※この作品はR-18です。

北郷当代記   作:KKS

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閑話 慈愛大狂想(真桜)

 誰しも、休息の時は必要なのである。別離と移転。そこから始まったのは、統治に心を砕く日々。そして、快楽殺人者との暗闘だった。

 ようやく、一段落がついたといえるのだろうか。郭嘉、程昱らの働きにより、民政は滞りなく進められている。軍事に置いてもそれは同じことであり、様子を見に行くと常に将軍たちが盛んに兵を鼓舞しているのだった。

 微睡み。眠気を誘う温もりの中、身体を動かしてみる。掛かっている布団が、邪魔にすら思えた。払い除けた手に伝わってきたのは、もっちりとした感触。一刀はもう一度そこに手をやり、形をしっかりと確かめてみた。

 

「んっ……、あふっ……」

 

 覚醒を促してくるかのような、艶めかしい声。少し力を込めてみれば、指はたちまち飲み込まれてしまう。きっといま、自分の顔はにやけてしまっているのだろうな、と一刀は思う。

 上半身を動かす。温もりを発している柔肉に顔を寄せ、頬ずりをしてみた。気持ちがいい。それに、女性特有のいい香りもしている。

 最高の肌触りを阻害してくる着衣は、果実の皮と同様のものである。一刀はその袂に指を差し入れ、中身をあらわにしていった。ぼんやりとしたままの視界に、薄ピンクの突起が飛び込んでくる。喉が鳴る。なぜこうにも、むしゃぶりつきたくなってしまうのか。そうした無意味な問答を脳内で繰り広げながら、一刀はぷっくりとした乳輪までもを口に含んでしまった。

 

「あ……、ふふっ……。なんや、くすぐったいなあ」

 

 対する女の方はというと、まだどこか夢の中、といった感じであった。それをいいことに、一刀は行為を続行させていく。

 ほんとうに、ここから母乳がでてくればいいのに、などと吸いながら考えてしまう。性欲を満たすためというよりかは、いまは母性を求めてしまっているのかもしれない。無心で乳首を吸引しているだけだというのに、他では得られないような満足感があるのだ。

 このような状態となっているのは、ここ何日かの間特に張り詰めていたせいなのだろうか。なるべく、弱い部分は見せずに来たつもりだった。これまでの信頼を失うことを、恐れているわけではない。厳しくも優しい少女たちだということは、一刀自身がよく知っている。

 結局の所、意地を張っていただけなのだろう。趙雲などがこの場にいれば、チンケなことだと笑われてしまうかもしれないが、男というのはそんなものだ。

 

「ん、んん……っ。なんでか知らんけど、胸のところがあったかい……、って一刀はん?」

 

 こんな気分になったのは、いつぶりだったか。真桜と顔を合わせることさえ恥ずかしく思い、照れ隠しのためにさらに乳を吸った。

 

「なんや~、昨日の晩もあれだけウチのおっぱい吸ってたのに、まだ足りてなかったんやな」

 

「う……、すまん。なんて言えばいいのかわからないけど、気づいたらこうなってた」

 

 頭を撫でてきたのは、優しい手のひらだった。甘い。するはずがないというのに、ミルクの香りすらしてきているような気になっていた。

 自分が赤ん坊のときにも、こうして母にあやされながら乳房を吸っていたのだろうか。得も言われぬ幸福な感覚が、全身に拡がっていった。

 

「ええんよ、いくらでも吸ってくれて。最近色々あったことやし、一刀はんだって疲れてるんやろ? そりゃあ、凪とか愛紗はんとはこういうことしにくいかもしれへんけど、ウチは大将のいろんな顔見られて楽しいし」

 

 身体を抱きしめてくれながら、真桜はからからと笑った。案外、度量の大きい子なのである。だったら、今日はその優しさに素直に甘えてみよう、と一刀は顔をさらに密着させていった。

 

「真桜……。んむ、ちゅう……」

 

 普段頭の左右で結われている髪が、今朝は無防備にほどかれていた。それだけで、こうも雰囲気が変わるものなのだろうか。いつもはおてんば娘といった感じの真桜なのに、いまは妙に大人びて見える。穏やかな視線。きっと、真桜はいい母親になるのだろうな、と一刀は思った。

