---江戸川コナン---
アイツの化けの皮をはいでやる。FBIのジョディさんに、採取したアイツの指紋を、渡して調べて貰った。
「彼は、この国に入国しているんだよね?」
どこか緊張している感じのジョディさん。
「やはり、犯罪者ですか?」
「う~ん…難しいところね。彼は傭兵…それも最上位クラスのね」
傭兵…
「敵国から見れば犯罪者だけど、雇った国から見れば英雄なの。だから、判断は難しいわ。それに傭兵だから、主義主張は無いの。政治犯って訳でも無いし。戦うことが、彼らの仕事なのよ」
戦いのプロ…なんで、そんなやつが、蘭に…
「彼の本名は不明。マッキーとかジョンスミスとか呼ばれていたそうよ」
本名は戸籍が無いからか…名乗りたくても名乗れない。
「FBIもCIAも彼を雇いたいのよ…彼について調べていたら、交渉を任されてしまったわ」
だから、緊張していたのか。って、雇いたい?
「どうして、雇いたいの?」
「彼の戦闘スタイルが普通の戦士とは違うの。ガード専門の戦士と言えばいいのかしら?二つ名は『スナイパーの狩人』って言うの」
スナイパーを狙撃出来るのか…
「彼の射程は10Km…だけど、自分からの攻撃はしない。あくまで狙撃されたときだけ、反撃をするの」
なんだ、その射程は…狙われたらお終いじゃないか。
「近接ガードも優れているの。ほぼ交差した瞬間に相手を制圧、もしくは殺害できるそうよ」
おいおい…
「で、どこに行けば交渉出来るの?」
まぁ、アメリカに引き取って貰えば、蘭からは離れるか…アメリカで戸籍を貰えば良い訳だし。アイツの為にも、俺の為にもなるか。
「RN探偵社に勤めているようだよ」
「情報をありがとうね」
固い表情になっていくジョディさん。交渉がうまく行くことを祈っています。
---マッキー---
麗香の事務所にFBIが来たそうだ。俺をスカウトしたいらしい。
「誰の紹介だ?」
麗香に訊いた俺。
「情報源は言えないそうよ」
「俺を排除したい勢力か…」
「そうなるわね」
って、冴子。
「でも、ここにはいないって伝えたんだけど、捜査令状を取って調べれば、埃が出るんじゃないかって」
「脅してきたのか…」
地下に実弾を撃てる練習場が有るからな。捜査はマズいなぁ。
「わかった。俺がここを出て行く」
「ちょっと、行く宛て無いんでしょ?」
って、香さんが少し怒っている。
「でも、捜査はまずいでしょ?」
「マズいよね…」
って、麗香。くそっ!誰だ、俺を売ったのは…
----ジョディ・スターリング-----
手首と足首を鎖で拘束されて、大の字状態にされていた。
「誰が俺を売ったんだ?」
工藤新一がジョンスミスだったとは…油断してしまった。
ビリッ!
ジャケットが破り捨てられた。殺される…そんな狂気に満ちた目のジョンスミス。
「白状すれば、命は助けてやる」
「なんで売られたと思うの?FBIで雇うのに…」
「はぁ?要するに、国外追放で、アメリカで国籍を、手に入れろってことだろ?警察の誰がお前に情報を漏らしたんだ?」
警察?彼はこの国の警察と契約していたのか…
ピシッ!
ブラウスのボタンが切り取られていく。
「なぁ、乳首が無くなってからでは遅いと思うんだよ」
ボタンのように乳首を…
「まぁ、いいや。どこまで耐えられるかな。FBIの女性捜査官は♪」
耐える?何されるの…ブラの隙間から指を入れ、乳首を弄ばれている。
「止めて…ねぇ…」
「濡れているようだけど…」
それは…そうだけど…でも、
「こんなことをして、なんになるの?」
「俺を消したいヤツがわかるだろ?」
消す?コナン君が消すとは思えない。彼のバックは警視庁か…
「もう、数回、殺し屋が来ているんだよ。すべて返り討ちにしたけど」
さすが、ガードの専門の戦士ねぇ。
「この前も、ベルモットってヤツを破壊してやったよ」
え…ベルモットを破壊…あの女に襲われて、返り討ちにしたのか…
「そうか、ベルモットと同じ拷問をすれば良いのかな?」
ベルモットは捕まって、拷問を受けて、壊れたの?えっ!眼鏡を外され、視界、聴覚、嗅覚を奪われた。何をされるんだ?身に着けている物が全て剥がされていく。
---マッキー----
ジョディが全てを白状した。コナンが俺を売ったようだ。蘭を奪われた嫉妬心からか?ジョディは従順な下僕になっている。オーラルテクはテッサに負けない♪
「FBIに力を貸しても良いが、俺の要求を全て飲めるか?」
「アナタの精液は全て飲み込みます」
何か壊れたジョディ。返品するかな?エロ特化は死に急ぐから。
FBIのエライさんと交渉をして、ジョディを返す代わりに、情報取得のサポートをさせることにした。雇用契約は、この国での事に関しては、受けることにした。国籍をくれるって言うので、もらっておく。
FBIは仕事が早い。早速パスポート、身分証明書を作ってくれた。貰った身分証明書には『FBI日本支部捜査官ジョンスミス』とある。ジョディの願いはある意味叶った訳だ。
-------
妃先生の元を訪れた。
「どうしたの?」
蘭のような大きな子供を産んだとは思えない身体…そそる…が、蘭の母親に手は出せない。コナンにされたことの一部始終を話した。
「アメリカに売られたの?」
俺はFBIに貰った物を見せた。
「俺はこの国の国民じゃダメってこと?」
「そんなことは無いわ。でも、どうするの?アメリカに行くの?」
「その時は、俺だけで行く。蘭は置いて行くから、心配はしないでいいよ」
「きっと、あの子のことだから、追っていくわ。それだったら、最初から連れて行ってくれるかな?」
え?そうなるの?
