※この作品はR-18です。

北郷当代記   作:KKS

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閑話 日輪は我とあり(風)

 カン、カン、と何か固いものを打つような音で関羽は目が覚めた。天幕の外へ出て、彼女はその音の出処を探す。しばし歩いていると、早朝の新鮮な空気が体に満ちていき、なんともいい気分であった。

 

「あれは、ご主人様……?」

 

 関羽の視線の先には、荒々しい姿そのままの木刀を幹に打ち付ける北郷一刀がいた。修練中にどうせ汗まみれになってしまうと思ったのか一刀は上着を全て脱ぎ去っており、引き締まった筋肉質な身体を日光の下にむき出しにしている。

 

(このまま、少しお待ちしようか)

 

 近くにまで寄っても一刀が自身の存在に気づくことがなかったので、関羽は木陰に腰を下ろしてしばらくその様子をじっくりと観察していた。

 

「ちぃえええええええええ!」

 

 一心に激しく木刀を振るう彼の修行方法は関羽も知らないものであったが、それ以上に驚いたのがその奇声にも似た叫びである。聞き慣れぬ内は彼女であっても背筋がびくっと反応してしまうほどであり、そういう効果も狙ってのことだろうかと密かに分析をして楽しんでいた。

 

「あれ? 愛紗、いつからそこにいたの」

 

 ようやく一息ついたところで、一刀は関羽が側に控えていたことを知る。

 

「今しがたです。ご主人様が、とても真剣なご様子でしたから」

 

 関羽は立ち上がって、尻についた汚れをぱんぱんと払った。身体を浄めるために近くの小川まで行くことを一刀が伝えると、関羽も後に従ってついて行く。

 

「ご主人様のされていた鍛錬、あれは天の国のものなのですか?」

 

 横に並ぶと、関羽は武芸者として気になっていた点を一刀に尋ねた。

 

「まあそんなところかな? 俺のやっている流派は示現流っていうんだけど、その中でも基本になる修行がさっきのやり方なんだ。尤も、元の世界でしていたのとは少し形が違うけどね」

 

 先刻一刀が行っていたのは、立ち木打ちと呼ばれる修練方法で、地面に木を突き立ててそれを打ち込むのが本来の方法である。この立ち木打ちこそが示現流兵法全ての基本であり、彼も日課として培ってきたものがあった。

 

「なるほど。臣下の身であるわたしが言うのもなんですが、よい太刀筋だと思いました」

 

「本当? お世辞でも愛紗に褒めてもらうと、いい自信になるよ。さて……」

 

 川の側に膝をつき、一刀は木刀を振り回したせいで熱を持っている掌を冷ます。関羽と一緒でなければそれこそ裸になって水に全身を浸したいくらいではあるが、何分そういうわけにはいかない。

 持ってきた布を絞って二の腕を拭いていると、見ているだけだった関羽がなにか思いついたようにぽんと胸を叩いた。

 

「ご主人様、よろしければお背中の方はわたしにお任せください」

 

 臣としての務めを果たそうとする関羽の表情は真剣そのもの。ともすれば周囲を圧倒する気迫すら溢れ、一刀はたじろぎながらも彼女に背中を預けるしかなかった。

 

「……んっ、しょっ。こんな感じで、いかがでしょうか」

 

「うんうん。それくらいで充分気持ちいいよ」

 

 濡れた布の感触も良いものであるが、少し体温の低めな関羽の手が触れる部分が心地良い。

 

「あっ、まず……」

 

「どうか、なさいましたか?」

 

 宿の時とは立場が逆ではあるが、あの時の楽進の身体を思い出して一刀の下腹部にじんわりと血流が集まる。雑念を払おうとしている間も関羽の奉仕は腕にまで達しており、夢中になっている彼女の豊満な胸が時折接触してきては一刀の煩悩を煽る。

 男として最上級の約得なのではあるが、このままでは身が持ちそうにない。一刀は咳払いすると、関羽に後は自分でやることを告げる。

 

