※この作品はR-18です。

北郷当代記   作:KKS

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二(凪、真桜、沙和)

 ゆるやかな流れを育む川の岩陰で沐浴をしている四人の男女。その内の三人は女性であるためか、一応肌を隠すためであろう薄衣(うすごろも)を肩からかけている。

 どの娘も見るからに器量のいい身体つきをしており、水分を含んで吸い付いた薄衣がよりくっきりとボディラインを映し出す。その艶やかさはさながらおとぎ話に登場する天女のごとくで、世の男はさぞ垂涎することであろう。

 そんな極楽とも表現できる場にいる唯一の男、すなわち天の御遣いである。その御遣いは満更でもないといった感じに薄く笑みを浮かべ、下腹部に備えた宝具を殊更に主張させていた。

 

「ふふっ」

 

 三人の女たちの中でもとりわけ大きな乳房をもつひとりが、御遣いの左腕を取って自慢のやわらかな果実を押し当てる。自在に形を変化させる柔肉は見事というほかなく、御遣いの二の腕をむっちりと覆い隠していく。

 こうまでされても肉欲の猛るままに女のことを組み伏せないのだから、ある意味この御遣いは恐ろしい精神力の持ち主であるといえるのかもしれない。

 

「そんで一刀はん。ウチら結局このまま、どこに向かうんや? まさかずっと、根無し草ってわけにもいかんやろうし」

 

「ああ、そのあたりのことは協議してあるよ。一旦冀州に戻って袁本初殿に助力するか、それとも曹孟徳殿に渡りをつけるか。現状を考えればどこも兵はほしいだろうから、黄巾の主軍がどこにいるかで身の振り方を変えてもいいのかもな」

 

 北平を出て数日、北郷軍はひとまず南へと進路をとっている。いまだ張角の名が聞こえてこないのは気がかりであったが、最終的に洛陽陥落を狙うのであれば中原近辺に本隊が潜伏していると考えていいだろう。

 ちなみに一刀が候補として袁紹の名をあげたときに、少なからず彼女の人となりを知る程昱や郭嘉が露骨に顔をしかめたのは言うまでもない。

 

「ねえねえ一刀……。真桜ちゃんだけじゃなくって、わたしのこともさわってほしいなあ」

 

 軍内でも抜きん出た大きさを持つ李典ほどではないが、于禁は形のいいふくらみを男の右腕にむにゅりと当てる。

 ひんやりとした川の水を浴びて于禁の小ぶりな乳頭はかたくシコっており、コリコリとした感触を布越しに押しつけられた一刀はつい彼女の肩を抱き寄せてしまう。

 

「沙和お前、隊長の名をそんな軽々しく……!」

 

「だってえ、一刀は一刀なんだもん。ねっ、一刀?」

 

 怒りの形相を浮かべる楽進を無視して、于禁は挑発するかのように恋人の名を連呼する。

 少女の指が一刀の太腿をつうっと撫でると、反り返った逸物がぴくりと抗えず反応した。

 

「まあまあ、当の俺が嫌がってるわけじゃないんだから、凪も怒らないでやってくれないか。同年代の友達って感じでさ、こういうときくらい気楽にしていいと思うよ」

 

「えー、一刀はんから見たらウチらって友達なん? そんなこといったら、余計に凪怒るんとちがう?」

 

 言葉尻を拾った李典は、ニタニタと笑いながらわざとらしく声を張る。そこまでいって本当に大丈夫なのかと于禁は途端に慌てだし、一刀にフォローをするように求めるのだった。

 

「まさか、友達にここまでの感情は持たないって。凪も真桜も沙和も、俺にとって間違いなく特別で大切な女の子だ」

 

 一刀の返答に対して、少女たちは三者三様の反応を見せている。

 「そうまで言われたらしゃーないなあ」と李典は肉感たっぷりの身体をより密着させ、一刀の肩口から胸にかけてキスの雨を降らせていく。

 そんな李典に負けじと于禁は喜びの感情そのままに、男の太い指を自らの陰部へと誘導する。興奮によって割れ目にはじんわりと滑りを含んだ(つゆ)が浮かんできており、一刀が試しに中指で表面を撫でただけでも于禁はかわいらしく声をもらしたのであった。