 

「そうそう、吸うの上手やね……。おっきな赤ちゃんやけど、こっちのほうはどうなってるんやろ。ん……、しょっと。ほら、ここおいで?」

 

「ン……、わかった」

 

 真桜の膝の上に、頭を置いて仰向けとなった。太ももの柔らかさが、後頭部を通じて伝わってくる。これ以上の枕なんて、誰にも用意することはできないだろうな、と一刀はしばらく目を閉じていた。

 

「一刀はん、こっちはいいん?」

 

「そんなことないって。ああ……真桜の匂いで、すごくリラックスできる」

 

 顔に当てられた乳房の感触。ゆっくりと呼吸をしていき、愛しい人の香りで体内を埋めていった。

 

「りら……っく?」

 

「ああ、気にしないで。とにかく、真桜にすっごく癒やされてるってことだから。んっ……、ほんと最高のおっぱいだよ」

 

 大ボリュームの乳房の熱量を肌近くで感じながら、唾液まみれとなった乳首を口内で転がし続けていく。ちゅうちゅうと恥ずかしげもなく音を立てて吸っていると、気分は段々と高揚していった。こんなことをしておいて、反応しないというのには無理があったのだろう。胸を撫で、腹を撫でながら下ってくる真桜の手のひら。それはやがて袍の内部へと侵入し、ある一点だけを目指して突き進んでいった。

 

「うん、しっかり元気になってるね。遠慮せんと、こっちも全部吐き出してしまったらええんよ? 一刀はんの心も身体も、ウチがしっかり癒やしてあげるから……」

 

「真桜……っ。うあ、ああっ、そこ……!」

 

「すごい、かっちかちになってるで。んふふ……、おちんちん、きもちーって言ってるみたいやなあ。こうやってシコシコしてあげるとぴくんってなって、めっちゃかわいいわあ……」

 

 思わず、声を漏らしてしまっていた。真桜は二本の指で輪っかを作り、男根を上下に扱いている。ほどよい力加減であり、うまい具合に快感が引き出されていく。

 

「く、ううっ、はあっ……。ん……、ちゅる、ちゅぱ」

 

 わざとなのだろうが、時折敏感な部分に強く指を引っ掛けてくるのである。ゆるゆるとした竿への刺激のせいで、亀頭周辺は油断しきっていた。そこをぐりっ、と持ち上げるように刺激されると、快楽が電流となって全身を走り抜けていくのである。

 

「真っ赤になった先のとこ、気持ちいいんやろお? あっ……、もうお汁でぬるぬるにするなんて、いやらしいんやから」

 

「それは、真桜の触り方が……くうっ」

 

「あかんでー、そんな言い訳なんてしたら。ウチにおちんちん擦られながらたくさんすけべな声だしてるのは、一刀はんなんやで? 色んなこと、いまは全部忘れていいんやから……なっ?」

 

 子どもをあやすような口調とは逆に、真桜の指使いはさらに淫らなものとなっていった。人差し指で滑った鈴口を責め立てながら、ゆるゆるとした速度で幹を上下に擦り上げてくるのである。その愛撫に情けなく腰を跳ねさせ、乳肉にむしゃぶりついた。

 ほんのりと甘みを感じる乳先をわずかに甘噛し、一応の抵抗を試みてみる。

 

「やあ……んんあ……。そんなおイタする子には、もっとわからせてあげんとなあ」

 

「う……、はあっ……。真桜……ッ」

 

 どうやら指だけではなく、手をしっかりと使った刺激に切り替えたようだ。頭の中がくらくらする。溢れ出したカウパーを巻き込んでいるせいか、淫靡な音がはっきりと聞こえてきてしまう。

 ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ。慈愛に満ちた表情ながら行為に頬を紅潮させている真桜は、淫欲を満たしてくれる女神のようでもあった。しっとりと汗ばんできた乳房に舌を這わせ、母の温もりを求めて柔肉を揉んでいく。これは、現実すら忘れさせてくれる柔らかさだ。指を少々強めにめりこませても、真桜は嫌な顔ひとつしない。

 

「ええよ、一刀はんの好きにしてくれて。はあっ、うぐっ……、んあう……。こっちは、そろそろ限界やろか」

 

