※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

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戸籍*

---江戸川コナン---

 

アイツの化けの皮をはいでやる。FBIのジョディさんに、採取したアイツの指紋を、渡して調べて貰った。

 

「彼は、この国に入国しているんだよね?」

 

どこか緊張している感じのジョディさん。

 

「やはり、犯罪者ですか?」

 

「う~ん…難しいところね。彼は傭兵…それも最上位クラスのね」

 

傭兵…

 

「敵国から見れば犯罪者だけど、雇った国から見れば英雄なの。だから、判断は難しいわ。それに傭兵だから、主義主張は無いの。政治犯って訳でも無いし。戦うことが、彼らの仕事なのよ」

 

戦いのプロ…なんで、そんなやつが、蘭に…

 

「彼の本名は不明。マッキーとかジョンスミスとか呼ばれていたそうよ」

 

本名は戸籍が無いからか…名乗りたくても名乗れない。

 

「FBIもCIAも彼を雇いたいのよ…彼について調べていたら、交渉を任されてしまったわ」

 

だから、緊張していたのか。って、雇いたい?

 

「どうして、雇いたいの?」

 

「彼の戦闘スタイルが普通の戦士とは違うの。ガード専門の戦士と言えばいいのかしら?二つ名は『スナイパーの狩人』って言うの」

 

スナイパーを狙撃出来るのか…

 

「彼の射程は10Km…だけど、自分からの攻撃はしない。あくまで狙撃されたときだけ、反撃をするの」

 

なんだ、その射程は…狙われたらお終いじゃないか。

 

「近接ガードも優れているの。ほぼ交差した瞬間に相手を制圧、もしくは殺害できるそうよ」

 

おいおい…

 

「で、どこに行けば交渉出来るの?」

 

まぁ、アメリカに引き取って貰えば、蘭からは離れるか…アメリカで戸籍を貰えば良い訳だし。アイツの為にも、俺の為にもなるか。

 

「RN探偵社に勤めているようだよ」

 

「情報をありがとうね」

 

固い表情になっていくジョディさん。交渉がうまく行くことを祈っています。

 

 

 

---マッキー---

 

麗香の事務所にFBIが来たそうだ。俺をスカウトしたいらしい。

 

「誰の紹介だ?」

 

麗香に訊いた俺。

 

「情報源は言えないそうよ」

 

「俺を排除したい勢力か…」

 

「そうなるわね」

 

って、冴子。

 

「でも、ここにはいないって伝えたんだけど、捜査令状を取って調べれば、埃が出るんじゃないかって」

 

「脅してきたのか…」

 

地下に実弾を撃てる練習場が有るからな。捜査はマズいなぁ。

 

「わかった。俺がここを出て行く」

 

「ちょっと、行く宛て無いんでしょ?」

 

って、香さんが少し怒っている。

 

「でも、捜査はまずいでしょ?」

 

「マズいよね…」

 

って、麗香。くそっ!誰だ、俺を売ったのは…

 

 

 

----ジョディ・スターリング-----

 

手首と足首を鎖で拘束されて、大の字状態にされていた。

 

「誰が俺を売ったんだ?」

 

工藤新一がジョンスミスだったとは…油断してしまった。

 

ビリッ!

 

ジャケットが破り捨てられた。殺される…そんな狂気に満ちた目のジョンスミス。

 

「白状すれば、命は助けてやる」

 

「なんで売られたと思うの?FBIで雇うのに…」

 

「はぁ?要するに、国外追放で、アメリカで国籍を、手に入れろってことだろ?警察の誰がお前に情報を漏らしたんだ?」

 

警察?彼はこの国の警察と契約していたのか…

 

ピシッ!

