魔王退治のご褒美にエリス様を娶った僕がアクア様に身も心も奪われる話 作:ブラックマンバ
ギルド職員に「用は済んだから、後片付けを頼みますね」、と一言告げて冒険者ギルドから飛び出した。
急ぎ足で我が家へと向かう。道行く人がなぜか道を空けてくれる。
馬車が前から来たときなどは、馬が嘶いて前足を振り上げて通りやすくしてくれるぐらいだった。
いつも買い物をする果物屋の店主や顔見知りが僕に気がついて挨拶しようとするが、急に押し黙ると前を譲ってくれた。
「あんな顔をした勇者様、初めて見たけど何があったの……」
「何か悪いことが起きないといいんだけどねえ……」
「そういえば、前に変な女が屋敷に住み着いてたよね……」
そんな声が、後ろから聞こえたような気がした。
街を出て郊外の屋敷へ、早く、早く帰りたい、早く帰ってエリスの顔を見たい。
庭の前門を開き、小走りで突っ込むようにしてドアを思い切り開いた。
存外大きな音が響いたが、そんなのはどうでもよかった、エリスにすぐに会いたい。
「エリス! どこっ! どこにいるのっ!」
もしも、この時エリスが留守にしていたら、僕はどうにかなっていたかもしれない。
「あ、お帰りなさい、あなた。どうかしたんですか? 今日は冒険者ギルドに行ってくるって聞きましたから、夜まで帰ってこないかと……」
台所まで行くと、エリスは洗い物をしていた。磨りガラスの向こうから入る光は、まるで後光のようになってエリスの横顔を照らす。
振り向いたとき髪が銀砂のようにさらさらと流れる。深い海の色のような瞳は流し目で僕を見つめてくる。綺麗な鼻筋にツンとした可愛らしい桃色の唇が僕の名を呼ぶ。
「……ただいま」
うっかり、見惚れてしまった。
半袖シャツにロングスカート、ごく普通の町娘が着るような普段着。地味な色合いのそれは女神が着るにはそぐわないものだろうが、これ以上なく似合うと僕は思っている。
その上からつけている黄色のエプロンなどは、装飾など一切ない簡素なものだったが、エリスが着ると全く違ったイメージになる。
女神の若奥様、としか言いようが無い……いや、そのまますぎるか。ああ、心の底から愛おしい感情がわき上がる。間髪入れずにエリスを後ろから、強く、強く抱きしめた。
「きゃあっ! あ、ダメ、ダメですよ……昼間っからこんな……あ、どうしたんですか、あなた」
「え?」
「だってあなた、泣いてるじゃないですか……何かあったんですか?」
なんでもない、風が強くて埃が目に入っただけさ、と答えたつもりだった。
「く、ううううぅ……っ!」
変な呻き声と目から溢れる水が止まらずに、それを誤魔化すようにエリスの背中に顔を擦りつけた。肌の柔らかさと
「ああ、あなた……ええ、大丈夫、大丈夫ですから……」
優しいエリスの声。抱きしめる腕を撫でてくれるその手の動きだけで、僕は十分に慰められた。
そうして、ようやく涙が止まった頃には、エリスのシャツから感じる甘い芳香を胸いっぱいに吸い込むぐらいの余裕が出て来ていた。
子供が甘えるように顔を擦りつけて、何度も頬ずりをする。
「あん、あっ、元気になってきましたね、もっと抱きついてもいいんですよ? んふふ」
その言葉に甘えるようにしてしっかり抱きしめると、慎ましく膨らんでいる胸をエプロンの上からなで上げ……ぎゅっと掴む。
「あ、わ、ちょっと、あなた、あっ! む、胸を揉んでは……んもうっ!」
「んふー……ふぅーっふぅーっ!」
少しずつ興奮してきた。
僕は布地の上からでも分かる乳房の柔らかさを堪能する。何がパッド入りだ、女神の胸を揉んだこともないやつが勝手なこと言いやがって。
「は、う、ああ……こんな昼間から、
「エリス……エリスと、すぐ、したいんだ……!」
シャツの中に手を潜り込ませて、ブラの上から双房を揉む。
手の平サイズの可愛い膨らみを両手で味わっていると、昂ぶりが増していくのが分かる。
