※この作品はR-18です。

私はフロム脳ではないッ! エロゲ脳だッッ!!   作:時守 暦

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クラーグの住処

 ラブなホテルっぽい建物の入り口からご機嫌よう、不死です。

 実際には研究所らしいので、ラボなホテルとでも言うべきだろうか? 何にせよ、ステキエッチな予感が一杯の場所だが、よくよく考えてみると一人でラブホに入るのは何だか虚しい気がする。美女医でも連れてくるべきだったか。いや、病院の人に適当に声をかければ、二つ返事でオッケーがもらえるような気もする。

 

 つい先ほどもナースを一人腹下死させ、勢い込んでこの建物に入ったんだが……5秒で反転して出てきてしまった。ヘタレってゆーな。それだけ予想外だったのだ。

 何あれ。いや本当に、何なのアレ。

 

 建物の中は、外観からは想像もつかない有様だった。無数の…なんてレベルではない。壁一面にビッシリと敷き詰められた、人がすっぽり入るくらいの大きな繭。

 ここは、何かの蟲の巣なのだろうか? 不潔がどうとかいう以前に、非常に不気味だった。

 下手に呼吸すると、それだけで妙な鱗粉とかを吸い込んでしまいそうだ。

 

 チープな外観とは言え、ちゃんとした建物の中がこんな事になっているとは…。これは一体、どういう事なのだろう。この中に、あの天才薬剤師の知人がいるのだろうか?

 仮に何かを研究するにしても、明かに不衛生なこの状況は相応しくないと思うのだけど。

 

 おっかなびっくり、足元の妙に柔らかい地面…地面も繭だった…を爪先立ちで進む。少し開けた場所に出ると……人が二人、倒れていた。

 骸骨と見紛うくらいに痩せ細り、性別も分からない二人の上には、何やら蟲の巣のような物が鎮座している。………寄生されている…のか?

 呆然としていると、突然一人がのたうち回り始めた。止めを刺す事も、巣を破壊する事もできず、呆然としていたら、蟲の巣から奇妙な……なんだろう、ムカデのような生き物が飛び出してきた。

 私に飛び掛かってくるのを、咄嗟に避けて、全力で建物の外まで逃げ出した。

 

 ようやく、私はこの状況が何なのか理解した。これは、MODが適応される前の、ダークソウル本来の姿なのだ。改めて見ると、なんとおぞましい…。

 

 この何かの巣から飛び出して振り返ると、そこには先程見た通りのラブホテルのような建物。恐る恐る中を覗いてみると…そちらは繭が積み重なった、ダークソウル本来の姿。

 ……MODが効いてないと言う事だろうか? もしそうだとしたら、私は一体どうすれば…。今更、本来のダークソウルをやれと言われれば、確実に心が折れる。これまで廻って来た場所に舞い戻り、自棄セックスに溺れる日々を過ごす事になるだろう。

 

 いや待て落ち着け、そうと決まった訳ではない。少なくとも、外側にMODは効果を発揮しているのだ。全く無意味という事はない筈。

 とりあえず、試してみよう。

 

 MOD、発動!

 

 

 

 

 ……良かった、効果はあったようだ。どうやら単純に、今までMODの適応範囲に含まれていなかっただけらしい。

 繭だらけだった壁床天井は綺麗なフローリングに変わり、真っ直ぐな道が伸びている。自動販売機もあった。

 

 …しかし、あまりいい雰囲気の場所ではないな…。少なくとも、ラブホテルではない。

 廊下の壁際にはいくつものよく分からないカプセルが陳列している。こう、研究施設とかでサンプルを入れて保存しておくような、ホムンクルスとか作っていそうなカプセルだ。

 殆どのカプセルは中身が入っていないが、何となく不気味だ。ここも病院の一部なのだと思うと猶更。人体実験でもしているんだろうか?

 

 

 

 

 

 それにしても、MODは相変わらず効果範囲と効果が今一つよく分からない…………うん?

 ……いや…これは…そういう問題ではない、かも…?

 

 床の一角に、繭が一つ残っている。…違うな、カプセルに変化してない繭があるのか。いや、よく見てみれば、一つだけではない。

 廊下の奥に進むにつれ、一つ、二つ、三つ…。奥になればなるほど、繭がある頻度は高くなっていく。

 

 試しに、その繭に向かってMODを使ってみると、これはあっさりとカプセルになった。他のカプセルと何ら変わりはない。特別な『何か』も見当たらない。

 これは…MODに抵抗したと言う事だろうか。

 奥に行けば行く程、変化してない繭が増えるのは、恐らく距離の問題だ。恐らく、MODも発動地点から離れれば、それだけ効力が落ちる性質があるのだろう。

 それでも効果が出ている繭と、出てない繭があると言う事は……繭自体に…いや、全て物に、多少の差はあれMODへの抵抗力があるのか、それとも同じ距離であっても、MODの影響力にムラがあるのか。

 

 いずれにせよ、これからはMODを絶対的に信用する訳にはいかない。初見殺しはダークソウル、ひいてはフロムソフトウェアのお家芸。

 MODの影響下にある場所でも、この繭のように変化を免れた敵が、背後や天井からいつ奇襲をかけてくるか分からない。慎重に進まなければ…。

 

 いや、それすらまだ甘い考えだろう。この考えでいけば、MODをかける事さえできれば、その敵は無力化されるのだから。…今度は性的に襲い掛かってくる事になると思うけど。

 問題なのは、MODが一切効かない相手が現れる事。例えばそう、ボスキャラの中でも特にヤバいヤツ…。分かりやすいのはアレか、古竜とかそんな感じの奴。確か居たよな、鱗のない竜だっけ? 他にも超強い王様とか…。

 

 ……考えたところで仕方ないか。もしも抵抗力が強いだけで多少は効果があるのであれば、何度も重ね掛けすれば耐性を突破する事もできるかもしれない。

 もう完全に効かないのなら、それこそ考えても仕方ない。迂回して進める道があるのを祈るだけだ。

 

 

 

 さて、変化してない繭にMODを掛けながら進む。…さっき、人が倒れていたのはこの辺りだろうか。誰かいるかな。さっきの虫が残っていて、噛みつかれたりしないよう警戒しておこう。

 

 

 

 

「……誰だ?」

 

 

 

 うお!? …お、おぉう…びっくりした。

 声をかけられた事にもびっくりしたけど、下着姿のお姉さんにもビックリした。

 

 …あの、何故下着姿? 非常に眼福なのですが、ひょっとして着替え中? 私、更衣室か何か入っちゃいました?

 

 

「いや、単に暑いから脱いだだけだ。こんな貧相な体など、見てもどうこう言う男は居ないだろう」

 

 

 普通にメリハリの効いたナイスバディなんですが。と言うか、見ただけで私はオッキしています。

 

 

「そうか、物好きだな」

 

 

 ……なんだろう、この人。悲鳴を上げられて痴漢や覗き扱いされないのは助かるけど、女性としてそれでいーんだろうか…。

 片手には先程まで着ていたと思われる白衣と上着を持ち、フラフラしているこのじょせい。目元に物凄いクマが出来ている。ちゃんと寝ないと頭回りませんよ。

 

 

「生憎と、休んでいる暇も惜しい…。……そうか、君はあの精液を出した男か」

 

 

 ついさっきMODで変わったばかりだと言うのに、何でそんな事を知っているんだろうか。単純に、そういう風に設定されているだけか?

 脱いでいる女医らしき人は、何やら考え込んでいる。私の事は眼中に無しですか。

 いやまぁいいんですが。

 

 

「…君、一つ実験に付き合ってくれないか」

 

 

 はい? 私に出来る事なら。……この人が、あの天才薬剤師の知人とやらだろうか。確かに正常な状態とはとても言えそうにないが、狂気に満ちているとは思えないな…。

 とりあえず、協力要請には従っておこう。何かの切っ掛けで…って事も考えられるし。

 

 

「…そうか、ありがとう。こちらへ来てくれ」

 

 

 脱いでいる女医に案内され、奥に進んでいく。所々にMODを免れて変化してないモノもあるが、少なくとも彼女はそれを気にした様子は無かった。…認識されてないんだろうか。

 案内される間、脱いでいる女医は語ってくれた。…目の前で揺れるお尻に目が釘付けで、半分くらい聞き流していたが。

 

 予想通り、私への協力要請というのは、精液が欲しいという事だった。

 と言う事は、誰か治療したい病人でも居るのだろうか。それとも、何らかの薬の調合に使うのか?

 

 

「病人の方だ。…ここだ、入ってくれ」

 

 

 通されたのは、何の変哲もない部屋だった。カプセルも無ければ繭もない。あるのはただ、ベッドと、そこに並んでいる少女達のみ。

 …この子達は? 一体どんな病気なんだ?

 

 

「病気、と言うより…昏睡さ。もうずっと、彼女達は目を覚ましていない。…何年も」

 

 

 …何年も、か。MODも随分と皮肉な設定をする。まるで、彼女を悲劇のヒロインに仕立て上げようとするかのような、薄っぺらい設定。だけど、それは彼女にとって間違いなく事実で。

 

 …それで、私は何をすればいい?

 

 

 

「簡単な話だ。彼女の」

 

 

 脱いでいる女医は、一番近くで眠る少女の口に手をかけ、開かせる。小さな舌が見えた。

 

 

「彼女のここに、射精してほしい」

 

 

 

 

 

 

 …半ば予想はしていましたが、随分と業の深い事をおっしゃる。

 寝ている間に彼女達を犯せ、と言われるよりはマシだろうか?

 

 

「自覚はしているさ。…彼女達を目覚めさせることが出来るかもしれない、ただそれだけだよ」

 

 

 この際、するのは構わないが…何故口に?

