いろいろ狂った少年が欲望を満たすために世界を創り、物語を作ります 作:黒椿
やぁ、すぐに再会したね。予想通りだ。いや、宣言通りと言うべきかな? 元気だったかい?
と、どうでもいいあいさつはこれくらいにして、ちょっとばかり僕の娯楽を見てもらおうか。心配しなくても、ちゃんと話は動かしていくつもりだから安心してくれ。というより、そうしないといつまで経っても第一段階が終わんないから。
「今日は
僕が今回狙っているのはちょっと多い。ぶっちゃければ、複数相手だ。しかも、無差別。要はちょっとした息抜きというわけさ。
別にこれが目的の進行に直接関わるというわけではない。現状布石にする予定もない。だけど、この欲望を我慢するつもりもないんだ。それだけ前回の物語で味わった快楽の虜になってる。
だから、それを今すぐにでも堪能するべく、僕は今のところ物語の進行に関係ない奴に手を出そうと思う。物語を先に進める意味も込めてね。
いや、進行に関係ないってこともないか。まぁ、どの辺りを進行に関与していると定義するかにもよるけど。
……一応、関係あるってことにしておこうかな。ごめんね。どうも、常人と感覚がズレてるもんだからよく分からないんだ。
馬鹿なこと言ってないで、さっさと行こう。今回はいつもの性癖だけでなく、他の性癖も楽しんでいこう。どうせ、道草食っていくんだからね。
○○○○○
放課後。僕は一人、駅前をぶらついていた。この時間帯は女子学生が多い。帰宅時間帯だからね。部活をやってなけりゃ、この辺を散策してても何らおかしくない。僕には好都合だけど。
先に言っておくと、今回やろうと思っているのは盗撮だ。しかも、現実世界で女性相手にいろいろな小道具使ってコソコソやってる盗撮魔たちと違って、百パーセント成功する。連中のようにバレないかヒヤヒヤしながら己の欲望を満たしているような奴らとは違う。まぁ、絶対成功しようともコソコソやってる時点で僕も同類なんだけどね。でも、たまにはこういうのも悪くはないだろう?
最初に狙うのは女性のスカートの中だ。周囲にはさまざまなスカートを穿いた若い女性が歩き回っている。今日楽しむために昨日のうちに設定しておいたものだ。本当は直前でもよかったけど余計なものに時間を取られたくなかったからあらかじめやっておいた。
まずは彼女たちのスカートの中をいろいろと準備しておいたカメラ類で盗撮する。
ああ。もちろん、トイレに仕込んで盗撮ってのもやる。いろいろな女性の放尿姿も盗撮したいしね。だけど、ただ便器やその周辺に仕掛けるだけじゃつまらない。そんなものは設定を変えればいくらでもできるからだ。だから、やるなら直接盗撮なんてものも計画してる。
今の内に言っておくが、あくまで目的はちょっとしたスリルを味わうことだ。もちろん、絶対成功する以上成果は必ず上げられるし、警察に捕まることもない。これは僕の勝手な考えだが盗撮犯が盗撮をやめられないのは、性欲もそうだと思うけどバレるのではないかというスリルに興奮しているからじゃないかと思ってるからね。そういうのを擬似的にでも体験してみたいって気持ちもなくはない。まぁ、すぐにどうでもよくなりそうだけど、こういうのもいい経験にはなるだろうしね。
一応、スカートでの活動を強制しただけで街での女性の行動自体には何も指定していないから完全ランダムだ。ひょっとすれば、思いもよらない収穫を得ることができるかもしれない。
前置きはここまでだ。ここからは理屈はいらない。撮れるだけ女性の痴態を撮っていこう。
「まずは……あの子にしてみるか」
僕が最初に目をつけたのは肩までの黒髪をなびかせた大人しそうな女子高生だった。顔はなかなかの美人だった。足もすらっとしており、膝丈のスカートの中を期待させる。
女子高生はイヤホンで音楽を聴いており、完全無防備だった。いや、皆無防備だから何とも言えないけど。
僕は駅へと向かっていく彼女の後ろから近付いていく。今、履いている靴にはきちんとカメラを仕込んでいる。両足共だ。
僕は両足を極力彼女のスカートの中が映るようにしながら動かす。万が一不備があった場合、両足二つのカメラに記録された映像を不自然のないようにつなぎ合わせて編集されるようにしてあるから、これで大丈夫なはずだ。もっとも、この分だと片足分のカメラで充分そうだけどね。二つもいらなかった。まぁ、その辺はまた設定し直せばいいだけの話だ。
