「元帥殿、お1人で大丈夫なのですか?」
「構わない、寧ろ1人の方が都合がいい」
「では我々はここに」
「....頼んだぞ」
1人進む、もう50年にもなるのか床が金属であるのに所々軋む音が聞こえる、抜けない方が奇跡だ。そのまま奥へと進み分厚い扉の前へとたどり着いた
「コード、panzer」
その声で扉が開く、現れたのは人ひとり入れるカプセルのようか何かと機械であった、機械はまだ動いており止まる気配はない。数百年前、数百年前の忌々しき記憶、遺産がここに眠っている、いや、彼女達の"原点"と言うのが正しいだろう
「............」
カプセルのようなものを空けるのをためらう、本当に良いのか.....私達の罪....いや、御先祖様達が生み出した"原点"を.....ここまで来たのだ、開けない理由がない、パネルを操作しロックを解除する.....封が解かれる音がする......そして.......
────────────────
「.........ここか.......」
あのジジイから名を受けて鎮守府に着いた、想像していた以上にボロボロで一瞬気を失いかけた
「.....行くしかないか」
気を取り直して中へと入る、建物の中はとにかく荒れていたが綺麗なところがいくつかあり、人が居るということを証明していた、ふと視線を感じたので上を見る
「..............」
「..............」
女の子がぶら下がってる、手に持ってるのは.......チェーンソーかそうか......え?
「.......」
「.......」
無言でエンジンをかける、そして振りかぶって俺を切りつけてくる、が
「なっ」
「........」
右手で受け止める、キュィィィィィィンという金属と金属が合わさる音が聞こえる、受け止めたチェーンソーをもぎ取りエンジンを破壊する
「うそ.....なんで....」
「......とりあえず聞くが.....司令室は何処だ?」
その後無視され女の子は走り去っていったので探すことに、道中罠が沢山あったがどれも素人にはわからない程度だったのだが全て発動させて司令室へとたどり着いた
「................」
中は綺麗に整えられており、前任者がどれだけクズだったが分かる、とりあえず荷物を全て置いてリストを見る
「.......成程....」
川内に長門、武蔵に龍田、加賀に大井か......
「それにしても.....」
この扱いは酷すぎる、修復すらまともに行っていない.....そう思ったら行動あるのみ、館内放送で全ての艦娘を食堂という所へ来るように伝え、案内役がいないので1人で向かった、着いた頃にはリストにあった娘全員がいた
「......私達を読んでおいて貴様が遅れるとは、恥を知れ」
「すまない、案内してくれる者がいなくてな」
かなり罵倒される、こんなにギスギスしているのは初めて.....では無いな
「自己紹介を、今日からここの提督となる神凪黒だ、宜しく頼「そういうのはいらないよ」.....何?」
「どうせ長くはないんだしさ、早く消えてよ」
「貴様.....上官に向かってなんだその態度は」
「上官ね〜.......みんなそう言って消えていったわ〜」
「......これで終わり?こんな無駄な事で私達を呼んだの?馬鹿じゃない?」
「......もういいかしら?早く部屋に戻りたいの」
「貴様ら......」
そう言いかけた時、褐色娘に胸倉を掴まれた
「何をする貴様」
「ふん、口ではなんとでも言える、それとお前の態度に腹が立ってな、こうするのさ!」
視界が反転すると同時に背中に痛みが走る、投げ飛ばされたのだ
「あらあら〜武蔵さん、これじゃあまた死んじゃってるわ〜」
「ふん、別にいいだろう?」
「そうだな」
...........この糞ガキ共......話をしている艦娘達を横目にムクリと立ち上がる、それに気がついたのかこちらを見て絶句している
「なっ」
「うそ....」
「...........」
あの頃の痛みに比べればマシな方だ
「で、上官を投げ飛ばした気分はどうだ?」
「このっ!」
さっき俺を投げ飛ばした娘が走ってくる、やれやれ、こういう事はあまりしたくないのだが
「死ねっ!」
「..........」
「なっグウッ!」
顔を鷲掴みにして持ち上げる、身長はこちらの方が少し低いがそれでも持ち上げるには十分だった、メキメキ骨が軋む音が聞こえ痛いのか呻き声が聞こえる
「え?」
「なんで....」
驚いている、驚く事か?まあいいお返しだ
「ふん!」
投げ返してやった、かなり大きな音を立てて激突し、気絶していた
「上官に手を上げるとは、本来なら死罪なのだが今回は見逃してやる、文句のある奴は俺に言いに来い、今日は以上だ」
そう言って立ち去る、全く着いて早々血気盛んなヤツらばかりだ
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「武蔵さん、大丈夫?」
「あ、ああ、なんとか」
武蔵さんが目を覚ました、良かった
「それにしても大井、聞いていたか?」
「いいえ、何も」
「上の判断か.....」
長門さんが頭を抱えている、無理もない
「それよりさ、アイツ玄関で襲ったんだけど....」
「仕留められなかったの川内、チェーンソーまで持ち出したのに」
「.....右手で止められた」
「は?」
は?右手で?
「....嘘じゃ....ないわね、実際武蔵さんまで投げ飛ばしたもの......」
「......アイツ何者かしらね〜?」
────────
「.....ふぅ....」
疲れた、色々と疲れた、とりあえずあの糞ガキに連絡する
『どうした?』
「どうした、じゃない、なんだここは」
『何かあったのか?』
「入って早々チェーンソーで切りつけられるは胸倉掴まれてぶん投げられるわ、どうなっているんだ」
『そこは艦娘を酷使し過ぎたせいでそうなった鎮守府じゃ、いわばブラック企業と一緒じゃ』
「ふ ざ け ん な」
『まあまあ、なんとかなるじゃろ、それじゃ頼んだよ』
あ、切りやがった.......とりあえずアイツらをドックへぶち込むとして、まずは鎮守府の修復からだな
こうして鎮守府を立て直す物語が始まった......
はい、どうもAKです、今回で3作目ですね、ん?他を完結させろ?無理に決まってんだろ察しろください。
今回これを書いたのはYouTubeにて艦これのSSをみて無性に書きたくなったからですね、安直過ぎる。
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