※この作品はR-18です。

魔軍参謀の憂鬱   作:黒岩

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魔人姉妹との休日

 

 ──新たな魔人白兎は自分の友人であり主でもある魔王ガイの役に立つため、己を高めるための修行の旅に出た。

 

「ぎぃやああああ!?」

 

「また野盗ですか……つまらぬ相手を斬ってしまいましたね」

 

「それくらいでなければ生きていけぬからのう。お、主よ。そこにトラップがあるぞ」

 

「はい、視えていますよ」

 

「キー!」

 

「藤吉郎さんも一応わかってたみたいです」

 

「……せっかくの迷宮なのにレンジャーし甲斐がないのう。戯骸も死んだところで復活するわけじゃし……」

 

「復活には時間がかかるから無意味ってわけでもねぇぜ? まあトラップくらいじゃどうともならねぇから意味ねぇってのは変わらねーか」

 

 そのお供は使徒の杏、戯骸、藤吉郎の3人。

 小さな侍とくノ一。それにさるぼぼに焼き鳥の奇妙な一団はとある迷宮に挑み、そこにいた野盗をばったばったとねじ伏せ斬り伏せます。

 魔人と使徒に敵う人間はいません。迷宮にいる魔物も敵いません。4人はどんな障害もなんのその。どんどん先へと進んでいきます。

 

「む……」

 

「あれは……」

 

 しかし、そんな一団の前にぽつんと置かれた謎の宝箱が。

 一見普通の宝箱に見えるそれに、2人の少女は同時に反応します。1人は鍛え抜かれた超感覚で。もう1人は伝説級のくノ一の感覚で。

 

「ふむ……トラップではないが普通の宝箱ではないな」

 

「はい。というか、私の感覚だと中に誰かいるような気がしますね」

 

「へえ? ならモンスターか?」

 

「キー!」

 

「どうする主よ。危険を避けたいのであれば念のため開けぬ方がよいが……」

 

「ふ……愚問ですね。開けましょう」

 

 普通の宝箱でないことを見抜いた少女達は、それがわかっていながら危険に容赦なく飛び込みます。

 白兎がにやりと笑みを浮かべると杏もまた同じように笑みを浮かべて。

 

「ふ、主ならそう言うと思っておったぞ」

 

「はい。では……勝負!」

 

 鬼が出ても蛇が出ても正面から打ち倒す。

 そんな気概で開けられた宝箱の中にはなんと──

 

「……………………」

 

「お? なんじゃこやつは?」

 

「初めて見る女の子……いえ、女の子モンスターみたいですね」

 

「ん……あー……こいつは確か……」

 

 ──可愛い女の子が入っていました。

 

 黒い髪に赤い瞳。可愛らしい格好をしていて、そしてなぜか鋭い針を持っている少女は一行をじっと見つめています。

 そして一行もまた驚く中、少女は小さな口を開いて。

 

「私、起動しました。最初の目覚めです。私を起こしたのは誰ですか?」

 

 起こしたのは誰だと一行に問いかけます。

 なので白兎は正直に名乗りました。

 

「あ、はい。わたしですが」

 

「…………魔人…………はぁ……」

 

 黒髪の可愛らしい女の子モンスターは白兎が魔人で、それ以外の面々が使徒であることに気づくと……深い、深い溜息をついて。

 

「はぁ……魔人が殺しを態々頼む相手を殺す力は私にはありませんが仕事なので仕方なくやります。……殺したい相手はいる?」

 

「? どういうことですか?」

 

 殺したい相手はいるかという問いを投げてきました。

 その問いに首をかしげる白兎。そこに戯骸が微妙な声で。

 

「あー……こいつはレア女の子モンスターの復讐ちゃんだ」

 

「復讐ちゃん、ですか?」

 

「ほう。我も知らぬな。どんな女の子モンスターなのだ?」

 

「確か殺したい相手の所持品とかを渡したり殺したい相手を見せたら代わりに殺してくれるんじゃなかったか?」

 

「キー!」

 

 記憶を思い返して戯骸はそう説明します。確か前の主といる時にそんな話を聞いたことがあると。

 藤吉郎も鳴いてそれに同意します。一行は黒髪の女の子モンスターが復讐ちゃんであることを知りました。

 

「復讐したい人や憎い人。そうでなくても殺したい人を告げて」

 

「と言われましても……みなさん、どうですか?」

 

「妾は別におらぬのう。というかおったら自分で殺しとるわ」

 

「キキ」

 

「別にいねぇなあ」

 

 しかし復讐ちゃんに復讐を頼む者は一行の中にいませんでした。

 それを聞いた復讐ちゃんはじっと白兎達を見つめます。

 

「……復讐したい相手がいないならどうしようもない」

 

「うーん……それなら……わかりました!」

 

「復讐したい相手思いついた?」

 

 良いことを思いついた、と魔人白兎はしたり顔で復讐ちゃんに告げました。

 

「とりあえず後から決めるのでわたし達の旅の仲間になってください!」

 

「……………………復讐は?」

 

「後で考えます!」

 

「……………………わかった……」

 

「よし! これで仲間が増えました!」

 

「幸先いいのう」

 

