※この作品はR-18です。

Day Walker   作:美砂

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Day Walker 39

 「薔薇の写真、結構好きなんだけどなぁ。」

 スーパー銭湯に歩いて向かう。

 「完璧にカメラマンとディレクターの趣味だな。」

 多分、そう思う。

 

 「おお、デカイね。銭湯なんて久々だ♪」

 元々、銭湯や温泉は華と2人でよく行っていた。蓮と付き合いだしてから、自主規制してる。能力もあるし。

 「あんまり、離れるなよ?」

 「うん、分かった。」

 脱衣所で、パッパッと脱ぐ。

 「前を隠せ。タオル巻いて。」

 うーむ。小言が多いなぁ。肩にタオルをかけて、先に浴場に行く。

 「ま、待てって!」

 「人少ないよ。先に洗う。」

 まるで保護者みたいについて回る。

 「なぁ、頼むから膝にタオル掛けてくんない?」

 「誰もみないよ。気にし過ぎ。」

 ワッシャワッシャと頭を洗う。

 「妙な所で、男らしいんだよなぁ。」

 ブツブツ言ってる。男だもん。男らしくて良いじゃないか。洗い終わり

 「もう、先に浸かってくる。」

 文句ばかり言ってるから遅い。

 

 「うーん、気持ちいい♡」

 やっぱ、広い湯船はいいな。家の近所にもスーパー銭湯あったけど潰れちゃったし。頭にタオルを乗せ、泳いじゃ駄目だけど、スィーッとジャグジーまで移動。

 「凛っ!ケツだけ浮いて出てるから止めてください。」

 誰もみやしないのに。いや、見られてるか。チラチラ視線を感じる。

 「ロッカーの鍵かして?ゴム忘れた。」

 長い髪はアップするのがマナーだ。

 濡れた髪をクルッと纏めてロッカーのゴムで留める。

 「絶対、1人で銭湯とか駄目だからな。」

 リラックスに来たのに注意ばかりだ。

 「蓮、小言もわかるけど折角来たんだから寛ごうよ。」

 「上がったら、マッサージ?アイス?」

 両方!笑顔になった。楽しまなきゃ勿体無い。入場料大人2000円もするんだから。

 

 元来、長湯だから逆上せないように腰湯に浸かる。

 「・・・まだ入ってんの?」

 蓮は湯船の淵に腰掛けてる。

 「うん。温めだし、気持ちいい。」

 「肌がさぁ、紅らんでエロいんだが。」

 小声で言ってきた。肌が白いから、紅みをさすとうっすらピンク色になる。

 「え~まだ上がりたくない。」

 分かったよ、と座ってボーっとしてる。

 「ん?露天もあるじゃん。露天行こっ。」

 えぇ~と言いながら付いてくる。暖かい季節だから、露天は結構人が多い。俺が湯船に入ろうとすると、ササッと人が避ける。同じ年位のオッサンや、ジィさん達だ。

 「蓮、入らないの?」

 「うん、逆上せたから涼む。」

 

「綺麗な肌をしとるのう。オナゴが入ってきたと思ったわ。」

ジィさんが言ってきた。

「若く見られるから、損はしませんねぇ。」

確かに腕毛も、脛毛も最初から無い。モデルやってるから、脇毛も無いけど。会話を楽しんでると

「もう、上がるぞ。」

待ちくたびれたのか、蓮が促す。

「ん~、わかった。先に失礼します。」

 

 「おい、凛、起きろ。」

 マッサージの最中に寝てしまった。昨夜の疲れが出たらしい。

 「腰付近が疲労してますね。痛めない様にストレッチして下さい。」

 「・・・はい、分かりました。」

 なんで腰が疲れてるかは言わずものがな。

 

 「ほい、クッキー&クリーム。」

 「あ、有難う。頂きます。」

 風呂上がりのアイスは堪らん。蓮は、生ビールを美味しそうに飲んでる。ビールは苦くて飲めない。

 「気分転換になった?」

 「うん、なった!まさか、温泉だとは思わなかったし。また、大阪居る間に来たいなぁ。」

 「いいよ、また来よう。」

 3時間程滞在して、帰宅。1人向け滞在型ホテルだから、ベッドはシングル。昨夜は一緒に寝たけど流石に狭い。俺が体格も小さいのでソファーに寝る。

 「大丈夫?俺ソファーでもいいよ。」

 「うん、大丈夫。ソファーデカイし。」

 長湯してマッサージ。いい感じに眠りを誘う。

 