「ありがとう、随分すっきりしたよ。残りはさっとやっちゃうから」

 

「そうですか? お役に立てたのなら、嬉しい限りです」

 

 その焦りを不審に思いながらも、関羽は一刀に布を返す。そのまま一刀は無心で身体を拭き上げると、シャツを着直して関羽と共にもと来た道を戻っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

「――黄巾党の張角、ですか」

 

「ただ俺も自分の知識をどこまで当てにしていいものかわからないから、あんまり大っぴらには言いたくなくてね」

 

 水辺から帰って数刻後、一刀は自分の天幕に戻り郭嘉と今後について相談をしている。

 色々な箇所で自らの知る歴史とのズレを感じている一刀は、その迷いも含めて彼女に打ち明けていた。

 

「難しい問題ですね……。判断をそちらに寄せすぎては、いつか足元をすくわれることになるかもしれません。それでも、一刀さまがこれはと思ったことならば、わたしや風で噛み砕いて有効な手を打てることもあるかと」

 

 その返答を聞いて、一刀はやはり郭嘉に話しておいてよかったと思う。安堵した一刀が小さく息を吐くと、その眼前で床几(しょうぎ)に腰掛けている郭嘉が足を組み替えた。

 そうしたことでちらりと太腿の内側が見え、一刀が早朝抑え込んだ滾りが蘇っていく。

 

「……稟。あの、さ……」

 

 相手が心を通わせた郭嘉ということもあり、一刀の遠慮は遥かに薄い。

 

「か、一刀さまっ!? いけません、場所をお弁えください!」

 

 一刀が郭嘉の手を取ると、彼女の顔がみるみる赤くなっていく。初々しい反応をする郭嘉は可愛らしく、一刀をよりその気にさせていった。

 いざ、郭嘉の柔肌を楽しまん。そう意気込んでいた一刀の目の端に、乱入者の金髪が映る。

 

「じー」

 

 入り口に立っていたのは、程立であった。彼女はわざとらしく擬音を口に出し、無表情で飴を握っている。

 

「ふっ、風……! これは、なんでも……」

 

「いいんですよー、稟ちゃん。そのままお兄さんと、しっぽりずっぽりやっちゃってください」

 

 程立の繰り出す言葉は、郭嘉にとってあまりに直球すぎた。郭嘉は上を向いて鼻をぎゅっとつまむと、すぐさま立ち上がる。

 

「ううっ……。し、失礼しますっ!」

 

 ここにいては鼻血を暴発させてしまうだけだと悟った郭嘉は、脱兎の如く程立の横を通り過ぎて天幕の外へ飛び出していく。知らぬ顔で飴を舐めている程立は、一人取り残された一刀に声を掛けた。

 

「稟ちゃんは妄想が激しくなってしまうと、鼻血が止まらなくなってしまうのですよー」

 

「あ、そうなの? 今度からは、気をつけないといけないな」

 

 以前口付けた際も少量の血を流していたことがあったが、一刀はまさかそのような体質であるとは思いもしなかった。

 郭嘉を抱く機会を逸してしまったことに一刀が落ち込んでいると、彼の目を覗き込むようにしながら程立が飴を咥えている。

 

「ん……。あう……、れろ……」

 

 その仕草は、明らかに挑発的であった。舌を使って側面を舐め上げ、先をちゅうちゅうと吸う。彼女の意図がわからないまま、一刀は消えかけた性欲にスイッチが入っていくようであった。

 

「ちゅっ……、ふふっ。おいおい兄ちゃん。そんなにそこをカチカチにさせてたら、外も歩けないんじゃねえのかい」

 

 程立の指が、ぱんぱんに膨れた男の象徴を差している。

 一刀の頭の中ではもう、彼女に己の熱い飴を咥えさせることしか考えられていない。ベルトを外しズボンに手をやっている間も彼女はその場に留まっており、一刀はそれを肯定の意として受け取った。

 

「おおっ!? これは、風の想像以上のものなのですよ」

 