 

 

「彼女達はまだ幼すぎる。性行為は肉体への負担も大きいし、女性としての将来に陰をおとしかねん。…方法として手軽、と言う事もあるな。正直な話、病院の医者達から、君の精液の効果は聞いてはいるが、疑わしいという考えが消えなくてね。それでも、もしかしたら…と思ってはいるんだ。溺れる者は藁にも縋る、と言う訳さ…」

 

 

 自嘲する笑みが少しだけ零れた。大分追い詰められてるな、と思う。薄っぺらなMODの設定でも、彼女をこうまで追い詰める。…業が深いのは、それを知っていながらMODを使う私か。

 と言うか、半信半疑ならそれこそ研究してから使うべきだろうに。呑ませるにしたって、直接注ぐのではなく、出した精液を薬用のカプセルなり何なりに入れて使えばいい。

 ……エロゲ的に考えれば、ナマで注がないと効果が無いだろうか。

 

 いずれにせよ……協力要請に頷いたのは私だ。非常識なのも心苦しいのもお互い様だろうし、手早く済ませよう。

 その為に、一つお願いがある。

 

 

「…何だ? 協力を要請したのは私で、了承してくれたのは君だ。出来る限りの事はしよう」

 

 

 簡単な話だ。勃たせるのと出すの、手伝ってほしい。

 流石に相手が幼くて、これに素直に勃起したら色んな意味で危険な気がする。昏睡している女児の口に注ぐと言うシチュエーションが背徳的すぎるし、流石に罪悪感で萎えてしまいそうだ。

 

 

「それは…無理もないか。しかし、私のような貧相な体の女に何が出来る? 出来る事があれば、何でも構わないが…」

 

 

 十分すぎる程魅力的な女なんですけどね。じゃあ……お相手してほしい。最後は引き抜いて、この子の口に注ぐから。

 

 

「物好きな男だな…。まぁ、褒められたと思っておくとしよう。私の体で良ければ、好きに使うといいさ」

 

 

 

 

 …そんな訳で、昏睡している少女達のすぐ傍で、脱いでる女医をズッコンバッコンする事になった。これはこれで酷いシチュエーションだ。

 脱いでる女医も色々な意味で後ろめたいのか、声を押し殺していた。眠っている子達に、自分の卑猥な姿を見られたくないんだろう。

 

 私も無理にそれらを突き崩そうとはせず、我慢をしたりせずに昂ぶりを放とうとした。素早く肉棒を脱いでる女医の体から引き抜き、眠る女児の口元に添える。最後に、脱いでる女医がそのままシゴいて、射精のサポートをしてくれた。

 

 

 

 

 

 そして、そのまま腹上死するまで搾り取られる事になった。何と、精液はその効果を発揮したのだ。

 とは言え、彼女達は目覚めたのではなく、小さく呻いて寝返りを打っただけだ。だが、それだけでも脱いでる女医にとっては驚天動地の成果だったらしい。

 今までは、それすら無かったのだとか。

 

 それからの彼女は、物凄く積極的になった。いやあれを積極的と称するのもなんだが、とにかく搾り取りに来た。一人一人の口に精を注がせる為、彼女は…自称『貧相』なナイスバディを駆使して、私を搾り取った。

 一人、また一人と口に精を注がれ、小さく呻いたり、眠ったまま欠伸をしたりする少女達。中には、自分の口に注がれたモノを、自分から舐めとる子も居た。

 

 

 

 

 だが、目覚めはしなかった。精を注げば自ら飲み干す程の反応を見せても、女児達は眠ったままだった。

 脱いでる女医は、起きてくれと、私から搾り取った精を、口移しで呑み込ませたり、幼い秘部に塗りたくりさえした。もしも私が腹上死してなかったら、恐らく眠姦さえも要求していた事だろう。

 …私が腹上死したのに気付いた彼女の絶望した顔は、正直見れたものではなかった。

 

 無理もないな。どうにもできない難題に苦しめられ、転がり込んできた千載一遇の好機。全てを癒すエリクサーの材料になるかもしれない私を、自らの手で断ってしまったのだから。

 

 

 私が篝火から戻って来た時、彼女はそれこそ亡者になったのではないかと思うような顔付で、私が腹上死した場所に座り込んで全く動いていなかった。

 一発ヤッて正気に戻した。私の精液は精神的な癒しも齎すのだろうか?

 

 土下座してくる脱いでる女医を何とか宥め、これからも協力を約束すると、何とか落ち着いてくれた。

 女児達は目を覚まさなかったが、それでも進展があったと言う事で、泣きながら礼を言ってくれました。

 

 

 

 ……ちょっと予想外だったのは、彼女はあの天才薬剤師が言っていた、狂気に首を突っ込んだ研究者ではなかった事か。

 脱いでる女医は、その研究者の協力者だったらしい。協力と言っても、お互いに利用しあうような関係でしかないそうだが、それでも一目は置かれているそうだ。

 

 脱いでる女医は、今回の手伝いの礼として、紹介状を書いてくれた。それを見せれば、そう無碍にはされない…と思う、らしい。

 

 

 

 

 さて、脱いでる女医に見送られ、先に進んだ。具体的には、3つ階段を上った。外観からしてみると、多分そろそろ最上階だと思うんだが…何だろう、この感覚は。

 上に行けば行くほど、MODの影響を免れた繭が残っているのは、別にいい。至近距離からMODを使えば、素直に変化してくれる。

 変化した後のカプセルも、相変わらず何も入っておらず、培養液だか何だかよく分からない液体が満たされているだけだ。普遍的な光景ではないが、それ程おかしな事はない。

 

 にも関わらず、私の背中には、さっきから鳥肌が立ちまくっている。

 この感覚には覚えがある。少なくとも今までに二度。そう…不倫街と、城下淫乱有閑人妻層を抜けた辺りだった。

 つまりは…デーモン、という奴だ。

 

 今までに見たデーモンは、どれも非常に恐ろしい相手だった。あれを目にした時の恐怖は、今も忘れられない。

 MODによって可愛らしい、或いはいやらしい美女に変わりはしたものの性的な意味での戦闘力だって侮れなかった。

 

 …とにかく…この先に、アレと同じものが…いや、それ以上に恐ろしく、おぞましい『何か』が居る。

 私を刈り取る者。私を喰らい、貪る者。私を贄とする者。

 

 

 

 私を、不死を殺し得るモノ。

 

 

 

 それがこの先に居る。気が付けば、私の足は止まっていた。進もうとしても、万力で固定されているかのように、動かない。

 いや、むしろ後ずさってさえいるかもしれない。これがポルポル状態か。階段は転がり落ちて、篝火行になるかと思ったけど。

 

 正直言って、私は逃げたい。今すぐに、あの祭祀場に、或いは愛人達が住む町に、私を労わってくれたあの不死淫に帰りたい。

 だけど、幸か不幸か、私の足はどれだけ躊躇っても止まらななかった。

 

 怯え竦む足の代わりとなるように、私のちんこがどんどん私を引っ張り、導いていくのだ。この恐ろしい気配の主をMODによって美女化させ、それを組み敷きたいと思うちんこは、私の生存本能を凌駕して、淫靡な予感に導かれるまま、欲望に引きずられて私を引きずっていくのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 超がつく程後悔したけどな!

 

 

 

 いや本当に。あのインパクトは凄かった…。なんだろう、あの……なんだ、その、クリーチャー?

 まず目が行ったのはその巨体だ。彼女が私の前に現れたのは、念入りにMODを重ね掛けしながら進んでいたにも関わらず、繭が山のように積み重なった場所だった。

 一階層一つ、全てを埋め尽くしていたそのスペースの中心で、彼女は私を待ち受けていた。遠近感を疑うような蜘蛛の巨体に、美女の体。

 

 そんな物が突進してきていると言うのに、美女の上半身に目を奪われてしまった私は間抜けだろうか? …色狂いの上に間抜けなんだろうな。うむ、反論の仕様も、その余地もない。

 あっという間に距離を詰められ、その蜘蛛のような巨体で私を跳ね飛ばした。転生トラックに体当たりを喰らったら、きっとこんな気分になると思う。尤も、転生トラックは追撃をかけるような事はせず、一発で仕留めるだろうけども…。

 

 うん、追撃されたんだ。衝突の衝撃で、骨折、内臓破裂、その他諸々多大なダメージを追っていた私を、彼女は造作も無く釣り上げて…………。

 

 ……蜘蛛ってさ、獲物を食べる時に消化液を体内に注入して、ドロドロに溶かしてから食べるんだそうだ。

 うん、つまりはそういう事なんだ。不死だったからこそ、何とか生き返れたけども、あまり思い出させないでほしい。久しぶりに辛い死に方だった…。

 

 

 病院の篝火で目を覚まし、通りがかりの一般ナースさんとかに心の傷を癒してもらいながら、再度やってくる。

 

 

 はてさて、どうしたものか。さっきは驚きの余りに何もできなかったが、アレにMODは通じるのだろうか? アレは……何と言うか、今までの奴らとは違う気がする。威圧感もそうだが、もっと根本的な『何か』が違うような…。

 ………考えていても仕方ない。とりあえず、MODだけ使ってみるとしよう。文字通り死ぬほど辛い死に方を繰り返す事になるが、その先にあるご褒美目指して頑張るのだ。

 

 具体的には、蜘蛛のような体がなくなって、あの美しいヘソをお持ちの美女とセックス出来る事を祈って挑むのだ。では、GO!

 

 

 

 

 

 今度は炎で焼き尽くされた。発狂するかと思うくらい苦しかった。

 次は剣で切り刻まれた。

 溶岩に溶かされた。

 

 しかし、死ぬまでに何度かMODを重ね掛けする事ができた。……効果は……うん、あったと思う、多分。

 蜘蛛の巨体こそそのままだったが、そこから生えている(?)美女の姿が徐々に変わっていたからだ。美女から美女と言うか…赤いロングヘアから、黒髪へ。

 裸だった美女の体に、服がついたのは確かだ。…別に裸のままでもいいんだけどなぁ。

 

 MODの効果は全くない訳ではない。しかし、どうやら時間を置くとその効果が消え去ってしまうようだ。

 状態異常の蓄積値が減る、と言えば分かりやすいか? おそらく、一度蓄積しきってしまえば、MODが固着してそのままになると思うのだが…。

 その為、彼女に殺されないように立ち回りながら、短期間に何度もMODを重ね掛けする必要がある。

 

 

 …どうしよう、クリアできる気がしない。

 こうして数回殺された間に確信したが、彼女、明かに理性がある。理性と言うか知能?

 言葉を交わす事ができるかは今一つ分からないが、私を追い詰める為の戦術とか戦略とかを確実に練っている。それは本能によるもの、あるいはあのような姿に成り果てる前に身に着けたモノの残りカスかもしれないが、それでも私を追い詰めるには十分すぎる代物だ。

 

 うーむ、戦いの経験なんて、無いに等しいからなぁ…。

 

 頭を抱え、亡者のように座り込んだその時。

 

 

 

「お困りのようだな!」

 

 

 何奴!?

 

 

「世界は陰鬱か? 未来は絶望か? 現実は過酷か? 安心しろ!! それでも生きることは幸福だ!! 何故なら! 私は、あなたの幸福の為だけに生まれてきたからだ! 24時間365日、いつでもあなたの要請に応えよう!」

 

 

 どちら様!? …いや本当にどちら様?

 初対面の相手に、「私はあなたの幸福の為だけに生まれてきた」と言われても…。怪しい宗教のだって、もう少し大人しい言葉を使うと思う。

 そこに居たのは、黒髪の少女。…年齢的には、女子高生くらいだろうか? どこかの学校の制服を着ているが……どう見ても改造制服か、漫画の中の制服だな。女子高生とは思えない巨乳も一因だろうけど、胸元が大きく露出している。こんな制服を指定している学校、露出狂のケがなければまず入学しないだろう。

 腕には何故か『会長』と書かれた腕章があり、天晴と書かれた扇子を持ち、腕を組んで仁王立ちしているその少女からは、とりあえず絶対的な自信が見て取れた。少なくとも、彼女の言葉に嘘はなく、本心からそう考えているらしい。…それこそが理解できないのだが。

 

 

「おっと、忘れないうちに伝えておこう。先生からの伝言だ。『母乳が出る薬は効果が出るまで時間がかかるから、祭祀場で待っている』だそうだ」

 

 

 先生? 母乳の薬って……ああ、呪術師の彼女の事か。何で先生?

