※この作品はR-18です。

Day Walker   作:美砂

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Day Walker 4

うちのお姫様、華がご帰還された。機嫌がいい。恐らく俺の親から、小遣いでも貰ったのだろう。

 

 蓮が、仕事の為に華と入れ違いに帰宅した。

 華は機嫌が良いし、ちょっとさっきの恋話的な話をしてみようと思う。

 

 「ちょっと話あるけど今大丈夫?」

 

 「良いよ。出来れば手短に。」

 

 やっぱ、なんかもう面倒そうだ。

 

 

 例の告白の件を遠回しに言ってみた。

 流石に男同士の話だから、ど直球には言えない。

 

 

 「それってさ、回りくどいけどパパと蓮さんの事でしょ。正直、面倒くせぇわ。」

 

 バレた。女って怖い。

 

 「ま、まぁそんな感じなんだけどパパ、恋愛とかさ、久々だし、まして相手は男だし。困ってるの。気持ち悪いだろうけどさ。俺は、友達のままが、一番良いと思ってるんだけど。」

 

 「それ、本音かねぇ。私は本音じゃないと思うよ。昔、ママといた時とおんなじ顔してる。何があったか知らないけど、食事も出来るようになったし。」

 

 

 ママといた時。俺は、元嫁が大好きだった。天真爛漫で明るくて美しかった。離婚話がでた時、俺は、一方的な愛情を与えていたんだなぁ、と思って激しく落ち込んだ記憶がある。

 

 俺が黙って考えてると、華が一言。

 

 

 「このニブチンが!もうYOU達付き合っちゃいなYO!!」

 

なんかテレビで見たフレーズでポーズをとる娘。

 

 何かもうどうでもよくなって来たぞ。娘が拒否反応しない当たり、今時の若いモンは、性別関係ないのか?俺はヴァンパイアだし、でも失いたくないと実感している相手、蓮。華以外の唯一の理解者。

 もう俺の中で大きな存在になりつつある蓮。

 毎日、声を聞きたいと想ったりしてる俺。

 不安を感じると頼ってしまう。

 

 

 蓮にメールをする。仕事中だしね。

 

[例の話、考えてみたよ。華にも話した。沢山考えて考えて、俺の小さな可愛い脳味噌で結論をだしたよ。    友達から始めよう。因みにヴァンパイアだから、きっと辛い事が起きる。それでも良いなら、改めて宜しく。]

 

 直ぐに返信が来た。

 

[辛い事以上に楽しい事をしよう。ドライブしたい、食事にも行きたい、映画も良いね。楽しい事は

沢山ある。二人、いや華ちゃんもいれて全力で楽しもう。凜、大好きだよ‼]

 

 

若いって凄いね。どえらい高い壁平気でぶち壊してくる。乗り越えるんじゃなくて、壊してくるんだ。でも、忘れてないかなぁ、中身40代のオッサンだぞ。取り敢えず、後でそこんところ確認しとこう。今返信したら、きっと終わりの無いメール合戦になる。

 

 うん、でも何かスッキリした。友人からで良い。蓮は、優しい。辛い人生を経験した分、彼はきっと優しくなれたんだ。どれだけ苦しんだか計り知れないけど。

 今となっては、蓮はかけがいのない存在。

 それを認めたら、いつもの優しい眼差しを思い出す。彼は紳士だ。無理強いはしない。

 ゆっくりこの気持ちを育てよう。

 

 

 

 数日後、俺は蓮が紳士だと思った事を前言撤回する羽目になった。

 

 

 

 うちのマンションは、かなり防音がしっかりしていて、娘もゲームやら音楽を大音量で聴いてるが、音漏れはほぼ無い。

 俺の部屋もそう。だから、蓮から血液の提供?があった小競り合いを華は知らない。そうだ、いつか蓮にヴァイオリンを弾いてもらおうか。生演奏は素晴らしい。

 

 

 恋愛を前提に友人として蓮と付き合っている。秋も深まり、寒さが増してきた。俺は寒いのが嫌いだから、気分が落ち込む。だけど今年からは、反抗期の娘と二人きりじゃない。少しは楽しめそうか。

 

 

 

 そう、10月の半ばに蓮の血を飲んでから、1ヶ月程経つ。そろそろまたあの渇きが来た。苦しい。だけど娘には、バレたくないので、不味くなった食事を摂る。

 

 

 一度、血液を飲むという交わりをしたせいか、蓮は敏感に俺の渇きを感じ取った。一言のメールが届く。

 

 [今夜、そっちに行くから。直ぐに済む。]

 

 

