かルとホらーのヒろイんに囲まレた爛レた日常 作:SHV(元MHV)
というわけで今回で富江編は終了。エロと過去編に割り振った結果バトルが薄くなりましたが、次回からはまたバトルできると思っています。
また感想・評価引き続きありがとうございますm(;∇;)m
みなさんの声が作品を書く原動力ですので感想はどんどんください。
ただしろくでもないのは削除or運営報告の対象となりますのであしからず。
コンビニ前に停められたハイゼットカーゴが、僅かに揺れている。
カーテンで仕切られた車内では、伽椰子が蔵木に跨がりその腰をゆっくりと振っていた。
「……ほら、そんなに激しくすると外にバレちまうぞ」
「あぅ、んっ、んふっ、ふぐっ、うぅぅ……♡」
ゆっくりとはいえ一定のペースで腰を上下に揺らし続ける伽椰子は、その言葉に膣をきゅうきゅうと締め付け蔵木の太すぎる怒張を締め上げる。
連日女子高近くで下校を見守るこのハイゼットカーゴは、時折響く淫靡な音もあって近隣住民の知るところであった。一度は注意しようとしたコンビニの店長だったが、中からこちらを覗く貞子と目が合ってからは二度と車に近づこうとしなかった。
「……お、そろそろ時間だな。ふんっ!」
「あきゅっ……!? は、入ってる♡ 子宮口、入っちゃってるぅ……♡」
自身の子宮にまで侵略してきた蔵木の怒張に、伽椰子は涙目になりながら半笑いで喘ぎ全身を震わせる。
「……このまま
怒張の鈴口をしっかり子宮へと嵌め込み、射精によって子宮内を精液でパンパンに満たしていく蔵木。伽椰子の表情はもはや見ていられないほどにぐずぐずに蕩けている。
「こ、こんなの……♡ はじめて……♡」
「……経験があっても困る。ふっ、むぐっ!」
最後の一滴まで出しきると、蔵木はズボンを履いて淫臭の充満した車の入り口を開き外へと出る。
ハイゼットカーゴの様子を見ていた主婦らしき女性が、蔵木の姿と彼から漂う臭いに顔を赤らめそそくさと離れていく。
今すぐ追って車に押し込めば合意の上でセックスできそうだったが、蔵木にはすでに魅力的な美女が三人もいる。その必要はなかった。
「……さて、と」
蔵木は女子高の校門まで歩いていく。すると、タイミングを見計らったように富江が現れた。
「……よお」
「あら、お久しぶり。……ふふ、スゴい臭いよ」
妖しく微笑みながら蔵木の体臭を指摘する富江。舌舐めずりする仕草に、蔵木へ声をかけようとしていた教師らしき男が固まってしまう。
「……ああ、悪いな。それはそうと、ちょっと前に面倒な依頼を受けてな。お前を消してくれってやつ」
「あら、それは楽しそうね。それで? 私はここで殺されちゃうのかしら?」
「……まさか。そもそも俺は「富江ッッ!!」なんだ?」
「……お父さん」
蔵木が振り向くと、そこには鬼の形相をした富江の父親がいた。
「おまッ! おまえッッ! 俺の富江に何をしてるッッ!!」
口角泡を飛ばす勢いで蔵木に迫る富江の父。しかし胸ぐらを掴もうとする彼の手首は哀れにも蔵木に捕らえられ、万力のような力で締め上げられてしまう。
「……普通、こういうときは“俺の娘に”じゃないのかね? ……まあいい。またな、富江」
「ええ、ごきげんよう。お父さん、行くわよ」
目の前で暴力沙汰が起きかけているというのに、平然と挨拶を返す富江。事態を見守っていた女生徒らは、ただ呆然としている他になかった。
◇▫️◇▫️◇▫️◇▫️◇
その夜。深夜一時三十五分。
蔵木は、折笠富江の住む自宅近くまで赴いていた。
「大丈夫なんですか、蔵木さん……?」
車から揉める様子を見ていた伽椰子が、夕方のことを思い出して蔵木に訊ねる。
「……問題ない。俺を制圧したかったら最低でもサブマシンガンくらいは用意しておけ」
かつて中国でカルト集団と戦った際には霊や呪いよりも銃の方がよほど怖かったと嘯く蔵木。
伽椰子はその言葉に呆れてよいやら納得すればよいやら微妙な表情になる。
「……もう始まってたか」
折笠の表札がある家の前まで来て、蔵木は不意に呟く。その言葉を聞いた伽椰子は、自身の霊感が何も捉えていないことから一体何が起きているのか理解できなかった。
「……血の臭いだ。まあ挑発して早めた俺も悪いんだろうが、やっぱりこうなったか」
無遠慮に門扉を開けて家へと入っていく蔵木。ちなみに玄関は力尽くでノブを捻り壊した。
中へ入ると、そこには濃密な血の臭いが漂っていた。臓物の混じる、不快な悪臭。リビングまでやってきた蔵木が見たのは、斧を使って富江を解体せんとしている父親の姿だった。
「こ、これで……! 富江は! 富江は俺だけのモノだ!!」
完全に狂気に取り憑かれた様子の父親に、伽椰子は眉をしかめる。
不意に、蔵木達の存在に気がついた父親が振り向くと、その斧を振りかぶって蔵木に投げつける。
無論、蔵木は危なげなくそれを受け止めると斧を天井へと投げつけてその刃の大部分をめり込ませてしまう。
構わず掴みかかってきた父親は、蔵木の拳を鳩尾に受けてその場に蹲った。
「……そろそろ起きろよ。もう目は覚めてるんだろ」
サボるなとでも言わんばかりに、蔵木は
すると、富江の目がぎょろりと蔵木の方を向く。
「あら、気づいてたのね」
「……どんだけ付き合いが長いと思ってやがるんだ。で?