「それじゃあ……あ、はうぅんっ……し、寝室に行きましょうよあなた、ね? あんっ!」
僕は我慢できないと抗議をするように、腰をエリスの桃尻にぶつける。エリスの口から悲鳴が漏れるのが面白くて、何度もぶつけてやった。
膝まで隠すロングスカートは薄めですべすべとしている。そこに、興奮してすっかり硬くなってしまったペニスを擦りつけるのは、ズボン越しでも得も知れぬ興奮が沸き立ってくるものだ。
「はっあっ……ああっ……そ、そんなに擦りつけないで……ね、一緒にベッドの上で……あ、ああ……愛し合いましょうよ……んっ!」
「イヤだ、ここでエリスとしたいんだ!」
細いウエストを掴み、お尻をこちら側に突き出させる。「んふっ」と息を漏らしながら、エリスはお尻を左右にくねらせてきた。なんだ、やる気じゃないか。
ロングスカートに桃尻の形が、下着の形が浮かび上がる。下着の形に沿って指を這わせると、エリスは背筋をぞくぞくと震わせて熱い溜め息をもらす。
「はぁああ……あなたぁ、だめ、ん、そんなエッチなことされたら私……あっんぅっ!」
「エッチなことってのは、こういうことかい?」
ズボンは硬くなったペニスの形に盛り上がっていて、エリスのスカートに出来た尻の谷間に擦りつけてやる。
すべすべした布地が気持ちいい、尻の柔らかさに息が漏れて、彼女のあえぎ声が耳に心地良すぎる。
「はあっ、ああっんぅっ……いや、いやです……こんなところで……あっ! あはぁっ!」
「エリスって、まだ挿入もされてないのにそんな声を出しちゃうんだね」
段々と嗜虐的な気分になってくる。女神の身体を蹂躙したくなってくる。
「ほら、そろそろ見せて貰うよ」
「あっ! いや、だめです……あぁあっ!」
スカートをまくりあげてエプロンの結び目に裾を巻き込むと、薄水色の普段使いの下着が丸見えになる。そのクロッチ部分はすでにじっとりと濡れていて、イヤらしいシミが広がっていた。
「もう、すっかり準備出来てるじゃんか」
「あぁもうっ! どうして今日はこんなに意地悪なんですかぁっ! はふぅっ! あっ、指ぃ……だめぇ……」
「わぁあ……すっごい、奧から溢れてくるよ。台所でエッチして欲しいんだよね、これ。ああ、この前は裸エプロンなんて披露してくれたから、ここでそういうことされたいってずっと思ってたんだねエリスは、だからこうして……」
「そ、そんな、ちがいますっこの前のは、ついそういう気分になっちゃったというか……あっああっ!」
下着を横にズラして指を差し込むと、エリスの秘裂はあっさりと受け入れてくれる。
そして奥まで差し込まれた指の体積分以上に、とろりと蜜が溢れ出した。
「はう、う、うあ、あああ……んぅっ♡ んふ……はぅっ♡」
エリスの口から甘い声が溢れ始め、蜜壺はきゅうきゅうと指を締め付ける。膣ヒダを指で何度も何度もかき回してやると、エリスは流しの縁を掴んで腰をがくがくと震わせていた。
「はぁっ……あっ……んくっ、んふ……ふぅっ♡ ああっ♡ 旦那様ぁっ♡」
「ふぅーっふぅーっ! そろそろいくぞ……っ!」
もう我慢なんてできない。
ズボンを下着ごとずりおろすと、勢いよく飛び出たペニスが下腹をペチンと叩いた。
何度か手で擦りながら落ち着けようとしたが……やはり、我慢出来ずにそのまま挿入した。
「お、おおっ! エリスぅっ!」
「ん、んぐぅぅうぅっ♡ はっはっはぁっ♡ あなたっ……あなたぁっ♡」
ずるりと蜜壺の奧まで入り込む。
ああ、毎日のように味わっても飽きることがない愛する女神の身体。きゅうっと強く締め付けて、引き込むような動きに思わず腰が蕩けそうになりながらも、それを貪るように腰を振り始める。
「はっ! はっ! はっ! これが欲しかったんだろっ! エリスっ!」
「はい、そうで……すっ♡ んふ、ふぅっ♡ くぅううっ♡」
後ろから貫くと、まるで女神を自分のものにしているようでさらに昂ぶっていく。
そうだ、今のエリスは僕のものだ、過去に何があったかなんて関係ないっ!
