※この作品はR-18です。

私はフロム脳ではないッ! エロゲ脳だッッ!!   作:時守 暦

6 / 8
オーンスタインとスモウ、何とか突破。
今は小ロンド遺跡でダークレイスに手古摺っています。
執筆しながらゲームを進めるつもりでしたが、そんな事言ってられんわ…。


病み村

 どうも皆さま、ご機嫌よう。

 商店街のド真ん中、スライムに前立腺射精させられつつ、ドM下僕の赤い美少女を全裸ワンワン散歩させている不死です。

 SやってるのかMやってるのか分からなくなってきたが、とりあえず気持ちいいので良しとします。

 ちなみに私の精液を吸収したスライムが、ドスケベ巨乳ナイスバディになったのを見て、ネコミミフードの少女が邪眼に目覚めたとかナントカ。

 

 戯言はともかく、この商店街の存在を今まで渡って来た区画の住人達に伝えたところ、結構な騒ぎが起き始めた。別に悪い意味ではない。ただ、買い物大好きな主夫達や、遊び場に飢えていた少女達が、商店街を満喫し始めただけである。

 ただ、買い物の対価として、私と優先的にセックスできる権利券なる物が使用されているのだが、どうしたものだろうか。

 

 

 ともあれ、私は話に聞いた病院に行く事に決めた。別に大した理由がある訳ではない。ただ、ヤミ殿がそこへ向かうつもりらしいので、何となく気になっただけである。

 ヤミ殿もKOS-MOS殿も、既にこの商店街を離れている。ヤミ殿は元々病院に行くと言っていたし、KOS-MOS殿は情報収集が目的なので、ここに留まる理由はない。…単に、私と一緒に居たくなかっただけじゃないかと言われると、泣きたくなるけども。

 

 

 

 

 何にせよ、私は体育館の裏手にある病院に向かった。

 既にそこもMODの効果に捕らわれているらしく、ダークソウルらしい陰鬱さは欠片もない、むしろ潔癖とも思える程の清潔さだった。

 

 …だったん、だけど…何だろう。物凄く背筋がゾクゾクする。デーモンや、飢えた女達に囲まれた時とは違う。恐怖と共に、何となく期待を抱かせるゾクゾク感だ。

 その看板に描かれている名前は…。

 

 

 

 病付村々病院。

 

 

 

 …………………。

 

 

 

 

 病付村々病院。

 

 

 

 …………………やみつきむらむらびょういん。

 

 

 

 いや待て待て、読み方が違うのかもしれん。仮に違ったとしても、病院が病みを付かせちゃダメだろう。バイオハザードだよ。パンデミックだよ。

 ともあれ、看板には英語表記で?

 

 

 to become addicted horny hospital

 

 

 

 …村々 = horny = ムラムラ。

 どんな病院だよ、ここ…。いや、さっきから感じるゾクゾク感は明らかにこのためって事だな、うん。

 きっと、夜な夜な患者さんに夜這いをかける美人看護婦とか、ピンクの白衣という矛盾したミニスカ衣装を纏ったナースとか、異様に色っぽい女医さんとかが居るに違いない。

 …あれ、とても素晴らしい病院じゃないかな? 今から適当に骨折でもして、運び込まれてもいいような気がしてきたよ。

 

 

 

 

 …この時、私は知らなかったのだ。この病院名、名が体を表すどころではなかった。いや、もういっそストレートに淫売病院とでも名乗るべき場所であった事を。

 

 

 

 

 仄かな恐怖と多大な期待に胸を高鳴らせ、病院に入った私。

 ………誰も居ないな? 繁盛してないんだろうか。病人が居ない事は喜ばしい事だが。

 少なくとも、ヤミ殿とKOS-MOS殿はここを通過していると思うんだが…。

 

 とりあえず受付は…あ、あそこか。

 

 

 

「あら? 患者さん?」

 

 

 あーいえ、私は……いかん、病院に入る理由を考えてなかった。

 お見舞い…と言っても知人がいる訳でもなし。妊娠しているかの確認…私が妊娠する訳ないし、誰も連れてきてない…。。

 

 えーと、その、健康診断をお願いしたくて。お金かかります?

 

 

「成程。今は丁度、手が空いているから私が引き受けるわ」

 

 

 引き受けるって…事務の方なのでは。

 

 

「これでも女医よ。ここに居たのは…うちの病院も、人手不足でね」

 

 

 そう言って、両手で髪をかき上げる美女。成程、確かにナース服ではなく、白衣を着ている。医者としての地位とか権威とか、そういうのがどうなっているのかは知らないが、少なくとも嫌味にもならず様になっている。

 改めて全身を見てみると…何と言うか本当に美人だ。

 スタイルだけ見ても、突き出たバスト、括れた腰、セクシーなヒップ。

 これに妖艶なフェイスまで乗っているのだから溜まらない。

 ミステリアスな印象を与える銀の髪で、片目が隠れている。派手に見える赤いシャツ、黒のタイトスカート、網タイツ…過剰に華々しい印象を与える服装は、白衣のヤボったさに相殺され、しかし内面の魅力を全く損なっていない。

 一見しただけで、プライドの高そうな才女と分かる。

 

 私の目が、彼女の唇に吸い寄せられる。赤い口紅を引いているその口で、私の口を、私のモノを嘗め回されたら、どんなに気持ちがいいだろう。

 …いかんいかん、病院の名前もあって、つい不躾な視線を送ってしまった。

 と言うか、彼女は病院名をどう思っているんだろうか?

 

 私の視線や疑問に気付いた訳でもないと思うが、彼女は妖しく笑った。

 

 

「それじゃ、受付をするから、こっちに来て頂戴」

 

 

 はい。…あ、でも保険証も身分証も無いし、お金も…ソウルなら多少あるけど。

 

 

「身分証もソウルも保険証も要らないわ。体に聞くからね」

 

 

 

 え。

 

 

 抵抗する暇もなく、私はカウンター越しに彼女に引っ張り込まれた。受付の窓から上半身を突っ込むような体勢になり、咄嗟にカウンターを掴んで体を支える。

 何をするのか、と問う暇も無く、私の唇は塞がれた。

 

 

「んっ、あむ…ジュルジュル…れろぉ…チュチュ…レロレロ…」

 

 

 私がついさっき注目し、妄想したばかりの唇に、その想像を実現するように唇を塞がれた。

 いや、これは塞がれたなんて生易しいものではない。

 今までのどの女よりも深く、貪欲に、淫靡に私の口を弄ってくる。

 

 反射的に私も舌を動かして反撃すれば、行為の了承を得たと思ったのか、より激しく欲深く口付けてきた。それはもう、キスだけでついつい愚息が限界を迎えてしまうかと思うくらいだった。

 何と言うか…ガードしていたのに、それを貫いてステータス異常並の快感を送り込まれたような。

 

 気合で射精を堪え、しかし舌の交わりも終わらせず、離れようともせず。彼女の気が済むまで、私は欲深く淫靡な口淫を堪能し続けた。

 

 どれくらいの時間が経ったろうか? 3分程度では済まないのは確かだ。

 お互い、目を閉じる事もなく、互いの顔をじっくり見ながら舌を絡め合った。時間が経てば経つ程、彼女の瞳は淫欲に染まり、唾液の粘度が増していった。

 

 ようやく解放されたころには、お互いに酸素が足りずに息が上がっていた程だった。

 唾液の橋が堕ち、白衣に染みをつくりながら、彼女はとても嬉しそうに嗤う。

 

 

「いいわぁ…。あなた、他の男とは違う感じがするわ。拒絶もせず、戸惑いもせず、すぐに応じてきた人なんて初めてよ」

 

 

 スキモノですから。そういう貴方も、相当らしいですな。キスだけでイかされそうになったのは久々です。

 

 

「ふふ、楽しませてくれそうね。さぁ、これから愉しい『健康診断』の始まりよ。ゆっくりじっくり、奥の奥まで、病院をフル稼働して診察してあげるわ…」

 

 

 …ゾクゾクする。一体何をされてしまうのだろうか。

 この美女、非常にSっぽい。Sっぽいが、私の本能が淫乱ドMだと囁いている。どっちが正しいのか…どっちであっても損はない。

 お言葉に甘敢えて、存分に診察してもらおうではないか。

 

 

 

 

 

 

 美女医に連れられ、病院を歩く。客が少ないと思っていたが、患者は意外と多いらしい。

 入院している子が沢山いるようだ。…例によって、スタッフも患者も何故か女の子ばかりなのだが。

 

 

「男? それが、不思議と病院に来るのを嫌がっているみたいなのよね。経営に響くから、何とかしないととは思ってるんだけど」

 

 

 本当に不思議ですな。これだけ美人揃いの病院なら、自分から割腹してでも入院したがるでしょうに。

 まぁ、いくら才女とは言え、女性の下について働きたくないという男性も、居なくなる事はないでしょうが。

 

 

 …実際のトコ、出会い頭にあんな行為をしてくる病院なんて、私みたいな色狂いでもなきゃ利用しないだろう。それこそ風俗店代わりにでもしない限り。

 

 

「それじゃ、診断の準備をしてくるから、適当に時間を潰しててね。…一応言っておくけど、下手に動き回ると迷子になるわよ」

 

 

 ははは、そんな子供じゃあるまいし。

 

 

 

 

 

 

 

 と言うフラグを建てたのさ…。

 

 見事に成立していたよ。……でもこれはおかしい。病院の方がおかしい。断じておかしい。

 なんだこの病院、超入り組んでやがる。テレビ局なんかは、襲撃だの乗っ取りだのに備えて、わざと複雑な作りにしてあると聞いた事があるが、絶対にそれ以上だ。

 隣の部屋に行くのに、超大回りしないといけない。しかも、間者の個室を通り抜けて進む必要すらあった。

 トイレに行こうとしただけなのに、このザマだよ。

 

 この病院が流行らない理由、絶対にこれだって。…その割には、患者とナースは沢山いるみたいだけどね。

 

 

 

 

 ちなみに患者さんもナースさんも、エロい人ばっかりでした。せめて病人は大人しくしてなさいよ。

 

 

 あの美女医に待っているようにと言われた場所から、少しばかり歩き回った。迷いながら歩き回った。

 既に6人とセックスした。

 