 

「あ……ううっ!? 一刀さん、その……自分は……」

 

 そして肝心の楽進はといえば、激辛料理を食べても平然としているような表情を大きく崩して恥ずかしがっている。さらには真っ赤に染めた頬を隠そうと水面を向いて手をもじもじとさせているのだが、それによって強調された魅惑の谷間に一刀は股間をより熱くしてしまう。

 

「ほらほら凪ちゃん、一刀のおちんちんがさわってほしいって言ってるみたいだよ?」

 

「一刀はんのこういう正直なところ、ウチは大好きやで。これだけしてても凪の身体に一番反応してるんは、ちょっと妬いてまうけどなあ」

 

 愛する男にしなだれかかっている友人ふたりに気持ちを奮い立たされる形で、楽進はついに重い頭を上げた。そして一刀のことを照れた瞳で上目遣いに捉えながら、股の間にやる気充分の男根を招き入れていく。

 

「んんっ、あつ……い……。ふあ、ううっ……、一刀さんの身体が冷えてもいけませんから……、わたしがしっかりと……その……温めます」

 

 表皮についた傷跡は、楽進の乙女な本質を隠すベールとなっている。しっとりとした肌は男の敏感な部分を確実につかまえ、恥丘から滴る蜜は獣欲を昂ぶらせていく。

 楽進が肉づきのよい太ももをきゅうっと閉じながら腰を前後させると、一刀の下腹部を甘い鈍痛が襲った。

 

「凪、気持ちいいよ……。俺も我慢できなくて、腰……動いちゃうかも……!」

 

 一刀と楽進は、互いに快楽を生み出す粘膜を夢中で擦り合わせていく。ぴたりとつけた胸板で隆起した乳頭が刺激され、少女は淫靡に肌を朱色に変えていった。

 

「しっぽりやってるとこ悪いんやけど、こっちのこともかまってえな……。一刀はんにいじめてほしくて、ウチのおっぱいこんなになってるんやで?」

 

 李典がとった誘惑のポーズに、一刀は思わず「おおっ」と驚きの声をあげてしまう。

 それもそのはず。忍耐のきかなくなった李典は豊満な乳房を両手で持ち上げて、勃起した乳先を自らの舌で慰めていたのである。

 

「ん、ちゅぱ……んんっ……! ほら、一刀はんもおっぱい吸うの大好きやろ? だからぁ……」

 

 人並み外れた巨乳の持ち主であるからこそできる芸当に、一刀は生唾を飲んで熱い眼差しを送る。

 

「いやらしい子だな、真桜は……。このやわらかさと大きさ、一級品なんてもんじゃない」

 

 数回大きな乳房を鞠のように手の中で遊ばせると、一刀はその柔肌に舌を這わせていく。そうしている間も李典がぐいぐいと顔に向かって胸を押し付けていったため、この世のものとは思えないほどのふんわりとした気持ちよさが広がっていく。

 

「あむ、ちゅう……はあっ……。沙和のおまんこ、凪と真桜のこと見ながら濡らしてしまったのかな?」

 

「んひゃう!? やあっ、一刀の指……中でぐにぐにってえ……!」

 

 于禁のとろけた蜜壺は内部を強くかき回されて喜んでおり、ねっとりとした襞はすっかりほぐれてしまっている。

 何度か愛撫されただけでも一刀の手首までぐっしょりと濡らしてしまったほどで、さらに太いモノが欲しくてたまらないといった様子で于禁は肩によりかかった。

 

「あっ、ふうっ……。一刀さんの挟んでるだけなのに、なんでこんな……やう、うあっ……!」

 

 すっかり汁塗れとなった男根をずりずりと摩擦しながら、楽進は切なげに肌を震わせる。

 張り出した亀頭のエラに感じやすい陰核を弾かれると、少女は腰が抜けてしまいそうになった。

 

「いい……です……っ。もっと、あなたのことを……わたしに覚え込ませて……ください」

 

 楽進は赤く腫れた男根を秘裂でなぞり、その形を記憶していく。その度に相手を愛おしむ感情が溢れ、言葉が紡がれていくのである。

 

「お慕い……しています。ほかの誰よりも、あなたのことを……あうっ!?」

 