 床几に座る程立の鼻先に、見せつけるようにして一刀は己の性器を近づける。程立はそれのあまりの猛々しさに喉をごくりと鳴らし、試しに匂いを確認する。

 

「……これはこれは。お兄さんの体臭が凝縮されているようで、とってもいやらしいですねえ」

 

 実際、朝は関羽が同行していたからというのもあり、一刀は下半身の汗を洗い流せていない。

 

「ごめん。普段より、ちょっときついかも。って……!」

 

 一刀が言い終わる前に、程立の小さな舌が竿の裏側を舐める。ぞくりとした感覚が走り、一刀は期待を高まらせていた。

 その一方で程立はあまりの味の濃さに渋面を作っていたのだが、なにかを思いついたように手に握ったままの飴を見る。

 

「初心者の風にはこのままでは厳しいので、申し訳ありませんが……」

 

 程立はそう言いながら、飴を口に含むと唾液で溶かすようにちゅうちゅうと吸う。そして口内が甘みで満たされたことを確認すると、肉飴の先に狙いをつけて唾をたらし根本へ向けてコーティングしていった。

 

「んっ、べえ……、あむ……。ではでは、乾かない内に塗っちゃいますねえ」

 

 彼女は肉飴についた唾液を、掌で伸ばすように塗りつけている。ぬるぬるとした感触と共にその行為は一刀の視覚をも刺激し、欲望によって膨らみがさらに増していった。

 

「ちゅう、ちゅっ……。思った通り、これならご奉仕もしやすいのですよ」

 

「ああ。風の好きなようにしてくれていい、だから……」

 

 一刻も早く彼女の口内を味わいたいと、甘い香りを発する肉飴がびくっと震える。程立はまた飴をひと舐めすると、今度は亀頭のてっぺんに口をつけて雁首のあたりまでぱっくりと咥え込んだ。

 

「じゅう……、ちゅぽっ、ん……。ほんなはんじ、れすかあ?」

 

 亀頭を内に含んだまま、もごもごと程立は口を動かす。それと同時に不規則に舌が裏筋に擦れ、甘美な痺れが生まれていく。

 

「風の口の中、あったかくてすごくいいよ。それに舌も、絡みついてくるみたいで……」

 

 褒められた程立は目を細めると、頭を前後に少しづつ動かして変化をつける。

 

「お兄さんのために、もうちょっと頑張っちゃいますね。んっ、もごっ、ちゅる……」

 

 不慣れなストロークが、逆に男の興奮を誘う。時折口直しのために程立は本物の飴の方をねぶるのだが、その時間さえ一刀にとってはもどかしく思えるほどであった。

 

「じゅる、じゅぷ……、ふぁふっ……。はあっ……、なんだか、凄いことになっちゃってますねー」

 

 程立の言うように、眼前の肉飴は彼女の涎と鈴口から流れ出た先走りで、異様なテカりを放っている。

 

「風も俺と同じで、興奮しちゃってるのかな? ほっぺた、赤くなってる」

 

 一刀は手を程立の頬にあてがう。彼女は小動物のようにそれにじゃれつきながら、耳にかかった毛髪をかき上げた。

 

「稟ちゃんでなくとも、これで発情するなというのは無理な話しなのですよお。本当に、お兄さんは変態さんなのですから」

 

 話しながらも、程立は左手で竿の根本をぐりぐりと刺激している。

 

「そんなお兄さんには、こういうのはどうでしょうか」

 

 程立は胸の高鳴りを感じながら、おずおずと肉飴に頬ずりをし始めた。肌でその熱さを直に感じとると、手に取るように一刀の昂ぶりがわかってしまうようである。

 

「これ……、エロすぎだって……、くう……っ!」

 

「えろい、というのはどういった意味なのでしょうか?」

 

 そのやり取りの間も、手と頬でサンドイッチされながら擦り上げられる肉飴は止めどなく汁をこぼす。すべすべとした白い肌の感触に混じって、こりっとした耳や柔らかな髪が程よくアクセントとなる。一刀はまさに、夢心地の中にあった。