 犬が歩けば棒に当たると言うが、この病院では男が歩くと誘惑に当たるらしい。いや誘惑なんてものじゃない。逆レイプだ、アレは。私は全く問題なかったが。

 閉まっている扉の前を歩けば、突然開いて私を引っ張り込んでグチョグチョ。個室を通り抜けさせてもらえばベッドに横たわった患者さんがくぱぁして誘ってくる。

 仕切りになっているカーテンの前を歩けば、やっぱり腕が突然出てきて引っ張り込まれ、お医者さんゴッコ(意味深)。ようやくトイレに辿り着いてみれば、超ミニスカ白衣の淫魔が、小便器代わりにスタンバっている。大きい方だと言って何とか回避したと思ったら、「ちゃんと拭かれてませんよ」なんて言って、いつの間にか一人増えて前後からフェラ&アナル舐め。

 

 更に、彼女達から解放され、元の場所に戻る為の道順を聞いてみれば…見事に誘導された。聞かされた通りの道順を進み、扉を開いたらそこは待合室だった。ただし、待たれているのは私、待っているのはここに来るまでにセックスした6人。

 何とか篝火行は免れたが、服はグチャグチャ、私の体もベチャベチャ、キスマークから唾液の後、愛液の痕跡までフルコースである。

 誰かに見られたら、常識を疑われる以前に、病院内で不衛生な恰好をするなと怒られるレベルだ。

 

 …いや、さっきの美女医なら、嬉々として追撃に来る気がする。

 取り敢えず、ここから離れなければなるまい。誰かに遭遇したら、あらぬ誤解を受けるか、逆に正しく状況を読み取って襲われるのがオチだ。

 

 この際、ここから離れられるならどこでもいい。私が通って来た通路を逆走していけば、そこにはもう誰も居ないだろう。私を引っ張り込んで誘惑したり逆レしたりした美女達は、既に待合室でグロッキー状態なのだから。

 さて、こっちだったかな…?

 

 

 

 

 

 また待ち伏せにあって、辻フェラされました。そうだね、一人居なくなったからって、伏兵二人目が居ないとは限らなかったよね…。

 うぅ、どっかで休まないと、マジで搾り殺される…。今更それくらい構わないけど、どうせだったら最初に美女医さんとヤッてからにしたい。

 

 

 

「あー! いたいた、先生居たよ!」

 

「全く…。迷子にならないようにと言ったでしょう。…まぁ、想定内だけど。ちゃんと生き残ってるしね」

 

 

 

 あ、美女医。いや申し訳ない……と思わなくもないが、絶対に最大の原因はこの病院の構造だ!

 どんだけ入り組んでるんだ! しかも死角が多くて、あっちこっちから襲われるし!

 そして痴女だらけ! …これは許す。

 

「作った人に言いなさい。…気持ちは分かるけど、これはこれで便利よ。隠れる場所が沢山あるもの」

 

「かくれんぼしたら楽しいんだよ!」

 

 

 楽しいと言うか迷子になりそうなのですが。

 …と言うか、この子は?

 

 

「入院している患者の子よ。最近は調子が良くて、こうして病院内をよく歩き回ってるの。あまり激しい運動は、まだ無理だけどね。…さ、診断の時間よ」

 

「はーい。じゃあ、ボクはまた散歩してるね」

 

 

 トテテテと軽快に走り去る少女。体が弱いとは思えないアグレッシブさだ。

 それはともかく、健康診断健康診断。…という名目のセックスの時間だ。

 

 美女医に案内されて案内された部屋には、ピンクのナース服を着た女性が一人。…あれ、ひょっとして真面目に診断する?

 むぅ、正直私の身長とか体重とか、あんまり興味ないんだが…。

 

 

 

 

 前言撤回、健康診断だしね! ちゃんと受けないとね!

 二人の女性の目の前で服を脱いでいくのは、なんかこう恥ずかしかった。一人はそれを嗜虐的な目で、一人は作業的な目で見てくる。M心をくすぐられてしまう…。

 元々エロい事を期待していたし、自分の乳首がちょっと大きくなっているのが分かった。それを知っていながら、焦らすように補聴器を当ててくる美女医。冷たい感触で、つい気持ちよくなってしまう。

 

 …診断結果は、異常だらけと判定されたが。まぁ、不死で亡者状態だしね。心臓の鼓動があるかも怪しいんだから仕方ない。

 で。

 

 

「はい、じゃあ次は全裸になって」

 

「み、御堂先生? どういう事でしょうか?」

 

「健康診断の続きに決まってるじゃない」

 

 

 何を言っているのか、と言わんばかりの態度。まぁ、この反応はナースさんが正しいよな。健康診断で全裸を要求されるとか、普通ないわ。

 だが、私達は元々その為にここに来たのだ。

 

 躊躇いなく、指示に従いズボンとパンツを脱ぐ。小さく悲鳴を上げたナースは顔を覆って…しかし指の間から、私のナニを凝視していた。

 そのリアクションを楽しみながら、美女医はこれ見よがしに舌なめずりをする。

 

 

「あら、もう少し大きくなってるわね。小さい状態の診断もしておきたかったんだけど…ま、全部吐き出させれば、大人しくなるでしょう。それじゃ、まずは一番大きな状態にしてちょうだい」

 

 

 ニヤニヤ笑い、美麗な足を組んで、私を観察する美女医。どうやら、彼女からはまだ何もしてくれないらしい。

 言われた通り、美女二人の視線に晒されながら、私は自分のモノを扱く。女王様のような美女医に命令されて自分でする屈辱、清楚な外見に反してむっつりスケベらしいナースにオナニーを見せつける嗜虐心。相反する二つの感情に反応して、私のモノはあっという間に大きくなった。

 それでも美女医は私を止めない。そのまま続けなさいとばかりに、じっと見つめてくる。

 

 おっ、おっ、おっ、おおぉ「そこまででいいわ」……えぇ…。いいところだったのに…このまま美女医の足にぶっかけるつもりだったのに…。

 

 

「そんな顔をするんじゃないの。それじゃ、診断を始めるわね。七瀬、顔を覆ってないで、ちゃんと記録しなさい」

 

「は、はい…」

 

 

 美女医はゆっくり私に歩み寄り、モノに手を添える。顔を近づけ、吐息がかかる距離。怜悧な美貌の奥で、欲望が燃え盛っているのが分かった。

 

 

「はい、それではまず、チン長と硬度を測ります。最大勃起状態を維持しなさい」

 

 

 萎えないように、しかし射精もしないように、美女医は優しく微弱な刺激を送ってくる。愚息に絡みつく、ひんやりした指の感触が心地よい。

 快楽がグツグツと弱火で煮込まれ、腰に溜まっていく感覚。

 

 今すぐにでも吐き出したいのを堪え、美女医のされるがままになる。

 検査という口実で、美女医は私のモノを好き放題に弄り回す。記録している看護婦に、その姿を見せつける。

 

 検査したのは、チン長、硬度、感度、カリのくびれ、色、金玉袋の重さ、チン毛の状態、その他諸々…。

 本来なら秘すべき性器を調べつくし、丸裸にしようとしているようだ。実際丸裸だけど。愚息も完全にムケてるしね。

 

 暫くは女王様に嬲られている気分を味わっていたが、徐々にそれも変わってきた。

 美女医の怜悧な表情が、徐々に欲望によって蕩け始め、肉棒を見る目に強い熱が籠り始める。それは、目の前に大好物を差し出されながら、『待て』を命令されている犬のような表情だった。

 『これにしゃぶりついたら』『これを突きこまれたら、どうなってしまうんだろう』という期待が透けて見える。やはり、この美女医の本質は淫乱ドMのようだ。

 

 

「で、では…次は、味を確かめます」

 

「あ、味って…御堂先生!?」

 

「七瀬、ちゃんと記録しなさい。目を逸らさずにね…」

 

 

 淫乱ドMは、先程までの奴隷を見る女王様のような態度とは打って変わって、私の肉棒に傅くように膝をつく。

 吐息がかかる程に顔を近づけ、クンクンと鼻を鳴らしてオスの匂いを楽しんでいる。

 

 …私を上目遣いに見上げ、ねっとりと欲望に淀んだ目で懇願する。舌を大きく曝け出して、無言の催促。

 私は暫しその表情を楽しみ、隣にいるナースにも淫欲が感染しつつある事を確認し、小さく一つ呟いた。

 

 

 よし。

 

 

「はむっ…んっ、じゅる、うっ、んんっ! す、すごいっ、味も、大きさも、硬さも、こんな立派なの、初めてよぉ…!」

 

 

 許可が出るなり、私のモノを咥え込む美女医。文字通りのリップサービスなのか本心なのかは知らないが、こう言われて悪い気のする男は居ないだろう。

 それこそ餓えた犬のように、私のモノを夢中でしゃぶる。初めて会った時の激しいキスを、そのままフェラに使ったような、攻撃的な口淫。わざと音を立て、美貌が下品に歪むのも構わず、欲望のままに浅ましく貪ろうとする。

 ねっとりとした唾液と舌をフル活用して、自分を男を悦ばせる為の道具に、自ら変えていく。

 

 それにしても凄まじい口淫だ。これだけの技術を身に着けるのに、どれ程の経験を重ねてきたのか。

 今までも、通院してきた男をつまみ食いしてきた…という設定なのだろう。

 

 

「んっ…持久力、も……極めて優秀…。タマの重さからして…射精量も、回数も期待できるわ…。ああ、まるでペニスの王様よ…」

 

 

 才色兼備(ただし色が過剰)の美女医に褒め称えられながらバキュームされ、急激にこみ上げてくる。それを察した美女医が、更なる愛撫を加えてきた。

 両手で玉袋を優しく掴み、指を動かしてマッサージする。少しでも射精させる量を増やすつもりなのだろう。

 玉袋を揉み解され、強烈な吸い込みを受け、私はとうとう頂点を迎えた。美女医の頭を固定し、奥まで突っ込んで容赦なく精を注ぎ込む。

 美女医は躊躇いもなくそれを受け入れ、喉の奥でゴクリゴクリと音を立てた。

 

