※この作品はR-18です。

シノンを脅迫レイプ   作:アマゾンバイキング

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 約半年振りの更新です。お待たせして申し訳ございません。色々読んだり書いたりしているうちにシノンのほうをかなり蔑ろにしてしまったみたいで
 時間が経ってしまい皆さんに楽しんで頂けるか不安ですが最新話をどうぞ!

※最後にお遊びですが原作のあるキャラを登場させています。


エピローグ1

『はぁっ、ああぁ、あっ、ああああぁぁぁぁ~!』

『ああぁ!! いやぁ! だめぇぇ!! 私っもっ、だめぇぇぇ!!』

 

 激しい雨音と悲鳴にも似た喘ぎ声が聞こえる室内。ガラスに水滴が弾かれる様子を尻目に詩乃は口の中を暴れまわる男の舌と熱い接吻を交わしていた。

 自身を脅迫した……いや、していた男を相手に。

 

「……んっ、んんっ」

 

 こちらのことなどお構い無しに暴れる舌を必死に受け入れる。慣れてきたのか呼吸も僅かだができるようにはなったが苦しいのは相変わらずで不自由な頭の代わりに目を動かして窓をぼんやり眺める。

 写っているのは裸に剥かれた身体を組伏せられ男に腰を激しく打ち付けられる詩乃本人。彼と交わり続けることでより女性的に成長した自分自身の身体だった。

 

(なんて格好してるのよ。全く)

 

 ぼんやり反射するまんぐり返しの女を見下すように見つめて視線を室内へと戻す。

 

(まぁ、こっちも変わらないわね)

 

 半ば諦めのように視界に映り込んできたのは壁一面に飾られた詩乃の恥態を写した写真に多画面モニターで様々な角度で再生される凌辱映像だった。

 写真は詩乃が裸で犯されている写真から自ら撮影したヌード写真。果ては脅迫前に盗撮されたであろう詩乃の更衣室や自宅での写真まであった。一番大きい写真は初めて男に凌辱され精液で膣内を汚された瞬間の一枚。廃工場で裸に剥かれ、M字に開いた股の間から薄く血の混じった白濁の液体をどろりと溢し、顔中を濡らして虚ろな瞳で涙を流している自分の惨めな姿がしっかりと撮影され壁の真ん中に大きく飾られていた。

 男が話しかけてくる。

 

「いい顔してたよなあの時のお前。泣いてる表情がそそるぜ」

 

 詩乃の顔をパネルのほうへ向けさせる。反射的にそらそうとするが男の力で封じられてしまう。

 顔に張り付いた髪を払われ汗を舐められる。舌のぬるぬるとした感触に煽られるように腹の奥が熱く震えてより湿った。

 

 今でも目を閉じれば瞼の裏にその時の情景が浮かんでくる初めての瞬間。恐怖と罪悪感に押し潰されそうになりながら裸に剥かれ抵抗空しく聖地を何の躊躇も無しに貫かれる瞬間。痛い痛いと絶叫する自分。

 訴えるこちらを無視して腰を打ち付けられ激痛に悶え身体が強張っていく感覚。

 そして意思に反して愛液を分泌させて痛みを感じたことのなかった"何か"に変えていく感覚。

 それら全てが今でも夢で現れ詩乃の心を蝕んでいる。

 それからかなり心情に変化は起こったが未だに恐怖だけは拭えてはいない。

 

「んむっ……、むっ」

 

 男が舌を喘ぐ詩乃の口へと侵入してきた。もちろん抗うことなく受け入れた。何度目のキスだろう。

 自身の汗が絡んだ舌からはうんざりするほどの塩気が伝わり喉奥へと流れ込んでいく。込み上げる吐き気を唾を流しこんで圧し殺す。

目線がモニターのほうへと向かう。画面が変わって移っているのはパンティを被った落武者のような男性の前に四つん這いとなり口奉仕する詩乃の姿。

 アナルに挿入した猫のしっぽを模したアナルビーズを腰を大胆に動かすことで揺らめかせボディラインのいやらしさをアピールしつつ上目遣いで媚びる哀れな自分自身だった。

 

『あああぁ……。最高だよ詩乃ちゃん。舌使いがなんともだ……。あっ、そんなに激しくするなんて……。本当にエッチだなぁ詩乃ちゃんは』

 