「あたしじゃないわ、あんたに声かけた分身の方よ。半分はあんたのせいでもあるのよ? ……まったく、せっかく苦労して手に入れた新しい身分だっていうのに」
愚痴りながら富江は無造作に起き上がる。こぼれた内蔵が溢れるが、それらはまるで巻き戻しでもするかのようにするすると富江の腹に治まっていき傷口も塞がってしまう。
「早く……早くソイツを殺してよ……!!」
伽椰子が驚いて振り向くと、そこには包丁を持った富江がいた。困惑し、蔵木へ視線を送る伽椰子。
そんな包丁を持つ富江へ、傷口を再生させ血まみれとなった制服を下着ごと脱ぎ捨てた富江が嘲るように笑いかける。
「よくもまあそんなことが言えたものね。我ながら醜悪だわ」
つんと張ったバランスのいい乳首と、ほどよく膨らんだ美乳に目線を奪われていた蔵木が、伽椰子に脇腹をつねられることで正気に戻る。
「……む。どうする、俺がやった方がいいのか?」
「ええ、頼むわ。あたしがやると、どうしたってただの殺人にしかならないし」
何事か喚く怒りの形相の富江を無視し、上半身裸の富江と相談した蔵木は、自身に振り下ろされた包丁を指で摘まんで受け止める。そして、目線で伽椰子に指示をして貞子を憑依させた。
「……伽椰子、さっきまでは肉の体があるからわかりにくかったんだ。だがこいつの正体は……これだ!」
蔵木の掌底が暴れる富江の胸に触れると、包丁を持っていた富江がその場で悶え苦しみ始める。
すると、その全身が徐々に膨らみ始めた。
「……おいおい、何人自分を殺してきたんだコイツは」
「少なくとも20人は殺ったんじゃない? 顔の数的に」
そこに現れたのは、巨大なミミズのように肥大化した富江だった。大小様々な富江の顔をあちこちに張り付け、その全てが上半身裸の富江を睨んでいる。
蔵木に依頼してきた彼女こそは、かつて富江の本体から分裂した富江だった。
富江は不死の肉体を持つ。しかし不死であるが故に、断たれた肉体の一部までもが
だが分裂した富江も完全ではない。彼女達はオリジナルのように不死ではない。さらに時間が経てばその体が崩れていってしまうという致命的な欠陥を抱えている。
それを思えば哀れにも見えるが、蔵木は目の前にいる富江が自らを維持するために分身以外の人間を無数に殺してきたことがその“淀み”から分かっていた。
「だから、あんなに冷たかったんですね」
貞子が以前のことを思い出して告げる。ちなみに肥大化した富江の分裂体は貞子の髪の毛によって雁字搦めに捕らえられていた。
以前ファミレスでどれだけ微笑まれても蔵木は分身の富江には終始冷たく対応していた。多少は魅力を感じたが、彼は醜悪な分裂体の本性を見抜いていたと言ってもいい。が、そもそも蔵木は初見で彼女が別人であることを見抜いていた。
「……まあ、泣き黒子ないしなコイツら」
「あ」
言われて貞子が髪の毛に捕らわれた分裂体の富江とオリジナルの富江を見比べる。
「ふふ、あなたがあたしに告白してきた時も、この泣き黒子を殺し文句に使ってたわね」
「え!?」
過去を思いだし照れ笑いのような表情を浮かべる富江。貞子はそれを聞いて驚き蔵木を見つめる。
「……どれだけ前のことほじくり返す気だよ」
顔を赤くして、蔵木は誤魔化すように分裂体の富江に近づいていく。その醜悪な肉体へと手を当てると、一度目を閉じて彼女の中身を精査する。
「……ふむ、使えなくはないか。貞子、肉の体欲しいか?」
「え? は、はい」
突然の蔵木からの問いかけに、貞子は思わず素直に返事をする。
「……だったらこいつの
そう言って、蔵木は肥大化した分裂体を両手で掴むと、至近距離で唸り声を上げ始める。
「……ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛!!」
それによって引き起こされる現象にトラウマを刺激されたのか、貞子は思わずオリジナルの富江の背後まで逃げ惑う。
「あらあら」
どこか余裕ありげだったが、オリジナルの富江自身もいつでも動けるように貞子の手を掴んで自身の足に力を込める。
やがて貞子の髪の毛が引き上げるのと同時に、蔵木の叫び声が響いた。
「ア゛!!!!!」
蔵木の腹部の辺りの影から伸びた青白い腕が、分裂体の富江を顔ひとつひとつを削り持ち去っていく。
「「「ひいいぃ……!!」」」