 数秒間そのまま固まり、ゆっくりと引き抜こうとすると、美女医がそれを引き留めた。

 まだ勃起したままのペニスを、喉の奥から口の中に戻し、そのまま尿道に残った残滓を吸い上げる。

 

 

「…は、ぁ…精液の量も、味も、すごく濃くて多い…。こんなペニスがあるなんて…」

 

 

 うっとりと蕩けた美女医は、天上の美酒を飲んだように恍惚としている。もはや、彼女は私のモノの虜だろう。

 それも無理はない。『経験豊富』『男を摘まみ食いしてきた』という設定(があると思われる)の彼女だが、あくまでそれは設定。本物の雄を味わうのは、これが初めてなのだ。記憶にあるだけのペニスなど、実物にかかれば容易く上書きされてしまうだろう。

 フェラしただけで完全に屈服した状態になった美女医は実に愉快愉悦だが、私は容赦しない。

 

 ていうか、一発出しただけでは治まるハズもない。

 恍惚とした美女医をベッドに放り投げ、乱暴に伸し掛かる。白衣を脱がせ、赤いシャツを強引に剥ぎ取り、その下にあった黒いランジェリー…は残して、既にグショグショに濡れているパンティをずらし、強引に美女医の中に潜り込んだ。

 入れただけで絶頂したらしい美女医を、情けも容赦もなく攻め立てる。

 屈服どころか、絶対服従の隷属状態にしてやろうと、私は甘い声をあげる美女医を延々と攻め立てた。

 

 

 

 

 それからどれくらい経っただろうか? 甘い声が悲鳴と許しを請う懇願に代わり、それが嬌声に埋もれていき、更には徐々に声が掠れて小さくなっていった。

 バックからの抜かずの3連発を決め、一際強い締め付けを受けて射精。それを受けた美女医は、完全に脱力して動かなくなった。

 ペチペチ尻を叩いてみても、全く反応しない。気絶したかと思って仰向けにしてみたが、微動だにしない。

 

 

 呼吸すらしてない。

 

 

 

 

 

 

 …し、死んでる……。

 

 

 マジで。

 

 

 

 

 

 だがいつもの事なので慌てない。今までの道中でも、出会った女は大体一度以上は腹下死させ、同じくらい私も腹上死しているのだ。今更慌てる事ではない。彼女も不死なのだから、放っておけばその内復活してくる。

 周囲を見てみれば、付き添っていた筈のナースは居なくなっている。助けでも呼びにいったのだろうか? そうされてもおかしくない行為ではあったが。

 

 どうしたものかと悩んだが、ここに居ても仕方ないのは確かだ。と言うか、ここでじっとしていたら

 

 

 

「御堂先生、混ぜて…じゃなかった、ご無事ですか!?」

 

 

 

 …ほら、囲まれちゃった。沢山のナースや患者(さっき道に迷っていた時、私を誘惑した人々だ)に囲まれ、裸かつ美女医の相手で消耗している私。詰んだ。

 

 

 

 

 

 

 篝火から戻ってくると、美女医はしっかりと復活してきた。私をご主人様と呼ぶようになった彼女は、重要な話があると私を個室に誘った。

 二人きりになった途端、即パイズリ奉仕を始める美女医を好きにさせながら、重要な話とやらに耳を傾ける。

 

 内容は…まぁ、なんだ、エロスソウルらしいなって思う程度の事だ。ぶっちゃけ、私の精液に、人体を癒したりパワーアップさせたりする能力があるとかないとか。

 そのおかげで、前回の彼女は普段の何倍もヤれたのだとか。

 あくまで仮説、彼女の体感しか根拠になるものがないので、何とも言えないが…まぁ、エロゲ的には珍しくもない能力だな。

 

 

「ですので、検証のため、この病院に居る者を、好きなように抱いてください。もちろん、患者でも結構です。いえ、むしろ患者の方を抱いてください。それで傷や病気が癒えるかもしれません」

 

 

 好きなように抱いていいとは言われても、そもそもあっちの方から私を誘惑してくるのですがそれは。

 まぁいいけどさ…。

 とりあえず、ご主人様に上から指示を出す悪い奴隷にお仕置きをして、先に進んだ。

 

 

 

 

 

 道に迷った。

 そうだった、この病院クッソややこしい作りしてたの忘れてた…。

 むぅ、美女医を腹下死させずに、道案内を頼めばよかったか。ローターとかバイブとかを使えば、歩きながらでも楽しめたのに。…持ってないから、風俗商店街に買いにいかなきゃいけないな。いや、この病院なら、その辺のナースさんとか患者が普通に持ってるかな?

 

 しかし今考えても仕方ない。文字通り後の祭りである。

 まぁ、適当に歩き回るのもいいか。予想もしないタイミングで襲われ、逆レされるのも慣れてみれば悪いものではない。というか予期しない気持ちよさがあるので、私としては大歓迎だ。

 

 

「あ、さっきの人。先生との話は、もう済んだの?」

 

 

 む? おお、先程美女医と一緒にいた女の子か。

 黒く腰まで伸びた髪、≪の模様がついたバンダナ、無邪気で活動的な顔つき。

 話に聞いていた病気の為なのか、体つきはほっそりしていて、特に胸は…まぁ、なんだ、察しろ。しかしそれがいい。美女医のように、グラマラスを極めたような脂の乗った女体を楽しんだ直後だと、むしろそのツルペタさが流水のような爽やかさすら感じさせてくれる。本人は不本意化もしれないが。

 

 …そういえばこの子、病院を歩き回っているんだったか。

 すまない、ちょっと道案内を頼んでいいだろうか?

 

 

「いいよ、どうせ暇だし。どこに行きたいの?」

 

 

 

 

 …どこに行けばいいんだろうね? いや本当に。そういえば、何となく病院に来ただけで、大した目的はなかった。ヤミ殿やKOS-MOS殿を探すのも、それこそ何となく気になるからだし…。

 

 

 …いや待て待て、忘れかけてたけど、もう一つ目的があったっけ。いや人を増やすというか孕ませるとかじゃなくて、その手段を得る為の道程が。

 つまりはそう、試練だ。不萎教区であった試練の、もう一つの試練を受けなければならない。

 

 

 

 …でも、それこそどこに行けばいいんだろうか? 大きなベッドがある場所とか?

 

 

「ベッド? ベッドならその辺の部屋に沢山あるけど…特別大きなベッドって言ったら、あそこかなぁ」

 

 

 む、心当たりが?

 彼女は黙って、窓の外を指さした。そこは病院の区画外だが、既にMODに影響されているようで、大きな建物が見えた。

 

 

 

 ラブホテルじゃん。

 

 

 病院の隣にラブホがあるのか…。順番的に言えば、そう不思議ではない気もするが。ベッドインしたら赤ちゃんできるから、そのまま病院へってか? 病院の周囲自体、風俗商店街なんで、休憩処があるのも全く違和感はない。むしろ病院の方が違和感がある。…下手な風俗店よりエロい病院だけど。

 この分だと、結婚式場とかも近くにあるかもしれない。

 

 

「いや、あれラブホテルじゃないらしいよ。ほら、病院の敷地内に建ってるでしょ。ボクもよく知らないけど、病院のお偉いさんが、何かの研究の為に建てたんだって」

 

 

 それでなぜ外見があんな風に…。というかお偉いさんねぇ。理事とかスポンサーとか、そういう話かな?

 というか、何故でかいベッドがそこに?

 

 

「さぁ。でも、一度検査の為に入った事があって、その時に見たんだ。………あんまり、いい思い出じゃないね。検査が嫌なんじゃなくて、担当した人がね」

 

 

 なんだ、セクハラでもされたのか。多分その人も女性だと思うが。

 

 

「ううん、単に目つきが嫌だった。人をモルモットみたいに見てるというか、調べるだけ調べたら興味を失くしたっぽくてさ。お医者さんって感じじゃなかったな」

 

 

 ふぅん…ともあれ、あそこが次の目的地って事かな? まぁ、行ってみればわかるか。行ってもわからない場合もあるけど。

 あそこに連れて行ってほしいと伝えると、彼女は非常に嫌そうな顔をした。

 別に一緒に入ってくれとは言わないから。

 

 

「いやそれはいいんだけどさ…純粋に、面倒くさいよ。この矢鱈と入り組んでる病院の中でも、特に面倒くさいルートを通らないといけないから。エレベーターも使えない道で、階段で一番上まで登って、今度は降りて。一階上がり下がりする旅に、階層の端から端まで行かなきゃいけないし」

 

 

 

 …つくづくどんな病院やねん。実は悪の秘密基地の研究所だったと言われたほうが納得できる気がしてきた。

 

 

「その場合、ボクは囚われのヒロインかな。それとも改造されて、変身して戦うようになるか」

 

 

 後者だろ………ん? どうした、息が上がってるぞ…。

 

 

「…元々、丈夫な体じゃないからね。発作とかじゃないけど、純粋に体力不足…」

 

 

 そう…なのか? 無意味な強がりを言うとは思えないが、病人なだけに心配だ。

 というか、そもそもどういう病気なんだ? 今更なんだけど、感染の可能性は?