「思い込んだら命がけなのよ、あの子はねぇ」
まぁ、意志は固そうだ。
「問題は、あの探偵小僧ね」
「なぁ、江戸川コナンも、戸籍無いんじゃ無いのか?」
「あぁ♪そうなるわね」
「でも学校に通えているんだから、戸籍はあるんだよな?偽造した戸籍がさぁ」
「いや、住民登録で義務教育は受けられるわ」
「そうか、俺も中学は卒業は出来たもんな。その辺を突いて、牽制できないかな?」
「やってみるわ」
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用は終わったので、喫茶ポアロへ向かう。
カラン!
「ナポリタンの大盛りとブレンドねぇ…」
安室が固まっていた。安室の視線の先にはベルモットがいた。なんだ?俺のナポリタンタイムのジャマをするのか?
「お前!」
俺が目に入ると、俺に駆け寄り、俺に抱きついて来た。どうした?頬を重ね、濃厚な口付けをしてきた。呆気に取られている俺と安室。
「ねぇ、傍にいたいの…」
はぁ?何を言っているんだ?
「お前は返還したんだ。戻って来るなよ。約束事がご破算になるだろ!」
俺のズボンに手を掛けて、中身を取りだし、口に含んだ。ポアロにそんなサービスは無いぞ…
「お前の為に、何でもする。だから、ねぇ…」
「一緒には住めないが、それでいいか?」
「あぁ」
調教しすぎたかな?で、ようやくナポリタンとご対面。
「目立つから、目立たないヤツに変装して来てくれよ。警察に目を付けられやすいからさぁ」
「わかった。お前の身近な者になって来る」
ベルモットは去っていった。
「まさか、彼女を堕とすとはなぁ」
って、安室。俺も堕とすつもりは無かったんだよ。
店を出ると、工藤有希子が待っていた。
「これなら、どうだ?」
って、ベルモットだった。
「目立つだろ?」
「見た目は親子だし」
「ホテルに行きにくい」
「…」
拗ねるのか…まぁ、いいや、工藤新一の汚名になるんだし。
「槇村さん…あれ?新一のお母さん…どんな組み合わせ?」
って、蘭だよ。
「じゃ、新ちゃん、またね♪」
って、ベルモットが去っていた。
「今の誰?」
「変装上手の捜査官…情報の共有が上手く出来ないところがミソだよ」
って、誤魔化す俺。
「あぁ、FBIのか」
って、騙される蘭。妃弁護士は話したのか…
「俺さぁ…」
「一緒に付いて行くよ!置いて行ったら、探しにいくよ!だから…ねぇ」
蘭の方から唇を重ねて来た。蘭の舌が俺の中に入ってきた。ここは往来なんですが…
「ナポリタンを食べたのね♪」
バレた…
---江戸川コナン---
蘭の様子が変だ。俺に睨みを入れている。どうしてだ?
「あの蘭姉ちゃん…どうしたの…」
「槇村さんを売ったそうね…」
売った?
「槇村さん、アメリカの国籍が取れたそうよ。FBIに就職も決まったって…」
「良かったね。戸籍が貰えて♪」
良く無かったみたいだ。さっきよりも怒りが増しているようだ。なんで?どうして?
「お父さん…」
「英里に聞いた。向こうへ行っても、元気で暮らせよな」
何?アイツについて行くのか?
