ということで大分予想されてたけど、白兎ちゃんの冒険ということで、遂にあのキャラが再登場します。一体誰なんだろうなー(棒)
火の化け物を退治するために山道を登る白兎達は、道中でエンカウントする野良の魔物を倒し続け、一息つくこともなく直ぐに山頂付近まで到達した。
「イヴさん、は平気ですか?」
「平気ですよ。これでも昔よりは強くなりましたからね」
殆ど休みなしで登山を行っていることに対し、白兎がイヴのことを気遣うが特に問題はないとイヴは返す。
白兎と出会ってからというもの、城で一緒に訓練をしたりと鍛えられたのもあってそれなりのレベルに達したという自負があるのだ。
とはいえただの人間であることには変わりなく、魔人ハーフである白兎と比べれば体力も実力も劣る。その辺りは考えてほしいところだが、プライドの高いイヴはそれを言い出すこともない。
「先に進みましょうか。そろそろ山頂に到達しそうですし、そこまで行けば火の化け物とやらがいるかいないかも判断付きます」
「……そうですね。もっとも、ここまでそれらしい気配は感じませんが……」
周囲の気配を探っている様子の白兎が辺りをきょろきょろと見渡しながらそう言う。視界はなくとも異常聴覚を始めとした発達した感覚によって、見えていると言っても過言ではないほどの空間認識能力を持つ白兎はそういった気配を感じるのも得意だ。
視界に頼らない分、見えていない場所にある罠などにも敏感だし、背後から近寄ってくる者にも直ぐ気づくので奇襲などにも無縁だ。
死角が存在しない白兎がいると、冒険に必要と言われるレンジャーの様な職もそこまで必要はないのかもしれない。
もっとも、罠のある宝箱や避けられない罠の時には強引に突破するしかないかと思いきや、
「あ、宝箱ですね」
「危ないですよ、イヴさん。罠があるみたいです。それに鍵付きですね。――というわけで藤吉郎、お願いします」
「きー!」
一行が罠と鍵付きの宝箱を発見すると、白兎がそれを判断して藤吉郎に声を掛ける。
白兎の肩から降りた藤吉郎はその宝箱を色々と弄って罠を解除すると、そのまま鍵開けまで行い、
「ききっ!」
「ありがとうございます、藤吉郎」
「藤吉郎さん、ほんとこの手の作業は上手ですよね……」
「きー!」
“罠や鍵開けは任せて下さい!”といった風なことを藤吉郎が言うのをイヴが心を読むことで感じ取る。
この様に、どうも藤吉郎は罠の解除や鍵開けなどのレンジャースキルが意外にも長けているようで、どんな罠や鍵でも解除してしまう。なので、冒険の最中のその手の作業は全て藤吉郎に任せることが出来た。
使徒なのに戦闘力がそれほど高くないから、藤吉郎を使徒にしたという魔人はどんな酔狂で彼を使徒にしたのかと長らく疑問だったが、どうやらそういう役割があったらしい。
潜入なんかにも意外と長けているので、冒険に出てから世話になっているのだ。
とはいえ、イヴとしては二人に冒険のあれこれを任せっきりにしてはおけないもので、
「白色破壊光線!」
「――!」
現れた大型の魔物を最上級魔法で一体蹴散らす。
魔法の腕前はこれでも、ハンティやらガウガウに習ったのでそれなりだと思う。人間にしては強い方のはずだ。不思議とそう思えない原因がイヴの住む紅魔城にはいるので、中々実感はし難いものではある。あの変態料理人一族は人間という種から除外してほしい。
「ふふ、私の前に立ったのが運の尽きですね」
「それ、格好いいですよ、イヴさん……!」
「ふふん、この程度大したことないですね」
そう言われると悪い気はしない、とイヴは魔物の死体を前に髪をかき上げてみせる。日頃から魔人などの化け物を見慣れているし、野良の魔物くらいは大したことなく感じてしまう。
