――ある日の夜
八幡は舞衣に言われ、彼女の自宅に向かっていた。周囲はすでに暗く、人影はない。何度も通った道を小走りで歩く。一応顔見知りに見られると都合が悪い為、念のために帽子を被っていたが杞憂だったようだ。
こそこそとしながら、八幡は由比ヶ浜宅につくと携帯でメッセージを送る。するとすぐカチャっという音と共に玄関が僅かに開いた。
「こんばんは、ヒッキーくん。さ、早く入って」
「は、はい……。お、お邪魔します……」
最低限開いた隙間に身体を滑り込ませ、ドアの内側に入るとふぅと安堵の息をつく。最悪職質を受けるのも心配していたこともあり、安心感が湧いてくる。
「ごめんなさいね、こんな遅くに」
「へ? い、いや、そんなこと――」
視線を上げた八幡は、言葉を失った。目の前にいた舞衣は、薄っすらと透けるネグリジェ姿。その下に見える下着も、シースルーで乳首も透けている。いい歳した人妻が日常的に着ていい衣装ではない。明らかに男を誘う理由で身に着ける代物だ。
薄い布地から透けて見える彼女の美体。何度も見てきたはずなのに、思わず息を呑んでしまう。その性的なボディラインに、八幡は下腹部に熱が籠っていくのが分かった。
「ふふ、どうかしら? これ♡」
「いや、その……めっちゃ興奮します」
「ありがと♡」
八幡の答えに舞衣は艶っぽく笑う。咄嗟に視線を反らした八幡は、視界に入ったあるものに気づく。舞衣のモノではない、彼女が履くようなものではなく、見たことのない靴がちょこんと並んでいる。
「ま、舞衣さん、これ、もしかして由比ヶ――じゃねぇ、結衣さんの靴じゃあ……?」
「アタリ。今日は結衣が帰ってきてるの。もう寝ちゃったけど」
「え、えっ、はっ……ま、マジすか……!?」
まさか結衣が帰ってきてるとは微塵も思わなかった。結衣も自分と同じく高校卒業後に家を出て一人暮らしをしているとは聞いていたが、このタイミングで実家に戻ってきてるとは……。しかし、今回のお誘いは舞衣からで、日時も彼女の指定。ということは、
「舞衣さん……何か企んでません?」
「もちろんっ♡」
淫魔のような笑みに、はぁと溜息をついた。つまり、舞衣は結衣がいる状態でのシチュエーションを考えていたということだ。わざわざ結衣が帰省しているタイミングを狙って。
「結衣の食事に睡眠薬、入れたから朝までぐっすり……。ここまで言っちゃったらわかっちゃうかしら?」
「……なんか変な予感がするんですが」
「ふふ。さあどうでしょう。さ、行きましょヒッキーくん♡」
腕を絡めてくる舞衣。むわっといい匂いがして、ドギマギして視線を外してしまう。そんな八幡の反応に、舞衣は気をよくしながら、足音を立てずに階段を上がっていく。
「そういやあ、あの……旦那さんは、い、いないんですか? 靴、なかったんで……」
「そ。あの人は今、単身赴任中なの。だからしばらくは大丈夫ね♡」
何が――とは聞けなかった。今の自分と彼女の関係は公にできない関係なのだ。彼女の夫にバレてはいけない。以前コトが公になってしまったときは『すべて責任は私が取る』とはいっていたものの、バレてしまった際はどうなるのかという不安と興奮がせめぎあう。
「ほら……ぐっすり寝てるわ」
「ま、マジか……」
こっそりと音を立てないように結衣の部屋のドアを開けると、暗がりの中から微かな寝息が聞こえてくる。数年ぶりに入る、身内以外の異性の部屋。かつて見た彼女の部屋からあまり変化はないようだ。もっとも暗さであまりよく見えないが。
