いろいろ狂った少年が欲望を満たすために世界を創り、物語を作ります 作:黒椿
展開が遅いのは仕様なのでご了承ください
放尿バトル第一戦の決着が着き、二人のおしっこが終わって後始末を終えたところで解散となった。
午後の授業はなくなり、生徒たちはみんな今日のことについて話しながら下校した。僕は学校に残り、
二人の放尿は二分ほどで終わった。逆に言えば、それだけ溜まっていたということだ。
三リットルの尿を二分で出し切ったということは二人の尿の噴射速度はおよそ毎分一コンマ五リットルとなる。
放尿スピードはこんなものでいいんだろうか? 確かに結構な勢いだったが、これから先のことを考えると少々遅いようにも感じてしまう。
でも、あまりスピードが速すぎてもそれはそれでおかしなことになりそうだしな。股間が裂けてると錯覚するレベルで太い尿線が女性器から放出されそうだ。
いや、目に見える映像をコントロールすればいいだけの話か?
まぁ、いずれにしても何度かやってみて調整するしかないか。とりあえず、今回はいい情報が取れたということにしよう。
「お疲れ様、二人とも」
僕は記念すべき第一戦を戦い抜いた二人に話しかける。けれど、二人からの返事はない。
二人は両手で顔を覆い隠しているが、隠されていない耳を見ると真っ赤に染まっている。
「うぅっ……」
「わ、私はあんな姿を皆に……」
明らかに僕の言葉は彼女たちの耳に届いていない。先ほどまでの自分たちの行為を思い出して相当恥ずかしがってるみたいだ。時折、顔を激しく横に振って必死に忘れようとしているようだが、そうするたびに羞恥心が彼女たちの
ゲームをやっている最中は邪魔だから羞恥心を消しておいたけど、その後は再び復活させたからね。自分のクラスメイトに加え、好意を抱いている僕にあんなあられのない姿を見られたとあっちゃ、恥ずかしいなんてものじゃないだろう。勝負後に札を差し出された奏は顔を真っ赤にして受け取って、脱兎のようにその場から逃げたからね。皆藤さんも似たようなものだったけど。
この時間まで教室に残ってるのは他の生徒たちに顔をあわせたくないというのもあるかもしれない。
外道極まりないこの設定をした理由は単純明快。美少女が恥ずかしさで身もだえている姿を見たかったからだ。実際、その姿はたまらなくそそられる。
だけど、この分じゃしばらく二人は再起動しないな。さぁ、どうする?
慰めるか、さらに羞恥心を煽るか、それとも、いっそのこと放置するか。
「…… 帰るか」
僕が選択したのは見て見ぬフリをすることだった。もちろん、この世界は僕の完全な支配下だ。二人の羞恥心を今すぐにでも消し去って二人を侍らせることも可能だが、今回はやめておく。
今日はまだやらなくてはならないことがある。これをするのとしないのとでは後の展開がだいぶ変わってくる。だから、僕は
二人をその場に放置して一人さっさと帰宅することにしたのだ。それにおそらくこの行動が二人にとって一番ありがたいはずだしね。おしっこ姿を他の女子生徒に見られたこともそうだけど、何よりもあんな姿を僕に見られたことが二人にとって一番恥ずかしいはずだから。
そう考えた僕は鞄を持つと未だに恥ずかしがっている二人の方に顔を向ける。
「じゃあね」
一応、声だけかけて教室から立ち去る。当然のことながら二人からの返事はない。僕はそんなこともお構いなしに教室を出た。
○○○○○
僕はいつもの通学路とは違う道を歩いていた。真逆とは言わないが、学校から家に帰るにはいくらか遠回りになる道だ。
だけど、この道はこの街のもっとも繁華街に向かう道でもある。だから、向こうでも僕はわりと学校帰りに繁華街に向かって道草を食ったりしていた。
僕の住むこの『
実際大きなショッピングモールやデパートもあれば、カラオケ、ボウリング、ゲームセンターなどの娯楽施設もある。他にも温泉やプール、ジムなど多種多様の施設が存在している。
僕もそういった施設をかなりの頻度で利用している。とくにショッピングモールはよく行く場所だ。
来偉市に住む遊びたい盛りの高校生が向かうなら、まずこの繁華街に向かうだろう。
「でも、今回の目的はそれじゃないんだよな」
今回の僕の目的は遊ぶことではなく、
一応、この世界にある僕の通う『
僕がこの物語でヒロインにするのは、あらかじめそうすると決めたキャラだけだ。
アニメやラノベを見ると当初はモブだった少女がいつの間にかヒロインに昇格していたというのがあるだろう? あれも決して悪いとは言わないが、作家としてはど素人の僕がいきなり手を出すのはいささか難易度が高い。やるとしたら、もう少し慣れてからだ。
今回はそのヒロインを五人にする予定だ。この手の物語にしては少ない方かもしれないが、やはり無難にいきたい。
今、出てるヒロインは皆藤さん、奏、そしてロナの三人。残った二人のヒロインとはこの繁華街で合流するつもりだ。
まずは四人目のヒロイン。そのヒロインは僕の設定通りショッピングモールのドーナツ屋さんのテーブルでドーナツを頬張っていた。
それを確認した僕はそのドーナツ屋に入り、適当なドーナツを見繕って彼女のいる机の方に向かう。
「ここ。いいかな?」
僕が声をかけると、新しいドーナツを口に入れようとしていた少女はその手を止める。
「創!」
「や、キュウちゃん。奇遇だね」
「うん、そうだね!」
我ながら白々しい台詞だとは思うが、目の前の少女は僕の言葉を疑わない。満面の笑みを浮かべて、僕に着席を促す。
