※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

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06/28 誤字を修正、辻褄が合わない部分を修正


襲撃からのフォーリンラブ*

---野上冴子---

 

警視庁捜査一課、目暮班の警部補である佐藤美和子から、相談を受けた。

 

「工藤君と関係を持ってしまいました」

 

と…工藤君とは、警察に協力してくれている高校生探偵の工藤新一のことである。

 

「蘭ちゃんの彼氏なのに…」

 

蘭ちゃんとは、捜査一課OBである毛利小五郎の娘の毛利蘭のことである。工藤新一と毛利蘭が付き合っていることは、捜査一課では有名な話であるのだが…

 

「彼のことが忘れられないんです」

 

って…厄介な事件だな…捜査関係者との色恋沙汰は面倒である。

 

「どうして、そういう関係になったの?」

 

佐藤美和子は、身持ちの固さでは定評がある女刑事である。その彼女が簡単に恋に堕ちるとは思えない。

 

「彼、槇村秀幸って名乗っていまして、西新宿で何かの捜査をしているので、気になって近づいたら、近づきすぎちゃって…」

 

槇村秀幸…なんで、その名前がここで出るんだ?工藤新一は何を捜査しているんだ?槇村秀幸とは、私のかつての恋人の名前だ。警察を辞め、ある組織に殺されたのだが、選りに選って、その名前を使う意図はなんだ?

 

「わかったわ。私が接触して、何の捜査か訊いてみるわ」

 

「お願いします。で、私はどうしたら…」

 

「彼の真意を訊いてみる。結論はそれからにしましょう。彼が本気にあなたに走るって言うなら、あなたを応援するわよ♪」

 

「ありがとうございます」

 

笑顔が戻った佐藤美和子。さて、どう接触するかな?

 

-------

 

新宿…槇村の相棒だった、もっこり大王のヤサが近いので、槇村が逝って以来、余り近づかないようにしていた。なんで、工藤新一はこの街に、あんな名前で出没しているのよ~!

 

足は自然と、槇村と良く来ていたバーに向かっていた。バーの入り口はすぐそこ…その入り口から槇村の妹が出て来た。その後に距離を空けて工藤新一がいる。あれは、槇村の妹のガードのようだ。工藤新一にガードのスキルがあると思えないが…試してみるか…工藤新一と、すれ違い様に制圧をしてみた。結果、私は意識を刈り取られた。

 

 

意識が戻ると、どこかの地下室にいた。手足は拘束され、視界は奪われていた。

 

「あぁぁぁぁぁ~!」

 

下腹部を指が這っている。その刺激は、一気に私をいやらしいメスへと導いてくれた。

 

「なんだ…溜まっているんだな」

 

「うっ…うぅ~」

 

下腹部に口を付け、直に漏れ出た液体を吸われている。佐藤美和子はこれで堕ちたのか?私も堕ちそうだ…

 

「えっ!」

 

彼の舌が体内の入り口付近を舐めている。なんだ、この刺激…指で弄られるより、気持ちが良い。もっと奥まで…

 

「あっ…いいよ…突いて…」

 

彼が入って来た。お強請りする私。力強い波動により全身が揺さぶられていく。

 

パシッ!パシッ!パシッ!

 

と、乳房がアンダーバストを、ムチ打ちしている音がする。こんなに激しく乳房が踊ったことは無い。彼はテクニシャンなのか…マズい、私も堕ちたかもしれない。

 

唇に彼の唇が重なった。積極的に彼の口の中に舌を送り込む。私の舌は吸い込まれて行く。千切れそうな痛みが、気持ちいい。もっと虐めて欲しい。もっとズタズタにして欲しい。言葉には出せないけど、心が叫んでいる。

 

私はエムだったのか…首に縄が巻かれている。口で彼のモノを頬張り、股間に通された縄を自分で引っ張って、自分自身をいたぶっている。

 

「もっと、ください…」

 

「溜まり過ぎだな…男日照りか?」

 

「はい…そうです」

 

彼に対して、素直になっている私。

 

「どうされたい?」

 

「もっと、刺激をください、ご主人様」

 

今の私にプライドは無い。飢えたメス犬である。貰えるモノは全て欲しい。ご主人様にお強請りをしていく。

 

--------

 

いつの間にか意識が飛んだようだ。ここはどこだ?視界は奪われたままだ。

 

「なんで、冴子が…おい、これはどういうことだ?」

 

え?もっこり大王の声。まさか、彼はもっこり大王に師事していたのか?

