魔王退治のご褒美にエリス様を娶った僕がアクア様に身も心も奪われる話 作:ブラックマンバ
寝室から抜け出すと、僕は廊下で小銭を探しているかのようにうろうろしてるアクアに小声で話しかけた。
「おい、アクア、何をやってるんだ?」
「しーっ! ちょっと静かにしなさいよ、隠れてるあの子が見つからないでしょ!」
五月蠅くしてるのはお前じゃないか、と突っ込みたくなったが口を噤む。こんな言い合いでエリスを起こしたくはない。
「……隠れてるって、何が」
「幽霊よ、幽霊少女……!」
え? ここって幽霊物件だったのか!? と驚いてしまう。
だが、そんなものは聞いたことが無いぞ、そもそもリフォームした時に変な幽霊が寄ってこないようにきっちりお祓いして貰ったんだが……
「あ、そっか……あれから100年以上経ってるんだものね……とっくに成仏しちゃってるわよねえ……」
僕の怪訝な顔を見て何か察したのか、アクアは憂いを秘めた表情で少し寂しそうに笑った。
「はぁ……ちょっと付き合いなさいよ……私、悲しくなっちゃった、少し慰めなさい」
「おっ、オイ……」
強引に手を引かれ、1階へと降りる。
「なんで僕がこんなことを……」
キッチンでやかんをコンロの火に掛ける。
ついつい流れでお茶を入れることになってしまった、こいつ相手なら一番安いお茶っ葉で十分だと急須を用意する。
そうして丸椅子に座って座面に手をついたアクアは溜息を一つ吐く。
「あのね、この屋敷って元々は……えっと前の前の持ち主はある貴族の物だったんだけど……」
話を聞くと、この屋敷には貴族とお手つきされたメイドとその隠し子が住んでいたが、隠し子は表に出せないので屋敷に幽閉生活。両親は病にかかって死亡。その後、隠し子も同じ病にかかって幼くしてあっさり亡くなったようだ。
そうしてこの世にたっぷりと未練のある幽霊となった少女は、当然のごとくこの屋敷に取憑いた。
一時期は周りの幽霊が集まって幽霊屋敷と化していたそうだ。で、ギルドの依頼で幽霊退治に来たアクアとその仲間達、幽霊少女の生い立ちと末路を哀れ思ったアクアは他の雑霊は成仏させたものの、その幽霊少女だけは屋敷に残したそうだ。
半分ぐらい嘘臭いな……と眉に唾をつける。
「それでさ、この屋敷のお庭にお墓なかった? えっとね、大きな木の傍にあったはずなんだけど」
「木の傍……あ、あの石碑か」
庭の大きな木の傍にあった石碑。木の根っこが盛り上がって半分割れてしまったが、たまにエリスが掃除をしているのを見かけたことがある。墓碑銘も何もなかったけど、なるほどそういうわけだったのか……
この世界にはアンデッドが実在する、だから幽霊少女もいたのは恐らく本当だろう。もっとも、成仏してしまった幽霊少女を覚えてるのはもうアクアしかいなさそうだが。
ピーッとヤカンから音がする。会話は中断し、お茶っ葉を入れた急須にお湯を注いでいく。
「それでね、その子ってなかなか面白い子でねー……」
注ぎ終わるタイミングでアクアが再び話しをはじめる。その幽霊少女はたまに茶目っ気のあるイタズラをしたり、仲間達の後ろでニコニコ笑いながら話を聞いていたりとかなり幸福そうな幽霊生活を過ごしていたらしい。
僕は、興味なさげに、ふむんと鼻を鳴らす。
「ほい、これ飲んだらさっさと寝ろよ」
マグカップを2つ用意してお茶を注ぐと、片方をアクアに渡して、僕も口に含む。うむ、一番安い割りにはそんなに悪くないな。
「なにこれぇ、お湯になってるわよ」
「は? え、そんなわけないだろ。ちょっと貸してみろ……あれ本当だ」
僕の狼狽する姿を見て彼女はくすくすくすと笑う。
あっと気がつく……水の女神であるアクアの浄化能力……精液すら水にしてしまう彼女の力なら指先一つでお茶を水にしてしまうことも可能だろう。
「お前なー……あっ」
「あははっ、だからあんたのを頂戴っ!」
僕のマグカップが奪われる。アクアはお茶の香りをすんすんと嗅いでからぐいっと一口飲む。
「うふふ、間接キッスしちゃった」
「うん……それ飲んだら、もう寝ろよ」
最早、そんなことをされても突っ込む気も起きない。それにしてもなんでこいつは僕にここまでこだわるんだ?
