※この作品はR-18です。

Day Walker   作:美砂

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Day Walker 85

 もうテンも、ヨチヨチ歩きが出来る様になった。危ないから、余計目を離せなくなったけど、ちゃんと成長してるなぁって感じる。

 

 時々、裕太や華達に預けて、2人でデートとか、まぁ、やる事やって時間を作ってイチャイチャもしてる。

 

 「おっとっ!今日は、テン、不機嫌か。」

 家の中が嵐。物が飛び交う。

 「何でかな?ご飯もあんまり食べなかった。」

 なんとか避けながら、会話する。

 「うーん、病気じゃないとは思うけどね。」

 ヒョイと天馬を、抱き上げる。

 「よし、気分転換にドライブ行ってくるか。」

 「もう、10時だよ。寝かさないと。」

 「今のまんまじゃ寝ないでぐずったまんまだよ。ちょっと走って来るから、片付け頼む。」

 「ん、わかった。テン、頼むよ。」

 

 思ったより、直ぐに帰ってきた。

 「俺のチビも寝つき悪い時はドライブ行ったらすぐに寝たんだ。テンも、直ぐに寝たよ。」

 蓮の腕の中で、スヤスヤと眠る天馬。

 「そっか。わかんなかったな。ちょっと調べたけど、やっぱ、成長過程の1つみたいだね。グズるの。」

 「だね。心の成長だな。ま、いよいよ能力のコントロール教えなきゃいけない時期に入ったって事だな。」

 

 最近は、よく能力を出す。

 「ダメ、天馬。良くない!」

 どうやって、教えたら良いんだろう。叱れば余計、酷くなる。

 「どら、こうしてみよう。」

 なんと、飛び交う物の中に天馬を放り出す。

 自分で飛ばした物が、当たり泣き出す。

 「ビャー!マンマー!パーパー!」

 「痛がってるよ、蓮。もういいよ!」

 「大丈夫、怪我は大したことない。痛みを覚えなきゃ駄目だ。」

 見てて辛い。

 「蓮、もういいよ、血流れてる。」

 「凛が泣いてどうすんだ。強くなれよ。」

 天馬を抱き上げる。傷口はすぐに消える。俺の能力が遺伝してるみたいだ。

 「痛かったね。ブンブン、もう、止めようね。」

 「マーマー、マーマー、っこ、っこ。」

 泣いてる俺をヨシヨシする様に撫でて来る。

 「何だよ、テンの方が強いじゃないか。テンにヨシヨシされてる。」

 「うん、俺が弱過ぎなんだよね。テン、ありがとな。」

 それから、心を鬼に出来てるかは分からないけど、能力が出たら、物が飛び交う中にテンを置く。

 物を飛ばして人に当たったらどうなるか、体に覚えさせるしか、出来ない。

 

 数週間もしたら、物覚えも良いのか、能力を出しても堪えるみたいな顔して、すぐに止める。

 「テン!良い子!よく我慢したね!」

 少し大袈裟位に褒める。抱き上げて、抱きしめて。

 「マーマー、マッ!マッ!」

 うん、何言ってんのかわかんない。

 

 「お、いらっしゃい。」

 裕太とロイが遊びに来た。

 「はい、お土産。」

 「いつも、悪いね。なんか、当てにしてるみたいで。」

 「いえいえ、テンと遊びたいんだ。テンは?」

 「部屋中、ウロウロしてるよ。」

 「もうそんなに歩けるのか。早いね~。」

 「うん、能力もコントロール出来始めた。」

 「へぇ、凄いじゃないか。まだ、2歳にもならないのに。頑張ってるな。凛。」

 「うん、蓮がしっかりしてるから、蓮の真似してやってる。」

 

 「お、いらっしゃい。」

 仕事部屋から、蓮が出てきて挨拶。

 「蓮のサポートで、スクスク育ってるな。」

 「あぁ、俺は大したことしてないさ。凛が頑張ってんだ。」

 

 テンは、裕太達が来たからハイテンションで、1人運動会。ヨチヨチながらも走ったりして興奮してる。

 「何だよ、抱っこ出来ないじゃん。」

 「暫くしたら、落ち着くよ。裕太達が来て喜んでんだよ。」

 少しでも、動けるように部屋は基本、扉開けっ放し。

 テンが動き回ってる内に、スィーツタイム。

 「ん、美味いな。やっぱ、あの店は確実だね。」

 「たしかに。新作も美味いもんね。」

 ロイと蓮は、コーヒータイム。

 

 

 なにか寝室でガサゴソ。

 ん?寝室にオモチャ置いてあったっけ?

