いろいろ狂った少年が欲望を満たすために世界を創り、物語を作ります 作:黒椿
さて、ここからは第三者視点ではなく僕の視点でお送りしよう。問題ないとはいえ、思ってた以上に上手くいってなかったみたいだからね。
一応、さりげなくクラスメイト全員を僕の創った世界に転移させて物語を展開するという目標を持ってはいるけど、こんなんじゃグダグダになるのがオチだろう。それくらい、世界と物語を創造するのは難しい。何せ、何も設定しなければランダムに物事が動いてしまうからね。よくある後付けというのが存外難しい。この世界で後付けは場合によっては過去の改変と同義だ。過去を改変した場合、現在がどうなるのかがいまいち分からない。なぜなら、過去を改変したところで他の設定していないところがそれに合わせてランダムで変化していってしまうからだ。まぁ、改変した場所以外は変更はなしとでも設定すればいいのかもしれないけど、それはそれでどうなるか分からない。設定のどこかに穴があって、バタフライ効果がはたらく可能性があるからね。程度にもよるけど、それをいちいち直すのは面倒だ。
そういう意味ではこの力も融通が利かない。何でも思い通りにしかならないために、僕の思考の外にある事象がどうなるかがさっぱり見当がつかない。下手をすれば普通に小説やマンガを書くよりも物語の展開が難しいかもしれない。何でもできる万能さゆえの弊害というやつだ。これは決して過言じゃない。だって、プロットなんてとうに崩壊してるからね。僕がへたくそすぎるだけかもしれないけど。
ま、これはこれで一興だ。物語を作るというのは言うまでもなく困難なことだ。現実の世界があんなにも救いようがないのがいい証拠だ。人という高等なキャラクターを何十億と生み出したところで扱いこなせる人間などいはしない。だから、わりを食う人間が大多数を占める。この点から現実世界は異世界以上の失敗作の物語と言っていいだろう。
……と、だいぶ話が逸れちゃったね。確か昨日の夕方、天一のハーレムを寝取ると決めたんだった。天一のハーレムはイセナ・アッシュ、霧島梓、真奈・アン・ユセルフの三名だ。ハーレム主人公にしては少なく感じるけど、これでも数だけで言えば充分すぎるほどだろう。三人もの美少女を現実世界で侍らせていたら、世の男どもから嫉妬の目線を向けられること間違いなしだ。まぁ、世間から白い目で見られるのも確定だろうけど。
さて、まずは誰から落とそうかな。そこそこ苦労したイセナは最後にするとして……まずは梓からかな。別にどっちでもいいけど、何となく梓から落としたい気分だ。
寝取りの手段だけど……それはそこまで深く考える必要はない。要はセックスをすればいいだけだ。寝取りってのは本来そういう意味だったはずだしね。恋情を無理矢理自分に向けさせる略奪とは微妙に違う。
「どっちにしてもさっさと動くか。この物語が意味不明な方向に行っちゃう前に」
事情があって短期決戦で決めることを余儀なくされている。設定していない部分がどう動いているか分からない以上、のんびりと長期戦に持ち込むのは危険だ。もちろんこの世界の全てを把握することはできるけど、それには天才を遥かに凌駕するレベルの情報処理能力がいる。さすがにそれを可能とするほどの頭脳は持っていない。最悪力づくで何とかできるとはいえ、できればあまり使いたくない。
「次は肝心なところだけ
そう独りごちつつも僕は準備を始める。といっても、大したものじゃない。力を使って設定を多少変えればいいだけだ。
準備を終えたところで僕は放課後で帰る準備を始めている梓に話しかける。
「やぁ、梓。少しいいかな?」
「創?」
梓はキョトンとした表情になりながらもこちらに視線を向けてくる。
「どうしたの? 話しかけてくるなんて、珍しいじゃない」
「まぁ、ちょっとね……。それよりも話があるんだ。少し付き合ってくれないか?」
「それは構わないけど……」
少々逡巡する素振りを見せながらも梓は僕を見返す。どうやら、僕の真意を探ろうとしているらしいが、それは無理な話だ。