 快楽でかき消されていった言葉の残滓は、その場の誰しもの心に響いていく。

 代わりに楽進の女陰は高々と歓声をあげ、まさに情事を謳歌しているといえよう。

 

「もー、妬けちゃうの……! 凪ちゃん普段からかわいいのに、そんないじらしいこと言っちゃうんだから……!」

 

「ほんまになあ。もしウチが男やったら、絶対一刀はんみたいにちんこばっきばきにしてしまうわ」

 

 愛する男への思いをにじませる親友の姿を目にして、于禁と李典は一層興奮を高めている。

 一刀の怒張は言わずもがなであり、うっかり楽進の中へと入り込んでしまいそうなほどに硬く反り返っていた。

 

「はあ、ん……ちゅう……ちゅぱっ。三人とも……俺、そろそろ……っ」

 

 李典の巨乳に溺れながら、一刀は限界を感じている。三方から伝わってくる嬌声が、射精したいという衝動をより強くしていった。

 

「ひあっ、ううっ……、ください一刀さん……! わたしも、もう……イキ、そうですッ」

 

「一刀はんなら、ウチらぜんぶにぶっかけるくらい楽勝やろっ……!?」

 

「そうなの……っ! んっ、みんなで一緒に気持ちよく……ひゃあ……ッ!」

 

 ぐちょぐちょと腰を動かす楽進に合わせ、一刀は勢いよく恥丘を擦り上げる。

 一足早く絶頂した楽進がたまらず太ももにより圧力をかけたことで、男根もその巨体をびくびくと脈打たせて唸り始めるのだった。

 

「い……くッ! んん、くうぅうう……ッ!」

 

 ずるっと股の間から抜け出した男根は先端を大きくしゃくらせ、濃厚そのものな精液を少女たち目掛けてぶちまけていく。

 

「うああぁああっ……!? あ……くうっ、一刀さんの温かいのが、ひゃうぅうう……!」

 

 びちゃびちゃと女体に降り注いだ煩悩の塊は、胸や腹を汚してはさらに次弾で上書きしていくのである。

 正面に立っている楽進はへその周辺を特に粘液だらけにされてしまったのだが、頬を上気させて心底嬉しそうに微笑しているのだ。

 

「ほんま、一刀はんの精液すごすぎやでえ……。こんなに出されてしもたら、当分匂いもとれへんのとちゃうやろか……」

 

「どろどろにされると、一刀のものにされちゃってるって……すごく実感できるの……。それに……んんっ、あったかくて……気持ちいいかも」

 

 李典と于禁はおびただしい量の精液を浴びながら、心地よさそうに吐息をもらしていた。胸の谷間にたまった粘液を指ですくい舌で味わうと、その濃さに李典は淫靡に笑みを浮かべたのである。

 

「あっ……うあっ、ふうっ……」

 

 まだ快楽の抜けきっていない楽進は、視線を彷徨わせながら足下をふらふらとさせていた。そのことに気づいた友人に腰を支えられると、照れくさそうに頬をかく。

 

「あ、ありがとう。一刀さんのおちんちんがすごすぎて、その……」

 

 白く濁った精液は、凪の褐色の肌にあって一段と映える。一刀は再度下腹部に力がこもっていくのを感じながら、三人のことを抱きしめた。

 

「みんなすごくかわいかったよ。どうせならこのまま……さ」

 

 一刀がそう発するまでもなく、李典と于禁はふたりしてべとべとになった男根を撫で回している。

 そこから放出された熱を感じたばかりとはいえ、直接中に入って気持ちよくしてもらいたいというのが心情であろう。

 どのようにしてまぐわうのが最上であろうか、などと一刀は考えだしていたのだが、ぶるっと身体を震わせた楽進は「くしゅっ!」とかわいらしいくしゃみをする。いくら一枚羽織っているからといえども、濡れている分生地が体温を奪っているのだろう。

 

「もう、凪ちゃんてば勝ち逃げが上手なの! ほら、みんなで洗いっこしよ?」

 

「しゃーないなあ。凪が風邪ひいてもあかんし、今日のところはお開きにしよか。一刀はんも、そんでええ?」

 

