魔王退治のご褒美にエリス様を娶った僕がアクア様に身も心も奪われる話 作:ブラックマンバ
「ああ、そういえば混浴の時間か」
一人で行ったらダメだからね、というエリスの言葉を思い出す。まさか露天風呂でこの邪女神と鉢合わせするとは。このまま踵を返して部屋に戻るのもなんだったので、かけ湯をして岩作りの露天風呂に近づきながら毒づく。
「なんだ、まだいたのか」
「何よその口の利き方は、ふん、野暮用が終わってないからここに、いーるーんーでーすー」
よく見ると岩場にはお盆があり、その上には徳利が数本転がっていた。アクアは、お猪口でぐいっと一杯飲む。星見酒と洒落込んでいたらしい。
露天風呂には僕達以外に誰もいない。アクアから一番遠い対面にざぶんと入り、タオルを頭に載せる。
「僕はもう、アクアはとっくに天界に帰ったものだとばかり思ってたけど」
「なぁに言ってるのよぉ! 用事が終わってないんだから帰るわけないじゃない……それに、その用事にはアンタが必要なんだし……」
言葉の終わり際は小声でよく聞こえなかったが、なんだか悪い予感がする。
「だいたいなによぉ、私を部屋から締めだしてさ、エリスの光の封印とかやりすぎじゃない? ちょっと触っただけであんなにピカピカ光ってびっくりして逃げちゃったわよ。あの子、ああいう陰険なのが得意なのよね、ホントにまいっちゃうわ」
また、お猪口で一杯。ふぅーっと溜息をついて頬を赤くする。いつから入っていたのか、のぼせたりしないのだろうか。
「ここはアクシズ教の総本山があるんでしょ、”わたしがびしょうじょめがみよ! ひとばんのやどをもとめるわ!”とか言って教会にでも泊めて貰ったらいいじゃないか」
「あのねえ、あんたバカなの? 女神が降臨して、そんなこと言ったら大騒ぎになるじゃないの、無用な騒ぎは起こしたくないわ」
うわ、バカにバカにされるともの凄く腹が立つ。この女神の性格的に無用な騒ぎを起こしそうなものだと思っていたが……
「何よその顔。わ、なんかバカにされてる気がするわ、ホントにムカツクけど……まあいっか」
アクアはそう言って立ち上がる。身体にお湯が伝い、豊かな胸に沿って流れる。ツンとした上向きの乳首から雫が落ちる。一歩ずつ、こちらに歩くたびに鎖骨に溜ったお湯が流れる。胸の谷間を通り、腹からヘソの凹みに引っかかると、最後には下腹部に、ぴったりと閉じた大陰唇へと流れ落ちた。思わず、目で追ってしまった。好き勝手に流れる水ですら、アクアの女神的な美しさを称えているような気がする。こういうところだけは水の女神の面目躍如なんだからずるい。
先程、エリスにたっぷりと射精したというのに、一ヶ月ぶりに見たアクアの全裸に節操の無い僕の股間が反応してしまう。思わず膝を立てて隠しながら、平然を装う。
「あ、そろそろあがるのか? 念のために言っておくけど部屋には入れないからな」
「何よそれ……あー、えっと、ううん、アンタにちょっとお願いがあるの……」
ざぱざぱと水音を立たせながら、アクアが近寄ってくる。照明が隠れて影が差す。目の前で仁王立ちする真っ白な太ももがどうしても気になる。湯気に紛れてアクアの匂いが鼻腔を刺す。甘ったるい女神の匂い。あの指輪を取り戻すゲームで感じた欲情の匂い。なぜ、今。
「野暮用が終わったらさ、私は本当に天界に帰るから」
髪の毛を纏めていた頭のタオルを取る。青色の長髪がさっと広がる。細やかな飛沫が照明に輝き、毛先の動きすら神々しくて目を離せない。どくんと心臓の鼓動が跳ね上がる、本当に、なぜ、今。
「ねえ、だからまずはアンタの身体を洗わせてくれないかな?」
薄暗い露天風呂、照明の逆光の下。薄く笑うアクアは、ほおっと酒臭い息を吐き、唇を舐め、酒精で頬から耳の先まで赤くしている。潤んだ瞳は薄く細められて僕を見つめていた。
その表情に生唾を飲み込み。僕は頷くことしかできなかった。
洗い場で背中を洗われる。石鹸をよく泡立てて、アクアのタオルがごしごしと擦られていく。首元から背筋を通って腰のあたりまでしっかりと。