「キー!」

 

「軽いねぇ。まあ面白えからいいけどよ」

 

「仲良くしましょうね!」

 

「とりあえず大福でも食べるか?」

 

「……貰うが……復讐対象を早く言ってほしい。……………………これ美味い……」

 

 ──白兎の勧誘に仕方なく乗ったレア女の子モンスターの復讐ちゃん。一行は彼女を新たに仲間に加え、迷宮を踏破すると更に東に移動していったのでした。

 

 

 

 

 

 ──恋……それに愛。

 

 そういったモノの存在をその魔人は信じていない。

 

「カミーラ様がまた物思いに耽られている……」

 

「ああ、カミーラ様、窓際で佇む姿もお美しい……」

 

「しかしどうしたのでしょう……少し心配です」

 

 あるいは酷く冷めた目で見ている。

 恋や愛。そんなものを謳う連中をその魔人──カミーラはごまんと見てきた。

 たとえば今もそう。思考に沈むカミーラを遠巻きに眺めるのはカミーラが飼っている大勢の下級使徒達であり、その全てがカミーラが見初めた美少年や美青年達である。

 

 彼らは一様にカミーラのことを美しいと称している。その視線には好意のものを感じるが。

 

「──おい」

 

「はっ。何でございましょうカミーラ様」

 

「お前は私のことが好きか?」

 

「は……それは……は、はい。勿論お慕いしております」

 

「なら私と添い遂げることを望むか?」

 

「っ……! そ、それは……そ、それは私などには過ぎたものですが……い、いえ! もしカミーラ様が望むのでしたら私の全てはカミーラ様に捧げると誓います……!」

 

 戯れに問いを投げて試してみるが、その下級使徒の男はカミーラの問いに対して羞恥しながらもこれを好機と捉えて意を決したのだろう。そんなことをのたまう。

 だがカミーラにはその下心が見え透いていた。ほんの一瞬だがカミーラの身体に視線を感じる。それに気づいた瞬間カミーラは気持ち悪さを感じ、その感情を我慢しなかった。

 

「──違う」

 

「え……っ!! か、はっ……」

 

 カミーラは手刀を下級使徒の左胸に突き刺す。

 一応は己の美を彩るものとして仕えてくれた相手。せめて苦痛なく一瞬で。それもカミーラ手ずから殺すのはカミーラにとっての慈悲だった。

 

「丁重に葬ってやれ」

 

「はい」

 

 あまりにも唐突な同僚の死を見ても他の下級使徒は眉1つ動かさない。弁えている者ほど動じないし心は動かさない。

 カミーラの機嫌を損ねるなど以ての外である。欲望を感じるのも勿論タブーだ。カミーラにとって下級使徒はあくまで宝石と同じ。美しいものを側に置いておきたいという物欲や支配欲によって集められた者達なのだ。

 だからこそ自我を持ちすぎることは下級使徒としての資格をなくしたのと同じ。故に殺されてもしょうがない。

 例外があるとすれば正式な使徒くらいであり。

 

「ラインコック」

 

「! はい! 何でしょうかカミーラ様!」

 

「お前は私のことが好きか?」

 

「そ……そんなの、勿論大好きに決まっています……! うぅ……」

 

 女性と見紛うような美少年。使徒ラインコックはカミーラに名前を呼ばれると顔をぱぁっと明るくさせて駆け寄ってくる。

 その様子はまるでわんわんのよう。同じ問いを投げて恥ずかしがるも、そこには邪気がなく愛玩動物として完璧な対応を見せてくれる。

 

「七星」

 

「は」

 

「お前はどうだ?」

 

「私の全てはカミーラ様の物であり、私はカミーラ様に絶対の忠義を尽くす使徒。そう認識しております。だからこそ好意という尺度で計るには些か難しい問いに御座います。畏敬や崇拝の気持ちであれば当然持ち合わせていますが……」

 

「ふむ……そうか」

 

 眉目秀麗という言葉が相応しいもう1人の使徒七星は元はカミーラと同じドラゴンであり、カミーラに対して絶対の忠誠を誓っている。

 それゆえに好意ではなく畏敬や崇拝という言葉で七星は答えた。無論好意がないわけではないのだが、それは異性に対するものではない。七星の言わんとするところをカミーラは理解する。

 

 ──そう。好意というものは間違いなくある。それ自体をカミーラは否定しない。

 

 だが……。

 

「わかった……下がれ」

 

「はい。…………ラインコック」

 

「うぇっ!? あ、はいっ! 失礼します……」

 

 物思いに耽るカミーラの表情を見て不敬ながらも心配していたラインコックは七星に促されてカミーラから距離を取る。2人の使徒はカミーラが何に思い悩んでいるかを察していたが、それを口にすることも相談に乗ることも出来ずに歯痒い思いを抱いている。

 

 だがやはりカミーラは相談出来ない。というよりそもそもの話。

 

(……分からぬ……これはどういう気持ちなのだ……?)