「じゃあ、場所を移そうか」
「うん」
僕の提案に梓は素直に頷く。まぁ、周囲の目があるからな。僕も梓もこの学校では目立つ存在だ。そんな二人が話し込んでいれば注目も浴びる。
別にモブなんてどうでもいいし、天一に見せつけられるならここで事に及んでもいい――なんて、間違っても考えてはいけない。何度も言うけど、僕の考えが及ばないところは本当に何が起きているか分からない。
もちろん、対処自体はどうとでもなるけど、これからやるのはセックスなんだ。性行為の最中に余計なことに気を取られたくない。
両者思惑は違えど、学校を出て行く。当然僕たちについてくるような無粋な奴はいない。というより、そんなことはさせない。せっかくの楽しみを邪魔されてはたまらないからね。
僕らが来たのは少々古びたビジネスホテルだった。もちろん、一見そう見えるだけで実際はラブホテルだ。舞台がやたらとチープだが考える時間がなかったんだ。実は処女の女性からの評判が悪いとされてるラブホテルだが、抱ければ何でもいい。ていうか、これも本当かどうか分からないしね。
適当に受付をすませた僕たちは最上階の一番いい部屋に入室する。ここまでは一つ目の物語で奏とヤったときと同じだ。だけど、ここから多少なりとも変えていきたいと思っている。といっても、大筋は変わらないと思うけど。
ひとまず、梓の手を引いてベッドまで連れてくる。ベッドの前に梓を立たせると僕は彼女の肩を掴む。
「さて、とりあえず……」
「きゃっ!」
ベッドに押し倒すと梓は小さく悲鳴を上げる。いきなり、情事に入っていくというわけだ。いつもならこの前におしっこさせて楽しむんだろうけど、今回はそんなつもりはない。物語云々を差し引いても我慢できなくなりつつあるのだ。
思えば、この物語に入ってから、まだ一人しか抱いていない。家のメイドである千奈以外、僕はほとんど手を出していないのだ。ストーリー展開以外にやったことといえば、盗撮や実験くらいのものだ。
だから、ブレーキが効かなくなっている。けれど、今からすることを思えば何の問題もない。なので、僕はいきなり梓のブラウスを捲り上げ、ブラを露出させる。
「あっ……」
梓は小さく声を上げる。僕は構わずに下着越しに彼女の胸を揉む。といっても、いきなり強く揉みしだいても痛いだけなので、ゆっくりと揉みはじめる。
最初こそ戸惑っていたが、抵抗する素振りを一切見せない。それどころか徐々に梓の顔が紅潮しはじめる。
「んっ……ふっ……」
何の前触れもなくいきなり触りはじめたというのに、梓の表情に嫌悪感はない。艶のある声を小さく漏らしている。別に思い人がいるにもかかわらずだ。それを見て、僕は思わず小さくため息をつく。
本当は嫌がる相手を無理矢理蹂躙するのがいいんだろうけどね……。これも僕の設定ミスが招いたことだ。やむをえない。
まぁ、僕も別に強姦が趣味ってわけじゃないからいいけどさ。どのみち、今の状態じゃただの作業だ。寝取った事実を天一に見せつけなきゃ、何の意味もない。
「はぁ……はぁ……」
そこで梓の限界が近付きつつあることに気付く。どうやら、胸だけでだいぶ高ぶっているようだ。この分なら……。
「ひゃんっ!」
「へぇ……。こっちも結構……」
スカートの中に手を入れて、下着越しに触ってみると、僕の予想通り、梓の秘部はすでに大洪水だった。もう下手にいじらなくてもすむほどだ。胸だけしか愛撫していないというのにこの濡れよう。とても、処女とは思えない。まぁ、本当に処女じゃないのかもしれないけど。その辺を詳しく設定したわけじゃないしね。
そんなことはどうでもいい。重要なのはもうセックスしても大丈夫ということだ。正直、僕もそこまで余裕があるわけでもない。それなりに発散してきたけど、やっぱり、アレじゃ物足りない。
僕はズボンとトランクスを脱ぐとすでに臨戦態勢の逸物を外気に晒す。梓は僕の肉棒を見て、唾をゴクリと飲むが何も言ってこない。
「入れてもいいかな?」