 鼻の下を伸ばしきった卑しい笑顔でこちらを見下ろし頭を撫で、サイドの束ねた髪で遊んでくる落武者風の男に映像の詩乃は笑みを浮かべていた。

 

(ほんっとにサイテーね。男って。どいつもこいつも卑しいったらないわ)

 

 画面の情事を睨みつけ憎しみを打ち消すように男と舌を絡ませ続ける詩乃。男の唾液が喉を通る度に腹の奥が熱く高ぶり思考が覚めていく。中毒性でもあるのかと疑うほどに無意識に詩乃は男の唾を啜ってしまう。

 

 この後も映像はアナルセックスに喘ぐ姿や映像の変態から命じられた赤ちゃんプレイや魔法少女プレイに興じる姿を写しだして詩乃の心に屈辱を刻み込んでいく。

 

 こんな映像を見たり実際に映像どおりのことをするのはこれが初めてではない。

 あの自宅での凌辱以降詩乃の人生は地獄そのものといっても可笑しくはないのだ。

 

 最初に自分自身がこれまで行ってきた露出まがいの裸コート外出や公衆トイレでのオナニーの画像が近所や学校、自分に関わりのある場所に一斉に流出した。

 モザイク付きではあったが見る人が見れば詩乃であることは一目で分かり事実それから周囲の視線が変わり、男は制服越しに裸を透かしているような下衆いた視線。女は汚物を見るような蔑みの視線へと変化した。

 ひどい場合はロッカーに保管してあったはずの体操着が盗まれ発見した時にはボロボロに汚され白濁の液体に染め上げられていたりもしたのだ。

 当然、犯人など誰であるかは明白で彼らの住み家へと突撃し激しく抗議した。

 

 だが、そこでも現実は非情だった。

 

 男がいつもの嗤いを出すこともなく此方へと詰め寄って付きだされた道具。手のひらにぽんと置かれた妊娠検査薬。

 

 結果は陽性。

 

 その場へと崩れ落ち激しく泣きわめいた。現実から逃れようと抵抗したがもう一度検査を今度は自ら行うことで突き付けられてしまった。

 

 絶望に染まり発狂し自暴自棄になりかけたところで男から悪魔の囁きがあった。

 

『誰にも気づかれずに堕ろすことができる場所を提供してくれるやつがいる。俺に忠誠を完全に誓うならばそいつに紹介するしお前の身体の負担が軽く済むように計らってやる』

 

 崩れ踞った詩乃の身体に悪魔が覆い被さって甘い蜜のような囁きを続ける。

 

『それにだ。これからもずっと忠誠を誓い続けるならお前の今置かれてる最悪の現状を最高のものに変えてもやれる。どうだ?悪い話じゃないだろ?今までどおりセックスするだけで最高の生活を保証するんだ』

 

『な、なんで私に、そこまで……』

 

『決まってるだろ。俺はお前が気に入っているんだよ。弱いくせに強くあろうと惨めに足掻いて自分のことを認められない哀れなお前がな』

 

 普段の詩乃ならその場でひっぱたいているであろう男の言葉も頭に、身体の奥底に、凍った心にそっと射し込んで熱く滾らせていく。

 

 いつからか分からないが詩乃は頬にある男の掌に自身の手を重ね、片手で跳ねる心音を聞いて虚無の心を写し涙が流れ続ける瞳に薄暗い光を宿して。

 詩乃は男の言葉に頷き忠誠を誓った。

 

 

「おぉ~、詩乃っち盛ってるねぇ~」

 

 不意に部屋の扉が空き女が入ってくる。黒のタンクトップにピンクの白の短パンといったラフなスタイルだった。

 手にはスマホと茶封筒を持っていてパタパタと扇ぎながらこちらへと近寄ってくる。

 

「今週もオシゴトお疲れ様でした~。これ今回のギャラね。企業の役員さん3人にお医者さん一人でこれだけ」

 

 そういいつつ紙幣に似たものを何枚かこちらへとちらつかせた後まとめていた衣類をまさぐり突っ込んだ。封筒は衣類の上に投げ捨てた。

 詩乃が援助交際をして稼いだお金は彼らの作った疑似的な通貨へと変換され支給される。もちろん普通の紙幣でもいくらか手渡されるがそれでは出来ないことがあるため疑似通貨を多めにもらっている。