 

 

「うむ、私は外の病院の一室で、無気力な日々を過ごしていたのだが…そこへ先生がやってきて、教えてくれたのだ。私に足りなかった信条、存在意義! 私の力は、私の命は、私の為にあるのではない。そう、私はあなたの為に産まれてきたのだと教えてくれたのだ!」

 

 

 おいおい…それを真に受けるのかよ…。

 普通、自分の人生が他の誰かの為にあるとか、受け入れられるものじゃないだろう。自分の人生は、自分のものだ。

 

 

「そこは見解の相違と言うヤツだな。誰かの為に忠を尽し、命や人生を捧げた者は何人も居る。少なくとも、私はこの信条を教えられた時、『これだ!』と天啓を得た。こう、胸の内にストンと、あるべきピースが嵌った感覚があったのだ」

 

 

 むぅ…本人がそれでいいと決めているなら、私がどうこう言える筋合いはないのだが…呪術師の彼女め、恐ろしい呪術を使いよる。

 「やっておく事がある」と別行動を始めた後、彼女に呪い…『お前は彼の為に存在する』という考えを吹き込んだのだろう。

 なんのためにそんな事をしたんだろうか? ここで待ち構える、あの女蜘蛛の事を知っていたのか。

 

 …分からないが、援軍はありがたい。しかしあんなモノの前に彼女を放り出しても大丈夫なのだろうか?

 会長の少女も不死のようなので、万が一があっても蘇る事はできるだろうが、相手が相手だ。

 

 うーん…。

 

 

「ふむ、私を危険に晒していいのか、迷っているようだな? 心配するな…と言うだけでは安心できないか。まずは私が本気だと言う事を信じてもらわないとな! さぁ、何でもいいからまずは私に命じてみるといい! 何でもしよう!」

 

 

 何でも…って、私を相手にそんな事言ったらどうなるか、火を見るよりも明らかじゃないか。

 一緒にあいつに挑むよりも、セックスさせてくれって言うに決まってる。

 

 

「分かった! 好きなようにこの体を使ってくれ!」

 

 

 即決!? しかも受け入れた!

 会長の少女は迷いなく服に手をかけ、躊躇わずに脱ぎ捨てた。下着のみになった黒髪少女。

 己の肉体に恥じるところなど無いとばかりに、何とも堂々たる態度である。…気のせいか、さっきまでよりもイキイキとした態度に見える。

 

 むぅ、あえて制服を着せたまま、ゆっくり剥いていきたかったが、仕方ない。これだけ見事に脱がれると、服を着せるのも無粋である。

 ボス部屋の手前の廊下だけど、ズッコンバッコンさせてもらおう。

 

 

 

 

 

 ふぅ、堪能させていただきました。これからボス部屋に突っ込むのだから、腹上死・腹下死までイケないのが残念だったが、よい体だった…。

 性交の経験な無かったらしい彼女だが、あっという間に私の体を分析し尽くし、凄まじい快楽を与えてくれた。一を聞いて十を知る、とはあの事だ。下手をすると、教え込んだ私以上のテクニックを持ったのではないだろうか…。ちょっと自信なくしそう。うん、精進せねば。

 破瓜を果たした後も、大して痛がる様子も見せず、緩急をつけて締め付けてきた。私の為に何でもすると言ったのは嘘ではないらしく、自分が気持ちよくなる事は一切考えず、ただただ私の為に尽くしてきた。

 

 惜しむらくは、恥じらいが全く見られなかった事だろうか? 胸を揉まれようが尻に指を突っ込まれようが平然としていて、私が要求した事には躊躇いなく従った。唇を奪った時もすぐに舌を絡め返してきたし、肉棒を突き付ければ奥まで咥え込む。フェラ、パイズリ、尻コキ、脇コキ、その他諸々…。騎乗位で私に奉仕する時もそうだった。

 本当に、自分の行動に…私の為に存在するという事を、全く疑問なく信じているのだ。

 それが何だか苛立たしくて、最後の方は会長の少女の表情を崩す為に躍起になっていた。抜かずの三連発なんて当たり前、性感帯を見つけ出して嬲り上げた。だが、快楽を感じはしていても、絶頂まで追い詰めても、やはり平静。全ては私の快楽の為でしかなかった。

 苛立ちに任せ、強引にイラマチオして乱暴に腰を使っても、その超然とした態度を崩す事はできなかった。

 

 私は誓った。快楽でも拷問でも愛情でもなんでもいい。いつか、彼女の心を乱しきってやると。

 

 

 

 

 それはそれとして、体に触れ合って分かったのだが、彼女は強い。外見からは想像もつかないほど鍛え上げられた体。セックスに限らない、天性のセンス。良くも悪くも、私の為に命を賭け、捧げる事に躊躇わない精神性。

 あの蜘蛛の怪物相手にどれだけ保つかは分からないが、少なくとも囮としては最適だろう。例え死んでも、ほぼペナルティ無しで再度挑めるのだから。

 

 セックスの残滓を拭い取り、私は中の怪物に挑む事を告げる。またしても会長の少女は即座に了承し、自分から囮になる事を進言してきた。

 私を危険に晒す訳にはいかないと主張する彼女の言葉を、素直に受け入れるのは難しかった。私は色狂いでロクデナシの亡者だけど、女に守られる事を恥ずかしいと思う程度には、男だった。

 しかし、彼女は間違いなく私よりも強く、そしてMODによってあの怪物を変化させる事ができるのは私だけだ。戦術的な役割分担という意味では、全く間違っていない。

 

 内心の葛藤を捻じ伏せ、恥だと感じる事自体が恥ずべき事だと自分を納得させ、突入する。

 

 

 

 

 …襲い掛かってくる蜘蛛の怪物は、何だか怒っているようにも見えた。まぁ、ボスの手前でセックスしてりゃ、怒るよなぁ…。声も音も聞こえていただろうし。

 回復とか飯とかならまだ許されると思うが、何をやってるのだと逆に奇襲を受けても仕方ないくらいだ。

 

 

 ともあれ、会長の少女の参戦により、戦況は大きく有利になった。的が二つに増えただけで、こうも被弾率が変わるのか。

 とは言え、決め手を持つのは結局私。私さえ仕留めてしまえば、会長の少女が残っていたとしても、こちらの敗北に等しい。

 

 私を集中的に狙われると辛かったが、そこは会長の少女の妨害が光る。何だかよく分からない、ナンタラモードとかいうパワーアップで真正面から押し返していた。……彼女、318人じゃないよな…シッポもその痕跡も無かったのは、直接確かめてるしな…。

 

 

 意外な事に、厳しいのは最初だけだった。会長の少女が蜘蛛の怪物を引き付けている間に、私は連続でMODを重ね掛けしていった。

 赤い髪は黒髪に変わっていき、裸だった体に服が巻き付き、蜘蛛の巨体が徐々に変化していく。ここまでは、前回までの挑戦で確認できていた。

 

 更にMODをかけ続けると、段々動きが鈍くなってきた。混乱しているような、酩酊しているような目で周囲を見回したり、自分の体を見下ろして激しく暴れ出したり…。

 暴れ具合で言えばむしろ酷くなっていたが、狙いがついていなかった。自分の状況を受け入れられず、とにかく何かから逃げようとしてもがいている…そんな印象だ。

 

 ここぞとばかりにMODをかけ続ければ、蜘蛛の体は消え去り、黒髪の熟女の姿になっていく。

 ふむ……精神的にも肉体的にも変化していく時、何らかの負荷がかかったのだろうか。ひょっとしたら、精神汚染的な感じ? 心を蝕まれ、無理矢理自分ではない存在に変えられるのだ。発狂してもおかしくない。

 …つくづく、MODとは業が深い代物らしい。

 

 

 蜘蛛の怪物が完全に消え去り、そこに残っているのは黒髪の熟女だけ。周囲を見れば、繭だらけだったのが研究室らしき部屋に変化している。

 勝利した、と言っていいだろう。念のために数回MODを追加でかける。

 

 

 

「ふむ…何とか終わったようだな。私は役に立てただろうか?」

 

 

 勿論。会長の少女がいなければ、きっと私はもう10回以上篝火行になっている。

 ありがとう。できれば、これからもよろしく頼みたい。

 

 

「うむ!」

 

 

 天晴と書かれた扇子で口元を隠し、大きく頷く会長の彼女。…涙目になっているのは、見なかったフリをしよう。

 

 さて、次の問題はこの黒髪の熟女だが……どうしたものだろうか。

 何やら杖のようなものを持ち、黒髪、黒い服、黒いマントと見事に黒ずくめ。…訂正、口紅だけは何故か紫だ。

 年齢的に少々薹が立っているようにも見えるが……これは恐らく表情のせいだ。長年何かに懊悩してきたのか、眉間に皺が寄っており、苦悶が見て取れる。もしも穏やかな表情になれば、10歳分くらいは若返って見えるのではないだろうか。

 

 …あと、なんだ、その……その服はいかがなものかと。会長の少女の胸元も開いているが、この女史は更にその上をいく。谷間がモロ見えだ。腰の左右も肌が見えており、ちょっとだけ鼠径部のラインさえ見える。 更に腹部は菱形に切り取られており、綺麗なお臍が丸見えだ。切れ込みがもうちょっと下まで伸びていたら、オケケが顔を出すかもしれない。うむ、蜘蛛の怪物の状態から、このヘソは変わってないな。

 

 

 …大胆ですなぁ。隣の会長の少女が、「服を着ながらも脱いでいる。これが逆転の発想…素晴らしい!」などと興奮している。何となく察していたが、彼女は脱ぎ魔の素質があるようだ。キス魔でもある。セックス中に、ほぼ絶え間なくチュッチュしまくっていた。

 ピクリと眉が動き、ゆっくりと目が開かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 あ、この人ヤバい人種だ。病弱美少女が言っていたのも分かる。目に狂気が宿っていて、恐ろしく冷たい目で私達を見ている。

 

 

「…誰だか知らないけど、消えなさい。ここに踏み込むのは許さないわ」

 

 

 第一声から拒絶だった。これ、MOD効いてるのか? 手応えは確かにあったけど…。

 いや、これが設定上の性格か? 脱いでる女医も、気難しいとかヤバイとか色々言ってたものな。

 とりあえず、この紹介状を。

 

 

「…木山から? …見せてみなさい」

 

 

 非常に面倒そうな態度を崩さなかったが、とりあえず紹介状は受け取って貰えた。

 …しかし、多分この紹介状に書いてあるのって、アレだよな。私の精液が非常に強い回復効果を持っているって話だよな。普通に考えれば、タチの悪いイタズラと思われて叩き出されるが。

 

 事実、読み進める内に眉間に更に皺が寄る。

 これは逆効果だったかな? と思っていたが。

 

 

「…少し待っていなさい」

 

 

 露出黒髪熟女は、何やら…なんだ、その、目玉に羽がついたよーなモノを飛ばした。なんだアレ。

 

 

「見た所、ドローンようなものではないか? 魔法的な何かを使ったようだから、使い魔とでも称した方が正しいか」

 

「………木山の生徒達が、確かに動いた形跡がある…。全くの嘘ではないようね」

 

 

 ああ、本当かどうか確認したのか。便利なものだ。離れた場所の映像を確認できるのであれば、是非ほしい。

 

 露出黒髪熟女は何やら考え込んでいる。まぁ、色んな意味で理解に苦しむ話ではある。

 表情は二度三度変わったが、そのどれもが否定的なものだ。一度など、また焼き殺そうとしているんじゃないかと思うような目で睨まれた。

 その後、もう一度紹介状に目を落とし、とりあえずは踏みとどまってくれたようだ。

 

 

 

「…いいでしょう。あなたの精を寄越しなさい」

 

 

 もうちょっと言い方ってもんが。

 

 

「どうでもいいわ。私が貴方に求めているのは、傷や病を癒す力だけよ。他の事に関わっている暇はない。試験管はあげるから、さっさと出して持って来なさい」

 

 

 はぁ…。なんつーか、本当に実験材料としか思われてないな。それ以上の事を求める筋合いも無いと言えば無いが。

 ところで、私の精を提供する引き換えに、ちょいと教えていただきたい事があるのですが。

 

 

「…まぁ、いいでしょう。手短にしなさい」

 

 

 不死の試練って心当たりありません?