「薬の効き目はなかなかのものよ。少なくとも、真横でSEXしていても起きないくらいに、ね?♡」
(めっちゃノリノリじゃねぇか……)
実の娘に薬を持って寝かせ、その真横で娘の想い人と性行為を行うことに抵抗を感じていない舞衣。そんな彼女に八幡も思わず苦笑いだ。
「ヒッキーくん……興奮、してるでしょ?♡」
「うっ……」
枝垂れかかられ、股間を撫でられるとどうしても反応してしまう。自分でもガチガチに勃起しているのを自覚する。柔らかい掌の感覚が布一枚越しに伝わって、ピクピクと愚息が反応を示す。
「ふふ……♡ んちゅっ、んっ、ちゅっ……♡ ちゅちゅっ……♡ んちゅんっれろじゅろろぉ……♡」
閉めたドアの内側に八幡を押し付け、舞衣は彼の唇に自身の唇を重ねる。即座にベロをねじ込んでディープキスに移行し、口内を舐め回す。乳房や下腹部をぐりぐりと八幡に押し付け、疑似的な自慰行為をしながら、舌愛撫で互いを高めていく。
ぐぐっ……と八幡のペニスが鎌首を擡げていく。股間がテントを張り、舞衣の下腹部に当たり、甘い刺激が昇ってくる。
「ん……ぷはぁ……♡ ヒッキーくんも準備万全ね♡」
「いやぁ……その、すんません」
「いいのよ。むしろ、喜んじゃう♡」
唇を離し、掌で八幡のペニスを撫でると布の下から確かな硬さと熱が伝わってくる。もう準備は万端だった。
「それじゃあ……始めましょう。ヒッキーくん……脱いで♡」
舞衣に促され、八幡は着ている服を脱ぎ始める。『ここで脱ぐのか?』という言葉は出なかった。もう舞衣の考えはおおよそ想像がつく。彼女は、娘の結衣が寝ているこの部屋でシようとしているのだ。
「でも……起きないですか?」
「大丈夫っ。薬、効いてるから。こっち……来て?♡」
八幡は舞衣に誘導されるまま、結衣の顔の傍で膝立になり、彼女の顔の真上にペニスを向けさせた。尿道から滲む先走りが今にも垂れ落ちそうになっている。
「あん……♡ おっきっ……♡ もう、こんなに大きくさせて……♡」
ビキビキに勃起している肉棒にうっとりと魅入りながら、舞衣は結衣の身体を踏まないように四つん這いの体勢を取る。体勢を整えている最中、ぶるんぶるんと揺れる乳房が、なんとも艶めかしく見えた。あれだけの大きさで重量を誇る爆乳……それが一切垂れることなく、形を保っているのだ。その柔らかさと弾力を知っている八幡としては、今にも揉みしだきたくて堪らなくくなってしまう。
「ふふ……♡ それじゃあ、いただきます♡」
舞衣は舌をちろちろと見せたかと思うと、大きく口を開けて八幡の剛直を呑み込んでいく。温かい口内とぬめぬめとした口内粘膜との感触、舌のザラザラとした感触に、八幡の腰がぶるっと震える。
「くっ……ぅ……」
「んっ……♡ ふんっ、ちゅるっ、ぢゅっ、ぢゅろろ……♡ んはぁ……♡ 蒸れた匂い……♡」
柔らかな指が八幡の陰嚢を包み込む。愛しそうに、解すように優しく揉んでいく。
(まだ若いのにこっちもこんなに大きい……♡)
掌に伝わってくる陰嚢の重さ。はっきり言って、夫よりもかなり重い。この中にたっぷりと精子が溜まっているのだと思うと、興奮してしまう。大事な、大事な子種が詰まっているのだ。優しく、丁寧に揉み解してあげなくては。
「んっ、ちゅるるっ、ぢゅるるぅ……♡ こっちもぱんぱんっ……♡」
「う……す、すいません……」
「謝らないの♡ むしろこっちが謝りたいくらい♡ こんなに溜めさせちゃって……♡ ごめんなさいね。んぢゅるるるぅ、じゅぞぞぞぞぉぉっ♡」