孕ませられるのはサトウ・カズマなんて昔の男じゃないっ!
今を生きる、この僕だっ!
「あぁーっ! はげしっ♡ 激しすぎます♡ はっはっ♡ くぅっうっ……うぅーっ♡」
エリスは流し台の縁にもたれかかり、身体を痙攣させる。スリッパはすでに脱げて靴下でつま先立ちになり、さらに何度も激しく締め付けてきた。
流し台にぽたぽたとエリスの涎が落ちる。結合部から泡立った愛液が溢れて太ももを伝って行く。
エリスの声が段々とケダモノじみたあえぎ声となり、蜜壺の中が一層柔らかくなる。腰の奧が熱くなる、きゅうきゅうと収縮を始めたエリスの胎内に精液を注ぎ込みたいと本能が叫ぶ。
「おっおおっ……エリスっ! なかっ……なかにだすぞっ! は、は、孕めっ! 孕めぇっ!」
「っ♡ くっ♡ くううっ♡ だひて♡ おもいっきりだひてくださいっ♡ びゅぅうって♡ はらみますっ♡ はらみますからぁっ♡ だんなさまの赤ちゃん種……くださいっ♡ くださいぃいっ♡」
ペニスを奧の奥まで突き込み、爆発するかのような勢いで精液が迸った。
どくどくと心臓の激しい鼓動に合わせて吐き出されるそれは、これ以上ないほどの多幸感で頭の中がいっぱいになる、まっしろになる。
「うぐっ、ぐっ、ぐっ、おおおっ!」
「はぐ、う、あ、あああ……おなか……熱いっ♡ だんなさまの……おせーし……凄い、元気……こんなのされたら、誰だって……あっ♡ あはぁあああ……♡」
細いウエストを掴んでの孕ませ射精はオスの本懐を遂げるもので、女神をただの同じメスに貶め、自分のモノにしてしまうような征服感で胸が一杯になる。
ああ、これと同じことを何度も繰り返せば、いつかは必ず孕ませることができるような気がする……
「ふわ、あ、あぁあ……はげし、すぎ……です……♡」
柔らかくなったペニスが抜けると、腰が砕けたエリスはその場にへたり込み、乱れた銀髪を整えながら僕を見上げてきた。
「あなた……あぁ……ちょっと困りますよ、まだ日も高いうちからこんな積極的に……♡」
「……汚れちゃったね……お風呂に入ろうか、もちろん一緒に。僕が背中を流すよ」
「は、はい、ありがとうございます、あなた……あ、きゃあんっ♡」
エリスの腋の下と膝の裏に両腕を入れると、さっと抱える。
いわゆるお姫様抱っこというやつだ。エリスは顔を赤くしながらも僕にしがみつく。
「あの、これって……お風呂場でも期待して、いいんですよ、ね?」
お互いに息を荒くしながら、浴室へと急いで行った。
◇◇◇
ちゃぽんと大きな水滴が一つ、湯船の中に落ちた。
元々はかなり広めな、その気になれば十人ぐらいは入れそうな風呂場は結構な大きさで、浴槽もかなりの余裕があるのだが……
わざわざ、僕の上にエリスが乗っていた。
「んふ、ちゅ……んぅ……んちゅ……ふ、はぁ……ああ、あなたぁ……んぅ……♡」
お互いにたっぷりと洗いっこをしてから、湯船の中で繋がっているからだ。
濡れた銀髪は浴室に差し込む光にきらめいて、濡れた瞳は僕だけを映していた。その両手で僕の頬を優しく挟んで、柔らかい桃色の唇を何度も顔に押しつけてくる。
女神のキスの雨は、まるで悦楽のスコールのようで、腰の奧が何度も熱くなるのを感じた。
「ん、すき、すきです……んっんんっ……はふっ♡ あなた、だんなさまぁ……♡」
お湯の中での対面座位は浮力がついてふわふわと浮いてしまう。エリスの腰を押さえ込むように抱き寄せてしっかりと固定する。