 

 ──カミーラは恋愛を知らなかった。

 分からないし、経験もない。だからこそ以前感じた魔人レオンハルトへの気持ちに対して自ら疑問を持っている。

 だがそうなるのも無理はないだろう。カミーラはドラゴン種における最後の雌であり、生きる王冠だった。

 

 生まれた時からドラゴン王との交尾を強制されてきた。

 当然そこにカミーラの意思はない。決闘で勝利した王によって組み伏せられるのがカミーラの抗うことの出来ない役目だった。

 その中にはカミーラに好意をぶつけてくる者も当然いた。マギーホアにアベル……他にも多くのドラゴンが求愛してきたが、そこに対する欲望が見え透いていたため、カミーラは気持ち悪いとしか思わなかった。

 

 ──だからこそカミーラは恋愛というものを信じていないし見下している。

 

 結局のところそんなものは錯覚。生物としての繁殖欲に駆られただけのもの。

 しかしその理論だと……。

 

(私はレオンハルトと交尾がしたいのか……?)

 

 ──ということになってしまう。

 

「!」

 

「うわぁ!? か、カミーラ様ぁ!?」

 

「如何しましたか……?」

 

 そしてそれを頭の中で想像した瞬間、耐えられずにカミーラは窓を叩き割っていた。

 驚いたラインコックや心配した七星が声をかけてくるも、カミーラは振り返らない。顔の熱さを隠すためにそのまま命令する。

 

「何でもない……少し部屋の外に出ていろ」

 

「わ、わかりました……」

 

「……はい」

 

 そうしてカミーラは部屋に1人きりになる。そして再び頭の中で荒れ狂った。

 

(……違う! 何を考えている私は! この私が、レオンハルトと交尾したいなどと……!)

 

 そんなわけがないとカミーラは己の心を否定する。それではムシやかつてのドラゴンのようではないかと。そんなものである筈がない。あんな奴らと同じなわけが……。

 

(……ならやはりレオンハルトが好きなのか……?)

 

 だがそちらを否定するなら自分はレオンハルトが好きであると、そういうことになってしまう。

 なら自分はレオンハルトは好きじゃない。そう思おうとしてみた。物欲や支配欲と同じ。ただ美しいものを手に入れたいだけなのだと。

 

「そうだ……レオンハルトを手に入れる……」

 

 そちらに思考が傾けば、カミーラの心も前向きになる。

 そう。あれほどの雄だ。欲しくないわけがないのだと。容姿は完璧で頭の天辺からつま先まで完全にカミーラの好みに合致し、それでいてカミーラを尊重してくれる。紳士的だが、かといって欲望を抱いてないわけではない。カミーラに好意を持ちながらも自分勝手に、独りよがりにそれを発散しようとしない。内面も完璧だろう。それでいて誰よりも強く、カミーラのことも守ってくれる。本来はプライド的に屈辱だと思う筈だが、レオンハルトはカミーラを心配して助けているだけだし、そもそもレオンハルトが己より強いことなんてずっと昔から認めている。だからそれは構わない。むしろそれだけの強さを持ちながら自分を無理やり奪おうとしないその在り方が好ましく、それでいてもどかしいと──

 

「……違う。そうじゃない」

 

 待て、と。カミーラは己の思考を止める。またしても同じ思考に至ってしまった。

 ここ3、4年ほどはずっと同じ考えに至っては否定して……をカミーラは繰り返している。

 魔人の時間感覚のせいでもあり、レオンハルトが魔王の命令でガイと戦争をしていたこともあり暇だったからこそずっとそう悩んでしまっていた。

 

 ただその戦争は終わったし、ガイが魔王になったことはカミーラ的には不服で一時はそれを忘れられたが、こうして落ち着いてみればまたしても同じ考えに至る。

 だが今度は悩まずに実行できる。レオンハルトを手に入れるにはどうすればいいか。その最善の手段は──

 

「……胸、か……?」

 

 ──真っ先に思いつくのはまずそれだ。レオンハルトは巨乳好き。昔から有名な、誰でも知っているような趣味である。

 であるならばカミーラは己の胸ならばその好みに合致しているだろうと思う。自分でも大きいと思うし、感触も……自分では分からないが、他と劣っているわけがないと思う。10年に一度の温泉の際も胸を洗う時はほんの少し情熱的な気がするし、眉も少し下がっていた。

 しかしそうなるとだ。方法は……。

 

「色仕掛け……? いや……」

 

 馬鹿な、とカミーラは己を否定しかける。誰がそんな頭の悪い方法を取るのかと。

 そもそもそんなに胸が好きなら何故自分に愛を伝えない? あんなに触らせているのだから我慢が出来なくなってもおかしくない──いや、己があんなに触らせてやってるのだからむしろ我慢出来ないのが普通だろう。

 それなのに何も事を起こさないとは、レオンハルトの理性は鋼なのか。

 

「来月、か……」

 

 カミーラはそうして悩み続ける。

 次の温泉の日取りはもう決まっている。つまり──それまでにどうすべきか答えを出さなくてはならないと。

 

 

 

 

 

 ──今までが消極的過ぎた、と俺は思う。

 

