少女は一刀が自らに危害を加える人間でないことがわかると、緊張の糸が切れたようにしなだれかかった。その小刻みに震える肩を撫でられると、ずっと堪えていたものが堰を切って流れ出していく。
「ううっ……、ぐすっ……。ありがとう、ございました。わたし、わたし……ッ」
村の娘を救うために行動を起こしたことについては、なんの後悔もなかった。ただ、ごろつき共を前にして無力であったこと、そして己に向けられた暴威を恐れてしまったことが悔しかった。そんな感情が胸に渦巻いて、少女は嗚咽をあげているのだ。
熱い涙を感じながら、一刀はこの世界にやって来た日の夜のことを思い出していた。
(あの時は、今のこの子みたいに稟に慰めてもらったんだよな……。抱きしめてもらうと温かくて、安心できて、すごく落ち着けたんだ)
当時の郭嘉への感謝と、暴漢に立ち向かった少女への労りを胸に一刀は抱擁を強めた。柔らかな感触と、鼻先をくすぐるほのかに甘い香り。
少女を落ち着かせてやろうとしているのに、かえって自身が戦闘によって得た興奮を癒やされていくようにさえ感じてしまっている。それは彼女が持つ天性の素質なのだろうなと思いつつ、一刀は嗚咽のおさまりを待った。
「む……。隊長、今がどのような状況なのかご説明いただけますか」
戻ってきた楽進は、抱き合う二人を見てむっとした表情を作る。一刀はそうじゃない、と首を横に振ると、楽進に少し待つように目配せをした。
「――あの、本当にありがとうございました。えっと、お兄さんはとても優しい方なんですね」
ひとしきり一刀の黒いシャツの端を濡らすと、少女はそんなことを言いながらゆっくりと身を離す。ほわっとしている、という表現がぴったりな雰囲気を持った少女である。
「そう……、なのかな。結局、俺は殺すことでしかこの状況を解決できなかった。もしかすれば、もっといいやり方があったのかもしれないのに」
己の斬り殺したごろつき共を見つめながら、一刀は自戒するように低い声で話す。少女はそんなことはないと言うように彼の手を取ると、両手でそっと包み込んだ。
「いきなり出てきてあの人たちのことをばっさり切っちゃったときは、お兄さんも怖い人なのかなって思いました。でも、きっと違う。この大きくて温かい手を握ったら、そんなことすっかり忘れてしまえたんです」
少女の穏やかな口調による感想を聞いて、一刀の口元に笑みが浮かんだ。そして心から、この少女を救うことができてよかったと思う。
守ってやりたくなるようであって、その真っすぐな瞳には確固たる理想が宿っているようにも見える。少女のまとう不思議な魅力に、一刀はある予感をたてていた。
「そういえば、まだきみの名前を聞いていなかったね。俺の名は北郷一刀、こっちは楽文謙だ」
紹介された楽進は、控えめに微笑んで少女に軽く会釈をする。かわって、少女は豊満な胸に手を当てながらその名を口にした。
「わたしは劉備、劉玄徳です。あっ……でもお兄さん、北郷さまたちは命の恩人なので、よければ桃香って呼んでください」
劉玄徳。少女の名を知った一刀は、驚いたというよりこれで得心がいったというような反応を示した。
世で論されるどの姿が、劉備の実像なのであるかは今となってはわからぬことである。しかし一刀には、自己を顧みず誰かのために立ち上がった桃香の行いが、書物の英傑のそれに重なって見えていたのだ。
「わかった。よろしく、桃香。それと……、きみが助けた人たちは無事だったから、安心していい」
「本当ですかっ!? よかったあ……。みんな、ちゃんと逃げてくれたんですね」
先に出会った家族のことを聞いて、劉備はぱっと花のような笑顔を咲かせた。
どこまでも、場を和ませる才能のある少女である。同時に、見ず知らずの人間の無事に喜ぶ彼女の気質を、一刀は好ましく思った。
「桃香。もしこれから家に帰るなら、途中まででも俺たちと一緒に行かないか? これでまた一人で襲われるようなことがあったら、俺も寝つきが悪くなってしまうからね」