できることなら毎日陰嚢の中が空になるまで出させてあげたい。だが、今はそれができる状況ではない。しかし、いずれは……と舞衣は爛れ切った未来を思い描きながら、丹念に奉仕を続ける。
「ま、舞衣さんっ、ちょっとっ……まっ、待って、タイムタイムっ……」
「ん、ぷぁ……あ、もう出ちゃいそうになっちゃった?」
「ま、まあ……」
(というより思っ切りイラマしたくなっちまった……)
今回は長めに間が空いてしまった為か、久方ぶりの舞衣の貪欲なフェラはなかなかに刺激が強い。もっと快楽が欲しくなって、舞衣の頭を掴んで喉奥にペニスを突き込みたくなった衝動を抑え込む。
いきなりイラマチオするのは流石にマズいと思った八幡だったが、舞衣はドが付くほどのM。ここで突然イラマチオをおっ始めて喉奥射精をかましたとしても、彼女ならば喜んでしまうだろう。それを頭のどこかでわかっていても、久しぶりの無宣告イラマは失礼だろう、と考えた八幡はまだ理性が効いている証拠だ。
「ふふ……♡ ちんぽ、ビクってしたわ。大丈夫、私に任せて……♡」
優しく掌全体で包まれ、揉み解す。
「ねぇ、ヒッキーくん……貴方のザーメン、飲ませてほしいの」
「っ……ま、舞衣さんっ……!」
「だって……喉が渇いてるんだもの♡ んぢゅるっ、ぢゅぞぞぞっ、じゅじゅじゅぅうぅ♡」
もう我慢できない――そう伝えると、舞衣は再び八幡の愚息を咥えこんだ。根本からカリ首までを丹念に吸い舐め回して刺激していく。
「ぐっ、うぅぅ……!」
「ぐぶっ、ぐぢゅぢゅううっ、ぢゅぞぞっ、じゅじゅじゅぢゅぅううっっ!!♡♡ じゅごごごごごぉぉっ!♡」
(ちょっ……だから音デカいっ……!)
大きなしゃぶり音に思わず八幡は結衣が起きないか心配になり、チラっと彼女を盗み見た。が、当の結衣はというと心地よさそうに寝息を立てているまま。彼女の顔のすぐ上では実母が元クラスメイトの異性を口淫していることなど、一切知る由もないだろう。
「ぐぢゅぢゅっ、じゅぼっ♡ ぢゅぼっじゅぼぼっ、じょずずずうぅううぅっ!♡」
「おっ、おぉぉっ……おっ……」
鈴口に舌先をねじ込みつつ、そこの穴から溢れ出る先走り汁を啜り呑んでいく。しかも、ただしゃぶっているだけではない。時折咥え方を変えながら、口淫を続ける。肉棒を横から咥える、通称歯磨きフェラで頬裏の粘膜を肉棒全体に擦りつけていく。
(ぐっ……我慢できねぇっ……!)
自分でも思い切り腰を振って、ペニスを舞衣の喉奥に突き込みたい衝動が湧きあがる。それを抑えきれず腰をグッとつき出すと、舞衣は八幡の意図を察して微笑んだ。
「んっ……!♡」
「ぐっ、ぅぅ……!」
八幡はその笑みを催促と判断し、思い切り腰を突き出していた。亀頭が舞衣の喉奥に当たり、ごりっという感触が伝わってくる。
「ん――んじゅるっ、ぢゅちゅぅっ、じゅるるうぅっ!♡ じゅるるううぅううぅっ!♡」
「ぐっ、はっ……くぉおぉっ……!」
舞衣の頭を掴み、容赦なく腰を叩きつけていく。その激しいイラマチオにも舞衣は優しくペニスを舐め上げ、舌で押し返しては、喉奥を締め上げて強かに吸い上げる。由比ヶ浜舞衣という美女の口が齎す極上の快楽……男なら誰もがのめり込むだろう。
「ぐぶちゅっ、ぢゅぶぶっ、ぢゅるるるぅ♡ んぶぶぅ、んぶりゅっ、ぢゅぶぷっ!♡ ぢゅずうううずぅっっ!!♡♡」
「ぐっっ、あぁっ……ふっ、ふぅうぅっ……!」
(……って舞衣さん涎、涎っ!)
