「...........」
あれから数週間が立って川内と龍田の態度が丸くなった、まあいい事なんだけど........
「これは丸くなりすぎじゃない?」
「何?夜戦?」
「あら~?まだお昼よ~?」
司令室のソファーにて、私の膝で膝枕されてる川内と正面に座る龍田、何故こうなっているのか、それは一昨日のこと......
────────────────────────
「あっ......何の用?」
「何って....私これでも提督なんだけど......」
「知ってるよ.....だから聞いてるの」
「んー、ねぇ川内、一緒にお昼食べない?」
「え?」
中庭へ移動、ベンチに座って川内とお昼を食べる
「.........」
「んー、意外と料理上手いのね長門、まあ責任とってもらわなきゃいけないし当然よね」
「ね、ねえ提督、ほんといきなり何なの?意味わかんない」
「私の可愛い部下とご飯食べるのに理由いる?」
「なっ」
「ふふ、この間の事でね、私も皆をもっと大切にしなきゃって思ってねそれで」
「.......提督はさ」
「ん?」
「.....私の事......捨てないよね?」
「捨てるわけないじゃない」
「......信じて.....いいんだよね?」
「勿論、プロですから」
「.....ははっ....提督て面白いね.....」
「そう?無愛想なんて言われてたけど」
「......少しぎゅっとしてもらっていい?」
「いいわよ、はい」
「んっ.....暖かい......それにいい匂い....」
「ふふっ.....龍田もいらっしゃい、そこにいるのバレバレよ」
「あら~.....なんで分かったのかしら~?」
「私は提督よ?」
「それは理由になってないわ~」
「そんな事よりほら、空いてるよ?」
「.........」
トテトテと歩いてきて抱きついてくる、可愛いところもあるじゃない......
「....私結構独占欲強いんですよ提督....」
「大丈夫、もっとキツイのいるから」
加賀とか大井とか
「ふふっ......後悔しても知りませんよ~?」
「大丈夫だって」
「提督......胸のあたり湿ってるよ?」
「ふぇ?......あ」
「これ母乳よね~?」
「あ....その....これは.....」
「.......」
「.......」
「あの.....2人とも?なんで無言で服を脱がしてるの?や、やっ!吸っちゃ.....あん!」
────────────────────────
「.......」
と、こんな事があり夜中に二人がかりでヤラれた時は本当死ぬかと思った、川内は強引だし龍田はジワジワくるし.......で、今休憩中
「ねえ提督、出撃っていつ?」
「んー、まだかな?」
「私はない方がいいけど~」
まああの糞ガキをぶちのめしてからかな?って言ってもわかんないだろうし
「それより川内、いつまでそうしてるの?」
「夜になるまで」
「.......」
「あら~強引ね~」
それは結構なんですが......扉の向こうから殺気を感じる......ヤバイ
「川内、離れなさい」
「あれ?加賀さんじゃん、やだ」
「やだっ......頭にきました.....」
「龍田さんも早く出てください」
「ふふっ、嫉妬かしら大井さん?」
「コイツ....酸素魚雷ぶつけてやろうかしら.....」
あー......これはまた.....
「提督」
「武蔵、いきなり私の後ろに来て抱きつくのはやめなさい、それに長門?また投げるわよ?」
「うっ.....それはやめてくれ」
「全く......」
長門は川内の反対側で私のズボンのチャックを開けようとしてた、ついでに投げるとは一度夜間を襲われその時咄嗟に窓の方へ投げてしまったことがきっかけ.........