 蓮の朝は早い。いつも俺を起こさない様に静かに出勤する。

 「朝ご飯位、一緒にたべたいのになぁ。」

 大阪に来て数日。毎日、朝昼は1人で食べる。朝が早い分、帰宅はかなり早い。家事して、テレビでも観てたら4時前には帰ってくる。

 「ん~、もうすぐ帰って来るか。夕飯何しようかな。」

 

 「凛、緊急事態だ。」

 おわっ!ビックリした。ガブリエルだ。

 「な、何?緊急事態って?」

 「ナイトウォーカー達が来る。規模は50人位だ。」

 はぁ?何で昼間動けない奴らが、いきなり大勢で来るんだ?

 「どうやって、来たんだ?今、何処にいる?」

 「船の貨物に紛れてきた様だ。日本にはまだ戦えるエクソシストが居ない。君らに掛かってる。」

 「俺と蓮しか居ないのに、50人は無理だ。どうしよう。」

 「ケンを呼べ。彼にはもうディウォーカーの事は話した。」

 3人でも、ギリギリだ。華達を呼ぶか?

 「ただ今。あれ、ガブリエル。なんでいんの?」

 

 「ケンがどれだけの力か分からないな。」

 「2人分の働きはするだろう。武器は渡してある。」

 「今夜か?」

 「あぁ、そうだ。ケンは華と同じ力がある。呼べば良い。」

 

 夕暮れ、港付近に来た。臭う。アイツらの臭いだ。

 「攻撃的なナイトウォーカーだ。気を付けろ。」

 ガブリエルはそう言って去った。

 攻撃的。3人で大丈夫だろうか。俺はちゃんと戦えるのか?

 臭いがキツくなったと思った瞬間、後頭部に激痛が走り気を失った。

 

 「凛!クソッ!ケンッ来い!」

 俺はネックレスに触れ、強くケンを呼ぶ。

 「蓮、来たよ!」

 「凛が、連れていかれた!追いかけるから、後ろを頼む!」

 凛は気を失い、ナイトウォーカーの腕の中だ。見失わない様に必死に追いかける。

 「邪魔だッ!失せろっ!」

 後ろでも、必死にケンが倒してる。手が足りない。

 「華ッ!来い!凛がヤバイ!」

 ネックレスに触れるかどうかと同時に華と健太が現れた。

 「姫を追って!後は私達がカバーする。見失わないで!」

 また、あの時の二の舞は嫌だ。襲って来る奴らから、身をかわし凛を追う。何故、凛を狙う?どんなに身体を交えても凛の力は奪えないのに!

 「凛っ!起きろ!目を覚ませっ!」

 やっと、凛を抱くナイトウォーカーに追い付く。

 「汚い手で、凛に触るなぁっ!」

 奴に斬りかかる。コイツがリーダーか?軽い身のこなしで、俺の攻撃をかわす。

 笑ってやがる。言葉は分からないが、馬鹿にされてるのは分かる。

 その時、凛が身体を動かした。目を覚ましたかっ!

 

 「イッテェ・・、クソッ捕まってんのか!」

 身を捩り、抜け出そうともがく。蓮が攻撃をするも慣れた様子でかわしてる。片腕に俺を担いだまま。長い髪の毛の間から、首筋が見えた。俺は奴の首に噛み付き肉を咬みちぎった。溢れ出す濁った死臭のする血液。俺を離し、首を押さえるナイトウォーカー。武器を出し、ザクッと首を大鎌で切り落とす。