 

「おい、邪魔するなよ。いいところだったのによ」

 

 男が詩乃を抱き抱えて座位の体勢へと変える。臀部を揉み潰し転がっていたローターを押し当てる。

 

「んんっ!」

 

 歯を食い縛り堪える詩乃だが調教されそれなりに使いこまれた場所への刺激には抗えない。みるみる呼吸を荒くして男にしがみついた。

 

「別にいいじゃ~ん。詩乃ちゃんからお金が足りないって言われたから眠いのにお給料引っ張り出したのにさぁ~。その言い種は何なの」

 

 びくびくと痙攣する詩乃を尻目に女は汚物の移る画面を消して前のオフィスチェアへと座った。デスクの上には何冊か分厚いノートやフォトブックが置いてあり、ノートには詩乃のこれまでの援交記録とそのプレイ内容。フォトブックには客ごとに撮影された詩乃の恥態が保存されており、使用されているノートのページ数から既に詩乃の経験人数が両手の指では余裕で足りないことを暗に示していた。

 

「せっかくお望みの二人っきりを楽しませていたのにな。まぁいいか。」

「詩乃、終了の時間だ」

 

 そう言って男は詩乃を乱暴にベッドへと投げ倒した。しかし、肉棒は抜かずに彼女の反応を待った。

 

「……っ」

 

 半ば諦めのこもった視線で男を見つめた後、詩乃は傍らに置いていた自分の財布と通貨を手繰り寄せ数枚手渡した。

 

「延長を、してください……。料金はお支払いしますので、どうか……」

 

 馬鹿げた話だが完全に堕ちて以降男とセックスするためには被害者であるはずの詩乃がお金を払うというルールが生まれ、その額によってプレイや中出しか否かが決定するという次第になっていた。

 調教によって交わらぬ夜は抑えられないくらいの性的興奮に襲われるほどに変わり果て弱味を握られている詩乃にとって払わないという選択肢は最初から存在せず飲むしかなかった。

 外に射精どころか満たされることはないフェラさえ学生の身で仕送りとバイトでやりくりしている詩乃には一回するだけでも負担が大きいため好きでもない見ず知らずの男と(本人の意識的には)好きでもないセックスを月に何度も繰り返すことで何とか費用を稼ぐことができていた。

 ただ一番肉体の快楽を得られるゴム付き並びに膣内射精だけは援交一回の報酬のほとんどあるいはそれ以上にもっていかれるため負担が大きかった。

 唯一ボーナス的な女やその配下への売春だが一度に二桁の女達の性欲の捌け口にされるため負担が大きすぎるので結局は一人の相手でそれなりに稼げる赤の他人の最低な男達に身を委ねるしかなかった。

 

「ゴ、ゴム付きでお願いします。は、早く……」

 

 震える手で札束を差し出している詩乃を満足気に眺めて男は詩乃へと襲いかかった。

 握っていた札束が床へはらはらと舞い落ちていくが気に止めることもなく詩乃の乳首を味わう。何度もしゃぶっているが勃起した時の固さと柔らかさのバランスが絶妙だった。

 彼女が援交で稼いだお金を自分達が独占して一部しか渡していないのにその僅かさえ彼女に自ら差し出させる。

 待っていたと言わんばかりの表情で責めを受け身を捩らせている雌を見て煽られた征服感に促されて凌辱が再開される。

 

「あうっ!? あっ!」

 

 ベッドから枕が落ち、すがるものが無くなった詩乃が悶えるも、意識することすらなく道具を扱うかのように挿入しピストン運動を行っていく。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ~~」

 

 腰に負担が掛かるが鍛えられた腰が負荷に耐え発育した臀部が緩和する。痛みや苦しみさえも悦びに変わっていき身体を伝っていく。

 だらしなく折れた身体のように口を開いたまま喘ぎ涎を溢す。唾の匂いが周囲に撒き散らされている交わりの色香と合わさり強烈な臭気として鼻腔を刺激してくる。

 援交の時は堪らなく不快なセックスでさえ男と交わる時はこの世の何と比べても釣り合わないくらいの幸福感に満たされて悦ぶ。

 