 俺は俺と愛し合った女を全員幸せにする。その覚悟で今まで多くの女と関係を結んできた筈だ。

 だというのに俺は受け身だった。仕事の忙しさやストレス。あるいは俺自身の性質などから言い訳をして、女々しくも自分から誰かを誘うことはなかった。

 無論、俺は全員を愛している。一緒の時間を過ごす時、あるいはそいつを抱く時は俺は全力で好意を示しているつもりだ。

 だがそれだけじゃ足りない。そもそも逆の立場から考えてみた方がいい。いつも誘うのはこちらからで、相手の方から誘ってきたことはない。──不安には思わないだろうか、と。

 

 幾ら俺が複数の女性と関係を持っており、その大多数が下級使徒であるとはいえ、だ。相手に甘えて任せきるのは些か怠慢だろう。我慢しすぎなのだ。俺の女達はいつも俺に好きにしてほしいと言う。ずっと昔から、俺は見透かされている。

 

 受け身で居続ける──そんなのは本来、俺のやり方じゃない。

 それこそ人間時代からだ。剣も女性関係も生き方でさえ、俺は自分から攻めて攻めて攻め続けて勝ってきた。王の座を手に入れたのも俺が常に最前線で戦い続けたからだ。

 

 だからこそ言える。今までの俺は消極的過ぎたし、我慢しすぎたと。

 紳士的といえば聞こえはいい。しかし、そこらの何の関係も築いていない女を誘うのと、自分の女を誘うのでは意味合いが違う。

 自分の女に対してくらい積極的でいなくてどうするのか。正直にならなくてどうするのか──と、そう思う。故に俺は我慢せずに自分から言うし行動する。

 

「デートをしよう」

 

「お前を抱きたい」

 

 ──主にこの2つの言葉を口にすることが増え、更に自分から要望や素直な気持ちを口にすることも増えた。

 

 そして休日……俺は1日中女と過ごすことにしている。

 

「ほんっとよくわかんないわよね。あのガイって奴」

 

 ──紅魔城の私室。そのソファの上で右側から聞こえてくる声に俺は反対側にいるもう1人と共に返答する。

 

「わかるけど……駄目よ姉さん。相手は魔王様なんだから。呼び捨てなんて」

 

「敬称くらいは付けるべきだろうな」

 

「む……わかったわよ。はぁーあ。やっとあのおっかないジルがいなくなったかと思ったら今度は今度で変な魔王……様だし、なんか面倒よね」

 

「でも確かに……どうなるのかしら」

 

 そうして今代の魔王ガイに対する話題を口にしているのは2人。魔人ラ・サイゼルとラ・ハウゼルだ。

 今2人はソファの上で俺と共に裸のまま、俺を挟むようにして腰掛けている。そのため俺には2人のすべすべで柔らかい肌が密着している。2人の肩に回した両腕に軽く力を入れれば。

 

「心配するな。何があろうとお前達に危険は及ばせない」

 

「んっ……♡ う、うん……まあそうよね……」

 

「あっ……♡ はい……レオンハルトさんの側にいれば安心ですよね……」

 

 俺の腕の中でサイゼルとハウゼルが軽く声を漏らす。両側から感じる2人の甘い香り。俺の好きな女の肌と肉の感触。

 2人も俺の肩にこてんと頭を預け、しなだれかかりながら目を細めて安らいでいる。

 そんなサイゼルとハウゼルの脇の下から、俺は両手を差し入れてその大きな胸をそれぞれ掴んだ。

 

「ん、ちょっとまた胸触って……♡ さっきあんなにしたのに……♡」

 

「ダメか? 俺は触りたいが」

 

「いや別に、んっ、駄目じゃないけど……あっ、でもそんなに触られたら……♡」

 

「ん……♡ はい、身体がまた熱くなっちゃいます♡」

 

 2人の大きな乳房を我が物顔で揉みしだきながら、2人が熱い吐息を漏らすのを身体で受け止める。

 サイゼルの胸を揉んで桃色の乳首を軽く摘みながら、ハウゼルの乳房を揉み回すように弄ぶ。掌に広がる2人の胸はどちらもぷるんぷるんで揉み心地がいい。そうしていると2人もまた当然のようにこちらを見上げながらそれぞれ右手と左手を伸ばし──間にある起立した俺の肉棒を掴んだ。

 

「またこんなに硬くしてるし……」

 

「レオンハルトさん、どうします? この後は子供達とのお出かけもありますけど……」

 

 しなやかで細い白い指を肉棒に絡みつけ、形を確かめるように甘く握ったり軽く扱いたりしてくるサイゼルとハウゼル。

 天女と形容されることもある美人姉妹にごく自然に肉棒を扱かれながら、ハウゼルの問いに時計を見る──まだ出かけるまで時間がある。だからこそハウゼルも、そして何も言わずに肉棒を扱くサイゼルも期待しているのだろう。もう少しゆっくり出来る。俺も自分の欲望に従って2人に告げた。

 

「ゆっくりするか。──というかお前達が気持ちよくてこのままじゃ出かけられん。責任取って抜いてくれ」

 

「もう……仕方ないわね……♡」

 

「ええ……わかりました……♡」

 

 サイゼルとハウゼルが俺に顔を近づけてきたため自然と俺も2人の唇と舌を受け入れる。

 