「ああ、そうかも……っ」

 

 こちらの反応を見つつ、真桜は手を動かす速度を調整しているようだった。そろそろ、イカせてほしい。そんな雰囲気を理解したのか、男根を握る手に力がこもっていく。

 

「熱々のおちんちん、ぷくうって膨らんでるなあ。我慢なんかせんでええんよ? 一刀はんが満足できるまで、ウチが責任持って射精させてあげるんやから……。だから朝一番のねばねばした子種、たくさんウチにぶっかけて……? いっぱい、いっぱいドロドロにしてえ……」

 

 聞いているだけで、男根の芯が熱く滾ってしまうような宣言だった。身体の全てが、喜びに打ち震えてしまう。

 無我夢中で乳房に吸い付き、尿道を駆け上がろうとする精液を押し留めた。それでも止めきれなかった分が先端より漏れ出し、真桜の手と指を汚していく。

 

「出して、出して……一刀はんっ。しっかりイクこと、はよウチに見せて……♡」

 

 トドメだと言わんばかりに、真桜は大きなストロークで男根を扱き上げた。強烈な快楽が襲う。管の中で順番待ちをしていた精液が、ドバドバと堰を切って溢れ出した。

 

「ん……ぐっ、ああぁああっ……!」

 

 下腹部が痙攣し、大量の精を空に向けて放っている。出したての精液を浴びせられて、心から幸せそうな真桜。うっとりとした表情が、印象的だった。

 

「すごい量……。昨日の晩もあれだけ出したのに、ほんま惚れ惚れしてまうわあ……。あんっ、まだ出てきて……っ。ウチの着物、真っ白にされてしまいそうやね」

 

「んぐっ……!? おおっ……!」

 

 絶頂により敏感になった男根を、真桜はなおも扱き続けていた。強すぎる快楽のせいで、声が裏返ってしまいそうになる。しかし下半身のほうはどこまでも貪欲だったようで、刺激を与えられたことにより硬度を保ちながら、残滓をさらに飛び散らせていった。

 

「すごい、すごい! 一刀はんのおちんぽ、震えながらびゅるびゅるって精液吐き出してるぅ……! やっ、あははっ……、ウチもめっちゃ気持ちいいわあ」

 

「はあっ、ああっ……、まだ……出るっ」

 

 最後のひと塊だ。きゅっと根本を絞り上げられながら、白い粘液を吐き出してしまう。

 全身が興奮によって熱を持っている。ぬるぬるになった亀頭の上で指を遊ばせながら、真桜は嬉しそうに目尻を下げている。

 

「頑張って射精できて、えらいえらい。ほんなら、つぎはこっちでもしよなあ?」

 

 淫靡な笑みに、思わず男根が脈打ってしまう。なにをするつもりだ、などと聞く必要はなかった。するりと体勢を変えた真桜に組み伏せられ、鼓動がさらに高まっていく。下腹部には、自分自身のものとは別の粘つきを感じていた。瞬間、ずるりと飲み込まれていくのがわかった。

 

「すげっ……、熱いな」

 

「んああっ……、ふううぅうう……。苦しくない、一刀はん?」

 

「ああ、大丈夫だ。それより、こんなに濡らしてたんだな、真桜」

 

 いい具合に濡れそぼった膣肉が、ぴっちりと男根を掴まえている。密着している肌の熱さからも、真桜が興奮していることはよくわかっていた。

 

「そんなん、当たり前……やろお? ん、んんっ、はあっ……。ウチに全部任せて、一刀はん。ぬるぬるのおまんこにも、たくさん甘えてくれていいからあ」

 

「真桜の中が、俺に絡みついてくるみたいだ。はあっ、もっとしてくれるか」

 

 頷き、真桜は密着したまま器用に腰を動かし始めた。すんなりと最奥まで迎え入れた男根を、子宮口にぴたりと当てて擦っていく。まるで膣全体を使っての愛撫のようであり、一刀は脳が蕩けるような快楽を味わわされていった。

 

「んちゅ……はむっ、んむうっ、れろお……。ふふっ、どないやろ」

 

「聞かなくたって、わかってるくせに」

 