とはいえ自分はただの人間でしかない。油断は禁物ではあるが、ちょっと強そうな相手が出てきたとしても、
「――ふっ!」
「――ッ!?」
白兎が出現した魔物を一刀両断してしまう。先程、イヴが倒した魔物よりも更に一回り大きい相手であったが、白兎にとっては問題とならない。
「ふふん! 私の友達に手を出そうとする者には容赦しませんよ!」
ドヤァ、と刀を鞘に収めながら正面で得意気になる白兎。残心はどうした、と言いたくなるがはじめての冒険ということもあって妙にはしゃいでいる様なので水を差せないものだ。
まあ、白兎を脅かせる魔物など、噂に聞くトッポスを除けば殆ど存在しないだろうし平気だろう。魔人や使徒でも現れれば別だが、そういう相手と戦うことはないだろうし。
と、そんなこんなで山道を上っていくと、
「――っと、頂上に着きました!」
「ええ……それらしき存在は見当たりませんけど……」
山の頂上に辿り着くと、白兎と一緒になって辺りを見渡してみる。眺めが良い感じなこと以外は特に異変も見当たらない。
「空振りですかね……」
「むぅ……そうですか……」
白兎が露骨に残念そうになる。イヴとしては、いなくてよかったという気もするが、
「まあ、いないならいないでここで休憩にしますか? お弁当ありますし、ここで食べたら美味しそうですよ」
「! そうしましょうっ!」
露骨に嬉しがる白兎を見て、単純だなぁ……、と苦笑する。
因みに冒険中の料理なんかも自分の担当だ。途中に立ち寄った人間の商会や、レオンハルトが連絡を入れていたらしい魔軍の駐屯地などで食材を買って作っておいたので、折角の山登りを無駄にしないようにとそんな提案を行ってみた。
だが、どこかにシートを敷こうかと良い場所を探している段階で、
「! キー!」
「あ、藤吉郎! どこに行くんですか?」
「藤吉郎さん?」
不意に、藤吉郎が顔を上げると、白兎の肩から降りて真っ直ぐと駆けていった。
白兎と一緒になって首を傾げる。イヴも、藤吉郎が離れてしまったことで心が読めないので、
「とりあえず、追いかけましょう」
「見晴らしの良い場所でも見つけたんでしょうか……?」
何気に白兎が呑気なことを言っているが、特にツッコむことなく追いかける。
だが、数分程走ったところで、イヴは白兎とともに藤吉郎を見つけた。そこは、
「火山ですか……」
「私、初めて見ました。とても凄いです……!」
マグマが流れる場所を見つけ、直前になって止まる。
その時点でも結構な熱さであり、ぶっちゃけ危ない気がするのだが、白兎は感動しているようで近くで覗き込んでいた。
――だからだろうか、夢中になってその気配に気づくのが遅れたのは、
「――あぁん? 誰だ?」
「! え……? ひ、人……?」
不意に響いたのは男性らしい声だった。
それにイヴは顔を上げ、しかし戸惑いを見せる。
何故ならその声を発したと思われる存在は、褐色の肌をした人形でありながら、超高温の溶岩に浸かり、大きめの煙管から炎を吹いて一服していたからだ。
白兎も声を発した時点でそれに気づき、表情を呑気な子供のものから真面目なものに変えて、
「……貴方が、この山に住むという火の化け物ですか?」
「火の化け物? あー……まあ、間違っちゃいねえけどなー……つうかお前、なんか――」
と、その特徴的な容姿を持つ男は、白兎を見て何かを考え込むように顎を擦る。
だが、途中で別の声に反応した。
「きー!」
「あ? ……って、おお!? 藤吉郎じゃねぇか! ハハッ、お前、生きてたのか!」
藤吉郎が白兎の足元で声を上げると、その男は何やら嬉しそうに驚きの声を上げる。
それを見て、イヴは白兎と顔を見合わせると、