「あんた達.....まあ揃ったのならいいわ、とりあえず話すわよ」
この子達には全てを話すと約束していたので全てを話した、私がなんであったのか、何を目的としていたか、そして何百年と生きる人間であること
「..........」
「.........」
「...........」
「..........」
「..........」
「.........」
「これが全て、満足した?」
今更後悔なんてしない、全てを話さないと気が済まないから、そしてこの後向かう場所で質問されると面倒だから、責められても軽蔑されてもいい、しかし帰ってきたのは意外な答えだった
「ふむ......それなら私はその人を孕ませたのか....なんだか興奮してきたな」
「まあ私はわかっていたので気にしませんが」
「そうか....しかし提督は提督だ、あまり気にすることではないだろう」
「私も同じ意見です」
「気にしないわよ提督~、大丈夫よ~」
「私も!だって提督優しいもん!」
「あ、貴女達.......」
嬉しかった、どこに行っても邪魔者、化け物扱いされたのに......でも泣くのはまだね
「....ありがと皆.....じゃあ出かけるわよ」
「「「「「「はい!」」」」」」
皆で鎮守府を出てある場所へ向かう、それは始まりの場所......私が眠っていた場所だ
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「着いたわ」
「ここが.....」
「ここ知ってる!私来たことある!」
「私達が最初に連れてこられる場所よね?」
「始まりの地....だったかしら~?」
「ふむ.....」
「提督、ここがどうかしました?」
「.....」
無言で岩の隙間にあったスイッチを押す、すると岩が動き中から通路が現れる
「さっ、行こっか」
皆を連れて奥へと進む、床が金属であるのに軋む音が聞こえる、もう長い事使われていない.....そして奥の部屋.....私が眠りから覚めた部屋に着いた
「.....来たわよ」
「やっとか、随分遅かったじゃないか」
現れたのは一人の男、しかし皆には見覚えのある男
「え.....提督が....2人?」
「嘘......なんで?」
「こ、これはどうなっているのだ?」
「あら~?」
「提督よ、説明を」
「.......」
男は少し笑って説明し始めた
「君達が驚くのも無理はない、そこにいるのはオリジナルの俺.....いや、俺達の元になった人間だ」
皆首を傾げている、しかし男は気にせず続ける
「君達は第3次対戦があったのは覚えているね?」
「え、ええ.....ですがそれが?」
「その時の生物実験、その副産物なんだよ、まあついてきたまえ、奴が来る前に話しておこう」
男について行く
「私達、いや、ソイツの完全なクローン達を、生み出した日本軍、その生物実験の施設の跡地なんだよここは、まあ順を追って話そうか......」
......約1000年前......2040年かな?それまで戦争をせずに保ってきた平和がとある国の核兵器使用で崩れた、そこから日本まで巻き込んだ大戦争が勃発、その戦争は約500年も続いた........その初期、戦争が始まってすぐ適性がある、ただそれだけの為に実験台にされた男がいた、それが今そこにいる人物だ、最初は武装の装着や戦闘シュミレーションだけだったが.....その辺の能力が分かったその後が酷かった、数多の実験を繰り返して男は衰弱していった、薬を打ち込まれ、脳を弄られ、挙句の果てには四肢を切断された後の治療まで行った.....しかしある日一般人の女性にも適性があるとされて連れてこられた、しかしその時の女性の適合率は低く単体では結果が得られなかった.....そして窮地に陥った日本軍が最後に考えついた答えが......人体の融合、その女性とソイツをある機械で混ぜ合わせてしまった、結果は成功、女性の心は完全にソイツの心と混ざり合い一つに、体は男性であった、そして完成したのがソイツであり兵器化しようとして失敗した者達が今いる深海棲艦の元となった者、そして成功したのが俺達
「.....と、言うわけだ」
