エロエロ! 作:テカサナ
「んぅ……………」
目が覚めると、俺はデカイテーブルに備えつけられてる、沢山の椅子の一つに座っていた。沢山の椅子と言っても、がら空きだったが……
「……どこだここは?こんな場所は知らないぞ」
驚いていると扉の向こうから気配がした。それもとても強そうな……
……その気配が姿を現した瞬間、俺は鳥肌がたった。
何故なら、その気配の主は俺に数々の辛酸を舐めさせてきたギルドの長だったからだ。
見間違える筈がない。あの特徴的な外見。沢山の装備品。そして圧倒的な力………モモンガだ。
俺は素早く椅子を立ち、臨戦態勢に入った。
(なんだかよくわからんが、サービス終了間近で出会えるとは………なんという幸運!ここで決着をつけてやる!)
しかし奴の方は攻撃してこないばかりか、凄く困った表情をしていた。
「………どうしたんだ?プレイヤー同士が会ったんだ。戦うのは当然だろ?」
俺の言葉を聞くと、さらに困惑の表情を強くした……
(なんだ?まさか終了間近だから、戦意がないのか…………?ふざけるな!そっちになくても、こっちにはあるんだよ!)
尚も俺が睨みつけていると………また、新たな気配を感じとった。
気配の方を見てみると………スライムがいた……もちろんただのスライムではない。こいつも『アインズ・ウール・ゴウン』のメンバーだ。名前は『ヘロヘロ』だ。
「お久しぶりで……すって、あれどうしたんですか?モモンガさんにオーガさん?なんか険悪な雰囲気ですけど?なにか会ったんですか?」
いきなり、こんなことをほざいてきた。
(オーガさんだと!ふざけるな!馴れ馴れしいんだよ!)
「いや、なんか、わからんですよ。入ってきたら、いきなりオーガさんがこんな感じだったので」
「そんな訳あるはずないじゃですか。きっと、モモンガさんが気に触ることをしたんですよ」
(………なんだ?一体何の会話をしているんだ?二人とも全く警戒していない。いや、むしろ友好的な雰囲気を感じる……)
「そうかもしれません…………オーガさん、もし気に触ることがあったら謝ります。だから、許してくれませんか?」
そう言って、なんとモモンガが頭を下げてきた………
(なっ………なんだと!頭を下げるだと、あのアインズ・ウール・ゴウンのギルド長が……気味が悪すぎる!)
「やっ止めろ!とりあえず止めてくれ!」
俺は臨戦態勢を解き、手をばたつかせながら言った。
「許してくれるんですね?ありがとうごさいます!」
モモンガは嬉しそうに言った。
「良かったですね。モモンガさん、許してもらえて」
………その後は二人と色々な話しをした。失敗したこと。成功したこと。嬉しかったこと。悲しかったことなどだ。
話していく内に、俺は一つの仮定を立てた。つまり、あの「転生出来る券」が本当に機能したということ。それによって、俺はモモンガの代わりにアインズ・ウール・ゴウンのギルド長になったということだ。
(なんてことだ。まさか本当に機能するなんて。しかも天敵のギルドに………
………まぁ、終了間近だしいいか。今はこの機会を有効活用する手を考えよう……)
瞑想から抜け出すと、既にヘロヘロの姿は居なかった。気配も感じられない。どうやら、ログアウトしたようだ。
「さて、遂に我々二人になってしまいましたね、オーガさん。本当にオーガさんには感謝してもしきれません。最後まで、ギルド長として残って頂いたお陰で、このナザリックはあるのです」
因みに、ナザリックはアインズ・ウール・ゴウンの本拠地である。
「別に気にしなくてもいいですよ。私は好きだから続けただけです。感謝されることなどしていません」
一応それらしい言葉で、繕っておいた。
「……そうですか。やはり、オーガさんがギルド長でよかったです。そのお陰で僕も頑張れたんですから」
なんか狂うな。アインズ・ウール・ゴウンのメンバーは戦場ではもっと冷酷だったが………素はこっちなのか?