家のインターフォンが鳴る。

 もう夜の9時過ぎだ。娘は、部屋に籠っている。

 「いらっしゃい。仕事お疲れ様。」

 何とか笑顔を作る。しかし、見抜かれていた。

 「渇いてきたんだろう?無理すんなよ。」

 そういや、いつの間にかタメ語だ。まぁいいけど。

 

 自室に二人で入り、無言で腕を出す蓮。マジマジと眺めるのは2回目だが、脈打つのが分かりそうな位、魅力的な腕だ。

 だが、やはり噛み付くのは、躊躇してしまう。舌で口内をなぞると牙も伸びている。髪も白銀色になっている。蓮の腕を見て興奮しているのだ。

 

なかなか噛み付かない俺を見て、蓮が優しく促す。

 「今日は、ナイフじゃなく噛み付いてくれる?ナイフの傷はなかなか血が止まらないんだ。噛み付く方がどうやら血が止まりやすいみたい。」

 「....分かった。」

 

 生まれて初めて(当たり前だが)筋肉逞しい男の腕に口を当てる。正直まだ葛藤と恐怖心がある。躊躇していると

 「キスじゃ、飲めないよ。」

 蓮は、また優しく微笑んでいる。

 有り難う、蓮。お前には俺に血を与える義理も何も無いのに。だけど今は分かってる。蓮は、俺の事が好きで苦しむ俺を助けたいのだ。

 

 

 勇気を出して、蓮の腕に牙を立てる。

 直ぐに血液の味、それはとても美味で表現出来ない。久々の血液で夢中になって啜る。ふと蓮の様子を伺うと恍惚とした顔をしている。

 あぁ、そうか。俺がナイトウォーカーに吸われていた時の快感に似た感覚なんだ。

 

 ハッと我に返り口を腕から離す。

 腕には、牙の跡がくっきり残り少し血が出ている。確かにナイフより止まりが良さそうだ。

 

 「蓮、大丈夫?大丈夫か?」

 

蓮はまだ、少しボンヤリしている。飲み過ぎたか?夢中になってしまった。蓮はヤバくなったら、引っ張り剥がすと言っていたのに。

 

 

 

 だが、どうやら血を飲み過ぎた訳じゃなく蓮は興奮状態の様だ。俺も血液を飲んで身体が火照りエネルギーに満ちている。

 

 何で興奮しているか、分かったかって?そりゃ男ですもの。お互いのJr君が元気になっている。

 蓮はともかく、俺は前回そんな風にならなかったから、焦っている。どうしよう。

 蓮も意識がハッキリしてきた。蓮の眼は、完全にそういう事がしたいって現れてる。

 

 

 

 「えっと、血有り難う。元気になったよ。お前大丈夫?」

 「...大丈夫じゃない。こんな感じになるなんて知らなかった。凜は知ってたの?」

 

 「まぁ、何となく....トイレ行く?」

 

気まずくて、そんな事言っちゃったもんだから、蓮の変なスイッチがONになった。

 

 「...好きな相手が、目の前にいて同じ状態なのに何で1人で抜かなきゃいけないんだよ!」

 

まぁそりゃそうだけど、まだ俺達、お友達じゃん?恋人として、手も握ってないし、キスも未だだ。いきなり、抜き合いなんて色々飛び越えすぎだろ?と、オッサンは思っていた。

 

 

 

 思っているうちに、蓮は行動に移していた。

 俺を軽々と抱き上げベッドに降ろす。

 

 えっ?マジか?

 勿論俺には、男同士のエッチの予備知識なんて無い。ちょっと怖くなってきた。

 

 「凜、怖いか?俺に任せてくれる?」

 

 任せるも何もなんもわからん。抜き合いっこしか知らねーよ。

 直ぐに蓮の顔が、迫ってきた。わ~キスか、キスするんだな、わー!焦るな俺!中身的には20歳位俺が上だぞ。落ち着け~。

 

 

 

 蓮は優しい。

 額、頬、鼻と軽いキスをしてくる。リラックスさせようとしている。

 でもね、手がね、優しくない。もう、いつの間にか服はクシャクシャだし、ズボンもずれて触られ放題。

 紳士的な奴じゃなかった。

 蓮の手は、俺の息子に。俺の手は、導かれて蓮のJr君に。

 もう、なる様になれ!て感じになってきた。

 記憶の端っこにある気持ちの良い場所を愛撫する。蓮も同じことをするからお互いMAX状態まで、あっという間だった。

 部屋が防音でよかった。久しぶりのエッチで変な声がでそうだ。

 抜き合いで、済むかなと思ってたら、また蓮が動き始めた。

 

 気持ちいいけど、何か物足りない。勇気を出して、

 