「えっと……知り合いですか、藤吉郎さん?」
「きー! きー!」
「えっ……と、それは……」
イヴが藤吉郎の心を読んで、答えを聞いた瞬間、それを伝える前に、白兎は自分で結論に達した様で、男に声を掛けた。
「……なるほど、そういうことですか。貴方、藤吉郎と同じ――――魔人ザビエルの使徒ですね?」
「おお。俺は戯骸ってんだ。まあ使徒つっても主は死んでるから、今はもうただのはぐれ使徒だけどな」
「まさかの使徒ですか……」
イヴは使徒という存在にこんなところで遭遇したことに頭を抱えたくなる気持ちになる。
何やら友好的な雰囲気であることだけが救いだが、
「……つーかそっちの白い嬢ちゃん、なんか俺らに近い気配感じるが……使徒かなんかか? それに、誰かに似てる気がするんだが……」
「…………」
そう言って、はぐれ使徒である戯骸は白兎を見てやはり何かを感じ取った様で考え込む。それに対し、白兎が暫く無言でいると、
「…………もしかして……レオンハルトの娘か何かか?」
「! ……いえ、それは……」
と、いきなり確信に迫ることをまさか告げられ、白兎が僅かに動揺を見せる。それを見た戯骸は、
「うお、当てずっぽうで適当言ったんだがマジか!? かーっ、あのレオンハルトの娘、娘ねぇ……ハハッ、言われてみりゃあ雰囲気が似てるぜ!」
「あ、だから違います……! ち、違いますよ!」
白兎がそれを取り繕おうとして慌てて声を上げるが、
「ん? 何だ? ひょっとして隠そうしてんのか? ハハハ! まー、よく分かんねぇが安心しな。特に言いふらしたりする気もないぜー。あのレオンハルトの娘――じゃないにしても、関係者ならちょっかい掛けたところで殺られそうだしよ」
「……やはり、知り合いですか? その――」
白兎がもう知られてしまった相手への対応を迷わせながら問いかける。バレたことは本来マズいことの筈だが、イヴから見ても、どうにもこちらに悪意のある様子もなく、嘘は言っていない様子なのだ。
それを白兎も分かっているはずなので、どうすべきかと悩む。
そして、その問いかけに対し戯骸は頷いた。
「ああ、知り合いだな。聞いてねぇか? 結構昔、ちょっと一緒に戦争に出かけてよ。そこで俺の主がちょっかい掛けて返り討ちにされたんだわ。そんでまぁ、俺は暫く死んでたんだが……藤吉郎はやっぱレオンハルトに拾われてたみたいだな」
「きー!」
藤吉郎が同意を返す。それを聞いて、白兎は知識を引っ張り出すように、
「……NC期における藤原家征伐ですね。当時の魔人四天王、ザビエルと、魔人筆頭である私の父が魔王ナイチサより命を受けて藤原石丸と藤原家を滅ぼした。ですが、その戦争の途中で、魔人ザビエルは藤原石丸に討ち滅ぼされ、その使徒も藤吉郎以外は死亡した――と、私は聞いていますが」
「おお、合ってるぜ。……つーか、隠さなくていいのか?」
「ええ、まあ。もう露見してしまったので隠す意味はないかと。バラすようなことをしでかすなら、その前に斬り捨ててしまえばいいですし」
と、白兎はそう言って軽く殺気を戯骸に向かってぶつける。
溶岩の熱気もかき消すような寒さを感じる剣気だ。それをぶつけられ、視線を合わせる戯骸は、だがしかし、
「……かーっ! いいねぇ、その殺気! 確かに、その容赦の無さというか冷たさはアイツ似だな!」
何やら喜んでしまっていた。イヴが何とも言えない表情で訝しんでいると、白兎も同じ様に困惑し、
「……拍子抜けしてしまいますね。とにかく、言ったらぶっ殺しますのであしからず」
「ハハ、まあ言わねぇよ。別に言うメリットも相手もいねぇしな。それに……藤吉郎は知ってるし、納得してんだろ?」
「うきー!」
