そんな訳で本編どうぞ
魔王城でのお勤めを終え、帰路につく道中でキャロルから話を聞き終えたレオンハルトは、城につくなり、ライゼンからの謝罪を受けた。
「話は聞いているかと思うが……事故を起こしてしまってすまんな……」
「……事故に関しては後で罰するとして……それより、サイゼルはどっちに飛んでいったか分かるか?」
ええ、と頷いたのはレオンハルトの使い魔となったインデックスだ。彼女は、右の空を指差して、
「西の空に真っ直ぐ。一応、途中までは追いかけてみたのだけど……やっぱり、新米とはいえさすがは魔人よね。撒かれてしまったわ」
肩を竦めてそう言うインデックスに、レオンハルトは返答するように頷いた。
「そうか。まあ、ある程度方向が分かるなら、捜索出来ないこともない」
よくやってくれた、とお礼を言うと、インデックスが何も言わずに微笑んだ。これくらいは当然という態度だが、その視線には期待が込められている辺り、後でお返しをしないとならないのだろうと、レオンハルトは軽く息を入れる。それは甘んじて行うとしても、
「……とりあえず、手が空いている者で手分けして探すか」
「……放置してても帰ってきそうな気もするけど行くの?」
と、ハンティが告げた声に、皆が沈黙する。
中庭で普段通りの業務を再開しはじめたメイド達も、動きが止まり、何とも言えない微妙な表情になる。
そしてレオンハルトが息を吐き、
「いや……さすがにそれはあんまりじゃないか……?」
「始祖様……いつからそんな血も涙もない判断が出来るようになったんですか? それはさすがに酷すぎますよう……」
「きっと頭がバトル脳に支配されてるのね。そんなんだから友達少ないのよ」
「な、何よ! 最初に動こうとしたのあたしだし、止めたのはあんた達でしょうが! あたしが行ってたら今頃――」
元カラー二人の言葉に、ハンティは抗議の声を上げる。そして彼女の言葉に、皆がもしもの話を想像した。
もしも、ハンティが姉妹喧嘩に割って入っていたのなら――
「……姉だけじゃなくて妹の方も家出してたわね」
「ハンティは魔法研究者なのに脳筋だからな。もっと私を見習ったほうがいいぞ」
「うっさい! 後、ガウガウ! あんたはまたサボって……!」
ガウガウが魔法研究室の窓からひょっこりと顔を出し、お菓子を食べながらハンティへの評価を口にしたが、ハンティが魔法を放とうとする動きを取ったところで室内へと退散していく。
最近、ハンティがツッコミ役というかイジられキャラになっているなぁ、と何名かが思ったところでレオンハルトは、
「……とにかく探してみるか。――ハウゼルも、それでいいか?」
「っ、はい……その……姉さんを、よろしくお願いします……」
と、声を掛けた相手は喧嘩をしていた片割れ、ハウゼル。
彼女はレオンハルトの確認に頷きはしたが、レオンハルトに話しかけられた時に何故か身を硬直させ、しかもお願いしながらも、眉根を下げ、レオンハルトの方をチラチラと窺うような目の動きを見せている。
やはり、姉の事が心配なのと、ちょっとした事件を起こしてしまったことによる申し訳無さを感じているのだろう。
だがそれだけでもないような気がしたが、レオンハルトはその考察を一旦頭の隅に追いやり、動きを生じさせた。
それは、有無を言わさずにライゼンに跳び乗る動きで、
「お前にも協力して貰うぞ」
「……致し方あるまい」
ライゼンが翼を広げ、飛行するための動きを起こす。
だが、
「ライゼンさん! 安全飛行じゃないと困りますのよ!」
「次やったら一年間、お肉禁止にしますからね?」
「とりあえず、今は執行猶予ということにしておきましょう」
「つ、罪が重くないか……?」
「あまり脅してやるなよ……」
キャロルとペール、そしてリーの注意に、露骨にライゼンの動きがぎこちなくなったところで、レオンハルトは息を漏らし、サイゼルの捜索を開始した。
――姉妹喧嘩の決着から数時間後。
突発的に家出を強行した魔人、ラ・サイゼルは、大陸西部の森で一人、佇んでいた。