「待ってくれ、それじゃあ提督の名前の神凪黒という人物の名はまさか.....」
「そ、今でてきた一般人女性の名前、そいつの名前は別にある」
「教えてくれ、ここにいる皆が聞きたいと願っている」
武蔵が質問する、男は止まり私の名を口にする
「名は、一凛彩羽、元大学生だ」
「その名はまさか.....本で見た事がある....あの天才か?」
「その通り、よく知ってるな、そして俺はその当時の姿の一凛彩羽、そしてこれが」
男がボタンを押す、そこには何千もの人間が入ったカプセルが並んでいた
「こ、これは.....」
「ようこそ、我らが家、我らの実験施設へ」
「.........で?私に何をしろと?」
「決着をつけてもらうのさ、ほら、奴さんが来たぞ」
男が指さすその先には元帥とあの奈多とかいう女だった、待って、まさか
「ほほっ、やはり貴様もここに来ていたか」
「糞ガキ......」
「まだその名で呼ぶか......いい加減名で呼んで欲しいものだな」
「五月蝿い」
彼女達が困惑した顔でこちらを見る、もう隠す必要もない....か
「あのね、よく聞いて頂戴、あの糞ガキは私をあの施設から目覚めさせて体を弄った挙句暴走させて皆を始末しようとした張本人、それがこの元帥、一凛康史......私の子孫よ」
「ほほ、やっと名前で呼んでくれたわい、のぉ、ご先祖さま」
「なっ」
「嘘.......」
「そして.....その横にいる女.....別の施設にいた"私"ね」
「なっ」
そう、おかしいと思ったのよ、私と瓜二つだし、なおかつここの事を知っているのは私以外にいない
「そこまで分かっておるか.....しかしこやつは貴様ではない」
「......神凪.....黒ね」
「その通り、私が弄って作った性奴隷じゃ、便利じゃぞ?」
「このっ、屑がァ!」
勢い良く右手をふりかぶる、しかし止められる
「どけ!」
「どきません」
「このっ!」
蹴りを入れて吹き飛ばす、しかしあっちも同じように蹴りを入れて私を吹き飛ばした
「くっ.....この....うっ!」
「んん?なんじゃ貴様、まさか妊娠しておるのかぁ?ほっほー!これはこれは、貴様らは生殖機能が無いとされていたがまさかお前だけは特別だとは!持ち帰ってお前も奴隷にしてやるわい!」
「ふざけ.....痛っ....」
あいつが体制を整えてこっちに向かってくる、まずい、今蹴られると.....その時武蔵があいつの顔を殴り飛ばした
「なんじゃ武蔵、貴様裏切るのか?」
「ふん!裏切りなどではない!貴様は只今を持って犯罪者となった!それだけだ!」
「何を」
「ふふっ....アンタホントに私の子孫?頭悪すぎるんじゃない?」
「......なんじゃと?」
「こっちがなんの作も立てずに来ると思って?皆!」
私の声でカプセルの中から一斉に出てくる私達
「なっ.....き、貴様!日本軍の技術の結晶を!」
「そ、これは日本軍の.....あんた達の罪よ!行け!」
私達が一斉に糞ガキ目掛けて飛びかかる、そして拘束
「ぐっ、神凪黒!ワシを助けろ!」
「させない!」
神凪黒を蹴りで止める
「どいてください」
「はっ!嫌に決まってんでしょ?馬鹿じゃない?皆!直ちに鎮守府に戻りなさい!」
「なっ、提督はどうするのだ!?」
「私は....いや、俺はこいつと決着をつける!」
「しかし」
「信じてくれ、頼む」
「だが......」
「...分かりました、行きましょう武蔵さん」
「加賀.....分かった...帰ってこいよ!」
「ああ!誰に物言ってんだ!」
「.......」
退避する皆、さて.....
「いいか?」
「勿論、もう押してある」
警報が鳴り響く
「なっ、何をしたんじゃ!?」
「何って.....自爆装置」
「き、貴様ぁ!分かっているのか!?ここで全てが爆破されれば全てが!」
「分かってる、だから爆破するんだ、この忌々しい呪縛から開放されるために」
神凪黒の方を向き直してファイティングポーズをとる
「.....邪魔するなら殺します」
「はっ!やってみな!やれるもんならさぁ!」
はーい!急展開です!一部を除いて全ての謎が明らかになり、神凪黒と一凛彩羽の最初で最後の勝負が今始まる!次回!
あ、感想を書いてくれると嬉しいな!