 まぁ、気にせず、お喋りとスィーツを楽しんでた。

 

 「パーパ!パーパ!」

 

【挿絵表示】

 

 場の雰囲気が凍る。

 次の瞬間は、爆笑だ。俺は恥ずかしくて顔から火が出そう。

 テンが持ってるのは確かにオモチャだ。オモチャはオモチャだけど、玩具の方。

 蓮を睨みながら、テンから玩具を取り上げる。

 

 「俺、言ったよね。鍵掛かる引き出しに入れろって。」

 「わ、忘れてた。ごめん、ごめんって。」

 「ごめんで済むなら、警察要らんわ!」

 蹴りをかます。

 「まぁまぁ、喧嘩やめて、ほらテンが見てる。」

 ゔゔ、本当はもっとボコりたい。裕太達だから良かったけど、他の客の時なら笑えない。

 

 爆笑が暫く続いて、満足気に2人は帰宅。

 

 「もうね。暫くマジで、エッチ禁止。」

 「何でだよ、事故じゃん!」

 「あのさ、いくらテンがまだ幼くても、何でも有りじゃない訳。これから、質問の嵐の時期だよ?喋れるようになったら、家での事、外でも話すよ?わかる?」

 「・・・うん、わかる。」

 「家にチ◯コのオモチャあるとか言われたらどうすんだよ。」

 「・・・困る。」

 「だろ?だから、片付けといてって言ってたんだよ。なのにしてなかったから、事故ったんだろ?」

 「・・・はい。」

 「捨てるか、片付けるか、どっちかにして。」

 

 あーあ。ガチで凛がお怒りになられた。

 「おい、テン。お前、やったな。お前がやらかした所為で、暫くママに触れないんだぞ。分かってんのか?はぁ。」

 「何言ってんの。テンは悪くない。」

 あ、聞こえてた。

 「なぁ、許してよ~。」

 「・・・これが初回だったら許すよ。2回目だよね。」

 そうだ。2回目。

 数日前、出しっ放しのローション(バック専用)をぶちまけて遊んでた。

 

 「静かだな?どっかで寝てる?」

 家事してて、凛も目を離してた。俺は仕事。

 

 「んー、華の部屋にも居ないな。寝室かな?」

 

 「うわっ!マジかよ!」

 寝室から、叫び声。

 「な、何?どうした?」

 凛の顔、怖いです。視線の先には、ローション塗れのテン。

 「なっ。なっ!」

 ヌルヌル遊び、まだ早いよ。テン。

 「俺、風呂入れるから、キ・レ・イ・にしててね。」

 「・・・はい。すいません。」

 俺だけの所為か?2人で使うんだから、俺だけじゃないだろって言いたいけど我慢。

 

 数日前。はい、今回は完全に俺が悪いです。

 「ね、禁止ってどの位?」

 「さっきの今で、もうそんな事を考えてんの?反省してないじゃん。無期限!」

 うう、またドジった。

 これは、作戦練らないとマジで、オアズケだ。

 

 「な、温泉行かない?家族風呂。」

 「いきなり、なんだよ。」

 「ほら、ココ。普通1時間くらいだけど、2時間借りれるから、慌てなくてゆっくり入れる。」

 「ん、どこ?へぇ、脱衣所の横に小さな休憩室があるんだ。いいね。うん、行こうか。」

 ヨシ。テンは、風呂上がったらねちゃうんだよね。

 

 「えらくご機嫌だね、蓮。」

 「だって、久々じゃない?3人でお出かけ。」

 「そういえばそうだね。公園くらいしか行ってないね。」

 フフンッ。凛も絶対ノッテくる。だって、男だもん。溜まってるはず。

 

 「あー、もう、テン、ウトウトしてるよ、洗いにくい。」

 お、良い子だな。寝ろ、寝ろ。

 「ふぅ、先にテン洗って正解。部屋で熟睡してる。」

 「じゃ、次、俺の時間ね?」

 「はい?何言ってんの?」

 「2人っきりで、風呂だよ?わかる癖にぃ。」

 「・・・無期限だな。」

 「え?まだ解除無し?」

 「無し。」

 「凛だって溜まってんだろ?な、スッキリしよ?」

 「俺、ちゃんと1人で処理してる。」

 マージーかーよー。なんの為の温泉だよー。

 _| ̄|○

 

 「ま、まぁ、1人で処理しても満足はしないけど。」

 なんと!

 凛に抱きついて早速、身体に触れる。

 「あ、柔らかい。」

 「それ以上、言ったら中止な。」

 はいっ!

 戴きます!

 

 帰りの車内は、凛とテンの寝息が聞こえるBGM。

 うん、温泉作戦、成功!

 

 

 多分、エッチしたくて、温泉探したな。

 はぁ、まぁ浮気されるよりマシかな?作戦見え見えだけど、乗っかってやるか。いつも助けて貰ってるし。ウキウキしてる蓮。まぁいっか。

 

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