 

「エロいっていうのは、いやらしいってことだよ……! 風っ……!」

 

「きゃっ! むぐ……、こほっ……」

 

 言葉の勢いのまま、一刀は程立の頭を両手で固定し驚く彼女の唇を割って肉飴を口内に侵入させる。

 眉間に皺を作りながらも程立が腰の動きに合わせて口をすぼめると、じゅるじゅると淫らな音が鳴り響いた。

 

「おっ……、ぐっ……、じゅぽ……んんんんおっ……!」

 

 火がついてしまった一刀は、射精に向かってラストスパートをかけていく。少女の口を膣内のように扱い、喉の奥に突き立てるように肉飴を前後させる。

 

「ああっ、イク……っ! 精液だすよ、風っ!」

 

 ちゅぽん、と音を立てながら、肉飴が程立の口内から抜け去っていく。ようやく一息つくことができる。そう思っていた程立であったが、びくびくと震える亀頭の先から、大量の粘液が彼女の顔に向かって発射された。

 

「ひゃあっ! んんっ……!? おちんちんの先からびゅるびゅるって、すごいのですよお……♡」

 

 反射的に、程立は握っている飴を壁代わりにしようとする。しかし、当然その程度では防げるはずはなく、顔も飴も精液でべっとりと染め上げられてしまっていた。

 

「はあっ、はあっ……、んふふっ……。風の飴までこんなにしてしまって、お兄さんはいけない人なのですから」

 

 そう言いながらも、程立は顔に付着した精液を興味津々に指ですくって口へ運ぶ。とても美味とはいえない存在であるはずなのに、彼女はそれをもっと欲しいと芯の部分で渇望してしまっている。

 

「あむ……、ぺちゃ……。喉に絡まって、とっても飲み込みにくくてぇ……、ちゅるう……。これが、お兄さんの精液……。ぺろ……、ちゅう……」

 

 子供っぽい見た目をした飴に降り掛かった精液を、程立の赤い舌がすくい取っていく。その舌使いはまるで、発情期の動物のように(おす)を求めているようである。

 

「苦くて、しょっぱくて。飴の味よりずっと濃いのがこんなに沢山出るなんて、風もびっくりなのですよ……」

 

 そのギャップの大きさに、一刀は頭がくらくらしそうな思いであった。

 あまりにも淫靡である光景に、だらんとしていた股間のモノはみるみる内に力を取り戻していく。

 

「おおっ! これはまた、見事にかちかちになっていますねー」

 

 さらなる快楽を求めているのは、彼女とて同じ。このまま別れることなど、端から考えてなどいなかった。

 邪魔な服を脱ぐ傍らも、程立の視線は反り返った肉飴を捉え続けている。

 

「風のことがほしくてたまらないから、こうなってるんだ。このまま、最後までいいか」

 

「くふふ、やる気満々ですねえ、お兄さん。いいですよ、いつか風も、お兄さんに美味しくいただかれてしまうと思っていましたから。それが遅いか早いか、ただそれだけのことなのですよ」

 

 程立の意思を確認すると、一刀は寝床代わりに敷いてある布に座って彼女を抱き寄せた。

 

「風の身体、すごく綺麗だ。こうしているだけでも、たまらなくなる」

 

「んっ、くすぐったいのですよ。それにしても、こうしてくっつくと、お兄さんに捕まえられてしまったみたいですねえ」

 

 程立は自身の背中と一刀の胸板が合わさっている状況を、そう評する。一刀は彼女のお腹の辺りに両腕を回し、温度を確かめるように力を込めた。

 

「うん、離したりしないよ。風のこと、俺のものにしたくて仕方ないだもん。……ん」

 

「嬉しいです、お兄さん……。ちゅっ、ちゅう……」

 