 不萎教区でその試練を受けて、もう一つの試練がこの辺にあるらしいって聞いたんですが。

 ちなみにその試練っつーのが、こーいうバカエロな物でして。

 

 …それを聞いた露出黒髪熟女は、バカバカしいと切り捨てるか、頭を抱えるかと思ったが…逆にまじめに考え込み始めた。

 

 

「不死の試練? ………心当たりは…いえ、確かにそれらしい痕跡が…もしかしたら…それが癒しの力の原料? だとすると、試練を二つとも突破させた方が効力が…いえ、これは推論……………確かに、それに使われていたらしい痕跡ならあるわ。尤も、単なる部屋にしか見えなかったけど」

 

 

 部屋? …まぁ、行ってみないと分からないか。後で場所だけ教えてください。

 教えてほしいついでに聞いてみますが、私の精液を誰に使うおつもりで? 研究に使うのは全く構いませんが、薬として世に流通させるには量が少なすぎるし、材料がナニですし。

 特定個人に使うのであれば、下手に触らず直接注いだほ

 

 

 

「おおっとぉ!」

 

 

 ………か、会長の少女、ありがとう。怪我はないか?

 

 

「全身が痺れているが、どうという事はない…! が、連発されると厳しいな」

 

 

 相変わらず不敵な笑みで、迷いなく私を庇った会長の少女。その全身からは、帯電しているのが見て取れた。

 『雷』だ。私にこれ以上喋らせまいとするように、露出黒髪熟女は憤怒の表情もそのままに、凄まじい電撃を放ってきた。

 

 …電撃? 炎じゃなくて? MOD適応前と、属性が変わってるんですが…。どうせMOD作るなら、戦闘力は消しておけよ…!

 

 

「…知らなかったと言う事を鑑みて、今回だけは不問にしましょう。私の研究の目的は、娘の蘇生よ」

 

「蘇生? …娘とやらは、不死ではないのか?」

 

「不死よ…忌々しい不死! ずっと死にたくても死ねない不死! ああ、だけどだからこそ、あの子はまだ生きている…! だけど、何故。どうして目を覚まさないの!? 篝火にも戻らない、動く事も全くない、生体反応は間違いなく止まっている! だと言うのに、体は朽ちる事さえない! あの子には死すら許されないと!?」

 

「…情緒不安定だな…」

 

 

 死んでほしいのか生き返ってほしいのかどっちやねん。いや間違いなく生き返ってほしいんだろうけど。

 しかし確かに妙な話だ。不死であるなら、どれだけ体が壊れようが、心が壊れようが、亡者になってでも復活する筈。

 

 …イベント案件、かな? 何か特定の行動をとらないと、復活できないのか?

 

 

 一頻嘆いた露出黒髪熟女は、今度は急に落ち着いた。…アレか、感情が昂った時に大泣きして、一旦落ち着くというアレか。

 

 

「…あの子に直接試さない理由は分かったわね。今度同じ事を言ったら、消し炭にするわ」

 

 

 イエスマム。事情を知らなかったとは言え、幼い昏睡状態の子とヤらせてくれと言ったのだし、そりゃマジギレする。 

 では、実際のところ、どうするおつもりで? 精の提供は…問題ありませんが。

 

 

「私も協力するからな!」

 

 

 いきなり脱ぐな、会長の少女。でもその時はお願いします。

 

 

「研究に行き詰っていたとは言え、そんな怪しい物の解析に割く時間は無いわ。あの子達を目覚めさせる効果が期待できるなら、木山が勝手に研究するでしょう。ただ、病院の本棟の方から、貴方の精液に強い回復効果が確認された、と言うのは聞いているから…まずは私が試すわ」

 

 

 え、結局そうなるの? いや全く問題はないんだけど。

 

 

「…成程。あなたの体も、相当に壊れている訳か。それで先程の電撃とは恐れ入る」

 

 

 どういう事?

 

 

「言葉の通りだ。病に侵されているのだよ、彼女は。詳細は分からないが、一見しただけでも内臓が酷い事になっている。よくぞ研究など続けていられるものだ」

 

 

 不治の病ならぬ、不死の病か。篝火に戻っても治らないのでは、永遠に付き合い続けるしかないのか…恐ろしい。

 

 

「幸か不幸か、この病気はあの子が目覚めない原因に関わっている可能性が高い…。私の病を研究する事で、あの子を目覚めさせる方法を探してきたのよ。私の病状に変化があれば、多少は期待できるかもしれない。…事が済めば、結果に関わらず試練とやらの心当たりは教えてあげるわ。ただし、効果がないのであれば、今後私の前に現れないように」

 

 

 

 長々と時間を取る気はないから、さっさと済ませるわよ、と事務的に言い切られた。

 むぅ、そう言われても…確かにメチャシコボディではあるんだけど、気分がなぁ。

 突っ込むにしてもちゃんと濡らしておかないと、お互い痛いだけだし。

 そんなに体がボロボロなら、あまりヒィヒィ言わせて体に負担をかけるのもなあ。

 

 

「構わないのではないか? あなたの快楽が最優先で。こちらは協力する側なのだし、そもそも彼女も不死だろう。死んだところで蘇る。それに、疲労も大分溜まっているようだからな。むしろ、いい休息になると思うぞ」

 

 

 何気に酷い事を言う会長の少女。いや、これも呪術師の彼女から教え込まれた価値観なのか…。

 まぁ、取り敢えずヤるだけヤるか。あまり躊躇っていると、「さっさと消えなさい」って事になりかねない。

 会長の少女、悪いが手伝ってほしい。具体的には、私を勃たせて射精寸前までもっていってほしい。後は露出黒髪熟女に、直接注げばなんとかなるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一発終了。マグロどころの話ではなかったぞ。下の口で合体するのではなく、ベロ出してる所にドピュッと出すだけだったし。

 …大きく口を開けて、れろぉ~っと舌を突き出して待っている光景は、中々に良いものではあったが。病院の美女医の話では、中出し以外でも効果はあるようだったから、これで多少は回復するのではないだろうか。

 去り際に、「試練に必要なら、そこに居る子を使いなさい」と言われたんだが…どういう意味だ?

 

 差し当たり、試練の場所については教えてもらえたので、目的は達成できた。

 そこはこの建物の地下にある場所。場所さえ知っていれば、あの蜘蛛の相手をしなくても済んだのでは? と思ったが、それは言っても仕方ない事か。

 

 階段を下り、通路を進んだ先にあったのは………なんだ? このでっかい鐘。これが試練なのか? 確かにこれを慣らすだけでも、一苦労な印象はあるが。

 

 

「ふむ…鐘を鳴らせ、と言う事か。察するに、本来の試練と言うのは、先程の女史の事だったのではないか?」

 

 

 ああ、あの怪物を打倒した証として、この鐘を鳴らせと言う事か。

 しかし、それだとこれまでの世界観に……って、ああ、そう言う事か。

 

 

 MOD発動!

 

 

「おお、これはまた大きなベッドに変化したな。さっきは戦いでゆっくり見て居られなかったが、不思議なものだ。それで、これからどうするのだ?」

 

 

 うむ、私も理屈はさっぱり分からないが、このベッドの上で、何度も腹上死する程ぐっちょんぐっちょん卑猥な事をしまくって、ベッドとお相手を真っ白に染めると試練達成となったのだ。

 

 

「なるほど、分からん。では、そのお相手と言うのは私でいいか? あなたの役に立つなら、腹下死など軽いものだ。それくらい気持ちよくなれるのにも、ちょっと興味あるし」

 

 

 …どうなんだろう。前の試練では、担当者が2人居たけども。全く関係が無い不死が担当してもいいのかな? 試練がさっきの奴との闘いだったとすると…もうクリアしているんだろうか?

 それとも、あの露出黒髪熟女を相手にズッコンバッコンやらなければならないのだろうか? ちょっと協力してくれそうにないなぁ…。

 

 とりあえず会長の少女と、イキつくところまでイッてみようと考えていると、会長の少女はふと視線を鋭くした。

 

 

「いや待て、誰か居るようだぞ。……そこ、誰だ? 入ってくるといい」

 

「………誰…?」

 

 

 奥の扉を控え目に開けて入って来たのは…美幼女だった。

 金髪のツインテールで、どこか自信なさげでオドオドした表情。

 服装は、マント、ノースリーブの黒い…シャツ、か? 太めのベルトを腹の前でクロスさせており、そこからスカートが……スカートが……………なぜ、股間の前だけスカートが無いのか。

 

 

「ほほう…これまた、服を着ているのに見せている…。良いな。先程の女史の子供だろうか?」

 

 

 だから妙な所に注目するんじゃありません。

 …ほら、ビクッと体を縮こまらせちゃった。

 

 

「うぅ……どうしてか私は、子供とか動物に嫌われるんだ…」

 

「あ……えっと、その…」

 

 

 ああ、気にしないで。珍しく真面目に落ち込んでるよーだけど、君のせいじゃないから。

 ところで、ここは君の部屋なの?

 

 

「……はい。こんな大きなベッド、今まで無かったけど…」

 

 

 あー、なんだ、それは悪かった…。しかし、この子がこの部屋の主って事は、試練の担当者がこの子なんだろうか?

 若干以上に幼いが、不萎教区の担当者はそれ以上に幼かったからなぁ…。そもそも、私達不死に年齢なぞあって無いようなものだし。

 

 

「ふむ…あの女史は、試練に必要なら、そこに居る子を使えと言っていたが……つまりこの子か?」

 

「…………母さんが?」

 

 

 視線を向けられ、不安げな表情の金髪ツインテ美少女。母さんって…うん?