台所でしていたのとは違い、ゆっくりゆるゆると、ペニスの硬さを維持する程度の抽送を繰り返す。
それでもエリスは物足りないのか、無意識に腰をゆっくりと前後させてくる。
「んちゅ……ちゅっ……はぁあ……♡ お湯が汚れちゃいますから……んっ♡ ちゃんと中に出して下さいね……はぅう♡ 旦那様は分かってると思いますケド……あっ……ああっ♡」
エリスのままで甘えてくるその姿は、あまりにも凄艶すぎて暴発してしまいそうになる。
だけども我慢できたのは、こうやってエリスともっと深く繋がっていたい気持ちが強かったからだ。
「はぁあ……旦那様……んっ……すきぃ……♡」
ぎゅっと抱きしめると、柔らかい双房がふにゃりとお互いの間で潰れて気持ちいい。固くなった乳首がいっぱい摘まんで欲しいと自己主張してくる。
甘えるように身体を擦りつけてくるエリスを愛おしく思いながら、エリスに囁いた。
「ねえ、たしかに僕も子供が欲しいけどさ、本当にほしいけどさ……そんなに焦らなくてもいいんじゃないか?」
「えっ? でも、でも私はっ、あなたともっと……ん、幸せになりたくてぇ……もっと、繋がりが……絆が欲しくて……!」
知ってる、分かってる、という気持ちを伝えるように頬をすり寄せる。
「僕はもっと、エリスと二人きりでいたいよ……」
「あっ……ん、もう、そんなこと言いながら、あ、ああっ……♡」
奥深くまで繋がったペニスを軽く揺する。降りてきた子宮が「精子が欲しいんです♡」、と甘えてくるので、子宮口に切っ先を押しつけてやる。
「あっ……ああっ……それ、すき、すきです……あぁあっ♡」
何度目かの軽イキで、反射的に抱きしめてくるエリス。腰の奧から我慢汁がトロトロと溢れっぱなしになるのを感じながら、落ち着けるように口付けをかわした。
あまりにも気持ち良すぎて、身体中が蕩けてしまいそうだ。
お湯の中に身体の全てを投げ出して、ゆったりとたゆたう。まるで水の女神の……いや、これは違うな……お互いの心も身体も全てバラバラになって、ぐちゃぐちゃのまぜこぜになったようなただの液体になって混ざり合い……ずっとこのままでいたい……
「ねえ、どうして今日はあんなに……辛そうな顔をしてたんです?」
ふいに、そんなことを聞かれた。エリスの銀色の前髪からぽたりと雫が落ちる。
慈悲深い女神の瞳をのぞき込むと、まるで催眠術か何かに掛かってしまったみたいで、思わず何もかも話してしまいそうになる。
でも僕は、それを正直に答えるにはあまりにも恥ずかしかった、サトウ・カズマへの嫉妬だなんて。だから僕はエリスの口を塞ぐことしかできなかった。
「あっ……んちゅ……ちゅ……れろ……くちゅっちゅぷっ」
「ああ、エリス……ん、んちゅっ……ああ、絶対に離さないよ……っ!」
「はいっ、私も離れたりしませんっ! ああ、あなた、あなたぁ……♡」
ふわふわと浮かびそうな湯船の中で、僕はそれから何度も何度もエリスの中に精を吐き出し、エリスはその全てを受け止めてくれた。
その翌年、エリスは珠のような赤子を産んでくれた。
ああ、忙しい日々が続いたとも、アクアのこともサトウ・カズマのことも、思い出すことなど一瞬たりともなかった。それほど目まぐるしい日々だった。
気がつけばアクセルの街の冒険者ギルドのギルド長に収まり、愛する妻と子供と共に毎日を過ごすという人生で最も幸福な時期に入った。
しかし……それも娘が十歳になったときに、病に倒れるまでのことだった。
残り2話で完結となります。