ペニスと唇の隙間から涎が零れ落ちそうになり、八幡は慌てて動きを止める。なにせ今、舞衣の顔の下には結衣がいるのだ。当の結衣はというと、今この情事を知る由もなく、すやすやと眠っている。
「んふっ……♡ ちゅるっ、ぢゅぷ……♡ おふっ、ふぅ……こぷりゅぅ……♡」
小さくせき込みながら、舞衣はモゴモゴと口を動かす。急にイラマチオが止まり、怪訝そうな目で八幡を見上げている。八幡がちょいちょいと下を指さすと、舞衣もそちらを見て察した。
「んんっ……ぷぁっ、大丈夫よ。薬でそうそう起きることはないわ♡」
「いや、それはそうなんですけど……」
薬を飲んでるからちょっとやそっとのことでは起きない――そう説明はされたものの、どれくらい薬が効くのかを理解していない八幡にとっては冷や汗ものだ。
(……それ言っちまえば、こんなことやってねぇよな)
「ほぉら、続き……しましょ?♡ あんむぐっ、ぷぁっ、んんっ……♡ じゅちゅっ、ぢゅぢゅるるうぅうっ、ずっ、ずっちゅぢゅちゅぅうぅぅっっ!!♡♡」
舞衣がペニスを再び咥えなおし喉奥まで咥えたところで、八幡も改めて彼女の喉奥目掛け腰を突き出す。半ばヤケになったのか、舞衣の口から涎が零れることも構わず、猛然と彼女の口を突き犯していく。
「はっ、ぁっ……くっ、ふぅっ……はぁぁっ……すっげっ……」
「じゅぶぷっ、ぢゅぶぷっ、ぢゅるじゅるるっ♡ ちゅるぶぷぷぅっ、ぢゅぶるんぐぅぅうんっ♡」
唇がきゅっと締まり、まるで膣を犯しているような感覚が襲ってくる。絡みついてくる舌や頬裏の柔らかさ、それらを存分に堪能しながら口腔奥をペニスで抉るように、舞衣の喉奥を突き犯す。
「るぶりゅっ、ぢゅるっ♡ ぷぢゅるぅ、ぢゅるるっ♡ ずりゅりゅぅうっ、じゅずっ♡ ぷぶりゅぅ、んぶぷぷぅ……!♡」
もっと舞衣の喉奥を無茶苦茶に突き回したい衝動が再び湧きあがり、八幡は彼女の頭をガシっと掴んでさらに積極的に動き出した。雁首が舞衣の口腔を擦り、涎を掻き出して下の結衣へと零れ落ちていく。Mッ気を持っている舞衣にとってイラマチオはご褒美でしかなく、目がトロンとして顔全体が蕩けてくる。
「んぢゅぅっ、ぢゅぷっ♡ ぢゅるるぅ、ぐぶっぷっ……♡ んぐっ、んっ、んぐぶっ、んぢゅりゅるうぢゅぶぶぷぅぅ……!♡」
「ぐぅぅっ……舌が、絡みついてっ……ヌルヌルで……! す、吸われるっ……!」
とぷとぷと溢れ出るカウパー液を口腔で唾液と掻き混ぜ、ごくっと咽喉を鳴らして嚥下する。卓越された舌技に強烈なバキュームに、言いようのない快感が腰奥に奔り、ガクガクと震えてきた。
「んぶぅうぅおぅぅ、むぐっ♡ うぐぶるおううぅ、んぶっぷるぅうおぅぇぅうおっ、ぐぶりゅぅうおぅぇえぅっ……!♡」
舞衣の腹奥から女とは思えない声が漏れだす。そんな声を出させているのは自分であるという事実が、興奮を後押しする。
「ぐっ、んぶっ、うぐぶぅぇぉぉおっ♡ ぢゅるるるぅ、うぶぶっ、ぅぅ♡ ぢゅぶるぅ、うぐむっ、んばぶっ、ぶぢゅぢゅぅううぅっ……!♡」
苦悶と快楽の狭間の顔に、さらに興奮を掻き立てられペニスが反応してしまう。溜りに溜まった性感が、陰嚢から精液を湧きあがっていく。