「オーガさん、そろそろ時間です。ギルド長たるもの、最後は玉座の間で終えましょう……」
特に断る理由がないので、俺は言われた通りにした。その際、ギルド武器を渡された。流石はギルド武器だ。もの凄い力を感じる。
「付き従え……」
モモンガがは馴れた手付きで、NPC達を従えた。これだけみても、モモンガの優秀さが分かる。普通は手間取ってしまうものだ………
「さっ、オーガさん、座って下さい」
「………はい」
玉座の間に着いたら、モモンガは玉座に座ることを勧めてきた。断りきれそうにないので従った……
暫くすると、側に侍っていた、アルベドの設定を見たいとモモンガが言ってきた。
ガタガタ煩いので、俺はギルド武器の使い、設定を見せた。するとなんかよくわかんない説明がずらりと並んでいた。しかも最後にはビッチと書かれていた。
モモンガは「これはあんまりなので、オーガさんが書き換えて下さい。タブラさんも最後の日くらい許してくれますよ」と言ってきた。
俺は面白半分に、モモンガには見えないように「アルベドは俺を愛してるいる」と打ち込んだ……
「オーガさん………本当に楽しかったですね、このゲームは」
「………そうですね」
サービス終了目前となり、俺は走馬灯のようにユグドラシルのことを思いだした………しかしそれももうおしまい。既にカウントダウンが始まった。
(最後は中々刺激的だったけど、それも面白かった。こんな特典をくれた人に感謝しなくちゃな………そうだ設定の権利も使ってみるか?)
設定の権利で、「ナザリックにおいては、俺がルール」
「ナザリックの美人女性は俺にベタ惚れし、モモンガについては魅力を感じなくなる」
満足そうな顔で、俺は最後を迎えるつもりだった………………
(あれ、どうしたんだろう?)
いつまで待っても終了しないので、俺は不思議に思った。
「……これは、運営に何かあったんですかね?オーガさん」
モモンガも不思議に思ったのか?俺に質問してきた。
俺も同意見だったので、運営にメッセージをしてみた……………しかし繋がらなかった……
(……どういうことだ…………?そうだ、外はどうなってるだ?)
モモンガの方を見ると、俺の指示を待っているだった………そうか、俺がギルド長なんだ。だったら、俺が指示を出さなくちゃな。
「……とりあえず、外の様子が気になるので、誰か適当な人物を選抜してくれますか?それとモモンガさんは階層を見て下さい。階層はお任せします」
「はい。わかりました」
モモンガは指示を受けると、セバスというNPCに探索を任せ、プレアデス達に屋上からの敵に備えさせた。
「それでは、オーガさん行ってきます」
モモンガは転移で、直ぐに消えた………この間に残ったのは、俺とあと一人アルベドだ。
「それで、私はどうしましょうか、オーガ様?」
黒髪をなびかせながら、アルベドは尋ねてきた。その際、目に付くのはなんと言っても現実離れした「巨乳」である。こんな巨乳のNPCを作るなんて………製作者はそっち系か………?
もちろん顔を端整なので、俺は見とれてしまい……ついつい顔を近づけ過ぎてしまった。
「あ~~~オーガ様♥あのオーガ様が私を御見つめになられてる」
「すっすまん!」
俺は急いで、顔を下げた。すると、アルベドは
「いいのです!むしろ私のことを御覧下さい!」
と言った。
(これは………もしかして『俺を愛している』という設定のせいか?
そういえば、俺の権利で作った権利どうなったんだろう…………?
細かいことはわからないが………少なくとも、設定が権利が使える範囲では………俺は神になれる)
俺は再びアルベドの方を向いた。するとアルベドは「はぁはぁ♥」と魅惑的且ついやらしい声をだして、顔は赤くなっていた。
(ごくりっ………。今だったら、変なお願いしても聞いてくれるよね?)
「アルベド……俺に抱けつけ」
言ってしまった。端から見たら、ただの気違いだ。当人の俺ですら、少しひきぎみである……
「……!かしこまりました、オーガ様♥」
しかしアルベドは何の躊躇もなく、抱きついてき。その際、ラベンダーのような匂いが鼻を潤し、二つのオッパイの感触がなんとも言えなかった………
柔らかいながらも弾力があり、全てを受け入れてくれそうで全てを包みそうな迫力がある。
(これは……なんて武器なんだ。女性は全員こんなweaponを持っているのか………)
童貞の性か、俺は我慢出来ず、横からオッパイをわし掴みした。
「あん♥」
アルベドは敏感に感じ息をだした。その息が俺の後ろ首すじあたりに当たった。
それから俺はすっかりオッパイに夢中になり、強い力で 揉んでいた。アルベドのオッパイは強く揉めば揉むほど、凄い弾力で跳ね返してくる。まさに魔性のオッパイだろう。
「あん、あん、あん♥気持ちいいです、オーガ様♥もっと揉んで下さい」
アルベドは俺に抱きつきながら、そんな魅惑的提案をしてきた。
(なんなんだ、こいつは?ビッチを消したわりには、凄くエロいぞ)
「……なんだ、誰に何を揉んで欲しいんだ、アルベド?」
「はい……オーガ様に、私の胸を揉んで欲しいのです」
「……モモンガがじゃなくて、いいのか?」
「もちろんです。私が触れて欲しいと思うのは、貴方様だけです、オーガ様♥」
「………………!!」
(あの、アインズ・ウール・ゴウンの作ったNPCが俺に媚びている。あの、にっくきギルドの
…………最高だ!)