 

ブラウスのボタンが切り取られていく。

 

「なぁ、乳首が無くなってからでは遅いと思うんだよ」

 

ボタンのように乳首を…

 

「まぁ、いいや。どこまで耐えられるかな。FBIの女性捜査官は♪」

 

耐える?何されるの…ブラの隙間から指を入れ、乳首を弄ばれている。

 

「止めて…ねぇ…」

 

「濡れているようだけど…」

 

それは…そうだけど…でも、

 

「こんなことをして、なんになるの?」

 

「俺を消したいヤツがわかるだろ?」

 

消す?コナン君が消すとは思えない。彼のバックは警視庁か…

 

「もう、数回、殺し屋が来ているんだよ。すべて返り討ちにしたけど」

 

さすが、ガードの専門の戦士ねぇ。

 

「この前も、ベルモットってヤツを破壊してやったよ」

 

え…ベルモットを破壊…あの女に襲われて、返り討ちにしたのか…

 

「そうか、ベルモットと同じ拷問をすれば良いのかな?」

 

ベルモットは捕まって、拷問を受けて、壊れたの?えっ!眼鏡を外され、視界、聴覚、嗅覚を奪われた。何をされるんだ?身に着けている物が全て剥がされていく。

 

 

 

---マッキー----

 

ジョディが全てを白状した。コナンが俺を売ったようだ。蘭を奪われた嫉妬心からか?ジョディは従順な下僕になっている。オーラルテクはテッサに負けない♪

 

「FBIに力を貸しても良いが、俺の要求を全て飲めるか?」

 

「アナタの精液は全て飲み込みます」

 

何か壊れたジョディ。返品するかな?エロ特化は死に急ぐから。

 

FBIのエライさんと交渉をして、ジョディを返す代わりに、情報取得のサポートをさせることにした。雇用契約は、この国での事に関しては、受けることにした。国籍をくれるって言うので、もらっておく。

 

FBIは仕事が早い。早速パスポート、身分証明書を作ってくれた。貰った身分証明書には『FBI日本支部捜査官ジョンスミス』とある。ジョディの願いはある意味叶った訳だ。

 

-------

 

妃先生の元を訪れた。

 

「どうしたの?」

 

蘭のような大きな子供を産んだとは思えない身体…そそる…が、蘭の母親に手は出せない。コナンにされたことの一部始終を話した。

 

「アメリカに売られたの?」

 

俺はFBIに貰った物を見せた。

 

「俺はこの国の国民じゃダメってこと?」

 

「そんなことは無いわ。でも、どうするの?アメリカに行くの?」

 

「その時は、俺だけで行く。蘭は置いて行くから、心配はしないでいいよ」

 

「きっと、あの子のことだから、追っていくわ。それだったら、最初から連れて行ってくれるかな?」

 

え?そうなるの?

 

「思い込んだら命がけなのよ、あの子はねぇ」

 

まぁ、意志は固そうだ。

 

「問題は、あの探偵小僧ね」

 

「なぁ、江戸川コナンも、戸籍無いんじゃ無いのか?」

 

「あぁ♪そうなるわね」

 

「でも学校に通えているんだから、戸籍はあるんだよな?偽造した戸籍がさぁ」

 

「いや、住民登録で義務教育は受けられるわ」

 

「そうか、俺も中学は卒業は出来たもんな。その辺を突いて、牽制できないかな?」

 

「やってみるわ」

 

--------

 

用は終わったので、喫茶ポアロへ向かう。

 

カラン!

 

「ナポリタンの大盛りとブレンドねぇ…」

 

安室が固まっていた。安室の視線の先にはベルモットがいた。なんだ?俺のナポリタンタイムのジャマをするのか?

 

「お前!」

 

俺が目に入ると、俺に駆け寄り、俺に抱きついて来た。どうした?頬を重ね、濃厚な口付けをしてきた。呆気に取られている俺と安室。

 

「ねぇ、傍にいたいの…」

 

はぁ?何を言っているんだ?