「……それでさあ、あんたの身体からなんかエッチな匂いするんだけど何? 私を誘ってるの?」
アクアはそう言ってじわりと間合いを詰めてきた。女神ってのは……こんなに淫らになるものなのか? こんなに自由奔放で、天真爛漫で、淫猥雑多過ぎると、この女神アクアを信仰するアクシズ教徒も、さもありなんと思ってしまう。
ああ、今日一日だけで自分の常識が大分壊されてしまった。
「あっ」
思わず後ろに下がると流し台に尻をぶつけてしまう。アクアはにんまりと笑いながら僕を逃がさぬように流し台に手を付いて、匂いを嗅いできた。
「くんくん……ふぅん、さっき射精したって感じでしょ♡」
「……え、そんなバカな、【清潔魔法】はきっちりかけたはずなのに」
「うわ、ちょっとカマかけただけなのに、ホントにヤってたんだ。私が下で寝てるのにエリスを抱いてた、だなんてねえ……ちょっと変態すぎない?」
「だ、抱いてなんかない、ちょっとその……く、口でしてもらっただけだっ!」
「エリスに口でしてもらったの? マジで? へえ……あの子がねえ……へええ……」
後ろを流し台に挟まれアクアは迫り、囁くようにしながら顔を近づけてくる。僕は上半身をなんとか後ろに傾けながらそれを躱し続けた。
「ねえ、気持ち良かったの、あの子の
「こ、答える必要はないだろ……っ!」
しかし限定された空間で、腰と腰が密着し続けた状態で、避け続けることなどできるわけなく、耳元で「にちゃり」と唾液を絡ませるような粘着質な囁きをされると、背筋がゾクゾクと感じてしまう。
「うん? うふふ、またおっきくしちゃってる♡ 若いっていいわよねぇ~♡」
「くわっ……ああっ!」
「あはっ♡ あんまり声を出しちゃダメよ、あなたのエリスが起きちゃうでしょ……♡」
「な、お、お前が全部勝手にやってることだろっ!」
「それはそうだけどぉ……こうやって迫られてオチンチン撫で撫でされてるところを見られたらぁ……エリスはどう思うかしら? キミってなんだかんだで魔王を討伐した勇者なのにぃ♡ 私なんかすぐにでも振りほどけるはずなのにぃ♡ こんなにオチンチンおっきくさせて、
僕は
「あはっ♡ ほんと♡ なにこのオチンチン♡ さっき射精したばっかりなのに元気にしちゃってさ、私に誘われてこうなっちゃった? だったら嬉しいなあ♡ はぁ~……はむ……はぁ~♡」
「う、うぐぅっ!」
声を出さぬように唇を噛んで我慢する。しかしアクアは弄ぶかのように口をパジャマに密着させながら何度も息を吹きかけてきた。さらに、昂ぶっていく。
「はむ、ん……んぅ~♡ んっ♡」
そのままパジャマの腰紐を咥えて解いてしまうと、口だけでパジャマを下ろしてしまう。残ったのはボクサーブリーフ風の下着で、大きくなりすぎて端から飛び出たそれを、アクアはめざとく見つめながら言った。
「んふふぅ♡ あ、さきっちょ飛び出してる♡ れろぉれろれろ……んちゅ……ちゅっ♡」
「はぁ……はぁ……う、ぐぅっ!」
容赦無い口撃が始まった。ちゅうっと何度も先端に吸い付いて、裏スジを舐めあげられる。下着がアクアの涎でじんわりと濡れていくのが分かる。
自分でもここまで節操がない下半身だとは思わなかった。とうとう我慢が出来なくなって、自分から下着を膝までずりおろしてしまう。
「うふふ、何のつもりかしら?」
「はぁーっ……はぁーっ……わ、分かってる……くせにっ!」