 ついばむような口づけが、次第に深いものへと変化していく。一刀の舌を吸引し、真桜は自らの口内で犯していった。ずっとこうしていたら、本当に溶け合ってしまいそうだ。女の唾液を嚥下しながら、一刀はぼんやりとした頭でそんなことを考えていた。

 

「ああっ、ウチも気持ちよくなってしまううぅうう……。一刀はんのガッチガチになったチンコにお腹の奥押されるの、好きぃ……はあぁあああ」

 

 気分が盛り上がってきたのか、真桜は身体を起こすと一刀の胸板に手をついた。髪の揺れる様が美しい。亀頭のエラが抜ける位置まで腰を浮かし、男根の熱さを堪能しながら再び膣内へと飲み込んでいく。溌剌とした瞳には、淫行によって怪しげな光が宿っていた。真桜は自らたわわな乳房を揉み、あえぎ声を上げている。手のやりどころがなくなった一刀が太ももを撫でていると、それに気がついたのか真桜は少し申し訳なさそうな顔をした。

 

「あははっ、一刀はんともあろうお人がなにしてんの。ほら、こっちのほうが柔らかいやろ? いっぱい、気持ちようして?」

 

 ゆらゆらと腰を前後させつつ、乳房を愛撫されて喜びの声をあげる真桜。ざっくりとした素の性格の現れに、情事の最中ではあったが一刀も笑顔で応えた。

 

「やっぱり、真桜は真桜だ。でも、それがいいんだろうな」

 

「えー、なにが? それよかどう、ウチ気持ちよくできてる?」

 

「ああ、上手にできてるよ。う……、ああっ」

 

 喜んだ反動か、膣肉がきつく男根を締め付ける。律動を続ける真桜は恍惚とした表情を浮かべており、軽く絶頂しているようにも見て取れた。

 

「はあっ、熱い……っ。一刀はんのおちんちんが、どんどん熱ぅなってきてるみたい……」

 

 ぶるぶると乳肉を震わせて、真桜が嬌声を響かせている。粘つく膣壁の攻勢は激しく、精液をせがんで断続的に締め上げてきていた。

 唇をかみ、快楽の波をやり過ごす。芯はうずいてきていたが、まだ我慢できる程度のものであった。

 この奉仕を、もっと味わっていたい、と思いながら一刀は乳首をねじりあげた。そうされても感じているのか、愛液の量がさらに増していく。粘つく結合部。淫靡な糸が、互いを結んでいる。

 

「あっ、くうっ……。一刀はんにいっぱいしてあげたいのに、こんなん余裕なくなってしまうぅううう……。気持ちいい、一刀はんのチンコ、きもひぃいいいい……!」

 

「真桜のおまんこ、すごいことになってるな。乾く暇がないくらい、いやらしい液が溢れてきて」

 

 一刀の言葉に反応し、真桜はぷしゃっ、と愛液を一筋噴き出してしまう。これでは、当初の目的のように一刀のことを癒やしてやれなくなってしまう。そのように思ったからか、真桜は丹田に気合を入れ直して律動を続けていった。

 引き締められた膣内を、張り出した亀頭のエラが刺激していく。互いに、相当な快楽が発生しているに違いない。決意とは裏腹にだらしなく口を開いた真桜は、膣奥への射精を求めて健気に腰を振っている。

 

「きて、きてぇ、一刀はん……! ウチのぐちゅぐちゅになったおまんこの中に、えらしいせーえき溺れるくらいだしてえ!」

 

「すごいぞ、真桜……っ。こんな動き続けられたら、俺だって……!」

 

 動かすというよりは、ぶつけているといったほうが正しいのかもしれない。作法もなにもなく、真桜はただ腰をぶつけ男根を擦り上げているのである。動き自体は乱暴かもしれなかったが、それは一刀の心に確かに響いていた。早く一緒に絶頂を迎えたい。その一心で、下から腰を打ち付けていった。

 

「あかん、あかんてえ! いま一刀はんに突かれたら、ウチ……すぐにイッてまうからぁあああああ」

 

「いいから……っ! ふたりで一緒に気持ちよくなろう、真桜」

 

 否定を口にする真桜の思考を上書きしてやろうと、一刀は果敢に攻めの姿勢を作った。

 胸から離した手を太ももに回し、一番深くつけるタイミングで腰を突き上げていく。感じる箇所を強く責められた真桜は、大きく表情を歪ませ息を吐いた。

 