悲鳴を上げる分裂体達だったが、もはや逃げることさえ叶わない。やがてその肥大化した肉体の九割が削り取られると、ミミズのような胴体部分から全身にヒビが入った富江が姿を現す。
「よくも……! よくも……!!」
「……悪いが依頼は断るよ。俺は現金主義なんだ」
最後に残った分裂体の富江の顔を自らの手で掴むと、そこから無理矢理霊体を引きずり出し蔵木は影へと差し出した。
“生き残りたい”という切ない願望を、自分以外の存在を許さないという身勝手な欲望にまで膨れ上がらせたた哀れな分裂体は、こうして消滅した。
「……ほれ、早くしろ」
中身がなくなり、ただの人間の肉身となった富江の分裂体へ貞子は慌てて入っていく。貞子が出ていった伽椰子が、疲れたとばかりに蔵木へしなだれた。
「大丈夫なの、あの子? 腐ってもあたしの体よ?」
「……貞子は俺たちと同じ、元々は生まれつきの特異体質だ。弱りきったあの肉身なら、問題なく自分の支配下におけるさ」
富江の不死性は強い。それは彼女の血液を流されただけでやがて富江へと変貌してしまうほどに。しかし蔵木は貞子のことを信頼していた。
「あら、随分信頼してるのね。ちょっと妬けちゃうわ」
「……ぬかせ」
かつてのように共に歩むことはしていなくとも、富江は蔵木を心底頼りにしている。──5年前まで、彼女は蔵木のパートナーだったのだから。
初めは肉体の抵抗を受けていた貞子だったが、全身の関節をごきごきと鳴らしながらやがて完全に肉体を自分自身のモノとしていく。
やがて貞子は借り物ではない久しぶりの自分の体を手にいれたことが嬉しくなって、全裸で蔵木へと抱きついた。
「……お前はホント、無自覚にエロいことを」
富江に勝るとも劣らない貞子自身の美はその顔だけでなく体もだった。現実に自分へ触れる彼女の柔らかい肢体の感触に、蔵木の正直な股間が怒張し屹立する。
それを見た伽椰子が嬉しそうにチャックを下ろしていくのに抵抗する蔵木の横で、富江が気絶した父親の後頭部に手を当てそっと囁く。
「……オンキリキリバサラウンハッタ」
ガクン、と揺れた父親はそれきり再び眠りにつく。
「……消したのか?」
「……ええ。あいつに意識を侵されたこの人を解放するには、あたしの記憶そのものを消さなければいけないしね。いいのよ、これで」
愛惜しげに、哀惜の心をこめてついさっきまで父親と呼んでいた男の頭を撫でる富江。
少ししてすっくと彼女は立ち上がると、その表情を切り替えて未だイチャつく蔵木の後頭部を引っ叩いた。
「いい加減になさい。それよりさっさと後始末よ。あたしの血は全部取り込んじゃうから、あなたはひとまず斧とか回収してちょうだい」
「……別にそのままでもいいだろうに」
何気ない蔵木の言葉だったが、それを聞いた富江が我慢の限界とばかりに額に井桁を浮かべる。
「……よ・く・な・い・わ・よ! あなたね、あたしに“普通の暮らしをしろ”なんて5年前に言っておいて未だに脳筋ってどういうことなの!? それでよくもあたしを影ながら守れるだなんて言えたもんね!」
指を突きつけ蔵木に詰め寄る富江。蔵木の股間をいじくっていた伽椰子も驚き、その舌を動かすのを止めている。
「……いや、だから今回も来ただろう」
「ストーカーのごとく人の下校時間に張り込むのが何の役に立ったっていうのよ! しかもアンタあのコンビニ前でセックスしまくってたでしょ!? あたしまで聞かれたんだからね!? 何考えてんのこの馬鹿チ○ポは!」
富江に頭を叩かれ涙目になる伽椰子。貞子に至ってはその股間を握られ逃げるに逃げられなくなっていた。
「……人が5年もご無沙汰だっていうのに、散々セックスしまくってあたしの前に現れた時には喧嘩売ってんのかと思ったわよ。ええいいわ、あんたら全員骨抜きにしてあげるわよ。さっさと移動するわよ!」
「ひあっ……! あ、や、は、離してぇ……!」
貞子の股間を引っ張り連れていく富江。蔵木は天井の斧を回収しながら、このまま彼女は自分の家に居付くつもりだろうかと考えた。
それはそれで悪くない。そう考える蔵木は、涙目な伽椰子の尻を揉みながら富江と貞子の跡を追うのだった。
富江の性格が原作と全然違うのは、蔵木と10年以上一緒にいた影響です。溝呂木と出会ったときはいませんでしたが、彼女とは彼が中学生の時からの付き合いです。蔵木が海外に行ったときも一緒にいました。ちなみにキャビアと称して蔵木に虫の卵食わされたのを未だに根に持ってます。