エロエロ! 作:テカサナ
……指定された場所に向かう途中、漆黒の鎧で身を纏った完全武装したアルベドに会った。どうやら、彼女も呼び出されたらしい。それにしても、なんて強そうなんだ。一応、NPC全員のデータは確認したけど、アルベドはその中でも守りにたけたクラスを習得している。ステータスのそれをみたが、たしかに桁外れだった。いったいどうやったら、あんな守備力をもったNPCを創れるんだ、と疑問に思う程に。
「あぁー、オーガ様♥オーガ様もお行きになるのですね?」
殺気だってた雰囲気が、一気に緩和した。
「うむ。しかし状況がいまいちわからない。急ぐぞ!」
「はい♥」
指定された場所に着くと、既にモモンガの姿はなく、代わりに「ゲート」と呼ばれる扉があった。多分これを使ってくれって、ことか?アルベドの方を見ると……頷いたので、俺は安心してゲートの中に入った……。
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薄暗いゲートを抜けて、真っ先に見た光景は……モモンガが人間の少女達と会話してる姿だった。その光景はとても異様だった。端から見れば、骸骨が動いているのだから。 人間の方は完全に怯えている。それはそうだろう。現実の世界でこんなのに会ったら、俺だってちびる。
「あっ、オーガさん、来てくれましたか……おや、プレアデス達も連れて来たのですか?」
「ええー、どれ程の敵と戦うのかわからなかったので。それに、用心して後悔することはないと思いますよ」
モモンガはなるほど、と頷いた。そして手短にこうなった理由を説明してきた。奴が言うには、この村を襲ってる奴等を殺すことで、この世界においての自分の能力の確認。そして救ったこの村から情報収集をするために、こうなったらしい……
「色々言いたいことはありますが、今は敵に集中しましょう……そうだ、ただ殺すのでは旨みがありません。適当な奴を捕まえて、情報を吐かせましょう」
「それは名案です!しかし何人必要でしょう?出来れば、何人かは逃がしたいのですが…」
「なに、深く考える必要はありません。捕まえるのは、一番偉そうな奴です。どこの世界でも、そういう奴が情報持ってます」
「わかりました…」
話し合いを終えると、再び人間の方に目が向いた。すると体をガクガク、と震わせた。小さい。からだだけじゃなく、そんざいそのものがひどくちっぽけにみえてしまう。
「……それで、こいつらはどうするつもりですか?怪我をしているようですが無視しますか?どうせ、一人や二人もかわりません」
別に意地悪で言った訳ではない。というか、本当にどうでもよかった。上手くいえないが、こいつらの「命」というものがとても軽く感じられた。
「いえ、助けましょう」
そう言って、モモンガはポーションを奴等に投げつけた。
(……意外だな。こいつが他人を助けるなんて……俺達をメチャクチャにしたこいつが…)
少女達を助けた後、俺達は村の中央に向かった。モモンガの話しに寄ると、先にデスナイトを仕向けたらしい。といっても、デスナイトは普通に弱い。ユグドラシルでは、盾の代わりにぐらいにしか成らなかった。それでも大丈夫なのだろうか……
……っと、思ったが、どうやらこの世界の奴等は弱すぎるらしい。デスナイト相手に手も足もでない。
「ぎぁぁぁぁーー!」
今も一人の人間が、剣でズタズタにされてる。その際、内蔵などの臓器が散らばったが、俺は平然としている。どうやら、俺はこの世界に来て、本物の化け物になったらしい。人が無惨に殺されてもなんとも思わない。
モモンガに適当な所で、デスナイトを止めさせ、俺は敵の捕虜候補を見定めていた……しかし、どいつもこいつも下っ端ばかっりで大物がいない。
「……仕方ない、お前らで我慢しよう」
奥の方でガクガク震えていた、五人の騎士に狙いを定めた。俺が近づくと、奴等はさらに震え、股間部分から黄色い液体が流れていた。
「…抵抗するなよ?もしそんなことしたら、思わず殺してしまうかもしれんからな……」
……そんな風に脅すと、奴等は一切の抵抗を止め、進んで身をわたしてきた。
「ユリ、こいつらをナザリックに連れて行き、情報を洗いざらい吐かせろ!手段は問わん!それから、連行したら、一応戻ってこい」
「かしこまりました、オーガ様」
ユリとは、本名をユリ・アルファ。プレアデスの姉御的立場の女性だ。
…その後のことは、モモンガに任せた。ここまでやれば、向こうの方から媚を売ってくるので、何も問題ないと思ったからである。俺は目立たないよう外をぶらぶらしていたのであるが………
「それにしても、邪魔だな……人間の死体とは」
あちこちに散らばった死体を、蹴り飛ばしながら言った。
「……でしたら、エントマに食べさせるのはどうでしょう?そしたら、ゴミがすぐに片付きます」
アルベドも死体を蹴り飛ばしながら言った。因みに、アルベドとナーベラル以外は全員モモンガの護衛にあたっている。
「……アルベド、エントマはこんなの食べれらるのか?」
「はい、あの子は何でも食べます」
それならと言うことで、エントマを呼んで処理をさせた。少し疑っていたが……本当に食べていた……それも旨そうに……
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暫くすると、ガゼフ・ストロノーフという男が現れた。話を聞くと、こいつはリ・エスティーゼ王国という国の戦士長らしい。
(戦士長…か、なら有益な情報を持っているよな?幸い、連れて来た兵も少ない……やるか?)