 程立に後ろを振り向かせ、口付ける。己の吐き出したものの青臭さと、飴の甘ったるさが綯い交ぜとなった口内を一刀は味わっていた。

 そして先程無理をさせたことを謝罪するように、優しく深いキスを続ける。

 

「胸の先っぽ、ぴんってなってるね」

 

 程立の控えめな胸を楽しみながら、一刀は乳首を指でころころと弄った。発情している身体には少し刺激が強いのか、彼女は背中を反らせて感じている。

 

「ぐう……」

 

 照れ隠しに狸寝入りをする間も、一刀による愛撫は途切れない。左右同時に可愛らしい突起をつまみ上げられたところで、降参するように程立は喘ぎをもらした。

 

「そんなの、ずるいのですよお。そこ、ぴりって……、ひゃう……!」

 

「風のここも、とろとろになってる。これなら、すぐに解れてしまいそうだ」

 

 一刀の指が、くるくると小さな入口をくすぐる。その言葉通り、彼女の綺麗な割れ目からは既に愛液が染み出していた。

 

「お兄さんだって風のお尻に熱々のおちんちん、すりすりってしてるじゃないですかあ……」

 

 いたずらがばれてしまった時の子供のように、双球に挟まれていたモノがびくんと跳ねる。

 

「悪い子には、お仕置きが必要なのですよ。ほんとに火傷しちゃいそうなくらい熱くて、きゅう……ん……」

 

 右手を後ろに回し、程立はモノを掴んでやわやわと刺激を与えた。一刀がお返しに乳頭を指の腹で転がしながら秘裂を割ると、喘ぎを発しながら彼女は四肢をぷるぷると痙攣させている。

 

「――そろそろ大丈夫、かな?」

 

「なんだか、抱っこされてるような気分ですねー」

 

 一刀は腋の下に手を入れ、脱力している少女の身体を持ち上げた。

 

「ちゃんと支えてるから、風のいいように挿れてみて?」

 

 その指示に膝立ちをした程立はこくりと頷くと、緊張で強ばる手でなんとか入り口に先端をあてがう。そして膝をゆっくりと折ると、小柄なそこが限界まで広がって男のモノを飲み込んでいった。

 

「絶対離したら()、ですからね? 風のお股、お兄さんの太いので一杯にされちゃって……、くうっ……」

 

 めりめりとした音のしそうなほど、彼女の女陰(ほと)は男根を必死に咥えこんでいる。

 少し進んでは、大きく息を吐いて呼吸を整える。一刀の方も負担を和らげようと、汗の浮かんだ程立の背中に何度もキスを降らせた。

 

「くうううっ、はああああっ……。あっ、来てます……お腹のなかにぃ……っ。熱いおちんちんがぐりって、んひゃう……っ!?」

 

 なにか膜のような引っ掛かりを抜けたかと思うと、すとんと程立の腰が落ちる。彼女の膣は奥まですっかりと一刀を迎え、純潔を散らした証がとろりと滴っていた。

 急な刺激に肩を震わせる程立の腹を、労るように一刀は撫でる。

 

「ああ……、わかるよ。風の中、俺のことを歓迎してくれてるみたいだ」

 

「んんっ……んくっ。お兄さん、ちゅってしてください。いま優しくされたら、きっと風はすごく喜ぶと思いますからあ」

 

 要望に応えて、一刀は朱色の唇を吸っていく。啄むような動きから徐々に舌を絡ませていくと、彼女は嬉しそうに目尻を下げた。

 

「はあっ、んぷっ、ちゅぷ……。風の初めて、ついにあげちゃいましたね。それにしてもお兄さんのこれ、ちょっと凶悪すぎませんかあ……? 風のここ、こんなに拡げられてしまって、んんっ……戻らなくなったらちゃんと責任とってくださいよお?」

 

「風にそんなこと言われたら、俺……っ。ああっ、めちゃくちゃ絡んできて……っ」

 

 奥にモノを挿れたまま落ち着いてくると、程立は一刀の足を仕返しとばかりに指でつねる。一刀にとってはそんな仕草さえとても愛おしく思え、意図せず膣内でモノをびくっと震わせてしまう。