 

 

「極めて低いよ。そうじゃないと、こうして出歩かせてくれないって。原因はわからないんだけど、ソウルがどんどん抜けていくんだ。普通の不死は、持っていたソウルを失う事はあっても、取り込んだソウルを失う事はない。でも、ボクの場合は持っていたソウルも、取り込んだソウルも、すぐに流れ出していく。ボクという存在を確立するのに必要な分のソウルさえなくなったら、ボクは亡者になるか…或いは、亡者としてさえ存在できなくなるか…」

 

 

 …思った以上にきつかった。徐々に絞殺されているようなもんじゃないか。

 何かこう、治療の進展とかは…。

 

 

「失われる以上のソウルを取り込み続ければ、当分は大丈夫な見込み。ソウルの流出速度も、昔に比べると少し穏やかになってるから、全く希望がないわけじゃないよ。

 

 

 …強がりだ。よく観察するまでもなく分かる。確かに希望を持っているのは確かだろう。だが消滅、自己の喪失が恐ろしくないハズがない。

 不死にとって、確かに消滅は一種の救いになるかもしれないが、彼女はそこまで諦観できてしまっている訳ではないようだ。

 

 同情は絶対にされたくないだろうが、それでも悲惨に思うことは止められない。

 私にできる事は、何かあるだろうか。

 

 

「そんな顔しないでよ。不死になったボクでも、死ぬ方法があると思えばそう悪くないんだから。…ただ、やっぱり死ぬなら何かやってから死にたいね」

 

 

 何かやってから、か…。難しい話だな。不死の末路は、死と諦観による精神の崩壊による亡者化。事実、MODが適応されてなければ、心が折れて永遠に蹲り続ける亡者のなんと多い事か。

 …彼らも、自分達が何かを成しえたと思えていれば、ああはならなかったのだろうか。

 それとも、かつてはそう思えていたけども、不死になって過ごす長すぎる時の中で、それらも崩れ去ってしまったのだろうか。…かつて成しえた事の証が、時とともに失われていくのを見た不死も居たのかもしれない。

 

 私だって他人事ではない。MODという特殊な力を授かったとはいえ、私もその不死の宿命からは逃げられない。

 変えてきた世界が崩壊し、また亡者に塗れるのを見て絶望する日が来るのかもしれない。

 

 それを防ぐには…不死を不死でなくするか、不死ですら消滅する終わりを用意するか…不死がもう二度と現れないようにするか、だろうか。

 どれも夢物語だ。そういうMODが作られるのを待つくらいしか、できる事はなかった。

 

 

「難しく考える事はないと思うけど? 大体………あれ? どこ行ったの?」

 

 

 

 

 

 

 そんな小難しい事を考えていたら、物陰に連れ込まれました。流石はムラムラ病院、小難しい事を考える暇があったら一発ヤッてスッキリしろと言わんばかりです。

 よく似た姿の2人娘×2、合計4人。それぞれ色違いの服装で、メガネをかけていたりお嬢様風だったりと一人一人違うが、何故か双子かと思うくらいによく似た印象を受ける。

 彼女達は、有無を言わせず私を物陰に連れ込むと、持っていた怪しい薬を1本飲ませ、手早くオナホで一発射精させ、そのまま影も見せずに退散する。

 どうにも、病院のスタッフらしいのだが…何のつもりなんだろうか? この病院のスタッフがエロい事するのにはもう違和感もないが、いったい私は何を飲まされたのか。

 

 

 

「あ、どこ行ってたの? この病院、すごく入り組んでるから、ちょっと逸れただけでも大変だよ」

 

 

 うん、身をもって知ってる。入り組みまくってて、どこでナニしてもすっごくバレにくいって事も。

 ところで、有無を言わせず謎の薬を飲ませていく病院の人っている?

 

 

「心当たりないなぁ。やりそうな雰囲気の人なら、何人かいるけど」

 

 

 本当にヤな病院だな、エロい事を差し引いても。

 考えても仕方ないか。何を飲まされたのか、彼女に聞いてもわかるハズもなし。少なくとも殺害目的の毒薬ではないだろう。

 次に会った時か、美女医に会った時に聞けばいい。

 

 

 

 

 

 なんて考えてたら、また拉致られて一本飲まされた。やっぱりオナホで一発抜かれた。

 待って、待って待って。せめてこれが何の薬なのか、何が目的なのか教えて。

 

 

 

 …媚薬? ああやっぱりか。一発目をヌかれた時より、体が敏感になってる気がしたんだ。

 目的は……私の精液が欲しい? …まさか、美女医が言ってたアレか。エロゲ定番の、ヤッたら色々特典があるマジカルなアレ設定の為なのか。

 検証して効果を確かめたら、薬として使うかもしれない?

 

 

 …つまり、この病院中の美女美少女が、私の精液を薬として…? …アリですな。

 しかし、それなら普通に性行為で採取してほしいのですが。…他人の体液が混じると検証しにくいからダメ? そうですか。

 

 

 

 戻って病弱美少女と合流したものの、その後も度々襲われた。

 

 

 

 何度も逸れる私に呆れ顔をしたが、気長に付き合ってくれる病弱美少女。

 距離的にあとどれくらかと聞いてみたが、ウンザリした顔がその答えを物語っていた。私が度々姿を消すから、中々進めないとも。ごめんなさい。

 

 

 しかしそれはそれとして、病弱美少女の様子がさっきからおかしい。…顔が赤い。

 …正直に答えてくれ、発作の類か?

 

 

「え、いや普通に違う」

 

 

 違うのか。顔が赤いが…。

 

 

「こ、これは…その…いやボクだって女の子というか、興味がない訳じゃないし、噂に聞いたことはあったけど、まさか本当にこの病院で」

 

 

 何やら俯いてブツブツ言っているが、よく聞こえない。

 やっぱり発作だろうか? 

 どこか近くに、看護婦さん、看護婦さん、ナース、女医、誰か…呼び出したらまたセックスされそうな気はするが、流石に病弱美少女を放置する事はしないだろう。

 或いはナースコールは…居た!

 すいませーん!

 

 

「あら、どうしたの? …そこの子は?」

 

 

 病院に入院してる患者なんですが、なんだか様子がおかしくて。病気の発作じゃないかと…。

 診ていただけませんか?

 

 

「発作? …あら……この子…」

 

 

 見つけたのは、白衣を纏った緑髪の、どこか妖しいナース。…これに任せて大丈夫かな、と思わなくもないが、実際ナースのようだしな…。

 妖しいというのも単なる印象だし、むちむちボディにミニスカストッキング、セクシーな目つきはこの病院だと珍しくない。谷間が見える、下着つけてないんじゃないか疑惑だって、そこらを歩くナースの半分以上がそんな感じだ。

 …キャップに髑髏マークが書かれてたり、頭から蝙蝠の羽っぽいのが出てるけど、それはどうなんだろう…。ロングヘアって、ナースとしていいんだっけ? 普通、髪をまとめてキャップの中にしまっておくのでは。

 

 彼女は病弱美少女を手早く診察すると、ちょっと楽し気に笑った。患者を前に、そのリアクションはどうかと思う。

 

 

「心配しなくても、これならすぐに治るわ。ちょっと協力してくれればね」

 

「? お姉さん……誰…?」

 

「新しく赴任した看護婦さんよ。安心して。すぐによくなるから。ええ、悪くなんてしないわよ」

 

 

 若干の違和感を抱いたものの、患者を安心させる為の笑顔と言われればそれまで。ナースの雰囲気がエロい事に突っ込んでいては、この病院に居られない。

 手を貸せと言われ、病弱美少女を担いで近くの病室に担ぎ込んだ。

 入ってみれば、そこは飽きの病室だった。個室ではなく、仕切りがあるだけの共同部屋。だが、その使用者は一人も居ない。

 

 指示された通りに病弱美少女をベッドに横たわらせる。顔を赤くしているが…大丈夫なんだろうか? 呼吸も若干早くなってきた。

 目がどことなく泳いでいて、現実を見てないようにも思える。

 意識が薄れてきているんだろうか? 何せソウルの流出なんて病状だ。意識くらいなくなってもおかしくない。

 

 ナースさんの指示に従い、病弱美少女の服の前を開ける。…? 何か、また違和感が?

 

 しかし、助けたいなら早くしろと急かされ、疑問は押し流された。

 私も服を脱ぐ。…また違和感。服を脱ぐ必要があるのかも疑問だが、なんだか体がいつもと違うような。元々、亡者の体をちょっと健康体にしたかのような、少々細すぎる体だったのが、それなりに筋肉もついている気がする。誤差の範囲と言われればそれまでだが。

 

 …視線を感じる。観察するような、モルモットを見るような、極上の酒を見るような、そんな目だ。多分。指示を受けて、ベッドの上の病弱美少女に圧し掛かる。

 疑問は沸いてこない。……疑問? 何の?  何故?

 

 

 

 抵抗はなかった。受け入れられさえした。それが当然のように、私達は妖艶なナースの前で交わった。

 ずっと見られていたし、私たちはずっと見ていた。私を。病弱美少女を。妖しいナースを。

 第三者の視点から、私の視点から、病弱美少女の視点から、妖しいナースの視点から。次々に視点が入れ替わり、同時に視界が展開される。

 自分以外の感覚が流入し、自分の感覚が共有され、そして吸い上げられる。

 

 

 破瓜の証のついた肉棒で、何度精を放っただろうか。それを受け止める病弱美少女は、歓びに浸って声を上げ続ける。

 体力の少なさなんて感じさせず、お互いに無尽蔵の体力で交わり、絶頂し続ける。

 それを、何かの演劇でも見ているかのように、妖しいナースは頬杖をついて眺めていた。

 

 吸い取られる。入ってくる。ぽっかりと開いていた穴が埋められる。流れ出るソウルが止まり、器の中にソウルが満ちていく。

 器の中で混ぜ合わされ、カクテルが出来上がっていく。熟成され、シェイクされ、溶け合っていく。

 ソウルだけではない。私と病弱美少女の体も、ドロドロに溶けて、気が付けばグラスの中で透き通った液体になっていた。その中に一つ、白い固形物が浮いている。…それが、ソウルを含めた私と病弱美少女の塊だと、何故か分かった。

 

 グラスに妖しい美貌が映り、唇の端が吊り上がる。

 いつの間にかナース服を脱ぎ捨てていた妖しい女は、黒く胸元が開いたボディスーツ、紫のタイツを纏い、大きな蝙蝠の翼を持つ「何か」に変わっていた。

 一口だけカクテルとなった私達を啜り。

 

 

「いいわ…求めていたものはコレよ。でも、まだまだ甘い。もっと深く熟成させないと。そうして………そう、そこに至った貴方を飲み干せば、私は『本物』のモリガンになる…! 見守ってあげるわ。だから、もっと先に進みなさい」

 

 

 

 …言葉にしているのに、理解できない「何か」を囁かれ、私達の意識は暗闇に堕ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふと目を開けると、病院の個室だった。目の前では、病弱美少女が呑気な寝顔を晒してくぅくぅ寝息を立てている。

 

 …あれ、私達はどうしてこんなところで寝ているんだ?

 病弱美少女の案内で、病院の敷地内に建つラブホテルっぽい所を目指していたハズ…。

 

 しかも、何だか体が重い…ような、スッキリしたような? 