「んっ、ちゅっ……♡ はぁ……♡ レオンハルト……♡ ハウゼル……♡」

 

「れろ、ちゅっ……♡ んっ……♡ レオンハルトさん……♡ サイゼル……♡」

 

 2人分の柔らかな唇が押し付けられ、更に舌が伸びてきた。それをこちらも舌を伸ばして絡ませ合う。粘膜と唾液を互いに交換し、名前を呼び合う。

 サイゼルとハウゼルが甘い吐息を漏らしながら俺の肉棒をしゅっしゅっ♡と息を合わせて扱き始めた。

 

「ん……気持ちいいぞ。2人共」

 

「あん……♡ ちょっと……触りすぎ……♡」

 

「んっ、ちゅっ、ちゅっ……♡ レオンハルトさん……♡」

 

 2人の息のあった手コキに興奮した俺は2人の細い腰の手を回し、身体を弄ってやる。いつ触れても2人共、滑らかで美しい。大きな胸に細い腰。程よく肉の付いた張りのある尻にこれまた触り心地のいい太腿に長い脚。神秘的な背中の羽。

 サイゼルとハウゼルの2人に挟まれる形で密着し、キスをしながら肉棒をしごかせるのは凄まじく贅沢で甘い行為だった。胸を弄りすぎて感じ過ぎてしまったサイゼルが口を離し、反対にハウゼルは俺の唇を独り占めしようとするように抱きついてきて情熱的に舌を絡めてくる。

 こんなことをされれば当然俺の肉棒もバキバキになる。何発出してようが関係ない。確かな快楽がそこにはあるが──

 

「っ……♡ な、ならあたしも反撃するんだから……れろぉ……♡」

 

 ──サイゼルは身を屈めて俺の肉棒に顔を近づけると、そのまま亀頭に向かって舌を這わせる。

 

「あ……♡ 姉さんずるいです……!」

 

「ちゅっ♡ れろ……♡ 何よ……別に、んっ、いいでしょ……♡ 上はハウゼルがすれば……♡ はぁむ……♡」

 

「もう……」

 

 そしてそれに気づいたハウゼルが軽く抗議を行うが、本気ではない。喧嘩に発展するようなことはなく、その間にサイゼルは俺の肉棒を口内に迎え入れ、そのまま首を振って本格的なフェラチオに移行する。

 

 あのサイゼルが自分から男の肉棒をしゃぶる──サイゼルを知る者であれば考えられないかもしれないが、俺にとっては珍しいことじゃない。

 とはいえ何度味わっても興奮はする。サイゼルの口内が俺の肉棒を咥えて唇の輪っかで上手に扱きながら、舌で亀頭を舐め回してくる。それを俺は見下ろしながら。

 

「ああ、気持ちいいぞ、サイゼル。そのまましゃぶれ」

 

「んっ……♡ んっ、んっ……♡」

 

 サイゼルのサラサラの髪を右手で撫でてそう命じると、今度は左側にいるハウゼルを抱き寄せる。

 

「ハウゼル」

 

「あっ……♡ レオンハルトさんっ……♡ んっ♡ はぁ……♡」

 

 ハウゼルの身体を抱きしめて、キスをしながら大きな胸を揉んで彼女を感じさせる。──自分の女達の弱いところは全て頭に入っている。

 

「ちゅっぽ♡ ちゅっぽっ♡ んっっ♡(レオンハルトの、大きくなった……♡)」

 

「はぁ……あっ♡ んっ♡ レオンハルトさんっ♡ 気持ち、いいです……♡ んっ♡」

 

「ああ……俺も気持ちいいぞ」

 

 だからこそ行為には淀みない。俺は自分自身の快楽を得ながらも、女に快楽を与えて満足させてやる。

 魔人の巨乳美少女姉妹の片方を抱きしめて好き放題に責めつつ肌を擦れ合わせながら、勃起した肉棒をもう片方にしゃぶらせる──最高に気持ちよく贅沢な行為だ。

 

「──サイゼル。交代だ。次はハウゼルがしゃぶってくれ」

 

「ん……ふぁい……♡ ちゅっ……♡」

 

「んっ、わかりました……♡ ──はぁ、む……♡」

 

 だがそれだけでは飽き足らず。今度は2人の役割を交代させる。

 行為の最中のサイゼルは割と従順だ。俺の肉棒の先に軽くキスを落とすと、身体を起こして俺の腕の中に。

 そのままサイゼルの身体を抱きしめてその胸や濡れているその膣に手を這わせている間に、ハウゼルが今度はソファに座ったまま身を屈め、俺の肉棒に口を被せてくれる──2人目の口内に肉棒が受け止められ、快楽と優越感で思わず肉棒は跳ねるが俺のやることは変わらない。

 

「サイゼル。もしかして少し胸が大きくなったか?」

 

「んあっ……♡ な、なってないわよ……♡ あんたがいっぱい揉むからちょっと張ることはあるだけよ……♡ このおっぱい好き……♡ あっ♡」

 

「ああ、お前の胸も大好きだぞ」

 

「んんん──っ♡ あっ、それ駄目ぇ……♡」

 