「えー……私って察しが悪くて空気読めない女神だからぁ……はっきり言ってくれないとわかんないなあ……ねえ、ほら、笑ったりしないから私にどうして欲しいか言ってみて♡」
くっと息を呑んで、アクアを見つめる。よく見るとその瞳も情欲の色にとろりと濡れていた。彼女は、間違いなくそれを待ち望んでいる。だから、ぐっと流し台の縁を掴みながら……言ってしまった。
「しゃ、しゃぶってください……っ! ぼ、僕のチンポをしゃぶってくださいっ!」
「うーん……もうちょっと熱烈におねだりして欲しかったところだけどぉ……まあ合格ってことでいいかな♡」
にんまりと笑うと「かぽっ♡」という可愛らしい音と共に僕の先端が口の中にはまり込んでしまった。
「くぽっかぽっくちゅっちゅぽっ……ちゅっちゅぽっちゅぽっじゅるぅっ♡」
キッチンの薄明かりの中、下品な咥え音があたりに響く。僕は鼻息を荒くしたまま腰を突き出すようにして快楽を味わっていた。アクアの口腔奉仕に腰が蕩けていく。
「んぷはぁ……ねえ、ちょっといいかしら?」
その声に視線を向けると、アクアの意味ありげな瞳が見上げてきた。視線が交差すると、ニヤリと笑みを浮かべてくる。
「れろぉ……♡ うふふ、エリスの味が残ってたわよ♡ ふう、あの子ったらあんなに熱心にご奉仕しちゃうタイプなのね♡」
「お、おま、何を言って……」
「いいのいいの、全然いいのよ。それにしても元気よねえ……昼に私とセックスして、夜はエリスに舐めしゃぶらせて……深夜にはまた私の口だなんて♡ えっと、なに、つまり両手に女神ってわけ? 何よあんた、とんでもない幸せものよねー♡」
「ひ、昼間のアレはっ……ただのゲームだっ、あ、アクアの卑劣なゲームだったじゃないかっ!」
「う~ん? なによそれ……ああ、エリスなんかに操を立ててたってわけね。はぁ……そんなこと言うぐらいなら私に”チンポしゃぶってください”なんて言ったらダメでしょ~? あむぅ♡」
「そ、それは……くあぅっ! ぐぅっうっうううっ!」
ぐぼぐぼぐぼっ♡ と音を立てながら舐めしゃぶられる。
あまりにもの下品な吸い付きっぷりは、人の口ではないみたいで……エリスが熱心に舌を使って舐めしゃぶる犬のような奉仕、咥え方だとしたら、アクアはまるでスッポンのような……舌に口から喉まで、口腔全体を性器としたような……人の精を全て啜り取る。そんな快楽を引き出すようなしゃぶりかただった。
「じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ じゅるうっ♡ じゅぷちゅううっくちゅじゅぽおおっ♡」
バキュームが激しくなりアクアの頬が凹む。そのひょうきんな顔を見ると、恥ずかしいのか照れるように目を細めてさらに激しく吸い付いてきた、もう耐えきれない。
「じゅるぅうっ♡ んふっんっんっちゅううう……ぷは、ね、いつでも私の口に出していいんだからね♡ 気持ちいいのは全部私に出しちゃって♡ ケダモノみたいに腰を振って私の口を使ってせーえきぜーんぶ流し込んでいいのよ♡」
ふと見せた、その天真爛漫な笑顔はアクアの品性や性質が滲み出ていて、本当に女神なんだなと実感させられる。
先端と口は先走り汁と唾液の橋で繋がり、言っていることは最悪だったが。
「んふふぅ♡ それじゃ……本気でいくわよ……♡ これからぁ……このオチンポ消しちゃいまーす♡」
蹲踞の姿勢を取ったアクアは下品に両足を広げ、流し台の縁を掴んでいる僕の両手を押さえてバランスを取る……え、いや、ちょっと待って本気って?