「ほんまに、ええんか……っ!? やあっ、すごっ……っ。んっ、お……、おおっ……おぐっ!? そ、そんならウチもがんばるから、一刀はんのチンコ、もっといっぱい感じさせてえ……!」

 

 突く、突く、突く。抉る、抉る、抉る。攻勢に入った極太の男根による猛攻を受け、真桜の意識は塗り替えられていく。

 ぷりっとした尻肉を跡がつきそうなくらい握って、熱く滾った刀身を一刀は突き込んでいったのである。狂おしいほどの快感。総身がざわめきたち、絶頂めがけて一直線に駆け抜けていく。真桜の絶叫に近い声が、寝室内で反響していた。

 

「あぐうぅううう、うはあっ……! もうイク、イクからあぁああああ! 一刀はんも、ちゃんと気持ちよくなってな……っ」

 

 その言葉通り、膣内はどんどん締め付けを強くしていっていた。

 

「好きっ、好きい……! 一刀はんのことも、ぶっといチンコのことも好きい! ウチ、ああっ……いっくううぅうううううう……♡」

 

 真桜の身体が跳ねる。全力の締め上げに合わせて、一刀の突き上げもラストスパートを迎える。

 

「うぐううっ……! 出すぞ、真桜の中に……っ。どろどろになったマンコしっかり締めて、全部飲み干せ……っ!」

 

「きて、きてえ、一刀はん……っ。孕んでしまうくらい、ウチに子種飲ませてえ!」

 

 雄々しい叫びをあげながら、一刀は子宮口に向けて大量の精液を放出していった。

 

「ああぁああっ……! しゅご、これしゅごいいぃいいいい!? おふっ、んやああああぁあああ……♡」

 

「う、おおっ……! 真桜、真桜……っ」

 

 離さないとばかりに、尻ごと手前に身体を引き寄せていく。膣内では、男根が激しく何度も何度も脈打っていた。精力に満ち溢れた男根は壊れた蛇口のように精液を吐き出し続け、女の身体を絶頂に導いている。真桜は規格外の量の精液を体内で受け止め、満足そうに身体を震わせていた。

 

「んん~! 気持ちよかったなあ、一刀はん」

 

「おう、最高だったな。真桜のおかげで、色々とすっきりできたよ」

 

 後始末を終え、どちらも裸にゆるりと袍を纏っている。

 

「えへへー、そりゃあよかったわ。おかげで、ウチはべっとべとやけどな」

 

 確かに、真桜は身体中汁まみれといった様子であった。膣内に受けた精液はともかく、肌にかかった分くらいは落としたいはずである。

 

「さすがに、湯がほしいくらいだな。あとで持ってこさせよう」

 

「うん、それがええなあ。拭きあいっこもできるし」

 

 抱きついてきた真桜の身体を撫で、一刀は笑みをこぼした。滅多に見られないであろう無造作に解かれた髪に手を伸ばし、指先で遊ぶ。汗に濡れた髪に触れていると、行為のことを鮮明に思い出してしまう。すると自然、下腹部は血の巡りが良くなっていった。

 

「あれえ、またチンコ大きくなってるでえ? 大将、そんなに欲求不満やったんか」

 

「真桜の身体をこんな近くで見てれば、そりゃあね」

 

 多少はぐらかした態度を取りつつ、口づけを交わす。まだまだこうしていたい気持ちはあったが、いまでさえのんびりしすぎているくらいなのだ。これ以上となっては、予定している政務の相談にも遅れてしまうことだろう。だからまた今度、という意味を込めて一刀は真桜の額に小さくキスをした。

 

「はあ、しゃーないなあ。まっ、あんまり独り占めしてたら凪に怒られてしまうし、今日はこのへんにしとこか。あ、でも朝ごはんくらいは一緒に食べてくれるんやろ?」

 

「ああ、それくらいなら問題ない」

 

 切り替えが早いのも、真桜のいい部分である。どうしてもとせがまれれば、流されてしまうこともあったのかもしれない。

 使用人に声をかけ、湯を用意するように一刀は命じた。まだまだ、一日は始まったばかりである。

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