少し茶化すように、一刀は劉備のことを誘った。心配なのは本心であるが、もうしばらくこの少女と時間を共に過ごしてみたい、という感情も生じている。
「そうされるなら、わたしも歓迎しますよ。……しかし隊長、我らと桃香さんの帰る方向が違えば、それもできなくなってしまうと思うのですが」
「うーん、それは多分大丈夫じゃないかな。桃香の国は幽州、だよね?」
なにも当てずっぽうで幽州といっているのではない。三国時代を代表する雄である劉備の出身地は有名であり、一刀もよく覚えている。
「すごーい! 北郷さま、どうしてわかったの!?」
天の御遣いという存在を知らない劉備は、まん丸な目を見開いて驚く。
「隊長……、一刀さんは、この地に生まれた方ではないんです」
「ここの人じゃないってことは、遠方の異国からやって来られたんですか?」
「そうじゃないんだ、桃香。もっというと、俺はこの世界の住人ですらなかった。天の国から落ちてきた、らしいんだよね」
ふわふわと長い桃色の髪を揺らしながら、劉備はなんとか一刀の話しを理解しようとしている。
「まあ、それはおいおいわかってくれればいいよ。ひとまず、この場を離れよう」
そう言うと、一刀は楽進に声をかけてごろつき共の骸の処理にかかろうとした。このような物騒なものを、そのまま放置していけるものではない。
「待って、わたしにも手伝わせてください。良い人たちではなかったけど、埋葬はちゃんとしてあげたいんです」
「わかった。それなら手早くやるよ」
「はい、北郷さま。あっ……そうだ、わたしの剣は……」
劉備は己の所持していた剣の行方を探す。代々伝わる大切なものであるが、抵抗した際に強引に取り上げられていた。
「よかったあ、ありました! お待たせしてすみません」
周辺を捜索すると、それは兄貴分が座っていたあたりに鞘付きで転がっていた。劉備は大事そうに剣を両手で抱えると、腰の装具に佩く。
村でも外れの方の目立たなさそうな場所に骸を埋め、三人は足早にそこを去った。劉備はどこか後ろ髪をひかれるような素振りを見せもしたが、黙って一刀の後についていくのであった。
「桃香は、いつもこんなことをしているのか?」
「いえ……。わたしくらいの剣の腕じゃ、虐げられている人を助けたくてもうまくいかないですから……。でも、今日は逃げたくないと思ったんです。逃げてばかりいたら、なにも変えられない。そんな風に、思えたんです」
劉備の瞳に、強い意思の光が溢れている。今回のような無道な行いは、どの地方へ行ってもよくあることだった。腐り果てた役人たちは、賂さえもらえれば誰であろうと厚遇する。そのせいで痛い目にあうのは、きまって関係のない住民たちだった。
「偉いんだな、桃香は。こういう世の中だからって諦めたら、そこで終わりなんだ。誰かが、この状況をなんとかしないといけない」
「わたしは、一刀さんがこの国をいい方向に導いてくださることを期待していますよ。なんたって、天の御遣いなんですから」
横を歩いていた楽進に手を握られ、一刀はひとつ頷いた。二人の仲睦まじい様子を見て、劉備はなんとなく羨望の眼差しを向けてしまっている。
「どうかした? ぼーっとしてたら、つまずくよ」
「あっ……、いえっ!? なんだか、いいなーって思ったんです。戦う力があって、支えてくれる文謙さんみたいな人がいる。それってすごく、素敵なことですよね」
劉備はこれまで、散々もどかしい思いを味わってきたのだろう。いくら強い義心を持っていようとも、どうにもならない場面のほうが圧倒的に多かったのである。一刀との出会いは、劉備にとって大きな岐路になろうとしていた。
「支える者が多すぎるというのは、ある意味隊長の欠点かもしれませんね。この方は、誰かひとりを見ていることなど、到底できないようですから」
「え? ええっ? それって、文謙さん以外にも、そういう人がいる……ってことですよね!?」