「うんうん、今回の勇者様は本当にこんな小さな身体でよく頑張ったわねっ! 私がいっぱい褒めてあげちゃう!」
くそう、アクアの方がちょっとだけ背が高いからって……
「小さいって言うなよ、これでも成長期なんだ。まだまだ大きくなるよ!」
「はいはい、それにしてもアンタってさ、何歳の頃にこっちの世界に来たんだっけ?」
「言わなかったっけ? 十三歳の頃だよ、今年で十七歳」
はい、腕あげて、と言われて、つい両腕を広げる。腋の下から脇腹まで慈しむように優しく擦られて、くすぐったくなり笑い声を漏らす。
「え、若いわねえ、死因は事故だったの?」
その軽い言い方は、慣れているのか僕を慮ってのことか、それとも何も考えてないのかも知れない。だからさらっと言えた、エリスにも言えないこと。
「いや……ただの病死だったよ、両親も負担から解放されてホッとしたと思う」
十歳の頃に難病で倒れて、それからはずっと病室で過ごした。スマホと携帯ゲーム機だけが僕の世界だった。
「ふぅん、そうなんだ。十三歳だと異世界転生年齢制限ギリギリじゃないの、というかこの世界以外のところを選べたんじゃないの?」
「そうだね……白髭生やした優しそうなお爺ちゃんが、色々とオススメを教えてくれたよ。ゆるふわスローライフとか、現世でチート持ちの赤ん坊スタートとか、未来世界で何不自由なく暮らせるとかね」
「ふぅん。あ、そうそう、実は私もね、昔は日本人の転生係だったのよ! 私の選んだ子が魔王を倒しちゃったんだから!」
「アクアが言うとなんだかウソっぽいね」
「ウソじゃないもん! ホントだもん! 私がものすごーく苦労して、そりゃもう一から十までぜーんぶやってあげたんだからね!」
アクアの必死の抗議を「ははは」、と笑い流し、しみじみとした気持ちになる。
「でもさ、この世界を選んでよかったと思うよ、だってエリスと出会えたんだもの」
「ふぅん、私と出会えて良かったってのはないの?」
「それは絶対にない」
「んもう、照れちゃダメだってば、うりうりうり」
「うわ、くすぐったいって! やめろよ!」
背中に柔らかい感触が押しつけられる、豊満な乳房が潰れてそのまま上下に動く。泡塗れの極上スポンジ。固くなっていく乳首が背筋をくすぐって変な声が出る、身を捩るがアクアの両腕が絡みついてきて逃げられない。
「ほらほらぁ、女神様が魔王退治のご褒美に、勇者様のお背中流してるんだから大人しくしてなさいって、こんなのを受けられるなんてアンタはとんでもない幸運の持ち主なのよ?」
「せ、背中を流すぐらいで、そんな偉そうな態度を取らないでよ、それに女神様に背中を流して貰うなんてことぐらい……くっ」
「うふふ、そんなこと言うんだ、あの子のちっちゃなおっぱいとじゃ全然違うでしょ♡ それにこんなことだってしてくれないわよねえ?」
「わぁあっ!?」
アクアの泡塗れの指が僕の乳首を擦った、ぴりっとした快感が背中に走る。指の腹でくりくりと両乳首を弄られながら、背中にアクアがぴったりと貼り付き、柔肌を擦りつける。柔らかい乳房、脂肪がうっすらと乗った腹、背中にアクアの熱さを感じて股間が硬くなる。
「そ、そもそもさ、なんで……うぐっ……」
アクアの両手を掴むが、思いのほか力強い上に、指先で乳首をぴんぴんと跳ねられると力が入らなくなる。
「なんで僕にこんなことをしてくるんだよっ! 男が好きなら他にも相手がいっぱいいるだろっ!」
「……」
背中でアクアの気配が変わる。両手が、僕の腋の下から肩の上に回されてぎゅっと抱きついてきた。はぁあ、と酒精の匂い、熱い吐息を吹きかけてくる。耳たぶをカリッ、と噛んできて思わず声が漏れた。
「私はね、私を信仰してくれる男とか、私だけにお金をくれる男とか、私だけに優しい男とか、私だけに美味しい料理を奢ってくれる男とか、みんなみんな大好きよ、けどね……」
そう耳元で囁きながら、強く、強く抱きついてくる。蜘蛛の巣に捕まった蝶というのは、こういう気持ちなのだろうか? どろりとしたものが耳に流し込まれていく。
「私が、本当に欲しいのは魔王を倒した勇者様」
どこかためらうような声色。
「私が、本当に欲しいのは日本人の男の子」