(あぁ……。また、私の中に)

 

 身体に熱い杭を打ち込まれるように重く深く穿たれる男の一撃一撃を全身で受け止めひたすら喘ぐ。のし掛かってくる男の体重が子宮を圧迫して脳を突き刺す快楽へと変換されていく。

 種付けプレスの体勢を取らされたまま男が身体を屈めてきてキスされる。男も苦しいはずであろうがそれを感じさせることなくこちらを気持ちよくしてくれる彼に対して尊敬にも似た感情が何故か沸き上がってきて心を満たしていく。

 

(私で、私で感じてくれているんだ)

 

 朦朧としてきた視界で見る。自身のことを徹底的に調べ上げ心の弱さに漬け込んで服従させた男。自身の罪の象徴であり懺悔すべき相手で本来なら抱いてはいけない感情が芽生えてきて頬が更に暑くなる。

 視界の端に映る詩乃にとっては屈辱の象徴とも言える写真達。初めの内は見るたびに屈辱の涙を流し現状に絶望していたが見方が完全に変化していた。

 壁に張り付けられているものだけではなくファイルに納められたもの、作業の途中で床に散乱したもの、未だにデータのままのものもあるくらい膨大な絶望の記録群だがそれら全ては自身が男に『朝田詩乃』の全てを晒け出し身も心も捧げたことの証明の数に見えてきて誇らしく感じた。

 この男の技量からして初めてが自分であるとは思ってはいない。それに、男の首に掛けてあるチェーン。そこに引っ掛かっているペアリングがその誇りを強める要因となっていた。

 彼には許嫁がいてその女性と結婚することが彼が詩乃を脅迫し支配するだけの情報と人脈を手にする条件であったらしい。

 そのことを聞かされた時に自然と涙がこぼれた。

 

 自分はどうやったって彼とは結ばれない。いつかは捨てられるのだ。

 

 普通なら喜ぶべきことなのだろう。この地獄の日々だっていつか終わりはくる。その時こそ 自分は罪を完全に精算し、普通の女として楽しみある明るい生活を送ることが出来るようになるのだから。

 

 だが、その時の自分が今も続けているのは男とより深くより回数多く交わることだった。理由はぼんやりと分かってはいるが認めたくはないのだ。

 彼とは結婚出来ない。それでも彼と一番深く関わり愛を感じた女でいたい。と

 その最後には本当の意味で証明を。前のような一方的ではなく自分が真に欲した時に手にできるようにと。

 

「あっ、あっ、はっ、あっ、ああぁ、はあっ」

 

 足で男の腰を挟み込んでより密着できるように腰を突き出す。互いの汗が交わりぬちゃぬちゃと音が聞こえだす。膨らんだ尻肉が弾け震える度に肉体へと快楽が反響し喘いでしまう。

 頭を右へ左へと反らしはしたなく腰を捩らせていると頭を細い指が抑えつけてきた。

 

 あの女だった。

 

 既に衣服は全て脱ぎ捨てていて白く眩しい裸体を晒し局部には膣へとバイブを挿入するタイプのペニパンが装着されていて、黒く鈍く光っていた。

 

「詩乃っち見てたら抑えられなくなってきちゃった♪ ちゃんと払うからこっちもヨロシクね♪」

 

 有無を言わせずに口内へとディルドを突っ込んでくる。ゴムの嫌な風味が広がり顔をしかめるが女が手に疑似通貨をいつもより多く握らせてくれたことで渋々舐め回すことにした。

 喉奥を貫かれるかと思う位に巨大なディルドの突進に嘔吐きそうになるが涙目で堪える。彼女にこうされるのも数えきれないくらいに経験している、これからされるであろうことも含めて。

 

「むぐぅ、むぅ、んんっ」

 

 だから必死にディルドを舐め回す。少しでも負担が少なく済むように。

 自分が気持ちよく慣れるようにと。

 

「だから邪魔するな。お前は少し前にこいつ、の相手しただろ」

「別にいいじゃーん。詩乃っちが減るわけでもないし。それにさ、私とアンタが一緒に責めたらどんな反応するのか気になるんだよねぇ~」

 