「もうすぐ、わかることですよ。まったく、隊長ときたら油断も隙もないんですから……」
「う……、いてて……。凪、もう少し手を緩めてもらえない、かな……?」
「拒否します。隊長の護衛として、それでは任務を果たせません。だから、いまだけは」
楽進から滲み出ているのは、嫉妬の炎だった。年頃の少女らしく、劉備は興味津々といった表情で一刀とのやり取りを見つめている。先程までの張り詰めたような空気は、いまではどこ吹く風である。
この後、村周辺にはある噂話が流れることとなる。その内容というのは、悪事を働く者が天の御遣いによって神隠しにあうといったようなものであり、時が経つにつれて様々な尾ひれがついて語り継がれていくようになるのであった。
「――それじゃあ愛紗ちゃん、よろしくお願いします」
大柄な赤兎馬は、背中に劉備ひとり増えたところでびくともしない。尻の位置を調整すると、劉備は楽しそうに関羽の腹部に手を回した。
「桃香殿、振り落とされないようにしっかりつかまっておいてくださいね」
関羽が腹を蹴るのを合図に、赤兎馬は抑え気味に走り出す。待機していた郭嘉らと合流した一刀たちは、再び冀州へ向けて道を歩み始めている。
(やっぱり、劉備と関羽ってことで気が合うんだろうか。すっかり頭から抜けてしまってたけど、こんな可能性もあったんだよなあ)
一刀がそんな風に思いながら劉備の背中を見つめていると、張飛が馬を寄せてなにか話しているようだった。
「お姉ちゃん、姉者のところが嫌になったら鈴々のとこに移ってもいいよ?」
「あはは……。愛紗ちゃんとお馬さんが疲れてきたら、そうさせてもらうね」
小さな子の相手は慣れているのか、劉備はそのちょっかいをいなす。元々の相性の良さもあるのだろうが、彼女自身に人を惹きつける天性の才能があるのであろう。
「それにしても一刀さま。あの桃香殿のことですが」
劉姓を持つ上に、彼女の所持する伝来の剣。郭嘉には、もしやという思いがあった。
「どうなんだろうね。そんな感じのことを言われたりもするけど、眉唾ものだったりもするし」
王朝が長く続いている中で、劉家の血脈は様々な地域に広がっている。荊州の劉表など、王族の分かれが地方において権勢を振るっていることも少なくはなかった。
どこかで、自分は誰々の血を引くやんごとなき生まれなのだと騙る者がいてもおかしくはない。
「そう……、ですか。まあ、あの桃香殿を見ていればおかしな企みをするなど、わたしにも思えはしませんが」
郭嘉はそう言いながら、ふっと笑う。
「うん、桃香は優しくて強い女の子だ。これは本当になんとなくだけど、同じ道を行く予感もしているよ」
郭嘉から見て、一刀は何事か決心したような顔つきであった。
「全く、一刀さまが女性に関してそのように言われると、間違いないように思えて仕方がありませんね。風への土産話しも、膨らんでいくばかりです」
「もう、すぐそうやって意地悪な言い方をするんだから。稟のことだって、すぐにでもかわいがってあげたいくらいなんだよ?」
「はっ……、いや……!? そ、そんな、わたしは決して主君に対して淫らな関係など求めてなど……ッ」
真っ赤になりながら否定する郭嘉であるが、鼻血のことがなければもっと深く繋がりたいと思うのは一刀からすれば当然のことである。
「まーた始まったで。隊長はん、もしかしてもう溜まってるんか?」
「沙和と真桜ちゃんにあれだけ出しまくってたのに? ちょっと規格外すぎるの!」
少し離れてそのやり取りを見ていた李典と于禁は、白濁塗れにされた晩のことを思い出していた。今思い出しても芯がゾクゾクしてしまうほどで、一刀の果てしない欲望に飲まれてしまうのではないかと感じたものである。
「二人に出しまくった……だと? 沙和、時間もあることだろうし詳しく聞かせてもらおうか」
「な、凪ちゃんが怖いのー! 真桜ちゃん、どうしよ……」