 サイゼルの腰に腕を回し、その大きな胸に俺は顔を近づけて吸い付く。綺麗で形の良い乳首。そこを口で含み、舌で転がしながら顔を軽く動かしてそのGカップのおっぱいの感触とサイゼルの可愛い反応を堪能しつつ──

 

「ちゅぷっ♡ んっ♡ じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ じゅぽっ♡」

 

 ──肉棒を一心不乱にしゃぶってくれるハウゼルの与えてくれる快楽にも身を任せる。射精するのに十分な絡み合い。サイゼルとハウゼルとのハーレムを堪能しつつも俺はある程度のところで。

 

「そろそろ挿れてやる」

 

「はぁ……はぁ……♡」

 

「はぁ……あっ……♡」

 

 俺は2人がトロトロになったところで立ち上がり、そう宣言する。

 だがそうするとサイゼルとハウゼルも立ち上がった俺の肉棒にそのまま顔を近づけてきた。綺麗で可愛い、それでいてよく似た顔立ち。その鼻先が肉棒に近寄って、その小さな口が俺の陰嚢に這わされる。

 

「ちゅっ……ちゅっ♡ んっ♡ レオンハルトさん……♡ 最初は、出来れば私に……♡ ん、れろぉ……♡」

 

「すん……すん……♡ 駄目よ……♡ 最初はあたしから……♡ ね、お願い……♡ れろれろ……♡」

 

 ──肉棒に顔を擦り付かせ、挟み込むようにしながらも2人の舌がそれぞれ陰嚢を舌の上で舐め転がす。

 グロテスクな肉棒に可愛い姉妹の顔が、それも目をとろんと潤ませて発情した2人のそれが密着している。陰嚢を舐めておねだりしているその様はまるで餌を欲しがる雛のようで、淫靡でありながらいじらしく愛おしい。どっちにも挿れたくなる。

 だからこそ俺はあえて意地の悪いことを告げる。

 

「さて、な。どっちにするか。──尻を向けてくれ」

 

「ん……♡ もう……何をじっくり見ながら選んでるのよ……♡ スケベ……♡」

 

「あっ……♡ レオンハルトさん……♡ 恥ずかしいです……♡ やん……♡ えっち……♡」

 

 尻を向けるように俺が言えば、サイゼルとハウゼルは近くのベッドに手をつけてこちらに尻を向けてくれた。姉妹の形の良い臀部と長い脚。上から見下ろす背中の羽に綺麗な腰からの曲線や、とろとろに濡れている膣を見て、俺は肉棒を押し付けながら品定めしてやる。2人の尻の間に肉棒が挟まれ、その感触もまた気持ちいい。右手と左手で尻を撫で回しながら、腰と肉棒を押し付けて自分自身と2人の興奮を煽る。

 

 そして少し悩みながらも、やがて肉棒を片方の膣に向けて一気に刺し貫いた。

 

「んんんん~~~~~♡」

 

「──すごい濡れてるな……サイゼル」

 

「あっ、あんたがいっぱい弄るからでしょぉ……♡ ばかぁ……♡」

 

 サイゼルの腟内を俺の肉棒でいっぱいにする。絡みつき締め付けてくる肉ヒダの感触に身震いしながらも、俺はその細い腰と形の良い尻を軽く撫で、腰で軽くそこを突き上げてやる。

 

「んああっ……♡ お、おっきい……っ♡」

 

「うう……♡ 姉さん、羨ましい……♡」

 

「今日も気持ちいいぞ、サイゼル……それとハウゼル。お前も弄ってやる」

 

「あっ、あっ……♡ また……駄目……♡」

 

 サイゼルの尻と俺の腰が何度も叩きつけられ離れてを繰り返し、肉棒がサイゼルの媚肉にしごかれる中、左手でハウゼルの秘部も弄って感じさせてやる。

 姉妹の喘ぎ声とハウゼルの秘部から響く水音。サイゼルの尻とこちらの腰がぶつかる乾いた音が何度も連続し、時間が流れる毎にたまらない快楽が蓄積していく。己の肉棒と腕で自らの存在を刻みつける。可愛い俺の女を感じさせ、喘がせる。これに勝る快楽はない。

 

「ハウゼル……挿れるぞ」

 

「はい……来てください……♡ ──あっ……んん~~~~っ……♡」

 

 ──そしてある程度サイゼルの中で動いた後で一度引き抜いてから今度はハウゼルの膣内に肉棒を挿れてやる。

 するとハウゼルはその背中を弓なりに伸ばして震えた。挿れただけで甘イキしてしまったのだろう。可愛い声を出している。

 

「はぁ……はぁ……♡ 硬い……♡ んっ……♡ レオンハルトさんの、おちんちん……♡」

 

「レオンハルトぉ……♡ あ、あたしも……♡」

 

「ああ……ハウゼルの中も最高だ。少し待っていろサイゼル。2人共気持ちよくしてやる……」

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡」

 

「んっっ♡ それ、好き……っ♡」

 

 サイゼルのそれと酷似したハウゼルの腟内を肉棒で何度も穿り回す。腰を尻に叩きつける度にハウゼルが甘い声をあげ、右手で弄るサイゼルも快楽を享受していた。

 