 朦朧とする意識の中に疑問が浮かびあがってくる。何故、彼女は『一緒に責めたら』なんて言っているのだろうか。二人が一緒にいる日は上下の口を二つとも責めているのに何故そんなことを気にするのだろうか。

 二人が話し合っているのを眺めつつそんなことを考えていると女のディルドが口から外れた。

 はぁはぁと息をしていると男がキスをしてきた。

 

「んっ、ふぅぅん、んむぅ」

 

 舌を絡ませる深い接吻を交わしつつ男が身体を抱き上げてくれるのを感じた。より奥底に男の象徴が入り込んでくるのをゴム越しに感じた。

 

(これから何をされるのかな……。やっぱり駅弁? それとも立ちバックかしら? できれば机の上とかで優しくして欲しいのだけども……)

 

 そんなことを考えていると唇が外れてしまう。銀色の橋が掛かり切れそうになるが名残惜しく感じた詩乃が直前で橋を吸い込んだ。が、間に合わず結果は詩乃の唇の橋から首筋、乳房に掛けて涎の糸ができることとなった。

 

「汚いな」

 

 男がそれを指ですくいとり詩乃の口へと咥えさせた。母親の乳を吸うように男の指をしゃぶり味わう。

 連れてこられた窓際。ベランダに続く前では相変わらず雨が降り続けていてざぁざぁと音を立てていた。

 

(雨、まだ止んでいないのね……。帰る頃には止んでいて欲しいけど)

 

 彼らの家に行為後も居座ることに関しては料金は発生しない。だがこんな自分の写真だらけの部屋では落ち着かないし、おまけに他の部屋では彼らに玩具にされるのがオチで休まらない。

 もちろん、彼らから押し掛けてくることもあるがそれでもここよりはマシだった。

 他にも理由はあるが考えようとしたところで男が囁いてきた。

 

「詩乃。いいのか? その手にあるやつを使えばゴム無しでやってやるぞ?」

 

 男の囁きに心の芯を握られた気がした。

 

「まぁ少し足りないが今回は特別だ。お前のナカの感じが久しぶりに知りたくなった」

 

 入り口を彷徨く男のカリに淫魔な心を焦らされているかのような感覚に陥ってしまう。ぐるぐると廻る視界と思考で周りが見えなくなってしまう。

 

(あぁ、ナカ出ししてもらえるのなら……)

 

 流れ出した涎を吹くことなく妄想が脳を支配していく。

 裸で組み合う自分と男の姿。男が射精した途端に局部で何かが爆発したように弾け飛び全身を駆け巡る。初めは火花のようなそれは電流へと変わり脳へと続々と突き刺さっていく。壊れた人形のように震える自分が気持ちよさそうに潮を吹く姿が想像されて静かに頷いた。

 直後、身体に異変が生じた。誰かが尻を開いたのだ。

 

「んんっ……!!」

 

 反射する窓を見れば女がニヤニヤした表情で抱きついてきた。

 

「んー詩乃っち~♪ 中出ししてもらえるのがそんなに嬉しい? この男のアカちゃん産めるかもしれないのが気持ちよくてアクメしちゃったのかなぁ~?」

「違っ……。そんなんじゃ……」

 

 乳首をこねるようにしごく女に反論しようとしたが男が引き抜く感覚に腰がもどかしそうに震える。

 引き抜かれはしたが、足はM字に開かれたまま動かせない。踏ん張ったがびくともせずに無駄な抵抗となった。

 

「今日はねぇ~。中出しアクメより最スゴいことして上げるから楽しみにしててねぇ~~」

 

 そう言いつつ女はゴム状の何かを詩乃の肩の上でぷらぷらと遊ばせた後、床に捨てた。

 ちらりと見えたそれに詩乃はドキリとした。使用済みのコンドームで中身の精液が空になっていたのだ。

 詩乃の菊門にディルドが押し当てられて縮こまる。触れた感触が自身の唾液ともローションとも違うことがすぐ察せられた。

 数えきれないくらいに浴びせられ染み付いていてもおかしくない男の精液だった。

 

「それじゃあ、いっくよぉ~」

「ま、ま、待っ、てぇ……んんんっ!!!」

 

 了解など得ずに女は挿入をしていく。男の腕が挿入を後押ししより深く重く突き刺さっていく。

 