三十秒ほど女子高生の後ろを歩いたところでさりげなく離れる。結構近付いておいたけどこれでいいのかな? 何か途中滅茶苦茶不自然なところまで近付いちゃったけど。靴にカメラ仕込んでスカートの中を盗撮って案外難しいんだな。
僕は壁によりかかり、映画館の上映の要領で僕にしか見えないように先ほどの成果を何もない場所に映す。
「撮れてるな」
記録の中には女子高生の純白の下着が映っていた。盗撮成功だ。しかし、映像を見るにもう少し離れてもよさそうだ。
まぁ、初めてだし距離感覚が掴めないのは無理もないことだ。最悪カメラの角度がおかしくても補正されるように設定してある。というより、とにかくやれば成功するようにセッティングしてある。擬似的なものを楽しめればいいのだ。本格性を追及する理由などない。
「次はどうしようかな……」
さすがに一回で打ち止めはない。もう一回くらいはやりたい。その後は……また後で考えよう。
次に目に入ったのは茶髪にアイメイクをした女子生徒と黒髪をポニーテールにした女子生徒だった。片方の容貌は結構派手だがあの制服は中学校のものだ。つまり、彼女たちは中学生ということになる。現実世界では高校生以上にガードが固いと定評がある中学生だけど今回は彼女たちを標的にしよう。定評って言ってもガードが固いかどうかは統計でも取らない限り本当かどうかは分からないけどね。
まぁ、どっちにしても彼女たちが短パンや見せパンでガードしてる可能性など万に一つもない。彼女たちは駅前ビルのエスカレーターに乗ろうとしている。今度はその後ろについてスマホで堂々と盗撮しようと思う。素人が変にこだわってもグダグダになるってのはさっきので理解したからね。それなら、いっそ現実なら一発でバレるレベルで正々堂々と盗撮してやろうと思ってさ。盗撮してる時点で正々堂々もへったくれもないけど。
中学生二人がエスカレーターに乗った瞬間を見計らって、僕は両手にスマホを取り出す。録画モードにされたスマホのカメラを人目も気にせず二人のスカート内に突っ込む。二人が気付いている様子はない。
十秒ほど中に入れたところで二階まで上がりきる。僕はスマホをスカートの中から出して、何食わぬ顔でその場から離脱する。
そして、近くのベンチで今回の戦利品を確認する。二つのスマホには二人のスカートの中がばっちりと映っていた。
左手に映っているのは茶髪の女子生徒のスカートの中、右手に映っているのはポニーテールの女子生徒のスカートの中だ。それを見て僕は嘆息する。
「ふむ。人は見た目によらないものだな」
茶髪の女子生徒は赤と白の縞パンだった。風貌のわりにかなり幼い下着だ。一方のポニーテールの女子生徒はレースがあしらわれた紫色のランジェリーだった。この派手な下着はどう見ても勝負下着にしか見えない。
「まぁ、これはなかなかの収穫だな。人は外見で判断しちゃいけないってのがよく分かる」
もっとも、中学生で勝負下着などを穿いている時点で少々心配になってしまうけどね。援助交際でもしているのではないかと勘ぐっちゃう。別にしていたところで僕の与り知るところではないけどさ。
とりあえず、スカートの中はこれでいいかな。次は野ションかオナニーあたりを撮りたい。そうなると駅前では難しいか。
もっと人目につきにくくて、トイレがないところがいい。いくら、この世界が僕の意のままと言ってもその二つの条件を満たしていなくては自然なものは撮れない。
そう判断した僕は駅前から離れ、オフィス街へと足を運ぶ。この周辺は公共のトイレというものはなく、駅前に比べれば人通りは少ない。そして、人気の全くない路地裏も数多く存在している。ここなら理想的なものが撮れるはずだ。
そこで視界に脂汗をかきながら股間を気にしている一人の女子生徒が目に入る。制服から判断するに高校生か。いきなり見つかるとはラッキーだ。次の標的は彼女にしよう。
……何か制服女子ばかり狙ってるけど、まあいいか。ていうより、周囲で目に入る女の子がそんなのばっかりなんだよね。まぁ、この時間じゃ仕方ないけどさ。別に無理にバリエーションを求める必要もない。最初だしね。外人美女や人妻、OLみたいなのはまた今度だ。
僕は女子高生を尾行する。彼女は足をもじもじとしながら、何かを探している。それが何かは言うまでもないことだけど。
「さて、その尿意をどうする?」
ここはオフィス街。会社や事務所だらけだ。トイレを借りるのは少し難しいだろう。というより、それは禁止させてもらった。よって公衆便所を探すしかないわけだが、それもこの周辺にはない。つまり、彼女がその欲望から解放されるにはその辺で尻を出すしかないというわけだ。