 この感じは…そうだ、しこたま精液を搾り取られて、腹上死の2~3歩手前まで消耗しながらもピンチを切り抜けた時に似ている…ような気がする。

 

 ひょっとして、これはアレか? また病院の妙な罠に引っかかって、意識がない間に搾り取られたのか? しかし、これだけしんどくなる程ヤられれば、流石に目を覚ますだろうに。

 薬によって眠らされていたんだろうか。睡眠薬の致死量って、意外と少ないんだぞ…。

 不死が死んだって、放っておいても復活するだけだが、病弱美少女にこんなもの飲ませて……あ。

 

 

 おい、しっかりしろ! 大丈夫か!?

 

 

 

「……ん? ん……なに…?」

 

 

 

 …よかった、意外とあっさりと目が覚めた。永眠したかと思ったぞ…。いや不死にとって一番縁の遠い言葉ではあるが。

 目を覚ました病弱美少女に聞いてみたところ、彼女もこんな所で眠っている理由はわかっていなかった。

 

 体調はというと、これまた彼女も随分スッキリしたようだ。昼寝の効果とでも言うのか、虚脱感など全く無く、むしろ何時になく体が軽く、物凄く満ち足りている感じるするとか。

 …本当に、何があったんだろうか? なんだか妙な夢を見たような気がしなくもないが…。

 

 

「ボクも、寝る前に誰かに会ったような…その人に言われて部屋に入ったけど、そこってこの部屋じゃなかったよね。個室じゃなくて共同部屋だったし」

 

 

 そう言われると、そんな事があったような気がしてくる。私も、なんだか緑色の髪の妖しいナースに会った気がしてきた。

 

 

「緑色の髪…病院には何人か居るけど、会ったら覚えてると思うんだけどなぁ…。新しい人…は無いか。先生が、人手不足なのに全然人が入ってこないってボヤいてたから」

 

 

 世知辛い…。しかし、そうなると本当に何が起こったのかわからないな。

 次に誰かに会ったら聞いてみるとして、ここで寝転がっていても仕方ない。案内の続きを頼めるだろうか? それとも、やはり一度誰かに診察してもらった方がいいだろうか。

 

 

「大丈夫だよ、多分。何だか知らないけど、生まれて初めてって言えるくらいに体が軽いし。診察するとなったら、嫌でも大人しくしないといけないからね。もうちょっと歩きたいよ」

 

 

 そうか。…まぁ…大丈夫だろう。

 病院は広すぎる程広いが、人はそこそこ居るから、ちょっと叫ぶなり探すなりすれば、何かあった時の助けを呼ぶ事はできるだろう。

 

 …人が足りないって美女医が言ってたらしいが、こんなマンモス病院の隅々まで人を配置しようとすれば、そりゃ足りなくもなる。経営状態というか、運営方法を考え直す必要があると、素人目にもわかるな。

 まぁ、その辺は…そうだな、近所の商店街とかで、バイト募集の告知でも出してみれいいのではないだろうか。

 この病院の特徴を知り、私が居るとなれば、愛人達の中から何人か応募してくる者も居るかもしれない。…そんな目的で医療現場に入り込まれても迷惑だろうが、それを言い出したら医療現場で医者看護婦患者総がかりで乱交セックスしてるんじゃないって話だ。

 

 

 

 体が軽い、と言った病弱美少女を信じ、自分の楽観的な判断で道を進み始めたのだが………正直言って、順調に進んだとはとても言えない。

 何かトラブルがあった訳ではないのだ。出会った通りがかりのナース達が病弱美少女と話をしている間に、背後から影からロッカーの中から部屋から音もなく襲い掛かられ、病弱美少女に気づかれないようグチョグチョネチャネチャパコパコビュルビュルする事、数える気にもならず。

 やたら入り組んだ構造と、人目を避けられる物陰で、何度も搾り取られ、襲ってきた者達を何だかんだで返り討ち…というか腰砕けにする事十数度。

 

 それとほぼ同じ回数…いや、若干少ない程度か。それくらいの回数を、私と病弱美少女は寝覚めを迎えた。

 ふと気が付けば眠っているのだ。目を覚ましたのは病室の時もあれば、階段の踊り場で座り込んで眠っていた事もある。

 何かの病気ではないかと思い、出会ったナースに相談してみたところ、確かにそういう病気はあるらしい。突然眠り込んでしまったり、眠ったら長時間目を覚まさなかったり。

 しかし、突然それが発病するという事はあまり考えられないらしい。しかも、私と病弱美少女が同時にである。確率的には、極めて低いと言わざるを得ない。

 

 

 そもそも、私達が眠り込む場面を、誰一人見ていないのもおかしな話だ。階段の踊り場のような場所ならまだしも、病室…共同病室で目を覚ました時に確かめてみたのだが、ふと気が付けば私と病弱美少女が、ベッドの上で眠っていたのだとか。

 それを教えてくれた患者さんの口元に、私のものと思われる縮れ毛があったのは…まぁいいとして。

 まるで、誰かが私達の眠り込むところを隠しているようにも思えてくる。

 

 ついでに言えば、何度か目覚めを迎える内に、毎回同じような夢を見ている事に気づきつつあった。目を覚ました瞬間に夢は記憶から消えていくが、何度も何度も同じような夢を見続ければ、多少なりとも記憶に残ってくる。

 …そして恐らくではあるが、病弱美少女も同じ夢を見ているらしい。あっけらかんとした、小ざっぱりした態度が、徐々に変わりつつある。

 

 ……まぁ、そりゃ、ね。毎回毎回、精根尽き果てるほどヌップヌップする夢ばっか見てればね。年頃の少女には、刺激が強すぎるでしょうよ。

 本当に、いつからいつが夢なのか判別がつかないが、連れ立って歩く私達は、ふとした切欠でおっぱじめるのだ。

 いや、切欠すらなく、歩いている時に何の脈絡もなく絡み合い始める。

 

 空いた病室を見つければそこのベッドで、廊下を歩いていれば窓に病弱美少女の体を押し付けて、トイレに行けば個室の中で、中庭に辿り着いた時には茂みの中で…全裸四つん這い散歩をしていたナースさんをバター犬代わりに使いつつ、夢の中で力尽きるまでセックスする。夢の中でなければ、確実に二人まとめて篝火行になるくらいの勢いでセックスを繰り返す。

 

 ついでに言っておくと、セックスするのはあくまで夢の中のみである。現実ではやっていない。…ハズだ。最後の一回だけは断言できないが、今のところ全て夢の中の出来事だと思う。

 何故わかるかというと、夢に入り込んで挿入する度に、病弱美少女の純潔の証が戻っているからだ。もう、何度彼女の処女を奪った事か。

 

 病弱美少女の体にも、すっかり詳しくなってしまった。もしも現実で彼女を抱く事があれば、体力の少なさも相まって、確実に腹下死に至るだろう。

 初めてでイキ殺されるという、夢の中での体験がなければトラウマになってもおかしくない状態になりかねない。

 

 つい先ほども、通りがかりの休憩中ナースと協力して、中庭の一角で病弱美少女を犯したばかり。目を覚ませば、そのナースが「お昼寝中? 気持ちよさそうでいいわね」と爽やかな笑みを向けてくれた。

 …まさか、夢の中で患者を襲う役として登場していたとは、文字通り夢にも思うまい。 

 

 

 

 

 

 

 さて、休憩に丁度いい場所に出た事だし、いい加減この問題について考えなければなるまい。

 別に夢の中で彼女とイタすのは構わない。病弱美少女がどう考えているのか不安はあるが、今までのMODの効果を考えれば、そう悪い印象は持たれていないと思う。風俗商店街に居た、ネコミミフードのような例外はともかくとして。

 

 ただ、こうも頻繁に眠りに落ちると動きにくい事この上ないし、純粋に何が起きているのかわからない。何者かの悪意(性欲)溢れる陰謀だとしたら、いつ篝火行にされるか分かったものではない。

 せめて原因の解明だけはしておきたいと思う。

 

 通りかかった………えーと、ナースさんじゃなくて、シスター? シスター看護婦? さんに相談してみる。

 というか、シスター看護婦って何だろうか? シスターと看護婦さんを合体させた何かなのか? 

 …新人看護婦の教育役? 

 それに加えて……ああ、成程。病院だものね…亡くなる方が多いのは、避けられない宿命だ。そりゃ葬儀、あるいは見送りの為の人員が居てもおかしくない。

 ここは産婦人科もあるらしいので、出産から墓場まで、一通りの人材が揃っている事になるな。一番多いのは、思春期の悩みを煽るエロい人材と、それを解決するエロい人材だが。

 

 このシスター看護婦もシスター看護婦で、なんだかエロスを掻き立てる人材である。

 役職的な妄想が止まらないのもあるし、青く地味なシスター服に反し、中身は相当なナイスバディと見た。胸元のロザリオが、でっぱいを強調しているように見える。

 ………手足が白い毛に覆われているのが気になるが。というか、手に爪と肉球が…?

 

 

 改めて、私と病弱美少女は、少々恥ずかしいながらも事実確認をして状況を共有し、それをシスター看護婦に話してみると、何やら納得したように大きく頷いた。

 

 

 

「なるほど…心当たりはあるわ」

 

 

 語尾普通なんだ。まぁいいけど、これは一体どんな病気なんで?

 そう聞くと、『病気じゃないんだけど』と前置きして、なんだか物凄く嫌そうな顔をした。それはもう、フードから見える口元だけで、すっごい嫌がってるのがわかるくらいに。

 

 やはりと言うべきか、これは人為的な現象らしい。それを起こしていると思われる相手の情報を聞いたが…うーん、会ったかな…。

 蝙蝠の羽を頭と背中から生やしたサキュバス。

 

 

 

 

 

 サキュバス、サキュバスか。

 

 

 うむ、ついに出てきたなサキュバス。このMODの作り手の趣向からして、絶対に出てくると思ってはいたが、サキュバス。遅かったじゃないか……手を貸そう。いや手でもいいんだけど、やっぱり口とか下の入り口とかをだね。ちがう、それは借りる方なので、私からはちんこを貸せばいいのか。

 それはともかくとして、いきなり病院でサキュバスってなぁ…。

 

 

「そう? 結構マッチしてると思うけど。怪談って言ったら、病院・学校・墓場でしょ」

 

 

 む、確かに。

 

 

「実際私もここに居るから、あんまり反論できないけど…。とにかく、多分そいつの仕業よ。どこかで会わなかった?」

 

「う~ん、会ったような会わなかったような…」

 

「…会っていたとしても、夢の中の話だと思い込まされれば、記憶には残らないからねぇ…。そっちは完全にあいつの領分だし。でも、何が目的なのか…」

 

 

 ? サキュバスなんだから、私を食うのが目的……じゃ、ないか。それなら私を直接襲えばいいだけなのに、どうして病弱美少女と私を何度も夢で交わらせてるんだ?