…しかし俺がやろうとすると……モモンガが間に入って止めたその場では何かとあるので、場所を移した。
「……どういうことですか、モモンガさん。あいつなら、有益な情報を持っていると思いますが?」
「しかし、人の目につく所では不味いです。彼らはここを守りに来たんですから」
「……では、誰も居ないなら、いいんですね?」
そう尋ねると、モモンガは少し考えて……頷いた。
そして、そのチャンスは直ぐにきた。
この村を包囲している集団がいる。何者かは知らんが、これに乗じれば、あの戦士長を拉致できる。
モモンガも相談した結果、まず奴等に包囲してきた敵の相手をさせることにした。理由は二つ。まず、上手くいけば難なく敵を追い払えるから。次に、追い払えなくとも、敵の強さが知れるからだ…
戦いの様子を遠くから見たが……あまりのレベルの低さに笑いそうになった。俺達からみれば、ただ剣を振り回したり、下位の魔法を使っているだけだからな。
「あれで戦ってるつもりなんですかねー、モモンガさん?」
「……多分そうなんでしょう……酷いですね。この世界のレベル低さがよくわかります。しかしあのガゼフという人間劣性な状況に、一人奮闘しているではありませんか」
「………関係ありませんよ……たった一人が頑張ったって、みんなは付いてきません。どうせばらばらになるのがおちです」
「…………」
その後、気不味い雰囲気になりながらも観戦していた。
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戦いは敵に有利に展開し、ガゼフ達は瀕死だった。
「モモンガさん、そろそろいいでしょう。代わりましょう……。あっ、ユリ、また連行を頼むぞ、相手はガゼフという男と……敵のニグンという男だ」
「かしこまりました」
よくわからなかったが、ニグンという男も偉そうなので、拉致することにした。
モモンガの方を見ると……今度は異議を唱えなかった。
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「なんだ、お前達は?」
「初めましてスレイン法国の皆さん。私の名前はアインズ・ウール・ゴウン。アインズと呼んでいただければ幸いです」
……因みに、モモンガは偽名でギルドの名前を使っている。
「命乞いにでも来たのか?」
敵の指揮官であるニグンからでた一言はそれだった。聞き間違いだろうか?今、命乞いと聞こえた気がしたが。冗談はその変な頭だけにしてほしい。
「いえいえ、実は貴方と戦士長との会話を聞いていたのですが…」
そんなザコの狂言にモモンガは律儀に答える。横からひしひしと殺気のようなものを感じる。偶然だな、おれもこいつを殺したくてうずうずしている。多分、捕虜要員でなければとっくにころしてたな。
「…お前達はこの私達が手間をかけてまで救った村人を殺すと広言していたな。これほど不快なことがあるか」
「不快とは大きく出たな。で?だからどうした」
どうしたっか、この場面でその台詞がでるとわ。あのニグンという男。我々を打破できる何か切り札でも持っているのだろうな。
「抵抗することなく命を差し出せ。そうすれば痛みは無い。だが、拒絶するのなら愚劣さの代価として絶望と苦痛の中で死に絶えることになるだろう……ですよね?」
「俺に振るな、締まらないだろ!……でも、そうだな、正直これ程の憤りを覚えたのは久方ぶりだ。……最早、安楽死ができるとはおもうなよ、ここいる全員おまえたちを無惨に殺したくてうずうずしているんだからな!」
そう、おれとモモンガだけじゃない。後ろからつまりアルベドとプレアデス達からは俺達以上の殺気が放たれている。
「天使を突撃させよ!」
四体の下位の天使を俺達にむけてきた。この程度でいった何が出来ると思っているのだろう?こんなんでモモンガを殺せるなら、俺がとっくに殺してる!