 あの女史、この子に試練の相手をしてもらえって言いたいのか?

 と言うか、あの女史の子供は昏睡と…。

 

 

「……私、母さんの子供じゃなかった…」

 

 

 し、沈んだ…なんかスゲェヤバい気配がする言葉を吐いて沈んだ…。ど、どうすれば!?

 

 

「どうもこうもない! 背後の事情はよく分からんが、彼女は温もりを求めているのだ! ならば、貴方がそれを与えてやればいい! ついでに試練も突破できるしな!」

 

 

 

 

 

 

 …そういう訳で、ベッドの上で、金髪ツインテ美少女と抱き合っています。

 金髪ツインテ美少女は、これから何をするのか全く分かっていなかったが、「母さんがそうしろって言ったなら…」と、ハイライトが消えた目で従ってくれました。…これ、アレじゃね? 今は子供と認められなくても、いい子にしてればいつか…みたいに、希望に縋ってるんじゃね?

 そこに付け込む罪悪感もヤバいが、露出黒髪熟女への苛立ちもヤバいな。

 

 ちゅーか、ネグレクトしてるっぽい母(母さんの子供じゃないらしいが)に命じられて、会ったばかりの男の前で裸になるロリっ子。……不死が行く地獄ってどんなところかな。鬼灯様、私はどんな裁きを受けるべきでしょうか…。

 

 

 しかし、困った事に私のナニは完全にヤる気になっているし、試練を突破しなければならない事には変わりない。

 肌を合わせる事で、金髪ツインテ美少女を多少なりとも慰められれば、と思わなくもない。ベッドの上で裸になる時はひどく恥ずかしがっていたが(当然だし、限りなく事案である)、逆に密着して抱き合うと、暫くしてからおずおず手を伸ばしてきた。

 

 

 

 

 …それから暫く時間が経った。誓って言うが、私はそれ以上何もしてない。今は。現時点でどう考えてもアウトだが。

 会長の少女が言う通り、温もりを求めていたからだろうか。

 恥ずかしがっていた彼女は、その羞恥心から逃げようとするように、逆に私に密着してきた。こうすれば、何も見えず、何も見られないが…それ以上にツルペタな感触が色々と。

 

 文字通り手を出したくなる衝動を堪え、私達は互いの体温を伝えようとしているかのように、じっと、じっと抱き合い続けた。

 

 

 不思議な事に、言葉すらろくに交わしていないと言うのに、こうしていると彼女の事が段々分かって来た。ような気がする。

 愛情に飢え。自分が求められていない事に気付き。消える事もできず。頼る者も居ない、頼ってくれる拠り所も無い。誰も見ていないところで、ひっそりと燃え続ける空虚で孤独なソウル。

 

 …私の事は、彼女にどう伝わっているんだろうか? 正しく伝わっていてもいなくても、ロクでもない情報しか渡ってない気がするが…そんな私でも、彼女の一時の温もりになれるだろうか。それが、文字通り一時の慰めでしかないとしても。

 

 

 

 

 

 

 

 気が付けば、金髪ツインテ美少女はスヤスヤと寝息を立てていた。むぅ、どうしたものか。この寝顔を汚す気にはならないが、だからこそそれを想像するとゲフゲフン。

 …まぁ、なんだ、無理に起こす事もないだろう。これで私によい感情でも持ってくれれば、ナニかするにしてもスムーズに進みそうだ。

 うん、ここは試練の達成の為の、投資をしていたと思っておこう。

 

 

「戻ったぞ。…なんだ、結局何もしなかったのだな。だが、今はそれがいいだろう。流石だ」

 

 

 流石って言われても。会長の少女、何処に行ってたんだ?

 

 

「このあからさまに問題ありの家族の事を少々探っていた。あの目玉にも見つかってないから安心するといい。コソコソするのは性に合わんがな!」

 

 

 天晴の扇子を仰ぎながら大声を出す会長の少女。むしろこの声でバレそうなのだが。

 というか、金髪ツインテ美少女が眠ってるから静かにしなさい。

 

 

「おっと、そうだった。…この子にとっても、あらゆる意味で愉快な話ではないだろうからな」

 

 

 怒気を抑え込んだ会長の少女は、奥の扉を指さした。金髪ツインテ美少女が出て来た扉だ。

 曰く、あの先には大きなスペースがあり、そこには一人の少女が安置されているのだと言う。

 

 安置。そう、安置だ。その子がそこで暮らしているのではない。遺体がそこに安置してあるのだ。…この表現が不死に相応しいかは分からないが、不死だって蘇る事が出来るまでは遺体のままだ。

 

 そしてその外見は、今正に私の腕の中で安らかに寝息を立てている、金髪ツインテ美少女にそっくりなのだそうだ。

 ……そしてこれまでの情報を組み合わせると、つまり…?

 

 

「あの女史の本来の娘は、奥の遺体…昏睡しているだけなのかはともかくとして、あちらなのだろう。この子はそれを目覚めさせる為に行われた研究の副産物。しかし彼女は目覚めたが、肝心のあの娘を目覚めさせる方法は見つからず。結果、女史はこの子を捨て置き、ついでとばかりに奥の子の世話を命じた…かな」

 

 

 それはまた、あらゆる意味で胸糞の悪い話だ。この子にしてみれば、自分の全てを奪った、自分にそっくりな他人の世話をさせられ続けるようなものではないか。

 いつか自分の境遇に耐えきれなくなって、母か奥の子を衝動的にザックリやるぞ。その結果は…まぁ、どっちをやったとしても、そろってお陀仏だな。

 不死だから蘇りはするだろうが、ドロドロとした悪縁の連鎖が深まっていく未来しか見えない。

 

 ならば、私がここでするべき事は?

 

 

 

 

「ん………むぅ……」

 

 

 む、金髪ツインテ美少女が起きたか。寝惚け眼で、自分が置かれた状況を理解できてないようだが…またスリスリと私の体に頬擦りしてくる。

 余程、人肌の温もりに飢えていたのだろう。

 

 ……私の…。 私のやるべき、事は。

 

 

 

 

 

 

 試練を、突破する事。そして世界に人を増やす事だ。彼女達の家庭板案件を解決する事ではない。

 

 

 

 ただ、できればその途中に、可能性があるなら一度博打をしてみたいとは思う。

 

 

 

 

 

 と言う訳で、現在、ベッドの上には私、金髪ツインテ美少女、そして昏睡金髪美少女が居る。眠り続けている昏睡金髪美少女を、黒髪露出熟女の監視が無いのをいいことに、これ幸いと引っ張ってきました。

 

 

「あの……これから何を…」

 

「まぐわいだ! セックスとも言う!」

 

「まぐ…せ…?」

 

「知らんのか。まぁ、キスの超上級者バージョンだと思えばいい」

 

「キス…」

 

 

 顔を赤くする金髪ツインテ美少女。キスは知ってるのか。私をチラチラ見て、その半分くらいの割合で昏睡金髪美少女を見る。

 

 もうちょっと詳しく説明するとだ。本来、もっと大きくなってからする事なんだが、私のココから出る、おしっことはちょっと違うものを、君の中に注ぎ込むんだ。

 そのおしっことはちょっと違うモノには、強い回復効果があって、外の病院ではそれで病気が治った人も居るくらいだ。自分でも半信半疑だが。

 

 ひょっとしたら、この子も目を覚ますかもしれない。どっちにしろ、君のお母さん…も、それを考えていて、自分の体で実験している最中だ。

 そういう訳なんで、君がこの子に…どんな感情を持っているかは分からないが、協力してほしい。

 

 正直言って、この子が目を覚ますかどうかは、私はあまり興味が無い。全く見ず知らずの子だし、好き嫌いで言えば肌と肌で触れ合った君の方が好ましいくらいだ。

 だが、私はこのベッドの上でしなければいけない事がある。君とこの子に、おしっことはちょっと違うモノを注ぐ事は、それに繋がる事なんだ。

 

 辛いかもしれないし、複雑な気持ちだろうけど…手伝ってくれると、嬉しい。

 

 

「……いいです。お兄さん、やさしい人みたいですから…。抱きしめてくれたお礼です」

 

「×さ 〇ら」

 

 

 うっさい会長の少女。君は黒髪露出熟女の足止めを頼みたい。

 

 

「うむ、承った。とは言え、さっきの精液で回復していたとしたら、少々厳しいかもしれんな。まぁ、何とかやってみよう」

 

 

 

 

 …そういう訳で、昏睡金髪美少女と、金髪ツインテ美少女を、ロリックスする事になったのだ。

 

 

 

 

 

 結論から言えば………まぁ、大団円? ハッピーエンド?

 あらゆる事が上手くいった…んだろう、多分。私の精液の効果なのか、それとも試練の突破によって私に宿った力なのかは分からないが、昏睡金髪美少女から昏睡の二文字が消え去り、黒髪露出熟女の病気も治り、金髪ツインテ美少女は…………その、精神的な問題とか家族の絆的なアレコレはともかくとして、大人になりました。…文字通りだ。セックスを経験したからという意味ではなく、肉体年齢18歳くらいまで一気に育ちました。

 

 

 とりあえず、2回くらい篝火行になるかと思った。

 2度目は黒髪露出熟女に行為が勘づかれ、怒髪天を衝く勢いで電撃を放ってきた時。何とか防いでくれた会長の少女には、ゆっくりと癒しックスでお礼をした。

 この時、昏睡金髪美少女が目を覚ましてくれなかったら、きっと私も会長の少女も、金髪ツインテ美少女も皆殺しにされたいただろう。どうせ復活するが。

 

 そして、1回目はと言うと…………金髪ツインテ美少女がドスケベすぎました。いや本当に。

 最初は、幼い体に負担をかける訳にはいかないと、極力優しく愛撫から入ったんだ。幼い体は、歳に見合わず敏感で、フェザータッチでも悶えさせるのには充分なくらいだった。

 挿入の前に、軽くイかせたのは良かったのか悪かったのか。ロリな体の股座に首を突っ込み、抵抗を優しく抑えつけて嘗め回したあたりから、段々話が代わって来た。

 

 金髪ツインテ美少女は、驚く程性感に従順だった。慌てたのは最初だけ、それが快楽を産む行為であると分かった途端、抵抗は鳴りを潜め、逆に私の行為を積極的に受け入れ始めた。

 破瓜の痛みを超えてからもそうだ。私に対する好感度補正がかかっていたのもあるだろうが、痛みを超えればあっという間に順応した。

 負担をかけない為に敢えて早……もとい、手早く射精したのだが、私が何を言うでもなく、もう一度、もう一度とせがむようになった。温かさが気に入ったのもあるだろうが、どう見ても性欲に目覚めたおサルさん状態ですありがとうございました。

 

 そして何度か行為を繰り返すうちに気付いたのだが、彼女は精を注がれる毎に、どんどん美しく、大きく、淫靡になっていった。

 文字通り、だ。一体何がどう作用したのか。ロリなボディはどんどん成熟し、乳房は張り、尻は膨れ、腰は括れ、セックスアピールをこれでもかと注ぎ込んだ体に変わっていった。

 

 それを本人が自覚していたかは…よく分からない。何せ彼女は、初めての快楽に夢中になるあまり、限界を超えてしまったからだ。私の精液で、美麗な腹を妊婦のように膨らませて、深すぎる絶頂に耐えきれず心臓の動きを止めてしまった。

 彼女が復活した時には……その、修羅場?