「うぶぐっ、うぶちゅぶりゅぅ♡ んぐぶるぅ、ぢゅぶるぢゅぶっ、じゅぶるぷぅ♡ じゅむぐうううぐ、ぶぢゅぶぅううぅりゅぅぷうぅ!♡」
「ぐっ、うぅ……もっ、うっ……出るっ……!」
舞衣の口技は腰が蕩けてしまいそうなくらい気持ちがいい。尿道を熱い白濁液が開け上がる感覚が昇ってくる。
「――……っ!」
激しいイラマチオの中、舞衣が強請るように上目遣いで八幡を見つめてくる。喉奥にたっぷり出して――そう言っているような感じがして、より一層彼女の喉奥にペニスを突き立て、
「ぐっ……うううぅ、出るっ……! 舞衣さんの口の中にっ、出すっ……あああぁぁっ!」
どびゅびゅっ! びゅるるるぅ、ぶびゅぶっ、びゅるるぅ、びゅびゅびゅうううぅっ!
「んぐぐっ……ぶぢゅぶりゅぅううっ!♡ ぶぢゅぶっ、んぐううぅんんっ……♡ ぢゅるぅ、ぢゅるぢゅるぅ、ぅんっ……!♡」
舞衣の髪の毛が抜けるかと思うほど強く掴み、湧きあがってきた欲望を彼女の口腔奥にぶちまけた。ぐつぐつと煮詰めた精液が、舞衣の喉奥に注ぎ込まれていく。舞衣は一瞬目を見開き、びくんと身体を跳ねさせたと同時にぢゅるっぢゅると吐き出される子種汁を吸い出してくる。
「ぷふぅ、ぅん、れるりゅるぅちゅるっ、れる、ちゅるるぅぅ……♡ じゅっ、ずずずりゅうううぅぅ……!♡」
精液で満たされる口内で舌が艶めかしく蠢き、鈴口を舐め回す。射精を促すような動きに、八幡はぶるっと全身を震わせた。
「ふっ……うっ……!」
陰嚢の中の精液全部吸い出されるような感覚に、八幡は重く大きな息をついて舞衣を見下ろす。目を閉じて射精の感覚を堪能しているかのような表情に、肉棒がビクっと反応する。
「うぅん……♡ ちゅるっ、りゅぷ、ちゅぷぷっ……♡ んく、んむぅうんっ……じゅるるるるぅう……♡」
「うっ、くぅぅ……ぬ、抜きますよ……」
(抜かないといつまでもしゃぶってそう……)
まだ硬さを保ったままのペニスをゆっくりと引き抜いていくと、唾液と精液が絡む音と共に舞衣の口から引き抜かれた。
「あん……♡ すっごい濃いわ……♡ 喉越しもいいし、量も……♡」
ペロリっと唇周りを舐め回し、蕩けた表情で八幡を見上げる舞衣。彼女を見下ろしながら、寝ている結衣に視線を向けた。パジャマのところどころに母親の唾液で染みが出来ているが、まったく気にすることなく寝息を立てている。
「あの……めっちゃよかった、です……」
「ふふ……♡ ヒッキーくんも、とてもよかったわ♡ 私も、そう言われると嬉しくなっちゃう♡」
そう言うと舞衣は、結衣の上で四つん這いになり、尻を八幡側に向けてきた。
「え? まさか、このままヤるんですか?」
「勿論♡ それに、まだ私は気持ちよくなってないわ♡ 私の性欲の強さ、知ってるでしょ?♡」
「そりゃあ、まぁ……」
こっちばかり気持ちよくなってしまっては、どうも締まりが悪い。寝ている結衣の真上でスることに一瞬躊躇したものの、今更かと舞衣は持ち込んでいた小さなポシェットから避妊具を取り出してペニスに被せていく。
(……)
この薄いゴム一枚が、せめてもの『線引き』だ。『二人の間に愛はなく、性欲処理の関係でしかない』という、せめてここだけは超えてはいけないライン。愛があろうがなかろうが、肉体関係を持っていればもう浮気だ……と言われてしまえばそれまでだが。