 一本の肉棒で姉妹の中を行ったり来たり。とっかえひっかえして味わうのは性行為の快楽の中でも極上のもの。優越感や支配欲が刺激され、2人に愛されている多幸感まで味わうことが出来る。

 

「レオンハルトぉ……♡」

 

「レオンハルトさぁん……♡」

 

「ああ……サイゼル、ハウゼル。二人共、俺の女だ」

 

 尻を振って甘えてくる2人に容赦のない腰振りで応えながら告げる。──そう、サイゼルもハウゼルも俺の女だ。

 だからこそ幸せにするし、俺も自ら動く。欲望をぶつけてやる。

 2人の身体をまとめて抱きしめてその肌と肉をたっぷりと堪能する。2人の胸を同時に揉みしだき、身体の間で息を吸い込んで2人の混ざった香りを同時に楽しみ、どちらかの尻に向けて腰を何度も何度も振って、頃合いを見て挿れ直して腰を振る。

 気持ちよすぎるし、幸せだ。俺だけが味わえるサイゼルとハウゼル。俺だけが味わえる魔人姉妹の美貌。その滑らかで柔らかい肢体。

 

「好きっ♡ 好きっ♡ レオンハルトっ♡ ハウゼルっ♡」

 

「大好き、ですっ♡ レオンハルトさんっ♡ サイゼルっ♡」

 

 それでいながらサイゼルとハウゼルも感じてくれて、幸せになっている。

 この2人に種付けして、子供さえ孕ませた。何度も中出ししてきた。

 だが今までは少し受け身だった。甘えてしまっていた。

 だがもうそんなことはない。俺からも2人を抱いて、好意を積極的にぶつけてやる。

 

「ああ……二人共、好きだ。そろそろ出すぞ……!」

 

「うん……中で……♡」

 

「出して……♡」

 

 2人を抱いていると、時折どちらがどちらか分からなくなる現象も起きるが、それすらも俺は抑えつけて楽しんでやる。

 ラストスパート。射精に向けて上り詰めるために腰を振り、何度も何度も2人の尻に腰を押し付ける。子宮に亀頭をぐりぐりと押し付け、締め付けてくるまんこの包容を肉棒で受けながら。

 

「出るっ……!」

 

「「あっ──ああああああああああああ~~~~~……♡」」

 

 2人の中に、それぞれ己の精液を吐き出した。

 一際大きい嬌声が鳴り響き、俺は腰を押し付けて快楽を貪る。腰を掴み、引き寄せて。気持ちの良い最高の秘部に肉棒を突き入れて。その中で射精して存在を主張する。

 そしてどちらかだけじゃない。2度の射精を、行う。1人目──サイゼルに中出しをしてから、己の肉棒をコントロールしてハウゼルの中にも突き入れて激しく腰を振り、もう一度射精して精液を注ぎ込んでイカせる。

 

 長年のハーレム生活でこのくらいのテクニックは習得済みだ。性欲のコントロールは必須だったし、ジルとの性行為でも更に鍛えられた。一定の快楽さえあれば射精を行うのも耐えるのも難しくはない。

 ただあえてもう我慢する必要も今はない。俺は素直に快楽を享受して、2人の膣内に気持ちよく精液を注ぎ込む。

 

「あー……出る……気持ちいい……」

 

「んっっ♡ んっ……♡」

 

「だ、出しすぎよ……♡ ん……♡ ほんとに、スケベなんだから……♡」

 

 ハウゼルの尻を掴みながら腰を動かし、ハウゼルの腟内で精液を扱き出すように動く。その度にびくっと身体を跳ねさせて感じるハウゼル。隣のサイゼルは秘部をひくひくさせながら溢れ出た精液を感じて同じように快楽で身体をびくつかせていた。

 

 そしてしっかりと精液を扱き出してから肉棒を引き抜く。──ベッドの上には俺の肉棒と手管で絶頂し、精液を注ぎ込まれた美少女巨乳姉妹。サイゼルとハウゼルの姿があった。

 

「……2人共動けるか?」

 

「な、なんとか……♡」

 

「ちょ、ちょっと待ってください……♡ んっ……♡」

 

「ハウゼルが動けないなら私がレオンハルトの舐めるから……あむっ♡ んっ♡ んっ♡ ん……♡」

 

 そろそろシャワーを浴びて準備をしないと間に合わないと言外に告げればサイゼルはゆっくりと起き上がり、ハウゼルは快楽でまだ身悶えしている様子だった。……サイゼルの方がほんの少しだが俺との訓練に付き合っている回数が多いため、レベルも上。その差なのか、もしくは今日はハウゼルの方が感じやすかっただけか。セックスにもその日のコンディションは存在する。今日のサイゼルはまだ大丈夫そうで俺の肉棒を咥えて掃除をしてくれた──思いっきりしゃぶっているが。

 

「ん……またずるいですよ姉さん……次は私が……」

 

「ん……ちゅぽっ。あんたが動けないなら仕方ないでしょ」

 

「だからってさっきも最初は姉さんで……」

 

「喧嘩はするな。ほら、ハウゼル。サイゼルもシャワーに行くぞ。前はハウゼルが洗ってくれ」

 

