一向に食われる側に置くのが安定すると思ってしまうカミツレ君。
もう彼は攻めになれないんだろうなぁ……。というかせめて逆に攻め返されそう。
「カミツレ。今日という今日は我慢ならん」
「えっ何がですか」
「私はお前を抱く」
「はっ!!?」
それは千冬の食事を準備している際に言われた突然すぎる告白であった。しかし慣れという物は恐ろしいもある。千冬に関しては突然なことはいつもの事なので正直驚きはしないのだが問題なのはその内容である、普段から色々と言われたりハニトラ対策という名目でされていたセクハラ的な行為の事もあるので色んな事をされてきたカミツレにとって驚く事はあまり無かった筈だった……が、今回は全くの予想外であった。まさかの抱く発言である、というかこの場合は普通男が言うべき言葉なのではないだろうか。
「いやいきなり何を言ってんすか、あっ抱き締めるってことか」
「いや違う、お前を抱くというのは性的な意味でだ。具体的にはだな……お前を思いっきり私好みな方法で犯す……いや抱くつもりだ」
「隠れてない!!思いっきり犯すって言ってから言い直しても意味皆無!!」
思わず全力の突っ込みをぶちかますカミツレは何も悪くはないだろう。だって彼にとっては本当に気まずくもあり困る発言なのだから、というかそんなセリフを全く顔色を変えずに堂々と言える千冬もどうかしている。具体的には男らしさすぎる、最近密かに思うゲーム的に考えると自分はヒロインなのでは…と。因みにカミツレは知らないが日本の某社がカミツレと一夏を攻略する乙女ゲームを開発中であり、既に一部の婦人方が予約済みである。
「うるさいお前が授業中に私を誘惑するのがいかんのだ」
「いやしてませんよ!?言いがかりで誤解だ!!」
「愛する男のISスーツであんなに鍛えられた身体をはっきり見せられては興奮するにきまってるだろうに」
「いやそれ悪くないじゃねえか!!?というかアンタの弟だって見せてるじゃねえか!!」
「あいつのそういう姿に対する需要は私にはない」
そうハッキリと言い切った千冬、弟の姿なんて昔から見ているので今更見ても何も感じないというのが姉としても女としての本音なのだろうか完全に誘惑したなんて言いがかりではないかとカミツレは思う。若干呆れつつも取り敢えず片付けでもしようとした時、背後から千冬に抱き着かれてしまい思わず変な声が出てしまう。
「ふぇあっ!?」
「そうやって私に無防備を見せてくれたという事は、良いという事だろう……?」
「ちょ、ちょっと千冬さん待って今調理中で……!!」
「今日はシチューだろう……?なら煮込む時間が出来たと思えばいいのさ……」
確かにシチューの調理の殆どは終わっているし後は火を消して余熱でじっくり仕上げるだけだが……この時間を使って副菜などを作ろうと思っていた訳で別にOKサインを出したわけじゃない。エプロン越しに抱きしめた男の身体を味わいながら服の下へと伸ばした手は身体中を弄りながら動かしていく、それに悶えるカミツレの声が千冬の性欲を刺激してもっとそれを聞きたいという欲望を刺激していく。
「ぁぁっ……ぁっだ、だめですよ千冬さん……っ待って、お願いだから……!!」
「駄目だもう我慢出来ん…お前が魅力的で過ぎるのがいかんのだ。それにお前だって感じて来てるのではないか……?」
「そ、それは千冬さんがそうさせるように触るから……!!」
既にカミツレの股間はピンとテントを張るかのように膨張し始め彼の乳首も硬くなり始めている。性的に興奮し我慢しかねている十分すぎる証拠だ。漏れ始めている息も喘ぎに近い物になってきている、それも千冬の愛欲を掻き立てるものになっている。因みに男も興奮すると乳首なども硬くなる。
「ぁぁっ、待って千冬さん……せめて火だけ、それだけ消して……」
「そうすれば、していいんだな……?」
「んもう……ご飯足りなくなりますよ……?」
「その分お前をいただくだけさ、さあ―――しようじゃないかカミツレ……」