「……せっかく、もう少しで勝てるところだったのに……」
ずっと飛んできて疲労が溜まったので、森のなかにある巨木の根の部分に腰を下ろし、ぽつりと呟く。
心の中に生じるのは、様々な気持ちが入り混じった複雑な想いだ。
もうちょっとで妹に勝てたのに、という悔しさ。
巨大なドラゴンの体当たりを受けて、吹き飛んだ衝撃とショックによる怯え。
何で自分だけ、こうも嫌な目にばかり遭うのか、などと暗い気持ちになる。
それと、
「あたし……どうしてあんな……」
レオンハルトのことで、妹と喧嘩した事実を振り返りながら思う。
自分は何故、あんなことで喧嘩したのだろうかと。
少し冷静になった頭ではそう思った。しかし一方で、もう一度そのことを思い出してみると――イラッとしてしまう。
今頃、ハウゼルはレオンハルトと読書とやらで楽しく過ごしているのだろうと想像すると、二重の意味で心が揺れ動くのだ。
その意味を考えようとすると、サイゼルは首を振ってそれを否定する。
「ち、違う。違うんだから。これは……なんか、自分のやりたい事を取られたのが癪で……」
きっとそうだ、とサイゼルは自分の気持ちを決めつける。
ハウゼルがレオンハルトと過ごすのも、レオンハルトがハウゼルと過ごすのも、何だか自分のやろうとしてる事を取られるようで嫌なだけだ。
別に二人のことなんてどうでもいいし、それほど良く思っているわけでもない。
ただハウゼルは妹だし、姉として面倒を見てやらないといけないし、レオンハルトの方も、修行に付き合ってやると嬉しそうだから、一応は世話になってる借りを返すため、自分が暴れるついでにちょうどいいからと、付き合ってやってるに過ぎない。
それを邪魔されたから自分は嫌なのだ、とサイゼルは自分の気持ちをそう結論付ける。
「そうよ……うん……きっとそう……」
うんうん、と自分で言い聞かせていると、少しずつだが心が落ち着いていくのを感じる。
しかし少し落ち着いたところで、自分が今置かれている状況、自分が為したことを徐々に実感していくと、
「……こ、これからどうしよう……」
思わず、家出をした。城を飛び出してきてしまった。
あんな風に出ていってしまった以上は、直ぐに帰ることは出来ない。
とてつもなく恥ずかしいし、情けないような気がするからだ。故に、しばらくは帰らずに一人で過ごさないといけないのだ。
むしろ、自分一人でも生きられるってところを見せてやるのも悪くない。向こうから戻ってきて欲しいと言われるまで、帰ってやるものかと、強気にも思う。
しかし、
「……食べ物も寝る場所もない……」
城なら美味しい料理もあるし、ふかふかのベッドもあるのに……と、既に若干、城を出ていったことを後悔してしまうサイゼル。
魔人なので、飲まず食わずだろうが、睡眠を取らなかろうが、死ぬことも病気になることもないだろうが、精神的にはどうかと思ってしまう。
食べる必要はないが、かといって食べれないとなると気分が悪く、途端にひもじい気分になってしまう。
睡眠も同様だ。眠くはないし、寝る必要はないが、眠れないとなると何だか窮屈な気持ちになってしまう。
加えて、やることも何もないし、話し相手も誰もいない。
今までは、態々話しかけてくる相手のことを少し面倒に感じていたりもしたが、誰もいないとなると寂しさを感じてしまう。
「ふ、ふん……別に、寂しくなんてないんだから……」
しかしそれを感じていない振りをして、サイゼルは膝を抱えて座り込む。
静かな森の中は、まるで世界にただ一人、自分だけしかいないのではと感じてしまうほどに静かで、気配を感じない。
時折、風に揺られて葉が擦れ合う音が聞こえるが、それすらも、自分の孤独を自覚させる嫌な感じに聞こえてしまう。
木を凍らせればその音も止むだろうかと思うが、それをやる気力も湧いてこない。
どうしたものかと、サイゼルは膝から顔を上げ、木々の隙間から漏れる夕暮れの日差しを見上げようとしたところで、
