・・・・・

 

「まあ、なんだ、その、これからもよろしくな」

「はい、ずっと一緒にいてくださいね」




導入部やオチは前々からギャグぽくいくかということで決めてましたが、いざ書いてみるとなんじゃこりゃと思わなくもない。
キン肉マンばりに最後はタワー・ブリッジばりのアルゼンチンバックブリーカーにしようかと思ったけど首無いとちょっと無理だよねってことでコブラツイストにしました。

ナハルはデュラハンの逆読みをもじってみました。
首の断面描写は小泉八雲のろくろ首から。
二葉さんは次の話に出てくる二口女さんです。
二口=二つの言葉=二葉

タイトルは僕の彼女は首っだけとどっちにするか迷いました。
どっちの方が馬鹿っぽいだろうと悩み、最終的にこのタイトルになりました。

イラストを描いていただきましたので、それを挿絵に追加したバージョンをpixivに投稿しました。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3179355
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