 下腹部はまだまだ立派な状態にあるものの、一刀は素直にうんと頷いた。すると自分だけ熱いモノを独占した形となってしまった楽進は、申し訳なさそうに小さく呟いたのである。

 

「う……、すまない。一刀さんだってまだ満足されていないのに、わたしのせいで……」

 

「だからって、凪が体調を悪くしたら本末転倒だろう? 俺は全然気にしてないから、さっさと上がってしまうよ」

 

 それからはパシャパシャと互いに水をかけあい、沐浴本来の目的をこなしていく。幸いなことに大地を照らす日輪はご機嫌なようで、冷えてしまった四人の身体をじんわりと温めてくれたのである。

 着替え終わってからもしばらくそこで過ごしていた一刀たちであったが、遠くのほうから聞こえる呼び声が憩いの時間を終わらせていく。

 

「あれは……、愛紗さんですね。なにかあったんでしょうか」

 

 楽進は目を凝らし、関羽の急いでいるような雰囲気から問題でも発生したのではないかと推測する。

 走る少女の黒髪は風になびき、衣服越しにでも抜群の存在感を誇る大きな乳房が身体の上下にあわせて揺れていた。とはいえその表情から察するに、一刀もいつまでも鼻の下を伸ばしている場合ではなかろう。

 

「ご主人様、こちらでしたかっ! ついさきほど、なにやら使者だという女性が我らの陣に到着されたのですが」

 

「使者だって? いったい誰からの」

 

 関羽からの報告を聞いた一刀は立ち上がり、詳細を続けるよう促した。楽進らも会話の内容が気になるのか雑談をやめ、真剣な顔つきで二人のことを見守っている。

 

「董卓……、その字を仲穎(ちゅうえい)殿と。使者殿によれば、軍勢を預かる将の名はそう申されるようです。なんでも、都からの命を受けて賊軍の討伐に向かっている最中だとか」

 

 さすがに楽進たちは、「董卓」という名を聞いたところで反応を示すことはない。董卓がこの時点では大陸中に響き渡るような有名人でもないのだから、それは至極当然のことである。

 

「董、仲穎殿……か。俺の記憶している通りなら、きっとあの董卓のことなんだろうな。ま、こういうことだってある……よな」

 

 期せずして巡ってきた邂逅の機会。ざわめく胸中を鎮めようと、一刀はつとめて深く息を吸い込んだ。

 時代の寵児にして、後世においては暴君と名高いその人物。いつかは対峙することもあるだろうと覚悟をしていたが、まさか董卓のほうからお呼びがかかるとは一刀は考えもしていなかった。

 

「ご主人様は、その董仲穎殿をご存知で? それと少し、お顔の色が優れないようですが」

 

「ああごめん、平気だよ。なんといっても、俺の世界じゃ酒池肉林の代名詞のような人だからね……」

 

 一刀の口をついた董卓評を耳にして、関羽はやっかいな相手との折衝になるかもしれないと表情を引き締める。もしなにか間違いがあった場合は、一戦交えることにななるかもしれない。生真面目なこの少女はそこまで決心して、先方に向かうのであれば必ず自身を連れて行くよう主君に請うのであった。

 

「愛紗はんは心配性やなあ。そのなんとかって人が酒池肉林の権化なら、一刀はんは性欲の神さんみたいなお人やんか。それなら、案外すぐに馬が合うかもしれへんやろ?」

 

「はあ……真桜、つくづくお前というやつは……。ご主人様、ともかく一度陣幕までお戻りください」

 

 李典の軽口に目眩がしそうになったのか、関羽は額を抑えながら一刀に帰陣することを願う。

 

「わかってる。凪たちも一緒に来てくれ」

 

 北郷軍の総大将としての責務を果たさんがため、天の御遣いは武人らしい雰囲気をその身に纏いはじめる。腰に下げた刀をぐっと握りしめると、闘志がふつふつと湧いて出るようだった。

 

(曹操も見た目こそかわいらしかったけど、気後れしてしまいそうになるような空気感の持ち主だった。使者の出処があの董卓だというのなら、なおさら気を抜くことなんてできない)

 

 鬼が出るか蛇が出るか、はたまた転じて仏が出るか。ただその視線の先に、天の御遣いはまだ見ぬ英雄の姿を描いているのであった。

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