 

「お前は返還したんだ。戻って来るなよ。約束事がご破算になるだろ!」

 

俺のズボンに手を掛けて、中身を取りだし、口に含んだ。ポアロにそんなサービスは無いぞ…

 

「お前の為に、何でもする。だから、ねぇ…」

 

「一緒には住めないが、それでいいか?」

 

「あぁ」

 

調教しすぎたかな?で、ようやくナポリタンとご対面。

 

「目立つから、目立たないヤツに変装して来てくれよ。警察に目を付けられやすいからさぁ」

 

「わかった。お前の身近な者になって来る」

 

ベルモットは去っていった。

 

「まさか、彼女を堕とすとはなぁ」

 

って、安室。俺も堕とすつもりは無かったんだよ。

 

店を出ると、工藤有希子が待っていた。

 

「これなら、どうだ?」

 

って、ベルモットだった。

 

「目立つだろ?」

 

「見た目は親子だし」

 

「ホテルに行きにくい」

 

「…」

 

拗ねるのか…まぁ、いいや、工藤新一の汚名になるんだし。

 

「槇村さん…あれ?新一のお母さん…どんな組み合わせ?」

 

って、蘭だよ。

 

「じゃ、新ちゃん、またね♪」

 

って、ベルモットが去っていた。

 

「今の誰?」

 

「変装上手の捜査官…情報の共有が上手く出来ないところがミソだよ」

 

って、誤魔化す俺。

 

「あぁ、FBIのか」

 

って、騙される蘭。妃弁護士は話したのか…

 

「俺さぁ…」

 

「一緒に付いて行くよ!置いて行ったら、探しにいくよ!だから…ねぇ」

 

蘭の方から唇を重ねて来た。蘭の舌が俺の中に入ってきた。ここは往来なんですが…

 

「ナポリタンを食べたのね♪」

 

バレた…

 

 

 

---江戸川コナン---

 

蘭の様子が変だ。俺に睨みを入れている。どうしてだ?

 

「あの蘭姉ちゃん…どうしたの…」

 

「槇村さんを売ったそうね…」

 

売った?

 

「槇村さん、アメリカの国籍が取れたそうよ。FBIに就職も決まったって…」

 

「良かったね。戸籍が貰えて♪」

 

良く無かったみたいだ。さっきよりも怒りが増しているようだ。なんで?どうして?

 

「お父さん…」

 

「英里に聞いた。向こうへ行っても、元気で暮らせよな」

 

何?アイツについて行くのか?

 

「まだ行かないよ。この国の戸籍を回復した後だって」

 

「そうか…だけど、難しいぞ。犯人の糸口がまるで無いし」

 

「FBIに協力してもらうって。槇村さん、この国の戸籍回復を、渡米の条件にしたそうよ」

 

「なかなかの遣り手だな、アイツは」

 

なんか、俺がスルーされているような…

 

「で、コナン!お前の戸籍を見せてくれ」

 

俺の戸籍?なんで?

 

「お前についても調べないとな」

 

俺について調べる?どうして?今更…あっ!俺に戸籍は無い…

 

「お前の母親に連絡をして、早急に持って来て貰え。いいなぁ!」

 

くそっ!あのヤロー、反撃に出たのか…

 

--------

 

父さんへ連絡をした。

 

『お前の戸籍?無いぞ』

 

だよな…

 

「蘭の父親に戸籍を見せろって言われたんだ」

 

『工藤新一はお前だと認めるしか手は無い』

 

それは避けたい。子供姿で蘭と風呂に入って…

 

「どうにか回避策って無いかな?」

 

「米国で金を払って作るしか無いな。ソッチの国では、難しい」

 

だよなぁ。クソっ!あのヤロー…

 

『それよりも、有希子はどうしている。こっちに全然帰って来ないんだが』

 

えっ!母さんが…

 

「俺の方にも来ていないけど…」

 

『そうか…どこへ行ったんだ?連絡も取れていないんだよ』

 

まさか、アイツ、報復で母さんを…あのヤロー!