 「ハァ、ハァ。大丈夫か?凛。」

 「うん、平気。ごめん、また油断した。」

 「油断じゃない。最初から凛目的だ。ドイツの奴と違って特に能力も無くて良かった。」

 また飛ばれたら、監禁される。

 「ちょっと、頭痛い位。他の奴らは?」

 「ちょっと手強かったから、全員呼んだ。」

 背後で、雑魚達を見事に切り裂く華。健太も慣れて来たみたいだ。ケンは初めてなのに、物凄い勢いで次々に倒している。

 「ケンは、キレたら怖いな。」

 た、確かに。俺たちが参戦するまでも無く、全滅に時間はかからなかった。

 「ふぅ、いきなりだったから驚いたわ。健太が先に気づいたの。姫の痛みに。」

 「そうか、だから来るの早かったんだな。」

 「凛、大丈夫?何ともない?」

 ついさっきまで、怒りに満ちて暴れていたとは思えない位いつも通りのケン。

 「殴られたんでしょ?怪我は?」

 デカイ身体を屈めてオロオロしてる。

 「大丈夫。今回の奴等は攻撃的って聞いてたのに油断した。」

 「確かに攻撃的だったわ。今までのはせいぜい抗う程度だったのに、完全に殺すつもりで襲って来たわ。」

 取り敢えず、全員無事で良かった。結局、俺は1人しか倒してないけど。

 

 華と健太は明日があるので直ぐに引き揚げた。問題は、ケン。その、蓮が居ない間に問題を起こして以来の再会。気まづい。

 「あの、あのさ、助けに来てくれて有難う。もう大丈夫だから帰ってもいいよ。」

 出来るだけ、距離を取って会話する。蓮の目の前で、ハグされるのは嫌だから。

 「そんなに、追い帰さなくて良いよ。飯位、食って帰れば?」

 蓮~、人の気も知らないで。大通りまで歩く。蓮を真ん中にして。

 「あからさまに、逃げてるな。俺が居るから手出しさせないから。ギクシャクしない。」

 いや、ギクシャクにもなるだろ?だって、その、浮気?相手だぞ。ケンからのボディタッチを警戒して蓮の傍に立つ。

 「僕の事、嫌いになった?ねぇ、凛。僕の事、嫌い?」

 「嫌われるような事をしなきゃ、嫌われないと思うけどな。」

 蓮の一言で、ケンはシュンとなり、

 「僕、帰るよ。また何かあったら呼んでね。」

 フッと姿を消した。

 うーん。警戒し過ぎたかな。わざわざ来てくれたのに。

 「ちょっと、冷たかったな。そんなにケンの事、苦手になった?」

 「苦手というか、蓮の前で抱き着かれたりするのは嫌だ。」

 「俺が居なきゃ良いの?」

 「そういう問題じゃない。2人っきりになりたくない。分からない?」

 ちょっとイラついて、強く言ってしまった。

 「ごめん、ごめん。分かってるよ。ケンは何時も本気で来るから、拒めないんだよな。だから、また繰り返すかも知れない怖さがあるんだろ?」

 「・・・分かってるなら、良いよ。」

 そう、彼は何時も本気で愛を伝える。だから、流されてしまう自分が情けない。ディウォーカーと分かった今、抵抗しても多分敵わない。2人っきりになるのは避けなきゃいけないんだ。

 

 なんかケンに塩対応してしまい、凹んでしまった。蓮と居ても会話が無い。

 「風呂行くか?あそこ24時間営業だから、ゆっくり入れるし。」

 「ん~、どうしようかな。」

 「いつまで落ち込むな。ケンへの態度はアレが当たり前だ。警戒しない方がおかしい。」

 「うん、そうだね。行こうかな、銭湯。」

 深夜帯だから、人も少なくゆっくり汗を流せた。蓮にまで気を使わせてしまった。

 

 部屋に戻って、蓮に甘える。さ、誘うのは未だに慣れないけど。

 「気、使い過ぎ。今日は大変だったから休もう?」

 あれ?しなくて良いの?何時もなら、何があっても押し倒して来るのに。

 「お、俺、魅力無くなった?マンネリしてるなら、努力するから。」

 「魅力が無くなる?そんな事有るわけ無いだろ。ホレ。」

 蓮の下半身は、その、元気一杯だった。

 俺がキョトンとして蓮を見上げてたら

 「そんな可愛い顔するな。これでも我慢してんだから。」

 フワッと抱き上げられ、ベッドに寝かされた。蓮は、布団を持ってソファーに横になる。

 「交代ばんこ。いつもソファーじゃ身体痛める。ゆっくり休んで。お休み。」

 「・・・うん、お休み。」

 