「あっ、かっ、かっはぁぁぁ……」

 

 何度やってもアナルへの挿入など慣れるはずもなく毎回呼吸を苦しくさせては首を反らし悶えるのみ。

 ただ、回数が重なるごとに伝わる快感だけは増していくのがこれが取り返しのつかない拡張であることを感じさせられて涙が溢れた。

 

「あっ、ああっ……」

 

 全てが収まると全身から汗が吹き出し暑くて堪らなかった。

 

「あぁ~、全部入っちゃったねぇ~。ねぇ、どんな感じ? お尻の穴にディルド入れられるのは」

 

 何度も聞いただろうと怒りたくなったが、いつの間にか女の方が自分を抱えていた。

 何故だろうと疑問に思った時には既に答えが示された。男は既にゴムを外していて挿入の直前まで来ていた。

 詩乃は飛び上がるように声を張り上げ抵抗した。

 

「ねぇ! ちょっと待って! 二人同時に前後からなんて聞いてない! 無理よこんなの。お願いだからやめて!」

 

 これだけは阻止しようと必死に抵抗した。女の手下から二穴ディルド責めをされた時は埋め尽くされるような感覚とどうしようもない幸福感に充たされて堪らなかったのだ。

 これをこの二人には見られたくない。見られたら最後、彼らが飽きるまで続けられて証拠を記録され、しばらく辱しめられるのだから。

 ましてや今回はディルドではなく片方は本物なのだ。どうなるのかは想像に難くない。

 絶頂で入らない力で男を押す。無駄な抵抗だがしないよりはマシだ。だが、それすらも男に拘束されて無力化され、何かを考えることも感じることも出来ないくらい一瞬に一思いに挿入してきた。

 

「あ゛っ!」

 

 身体を緊張によって強ばり動かなくなる。魚みたいにパクパクさせたまま破裂しそうなほど膨らんだ腹部の重さに何も言えなくなる。

 

「やっぱキツイな。ほら、早くどけよ」

「や~だね。どくならそっちがどきなよ。こっちは今からあんたのザーメンたっぷり塗り込んであげなきゃいけないんだから、さ」

 

 男と女。それぞれ違うペースと配分で動き始める。こちらどころか互いに譲る気はないのか二人とも薄い皮膚一枚越しにケンカしている。

 

「えんっ、ちょっ、待っ、待って、ぇん……」

 

 敏感なところをお構い無しに暴れられては堪らない。ただでさえ弱っている状態でヤられては耐える術もなく小刻みに震えながらビクビクと絶頂を繰り返し潮を断続的に撒き散らす。

 

「だいたい悪趣味なんだよ。精液塗りの棒で尻を掻き回すとかな」

「そっちこそ『貯めたら解放してやる』とか大嘘付いてくだらない玩具のお札で遊んでるじゃない」

 

 詩乃を押し潰さんとばかりにお互いに身体を寄せあい詰めてくる。

 呼吸が苦しくなれば意識は遠退く。詩乃の頭は今"イク時"と"イってない時には"しか判別できなくなっていき白目を段々剥いていく。

 

「大体さぁ、この前の詩乃っちへの……って、詩乃っち!? 大丈夫??」

 

 女が異変に気付きピストンが中断される。緩くなったプレスのお陰で空気が戻ってくる。

 

「はぁっ……、はぁっ……」

 

 必死に酸素を肺に送りこんでどうにか楽になった。これまでの凌辱で鍛えられたのかもとくだらないことを考える余裕がある自分がいて何とも言えなくなってしまった。

 

「詩乃も回復したし再開するか。兄妹喧嘩はまた後でな」

 

 男はそう言って手を叩くと動きを再開させた。今度は男が突くと女が引いてリズムを合わせていく。

 

「あっ、ああぁ、あっ、ああぁ、あっ」

 

 規則的に与えられる前後の快感が心地よく浸透してきて心が溶けていく。やはり家族というのもあるのか二人の息がしっかり合っていて快楽も配下達よりも安定したものとして供給されていく。

 

(家族か……)

 

 そのワードが浮かぶとどうにも胸が傷んでしまう。

 自分は本当に家族と打ち解けられていたのだろうか。あの事件以降分からなくなった距離感のお陰でもう壊れてしまっていたのだろうか。

 