「! はいっ!」

 

「仕方ないわね……ま、確かにそろそろ時間だし、あんまり遊んでる暇は──」

 

 と、俺は2人の喧嘩を止めつつ部屋に備え付けの浴室に3人で移動し……。

 

「んっ……♡ レオンハルトさん、硬いのが当たってます……♡」

 

「お前達の身体で洗われて勃たないわけないだろう。サイゼルもずっと後ろから扱いてきてるしな」

 

「べ、別にこれはただ洗ってるだけで……綺麗にしないとでしょ……ん、硬くしてるあんたが悪いんだから……♡」

 

「もう姉さんったら……なら今度は私が出させますね。おっぱいで挟んで……♡ んっ……♡」

 

 ──しかしシャワーを浴びながら泡だらけになった身体でぬるぬるとこちらを洗ってくるハウゼルとサイゼルとのいちゃつき。背中から抱きついて当たり前のように肉棒をしこしこ扱いてくるサイゼルに、最初はサイゼルと一緒に俺の身体を挟み込むようにして洗っていたが、途中から跪いて俺の肉棒におっぱいを押し付けてきたハウゼル。

 そんなことをしつつ準備をしていれば当然……。

 

「──それでぇ~? なんでルイゼルちゃんたちがこんなに待たされてるわけぇ~?」

 

「今日は家族で出かけるって言ってたのは親父達の方なのに2時間も遅れてやがったが……」

 

「し、仕方ないでしょ! こ、こっちもちょっと忙しくて……いいから弁当でも食べて適当に遊んできなさいよ!」

 

「べ、弁当作りでちょっと手間取ってしまったんです。途中で零したり、わんわんが飛び込んできたりして……」

 

「……まあそういうことだ」

 

 ──結局その後、サイゼルとハウゼルに求められるままシャワーで3回ほどイカせあい、弁当を作るからと3人でキッチンに立った時も2人が裸エプロンで軽くいちゃついてきたのがその後にエスカレートしてまたヤッてしまった。

 なのでサイゼルとの娘ルイゼルとハウゼルとの息子カイゼルとのピクニックに2時間ほど遅れてしまい、2人に詰められてしまっている。……ちなみに今日は迷宮に潜って軽く戦ったりする予定だった。

 

「きっとぽんこつえろえろのサイゼル様が旦那を誘ってえろえろしてたんですよ」

 

「ちょ、ちょっと何言ってんの!? そんなわけないでしょ!?」

 

「クケケ、いやいや火炎ちゃんもそう思うって言ってましたよー?」

 

「あはは……いやいや私はそんな……(多分そうなんだろうなぁ……)」

 

(羨ましいぜぇ。僕ちゃんもそろそろ女の1人や2人作れねぇかな)

 

(何でもいいけど早くしてくれないかしら……というかルイゼル様、レオンハルト様にガイのこと聞いてくれるって言ったの忘れてるわよね……)

 

 そしてそのピクニックにはサイゼルの使徒ユキやハウゼルの使徒火炎書士も付いてきているし、カイゼルの使徒のスケアクロウやルイゼルの使徒ミストラルもいる。

 何やら胡乱な目で見られている気がするが……まあこれくらいは仕方ないだろう。甘んじて受け止めるしかない。

 

「そういえば白兎のことは大丈夫なの? はい、あーん」

 

「一応私達もそれとなく気にかけた方がいいわよね……。あ、レオンハルトさん。こっちも食べてください」

 

「──ああ。とはいえあまり助けすぎるなよ。んぐ……ハウゼルの作ったこかとりすの唐揚げは美味いな。サイゼルの作ったうはぁんも俺好みだ」

 

「ふふ、レオンハルトさんの好きな味付けにしてますから」

 

「まあ……そりゃ覚えるわよね。何度も作ってたら」

 

「家庭的な味で好きだ。夕食もたまにはこういうのでいいかもな」

 

「それもいいかもしれませんね。──あ、ついてますよ。んっ」

 

「そ、そう? (やばっ、レパートリー増やさないと……)」

 

 ──と、弁当を食べながらもナチュラルにいちゃついているためそう見られてしまうのは避けられなかった。2人共俺の隣に、腰をしっかりくっつけながら座っているし、弁当を食べさせてくれるし、距離感が近い。

 

 ただこういう幸福な日々こそが俺の癒しになる。今日はデートというよりは家族サービスみたいなものだが、次はまた3人きりで誘うのもいいかもしれないな。




今回はここまで。前回カミーラさん回になるって言ったけど話の流れ的に持ち越しになっちゃった。でも結局書きはするので許せ。
次回はまた日常&エッチ回。100年ほどのガイの治世についても軽く描写したくもある。それと前回のアンケートは色々と興味深い結果でした。投票してくださった方々ありがとうございます。イヴが圧倒的に強くて藤原家が高いのはともかく地味にエクレアが人気あるのは意外でした。皆さんの意見を参考にしつつ話を考えておきます。活動報告もコメント返してるので良ければ覗いてみてくださいということで次回もお楽しみに。

感想、評価、良ければよろしくお願いします。
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