こんなエッチことを言われた俺は暴走し、胸を揉みながら、残った手でデカイお尻を撫でた。
「あ~~~~~ん♥もっと、もっと激しくして下さい」
「全く、エッチなNPCだ………!はむっ」
俺は汗で濡れていた、アルベドの耳をぱくっと食べた。
「あは~~~~~~~~~~~~~~~~ん♥」
アルベドは、俺の方に顔を下げた埋めながら、甲高い声をだした…………
「………凄いです、オーガ様♥もっともっともっと色々なことを私の体にして下さい♥」
もちろんそのつもりである。
俺がアルベドの服を取ろうとすと………
……………いきなり頭の中で変な音がした。
「どうしたのですか、オーガ様………?さぁ、お続きをして下さい♥」
「ちょっと待て………………」
焦るアルベドを止め、意識を集中すると…………モモンガの声が聞こえてきた。
「あっ、オーガさんですか?モモンガです。セバスが偵察から帰るので、第六階層に来てくれますか?」
「……………………………………わかった。ところで、どうやって伝てるです?」
「メッセージです。何故かわかりませんが、メッセージが運営以外にも使えるのです。
それじゃ、よろしくしますね………」
ピッ!
どうやら、通信を切ったようだ。
俺は汗ダクダクのアルベドに事情を話した。すると案外聞き分けがよく、すぐに俺から離れた。
「それじゃーアルベト、お前も着いてこい」
「…………申し訳ありません。所用があるので、お先にいって下さりませんか」
なにやら、凄い怖い顔をして、言ってきたので、俺は半分ちびってしまった。
「そっそうか?でも、お前が居ないと第6階層への道のりがわからないのだが……」
「それなら、アインズ・ウール・ゴウンの指輪で直接転移系すれば良いと存じます」
そんなのもの持ってるか?と思って探してみたら………本当に持っていた………
こうして、俺はアルベトと一旦別れたのだが………気のせいだろうか?アルベトの行った方向から、もの凄い罵声となにかをぐしゃぐしゃに破壊する音が聞こえてくる…………
アルベドside………
「ふっざけんな~~~~~~~~!」
今私は自分の部屋で、もの凄い怒りを発散している。それは私の愛するオーガ様との愛し合いを邪魔された怒りだ。
とりあえず、持ってきたガラクタを片っ端から壊し、頭に浮かんだ言葉を次々と言った。気づかれる心配もあったが、これ以上我慢できなかった。
愛するオーガ様の前ではなんとか繕ったけど、内心はモモンガのことを殺しそうなくらい憎んだ。
本来なら、至高の方にこんな感情は当然許されないが…………私には関係ない。私の主人はオーガ様ただ一人。それ以外の至高の方々など………馬鹿らしいっと思うくらいだ。
しかしモモンガは最後まで残ってくれたので、オーガ様同様に礼を尽くしてきた。義務感みたいなものである。それ以外の感情は一切ない…………それが今日の結果だ。
絶体に許せない………結局私は思い知った。モモンガも馬鹿の一人だと…………そして、やはり私の主人はオーガ様ただ一人だけだということを………
「ふぅ~~~~~~~~、とりあえずこれでストレスは解消したわ」
回りには、跡形もなく砕け散ったガラクタが散乱していた。後片付けがめんどくさそうだが、しょうがない。
「さて、オーガ様をこれ以上またせるわけにもいかないし、行こうかしら………でも、そこにはモモンガも居るのよね。私、感情を抑えられるかしら………」
そんなことを思いながら、私は静かに扉をあけた。