 …いや病弱美少女、そんな顔をするな。事が事だけに、こういう表現にならざるを得ない。

 

 

「デリカシーの問題はそっちで解決してもらうとして、とにかくあいつは享楽的というか、とにかく自分が楽しむ事しか考えてないから…。昔、どれだけあいつに振り回されたか…!」

 

 

 シスター看護婦シスター看護婦、しっぽしっぽ。イライラしてるからって振り回さない。

 ふむ、そのような人物像であれば、単純に考えて……自分で襲うよりも、そっちの方が楽しめると判断した、とか?

 

 

「うん、それが正解だと思う」

 

「でもさ、その人ってサキュバスなんでしょ? 人間で言えばそれって、目の前でご飯が他の人にどんどん食べられていってるって事じゃない? ボク達にとって、『そういう事』はご飯ですら無いから、むしろ食事がどんどん捨てられているのを見る事になって…それって楽しい?」

 

 

 そりゃ、いっぱい食べる君が好き、なんて言葉もあるし、人に美味いもの食わせてリアクションや感想を楽しむ人もいるが…。

 確かに、ご飯を無駄にするのはなぁ。

 

 

「どっちも、あいつはそういう気質じゃないニャー。もっとこう……愉悦部? 的な? あるいは、愉悦っぽく振舞ってたら、いきなりそれを放り出して乱入する的な?」

 

 

 オーケイ、限りなくろくでもない性格だというのは理解した。

 そいつが、私か、或いは病弱美少女に目を付けたと…。

 

 

「…そうね。あいつの好きにさせておくと、どうなってもろくな事にならないし…ちょっと手伝ってあげる。シスターとしてはちょっと問題あるけど、それで吠え面かかせられるならいい取引ね」

 

 

 よくわからんけど、ええんか?

 

 

「ええんよ。ママだってきっと許してくれるわ。……そろそろ『時期』だし」

 

 

 シスター看護婦の目が、ねっとりと粘度を帯びたものに変化する。

 ああはいはい、そういう事ね。横から獲物を掻っ攫ってやろうと。それで犯人が出てくればよし、そうでなくても…多分発情期なんだろうね。損にはならないと。

 

 

 すまん病弱美少女、そういう訳だから、ちょっと行ってくる。

 狙いの本命は、私じゃなくて君という可能性もあるが…。

 

 

「…いいよ、行ってきなよ。確かに、ボクもこのままなのは困るしさ」

 

 

 面白くなさそうな病弱美少女だが、だからと言って辞める訳にもいかない。実際、このままだといつ夢に取り込まれて戻ってこれなくなるか、わかったものではない。

 病弱美少女にも護衛をつけるべきだと思うが、相手が相手、襲い方が襲い方だから、何もできやしない。

 なるべく早く済ませ、彼女の元へ戻ろうと思った。

 

 

 

 

 思ったけど、なるべく早く終わらせられたかは別の話である。ザラザラの猫舌でのフェラとか、毛並みとか、おっぱい的な意味での肉球と掌的な意味での肉球による4球パイズリとか堪能してたら、つい…。

 あと、痛いのが大好きな、背徳シスターだった。猫の雌は痛みがないと受精しないと聞くが、大変じゃのぉ…。満足するまで尻をひっぱたき、おっぱいをビンタし、奥の奥までねじ込んで…。

 痛みというか、腹下死はさせたから、満足はしてると思う。妊娠はしているか確証がない。

 

 

 しかし、結局首謀者と思われるサキュバスは出て来ず、病弱美少女にも何のアクションもなかったそうだ。

 獲物が横取りされようとしていたら必ず顔を出す、とシスター看護婦は言っていたが……うーむ、どういう事だろう?

 想定していた相手ではなかったのか、それともこれでは横取り認定されなかったのか。謎は深まる。

 

 

 

 さて、問題解決はしなかったものの、協力者を腹下死させてしまったのだし、ここに居ても仕方ない。仕方なくしてしまったのは私だが。

 病弱美少女の視線から逃れるように、出発を提案した。ちゃんと付き合ってくれるあたり、マジ天使。

 

 

 目的地のホテルまで、あと少し…らしい。建物の構造が訳が分からない事になっているので、何とも言えない。

 進む間に、またしても…2回、先程と同じいつの間にか眠っている現象が発生した。夢の中で、病弱美少女が今までよりも積極的だったような気がする。

 

 

 …そして一つ、夢だと思って受けてしまった面倒事が一件。いや面倒事といっても既に片付いたし、いつも通りにビュルビュルと白いのを出すだけだったんだが…病弱美少女の目の前で、ヒィヒィ言わせられちゃったんだよなぁ…。

 それこそ、一度篝火行になるくらい。戻ってくるのが滅茶苦茶キツかった。全く違うルートに迷い込んで、何度搾り取られた事か。

 少なく見積もっても、この病院に居る患者・ナースの半分以上と関係を持ったと思う。そしてその9割以上が、あっちからの逆レだ。残りの1割? …和が半分、強が半分かな…強は結果的に和になったけど。

 

 迎えに来てくれた病弱美少女に合流できなければ、あと何度篝火行になった事か。

 

 

 とりあえず、私を篝火行にしてくれた女医はお仕置きしたが、純粋に医療目的だったらしい。

 医療目的というか、私の精子のサンプルが必要だったとか。通路を歩いている時に何度か襲われた、双子×2も彼女の依頼で精液を摂取していたらしい。

 好きなモノは患者の笑顔、嫌いなモノは治せない病気と言い切り、豊満な体を紫がかった衣服と白衣で包んだ、金髪の彼女。

 

 彼女は夢だと思って油断していた私を、容赦なく拘束具に括り付け、オナホをはじめとした色々な機材で私を搾り取りにかかった。本人は、拘束具を含めた道具は医療器具だと言っていたが、絶対嘘だ。

 というか、一体何だあのオナホ。自分で勝手に動いてるんじゃないかと思うくらい気持ちよかった。

 

 

 というか、実際自分で動いていたようだ。どーゆー仕組みなのかよくわからないが、私の射精を受けたオナホは、勝手に私のモノから抜けて、ヒルを思わせるような動きで何処かに移動していく。代わりに、ローション塗れになった新しいオナホが私のモノに食いついてくる。

 それぞれ少しずつ動きや構造が違い、私に合う合わないはあったものの、どれも男を喜ばせる為に作れたものだった。搾り取る事ではなく、喜ばせる事で、自分から精を吐き出すよう仕向けるものだった。

 もしも私が、生身の女体を交わる事の喜びを知らない童貞であったなら、私の一生はオナホに精を吐き出すだけで終わってしまっていたかもしれない。

 

 

 篝火から戻り、病弱美少女と一緒に戻ってきて、警戒しながらこっそり覗いてみた(病弱美少女に、「実は期待してない?」的な疑惑の視線を送られたが)が、幸いにして彼女は既に調薬の準備に入っており、私を誘う事はなかった。

 一方的に搾り取られて篝火行にされたのは不満だったが、藪をつついて蛇を出す事はない。

 それに、本当に私の精を材料にして薬ができるというなら、それを邪魔する必要はない。…病弱美少女だって、体が治るかもしれないのだ。

 

 うん、そういう訳で放置して次に行こう。目的の研究所はすぐそこだ。

 

 

「まぁ、いいけどさ…………あれ? また知らない人がいる」

 

 

 知らない人? まさか、例のサキュバス?

 

 

「んー………そう言われても、おかしくないスタイルと雰囲気に見えるけど。でも、ちっとも見覚えないなぁ…」

 

 

 どれどれ…………いや、あの子は私の知り合いだな。何でここに居るのかはわからないけど。

 近場の商店街で樽に入っていた、呪術師の彼女。今は、祭祀場で私の嫁として暮らしているハズだが。

 

 

「え、結婚してたの!? それにしては色々とモゴモゴ…」

 

 

 結婚といっても、式もあげてないし籍も入れてない。こんなご時世だからな…。

 押しかけてきたけど拒みはしなかったし。

 

 

「ああ、そういう…言っちゃなんだけど、自称って事ね。でも、祭祀場に居る人が、なんで病院に? …あ、こっち来た」

 

「…ここに居たのね…探したわ」

 

 

 む、帰りもせずに、寂しい思いをさせてしまったかな。すまぬすまぬ。

 …ところで、どうやってここに来たんだ? 私は祭祀場から、君と出会った商店街を抜けて、病院の中をさまよい歩きながらここに来たんだけど。

 

 

「…祭祀場から、ここまでくる近道があるわ。病院の敷地に入っても、建物の外を通ればいいだけだし」

 

 

 

 ……え、それアリか…ありなのか…。近道があるのは別ルートがあると納得するけど、外を通るのはアリなのか…。ゲーム的に言えば、見えない壁を乗り越えてるぞそれ…。

 ……すごく余計な苦労をした気がするけど、楽しくて気持ちいい事もいっぱいあったので問題ない。そういう事にする。

 

 

 ところで、結局ここに何をしに? 私に会いに来たようだけど。

 

 

「ええ…。だけど、その前に…」

 

 

 

 呪術師の彼女は、私と病弱美少女を険しい目で見比べた。明らかに呪殺しようとしている、ヤンデレ入った目付きで睨まれ、病弱美少女がちょっと怯む。

 …この子は悪い子ではないぞ?

 

 

「知らないわ…。私の運命の人と…その子に、誰がこんなおまじないをかけたの…」

 

「お、おまじない? そんなの知らない………あ、ひょっとして」

 

 

 …さっきのシスター看護婦が言ってた、サキュバスの術か?