「んくぷ……んじゅるぅうっ♡ じゅぽぉっ♡」
「くあっ……はあっ、アクア……あぁーっ!」
淫らな音を立てて、唇が僕の恥骨の上にまでキスしてきた。先端が喉奧の粘膜を擦っているのが分かる。屹立は見事にアクアの口の中に全て消えてしまった。
「ふぅーっ♡ ふぅーっ♡ ふぅーっ♡」
鼻の穴を膨らませて、うっすらと生えている陰毛の匂いを嗅ぐその姿はもう女神とは言い難く……だけども酷くエロチックで、更なる昂ぶりを感じてしまった。
「うわ、あ……あ、こんな……のって……っ!」
熱い舌が裏側を這いずり回り、竿を包み込むと……それは唐突に始まった。
「ぐぼちょっ♡ じゅぼっ♡じゅぼっじゅるぅうっじゅるっ♡ じゅぷっ……んじゅっ♡ じゅぽっちゅるっ♡ ちゅっちゅっちゅっちゅっ♡ んじゅるぅううっ♡」
アクアの頭が猛烈なピストン運動を開始する。先端が上顎から流れるように喉を擦り、引き抜く時は「じゅぽん♡」と音を立ててバキュームが吸い上げていく。端から見れば女が男に熱心な奉仕をしているように見える。
しかし実際には男がアクアの口を犯しているのではない、アクアの口が卑猥極まりない性器となって僕を犯しているのだ。
「うあぁーっ! あ、アクア……だ、だめだっ! こ、こんなのっ!」
「んむふぅ♡ んちゅっじゅぽっじゅぽっ♡ ……じゅるぅうっじゅぽっじゅぽじゅぽじゅぽっ♡ ……ちゅうううっちゅっちゅっじゅるううっ♡」
僕の悲鳴を聞いたアクアは、にんまりと目だけで笑い、さらに激しく僕を責め立てた。喉奧まで使った奉仕に僕も限界が近い、ぐっと手を握りしめ思わず腰を突き出す。
「あぁっ! だめっだめだっ……射精するっ! あっああっ! 射精しちゃうぅっ!」
そして、我慢することなど出来ず、情けなくもそのまま射精してしまった。
びゅくっ♡ びゅるるっ♡ びゅっびゅっ♡ びゅううううっ♡ びゅううううっ♡ きゅっびゅうぅううううっ♡
いつもと違う射精の勢いに僕は目を白黒させてしまう。アクアは射精するタイミングに合わせて猛烈に吸い上げていたのだ。
「じゅるぅーっ♡ んぎゅっ♡ ちゅぅううっっじゅるぅうううっ♡」
「あっが……がひっ……ひぃっ……ぎいいいいっ!」
尿道を走る精液をストローのように吸い上げられると、射精の勢いがいつもより増して……ずるりと命の素が引きずり出されるような快楽に頭が真っ白になる。
もう、歯を食いしばって耐えるしかなかった。腰が蕩けて、完全に力が抜けてしまい、あやうくその場に踞ってしまそうになる。そうならなかったのは恐らく奇跡に近い。
「ん……ぷはぁあ♡ はふう……うふふ、私の舌に精液がかかったそばから水にしちゃうようにしたからぁ♡ いくらでも飲めるわよぉ……うふ♡ でもぉそれでも味は分かるし、匂いは残っちゃうから……あは、口も鼻腔の中も、キミの精液の匂いでいっぱいなのぉ♡」
そう言って「はぁっ」と精液臭い息を吹きかけてきた。何と言って良いのかわからなくて黙り込むと、アクアは何を勘違いしたのか肩をパンパンと叩く。
「大丈夫よぉ、私ってキミの精液の味も匂いも大好きになっちゃったからさぁ、遠慮無く言ってよね。いつでもいくらでもお口で受け止めてあげる。あ、ひょっとしたらエリスのフェラチオなんかよりも良かった? なんてねー♡」
僕はもう何も答える気力はなく「もういい」とばかりに手を振った。
「あ……ごめんなさいね、すぐにお掃除してあげる♡ あーん……ちゅっ」
アクアは【清潔魔法】を使わずに僕の萎えたものをくわえこんできた、唾液や精液の残りが生暖かい水になっていく。そうして何も言わず動かず、暫くして口を離した。
「ふう……あとはタオルで拭けば女神の口に大量射精した跡なんて残ってないはずよ♡」
そのあけすけな言葉にうんざりとしながら、ふと頭に思いついたことを聞いた。
「……そういえば、その幽霊少女とやらに会って何話そうと思ってたんだ?」
「え、そりゃもちろん、アンタ達の夜の生活を聞こうと思ったのよ♡ あの子絶対にそういうの覗いてるはずだもの!」
僕は思いきりアクアの頭を叩いた。今夜の余韻なんてものは全て消し飛んだ。
ああ、やっぱりこいつは早く追い出さないと……僕の方がおかしくなってしまう。
第1章「アクアという女神」完
次章は「(僕が)寝取られ温泉旅行編」になります。
ご期待ください。