闘気を漲らせる楽進に、于禁は背筋を震え上がらせた。この状況ではどこにも逃げ場はない。観念したように項垂れると、李典は初夜のことを赤裸々に告白していくのであった――。
数日ぶりに帰陣した一刀は、久しぶりに我が家へと帰ってきたような感覚に浸っていた。面々が出払っている間にも人は続々と増えていたようで、動かせる兵力は一千を数えるほどになっている。
物資なども運び込まれているようであり、一刀は程昱の手腕に舌を巻いた。
「お帰りなさいませ、ご主君さま。いつ動いてもいいように、それなりの準備はしておいたのですよ」
「ああ、ただいま。そっちにも色々と話したいことがあると思うし、後で風には俺のところに来てほしい」
「はいー。それではひとまず、新たに引っ掛けてきた方々の紹介をお願いできますでしょうか」
程昱は、出発前にはなかった見慣れない三つの顔を順番に見る。それぞれ真名を交わしあい、一旦の解散となる。
言われていた通り程昱が一刀のところを尋ねると、示し合わせたわけでもないのに二人は静かな場所を求めて移動するのであった。
「んっ……。なぜでしょう、今日のご主君さまは一段と情熱的な感じがしますねえ」
夕焼けの光が、青草の上に押し倒された程昱の顔を照らす。服を脱ぐことも忘れて、一刀は彼女の唇を貪っていた。
「……なんて言ったらいいんだろうね。ごろつきを斬ってから、神経が変に興奮してしまってるのかもしれない」
それは無意識に脳が殺しのストレスから身体を守っているためなのか。そんなことは正直どうでもよく、ただ程昱のことを無性に抱きたいと一刀は思っている。
「風もお兄さんがいない間もやもやっとすることがあったので、一番に求められて嫌な気はしないのですよ」
程昱の柔らかな金髪を撫でながら、一刀は唇を重ねた。空いた手は下着の上から陰部をまさぐり、彼女の性的興奮を引き出していく。
(こうしているだけで、風に挿れたくて仕方がない……。一度出さないことには、抑えが効きそうにもないな)
手っ取り早く挿入にもっていくために、一刀は体勢を変えて口元を程昱の秘裂の前まで持っていった。薄緑の下着を横にずらすと、ぷっくりとした割れ目が顔を出す。
「風のここ、舐めちゃうからね。あむ……」
「ひゃ……う……。お兄さんの舌、ぬるって入ってきてえ……」
濡れ始めたことによるねっとりとした感触を楽しみつつ、一刀は舌を大きく動かし全体を刺激していく。程昱も交わりを強く欲していたようで、飴のかわりに指を咥えて快感に喘いでいる。
「あうっ、んんんんっ……、はあっ……」
「しっかり濡れてきちゃってるね……。風のおまんこの中から、どんどんぬるぬるが出てくるよ」
染み出した愛液を一刀がわざとらしく音を立てて吸うと、程昱は愛欲に潤んだ瞳で虚空を見つめていた。彼が出かけている間に身体の火照りを感じた時は密かに自らを慰めていたものの、やはり直接触れてもらうのでは満足感が違う。
「お兄さんのせいで、風はいやらしい子に変えられてしまっているのですよお。責任を取って、しっかりおちんちんで気持ちよくさせて欲しいのです……」
貪欲に性欲を満たそうとする程昱の願いに、一刀は嬉しげに頷いた。着衣で寝かせたまま足を立たせてハの字に開かせると、まだまだ初心な秘裂がほんの僅かにサーモンピンクの中身を見せている。
「いきなり奥まで挿れちゃうからね。風も早くして欲しそうだし」
下ろしたジッパーの隙間から、一刀はいきり立つ肉棒を取り出す。彼の精神状態に合わせてそこはこれでもかというほど太く反り返っており、程昱はごくりと喉を鳴らした。
充血した亀頭を入り口に充てがったかと思うと、一刀は体重をかけて宣言通り最奥まで貫ききった。
「か……はっ……! ふうっ……、ふうっ……くうっ……」
程昱の口から乾いた声がもれる。しっかりと前戯の時間を取ったわけではなかったため、奥に近い部分ほど裂き割るように肉棒が通過していく。だが今は、多少の痛みさえ程昱の脳は快楽のように感じ、一刀からはっきり見てわかるほどに彼女は絶頂してしまっている。