 

 

 彼女が腹下死した後は、昏睡金髪美少女に手を出した。試練を達成できてないようだったからね、仕方ないね。

 眠る彼女の体を解していくと、金髪ツインテ美少女に負けず劣らずエロい体の少女だった事が発覚した。過敏症にでもなってるんじゃないかと思うくらい、愛撫に反応してくれるのだ。…反応すると言ったって、声を出すとかではなく、濡れやすいって事ね。

 罪悪感を捻じ伏せて(夢中だったのは否定できないが、嬉々としてではない)、幼い彼女の膣ににゅぷにゅぷにゅぷぅ~っと肉棒を捻じ込み、外見年齢からは信じられないくらいに溢れ出る愛液を潤滑油にして、前後にピストン運動を繰り返す。

 幼い乳首に吸い付いてチュウチュウ吸い上げてやると、膣がビクビク動いて私を締め付けてくる。

 溜まらず白いおしっこを暴発させてしまった。

 

 …後になって思うと、この辺で黒髪露出熟女は私の淫行に気付いたのだと思う。隣で私達のまぐわいを見ていた会長の少女が、臨戦態勢で上に向かったからな。

 

 その後何度か行為を続け、私の白濁を注ぎ込まれた昏睡金髪美少女だが、金髪ツインテ美少女のように体が成長したりはしなかった。代わりに、いつの間にか目を開き、痴れた声を上げるようになっていた。自分から動く事は無かったが…恐らく寝たきりが続いたので、筋力が落ちていたのだろう…、それも更に行為を繰り返すうちに、段々と回復してきたようだった。

 とりあえず、目は覚めたようだった。むぅ、本当に私の精液で目覚めたんだな。これが試練で得た力だったんだろうか? いやでも、不死を孕ませられるようになる力じゃなかったっけ?

 まぁ、何でもいいか。アレだ、人間性を捧げたらこうなったと思っておこう。

 

 

 上から一際大きな雷の音が響き、鬼気迫る黒髪露出熟女が飛び込んできた。………そして呆然とした。

 そりゃそうだ、悲願であった娘の覚醒がいつの間にやら果たされている上、その娘が嬉々として男と交わっているのだから。

 

 すぐにでも止めたかっただろう。愛娘に手を出した私を、問答無用で黒焦げにしてやりたかっただろう。しかし、彼女は私の精の効果を知っているし、恐らくは自分で試して効果を実感している。

 娘が目を覚ましたのは、私の精による効果だと、すぐに理解してしまったのだ。

 下手に止めれば、昏睡金髪美少女は、また眠ってしまうかもしれない。そんなジレンマに叩き込まれた黒髪露出熟女は、動くに動けなくなってしまったのだ。

 

 

 そして、事が一段落し、私が小休止を挟むと…始まったのは、昏睡金髪美少女の、黒髪露出熟女へのお説教であった。理由は分からないが、昏睡していた間の彼女の言動を把握していたらしい。

 つまりは、金髪ツインテ美少女への仕打ちを。妹に何て事をしてるんだ、と怒る幼い少女に、黒髪露出熟女はタジタジと言うかマジ泣きと言うか。

 やった事がやった事だけに弁護のしようが無いが、ようやく起きた娘を抱きしめようとしたら、真正面から拒絶されて叱り飛ばされれば、そりゃ泣くなぁ。

 

 更に、お説教中に、復活してきた金髪ツインテ美少女が戻って来たものだから、混乱は更に加速した。

 謝りなさい、仲良くしなさい、今更私にそんな資格は、だったらこの子を放っておく気か、何で起きてるの、私達は姉妹なの、私は作られた人間で母さんの子供じゃない、関係ない、だけどだけど etc,etc……。

 

 

 うぅむ、人間関係が最高に複雑に絡み合いやがったな…。私を完全に放り出して繰り広げられる、闇が深めの家庭板案件。

 昏睡から目覚めた昏睡金髪美少女は、母と妹を仲良くさせたがっている。だがそれはそれとして、母の所業は許さない。

 黒髪露出熟女は、娘が目覚めた事と本気で怒られる(嫌われる?)事に混乱しているし、自分の所業を振り返って、今更母親面などできないと思っている。 

 金髪ツインテ美少女(復活してきたら、元のロリボディに戻っていた)は、母親が自分を娘だと認めてくれるのは嬉しいが、それは姉(自称)が言ったからであり、本当に自分に向けられた心なのか不安に思っている。更に、自分の全てを奪った(という表現もおかしいが)姉に対する気持ちの整理もできてない。

 

 

 うむ、こりゃ纏まる話も纏まらないわ。とりあえず、上で焼け焦げてピクピクしていた会長の少女を回収し、回復ックスで何とか動けるようにした。

 

 

「…で、どうするのだ? 昏睡から目覚めたはいいが、余計話がややこしくなっているぞ」

 

 

 何でもいいけど、会長の少女って基本的に私の決定に従うのな。まぁ、私の幸せの為に産まれてきたって豪語したくらいだし、違和感はないが。元ネタだと、人に意見を聞くことなく突っ走るキャラのような気がする。

 何でもいいが…人間関係の縺れは、言葉じゃどうにもならん。特に不死の人間関係は、何度死んでも蘇って続く分、余計に深くややこしく絡み付く。

 なので、正解はただ一つ。

 

 

「ふむふむ…ああ、そう言えばまだ試練とやらも終わっていないようだしな。承った」

 

 

 会長の少女は、私からの指示の通り、ギャアギャアと家族会議(?)を続ける3人に近付き、まずは黒髪露出熟女を持ち上げ、ベッドの上に放り投げた。続いて金髪ツインテ美少女、そして元昏睡金髪美少女を。

 

 

「ちょっ、いきなり何を」

 

 

 何でも! いいから!

 

 

 

 仲良くせんかーーーーい!!!!

 

 

「「「あああぁぁぁぁあっ!!!!!」」」

 

 

 

 

 3人纏めて犯しつくしました。気が付けば、3人全員が腹下死しており、私も腹上死寸前となっていた。

 遺体となった3人の(PI--)からブローバックが溢れ出て、ベッドに染み込んでいく。

 

 その時、ベッドが輝いた。…そしてあっさり輝きは終わった。

 …え、何、これって試練を突破したって事? それにしては、なんというか投げやりな…。せめてもうちょっとこう、劇的な演出が欲しかった。

 そもそも、光っただけで何も起こらないから、試練を突破して何が変わったのかも分からない。

 むぅ、女史だけでも残しておくべきだったな。試練の事にも心当たりはあっただろうから、話を聞けただろうに… 

 

 

 

 

 

 

 暫し時間を置いて、戻って来た一家は、とりあえず落ち着いているようだった。色々な落としどころはこれからの付き合いで決める事になりそうだが、先程のようにどうにもならない程グダグダな状態からは脱していた。

 そして、手段に問題があるとはいえ、結果的に3人が和解する切っ掛け・仲介役となった私は、何故か一家の恩人扱いされていたのだった。

 

 …娘二人に手をだした上、自分を死ぬまで犯しぬいた男を相手に、それでいいのか黒髪露出熟女よ。

 と思ったが、これもMODの効果によるものか。元々、MODにかかった人達は、セックスに対する抵抗やハードルが非常に低い。彼女達にしてみれば、ちょっと荒療治をされたのと同じ程度の感覚なのかもしれなかった。

 何にせよ、これから彼女達がどうなるかは、今後を見守るしかあるまい。彼女達の未来に、幸運と幸福と、あとは…安らかな最期がある事を祈る。

 

 

 

 それはそれとして、試練の事を黒髪露出熟女に聞いてみた。彼女の体はまだ治り切ってない(自己申告だ)ので、更に回復させる為にセックスしながら。

 非常に人当たりのキツかった先日までと違い、恩人に…或いは性奴隷がご主人様に仕え、奉仕するような態度になっていたのが新鮮だった。実際、娘を目覚めさせる為の研究一筋で、何年も男日照りだったらしい黒髪露出熟女は、私の精力の虜となっていたようだった。いやもう、知的な女は夜が激しいと言うが、何とも貪欲なものだったよ。うむ、ごちそうさまでした。

 こっそり娘二人が覗いていたが、その後始末までは私は知らない。…最悪、下半身で誤魔化すから。

 

 黒髪露出熟女をヒィヒィ言わせながら聞き出したところ、やはり試練を突破すると、不死を孕ませる力が身につくと言われているらしい。それに関しては、不萎教区でも話を聞いていたが、これには続きがあった。

 古い資料に載っていただけなので、虫食いだらけな上、信憑性はほぼ無いが、と前置きして語られた。

 

 二つの鐘を慣らせば、とある都に至る試練の城門が開かれるのだと言う。また、この鐘の音を目覚ましとし、不死の使命の道を示す者が現れるとか、他にも色々な物が動き出すのだそうだ。

 

 

 鐘…鐘………ベッドなんですが。いや確かに、MOD適応前はベッドだったけど。これ、大丈夫かな…。鐘なんて鳴らしてないんですが。キンタマは震えるくらいに気持ちよかったけども。

 

 

 

 

 気になる事は多々あるが、とりあえず分かる事からやっていこう。

 まずは……試練を突破して、本当に不死を孕ませられるようになったのか実験だな! 会長の少女、お相手願う!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……会長の少女……いや、黒神めだか、リタイア!