どくり、と心臓が激しく脈打つ、前世ならそれだけで破裂しそうなほど激しく。
「私が、本当に欲しいのは……エリスと両思いになってる男だけなの……ね、ほんの少しの間だけでいいから……私のものになってよ……この旅行中だけでいいからぁ……♡」
くちゅり、と耳が舐められる。いつの間にか腰に回された手が、痛いぐらいに勃起しているペニスを掴む。一ヶ月の禁欲生活で溜ったものは、エリスにあれほど出してもまだ身体の中でマグマのように煮えたぎり、失った分を取り戻すかのように生産を開始していた。
「お、お前っ、エリスに何か恨みでもあるのかよっ! うぐぅっ」
亀頭を片手で弄ばれる、敏感なカリ首や先端をゆっくりと擦られると、うめき声が漏れて、アクアは嬉しそうに笑う。
「ほら、隣の芝生は青いとか、隣の花は赤いとかそういうのよ……私はそういうのをちょっとだけ、さきっちょだけ、ほんの少しだけ味わいたいだけなんだから……あははっ♡」
「そういうのは見たもの乞食って言うんだろっ……ほんとに、最低な女神だなっ、お前はっ!」
唇を噛んで、快感に耐える。濡れた後ろ髪、うなじの匂いを嗅がれながら噛みつかれて、甘い痛みに、おおぉっ、と吠える。
「あははっ、エリスの匂いがまだ残ってるわよ。うふふ、それが逆に興奮しちゃうわ♡」
「ふ、ふざける……な、あぁあーっ!?」
アクアの指は、乳首やヘソなどの弱い部分をくすぐり、屹立を擦られると背筋が反り返る。アクアに強く抱きしめられながら、射精してしまいそうになる。
「あ、あぐ……う、うわ……ああ……で、でちゃ……」
「はい、それはだーめ♡」
鈴口から何かが入ってくる。尿道を逆流して、熱い何かが蠕動するように入り込み、中を埋めていく。思わぬ苦痛に混乱する。咽せるような悲鳴が漏れて涙が流れる。そしてようやく蠕動運動が終わった。尿道の全てが何かで埋まっている。まるで病院でカテーテルを挿入されて、尿道から何かが漏れ続けているような懐かしい感覚に背筋に粟立ち、あえぎ声が収まらない。
アクアも興奮で荒い呼吸をしながら、指先から水を生成して種明かしをした。
「ふぅ……うふふ、私が支配する水でオチンポに栓をしちゃったから、絶対に抜けたりしないわよ? それにこうして……あははっ♡ 中と外で擦られる感じはどう?」
「や、やめ、やめろぉっ!」
手が前後されるたびに、尿道の中の水も前後する。アクアの言う通り、中と外を同時に責められる感覚に悶絶し、悲鳴をあげる。目の前の台に手をついて腰が勝手に浮いてしまう。アクアはまるで牛の乳搾りをするようにペニスを下に向けて、容赦無く扱き上げていく。射精を目的とした絞り上げるような手コキに我慢できない。
「ほらほら、射精したい? したいなら言ってね、大きな声で♡」
「はぁーっはぁーっ……うあ、あ、射精したい、射精したいですっ……うぅーっ! アクア、アクア様……お、お願い……だから、射精……させ……あぁぁーっ!」
徹底的に性感を煽られていた僕は、あっさりと陥落してしまった。関節を完全に決められてしまったようなもので、そんな状況では白旗をあげることしかできなかった。
尿道を占領する水カテーテルは僕を絶対に射精させてくれない。股間の奥の筋肉がぎゅんぎゅんと動くが、水カテーテルに邪魔をされて射精運動が起きなかった。
「だ・め・よ。もぉっと我慢してね。大丈夫よぉ、射精できなくてもちゃんと気持ち良くしてあげるから」
洗い場の鏡に映るアクアの顔は妖艶な笑みを浮かべ、その目は欲情に濡れていた。ぺろりと唇を舐めあげると尻をなで上げあられて、また情けない声をあげてしまう。
「アンタってこっちの味なんて知らないわよね? さすがのエリスもそういう趣味ないだろうし。あははっ♡ 嬉しいなあ、アンタの初めてを私が貰えちゃうんだ」
「や、やめっ……お、ご……おおおっ!」
石鹸塗れの指がぬるりと挿入されるのが分かる。くるりと指が回転して入り口を広げようとするのが分かる。