「人の忠告は聞くものだぞ」
「……どうやら、アイツらの耳は飾りのようですね」
攻撃をうけとめながら、捕虜以外奴等を無惨に殺すことにきめた。天使四体が地面に叩きつけられ粒子へと還っていった。
「……アインズ、殺れ」
「はい………次はこちらの番だ。行くぞ?鏖殺だ!」
「全天使たちを突撃させよ。急げ!」
「全員下がれ…」
「「「はっ!」」」
多分モモンガのことだ、「ネガティブ・バースト」あたりを使うと思ったから、せっかくの退避させた。
「ネガティブ・バースト!」
やっぱりそうか、こいつは無駄な攻撃はしないからな。殲滅できる時は、範囲魔法で瞬殺する。……余談たが、俺も何回もこいつに瞬殺された。
群れと言って相応しいほどの天使達を一瞬で消滅されて、ニグンはあまりの動揺を隠せないようだ。恐らく弱者ばかりと戦って、自らを高めることをワスレタノであろう。でなかったら、あんなにどうようしない。
「プリンシパリティ・オブザベーション、かかれ!」
消滅したアークエンジェル・フレイムよりは上位種だが、それでも弱すぎる。
「・・・ヘルフレイム・・・」
黒い小さな炎が天使をつつみ、そして燃やしつくしていたり。上位種も他の天使と変わらず粒子に還っていった。
もろい。もろすぎる……モモンガもそう思ったのであろう。ため息が聞こえた。
「ひゃあああ。化物め!」
「……貴様らは馬鹿か?そんなのみてわかるだろう?それとも、それがわからないくらい貴様らの目は腐っているのか?まったく、そうだとしたら生きている意味がまるでないな」
なぜだろう……?もとは同じ人間だったのに、今はそんざいが疎ましく仕方がない。……殲滅してやりたい。
それから奴等は、低下位の攻撃ばかりしてきた。その懸命な姿に、思わず笑いがこぼれてしまう。
《人間種魅了》《正義の鉄槌》《捕縛》《炎の雨》《衝撃波》《聖なる光線》…などである。
ブシャアアアアアア!
「へっ?何が起こったんだ?」
突如一人の頭が吹き飛んだ。吹き飛んだと言うか爆散したようにも見えたが……アルベドが俺達の前でバルディッシュを振り上げている……
「…アルベド、せっかくゴミの抵抗を楽しんでいたのに、邪魔をするな…」
「しかし、至高の方々の御二人と対峙するのであれば最低限の攻撃というものがあります!」
「……それをいうな、あのゴミ達なりに最善を尽くしているのだ。だったら、それに敬意を表してもいいのではないか?」
「あぁ~~~さすが、オーガ様です♥なんと慈悲深き御方」
「くっ、こっちにも奥の手がある!みよ、最上位天使を召喚する!」
ザコのボスが魔封じの水晶らしきものを掲げた。本当に最上位天使が本当に入ってるんか?ならアンデッドのモモンガにとっては天敵だな…もし手間取るようなら、おれが…………
しかしモモンガは素早くアルベドにスキルを使用させ守りに徹底させた。さらにこちらにいつでも行けるように目でコンタクトをしてきた。
……っと思ったが、やはりこいつ一筋縄ではいかないようだ。
徐々に水晶の光が強くなっていき、ニグンが微笑んでいるのが分かる。よほど勝利を確信しているんだろう
「見よ!最高位天使の尊き姿を!ドミニオン・オーソリティ!!」
今までとは明らかに違う神々しい光を纏った天使がでてきた。ニグンの奴は勝利を確信しているらしく、高らかに笑っている………実にくだらない。
「……クククククク、アインズさん、これが切り札とは……我々を笑わすために用意してサプライズでしょうか?」
「でしたら、我々は完全に彼らの策にはまってしまいまたね。全員口が緩んでいます」
「なっなんだと、ふざけるな!人類では勝てない存在の前に何をぬかしている!」
「それはおまえのほうだ。さっき、我々のことを化け物といったばかりではないか?それすらも忘れたのか?」
俺の言葉にキレたニグンは天使をこちらにむけて、攻撃をしてきた。描写的には凄いが、まったくという程効いていない。
「アインズさん、ダメージありますか?俺はまったくありません」
「クククククク、少しだけあります!これが痛み、ダメージを受ける感覚ですか!」
……おかしいな?いくらアンデッドのハンデがあるからといって、モモンガが受けるダメージを俺がうけないのはありえない………そういえば転成前、ふざけて俺の設定を「無敵」にしたっけ?それが効いているのか?