僕の問いに梓は顔を背ける。無言の肯定とみていいはずだ。僕は梓のスカートをめくり上げて、水色のパンツを横にズラし、秘部を露出させる。そして、無防備に外気に晒された秘貝に己が分身を突き立てる。
「かはっ……!」
「……これは予想外……! 処女なのに胸だけであそこまで感じてたのか……!」
中は異様に狭く、堪えて腰を進めれば処女膜らしきものにぶち当たる。梓は紛れもなく処女だった。
それに僕はわずかに失望する。たまには
そのまま膜を破って突き進んでいけば、子宮口に当たる。そして、そこに至った瞬間に彼女の膣は急激に蠢き、僕から搾精しようと動きはじめる。
……処女だと思って甘く見ていたな。確かに最初こそ苦しかったが、彼女の性器は紛れもなく名器だ。少しでも気を抜けば、彼女をイかせるよりも早く中に出してしまうだろう。
「んっ……はんっ! あぁぁんっ!」
おまけに梓は全く声を抑える気がない。全力で感じてるといった感じだ。これが余計に僕を興奮させる。いくら、この世界の主が僕とはいえ、それはあまりにみっともない。いや、主だからこそ、そんな無様な真似はできない。しかし、それは今の僕には拷問に等しかった。
唯一の救いはすでに膣内が愛液で満たされ、動きやすくなっているということだ。もう今の僕にできることはこれを利用して全力で腰を動かすことだけだった。
「あっ……ふああぁんっ! あんっ! そ、そんな……いきなり……! んぅぅっ!」
梓の嬌声が一段と大きくなる。僕はそれに構わず激しく腰を前後させる。今は少しでも早くイってしまいたい。そのためには、これくらいしなくてはならなかった。
二十秒も続けていると梓の体に徐々に変化が起こりはじめる。それはこの世界の女性にとって、もっとも喜ばしい変化であり、今の状況では最悪の変化だった。
「あんっ! ダ、ダメっ……! 漏れちゃうぅぅぅぅぅぅっ!!」
そう。彼女は尿意を催してしまったのだ。普段ならば、トイレに向かって解放の悦びを噛みしめるのだろうが、今は性行為の真っ最中。つまり、トイレに行くことはできない。
遠慮せずに腰を進めていくと、梓は尿意に耐えようと歯を食いしばりはじめる。だけど、それも何の気休めにもならない。やがて、梓の目に涙が浮かびはじめる。
「このままでは……!」
「構わないよ。絶頂しながら、おもらししてしまえ」
「そ、そんなぁ……!」
「俺はお前の全部が見たい」
そう言いながらも僕も余裕はなかった。尿意を必死に我慢しているせいか、急速に膣が狭まったんだ。かなり高まってる僕にとってこれはたまったものではなかった。
もはや、僕に残された手段はさらに速度を上げることだけだった。これは僕の肉棒に刺激されての尿意だ。ならば、攻めを強めれば一気に彼女の堤防は崩壊する。だけど、それは諸刃の剣だ。彼女の絶頂が近付けば近付くほど、僕も追い詰められていく。
だが、それがどうした。この程度で屈するような柔い心を持ったつもりはない。
梓はもう限界なのか舌を出し、いわゆるアクメ顔になりつつある。もう少しで終わりそうだ。
「あんっ……。わ、たし……もう……ダメ……! ああぁっ!」
梓が最後に観念したかのように叫んだ瞬間、僕の下腹部に暖かいものが当たる。下を見ると、梓の秘部から黄色い液体が勢いよく噴き出していた。
同時に体をびくんびくんと大きく震わせ、膣内が急激に狭まる。どうやら、イってしまったようだ。そして、同時に……。
「くっ……! 出る……!」
僕も限界を迎えた。精を彼女のナカに吐き出し、絶頂の感覚に酔いしれる。梓も目を閉じて、うっとりと僕の精を受け入れていた。
肉棒から全てを吐き出しても梓の放尿は当然ながら終わらない。梓は今の状況を忘れてしまっているのか、蕩けきった表情で出している。繋がったままの放尿とはなかなか見れるものではないので、僕も下を向いて、その様子を見届けた。ちなみに出し終わった後、梓は顔を真っ赤っかにして両手で顔を覆うというなかなか可愛い仕草をしていた。
さて、これで梓は奪った。次は真奈だ。彼女はどうやって抱いてやろうか。
寝取るつもりなら、やっぱり最後は