――ズン、と音が聞こえた。
「っ、な、何?」
地面に響いてくる大きな音。
サイゼルは地面から伝わってくる衝撃を尻で感じて、思わず跳び上がるように立ち上がる。
周囲を見渡して、その音が近寄ってくるのを感じていると、
「ひっ!?」
「…………」
木々の間から、それは現れた。
サイゼルを大幅に上回る巨体を持った人形のモンスター。
鼻の下に立派なヒゲを生やし、筋肉質な肉体を持ち、木々を薙ぎ倒し、岩と魔物を踏み潰し、あるいは殴りつけて、その拳と靴を真っ赤に染めるものの名は――トッポス。
魔物達にとっての死神だった。
「――!」
「ひぃっ!?」
そしてそのトッポスが、サイゼルを見つけるなり、有無を言わさずに突っ込んでくる。
その勢いに悲鳴を漏らし、横に飛ぶようにして逃げたサイゼルだが、一瞬反撃を行おうとして、しかしそのトッポスの頑強さに驚く。
「な、なんなのよあんた……!?」
「……!」
トッポスは、サイゼルが先程まで腰掛けていた巨木を体当たりで無理矢理叩き折ると、そのままサイゼルの放ったレーザーを、拳で受け止めて猛然と駆けてきた。
魔人であろうが恐れもせず、問答無用で襲いかかってくるそのトッポスの影が、サイゼルに覆いかぶさる。
そういえば聞いたことがあるような、とサイゼルはここに至って思い出す。
確か、西の森に、魔物を殺すことに生涯を懸けるヤバいモンスターがいると。
その名をトッポスと言い、一度出会ったら、例え魔人であっても決着がつかないため、逃げるしか無いような存在だと。
確証はないが、その話を思い出し、サイゼルは身体に震えを感じる。
普段であれば強気になって、もう少し立ち向かってみるかもしれないが、今は色々とあって少し弱気になっているためか、身体の動きがぎこちない。
自分を轢いたライゼンほどではないが、圧迫感を感じるその巨体の勢いに、サイゼルはじりじりと後退りながら思わず涙目となってしまう。
「こ、こっち来ないでよ……!?」
「……!!」
サイゼルが怯えの混じった声を上げながら、“氷結の女神“によるレーザーを連射する。
その全てが直撃するが、全く効いている様子はない。当たった箇所が僅かに霜になりはしたが、怯みもせずに向かってくる。
無敵結界は作用するので死ぬことも傷つくこともない――とは頭では分かっているし、それは事実だが、魔人に匹敵するような怪物の力で殴られれば、衝撃は受けるし、それを体験したばかりなせいが、普段以上の恐怖がある。
故にサイゼルは、トッポスの攻撃から目を背け、硬直してしまった。
……何で、あたしがこんな目に……!
もういやだ、と怖い目に遭うことに拒否を起こし、衝撃を味わうのが不可避となったその瞬間、
「――――全く、世話のやける奴だな」
と、見知った声が、サイゼルの耳に届いた次の瞬間、
「……!」
トッポスの拳は、何か細長いもので止められ、轟音と衝撃波を周囲に散らした。
それを間近で感じたサイゼルは、閉じていた瞳を開き、何が起こったのかと確かめようとして、
「っ!? えっ……あ――」
そこにいる人物に気づく。
こちらに背を向け、身の丈を越える、細長い赤の魔剣でトッポスの拳を受け止めているのは、短く切り揃えた黄金の髪を持つ男だった。
彼は身体を正面に向けたままではあるが、顔を僅かにこちらに向けると、
「……ハハッ、まさかこんなところでトッポスに襲われてるとはな。おかげで気配に気づけたが」
「っ……レオン、ハルト……」
口元に不敵な笑みを浮かべながら言うレオンハルトに、サイゼルは彼が迎えに来たのだと直感で思い至った。
そしていつもの、修行の際に見れるような感じになっていることに気づく。
トッポスを前に、愉しそうな笑みと気配を見せながらも、レオンハルトは剣に力を入れてトッポスを弾き飛ばし、その勢いを利用してサイゼルに近づくと、
「――ほらっ、捕まってろ!」
「え……うぇぇっ!?」
魔剣を一時空間に収納し、サイゼルを抱き抱えた。
……え、あっ、ちょっ、これ……!?