「まだ行かないよ。この国の戸籍を回復した後だって」
「そうか…だけど、難しいぞ。犯人の糸口がまるで無いし」
「FBIに協力してもらうって。槇村さん、この国の戸籍回復を、渡米の条件にしたそうよ」
「なかなかの遣り手だな、アイツは」
なんか、俺がスルーされているような…
「で、コナン!お前の戸籍を見せてくれ」
俺の戸籍?なんで?
「お前についても調べないとな」
俺について調べる?どうして?今更…あっ!俺に戸籍は無い…
「お前の母親に連絡をして、早急に持って来て貰え。いいなぁ!」
くそっ!あのヤロー、反撃に出たのか…
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父さんへ連絡をした。
『お前の戸籍?無いぞ』
だよな…
「蘭の父親に戸籍を見せろって言われたんだ」
『工藤新一はお前だと認めるしか手は無い』
それは避けたい。子供姿で蘭と風呂に入って…
「どうにか回避策って無いかな?」
「米国で金を払って作るしか無いな。ソッチの国では、難しい」
だよなぁ。クソっ!あのヤロー…
『それよりも、有希子はどうしている。こっちに全然帰って来ないんだが』
えっ!母さんが…
「俺の方にも来ていないけど…」
『そうか…どこへ行ったんだ?連絡も取れていないんだよ』
まさか、アイツ、報復で母さんを…あのヤロー!
---マッキー---
意外な人物に呼び出された。指定の場所へ向かう。ここは初めて来たなぁ。中に入ると、目的の人物がいた。
「おい!てめぇ~!母さんをどうした?」
いきなり言われても…
「誰の事だ?コナンの母親は見た事無いぞ!」
「工藤有希子だよ!」
「あぁ、あの女優か?」
「監禁しているのか?殺したのか?」
物騒なことを言うなぁ。
「していないよ。何のメリットがあるんだ?俺は依頼と身を守る時以外、物騒なマネはしないよ」
「信用出来ない」
うん?刑事が潜んでいるのか?
「じゃ、用は終わったな。信用出来ないなら、これ以上の話し合いは無駄だよ」
俺が帰ろうとすると、男の刑事、確か千葉と誰だっけ?が襲い掛かって来た。制圧すると、
「公務執行妨害で現行犯逮捕します」
時間を読み上げる千葉じゃ無い方。
「これは何のマネだ?」
「お前には、誘拐と殺人の容疑が掛かっている。署まで来て貰うぞ!」
身分証を提示した俺。
「俺はFBIの捜査官だけど…」
「ほぉ~、そんな物を偽造したのか。これは押収する」
想い出した。高木だ!高木が俺から身分証を取り上げた♪
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警視庁での取り調べ…弁護士を要求するも無視をされ、俺は黙秘を続けた。戦場で拷問による取り調べに比べたら、楽なものだ。拘留期限を迎えた日、ようやく妃弁護士が来てくれた。
「これは不当捜査ですね?目暮警部!」
「工藤有希子さんの誘拐及び殺害の容疑です」
「え?有希子の…有希子なら、うちにいますけど…」
はぁ?妃先生の家に居候している?おい!
コナンの母親本人が来て、俺は釈放された。
「なぁ、俺の身分証は?」
「なんの事だ?」
って目暮警部。
「俺から取り上げただろ?高木って刑事がさぁ」
「そうなのか?高木刑事!」
「はぁ!ただ今鑑識で偽造方法を捜査中です」
偽造じゃないのに…
「何の身分証?」
妃弁護士に訊かれた。
「就職先のだよ」
「まさか、FBIの身分証を取り上げられたの?」
頷く俺。
「あれ、本物ですよ」
「えっ!まさか…」
そして、裁断された身分証が返された。裁断して偽造方法を模索したようだ。中に入っていたマイクロチップは破砕されているし。どうすんだ、これ?
支部長のジェイムズ・ブラック を呼び出して、再発行を頼んだ。
「こんな嫌がらせを受けたのかね?」
「俺は身分を持っちゃダメみたいです。この国の政府と交渉してください。俺の一存ではダメらしいですよ」
「う~ん、君の問題は根が深そうだね」
まったくだよ。
----江戸川コナン---
母さんは、蘭の母親の家にいた。
「何をやっているんだよ、母さん。父さんが物凄く心配しているのに」
「ごめんね、新ちゃん…ダメな母親で…」
泣いている母さん。蘭の母親によると、父さん以外に好きな男が出来たらしい。で、心が決まるまで居候をして、身を隠していたようだ。
「相手の男は、独身か?」
「うん…」
「父さんと別れるのか?」
「わからないの…だから、英里の家で悩んでいたのよ~」
「どんな男?」
「優作よりも荒々しいんだけど、テクニックがスゴくて、私の扱いがうまくて…」
誰だ?
「どこで知り合ったの?」
「ごめん…言えない…」
どうするよ、これ…俺の戸籍問題以外に問題があったとは…