いろいろ狂った少年が欲望を満たすために世界を創り、物語を作ります 作:黒椿
トイレから戻ってきた皆藤さんはすっきりとした表情をしていた。あれだけの大放尿だ。昨日ほどじゃないにしてもかなりの快感だっただろう。
それに昨日は敗北感もあったからあまり楽しめなかったかもしれないけど、今日は関係ない。何のしがらみもなく放尿の気持ちよさを堪能できたはずだ。
そして、これからさらに上のレベルの快感を味合わせてやる。そのための布石を僕は早速打つことにする。
「随分とすっきりした顔してるね。そんなに我慢してたの?」
「う、うん。カラオケに行くと、どうしても、おトイレ近くなっちゃって」
デリカシーも欠片もないセクハラじみた言葉だったけど、皆藤さんは頬を少し赤くするだけで嫌悪の表情などは見せなかった。恋は盲目というべきか、なんというか……。
僕は内心ため息をつきながら、話を誘導していく。
「そっか。でもさ、それってある意味チャンスだよね」
「チャンス?」
「だってさ。あの何ちゃら委員会の女の人が言ってたじゃん。基本的にはあのバトルは先におしっこした方の負けだって。それなら、このトイレが近くなるカラオケルームで限界ギリギリまで我慢できればいい練習になるんじゃない?」
「え?」
「そうでしょ? 要はいかに尿意を我慢できるかの勝負が主流だってことなんだから。ここで迫り来る尿意に耐えられるだけ耐えておけば耐性がつく。普通はおしっこの限界我慢なんてやらないからさ。練習しておけばかなり有利になるんじゃない?」
「言われてみればそうだね」
僕の適当な言葉に皆藤さんは納得した顔で頷く。これで、さっきとはまた一段と違ったものが見れるかもしれない。
あわよくば、滅多に見れないレア物の光景を見ることもできるかもしれない。
そんなことを考えていると皆藤さんはまた飲み物を取りに行く。一曲歌うごとに一杯ずつ飲んでるから相当なハイペースだ。それに僕が歌っている最中にも飲んでたから、次で五杯目ということになる。
ここは自然の摂理に身を委ねてもいいけど。それじゃ万に一つの可能性もなくなっちゃうし、ここは少し細工しようか。
皆藤さんはアイスティーを入れて戻ってくる。にしても、さっきから、お茶系ばっかりだな。ジュースとか飲もうと思わないんだろうか。
いや。彼女の飲み物の趣向は僕は何も設定していない。つまり、たまたま彼女はそういう系の飲み物が好きになってしまったってだけの話。疑問に思う余地などどこにもない。
でも、彼女のキャラを固めるのには使える。だけど、今はそんなことに目を向けるつもりはない。
そして、その時はすぐに訪れた。
「んぅっ……」
皆藤さんは再び足をもじもじし出した。尿意を催したのだ。
この部屋は入口に一番近い部屋だ。ドリンクバーもすぐそこにあり、飲み物を取りに行くだけなら普通にやれば三十秒もかからない。つまり、飲み物を取ってきやすいということだ。
翻せば気楽に飲み物を取って来やすいということ。皆藤さんは自分の歌の時もそうだが、僕が歌っているときにも飲み物を取りに行っていない。だから、曲の合間にしか飲み物を取りに行っていないってことになる。
できる限り僕の歌までも聞いてくれようとしている皆藤さんの性格なら、ドリンクバーは近い方がありがたいはずだ。
そして、その条件が満たされれば、彼女の尿意はより一層高まっていく。
「大丈夫? 皆藤さん」
彼女の尿意がかなり高まっていることを承知の上で尋ねる。皆藤さんは内股のまま右手でお腹を押さえながらも笑みを作って答える。
「うん、大丈夫だよ。これくらい耐えられないと、また負けちゃうもんね」
どうやら彼女は昨日奏に負けたことを気にしているらしい。勝てれば、僕とのセックスまであと一歩というところまでいけたんだから当たり前か。
だけど、さすがにそれを口にすることなく僕は適当に流して話題を変えることにする。