「んん……付け終わったわよ♡ ほぉら、早くぅ♡」
準備が終わって視線を上げると、舞衣が今か今かと腰を揺すって誘ってきていた。それに抵抗することなく誘いに乗った八幡は、彼女の尻を撫でまわしながら淫裂にペニスを擦りつける。
「あぁん……♡ まだこんなに硬い……んふ……♡」
怒張で陰唇を擦られ、舞衣の唇から悩ましい吐息が零れる。ヒクヒクと動く肉ビラが、雄を今か今かと待ち望んでいるかのように思えた。
「い、いきますっ……」
「もうっ……♡ 私に了解なんて得ないで、自分の欲望のままに入れていいの。ね?♡」
「は、はいっ……」
位置を調整して穴に狙いを定めると、ぐっと腰を突き出していく。
「んんっ……♡」
ぐちゅぅという水音と共に、ガチガチに張ったペニスが舞衣の膣穴へと埋没していく。愛液で濡れそぼる蜜穴は心地よい熱さと滑らかさ、そして強烈な締め付けを持って愛しい雄を迎え入れる。
「はっ……あぁっ……♡ おまんこの壁っ、ごりごり削ってくるぅっ……♡」
「くっ……ぅぅっ……」
(相変わらず、舞衣さんの中っ……クッソ気持ちいいっ……)
性器同士の摩擦で生じる快楽に、身体をぶるっと震えさせながら快楽に酔いしれる。やがて先端が舞衣の子宮口をこつんと突いた。だが、八幡の怒張はまだ入りきっていない。そのまま子宮を圧し潰すかのように腰を突き出し、ペニスを強引にねじ込んでいく。
「あぁぁっ……♡ 子宮を突かれるこの感触ぅっ……堪らないわぁ……♡」
恍惚の表情で熱い吐息を零す舞衣。舞衣は八幡とのSEXで初めて体験した子宮突きに、すっかりドハマリしていた。夫では擦らなかった箇所を擦り、夫では届かなかったところを突いてくる。それが堪らなく気持ちがいい。
「すぅ……すぅ……」
肉棒の完全挿入が終了した舞衣の下では、そんなことも知らず結衣が寝息を立てている。
「っ……ふぅっ……」
舞衣の腰ではなく尻肉をガシっと掴みながら、八幡は腰を引き、そして突きだしてピストン運動を始める。ぐちょぐちょの肉壺を好き放題に突き回す快感に思考能力が奪われていく。
「はぁっ……♡ あんっ、あっ、あぁっ、あぁぁっ、あぁあんっ!♡ あぁっ、あぁぁぁっ!♡」
突き込みに合わせ、舞衣の唇から嬌声が飛び交い、巨大な爆乳房がダイナミックにぶるんっぶるんっと揺れる。強靭なクーパー靭帯を持つ舞衣の乳房は、形が崩れることなく魅惑の果実を振り乱す。
「あぁんっ!♡ ヒッキーくんのちんぽ気持ちいいっ!♡ 気持ちいいのぉおぉっ!♡ あぁぁっ!♡ んはぁぁっ!♡ はぁあああぁんっ!♡」
八幡の動きに合わせ、舞衣自身も腰を引いては突きだし、一方だけに任せずに互いに動き合いながら性感を高めていく。
「はぁっ、はぁぁんっ!♡ あぁあぁっんっ!♡ ゆ、結衣っ、ヒッキーくんのちんぽね……っ、すっごく気持ちいのぉっ!♡ あんっ、あっ、あぁっ、はぁぁっ!♡」
まるで結衣に教えるかのように、寝ている彼女に八幡とのSEXの気持ちよさを説く舞衣。寝ている娘に伝わることはないとわかっている。ただ言葉に出すその行為自体に、興奮するのだ。
「あの人のとは全然大きくて、長くてっ……ほんっとうに、いいのぉっ!♡ 結衣がヒッキーくんと知り合ってくれたお陰ぇっ……!♡ あ、ありがっ、ありがとぉおぉっ……はぁああぁっ!♡」