 

「リョウの知り合い?夕べ、香さんをガードしていたら、いきなり襲撃されたんだよ。で、背後関係を訊こうと思ったら…美味しそうなボディで…溜まっていてね。つい、摘まみ食いを…」

 

「おい!これは摘まみ食いのレベルでは無いだろ?全身体液塗れで…俺はこいつに、もっこりの貸しが大量にあるんだぞ!」

 

「え?リョウの彼女?香さんじゃないの?」

 

「え…香は…いや、それは別枠だ!」

 

「うん?別枠って何だ?」

 

女性の声…槇村の妹さんか?

 

「え?いや…その…」

 

「マッキー、こいつか、昨夜襲って来たのは…え?冴子さん…」

 

「香さんの知り合い?」

 

「アニキの彼女だよ…」

 

「え…槇村さんの…マズい…」

 

「ねぇ!あんた達、どういう関係なのよ!」

 

目の前にいるらしい三人に訊いた。

 

「そんな姿で強気なんだ…さすが槇村さんの彼女だな♪」

 

工藤新一は槇村を知っているのか?

 

「あっ!」

 

彼の指が下腹部を這っている。ダメだ…堕ちる…

 

「どうして強気なのかな?」

 

「いえ…もっと、ご褒美をください…ご主人様…」

 

リョウの前で、言いたくない言葉を言ってしまった。それほど、彼の刺激が欲しいのだった。

 

「嘘…あの冴子が…マッキーに堕ちたのか…」

 

「命令口調じゃないし…マッキー、スゴい…」

 

案の定、リョウ達は呆れたような声だ。だけど、欲しいんだもの…

 

「ご主人様、何でもします。ですから、ご褒美をください…」

 

「リョウ…どうすればいい?」

 

「えっ?!俺に訊くのか…」

 

「もっこりの貸し分を返して貰えば?俺は香さんとデートしてくるからさぁ♪ね、香さん♪」

 

「リョウ…お前…どうすんだ?」

 

「どうもしないよ、香…」

 

「ご主人様…リョウはイヤ…淡泊だから…」

 

本音を言う私。リョウは入れるだけで、女性を楽しませようって気が、まるで無いのだ。

 

「えっ!」

 

「へっ!」

 

「そうなの?」

 

三人三様な反応…だけど、あぁダメ…悶絶死しそうだよ。早くください…

 

--------

 

暖かい…ここはどこだ?背中に、彼を感じている。頬でも彼を感じている。ここではどこ?入浴剤の香りが感じる。ここはお風呂の中か…股間に手を伸ばすと、彼が刺さっていた。してくれたんだ…

 

「冴子…大丈夫か?」

 

彼の声。頷く私。

 

「なんで、俺を襲ったんだ?面識は無いはずなのに」

 

うん?面識が無い?それはおかしい。何回か会っているのだが。

 

「本社で何回か会っていますけど…」

 

「だから、マッキー、変装しなよ~!」

 

浴室の外から、槇村の妹さんの声。変装?

 

「あぁ、そういうことか…良く間違われるのですが、俺は工藤新一では無いです。2代目槇村秀幸と申します」

 

え…まさか、西新宿にいたのは、槇村の妹さんのガード役か?

 

「この前も女刑事さんと女子高生に間違えられたし」

 

佐藤美和子と…まさか、毛利蘭か?