 その、俺はヤル気だったから、息子が元気だ。どうしよう。まだ蓮、起きてるかな?トイレ行って抜くか。

 そっと歩いてトイレへ。声出さないようにタオルを咥える。ズボンを下着ごと下ろしてセルフバーニング。まぁ1人エッチだ。唾液で手を濡らし滑りを良くする。ヌチャッヌチャッと音がする。音漏れしなきゃ良いんだけど。

 (んっ、早く出して寝よっ)

 出すだけの為の行為だから、最初から強く扱く。だけど双丘の奥が疼く。指を口に含み濡らして蕾に入れる。自分で入れるから奥まで届かない。それでも、気持ちよくて気がついたら前を触らず、必死に指を出し入れしてた。

 (んんっ、蓮が欲しいっ!)

 蓮の指を思い出しながら、コリコリと良い所を刺激する。強く押したら射精してしまった。

 (でも。まだだっ、ん、あぁ良いっ)

 ナカイキは無理でももう少し弄らないと腹の疼きが収まらない。身体を丸め、指を根元まで入れ、ピストンする。グチュグチュと汁が垂れてきていやらしい音がする。

 (ンアッ、イ、イケそうっ)

 顎が上がり、オーガズムがそこまで来てる。

 (ああっ!イ、イクッ!)

 

 ガチャ。トイレのドアが開いた。俺は猥らにも程があるだろ的な格好。蓮と目が合った瞬間、ビクビクッと後ろだけで達してしまった。

 

 「いいもん、みちゃったなぁ。今回は生で。」

 「・・・消えたい・・」

 男の子だもん、たまには抜かないと、と慰められたが見られた、しかも2回目の気持ちはわからないだろっ。あの動画、まだ消してないらしいし。

 「そんなにシタかったなら、もっと強引に誘わないと分からないよ。」

 笑いながら言ってる。

 「も、もう寝るっ」

 ベッドに潜り込んだ。

 

 「良いなぁ、1人だけスッキリして。俺、今からだよ、相手してくんないの?」

 「しないっ!俺も1人で処理したんだから、蓮も1人でやって!」

 多分、顔は真っ赤だ。スッキリ?スッキリしてると思う?してる訳ないじゃん!まだ身体、疼いてるよ!でも、そんな事言えなくて、悶々としたまま夜がふける。

 

 

 「あと5日で、家に帰れるな。当分、出張は入れないぞ。」

 「最後までいた方が良い?家も少し心配なんだけど。」

 「そだな。明日帰る?俺の荷物、宅配で送るから。」

 「分かった。じゃ明日帰るよ。少し片付けるか。」

 「片付けは良いから、イチャイチャしよ~、家には華が居るから出来ないしぃ。」

 腰に抱きついてきた。まだ昼前。時間早いです。

 「帰ったらさ、華にカミーノの話しようかなと思ってる。」

 「え?また行くの?」

 「カミーノは、何度歩いてもステキな場所だよ。」

 「いや、分かるけどさぁ。俺行けないよ。流石に。」

 「うん、3度目だから俺だけでも行ける。」

 「ひ、1人は駄目っ!華行かせよう!なっ?1人は駄目だよ?」

 会話しながら、俺のズボンを下ろそうとしてる手と戦う。

 「ズボン、伸びちゃうよ、離してっ!」

 ケツに顔埋めて

 「カミーノ反対~!」

 

 屁でもこいたろうかな、と本気で考える。

 

 結局、抵抗も虚しく真昼間にヤリました。どうやら、1人エッチの事、根に持ってたみたい。

 

 「・・だがら、びるま、じだぐながっだのに!」

 声、枯れました。勿論、夕食&スィーツを要求して使いっ走りさせたけど。1人で明日帰るのに、どうすんだよ。またナンパの嵐かよ。ウンザリする。

 

 「華?今から飛行機乗るから。お土産買ったからね。」

 〔電話越しでも、エロオーラッて分かるんだね。まあ。お楽しみになられて。じゃね。〕

 

 はぁ、またバレた。本当、健太使って覗いてないか?怖くて聞けないけど。

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