内心で驚きと悲鳴が連続し、叫びたくなるような気持ちになる。
しかしそれは出来ず、抗議する前にレオンハルトが抱えて身を宙に飛び出すようにトッポスから逃げ出したため、甘んじてそれを受け入れるしかない。
……こ、これ、お、お姫様抱っこって言うんだっけ……?
さすがのサイゼルもそれくらいは知っているが、それを自分が受けるとは思ってもいなかった。
レオンハルトはこちらの身が固まってることを察したようで、即座に抱える判断を取ったのだろう。こちらを見て、苦笑混じりに、
「お前、めちゃくちゃ軽いな。ちゃんと食べてんのか?」
「え、えっ……べ、別に、た、食べてるけど……?」
思わず真面目に答えてしまう。それよりも距離が近いことや、めちゃくちゃ身体が触れ合ってるところとか、気になる部分がありすぎて頭が働かない。
しかしレオンハルトは特に疑問を抱くこともなく、
「そうか。まあそれはいいが、動けるようになったら動いてくれよ? 森を出るまでは後ろのあいつが追いかけて来るだろうしな。対応出来るようにしとかねぇと」
と、言われ、サイゼルは何と答えていいか分からなくなる。
そして思うのは、
「……な、何で……」
「ああ?」
気がつけば言葉に出していた。
疑問を、いつも通り少し強気に言葉に出してしまう。
「な、何で……態々追いかけてきたのよ……い、家出したんだから、別に来なくても……気に留める必要なんて、な、ないでしょ……?」
と、迎えに来たことを嬉しく思っているのに、そんなことを言ってしまう。
これで見捨てられたらどうしよう、とか頭にはあるものの、どうにもやめられないのがサイゼルの性分だ。
だがレオンハルトは、それを聞いてなんとも可笑しそうな表情になると、
「……気に留める理由か。まあ色々あるが……1番は、お前自身が、
「……! そ、そんなわけ……」
ない、とサイゼルは何だか凄い恥ずかしいものを感じながら口に出そうとする。
しかしレオンハルトはそれを差し止めるように、
「いや、してるな。俺はそういう奴は何となく分かるし、そういう奴は……不思議と気になっちまうからな」
「き、気になる……」
と、言われて、サイゼルは何故かドキリと鼓動を強くする。
先程からどうにもおかしい。レオンハルトの言葉を聞いて、レオンハルトを見てると身体が熱くなってくる。
森の中を駆けながらのやり取りで、風を強く感じているのに、身体は熱くなるばかりだった。
「ただの魔人なら放っておいてもいいんだがな。……だがまあ、お前はよく頑張ってるし、俺の修行にも付き合ってくれてるだろ?」
「っ……う、うん……」
その言葉に色々な想いが渦巻いたが、どれも上手い言葉にはならず、頷くしか出来ない。
そしてレオンハルトは、こちらが頷いたのを見て、続きを口にした。
「俺としても、そういうのは悪い気はしないからな。出来ればお前とも仲良くしておきたいって思っただけだ」
「…………!」
悪い気はしない。仲良くしたい。そんなことを言われ、サイゼルは顔を真っ赤にしてしまう。
……ふ、ふーん……レオンハルト、あたしと仲良くしたいんだ……。
それに、
……あたしに……その……付き合うのも、悪い気はしないって……。
と、心の中で反復すると、顔を覆い隠したい気持ちになってしまう。
……ふ、ふーん、ふーん……そっかそっかぁ……。
つまり、自分のことが――
それを心の中で認識しただけで、サイゼルはとてつもない恥ずかしさを覚え、同時にお腹の奥が熱くなるような何とも言えない感覚になってしまう。