お言葉に甘えて、彼女の正面に座った僕は目の前で美味しそうにドーナツを食べている少女を見る。
肩の少し下まで届く赤髪を白い髪ヒモでツインテールにした活発そうな少女。胸部装甲に関しては皆藤さんや奏に比べるといささか物足りないがその愛嬌のある顔立ちは彼女たち三人にも負けない。
彼女の名は
だけど、彼女には他にも属性と呼べる設定がある。
「ねぇ、聞いてよ! 創! ボクね。今日いいことあったんだ!」
そう。彼女はいわゆるボクっ娘というやつなのだ。
活発なボクっ娘。キャラとしてはいささか古典に入るが、逆に言えばそれだけ魅力があるということだ。実際、僕も彼女を可愛いと思っている。
そんなことを考えながら彼女の話に相槌を打つ。
「ほぅ。何があったんだ?」
「ボクね! 週明けの月曜日に例の放尿バトルっていうのに出ることになったんだ!」
そういえば、今日は金曜日だったっけ。現実でも夏だったから、手間を省くためにそのまま同じ日付を採用しちゃったけど、土日が休みだから次のバトルは三日後ということになるのか。できれば、明日見たかったな。
これは設定ミスじゃないけど、やっぱりグダグダだな。でも、ここは前向きに考えよう。休日なら休日でそれなりに面白いことがやれるはずだ。
と、そこでキュウちゃんがむくれていることに気付く。
「? どうしたの?」
「ボーッとしてるからだよ。せっかく、ボクが選ばれたっていうのにさ。喜んでくれないの?」
どうやら、僕が何の反応も示さなかったことが不満らしい。そりゃそうか。せっかく、喜んでくれると思って話したのに無視されたら拗ねちゃうのも無理はない。
だから、僕は薄ら笑いを浮かべて言葉を返す。
「ああ。ごめんごめん。僕におしっこ姿見せたがってるキュウちゃんが可愛らしくてさ。つい、見とれちゃった」
「あ……」
明らかなセクハラ発言だが、キュウちゃんは顔を真っ赤にして黙りこくる。せっかくだし、ここで追撃をかけておくか。
「それにしても、僕が見てる前でバトルに二回勝てば僕に抱かれる権利が与えられるんだよね。基本バトルは僕が見ることになるし、勝てば札をもらうことになるのは確実。そんなに僕とセックスしたいんだ? キュウちゃん」
「うぅっ。もうやめて。創……」
さっきの皆藤さんや奏と同じような状態になる。ちなみに、今の発言でロナたち委員会との関係をほのめかしたつもりだけど……。いまさらだから、誰もツッコみやしないか。いや、単純にそれどころじゃないだけかもしれないけど。
…… さて。思う存分遊んだところで次に行くかな。
「あ。ごめん、キュウちゃん。僕急用思い出したから抜けるね! じゃ、またね」
「うん……」
最初の元気はすっかりなくなってしまっている。しまった、やりすぎた。
…… なんて言うわけもなく、僕は最後になる
○○○○○
さてとっと。彼女は僕の想像から照らし合わせるとあそこにいるはずだ。
そこに向かうと僕の予想通り彼女がいた。彼女は女性服売り場の店頭で服を見ていた。手に取っていたのは淡いクリーム色のカーディガンだ。もし、着るとしたら彼女のイメージにぴったりだろう。
そう思いながら彼女に向かって僕は口を開く。
「こんにちは、
僕が話しかけると彼女は手に取っていた服を元に戻してこちらを向く。
「創くん? 珍しいわね、こんなところで会うなんて」
確かにこの辺りは女性服を売っている店ばかりなので男には縁のない場所だ。珍しいと言いたくなる気持ちは分かるけど、先ほどいたドーナツや近くのエリアからメンズ服の店に行くのにはこの道が一番近いので、決して男が来ない場所ではない。
「いや。何となく、ぶらっとしてただけだから」
例によって見えすいた嘘だが先輩は納得した。
こっちは黒髪ロングに茶味がかった黒い瞳。そして、装飾品らしきものが一切ない典型的な黒髪ロング美少女というやつだ。それに加えて、一学年上というのもなかなかにベタな設定だろう。
名前は
「そう。ああ、そういえば私、あなたに言いたかったことがあるの」
「何?」
「今日、突然現れた委員会と名乗る人たちから今度の月曜日に行われる放尿バトルに出場してほしいという打診があったわ」
今ので察しがつくだろうが、彼女がキュウちゃんの相手だ。こういう清楚系の美少女がああいうのに出るというのも、なかなかどうしてそそられるものがあるだろう?
「相手は焼津さんだけど何としても勝ってみせるわ」
ちなみに放尿バトルの出場は強制であるという旨はロナは一言も告げていない。だけど、彼女たちが断ることはない。
本格的に物語を書くとしたらそれに説得力を持たせないといけないんだろうけど、これは僕だけの世界だ。
「そっか。頑張ってね。応援してるよ」
「ええ」
綿先輩の返事を聞くと、僕は大きく伸びをする。綿先輩はそんな僕に遠慮しがちな目を向けてくる。
「あの。創くん」
「ん?」
「よかったら、この後お茶はいかがかしら? あなたの都合がよければだけど」
「別に何も予定ないし、いいよ。どこに行く?」
「そうね……」
最初綿先輩は僕の要望を聞こうとしたが、僕はそれを遠慮し綿先輩の行きたい店に向かった。そして、そこで二人でお茶をした。
さて、図らずも明日明後日は休みになってしまったわけだ。どうしようかな。
当然、何もしないという選択肢はない。だけど、いきなり踏み込みすぎもよくないような気がする。
…… よし、決めた。この物語に登場するヒロインのキャラを少しでも固めるとしよう。やっぱり、たった半日のインターバルじゃまるで足りてないしね。
じゃあ、まず明日はどうしようかな……。