 

 

「不愉快よ……この呪い、断ち切ってあげるわ…」

 

「やってくれるなら嬉しいけど、大丈夫なの? 呪いを切ったら、サキュバスが出てきて襲ってきたりしない?」

 

「大丈夫…私の運命の人に、手は出させない…」

 

 

 …戦力的に大丈夫かって聞きたいんだけど。さっきのシスター看護婦の口ぶりだと、相当強力なサキュバスっぽいが。

 とはいえ、このままにしておく事もできない。呪いを切ってもらうしかないだろう。

 

 

 一応身構えるだけ身構えて、周囲を警戒しながら解呪を頼む。

 

 

 

 

 

「…こんなものかしら」

 

「………何も起こらないね? 疑う訳じゃないけど」

 

「思っていた以上に、強力な術だったわ…。倍返ししようとしたけど、無効化するので精一杯…」

 

 

 それでも十分すぎるくらいだよ。…でも、何のリアクションもないのは気になるな…。ひょっとして、解呪されるのは想定内とか?

 どっちにしろ、サキュバスが何の反応もしないのは理解できない。

 

 何もないのであれば、もう今後も警戒するしかないが……一番面倒なパターンだな。

 

 

 ところで話は変わるけど、本当になぜここに? 私に会いに来たのか?

 

 

「勿論…と言いたいけど、これは本当に偶然……だからこそ運命…ここには、人を探しに来たの…。すごいお呪いを使える人がいるから…」

 

「お呪い? 病院で? 確かにサキュバスみたいなのは居たみたいだけど」

 

 

「そういうのじゃなくて…………」

 

 

 呪術師の彼女は、私の耳に口を近づけ、囁いてきた。相変わらず唇と声がエロい。

 

 

「母乳が出るようになるお呪い…。不死は『まだ』子供を作る事ができないから」

 

 

 このスタイルから母乳が出るようになるとか、涎がズバァー不可避だけど、何故母乳? 赤ちゃんだっていないのに。

 

 

「ふふふ…お呪いで…あなたを赤ちゃんにするの…。疲れてるみたいだから…おっぱい飲ませながら、甘えさせてあげるわ…」

 

 

 

 …授乳手コキか…! 彼女にされるとか、想像しただけでフル勃起不可避やん…!

 しかし、その呪い師がここに居るのか?

 

 …それ、お呪いとかじゃなくて、単なる投薬調薬じゃね…? 古くから、魔術呪術と薬は切っても切れない関係だとは聞いているが…。

 

 

「あ、その人多分知ってるよ。どんな薬でも作れる天才薬剤師って噂。一度、遠目に見た事あったなぁ。銀髪で…赤と青の、珍しい服着てた」

 

「その人はどこ!?」

 

「多分だけど、近くに専用の部屋があると思うよ。ボクはあんまり好きじゃない、あの建物の人と何だか難しい研究してるらしいから」

 

 

 病弱美少女が指さした先にあるのは、当然ラブホにしか見えない、私の目的地。

 暫し、呪術師の彼女はそれを見て考え込む。

 

 

 

「…避妊か、精力剤のお呪いの研究でもしているのかしら」

 

 

 

 まぁ、そうなるな…。外観のデザインはともかくとして、それっぽいのが居てもおかしくはないな。

 常識的に考えて、病院のド真ん中にラブホテルが突っ立ってる筈がない。MDO製作者が何も考えずに突っ込んだのならアレコレ言っても仕方ないが、いくら何でも違和感がありすぎる。

 だから、恐らくあそこは…ゲーム的に考えて、別のステージというか区画なんだろう。大きなステージの中にある、特別区画、或いは何処かへの通路。

 そこに特別なNPCが居ても、全くおかしくはない。ボス戦用のお助けキャラか、アイテム補給ポイントとかね。

 

 じゃあ、一緒に行く?

 

 

「行く♪ ……行きたい、けど…」

 

 

 およ? 最初の妙に弾んだ声(ただし無表情)での返答の後に、言いよどむ呪術師の彼女。

 妙だな。いつもの彼女なら、万難を排してでもついて来ると思うんだが。

 

 

「少し、やっておかないといけない事があるわ。先に行って、待っていてくれる…?」

 

 

 君も、授乳赤ちゃんプレイも全裸正座でお待ちしております。

 

 

「そう…ありがとう。きっと、あなたの役に立ってみせるから…」

 

 

 目の前でポーズとってくれるだけでも、充分に幸せで役に立ってるんですがそれは……って、行っちゃったよ。

 何だったんだろうな。

 

 

「さーね。なんでもいいから、さっさと行こうよ」

 

 

 …あれ、なんか病弱美少女が冷たい…。

 どうしたんだろうと首を傾げながら、病弱美少女の後をついていく。何とかしてご機嫌を取りたいが、セックスが絡まないと私のコミュ力は非常に低い。何と声をかけたものか。

 

 ともあれ、目的地であるラブホっぽい建物はもうすぐそこだ。やろうと思えば、窓を乗り越えて一直線に進む事もできる。…やらないけど。ゲーム的に言えばアレだ、見えない壁的なヤツだ。そのくらいの段差普通に乗り越えられるだろうと思っても、口にしてはいけない感じだ。

 病弱美少女の誘導に従って進み、病室に足を踏み入れた。

 

 …? 行き止まり? その部屋は入り口が一つあるだけで、後は使われていないベッドと小さな窓があるだけの部屋。極めて一般的な病室と言える。

 いやそれが普通なんだけど。病室が通り道になってて、そこを通らないと何処かに行けないって設計自体がおかしいと思うんだけど。

 

 この部屋には誰も居らず、清潔なベッドが並んでいるだけ。……ひょっとして、道を間違えたのかな? これだけ入り組んでいれば、それも無理はない。

 そんな事を考えている間に、病弱美少女はベッドの上に乗り、私を引っ張った。美少女がそんな真似をするのであれば、それが意味するところは一つだけだ。顔を赤らめているなら、猶更。

 

 ああ、なんだ、またあの淫魔が見せている夢か。

 呪術師の彼女では、術が祓い切れなかったのだろうか? まぁ、今のところ実害がある訳でもないし、夢なのだから別に問題ないだろう。病弱美少女も、そう嫌がっている訳ではなさそうだし。

 

 何度も見た夢と同じように、病弱美少女に圧し掛かる。

 本人のアクティブさとは裏腹に、彼女の体はひどくか細く、華奢だった。下手に触れれば壊れてしまいそうな気がする程に。

 それは保護欲と共に、サディスティックな欲望を煽るか弱さだった。

 

 …どうせ夢なのだ。少々激しくしても構わないだろう。

 今までの夢とは違い、ちょっとばかり乱暴に扱う。抵抗する力の無い病人を襲っているようで、背徳感が湧いてくる。それ故か、今までの夢とは違った手応えがあった。

 

 病弱美少女を組み伏せ、処女を突き破る。何度目の破瓜になろうだろうか。

 これまでの夢の繰り返しの結果か、処女を失うと同時にヨガり始める病弱美少女を、容赦なく責め立てていく。それはもう、こんなに脆いのならば、いっそ私の手で壊してやろうとばかりに。…仮に壊したとしても、彼女も不死だから、その内復活するが。

 

 

 

 

 

 3度…いや、4度彼女の中に注いだ頃だろうか。更に、ぶっかけを2回行って、彼女の体は白濁塗れ。

 さっきから何かおかしいとは思っていたのだが、とうとうそれを誤魔化しきれなくなった。

 だるい。しんどい。精液を搾り取られまくったかのように消耗している。

 

 

 

 

 これ、夢じゃないやん…。

 

 

 

 血の気が引きました。

 目の前には、息も絶え絶え、それこそ腹下死寸前の状態で横たわっている、病弱美少女。

 そりゃそうだ、元々体力が無いのに加え、夢ではなく現実の初体験で手荒に扱われ、消耗しない筈がない。

 

 ……発作とか、大丈夫なのか? だ、誰か助けを……ダメだ、この辺に人居ない! さっきのシスターナースは!? 呪術師の彼女どこ行った!?

 へへへへへへるーーーーーーぷ!

 

 こ、こうなれば私が自害して篝火に戻り、美女医とかに助けを求めるか…。

 

 

 

「…騒がしいわね。何事?」

 

 

 おお! 都合よく人が来てくれた! 病弱美少女が死にかけているんだ、頼む助けてくださいませ!

 

 

「………強姦?」

 

 

 何故か持っていた弓を向けられた。そうされても文句を言えない構図ではあると思う。診察するにしても、私を排除してからだ。

 いやもう強姦魔認定でも私を射殺してでもいいから、彼女を助けてください!

 

 

「………ああ、そういう事。あなた達、厄介なものに見込まれたようね。まぁいいわ。退いていなさい」

 

 

 ナース…じゃないな、女医? 美女医と同じような雰囲気を感じる…少なくとも、お偉いさんなのは間違いないようだ。

 体液に塗れている病弱美少女を、嫌な顔一つせずに診察していく。手際もいい。表情は冷静極まりない。

 

 …むぅ、クールビューティを通り越して、寒気すら感じる冷静さ、冷徹さだ。

 1分ほど診察し、彼女は肩をすくめた。

 

 …ど、どうですか? 王大人死亡確認は勘弁してほしい。…あれ、それ言われた方が生存フラグ立つんじゃね? でも本当に死んでも蘇るから、不死の私達には大したダメージは無いよな。

 

 

「どうもこうも、何かする必要すら無いわ。彼女は疲労しているけど、健康そのものよ。…この子にしては有り得ないくらいに」

 

 

 そ、そうか…よかった…。夢と間違えて行為に及んで、そのままヤリ殺してしまったとか後悔なんてレベルじゃないよ。

 

 

「…大方、さっきまでかけられていた術が続いているんだと思ったんでしょうけど…しっかり解呪されてるわよ」

 

 

 む、むぅ…疑って申し訳ない、呪術師の彼女…。しかし、よく分かりましたね。

 

 

「大体の事は、見れば分かるわ。…そう。あなたが、あの精液の主ね。研究に使わせてもらっているわ」

 

 

 精液の主って妙な立場だけど、他に言いようがないな。

 しかし研究に使うって、ひょっとして道中で何度も絞られたのは…。

 

 

「私が命じたわ」

 

 

 …マジか。できれば、貴方に直接お相手してほしかった…。

 

 

「嫌よ、私も忙しいもの」

 

 

 あっさり断れたが、本当に忙しい以上の理由はないようだ。ナンパや体を求められる事に対する忌避感が、まるで感じられない。

 何と言うか……人間的な情動が、殆ど感じられない人だ。

 悪口を言うつもりではないが、常人離れしていて、まるでロボットのような印象すら感じる。

 

 美女医とは違う怜悧さを持った表情。赤と青の珍しい……ナース服なんだろうか? 造形は近い。少なくともナースキャップは被っている。

 月光を束ねたのかと思うような銀髪を三つ編みにして流しており、これがまたよく似あっている。

 表情は……微笑み…だと思う。どこか貼り付けたような、取り繕ったかのようなアルカイックスマイルは、穏やかな印象を与えると共に、その裏に『何か』があるのではないかと勘繰らずにはいられない。

 

 …そんな彼女が、何故病院内で弓矢なんぞ持っていたのかは謎である。

 

 

 …?? あ、そう言えば、さっき病弱美少女が言っていた容姿と同じ…。ひょっとして、どんな薬でも作れると評判の天才薬剤師?