と、藤吉郎が戯骸の言葉に頷くように声を上げる。それを聞いて戯骸も笑みを浮かべると、
「ま、そういうことだ。俺はお前さん達に危害を加える気はないぜ。リベンジしてやろうかと思う相手はいるけどよ」
戯骸の言葉に、白兎と一緒に目を合わせて首を傾げる。やはり拍子抜けする相手だ。
というか、
「良い人っぽいですね……」
「嘘も言っていないようです……」
白兎と小声でやり取りを行う。お互いに、相手の嘘やら感情を見抜けるので戯骸がその言葉に嘘偽りなく、それでいて好意的な様子なのを感じ取り、何とも言えない様子になっているのだ。
そうやってこそこそとしていると、
「……それで、お前さん達は何でここに? なんか、火の化け物とか言ってたが、俺を探しにでも来たのか?」
戯骸にそう質問される。確かに、そもそもはそういった目的でここまで来たのだ。
なので、白兎と目を見合わせ、とりあえずそのことについて聞いてみることを決めると、イヴは咳払いをして、
「こほん、えっと……戯骸、さん? あなたが最近、麓の村で色々と悪さをしてるみたいなんですが……どうなんですか?」
「呼び方は何でもいーぜー。そんでまあ、麓の村なぁ……別に悪さをした覚えはねえんだが……」
「それでは、ここで何を?」
白兎が引き継ぐように問う。すると、戯骸は煙管から火を吹きながら思い出すように、
「あー……なんつうかな、強くなるためにしばらく色んなとこで修行してたんだけどよ、ここを気に入って暫く住み着いてたってだけだぜ。特に人も殺してねえし、むしろこっちが襲われたくらいだ」
「襲われたというと?」
「まあ使徒だからな。ヤバい魔物にでも見えたって感じか。そんでまあ、さすがに襲われたらやり返すだろ? そんで普通なら殺されても文句言えないが、別に殺すのが好きってわけでもねえからよ。だからまあ、命を奪う代わりに襲ってきた男共には
「楽しむ……?」
「一体何をしたんでしょう?」
「……あー、まあ……気にすんな。要するに、殺さずにちょっと
「……?」
白兎と一緒に首を傾げる。楽しむの意味が分からないが、要するに物か何かを奪っていったのだろう。
「……そういうことなら、特にぶっ殺す必要は無さそうですね」
「まあ、あんまり怖がらせるのもどうかとは思いますが……」
「ハハ、悪いな。その様子だと退治してくれって依頼でも受けてきたか? まあ、やりたいってんなら相手してやってもいいがよ。縁もあるし、程々で切り上げさせて貰うぜ?」
軽い調子でそう告げてくる戯骸に、今度こそやる気も失せたのか、白兎が吐息をつく。
「むぅ……せっかく、火の鳥みたいな化け物を斬り殺して、格好良く凱旋しようかと思っていたんですが……」
「というか、全然鳥っぽくないですね……」
「ん? ああ。まあそれなら――」
と、戯骸は軽く飛び上がり、マグマから出てくると、空中で炎と共に姿を変え、
「――まあ、こっちの形態のことだろうな。これで飛び回ったりしてたからよ」
「っ! これは……!?」
「……!」
イヴは驚きの声を上げて、絶句している白兎と共にそれを見上げる。
そこにいたのは、まさしく火の鳥だ。
人形の形態よりも大きくなったその姿は、火の化け物と言われてもしょうがないものであり、
「これなら……確かに怖がって襲われても……いえ、とはいえ、逃げたくなる気が……」
イヴはそんな評価を下す。これに遭遇したらまず逃げるだろうとイヴは思ったが、JAPANの人達は結構勇気があるなぁ、と逆に感心してしまう。
だがそんな中、ふと白兎の方を見てみると、
「す、凄いです……!」
目を見開き、瞳を輝かせて戯骸を真っ直ぐ見上げていた。
そして何を思ったのか、
「戯骸さん!」
「ああ? 何だ?」