「予想通り、路地裏に入っていくな」
女子高生はやや急ぎ足で人気の少ない路地に入っていく。頭の中で照会した地図及び地形情報からとあることに気付いた僕は彼女の後を追うことはせず、先回りするように違う路地に入っていく。
小走りで坂を下りていくとすぐにT字路にぶつかる。僕は盗撮用のスマホを取り出すと壁の後ろに身を潜ませて待つ。
すぐに女子高生は姿を見せた。スカートの上から股間を押さえている。ちょうど坂のてっぺんで足を止めると女子高生は持っていた鞄を少し離れたところに置く。鞄の横ポケットからポケットティッシュを取り出すと慌てた素振りで再び坂の頂上に立つ。
女子高生はポケットティッシュを口にくわえて、膝上五センチほどの紺のスカートを捲り上げる。中からピンクの可愛らしいパンツが姿を見せる。彼女はそれを膝まで下ろすとしゃがみ込む。外気に晒された秘部が小さくひくつき、今にも聖水が飛び出そうだ。
ここは坂になっているので上から放尿をすればそのまま坂を流れ落ちていく。つまり、平坦ではなかなか見れない長くて綺麗な放尿の川を見れるというわけだ。そして、それはすぐに見れた。
秘部から噴き出す白い聖水はそのまま坂に着水し、まるで川のように下に流れていく。尿が出ていくごとに川はどんどん太くなる。女子高生は幸せそうな顔で野外放尿を堪能している。
そして、僕は隠れながらも正面から放尿中の秘部を撮影していた。相当我慢していたようでものすごい勢いだ。これは先の三枚とは比べものにならないくらいのお宝映像になりそうだ。
放尿は三分以上続いた。放尿を終えた女子高生は一息つくとポケットティッシュで秘部を拭き、速やかに下着を上げる。そして、そそくさとその場を後にした。僕は女子高生を追うことはせず、残された痕跡を少しだけ楽しんだ。一つの地点を起点に作られた川に秘部を拭いたティッシュ。なかなかに興奮するものだ。
ここで一つだけネタばらしをしておこう。といっても明かさなくても答えなんか分かりきってるかもしれないけどね。それでも一応言っておくよ。率直に言えば、僕は制服を見れば、中学生か高校生かがすぐに分かる。理由は簡単、この世界のデータベースに接続すればどの制服がどの学校のものなのかが一発で分かるからだ。僕が対象の通っている学校にすぐに見当がついたのはそういうわけだ。
さて、これで一応三回くらい盗撮できたわけだ。一旦この辺で止めて、そろそろ仕掛けを動かしにいこうかな。
とりあえず、これで第一段階は終わるでしょ。
○○○○○
さっさとやることを終わらせた僕は帰路についていた。今日はなかなか楽しかった。三回しかやっていないが充分満足だ。
上機嫌で鼻歌混じりに歩いていると道中で見覚えのある人物に会う。
「創……」
「あれ、天一じゃん。どうしたの? こんなところで」
「別にクラスメイトと遊んだ帰りだよ。そういうお前は何してんだ? 放課後一人でさっさとどっかに行っちまったみたいだが」
「ん? 僕は別に街をぶらついてただけだよ。たまには一人の時間ってやつもいいからね」
僕は人を食ったような笑みを浮かべて言う。天一は僕を探るような目つきで見てくるが、僕は表情を崩さない。やがて天一は小さく息を吐いて視線を逸らす。
「一人の時間……か。確かに悪い時間じゃないかもな」
その発言に僕は思わず笑ってしまう。明らかに何も知らない人間の言葉だ。笑ってしまうのも無理はないと思う。
「ふふっ。なかなか呑気なことを言ってるねぇ」
「どういう意味だ?」
「意味なんてないよ。深い意味なんて何もない。聞く意味なんてないんだよ。何せ、僕は感情喰いを何人か殺すべく、反感情喰いを謳ってる反社会的組織をいくつか焚きつけたんだからなぁ」
「!」
僕の言葉に天一は大きく目を見開く。僕は口元を歪めて、両手を広げる。
「さぁ、動けよ、天一。早くしないと手遅れになるかもしれないよ? まぁ、とっくに手遅れかもだけどね」
「くそっ!」
僕の言葉を聞いて天一は
これで天一とイセナのフラグが立ったかな。我ながら展開が凄まじく強引だったと思うがこうでもしないと動かないからね。不可抗力だ。
やっぱり、直接参加してると物語を進めるのも一苦労だよ。でも、こんなことは他の人間には体験できないからね。この貴重な体験をじっくりと楽しんでいこう。
どうでもいいけど、盗撮結構楽しかったな。またやろっと。