 

 え、何があったって? そりゃ妊娠したんだよ。マジでマジで。

 いや、流石に証明しろと言われると困るが。もうちょっと時間が経てば、病付村々院で妊娠の検査もできるだろうけど、まだたったの数日だ。…どうもこの世界、日時の経過が今一つ信用できないが。

 

 よくよく考えれば、試練で得られる力は不死を孕ませる力なんだから、避妊もせずにヤッてりゃ、子供ができるのも当たり前だ。その第一号が、彼女になるとは予想外だったが。

 確定こそしていないものの、非常に勘の鋭い本人が『孕んだ』という直感が働いたと言うし、安静にしているに越した事はない。

 本人は、まだ腹も大きくなっていないし、動くには充分と主張していたのだが、万が一この状態で死んでしまったらどうなるのか、予測がつかない。

 これから向かうであろう場所は、まだMODが適応されてない場所になるだろう。そんな危険地帯へ、妊婦(仮)を連れて行く訳にはいかない。

 

 私の幸せの為に自分の全てがある、と豪語する彼女は不満顔だったが、その私のたっての頼みだ。妊娠を証言したのは自分自身なので、反論もできない。

 結果、彼女は病院に入院する事となった。

 黒髪露出熟女にも世話をするよう頼んだし、金髪ツインテ美少女と、元昏睡金髪美少女にも気晴らしの相手をするよう頼んだから、そうストレスが溜まる事はないと思う。

 

 …そうそう、会長の少女改め、黒神めだかを名前で呼ぶようになった。以前、不倫街の人々に尋ねた事があるのだが、『自分の名前が自分のものだという実感が無い』と言っていた。

 MODで押し付けられた仮初の過去では、自分はドコソコの誰々だ、というバックボーンを持てなかったのだ。だから、MODで変化した不死達は、自分の名前を使う事を好まない。一部例外は居るが。

 

 だが、彼女…めだかは、『着床した』という確信と共に、『自分は黒神めだかである。黒神めだかでいい』という実感が、ストンと胸に落ちてきたのだと言う。

 妊娠からなのか、それとも試練を突破して身に付いた能力なのかは分からない。

 ともあれ、彼女は確かに黒神めだかとなり、そう名乗り、呼ばれるようになった。これは多分、とてもいい事だと思う。

 

 色々検証したり調べたりしてみたくはあるが、私はいつまでもここには居られない。彼女の世話を頼み、いつか出産に立ち会える事を祈りながら、私は病院を出ようとした。

 

 

「ちょっとちょっと、ボクに挨拶も無しに行くつもり?」

 

 

 む? おお、病弱美少女。目が覚めていたのか。…なんだ、その…謝る訳ではないが、夢だと思ってつい、な…。

 

 

「別にいいよ。狙って誘ったのはボクなんだし」

 

 

 そうか…。しかし、何でまたあんなタイミングで突然? あまりヤボな事を聞くのは憚られるが、疑問ではある。

 夢の中で何度も体を重ね、殆ど状況を理解できてなかったとしても、お互いそこそこ情があったのは分かる。

 それを差し引いても、唐突が過ぎる気がするんだが…。

 

 

「ん~……ボクね、病気でいつもベッドに横たわってばかりだったんだ。知ってるでしょ、ソウルがどんどん抜けていく病気。最近は多少マシになってたけど、いつ元に戻るか分からない。…不死からすれば、終わりがあるのは羨ましい事かもしれないけど……ずーっと考えてたんだ。ボクは何が出来るんだろう、って」

 

 

 …何だか重い話だ。

 

 

「そうでもないよ? 実際、暇で暇で何かしないと頭がおかしくなりそうだっただけ。で、このまま死んじゃうと、ボクはベッドの上で天井を眺めるだけで一生が終わっちゃうなーって考えてたんだ。…君を案内したのは、それをやっておけば、多少は誰かの為になれるかな、って思ったから。…あんな事になるとは思ってなかったけど」

 

 

 確かに。というか、未だに例の淫魔は姿を見せないな。

 諦めたのか、興味を失ったのか…。まぁ、それは後回しでいいか。今はこの子の話だ。

 

 

「それで、何度もあんな夢を見ている内に、思いついたんだ。ボクに出来る事。ボクがこの世界に残せる事。……君の子を産む事」

 

 

 私の子を…?

 確かに、子を残す事こそ、生物の悲願で、生きる意味とも言っていい。

 私も、君が子を産んでくれると言うなら、諸手を上げて喜ぶくらいだ。

 

 

「でしょ? 君も嬉しい、ボクは生きた証を間違いなく残せる。君の事も、そうなってもいいかなって思えるくらいには好きだしね」

 

 

 ニカッと笑う病弱美少女。彼女の考え方や価値観に思う所はあるが、私はそれを口にしようとは思わない。肯定も否定も求められてはいない。

 ただ、これだけは言っておかねばならない。

 

 

 ついさっき、ようやく不死を孕ませる力を得たから、先のセックスでは孕んでないぞ。

 

 

「え、そうなの? …じゃあ、今からもう一回、しようか♪」

 

 

 

 そう言って身を寄せてきた病弱美少女の目は、明かに快楽を知り、そして私を誘惑しようとしているものだった。当然、抵抗には失敗した。

 

 

 

 

 

 

 そしてオメデタ、二人目である!

 いや本当に着床しているかは、これから様子見して検査しないと分からないのだが、めだかちゃんと同じように、孕んだという確信があり、そして自分の名前…紺野木綿季という名が自分のものだと、自然と納得できたらしい。

 そして、これも経過を観察しなければならないが……ソウルが流れ出していく病状が、全く見られなくなっているのだそうだ。

 何が切っ掛けなのかは分からない。ぬか喜びなのかもしれない。それでも、大きな希望と、ユウキが生きた証を得られそうな事は、素直に喜ばしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 病付村々病院を抜け、商店街を抜け、異世界風俗街を通り、城下淫乱有閑人妻層をフラついて、城下不萎教区に寄り道し、城下不倫街を進む。

 つまる所、今まで通って来た場所を一通り巡って祭祀場に戻って来た。

 

 勿論、そこに居た女達に、メスの幸せをたっぷり味わわせたのは言うまでもない。

 子供を孕む可能性があると聞いた彼女達の反応は様々だ。嬉々としてナマで中出しを強請る者、もう少し気楽に楽しんでいたいので避妊を考える者(ゴムは使いたくないらしいが)、初潮が来ていない事を悔しがる者…。

 色々な反応があったが、どれも結果は同じだ。孕んだかどうかはともかくとして、全員腰砕け、アヘ顔で腹下死。

 おかげで一時の間、動く者が全く居ない地区が出来上がってしまった。

 

 

 また、もう一つ判明したのだが、孕んだら自分の名前が腑に落ちるという現象、あれはちょっと間違いであったようだ。

 孕まなくても、腑に落ちた人達が居る。…条件が分からないが、胸を張って自分の名前を名乗れるようになったのはいい事だと思う。何れは皆、同じように名乗れるようにしてあげたい。

 

 ふむ…それにしても、やはり私もレベルアップしていると言う事か。今までであれば何度か腹上死していたであろうに、それなりのしんどさは感じるものの、まだまだ余裕である。

 

 

 

 

 

 

 さて、祭祀場に戻ってきたはいいものの…何だかおかしいな。

 まず、篝火が消えている。…篝火って消える事あるのか。いや、常識的に考えれば当たり前なんだけども。

 確か、篝火を管理する人が居た筈。そう思って、宝石翼のょぅι゛ょが捕らえられている牢に行ってみたが、誰も居ない。牢が開けられた形跡もない。……残っている血痕が、最悪の事態を予想させる。

 …彼女が居なくなったから、火が消えたのだろうか?

 

 

 次に、ここを拠点にしていた筈のKOS-MOS殿が居ない。彼女の寝床(?)であるメンテナンスベッドごと無い。

 安全な拠点を求めてここにやってきた彼女だから、篝火が無くなれば拠点を移す事は不自然ではないが、どうにも引っ掛かる。

 ……いやいや、そんな事はない筈だ。彼女が宝石翼のょぅι゛ょを殺めたと? 安全な拠点を自分から潰す理由が無い…。

 というか、よくあんなデカいベッドをほいほい移動させられるものだ。不萎教区の教会から、どうやって運んできたのか未だに分からない。

 

 

 更に、以前ここで出会った、聖職者(?)3人組の姿が無く、エッチなポーズで奇跡を使う人が落ち込んでいる。

 話を聞いてみたところ、使命の為の旅の最中に、あの3人と逸れてしまったのだとか。それで何故、祭祀場に戻ってきて落ち込んでいるのかはともかくとして、それは心配だな…。

 恐らく、彼女達が踏み込んだのは、まだMODが適応されてない場所だ。そこで、彼女達はどれくらい戦えるのだろうか。

 心配ではあるが、場所が何処なのか全く分からない為、探しに行く事もできない。

 

 

 変わった事はまだ続く。一体どれだけのイベントが進行しているんだ。やはり、二つの試練とやらを超えたからか?

 理由はともかく、相変わらず篝火(消えてるけど)の傍で座り込んでいた青い騎士殿のヤサグレ具合が加速していた。

 

 

「全く次から次へとキャラを増やしまくって、巨乳と露出度を上げればそれでウケると思ってるんですかねそれで得られる人気なんて短いもんですよ重要なのはキャラの深さと作り込みです大体私がオワコンってどうして言えるんですかやる夫板界隈を見てみなさい強キャラからヨゴレまで使いやすさで言えば私程のキャラは珍しいですよ今だって充分現役張れてますそれにしてもここも人が増えてきましたね静かで巨乳が居なくて落ち着くところだったのに何ですかアレ乳がでかいだけならまだしも痴女そのものでしょう谷間見せ付けてるし下半身はフンドシどころか蛇一匹だし巨乳の先っちょに赤い装飾って乳首の場所でも主張してんですかそんなに巨乳を強調したいなら潔くモロ出しにしろと言うのに…………ハァ……愚痴を言っても仕方ありませんね…。篝火も消えてしまいましたし、巨乳がまだまだ増える気がするし…。仕方ありません。もう少しだけ、私も足掻いてみましょうか…」

 

 

 ………半分くらい聞き取れなかったんだけど、随分鬱屈が溜まっていた事と、辛うじて何かする気になったのは分かった。

 何をするつもりなのかよく分かりませんが、とりあえずご健闘をお祈りします。

 ところで、どうして篝火が消えたのかご存じないですか?

 

 

「さぁ。うたた寝して、目が覚めたら消えていたので」

 

 

 …使えない、ともそんなんだから、とも言うまい。あそこで延々と座り続けてれば、誰だって眠くもなるだろう。

 とりあえず、彼女は何やら準備があると言い、祭祀場から立ち去ってしまった。

 

 

 

 

 おっとそうそう、変わった事…と言えるのかは分からないが、呪術師の彼女の事を忘れてはならない。

 病付村々病院で母乳が出る薬を購入し、めだかちゃんに『あなたの全ては、彼の幸せの為にある』という思想を吹き込んだ彼女。

 その行動の是非は言うまい。倫理的にどうかと思うが、めだかちゃんが助けに来てくれなければ、私はあの試練を…蜘蛛の怪物を突破できたとは思えないし、その後の黒髪露出熟女と娘二人の問題を解決できたとも思えない。

 

 やや複雑な心境で呪術師の彼女を褒めるが、それ以上に目を引いたのは……そのおっぱいだ。元々、超セクシースタイルだった彼女のおっぱいが、更に膨らんでいたのだ。

 理由は言うまでもなるまい。母乳が出る薬の効果だ。どたぷん、と思わず表現してしまうソレ。餅よりも柔らかく、白く(コスチューム的に黒だが、だからこそ素肌の白さが際立つ)、文字通り母性が詰まったソレ。母乳を貯め込んだ事により、大きさもハリもワンランク上になったソレを、呪術師の彼女は『どう?』とでも言いたげに見せ付けてくる。

 あまつさえ、腕組みなんかされると、柔らかいのと柔らかいのが押し込められてもう溜まらんですたい!

 

 

 速攻で飛び掛かったが、逆に寝かしつけられ、授乳手コキで散々絞ってもらいました。ありがとうございます!