 

「いいんですよ? 男の人は、動かないと苦しいままだと聞いたことがありますから」

 

「ほんとに辛い場合は、ちゃんと言うんだぞ? それじゃ、いくからな」

 

 一刀が下から突き上げると、少女の美しい金髪が揺れる。こつこつと亀頭で子宮の入り口を叩かれる度、程立は自身が彼のものにされていくような倒錯を味わっていた。

 

「んっ、ああっ、ふわあっ……っ。これ、おかしくなっちゃいそうで、ああああっ……!」

 

 程立の足を下から掴むと、角度を変化させて一刀は膣内を蹂躙していく。

 

「風……! もっと、俺を感じてくれっ!」

 

 狭いゆえ生じる強い締め付けの中にも、膣壁によるぞわぞわとした快楽が存在している。一刀は下腹部からぴりぴりとした痺れが波及していくことを感じながら、腰使いを激しくさせていく。

 程立が乗っかるような体勢であるために、性器同士がぶつかる毎に淫らな汁が股間の合わさりから飛ぶ。天幕の内部は、性交によって生まれた異質な香りで充満しつつあった。

 

「お兄さんの、風の色んなところをこりこりってしちゃってますっ! ふにゅうう、ふああああっ……!」

 

「風のアソコも、きゅうって締め付けてきてっ……」

 

 膣内を増大した男根で貪りながら、一刀は程立のうなじに鼻を埋めている。少女の匂いで肺を一杯にすると、剛直の硬度はさらに上がっていく。

 

「ここまですごいなんてえ、風は思ってもいませんでした……っ。風のここ、きっともうお兄さん専用の形になってしまってます……、やああああっ!」

 

 独占欲を煽るような程立の言い方は、一刀の(めす)を求める本能を燃え上がらせていった。

 少女の肢体を強く抱き、子宮口をこじ開けるように亀頭を押し付けていく。程立の脳内はもう、早く胎内で一刀の精液を受け止めてみたいという思いしかない。

 

「この体勢、すっごく、深くつながってしまいますよお」

 

「風のお腹、きゅうってなってる……。もうすぐ、イッちゃいそうなのかな?」

 

 程立の口の端からは、だらしなく涎が垂れている。知識とは別に幼さを残した少女の身体は、体験したことのない快感にわけのわからなくなるほど乱れてしまっていた。

 

「イッちゃう……ってえ? はあっ……今度はさっきみたいに、外に出したらだめなんですからね。風のちっちゃな下のお口に、全部、全部……っ!」

 

「ああ、わかってるよ。風の奥がさっきからずっと、離さないって抱きしめてきてるから……!」

 

 一刀は程立を再びぐいっと持ち上げると、膣口をくちゅくちゅと音をさせながら亀頭を出し入れさせる。そして腰に力を入れると一気に最奥まで貫いて、ぴったりと隙間をなくすと子宮へ向けて精を放った。

 多量の精子を含んだ熱塊が、次々と程立の中心へと注がれていく。彼女は恍惚とした表情でそれを甘受し、びくびくと痙攣する膣肉は、無意識に一刀を絞り上げている。

 

「ひゃあうううううう……! お兄さん、お兄さん……! 中、どくどくってえ……っ!」

 

「くうっ……! まだ、止まらない……!」

 

 種を吐き出し続ける一刀は、ぼうっとする目で天幕の入り口が揺れていることに気付いた。まずいと思った時にはもう手遅れであり、二人の痴態は目撃されてしまうこととなる。

 

「……えっ、ああ」

 

「へっ……、あ……ええっ⁉ ご、主人さまと、風が……?」

 

 その侵入者とは、関羽であった。彼女の放心してしまったかのように目を見開き、直立したまま微動だにしない。

 

「あはっ……。愛紗ちゃんに、見つかってしまいましたねえ。あっ、まだ……、出てますよお」

 