「ごめん、動くよ。文句なら後でいくらでも聞いてあげるから」
オーガズムに震える程昱の膣内を、大きく張ったカリが無遠慮に蹂躙していく。絶頂中の敏感な壁をゴリゴリと削るように刺激されて、彼女は目の端に涙を浮かべながら悦びの声を上げる。
「これっ、おかしくなってしまいそうなのですよっ……! 風の中、ずっとぴりぴりしてしまってるのに、おちんちん止まらずに入ってきてえ!」
「もう何回イッたの? さっきまでちょっと乾いてたのに、子宮の入り口までぐちょぐちょになってるよ……!」
「知らない、知らないのですよお! お兄さんに奥突かれるだけで、風のおまんこびりってしちゃってますからぁ……!」
挿入されてからずっと、程昱は快楽の波に煽られ続けていた。それでも膣は緩まずむしろ締め付ける強度を上げ、肉棒から精液を吐き出させようとしている。
「はあっ……! 俺も、おかしくなりそうなくらい気持ちいい……。風の中、最高だよ……!」
叩きつけるように腰をぶつける度、スカートがひらひらと動く。程昱にそれを持っているように言うと、なんとも煽情的な光景となった。
小柄な少女がスカートの裾を持ち上げて秘部を晒し、男に悲鳴を上げてしまいそうなほど強く突かれている。端からみれば強引に犯しているようにしか見えないだろうなと思うと、一刀は余計に肉棒が膨らんでいくような気がしていた。
「なんですか……、まだ大きくなるなんて……! おまんこのなか、動きやすいように拡げられ……ッ」
「風、俺だけの風っ……! ちゅ……ん」
子宮口をごんごんと突き上げながら、一刀は再びちゅうちゅうと彼女の赤い舌を吸い上げる。新鮮な唾液を求めるように、舌は口内で激しく絡み合っていた。
「はむっ……ひゅう……! おにいさ……ふごっ……!」
男の体重を全身で感じ、程昱は快楽に打ち震える。全てが愛おしく、全てが気持ちいい。
膣と肉棒の隙間から溢れる汁は、ぶくぶくと泡立っている。ここまで来ると、愛液と先走りのどちらの比率が高いのかもはやわからなくなっていた。
「んっ……ぴちゃ……。そろそろ、一回目出すよ」
「ひゃいっ……! ください、風のお腹の中に……!」
子種を欲する程昱の子宮が、あたかも降りてくるかのように亀頭を圧迫する。稲妻のようにほとばしる獣欲をぶつけ、肉棒は白く染まった液体を噴出させた。
「んぐうううううううううううっ………………!!!!! おちんちんに奥で射精されながら、またイッてしまうのですよお…………!!!!!」
程昱の身体を押しつぶしてしまうほどに全体重をかけ、一刀はマグマのように熱い精液を注ぎ込んでいる。
この日特段の快楽に彼女は首を反らせ、明後日の方向を見ながら達していた。
「ぐうっ……、このままもう一発……!」
出し足りないように感じた一刀は、精汁でどろどろになった膣内をさらに往復する。異常ともいえるような昂ぶりのなか、またしても射精の波はせり上がっていく。
「え……っ。ふあっ……! きゃううううう…………!!!!!」
一刀が尻を持ち上げながら突いているため、程昱の上半身がガクガクと揺れる。今は普段の彼女からは考えられないほど乱れ、一匹の雌として肉棒を受け入れていた。
「イクよっ、風……! おまんこの中で全部飲めっ……!」
「はいっ、はいいいいいいいいいい!!!!!」
亀頭の先から吹き出す精液は、先ほどの射精で満タンになっている膣内をさらに溺れさせていく。子宮口は必死に一刀の種を吸い上げようとするが、入らないものはどうしようもないのである。
「ご主君さまの精液で、おかしく……おかしくなってしまうのですよお……!」
「いいよ。今だけは、好きなだけ狂ってしまおう」
一刀がもう一度ゴツンと奥を突くと、程昱は嬌声を放ちながら外に出した舌をだらしなく震わせている。その仕草があまりに愛おしく、一刀は口づけながら小さな身体を抱きしめるのであった――。