すべての発端は結衣だった。結衣が散歩していた愛犬サブレを彼が助けなければ、知り合うこともなかったかもしれない。こうしてSEXすることはなかったかもしれない。そう思うと、愛娘に感謝の気持ちが湧いてくる。嬌声混じりに出た感謝の言葉は、舞衣の偽らざる本心の言葉だった。
「はぁぁっ!♡ あっ、んんぅっ!♡ い、イキっ、そうっ……!♡ はぁぁぁっ!♡ イクっ、イっちゃうっ!♡ ヒッキーくんのちんぽ良すぎてイっちゃうぅっ!♡」
「お、俺もっ、もう出そうっ……ですっ……くぉぉっ……!」
お互いに絶頂が近いことを口に出しながら、二人は高みへと昇っていく。
「はぁぁぁんっ!♡ ゆっ、結衣ぃっ!♡ ママっ、ヒッキーくんのちんぽでイクっ!♡ イクからっ、あぁぁイクっ!♡ ヒッキーくんのちんぽでっ、夫じゃイカなかったガチイキするぅううぅっ!♡」
「あぁぁあっ! ま、舞衣さんっ……! ぐぅううぅっ……出るっ……!」
スパートをかけるように動きが激しくなる。そしてトドメと言わんばかりに互いに腰を引いて、互いに一気に突き出した。
「はああああああぁぁぁぁぁあぁっ!♡ イクぅうううぅぅぅぅぅあああぁぁっっっ!!♡♡」
「出るっ……! あぁぁっ……!」
舞衣の尻肉がひしゃげるほど押し付けられた腰。その根本から尿道を駆けあがり、白濁液が子種を欲しがる子宮に注がれることなくゴムの中へと吐き出されていく。
「っ……♡ あぁぁっ……♡ あぁ……♡」
「うっ……出んのっ、止まんねぇっ……」
絶頂でとんでもなく痙攣する膣が、射精するペニスをなおも刺激し続けてさらなる吐精を促す。痙攣しながら絡みつく媚肉に、陰嚢の中の精液がすべて搾り取られるかのような錯覚さえしてくる。
「うっ……ぅぅ……」
射精感が引いていき、止まった頃合いに八幡がゆっくりと腰を引いていく。そうして舞衣の膣穴から、八幡の生のペニスがずるりと抜け出た。彼女の膣穴にコンドームを残して。
「舞衣さん、締まり良すぎてゴム取れちゃいましたよ」
「んん……またぁ……?♡ もう……ふふ、取ってくれる?♡」
締まりが良すぎてヴァギナにコンドームを置き去りにしてくるのは日常茶飯事だ。ふぅ……と息をつき、余韻でヒクつく膣からチョロっと出ているコンドームを掴んでゆっくりと引いていく。
「んんぅっ……!♡」
絶頂で鋭敏となった膣には、精液で膨らんだコンドームが抜けていく感覚だけでも酷く感じてしまう。やがて、ヌポンという音を立てるかのように使用済のコンドームが穴から抜け出た。
「はぁ、はぁっ……♡ んんっ……ふふ……重っ……♡」
八幡が手にしているコンドームには、ダマになるほどたっぷりと白濁が詰まっていた。記憶の中にある夫が出した量よりも明らかに多く、濃厚だ。
「んふふ……ちゅっ♡」
避妊具越しの精液に、なんとも愛おしそうにキスをすると零れないように結び、ポシェットの中に入れた。
「どうだったかしら? 寝てる結衣のすぐ傍でSEXするのって」
「いや……まぁ、その、なんですか……めっちゃ興奮しました」
「ふふっ♡ そりゃそうよね♡ だってあんなに出したんだもん♡」