 考えが過りつつ彼らを見てしまう。

 

 互いに目配せすることもなく動き続けている腰使い。自身の乳首やクリ、臍周りを動き回る二人の指先の滑らかな仕草。

 今までに相手したどんな男女からも感じなかったものを感じて羨ましいと感じる。

 相手は脅迫強姦の犯罪者達なのに、そんな奴らすら持っている絆を自分は感じていないのだ。

 疼く感覚を癒すために詩乃も腰を降っていく。意思に応じているのかは分からないが子宮が下がっていき男の亀頭とぶつかる。

 

「あはぁぁ……」

 

 ぱんぱんと音が響く中で男一女二の格闘は続いていく。が、それも終わりが近づいていく。

女の腰の動きが落ちてきて男の肉棒が震えだすのが分かった。

 詩乃自身もイキ続けてはいるがそろそろ大きいものが来るのが分かった。こんな感覚も久しぶりで喜ばしく感じた。

 

「ああぁー! そろそろ限界!! 詩乃っち、一緒に行こう!!!」

「アッ! イクッ!! イク! イクゥゥゥゥ!!」

 

 獣のような叫びを上げる二人とは対象的に男は静かだった。だが歯を食い縛っていることだけは見えた。

 

「アッ! アッ! アンッ! アッ! アアアアァァァァァァァ~~~!!!」

「詩乃、そろそろ出すぞ」

 

 淡白だが焦りを感じる言葉の後、男が力強く腰を打ち付けてくる。

 

「アッ! アアアアァァァァァァァ~~~! イクゥゥゥゥ~~!!」

 

 詩乃の激しい叫び声と共に三人は同時に果てた。身体中に汗が吹き出して目が上を向いていく。溢れ出る多幸感のお陰で涙が視界を覆ってぼやけていく。

 女が果てた全身の震えが詩乃にも伝わり背中に優しく伝わる。

 詩乃の痙攣も女に伝わっているのか彼女はその場に座り込みディルドが抜けた。勢いよく抜けた影響か詩乃の肛門からは屁のような空気音が聞こえた。

 男の射精が詩乃を襲った。勢い良く放たれた白濁の液体は膣内へと放たれると子宮を目指して飛び中へとどっぷり侵入した。

その感覚が身体に刻み込まれている詩乃は学校の授業で見た受精の瞬間をイメージして軽く果てた。

 

(これで、彼の赤ちゃんが……。私に)

 

 何度も軽度の絶頂を続けていくうちに完全に意識を失い気絶してしまう。

 彼らに背中から落とされた鈍い衝撃と裸の背に張り付くコンドームと精液が不快だった。

 

 

※

 

 

 雨の中マンションを立ち去る詩乃を彼らは見下ろしていた。赤い傘を指す少女の姿はこの高さからはぼんやりとしか見えないがさっきまで情欲を貪っていたオーラはしっかりと伝わってきている。

 

「ねぇ、さっきの続きだけどさ。いつまでホントのこと隠すつもり?」

 

 シャワーを浴びソファーに座る男へと女が話しかけた。上半身裸で気だるそうにメールを返していた。

 

「隠すって何を? あいつが本当は妊娠なんかしてないってことか?」

 

 当たり前のように男は言いはなった。詩乃が(こちらが仕組んだのもあるが)肉体と精神の不調とこちらの口車にうまく乗ってくれたお陰で彼女が妊娠しているように見せかけ勘違いさせたことは男にとってはどうでもいいことだった。

 

「そうだよ。それ、特殊な治療とか言ってるけどいつかバレたら面倒……「バレねぇよ」えっ?」

「アイツはそのことに半分くらいは気づいているんだろう。だけどそれを指摘したらこの関係も終わることが分かってるから何も言えない」

 

 女の元へと移動しつつ話を続ける。

 

「アイツはもうセックスの虜なんだよ。どうしょうもないくらいに疼いて疼いてしょうがない。でもトラウマから誰かに求められない頼れない。だって一人殺してるんだからな」

「だから理由を探したのさ。自分が快楽に溺れてもいい訳を。それが脅迫から隷属に変わったってだけさ」

 