そっとガスを消しながら彼の首に手を回して、横へ向かせながらそこへ舌を滑り込ませていく。後ろから抱き着いたまま彼の口へと舌を捻じりこみながら空いている手は自然と彼の尻へと向かって仕切り撫で初めて行く。後ろからされる事にやや不安と掻き立てられながらもそれが余計に興奮を誘発するのなされるがままにされてしまう。
「もっと、もっとだ舌を出せ……そうだ、もっと深く絡めろ…」
「んっ激し、過ぎ……です、れろぉうむぅ……!!」
「そう言いながらも身体はどんどん硬くなっていくぞ……ああ、良いもっとだ……」
最早目に力はなくなされるがままになってしまったカミツレは完全に千冬に身を委ねていた。頻りに揉みしだいてくる感覚にも興奮を覚えてしまいそれに頭が徐々に茹で上がっていき千冬の激しく熱いキスは思考を奪って本能を引き出してくる。三大欲求の一つに従うだけになってくる自分に抑えられずにカミツレは思わず振り返って抱き着いてしまった。
「千冬、シャン……もう、俺もう…可笑しくなっちゃいます……」
「ぁぁっその表情を見せないでくれ、もうそそられて興奮してしまうじゃないか……!!もう、駄目だっ…!!」
抱き着いてきたカミツレの下腹部へと手を伸ばしすっかり大きくなっているそれを触れて掴む、ズボン越しでもわかるほどに熱くなっているそれに劣情が湧き上がってくる。だがこれはメインディッシュ、もっと自分はカミツレを味わい、カミツレが自分を味わうそれを味わう必要がある。劣情のままに服ごと下着を脱ぎ捨てていく。露になった世界最高峰の身体に思わずカミツレも理性が一周して冷静になってしまう。
美しいとすら思える鍛えられたボディラインに張りつめてながらも大きな谷間を作る乳房はその先端を硬く勃起させながら張っている。美しさすらあるそれにカミツレは一瞬見惚れてしまうが抱き寄せられ胸に顔を埋められてしまい息が詰まるが同時に襲い掛かってくる柔らかさと快感のダブルパンチに息苦しさなんて吹き飛ぶ。
「私とお前は恋人同士なんだ…私の身体がお前のものでもあるんだぞ…?」
「俺、のっ……?」
「そうだ…欲望のままに、私の身体を貪りたくはないか…?」
耳元で囁かれる悪魔のような女神の囁きに唾を大きく飲んでしまう、女としても極上の身体を持っている千冬の身体を自分の思うがままに出来る……考えるだけで可笑しくなりそうな気がする……。その言葉に身体が反応するようにそっと手が伸びて大きな乳房を揉みしだく。
「ぁぁんっ……」
「っ―――!!」
その声でもう我慢出来なくなった。千冬の胸を両手でつかんでそのまま揉みしだいていく、巨乳というに相応しいそれは両手で包んでも余りあるほどの大きさで絶妙な柔らかさと弾力で指を押し返しながら指を包み込んでいく。そして小さくだが上げられる嬌声によって加速していく。
「んんっ、ぁぁっもっと……そうだもっと私を、求めてくれ……ぁぁっ!!」
堪らずにカミツレは千冬のボディラインをなぞりながら千冬の反応を確かめていく。脇、首、耳、様々な所を触れていきながらカミツレがそそられる部分は千冬の腰辺りの感触が好きになった。鍛えられた千冬の身体は全てが至宝のようだが腰回りが堪らない。近くにある腹筋も相まって酷く魅力的に感じられる、思わず舌でなぞってしまう。汗の塩っぽさが舌を伝っていく、そして千冬の声が堪らなく良い……。
「そこが、好きなのかっ……?」
「千冬さんのここが、好きゅ……よくわからないけど凄いしゅき……」
「そうかそうか…でも今度は私にも味合わせてくれ……」
と千冬はカミツレを抱き上げながらそのまま再び激しいキスをしていく。全てを犯しつくすかのような激しさにもうカミツレは正常思考でいられなくなった。
「千冬さん……俺もうダメ……可笑しくなってるっ……もうあなたの事しか考えられない……!」
「それでいいんだ、今は私の事だけを考えろ……。あと、今は千冬と呼べ……そうすればもっと気持ちよくしてやる……」
「はい千冬……もっと、お願い……」
「いい子だ…」
千冬はこの日、愛する人と本気で求め合った。互いに愛欲のままに求め合って疲れ果てて眠るまで本能のままに愛し合った……。
千冬さんのほうが筆が進むな……。
やっぱりセシリアと乱ちゃんは初々しさを出そうとすると自然に難しくなるなぁ……。