舞衣の指摘に、八幡は気恥ずかしくなって視線をずらした。最初こそそんなに乗り気ではなかったのに、いざやってみれば結構盛り上がってしまった自分が恥ずかしい。
「いや、まぁちょっと心臓に悪いっちゃあ、悪いんですけど」
ベッドから降りて座り込むと、舞衣もすぐ傍にしゃがみ込んだ。汗ばむ熱い熱気に交じって、彼女の甘い芳香がただよってきて欲情が掻き立てられる。
「「……」」
ふと舞衣と目が合う。そのまま少し見つめ合っていると、彼女は色っぽく目を細めてペロリと舌なめずりをした。薄っすらと唇を開け、瑞々しい舌先を艶かしく動かしている。
「……っ」
八幡の太腿に、舞衣の汗ばんだ掌が置かれた。そのままゆっくりと、太腿を撫でてくる。
「んん……んぅ……」
「「っ……!!」」
突然結衣が寝返りを打ち、思わず八幡と舞衣は顔を強張らせ、バッと二人同時に結衣の方へ振り向いた。一瞬起きたかと思ったが、そんな不安なんて知らないというように、結衣は目覚めることなく寝息を立てている。
「ほっ……びっくりした……」
「薬で朝まで眠ってるとわかってても、ちょっと驚いちゃったわね」
舞衣の苦笑いに八幡もつられて苦笑いする。 本当にそこまで効果があるのかわからないが、結衣が何かの拍子に目覚める可能性はゼロではない。
「ふふ……まぁ、確かにここだと結衣がいて落ち着かないわね」
「もうシた後なんですけど……。て、いうかここでシたいなんて言い出したの誰でしたっけね?」
「まぁ、それもプレイの一環ってことで、ね?」
悪びれもなくウインクする舞衣に、大きなため息をつきながら八幡は彼女を見つめる。舞衣の瞳には、まだ物足りないという発散し切れていない肉欲の色を帯びていた。
「ねぇ、ヒッキーくん……まだ、物足りないでしょ?♡ だってまだこんなに勃ってる……♡」
「ぅ……俺が案外性欲強いのわかってて言ってますよね?」
物足りなさを感じているのは舞衣だけではなく、八幡もだ。性欲旺盛な彼のペニスは、硬さを失うことなく保ち続けている。
「じゃあ続きは……夫婦の寝室で。普段、あの人と寝ているベッドでしましょ……♡」
罪悪感の欠片も感じさせない声色の言葉に、八幡はどこか薄ら寒さを感じていた。今自分たちが行っているのは、明らかな不貞行為だ。一線は超えぬよう避妊具を使用してはいるものの、そんなのは言い訳にならない。
いつもではあるが、舞衣は自分とSEXすることに夫への罪悪感を一切持ち合わせていない……と八幡は捕らえていた。夫に対して不満があるからなのか。それとも夫が何かやらかしているのか。ともかく、彼女の価値観は普通の、まともではないのは間違いない。もっとも、そんな舞衣と肉体関係を持ってしまっている自分も自分なのだが。
「結衣は朝帰る予定だから、それまで部屋に隠れてもらって……結衣が帰ったらまた続き。明日、休みって知ってるんだから」
「なんで知ってんすか……」
なんでもお見通しよ、とドヤ顔の舞衣にはもう苦笑いするしかない。もとより彼女が一日で解放してくれるわけがないとわかっていて、次の日も休みであるように調整したのだ。
「さ、いきましょうヒッキーくん」
舞衣に手を引かれ、八幡は結衣の部屋を出ていく。音を立てぬよう閉められるドアの隙間から見えたのは、何も知らぬまま眠り続ける部屋の主の姿だった。