 

「それって、佐藤美和子と毛利蘭?」

 

「知り合いですか…ならば、誤解を解いてくれますか?」

 

「そう単純な状況では無いんだよ。あぅ…」

 

耳タブを舐められた。湯船なので、濡れても大丈夫かな?

 

「これで感じちゃうんだ…」

 

大丈夫ではなかった。彼にはわかってしまうのか…耳が熱い。う~ん、こんなにウブでは無かったはずなのに…彼に…

 

「あれ?赤いよ。のぼせたかな?香さん、ヘルプです」

 

ガラッ!

 

「のぼせたの?あっ!本当だ…」

 

彼と香という槇村の妹に支えられて、湯船から引き上げられた。あぁ~彼が抜けて行く…ちょっと残念である。脱衣所でタオルに横たわり、タオルで水気を拭ってくれる二人。

 

-------

 

バスローブを着て、リビングにいる。目の前には彼ら三人がいた。いや、彼は隣にいてくれている。

 

「で、どういうこと?」

 

リョウに訊いた。

 

「どうって…マッキーが密入国して、名前が無いから、マッキーの尊敬する槇村の名前を与えたんだよ」

 

密入国?

 

「なんで、密入国したのですか?」

 

口調が…リョウへの口調とは違う。

 

「俺は戸籍が無いから…この国では死んだことに、なっているんだよ」

 

戸籍を奪われたので、槇村の手引きで、海外で傭兵になったそうなのだが、彼の戸籍を買った人物が死亡したことで、彼の戸籍は消えたそうだ。

 

「だから今回、殺した相手の日本人の名前でパスポートを作って、入国したんだよ」

 

殺した相手とは『相良宗介』という名前だそうだ。

 

「あと数ヶ月で、あの相良某の死亡通知が来れば、また戸籍がなくなるんだよ。だから、新しい戸籍を与えたんだ」

 

って、戸籍を作れないだろ?お前では…リョウ!

 

「俺を逮捕するのか?冴子…」

 

彼が真っ直ぐな瞳で、私だけを見つめてくれている。

 

「逮捕しません。その代わり…付き合って下さい。槇村秀幸として、叶えられなかったことをする為に…」

 

槇村とは結婚の約束をした。だけど、彼は警察に限界を感じ、警察を辞めてしまった。

 

「ソレは、アニキと叶えられなかった結婚ですか?」

 

香さんに訊かれた。頷く私。

 

「でも俺は初代では無いよ」

 

彼の口を私の口で塞いだ。驚いた顔をする彼。そんな表情が出来るんだ…まだ、彼の心は死んでないようだ。

 

「あなたに惚れました。いや、堕ちました♪」

 

「え?じゃ、俺のもっこりの貸しは?」

 

「ご破算よね。あんな淡泊なプレイは二度とごめんよ!」

 

凹むリョウ。嬉しそうな香さんがリョウに抱きつく。二人はそういう関係なのね♪

 

「問題は、佐藤美和子と毛利蘭ね」

 

私にとってのライバルである。

 

「連絡を取らなければ良いよね?」

 

って、彼。まぁ、あの二人は工藤新一が、相手だと思っているから、それでもいいかな?

 

「変装術は教えますよ。これ以上、誤解されないようにね♪」

 

私の申し出に、彼は苦笑いしている。

 

 

---江戸川コナン---

 

蘭から意味不明のメールが多数来ている。どういうことだ?

 

『新一…初めては捧げました。そういうことだよ。早く帰ってきてね♪』

 

って…初めてを捧げた?誰にだ?俺は捧げられていない。小学生の身体では無理だし…誰かが俺に成りすまして、蘭と…くそっ!蘭の初めてを奪ったのか…俺の蘭なのに…

 

情報を訊き出したいけど、どう訊き出せば良いのだろうか?火に油を注ぐ結果は避けたい。

 

「蘭姉ちゃん、新一兄ちゃんとどこで会ったの?」

 

「うん?家の前よ。アイツ、素通りして、呼んでも無視して…詰め寄ったら…ちゃんと考えていてくれたのよ。アイツ考え込むと周囲が見えなくなるから♪」

 

ここの前で会ったのか…ここを探っていたのか?そうなると、黒の組織か?

