「ん……♥」
朝、誰かの声で起きるとなんだか股間付近がすごく気持ちよかった。
いったい朝からなんだ? と思い目を開けてみると、大井が俺の股間を跨って上下に腰を動かしていた。いわゆる騎乗位ってやつである。
「大井……お前朝からとばしてんなあ」
「んぁ……♥ お、起きてしまいましたか♥」
「そりゃ流石に起きるだろ。なんで朝からこんな事してるんだ?」
「あっ♥ だ、だって♥ 朝起きたら、提督の勃起チンポが目の前にあった……からぁ♥」
「あ、そっかあ……なるほどなあ」
全く意味が分からない。朝、目の前にちんこがあったらセックスするか? いや、普通しないよね。俺そんな事しろなんて言ってないのに……。
「あっ、あっ♥ これやばいですぅ……♥」
ヤバイのはどう考えても君じゃないかな、と言える勇気が欲しいこの頃。
とりあえず早く終わらせよう。非常に重たくて辛い。
「ま、待って♥ そんな激しくされたら……♥」
「そんなの知らん。こっちは早く終わらせたいんだよ」
「わ、私はもっとこの時間を味わいたいんです♥ お願いしますぅ♥」
「駄目だ。今すぐイけ」
腰を突き上げ、大井の子宮を揺する
「んぁっ、ああっ♥ も、らめぇっ♥ んぁぁぁっ♥ こんなの、っひ♥♥」
「ぐっ……締まりすぎだろ……!」
「いやっ♥ いやっ♥ イくのやだ♥」
「……素直にイけ」
往生際が悪いのに多少呆れつつも、めいいっぱい腰を動かす。
「だめっ♥ イぐっ♥ イぐっ♥ い、イぐっ♥ んんんっ、んんぁあああ゛あ゛あ゛―――ッッッ♥♥♥」
「うぉ……すごい声出すな」
プシ、プシッと、どこか暢気な音とともに透明な体液が吹き上がる。断続的に勢いよく飛び出したのは、尿ではなく潮だ。押し寄せる快感に抗うことが出来ず、絶頂を迎えたのだ。
大井が何回か痙攣した後、俺に倒れこみ覆いかぶさる形になる。
「大井、退いてくれないか?」
「……」
「聞いてるのか? おい」
「……」
呼んでも返事が返ってこないので大井の顔を見てみると、明らかに女の子がしちゃいけない顔で気絶していた。
ど、どうしよ……見てはいけないものを見た気がする。流石にこうなるとは思わなかった。謝れば許してくれるかな?
「大井? だ、大丈夫か?」
呼びかけてみたものの大井には反応はなく、とりあえず大井の腰を浮かせて肉棒を引き抜く。
「うぁ……♥ て、提督……♥」
そうしたら大井は目を覚まして少し身体を起こし、顔と顔がくっつくくらいに距離が近い体勢になる。
「よ、良かった。少し心配したぞ」
「提督……き、キスしてくれませんか?」
「キス? ……ちょっとそれはまずいな。この前時雨とキスしたら、お前も含めてみんな怒っていたじゃないか。榛名と羽黒なんて特にヤバかったしさあ」
「お、お願いします! 私、なんでもしますよ?」
「そんなこと言われても、これ以上してもらう事はないしなあ……あっ」
「え?」
久しぶりにコンビニ行きたい……そんな想いが突然脳内によぎってしまった。
あの身体に悪い感じの味を久しぶりに食べたい。ここの艦娘が作る料理の味は確かに良いけど、良いんだけど……なんか食べる度にコンビニの飯を食べたくなるんだよなあ。わかる人おるかな? 是非分かってほしいものなんだが。
「コンビニ、行きたいなって……」
「コンビニですか……それはちょっと無理じゃないですか? ここの皆さん、この前提督が少し鎮守府から出ただけで発狂したじゃないですか」
「そうだよな……お前も意味分からない事言ってたもんな」
くぅぅ〜。コンビニ行く夢がもう途絶えたか……。鎮守府の外に行けないってこんなに辛いのね……。
「……提督をコンビニ行かせる事を約束すれば、キスをしてくれるんですか?」
「本当に行かせてくれるのなら良いんだけど……えっ、行けるのか?」
「現在時刻……マルヨンサンマル。まだ寝てる子が大半だと思います。マルロクマルマルまでにこっそり戻ってくれば大丈夫の可能性があります」
「まだそんな時間なのかよ……本当に行けるのか?」
「あくまで可能性の話です」
「でも外に出してくれるんだろ? そうなんだよな?」
「確かにそうですけど……でもバレだらヤバイですよ? もしかしたら最悪ころさr……んぐっ!?」
ちゅぷり、と妖しい水音だけが部屋に響く。
大井は提督に、口の中を侵されていた。そのピンク色の唇を割り開かれ、舌先を絡め取られていた。彼の舌が蠢き、口内に提督の味と匂いが広がっていく。
大井は提督に、唇を奪われていたのだった。
「んっ……♥ っ……♥♥ ぷはぁ♥」
「……これで良いだろ。さて、コンビニ行く前にちょっとシャワーを浴びてくる。大井はどうする?」
「わ、私も浴びます!」
「そう……じゃあ一緒に入るか?」
「はい!」
なんか……こういうやり取りに慣れちゃった自分が怖い。後ろから刺されても文句言われないぞ、これは。
◆◆◆
おっすおっす。提督です。
朝から酷い起こされ方で起きましたが、私は元気です。というより身体が健康すぎて、元気じゃない日は二度と来ないかと思います。それはそれである意味辛いね……。
さて、現在時刻五時を回りました。今大井とこっそり鎮守府から抜け出そうとしている途中です。勿論表口からではなく裏口を目指している。表口から出たら絶対誰かに会ってバレるもん。でも裏口からでも会う確率は表口よりかは高くないものの、低くはないから警戒しなければ。
それら考慮して大井に静かに話しかける。
「大井? 周りに艦娘の気配あるか?」
「ないですね……これ行けますよ!」
「声大きいって。あとフラグやめろ」
こいつ……変なとこでフラグ立てるのやめて欲しい。扉までもう少しなんだからさあ。どっかの小説だったらここで急に背後から話しかけられるなんてありえそう。
「ここで何しているんですか?」
ごめんって、嘘だって、ちょっと思っただけじゃん、神様許してよ、と心の中でつぶやきながら恐る恐る声がする方向に向いてみると、そこには鹿島がいた。
「聞いてるんですか? ここで何しているんですか? いったい何処へ向かおうとしてるんですか?」
君、質問が多いよ。あ、大井とかけたわけじゃないからね。わざわざ気温を下げるような事、俺はしないから。
「今すぐ答えろ! まさか……大井先輩にまた何かしようとしたんじゃ……!」
鹿島は声を荒げながらそう言って、俺に拳銃を向けてきた。
俺、普通にコンビニ行きたいだけなのになんでこうなるんだ……って思ったけど俺が基本的にクズなせいだったわ。