と、戯骸が頭を向けたところで、
「――私と、
「…………えっ?」
予想外の言葉に、イヴが間の抜けた声を響かせる。
だが戯骸は驚いたというよりは、意外を感じたようで、
「……友達……ねぇ。ハハッ、俺なんかと友達になっていいのか? これでも昔はお前んとこの奴らと割と険悪だったんだけどよぉ?」
と、そんな言葉を吐いて見せる。
しかし白兎は特に悩むこともなく、
「でも今は違いますよね? それなら問題ありません! 藤吉郎も私のお友達ですし、それに――」
「……それに?」
と、白兎は興奮した様子で、
「火の鳥がお友達だと格好いいです!」
「……………………」
その言葉を聞いて、戯骸が黙り込む。
しかし少しの間を置いて、
「……く、くくっ、ハハハハッ! そうか! なるほどな!」
と、何やら可笑しそうに戯骸が笑い声を響かせると、
「――ああ、いいぜ。友達になってやる」
「! 本当ですか!?」
「ああ、面白そうだからな。それに、これを切っ掛けにそろそろ関わりにいくのも悪くねぇ」
戯骸はそう言うと、火の鳥の状態からもう一度人形に戻って地面に降り立つ。そして煙管から炎を吐き出した後に、
「というわけで、お前さん達について行かせて貰うぜ。――名前はなんて言うんだ?」
「はい、私は白兎です! よろしくお願いしますね、戯骸さん!」
「……はぁ、私はイヴと言います。一応、立場としては白兎さんの部下みたいなもので――」
「私のお友達です!」
「……まあ、そんな感じですね」
「キー!」
どうしたこんなことに……、と気苦労が増えそうになることを藤吉郎が察したのか、右手を上げて励ましてくれる。まさかの理解者がさるぼぼだけという事態に、逆に悩みそうになるも、白兎の方は全く悩んでいない様子で、
「ふふん、これでお友達も3人に増えましたし、“りあ充”というやつですね!」
いや、少ないですよ、と言いかけるが、よく考えてみれば自分も友達が少ないことを思い、イヴは喉まで出かかったツッコミを飲み込む。
「それに、猿と鳥――雉が揃ったので、父上が聞かせてくれた“桃太郎”みたいでいいですね……。後は、犬がいれば……犬…………イヴさん、今度犬耳を――」
「私は犬じゃないですよ!?」
「あー、まあ……俺も雉ではないけどな……」
「うきー!」
白兎が何やら変なことを言い出しながら周りを見渡し、こちらを見て謎の提案をしてきたところでイヴは我慢出来ずにツッコミを入れる。
ついでに、藤吉郎に対して“お前は猿だろ”的なことを言いそうになったがそれは可哀想なので自重する。猿だけど。
「……はぁ……とりあえず、予定通りお弁当でも食べますか……」
「皆で食べましょう! 私、おかずの交換がしてみたいです……!」
「おお? 俺にもくれるのか?」
「中身、同じですけどね……」
「ききっ!」
そうして、人間一人、人間と魔人のハーフが一人、はぐれ使徒が二体という少しアレなパーティは、人間が気苦労を背負い込みつつも、山の上でのピクニックを楽しんだ。
……ハハ、面白い奴だなこいつ。
戯骸は自分と友達になりたいなどと言った少女に、内心で感嘆する。
レオンハルトの娘だというこの白兎は、確かに剣術に優れているようだし、先程の冷たい殺気やいざという時の容赦の無い感じなんかが似ているが、
……大物になりそうな器の広さだぜ。
その辺りはレオンハルトとはまた少し違う別種の気配を感じる。
とはいえ、こうやって付いていくことを決めたのなら、
……再会も近そうだな。
そのうち機会があればリベンジしてみるのも悪くないだろうと、戯骸は自分と競い合った使徒を思い浮かべた。
白兎ちゃん、お友達を増やすの巻。これからもちょっとずつ増えそうですね……