 

そうだ…監視カメラ…喫茶ポアロに記録データがあるはずだ。ポアロへ行き、安室さんに見せて貰った。そこに映っていたのは、俺、工藤新一だった。

 

「うん?これって、工藤君だね。ここを覗き込んでいるようだな」

 

ポアロを?何の為に?

 

「あぁ、この日は臨時休業した日だ。休みかどうかを確認したのかな」

 

ポアロに用?やはり、黒の組織か?映像では、蘭が工藤新一に追い縋る場面までしか、映っていない。その後、どうなったかは分からずじまいだ。

 

「コナン君は、この工藤君がニセモノだと思っているのかい?」

 

「うん。新一兄ちゃんに確認したら、この日には来ていないって言うんだよ」

 

「う~ん…そうなのか…」

 

安室さんが何かのプログラムを起動して、映像を分析し始めた。

 

「う~ん…変装で工藤君になった訳では無いようだな。そうなると、他人の空似か…」

 

そうなると、蘭はまったく知らない相手に、初めてを捧げたのか…おいおい…

 

「どうしたんだい?顔色が良くないけど…」

 

「う…生き霊ってことは無いよね?」

 

って、誤魔化す。

 

「科学的では無いなぁ…」

 

 

 

---マッキー---

 

仕事である…ある人物の殺害…地下鉄の駅ですれ違い様に、喉笛を…大体30秒後くらいに血が漏れ出す筈だ。その後、首を動かせば、血柱があがるかな。なので、すれ違い様に斬っても、すぐに気づかれないのが、俺の殺しの特徴である。

 

仕事を終えて、帰宅中に腕をいきなり掴まれた。え?逮捕?罠か?相手を見ると、かなめだった。

 

「どうしたんだ?」

 

「駅で見かけたから…」

 

「どうしたいんだ?君は君で幸せに生きろ」

 

「一緒にいちゃダメ?」

 

「ダメだ…俺は地獄へ向かう列車に乗っているはずだ」

 

なんで?俺を見る目が暖かいんだ?俺は相良を殺したんだぞ…

 

「一緒に途中下車は出来ないの?」

 

「なんで、君まで乗るんだよ。ダメだ」

 

「宗介のやったこと…許して貰えないと思う…少し、私に償わせてください」

 

「それは相良で晴らした。そこで断ち切る」

 

「宗介は死んでお終いなんだよ。でも、あなたは、これからも生きるんだよ。それは不公平だよ。なんで、あなただけ苦しむの?」

 

「罪深いからだろ…きっと…」

 

「ねぇ、宗介が手に掛けた少女は、どんな子だったの?」

 

「明るくて…健気で…非戦闘員だよ。なのに…迷わず…くそっ!」

 

涙が止まらない。かなめが俺を優しく抱き締めた。

 

「ごめんなさい…彼は酷いことをした。私…代わりに償わせてください。少しでも、あなたが、安らかな人生を送れるように…」

 

「送れないよ。俺の手は血で汚れている。洗っても落ち無い」

 

俺の腕に抱きついて離れようとしないかなめ。俺の腕に頭を預けている。

 

「ジャマだったら、消していいよ」

 

「無意味なことはしない」

 

「私…ジャマで無いの?」

 

「君は君だ。俺にはそれしか言えない。学生が夜遊びはダメだぞ」

 

このまま連れて行けないので、窘める方向へ…

 

「どこに住んでいるの?」

 

「この国だ」

 

「連絡先は?」

 

スマホを渡した。操作がわからないから。かなめが器用に俺の連絡先をコピーし、自分の連絡先を転送したようだ。

 

「メール、送る。だから、返事はください」

 

「気が向いたらな」

 

かなめと、そこで別れた。早く帰らないと、冴子が心配をする。また、どこかで女とトラブルかと…実際にそうなんだが…

 

 

 

 

 

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