 「...蓮、キスしたい。」

 うわー、言っちゃったぞ。

 蓮は満面の笑みで俺の唇にやっとキスをした。最初はついばむ様に、次第に舌を絡めて。徐々にキスは降りていき、はだけた上半身にキス。そしてなんと俺の息子にキスをしようとしている。

 「ま、まって。風呂まだ入って無い!」

 「構わない。凜の匂いと味がする方が良い。」

 ま、待てぇい。俺が構うわ!どうにか抵抗するも体格差で、負けてしまった。

 

 「ちょっと待ってってばっ...あっ、はぁぅ.....」

普段、性欲薄いもんで、1人エッチなんて殆どしないから、いきなりくわえられたら、そりゃ持たないよ。

 「...あぁぁ、もう.....ダメ、で、出そう....」

下半身には、夢中で舐めてる蓮がいる。聴こえてくるのは、俺の変な声とピチャピチャの水音。聞くに耐えない。しかも俺、早くない?僅かなプライドも失いそうだ。

 

 「蓮!離せって!....もうイクから、止め....」

マジで、イキそうになった途端、離してくれなかった息子が解放された。

 正直、俺涙目だ。何でイカせてくれないの?

 そりゃ離せって言ったけど。止めろって言ったけど!

 蓮は、余裕だ。また蓮が動いた。

 

 えっ?俺の目の前に蓮のJr君がやって来た。ペシッペシッと顔にJr君が挨拶してくる。

 そして蓮の顔は、俺の息子の位置にある。

 

 

 これって、抜き合いじゃねーよ、69じゃねーかよ!ハードルたけぇよ!おじさんビックリだよ!

 

 

 

 しかしながら、しっかりホールドされてるし、元気な蓮のJr君が目の前にある。逃げられない。

 思いっきり眼を閉じて蓮のJr君を口にほうばる。蓮の汗の匂いと味がする。やったこと無いけど、何とか奉仕する。それに対抗する様に蓮も愛撫が激しくなる。

蓮の舌が、ソロッと後ろの穴辺りを舐めてきた。驚きと初めての感覚で思わず高い声がでた。更に指で縁をなぞる様に触れてくる。何だかもどかしい感じがする。舌と指で穴を優しく弄られ、経験無いのにバックが疼いて仕方がない。指を軽く入れられただけで全身がその先を期待してしまっている。あれ?俺、挿入されちゃう方なの?才能はありそうだけど。

 俺も負けずに目の前にそそり立つ蓮を必死にくわえたり、舐めたり、時に強く吸ったりした。

 蓮も気持ちいいのか、時折喘ぎ声が漏れている。反応してくれると、何か嬉しいし、一方的にやられる時より気持ちいい。俺も抑えられず声が出る。

 

 「そ、そこ、良い....はぁ...もう出る蓮....」

 「俺も気持ちいいよ、俺も出そう.....」

吐息と共にやっと蓮の声が聴こえた。

 蓮の先端を舌でつつくと、ビクッと反応する。味が変わってきた。俺も限界。

 

 「凜、出る!」

 「..蓮...蓮..!」

 

 

 ほぼ同時に果てた。

 蓮は知らないけど、俺飲んじゃった。

 ドロッとして飲みにくいけど、味はまるで血液を飲んだ時みたい。

 あれ?体液なら、精液でもいい訳?

 でもなんか怖いから、蓮には内緒にしとこう。

 二人共、少し息が上がっていたけど、蓮は体勢を変えて今は添い寝状態。

 ん?今日は終わりかな?

 

 「いきなり、ゴメン!我慢出来なかった。凜の事、一目惚れだったから、もう辛抱堪らん状態でさ。」

 と、謝られてしまった。

 「謝んなくていいよ。悪いことした訳じゃない。キッカケは、俺が血を吸ったからだし。まぁいきなり69は、ハードル高かったけど。」

 とクスクス笑うと蓮も笑った。

 

 

 「そういや、一目惚れって、いつからよ?」

 と間抜けな質問をしてしまった。蓮は笑いながら

 「普通、一目惚れっていったら、初めて逢った時だろ?面白いこと聞くね。」

 そりゃそうだ。

 「と言う事は、最初からいつかはこうなりたいと想ってた訳?」 

 蓮はキョトンとして

 「当たり前じゃん。俺、男の子よ?惚れたらいつかはヤリたいと思うし、だから初日から凜の家まで上がったんだよ。」

 

 

 若さの素直さって怖い。一歩間違えたらストーカーじゃん。

 

 

 取り敢えず、蓮はお泊まり。風呂にも入らず汗臭い狭いベッドで眠りについた。

 

 

 ベッド買い直すかなぁ~と考えつつ。

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