 

 

「自分でそう名乗った事はないわ。私にだって、作れない薬もあるもの。…だから研究してるんだけど」

 

 

 …つかぬ事を伺いますが、母乳が出るようになる薬はありますか? いや私が使うんじゃないんです、雄っぱいから出したいんじゃないのです。私の知人が欲しがっていて、それを買いにここまで来たらしく。

 

 

「作れるけど、材料を揃えるところから始めないといけないわね。本人の体質の確認もあるから、貴方に渡す事はできないわよ」

 

 

 さいで…。でしたら、私の精液を研究用に提供するので、呪術師の彼女にその薬を渡すと言うのは?

 

 

「構わないわ。貴方の精液の効果は、私にとっても興味深い…。私が作りたい薬の手掛かりになるかもしれない物。取引としては上々ね」

 

 

 

 

 

 って、何の話をしてるんだ私! 病弱美少女が優先だろう!

 

 

「慌てないの。さっきも言ったけど、疲れているだけよ。一体何がどうしてこうなったのか…。この子の病気の事は、私も知っているわ。ソウルが流れ出していく奇病…。それが完全に止まっているわ。それだけじゃない。枯渇しかかっていたソウルが、充分に満たされている。………そう、そういう事…。となるとあの淫魔の目的は……もしそれを利用できれば…?」

 

 

 何やら勝手に納得しておられるが、とりあえず病弱美少女は大丈夫らしい。

 とりあえず、目を覚ましたら謝らねばなるまい。抱いておいて謝ると言うのもなんだが、夢だと思って気軽にやってしまった事、乱暴にした事などは弁解の余地もないもの。

 

 暫く、ここで彼女の目覚めを待っていたいのだけど…。

 

 

「悪いけど、この子は少し詳しく検査しないといけなくなったわ。病状が悪化したのではなく良くなっているのだとしても、原因の追究は必要よ。でないと、いつか突然元に戻ってしまうかもしれない」

 

 

 アッハイ、邪魔だから出ていけって事ですね。

 なんかヤリ捨てして逃げるみたいな気持ちになりますが、よろしくお願いします。…帰りに立ち寄るつもりだって、起きたら伝えてください。

 

 

「覚えておくわ。………ああ、ちょっと待ちなさい」

 

 

 はい?

 

 

「さっきも言ったけど、私はある薬を研究しているの。あなたの精液は、そのヒントになるかもしれない。協力してくれて、成果が出るようであれば、さっきの話は考えてあげる」

 

 

 さっきの話……え、お相手してくれると言う事ですか?

 

 

「ええ。貴方の協力で目的を達成できたのであれば、お礼に体を差し出してもいいくらいには感謝しているでしょうしね。そういう訳だから、今後も病院に時々来てちょうだい。この子も喜ぶでしょう」

 

 

 手早く病弱美少女の体を拭きながら、天才薬剤師は事も無げに言う。うーん、抱かれるくらいどうという事ではないのか、それとも本当にそれだけ重要な目的があるのか。

 彼女はチラリと私と、私の向こうに見えるラブホテル風の建物に目を向ける。

 

 

 

「…最後に忠告してあげる。あの建物の中には、私の知人がいるの。ある目的の為、ずっと研究を続けているわ。………私達の言う『ずっと』が、いつの事を言っているのか、私達にも分からないけどね。…貴方なら分かるかしら?」

 

 

 いやそんな意味深な事言われても。

 

 

「あなたが何を求めてこの土地へやってきたのか、大体の想像はつくわ。…半分以上、流されているだけだという事を含めてね。それはあの建物の中にある」

 

 

 ………そう言えば、そんな目的もあったような…。目的と言うか、試練? エッチな試練だといいなぁ。

 

 

「要は、私の知人を通さないと、そこに行けないと言っているんだけど……まぁいいわ。とにかく、彼女は普通じゃない。狂気の領分に踏み込んで久しい。恐らく、何かしらの対価を求められる事になると思うけど……気をつける事ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 意味深な事を言われて送り出されました。むぅ、試練を突破しなければならないのをすっかり忘れていたな。と言うか、ここに来るまでそんな事考えてなかったもの。

 …不萎教区で受けた試練の事を忘れていた訳じゃない。『孕ませる力』を求めているのは今でも同じだ。

 

 うぅむ…今更怖気づく気はないんだが、何だか脅かされちゃったなぁ…。意味も無くあんな事を言うとは思わないから、間違いなく『何か』があるんだろう。

 ゲーム的に言えば……序盤最後の山場とか、中盤最初の厄介なボス?

 

 ふむ……ここは一つ、気合いを入れていかねばなりませんな。何かこう、景気づけになるような物でもあればいいんだけど。

 

 

 

 

「あっ…」

 

 

 む? …おお、最初に出会った看護婦さん。美女医と一緒に、私を診察してくれた方ではないですか。

 その節はどうも。

 

 

「ご、ご健康そうで何よりです……?」

 

 

 つきましては、先日お世話になったお礼をですね。具体的には、あなたが助けを呼んだおかげで、美女医とヤッた直後に皆に囲まれて篝火行になってしまったので。

 お礼参りをしたいと思います! 

 

 さぁ、ボスステージに乗り込む前の景気づけになれぇぇ!

 

 

「あ、ちょ、駄目です、ああっ、女体実験されちゃうぅぅぅぅ!!!」

 

 

 

 存分に実験いたしましたとさ。よし、一発ヤッて勢いもついたし、ラブホテルに突撃だ!

 一発ヤッたらスッキリして、逆に戦闘能力(セックスバトル的な意味で)が落ちる?

 

 大丈夫だ! 私は脳だけでなく、体だってエロゲ仕様だからな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




異世界風俗街~病付村々病院


巨漢亡者(棍棒)…御堂江美子(淫内感染)
巨漢亡者(岩)…七瀬恋(夜勤病棟)
亡者…病院のあちこちで誘惑してきた人達。(淫内感染と夜勤病棟のヒロイン達)
蓑虫亡者…紺野木綿季(SAO)
触手…モリガン=アースランド(ヴァンパイアセイヴァー)
小羽虫…メディック(世界樹の迷宮2・4)
混沌の病み人…エリザ(天空のクラフトフリート)
混沌の犬…フェリシア(ヴァンパイアセイヴァー)
ヒル…オナホ
沼…拘束具
呪術師ラレンティウス(再登場)…サーリャ(ファイアーエムブレム)
イザリスのクラーナ…八意永琳(東方プロジェクト)


ちょっと解説+今後について。
配役に関してですが、猛毒吹き矢を放ってくる蓑虫亡者をユウキにしたのは、HPの低さ・脆さと、アレのおかげで何度も何度も足止めを喰らったからです。
作中では、夢に迷い込んで足止めを受ける事で、猛毒を受けて足止めされてしまうのを表現したつもりでした。

触手をモリガンにしたのは……なんつーか、あの触手が何だったのか、調べても全く分からなかったんで。だったらいっそ、今後に繋げる事もできそうで、ミステリアスなキャラにしてみようと考えました。

病み村奥の沼地に関しては、思うように動けないと言う事で拘束具。そしてそれと連携して襲ってくるヒルがオナホールに見えたので配役してみましたが、言われても分からないよなぁコレ…。



さて、他にもちっちゃいネタはありますが、それは置いといて…書いている間、どうにも違和感がありました。
最初は楽しんで書けていたのですが、どんどん違和感が強く拭えなくなり、何とか書き上げて読み返して、ようやく分かりました。

これ、ダークソウルのSSじゃないわ。
エロスソウルだろって意味じゃなくて、これを見ても誰もダークソウルを連想できないと思ったのです。
ここは病み村ステージだよ、と言っても、後から敵を誰にしたのか解説しないと、全く理解できないでしょう。
これでは、『ダークソウルのステージをエロゲにした』ではなく、『エロゲのステージをダークソウルにコジツケしている』SSでしかありません。

ですので、ここからは少々方針転換が必要だと考えています。
最下層も病み村も、ステージを一括で全く別の場所に変換したのが失敗でした。
病み村だって、まずゲーム通りの暗くて陰鬱な描写をして、それをMODで全く違う状態にしてこそ、そのギャップが際立つ。
あんなに厄介だった敵やギミックが、こんなエロいのに変えられるから、落差ができる。

と言う訳で、バカエロを続けるのには変わりありませんが、もうちょっと変化前の敵に殺されたりする描写を付けようと思いました。


ちなみに、執筆に当たり、参考にした同人ゲームがあります。
『淫魔の贄』というゲームです。
画像こそありませんが、描写や文章にかけては問答無用で白旗を上げ、弟子入りを願いたいくらいでした。
このゲームの最後の方のステージがエロトラップだらけで、四方八方から誘惑されるシチュエーションに「これだ!」と天啓を受けました。
…病み村のステージがあんなエロばっかだったら、悪すぎる視界も入り組んだ構造も、何とか許せるのになぁ…。
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