ただ、悪い気はしないし、寧ろ――ごにょごにょって感じだ。
「……!」
「――っと。やっぱり追いかけてきたな……サイゼル。動けるならそろそろ自分で飛んでくれるか?」
そうサイゼルが、自分の心の中で色々と舞い上がり、自覚を感じていると、背後からトッポスが木々を薙ぎ倒しながら追いかけてくるのを感じ、レオンハルトがそんな言葉を掛ける。
だがサイゼルは、レオンハルトの視線から目を背けてもじもじと身体を動かしながら、
「……む、無理……まだ、動けない、から……その……」
「……? あ、ああ……まあ、それならしょうがないが……」
レオンハルトが訝しげに視線を細めながらも、何とも言えないような表情で納得する。サイゼルは内心で安堵し、
……そ、そうよ……まだ動けないんだから……これは仕方ない、仕方ないのよ。それに、レオンハルトもこうするのが……その、きっと、良いだろうし……。
と、そうしてサイゼルはとてつもなく恥ずかしいが、仕方なく、暫くの間、レオンハルトの腕の中の感触を堪能することとなり、
……ひょっとして、あの子も……?
ある一つの疑惑を浮かび上がらせながら帰路についた。
レオンハルトは、サイゼルを抱き抱えながら、疑問を内心で作った。
近くにいるライゼンの場所まで行ければそれでいいため、逃げるだけなら問題ない。
本心では戦いたい気持ちが湧き上がっているが、今はサイゼルを安全に連れ戻すのが先だ。
しかしトッポスが追いかけてきているため、攻撃された時の対処として、腕が空いている方がやりやすい。
だからサイゼルには、動けるなら飛べるのだし、自分で戻ってくれ、と告げたのだが、
……こいつ……どう見ても、もう動けるよな……?
サイゼルの様子を見て、そう思う。
明らかに太腿を摺り合せたり、身じろぎを繰り返しているため、動けるように思えるのだが、動けないと言った意味が不明だ。
その様子に心当たりというか、そういうのは何となく分かるのだが、
……いや、仮にそうだったとしたら……何故そうなる?
そうだとしたら不可解でしかない。どこにそうなる要素があるのか、と。
特にサイゼルはそういう部分は子供に近いというか――こう言っては何だが、
とはいえ確定ではないので、こう思ってしまうのは自意識過剰だし、違うのに確信してしまうのは恥ずかしすぎると思う。自分の経験上、90%くらいの確率で、こんな反応をする女はどう考えても“それ”なのだが、確定じゃないのだから自分からは何とも言えないのだ。
「れ、レオンハルト……」
「……どうした? もう動けるか?」
「そ、そうじゃなくて……お、落ちそうだから、も、もっと強く、抱き抱えなさいよ……!」
「……ああ、まあ、別にいいが……」
「し、仕方ないわね……お、落ちないように首に……て、ててて、手を回すけど、これは仕方なくなんだからねっ!」
「…………おう、そうか……」
と、恐る恐ると、恥ずかしそうに首に手を回してきたのと見て、レオンハルトは思う。
……いや、首に手を回せるならもう動けるよな……?
そして、こんなことを態々してくるということは、とも思うが、あまりにも急すぎて困惑してしまう。
なのでレオンハルトは、サイゼルからのその気持ちを一旦、保留にし、一先ずは城に帰ることを優先とした。
1話多くなっちゃった奴。次回はハウゼル。それで姉妹回は“一旦”ここまで。
次次回からはまた年数を少し進めます。500年代に入ってあの魔人出そうかなって。