 女は男の話を黙って聞いていたが最後はつまらなそうにそっぽを向いた。

 

「何だよ。完全にあんたの思惑にハマってるんじゃない。それだと詩乃をうまく可愛く調教するっていう私のこれからの予定は意味ないじゃない」

 

 女は急に興味を無くしたのか荷物を持ってその場を去っていく。

 

「私は別の玩具探して弄ぶことにするから後は好きにやりなよ。あっ、たまには遊ぶかもだけどねぇ~」

 

 女はそう言って家を出ていった。

 彼女がリビングを出る直前。綺麗に足で踏み潰された詩乃の写真があった。

 

 

※

 

 

 どしゃ降りの雨の中一人、詩乃は歩き続けていた。一度バスで家の近くまで乗った後、残る道をひたすら歩き続けていた。

 

(あぁ、また溢れてきた……)

 

 周囲に誰もいないことを確認すると静かにがに股となりスカートの中へとハンカチを差し入れた。ショーツは既に濡れていて前後の穴から精液が溢れてくるのだ。

 気絶から目覚めた後も行為は続いた。前後が入れ替わったり口に太いバイブを咥えさせられた三穴まであり心身ともに疲れ果ててしまったのだ。

 加えて最後に伝えられたのは料金の大幅なオーバー。あちらが勝手に仕掛けてきたことだが自分が今持っている額の数倍の金額を消費してしまい借金ということになってしまっているのだ。

 今度、女の紹介で"バイト"をすることになったが何をされるのかまでは分かっていない。

 

(一体、何されるのかしら……)

 

 頭を働かせつつ角を曲がった。が、そこでミスを犯してしまう。考えに気をとられていたのか前からくる存在に気づかずにぶつかってしまう。

 

「きゃっ!」

 

 疲れていたこともありその場ヘ倒れてしまう。制服がずぶ濡れとなり火照った身体に寒さが伝う。

 

「ごめんなさい、大丈夫?」

 

 自分のことよりもまず相手のことを気にしたが相手は詩乃が手を差し伸べるよりも先に立ち上がった。

 相手の様子は豪雨の日には奇妙だった。彼女の回りには自分のもの以外の傘は落ちておらずこれまでずっと雨に濡れていたのかというくらいに制服に水が染み込んで濡れきっていた。

 本来は美しいはずの栗色の髪も解れて乱れ酷い有り様だった。長い髪の隙間から見える顔は寒さで蒼白く変わり虚ろな瞳で今にも美貌を感じさせはしても酷く醜かった。同時に今にも消えてしまいそうで儚さも感じた。

 少女は「ごめんなさい」と小声で呟くとその場を逃げるように去った。訳を聞く暇もないくらいに走り去る様子を詩乃は見ることしか出来なかった。

 

(何、今の子……)

 

 途端に身体に寒気が走り一刻も早く帰宅するべく傘を拾おうとした。

 

(あら? これって……)

 

 そこにはもうひとつ手帳が落ちていてすぐに彼女のものだとわかった。

 

(結城、明日奈……)

 

 生徒手帳であるそれを拾い上げ名前を読んだ。写真から彼女のものであることは確定し同時にその美しさに見惚れた。

 年相応の幼い可愛らしいと大人に変わる前の未熟さが共生している様子は見事だった。

 くしゃみをしてしまい足を早めた。冷静な思考判断のできない状態の詩乃は一刻も早くシャワーを浴びたいという欲求に突き動かされた。

 こんな美少女なら悩みもないだろうにと思いながらもポケットに無意識に手帳をしまった。

 

 後にこの結城明日奈と詩乃は深く関わることになるのだがそれはまだ先で別のお話。




 今回登場したアスナは私のもうひとつの作品である『AV女優 asuna』の過去アスナみたいな感じをイメージして書いてみました。

 思いつきでこの作品のシノンをAVアスナのほうに流用できないかと甘えた考えをしていた頃に書いたシーンを今回入れてみました。

 この二作が繋がるかどうかは不明ですがまた何かやれたらなと思っています。

 長くなってしまいましたが更新の遅い今作ですが終わりには近づいていますので気長にお待ち頂ければなと思います。
 それではまた次回をお楽しみに。

この物語の結末は?

  • ハッピーエンド
  • バットエンド
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