「そっか。それでどうする? 歌える?」
「うーん。ちょっと、歌うのは無理かも。ごめんね。疲れてたら休んでてもいいから」
「いや。別にそこまで無理することもないと思うけど? どうせ時間制限ないんだし、今、出たって問題はない」
利用時間はフリータイムにしてるから、いつ出ても文句は言われない。だけど、皆藤さんはその言葉に首を振った。
「ううん。まだ歌い始めて一時間も経ってないし、もったいないよ。もう少し、いよ」
「皆藤さんがそう言うならいいけど」
皆藤さんはカラオケから出ることを拒んだ。そうでなくては、話にならない。
というより、我ながら意味の分からない話の振り方してるな。普通、そこは無理に我慢しなくていいっていうところだろうにさ。
…… そこまで気にすることでもないか。それよりも適当に歌を歌ってその時を待とう。
僕が歌っている間にも皆藤さんはおしっこがしたくてしたくてたまらないだろうに、なおも飲み物を飲み続ける。
これが僕の仕掛けた細工だ。彼女には僕が一曲歌うたびに
その証拠に僕が一曲歌うごとに彼女の動きはどんどんせわしなくなっている。太ももをもじもじとすり合わせ、体を震わせ、ときに両手で前押さえをするような仕草まで見せている。明らかに先ほどよりもはるかに我慢している。
そして、彼女の限界はもうだいぶ近い。だけど、その程度我慢しきってくれなきゃこの後の楽しみがない。何しろ、さっきより膀胱に尿が溜まっているとは言っても、その量は昨日のそれにはまるで及んでいないのだから。
本当はせっかく異世界に来たのだから、もっと非現実的なことも楽しみたいんだけどな。でも、急いては事をし損ず。ここは我慢だ。
そして、もう一曲歌ったところで彼女は体を大きく震わせ、そして、唐突に叫ぶ。
「もうダメェェェ!!!」
僕が歌い終わった途端にそう叫ぶと、皆藤さんは脱兎のごとく部屋から出て行く。同時に画面が女子トイレ内部へと変わる。
さっきよりも切羽詰まった様子の皆藤さんはトイレに入ってくると一番近い個室に入る。そこは洋式だった。
大慌てで閉められた便座を開けると下着を下ろして腰かける。
「はぁ~……」
安堵のため息とともに大きな放尿音が響き渡る。その音は結構大きい。
だけど、音消し流しはしない。というより、僕がさせていない。そんなことをされたら興ざめだからね。
同胞の中にも音消し流しがたまらないっていう奴はいるかもしれないけど、僕はそうは思わない。だから、音消し流しは一切させるつもりはない。
それにしても、さっきは和式だったのに今回は洋式か。今回はそれどころじゃなかっただけで、少なくとも今回よりはいくらか余裕のあったさっきは他人が座った便座が嫌で和式に行ったのかもね。その辺も考えておかないといけないってわけか。役立つときがくるかどうか知らないけど。
何しろ、やろうと思えば彼女の行動全てをコントロールすることなんて造作もないんだから。
「にしても、結構溜まってたんだな」
昨日ほどじゃないとはいえ、なかなかの勢いだった。相当我慢してたんだろう。欲を言えば、あの場に立ち会っていろいろやりたかったが、それはもっと熟練度を上げてからにする。
そんなことを考えている間にも皆藤さんは放尿していく。彼女の秘部からまるで滝のように落下していく黄金色の聖水は便器に着水すると同時に大きな音を立てて跳ねる。
皆藤さんは一分近くかけての排泄に顔を蕩けさせていた。
やがて、最後の一滴を出し終えると皆藤さんは一つため息をつき、トイレットペーパーをくるくると回して秘部を拭き、再び下着を上げる。
ふむ。さっきもよかったが、今回はまた格別だった。だけど、今日のところはこれ以上はやらないでおこう。カラオケで歌い続けて、彼女がトイレに行ったらモニターで見る。その繰り返しで十分だ。
これ以上のことはまた明日
だから、今日は存分におしっこを楽しんでくれ。皆藤さん。