攻撃を受けている中平然と話している俺達に、ニグンは鼻水を垂らしながら驚いた。
「さて、いい加減飽きた、アインズさん終わらせて下さい」
「はい………絶望をしれ、ブラックホール!!」
突如出現した、黒い穴が数倍以上ある天使を飲み込んで、消えていった……
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「さて、我々もいそがしい……プレアデス達よ、あのニグンという男以外好きにしてよいぞ、だれか名乗りでるものはいないか?」
そういうと、エントマとソリュシャン、そしてルプスレギナが真っ先に名乗りでた。
「ひぃぃーーー!助けてくれ!!」
兵の一人が腰を抜かしながら、許しをこうてきた。
「何を慌てている?元々貴様らが始めた戦いだ。ならその報いを甘んじて受け入れろ……やれ」
「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!」
よだれを垂らしたエントマが脂たぎっていた腸をかみちぎった。血しぶきが散らばり、血のレクイエムがあたりに降った。
「うふふふ❤」
「いやーーー止めろ!やめてくれーー!」
ソリュシャンはじわじわといたぶるように、自分の体に兵士を取り込んでいた。
「やめてくれ!!おれには家族がいるんだ!たったすけてくれ!!」
「はぁ~~~、いいわ~~その絶望した顔❤もっともっとみせて」
ソリュシャンは人をいたぶったり、汚したり、拷問するのが大好きな生粋のサドだ。
「「「たったすけてくれ!!!!!お願いだ」」」」
それをみて恐怖した兵士達がルプスレギナのところに集まった。多分藁にもすがる気持ちだったのだろう、ルプスレギナは外面は人あたりがいいからな。
「いいっすよ」
ルプスレギナは満面の笑顔で頷いた。
「「「本当か!!!」」」
「けど、助けられるのは一人だけっす。誰をたすけるっすか?」
「「「俺だ!!!」」」
「めんどくさいっすね、そうだ全員で殺しあうっす。それで残った一人を助けるっす。あっ、ことわったら全員ぶっ殺すんで、よろしくっす!」
「ぐわっぁぁぁぁぁ!!!」
ルプスレギナの言葉をきいた瞬間、兵の一人が後ろから同胞を刺し殺した。
「おまえいきなりなにやってんだ!」
「うっうるさい!!おれはこんなところで死にたくないんだ!!!」
この光景をみると、窮地に陥った人間ほど醜いものはないと再実感する。
一人が狂いだすと、それに触発され殺し合いがなされた…………生き残るために騙したり、不意打ちしたり、砂をかけたりっとみていて無様すぎる……
「さぁー生き残ったぞ、助けてくれ!」
「わかったっす!でも、その前に耳を貸してくれないっすか?」
「いったい、なんだ!……………ごほっ!!!!」
耳をむけた瞬間、ルプスレギナは兵の首をトマトのように潰した。
「はははははははははははははははは!!!バカっすか!あんた達みたいなゴミ助けるわけないっす!!!それなのに、あんなにがんばって!!!」
………ルプスレギナは一番極悪かもしれない。
………そんな風に兵を殲滅した後、ニグンとガゼフを連れてナザリックに帰った。