 関羽の眼に映っているのは、脈打ちながら少女を孕ませんと子種を注ぎ込む一刀の肉槍。見られているにも関わらず、程立は喜悦をもらしながら快楽に蕩かされた表情をさらけ出していた。

 

「あのー、愛紗さん?」

 

 それは彼女にとってあまりに現実味のない光景で、一刀が声をかけるまでしばらくの間意識があらぬ方へと旅立っていたようである。

 はっとしたように我に返ると、関羽は顔を真っ赤にしながらまくし立てた。

 

「ご、ご主人様が誰となにをされようが、我関せぬことですっ! ですが、ですがっ! せめて時と場所を考えていただきたいっ!」

 

「うっ……。ごめん、なさい」

 

 泣きそうな目をしながら責められると、さすがに一刀にも罪悪感が湧いてくる。反省する主人に従って、精液を出し尽くした男根もつぷりと音をさせて割れ目から抜け落ちていった。

 一刀の腕に抱かれた程立はまだどこか熱に浮かされているようであり、裸体を隠そうともせず垂れ落ちる子種を愛おしげに見つめている。

 

「水、汲んできますから。……睦言なら、その間に済ませておいてください。それでは……っ」

 

 関羽の視線は、凍てつくように冷たい。朝のいい雰囲気はどこへやら、彼女はふんっと鼻を鳴らして外へと出ていった。

 一刀が元気のない笑みを作りながら程立を抱き起こすと、彼女は身体をぴったりと寄せて言う。

 

「少々、バツの悪いことになってしまいましたねー。……こんな時にひとつお聞きしますが、お兄さんは、風のかかげる日輪となってくれますか? 天下を照らす日輪になり得るお方を支え、世に顕す。それこそが、風の野心なのですよ」

 

 少女の胸に期す想いに触れ、一刀はその野望の大きさを初めて知る。それでも尻込みせずに、程立を力強く見つめ返すと覚悟を語るのであった。

 

「乗ろう、その野心に。どういう形になるかはわからないけど、俺もこの世の中をよくしたいとは思ってる。未熟者だけど、俺には風やみんながいてくれる。だから、きっとやれることがあるはずだ」

 

 行くべき道は、まだ定まりきったわけではない。しかし、動きだしたことは確かだった。

 思いを伝えるように、一刀は程立の額に口付ける。嬉しげに微笑んだ彼女は、以前より考えていた改名のことを口にした。

 

「くふふ……、いまは朧気でもかまいません。そういうお兄さんですから、風もついていきたいと思うのですよ。でしたら風は、今より名を(いく)と改めようと思います」

 

「いく? それって、立の上に日って書くあの昱?」

 

 よくわかりましたね、と程立改め程昱は感心したように首肯する。

 

「これには、日輪であるお兄さんをお支えするという意味のほかに、ぴったりと寄り添っていきたいという思いが込められています。そのこと、お許しいただけるでしょうか」

 

 ここまで来てようやく、目の前の少女があの程昱であることを一刀は知る。だが最早、そんなことはどうでもいいように彼には思えていた。

 

「風の気持ち、ありがたく受け取らせてもらおう。こんな俺でよければ、どうか最後まで一緒に歩んでほしい」

 

「はい、もちろんなのですよー。稟ちゃん共々、これからもたくさんかわいがってくださいね、風のご主君さま」

 

 「お兄さん」から呼び名を変えた程昱は、子猫のように一刀の胸にじゃれついている。

 一刀はまたしても大仰な呼び方をされたものだと思ったが、少女の決意を受け取ったのだから反論するわけにもいかない。

 

「ご主君さまぁ……。んっ……、ちゅぷ、ちゅる……」

 

 その笑顔は、一刀の心を掴んで離さない。

 程昱の下顎をそっと持ち上げると、ほんのり甘めな口内を一刀は無心で貪った。

 やがて関羽の戻るぎりぎりの瞬間まで二人は触れ合い、熱を交換し合うのであった。

 

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