 勿論、それで終わる筈もない。母乳が尽きたのを切っ掛けに入れ替わる攻守。私が不死を孕ませる力を得た事を知ると、呪術師の彼女は嬉々として私を迎え入れた。

 狂気さえ感じる悦びに身を委ね、彼女は貪欲に子種を子宮に呑み込んでいく。

 

 ついついお互いに加減を間違えて、同時に腹上死・腹下死してしまった程だ。篝火…病付村々病院の篝火で、二人で目を覚ましてから、ついつい笑ってしまった。

 そして、その時には呪術師の彼女は、サーリャという名を受け入れていた。孕まなくても名を受け入れる事はあったが、やはり孕んでいる可能性は高い。

 丁度病院に居る事だし、暫く滞在して検査する事になった。

 

 

 

 私は、サーリャから祭祀場への近道の事を教わり、私の子を孕んだ他の女達と喧嘩したりしないよう強く言い聞かせて、祭祀場に戻って来た。

 途中、美女医や看護婦や入院患者を何人か犯したが、全く問題はない。

 

 

 祭祀場に戻った私を待っていたのは。

 

 

 

「あやややや~。おかえりなさいまし、旦那様。寂しゅうございました」

 

 

 身軽に祭祀場の塀や柱の上を飛び回る、元大烏の美少女だった。私を悦びの絶えぬ不死淫から連れ出した、ある意味全ての始まり。

 ニコニコしながら私に寄り添い、腕を絡めてきた彼女にキスをする。

 嬉しそうに頬を染める姿に愛しさが湧くが、それはそれとして聞く事は聞かねばならない。

 

 私の精子を注ぎに注がれ、臨月かと思うくらいに膨れ上がっていた彼女の腹は、元通りのスラッとした姿を取り戻している。

 

 

「あやや、残念ながら、先のまぐわいでは孕む事はできなかったようで…。厚かましいとは思いますが、もう一度、精をお恵みくださいますか?」

 

 

 勿論OKであるが、一度、悦びの絶えぬ不死淫に戻っておきたい。また、あの時のように空を飛びながらセックスして移動する事はできるだろうか?

 

 

「勿論です! 旦那様も、空中での交わりがお気に召したようで。では、早速!」

 

 

 

 元大烏の少女に抱き上げられ、空気を裂く疾走感と無重力感の中で、私達は快楽に耽った。…不死淫から出てきた時に比べ、エロ方面で色々パワーアップしていたので、ついつい感じさせ過ぎて、何度か落下しそうになったのは秘密である。

 

 そして、何とか不死淫に戻って来たのだが……まぁ、その、大騒ぎになった。

 まず、元大烏の少女…名前が腑に落ちたそうなので、これからは文と呼ぶ…が発見された時、物凄い勢いで矢とか炎とかピンク色のビームとか飛んできたのだ。

 考えてみれば、文は彼女達にとって、私を攫った元凶である。そりゃ意地でも倒そうとするわ。…当時の文は大烏の姿だったが、よく判別できたものだ。

 

 私が必死に呼びかけて落ち着かせ、何とか着陸してからは…再会の喜びに突き動かされるまま、ハグ、キス、セックスセックスセックスセックス。

 想ったよりも長く不死淫を離れていたようで、積もりに積もった彼女達の寂しさと欲求不満を解消する為に、何度腹上死したか分からない。それ以上に、彼女達は腹下死しているのだからお互い様だが。

 

 文はと言うと、思いっきり精液を注ぎまくられて大きくなったお腹を抱え、離れて行った。このままここに居ると殺されそうだから。

 暫くしたら迎えに来るとか言ってたな。

 

 

 何とか一段落して色々話を聞いてみたところ、私が文に攫われてから、何とか私を取り戻そうと、彼女達はあの手この手で不死淫からの脱出を試みていたらしい。

 現に、私が連れ去られた辺りには工事の跡があり、路が作られている。しかしその先には何もなく、麓に辿り着く為のルートを作り上げるだけでも、あとどれだけかかるか分からない状態だった。

 それでも諦めようとは欠片も思わず、絶対に私を取り戻すと意気込んでいた。

 

 …私は幸せ者だなぁ。

 だと言うのに、また彼女達を置いて外に向かわなければならないのは心苦しい限りだ。

 

 

 事実、私がまた外に向かうと告げた時の彼女達の剣幕は凄かった。

 鹿島も、なのはちゃんも、ダクネスも、絶対にさせないと断言した。

 当たり前と言えば当たり前、この時点で刺されていないだけ温情である。

 

 何せ、彼女達が私を取り戻す為にあの手この手で不死淫から脱出しようとしている間に、私は気楽にあちこちを歩き回り、その場の女を抱き、しかも子供まで作って帰って来た。だと言うのに、またしても姿を消す。

 ついでに言うと、彼女達を名前で呼び始めた事からも分かるように、既に名前が腑に落ちている状態だ。つまり、妊娠している可能性が非常に高い。なのに出ていく。

 うん、愛想を尽かされるか、心中を強要されても仕方ない。不死が心中したって意味ないが。

 

 議論は白熱し、なのはちゃんのスターライトテクノブレイカーが飛び、鹿島が媚び、ダクネスが自爆特攻しかけてきて、ずん子が自分から食べられに来て…。

 そして地面が崩落した。

 

 

 

 纏めて死んだよ、ええ。何とか全員復活し、頭を冷やして何が起こったか確認してみたが、どうやら私達が騒いでいた場所…なのはちゃんと最初に出会った広間の床が崩れたらしい。

 あそこ、そんなに安普請だったのか? でも、ここでなのはちゃんとバトルファックした時は、崩れたりしなかったけど……いや、集まった人数の数が違うか。

 と言うか、MODが適応されているのに安普請なんだろうか。見た目は豪華ホテルっぽいのに…やはりMODも万能とはいかないか。

 

 改めて調べている間に、また床が崩落。丁度上に居たダクネスが落下した。そして落下した先には……デーモンと思われる生物が闊歩していた。

 でっかい棍棒でブン殴られ、ダクネスがまた死んだ。復活してきた彼女のコメントは、「あれに殴られても気持ちよくない」だった。

 

 

 これから私が外に向かうにせよここに監禁されるにせよ、彼女達が住まう場所に、あんなナマモノを放置しておく訳にはいかない。

 と言う訳で、デーモン退治となった訳だが…討伐方法は例によってMOD。射程距離に入ってないのか、上からかける事はできない。

 

 なので、下に降りてどうにかしないといけない訳だが……落下=即死の高さでした。少なくとも、私の体力では。

 

 

「じゃあ私の出番です! じっとしててくださいね!」

 

 

 その為、私はなのはちゃんに…よぅι゛ょに抱き抱えられて、ふわふわ空を飛んでいます。そして棍棒が届かない所からMOD,MOD,MOD。

 バカスカピンク色の爆発が飛んできて、それを慌てながらも避けるなのはちゃんが頼もしい。

 私達を見て、デーモンが何やら怒っている気がする。外敵を排除しようとしているのは分かるが、何となく八つ当たり染みた気配を感じるのは気のせいだろうか。

 

 

 

 

 

 気のせいじゃなかった。

 MODが完全に効果を発揮し、人型に変わった結果。

 

 

「…私…? おっきくなった、私?」

 

「うっさーい! ロリっ子の癖に彼氏作ってズッコンバッコンしてる破廉恥幼女と一緒にするなー!」

 

 

 …うん、本人の弁はともかく、なのはにそっくりな美女になった。

 そっくりと言っても、なのはは手を出したら即お縄な年齢なのに対し、デーモンから変わった彼女は高校生から大学生くらいの年齢だったが。

 背が高くなり、おっぱいも大きくなり、白いドレスのような服に大きな杖。うん、親子か姉妹と言われても納得できるくらいにはよく似ている。

 

 なんか喪女っぽい癇癪の起こし方をしている彼女は、なのはちゃんが私とイチャついているように見えたらしい。実際、ある意味ランデブーと言えなくもない。

 なのはちゃん、飛んでる間に私のちんこを触ってきたし。…触っていると元気が湧くんだそうだ。マジカルチンポ的な効果の為なのか、それとも単になのはちゃんの趣味嗜好なのかは不明である。

 

 

 どれだけ頭に来たんだろうか。人型になっても、ピンクの砲撃がバカスカ飛んでくる。怒りの余りに狙いが定まってないのが幸いだが、かなり怖い。

 というか、デーモン状態の時より強くなってるんじゃないだろうか? 少なくとも小回りは効くようになっている。

 

 どうする、アレ?

 

 

「簡単ですよ。大きい私はヤキモチ妬いてるんですから、同じ事をしてあげればいいんです。四の五の言わずに、私達にシてるみたいにノックアウトしちゃえばいいんですよ」

 

 

 ……このょぅι゛ょ、容赦ねぇ。

 というか大きな自分を相手にそれでええんか。

 

 

「大きい私だから、逆にいいんです。小さい私がこんなにエッチ大好きになってるんですから、育った私ならもっとエッチに決まってます」

 

 

 …むぅ、確かに。食べごろのカラダ、なのはちゃんとは違ったセックスアピールを持った彼女。

 しかしその根底に潜むスキモノ具合はかなりのものだと、私の直感が告げている。

 

 だがそんな大人しく押し倒されるとは…。

 

 

 

「やめて! 私に乱暴する気でしょう! エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!」

 

 

 あっ、乗り気みたいですね。

 いつの間にやら杖を取り落し、尻もちをついたような態勢でスカートの裾をチラチラと。

 

 本人も乗り気なのであれば、躊躇う理由は無い。

 大きくなった自分のあざといアピールを見て、ちょっとムカついてるなのはちゃーん、手伝って。この肉食系ドMに見えてSっ毛を隠し持っている喪女をヤり倒して、ケツをペチペチしながら躾けるから。

 

 

「…それ、私に対する評価じゃないですよね?」

 

 

 なのはちゃんは、ドSに見えて虐められるのが大好きなMっ子ちゃんだから違います。

 まぁ、ともあれ……まずは拘束を頼む! そして二人がかりでスターライトテクノブレイカーだ!

 

 

「えっ、ちょっ、私初めて! せめてもうちょっとシチュエーションとかを!」

 

 

 そのようなジヒはない!

 何故なら私はエロゲ脳だからだ! 相手の意に沿った行為なのかよりも、エロいかどうかの方が重要なのだ!

 




病付村々病院~エッチな一家の住処

たまご背負い…木山春生(とある科学の超電磁砲)
たまご背負いから出てくる虫…昏睡状態だった少女達(とある科学の超電磁砲)
人食いミルドレッド…黒髪めだか(めだかボックス)

混沌の魔女クラーグ…プレシア・テスタロッサ(リリカルなのは)
たまご背負いエンジー…フェイト(リリカルなのは)
混沌の娘…アリシア(リリカルなのは)

最初の亡者……鹿島(再登場)
不死院の騎士…ダクネス(再登場)
ボスのデーモン……高町なのは(再登場)
はぐれデーモン…なのはさんじゅういっさい(リリカルなのは)
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