 

 

 

---マッキー---

 

意外な人物に呼び出された。指定の場所へ向かう。ここは初めて来たなぁ。中に入ると、目的の人物がいた。

 

「おい!てめぇ~!母さんをどうした?」

 

いきなり言われても…

 

「誰の事だ?コナンの母親は見た事無いぞ!」

 

「工藤有希子だよ!」

 

「あぁ、あの女優か?」

 

「監禁しているのか?殺したのか?」

 

物騒なことを言うなぁ。

 

「していないよ。何のメリットがあるんだ?俺は依頼と身を守る時以外、物騒なマネはしないよ」

 

「信用出来ない」

 

うん?刑事が潜んでいるのか?

 

「じゃ、用は終わったな。信用出来ないなら、これ以上の話し合いは無駄だよ」

 

俺が帰ろうとすると、男の刑事、確か千葉と誰だっけ?が襲い掛かって来た。制圧すると、

 

「公務執行妨害で現行犯逮捕します」

 

時間を読み上げる千葉じゃ無い方。

 

「これは何のマネだ?」

 

「お前には、誘拐と殺人の容疑が掛かっている。署まで来て貰うぞ!」

 

身分証を提示した俺。

 

「俺はFBIの捜査官だけど…」

 

「ほぉ~、そんな物を偽造したのか。これは押収する」

 

想い出した。高木だ!高木が俺から身分証を取り上げた♪

 

--------

 

警視庁での取り調べ…弁護士を要求するも無視をされ、俺は黙秘を続けた。戦場で拷問による取り調べに比べたら、楽なものだ。拘留期限を迎えた日、ようやく妃弁護士が来てくれた。

 

「これは不当捜査ですね?目暮警部!」

 

「工藤有希子さんの誘拐及び殺害の容疑です」

 

「え?有希子の…有希子なら、うちにいますけど…」

 

はぁ?妃先生の家に居候している?おい!

 

コナンの母親本人が来て、俺は釈放された。

 

「なぁ、俺の身分証は?」

 

「なんの事だ?」

 

って目暮警部。

 

「俺から取り上げただろ?高木って刑事がさぁ」

 

「そうなのか?高木刑事!」

 

「はぁ!ただ今鑑識で偽造方法を捜査中です」

 

偽造じゃないのに…

 

「何の身分証?」

 

妃弁護士に訊かれた。

 

「就職先のだよ」

 

「まさか、FBIの身分証を取り上げられたの?」

 

頷く俺。

 

「あれ、本物ですよ」

 

「えっ!まさか…」

 

そして、裁断された身分証が返された。裁断して偽造方法を模索したようだ。中に入っていたマイクロチップは破砕されているし。どうすんだ、これ?

 

支部長のジェイムズ・ブラック を呼び出して、再発行を頼んだ。

 

「こんな嫌がらせを受けたのかね?」

 

「俺は身分を持っちゃダメみたいです。この国の政府と交渉してください。俺の一存ではダメらしいですよ」

 

「う~ん、君の問題は根が深そうだね」

 

まったくだよ。

 

 

 

----江戸川コナン---

 

母さんは、蘭の母親の家にいた。

 

「何をやっているんだよ、母さん。父さんが物凄く心配しているのに」

 

「ごめんね、新ちゃん…ダメな母親で…」

 

泣いている母さん。蘭の母親によると、父さん以外に好きな男が出来たらしい。で、心が決まるまで居候をして、身を隠していたようだ。

 

「相手の男は、独身か?」

 

「うん…」

 

「父さんと別れるのか?」

 

「わからないの…だから、英里の家で悩んでいたのよ~」

 

「どんな男?」

 

「優作よりも荒々しいんだけど、テクニックがスゴくて、私の扱いがうまくて…」

 

誰だ?

 

「どこで知り合ったの?」

 

「ごめん…言えない…」

 

どうするよ、これ…俺の戸籍問題以外に問題があったとは…

 

 

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