「ちゃんと力抜いてね、あ、別に抜かなくても良いけど。どうせ裂けちゃっても私が治癒しちゃうし。あ、大丈夫よ私にオチンポは無いし、生やしたりするつもりもないから、ただアンタにとぉっても気持ち良くなって欲しいだけ♡」
「や、やだ……ゆ、指抜いて……おおおっ!?」
指をゆっくりと回していく、それは肛門を柔らかくしていく行為。ぷちゅぷちゅと音がして石鹸で泡立ち、また指が一本増える。括約筋を必死になって締め付けるが、アクアは忍び笑いを漏らしながら、悠然と指を前後させて僕の肛門を拡張して陵辱していく。
「大丈夫大丈夫、しっかりほぐしながらなら、指が三本ぐらい入っても裂けたりしないんだからね♡ だからアンタもこれで気持ち良くなって♡」
「き、気持ち良くって……あぅーっ!?」
二本の指先が曲がり、腰の奥にある固い部分を撫でられる。その途端に、情けなく四つん這いになる。そのまま、その場から逃げ出したくなったのは、肛門の苦痛や屈辱よりも、指先から流される快感に怖くなってしまったからだ。がちゃりと、台の上にあった備え付けの石鹸やボトルが落ちる。当然のことながら水の女神からは逃げられない。
「あ、若いとやっぱり敏感ね♡ うりうりうり、い~っぱい前立腺虐めてあげる。下半身がとろっとろに溶かされちゃう気持ちよさ、いっぱい味わってね♡」
「い、いやだっ……も、もうこんなの……」
ふひゅうっ、と息が漏れる。アクアの細い指がトントンとノックするように前立腺を刺激したからだ。何か暖かいものがしみ出すような甘い快感。頭の中がとろとろになっていく。台の縁を掴みながら、思わずのけ反った。
「こうやってえ、前立腺弄られながら射精したらすっごく気持ちいいんだけど、アンタは射精できないのよねぇ……ねえ、射精したい?」
この邪女神はペニスの先端と前立腺をくすぐるように刺激しながら、そんなことを聞いてきた。口を開けばあえぎ声しか出ない中、振り絞るように声を漏らす。
「し、したい……射精したい……ですっ」
「ああ~いい顔、ほんとに可愛い顔しちゃってえ♡ その顔、エリスに見せてあげたい♡ でも、だぁめ、もっとこっちで気持ち良くなって♡ よがって♡ 頭の中グチャグチャになっちゃえっ♡」
「ぎっ、ああぁぁあっ~!」
牛乳搾りのような手コキと、直腸内……前立腺を同時に擦り上げられて、今まで誰にも……エリスにだって聞かせたことがないような甘い声が出て、愕然とする。
「おぉっおごっ……くひっ……ひ……ひあっ♡ あぁあ~っ♡ んっふっふぅーっ♡」
「あ、随分と良くなってきたわね。じゃそろそろ私も本気出すから。前立腺を尿道とアヌスから同・時・責・め♡」
ぎゅるり、とかぎ爪のようになった指先が直腸内をひっかく。尿道内でアクアの操る水が前立腺のある場所で膨らんで、膨張と収縮を繰り返している。表と裏から搾られると、腹の底から蕩け声が漏れた。涙と涎が溢れて、顔はもうぐちゃぐちゃだ。腰が勝手に前後に動いてしまう。
「苦しい? 射精できなくて苦しいでしょ、だからほら、もっと気持ちいいところに集中しなさい。うん、オチンポじゃなくてお尻の方、こりっこりの前立腺♡ そこに意識を集中して……ほら、アクア様のアナル責め気持ちいいですっ♡ アナルアクメさせてもらって嬉しいですっ♡ って感謝しながらイきなさいっ!」
ぎゅうっ、と前立腺が押さえつけられる、水風船と指に潰される、頭の中でプチプチと快感が弾ける。あぁあっ! 気持ちいいっ! お尻気持ちいいっ! アクアにイかされて気持ちいいっ!
「うああぁっ♡ あ……あー……あぁー……う、あぅう……あーああー♡ くひっ♡ ひっ……はひっ……くうううううっ♡」
頭の中が真っ白になって、僕は、ただうめき声を上げ続けるしかなかった、あまりの快感に四肢からは力が抜けて床に崩れ落ちる。腰がガクガクと震えっぱなしだ。ひんやりとした石畳が頬に心地よく感じてしまう。
「はぁー……はぁー……あぁ……ううう……」
「アンタ、何泣いてるのよ? はぁ……ちょっと虐め過ぎちゃったかな、まあいっかぁ。それでね、いっぱい射精したいなら、私のお願いを聞いて欲しいんだけどぉ……いいかなぁ?」
それは、僕がなんとか頷ける「お願い」だった。