※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

25 / 62
07/13 誤字を修正


ガードのお仕事~ピトの狂気 Part1*

---マッキー---

 

台の上に全裸のテッサがいる。目隠しをさせ、手首は後で固定、首には縄が…

 

「ねぇ、冗談だよね?」

 

流石のテッサもビビっている。足の指で確認したのだろう。足元の板は四角く切れ込みが入っているのだ。

 

「自白内容にもよる」

 

恐怖に快楽を感じているのか、乳房が張り、乳首は起立している。下腹部に湿り気を確認、部屋にはテッサの香りが充満してきている。

 

「自白?私は何もしていないわ」

 

「妃先生に何を吹き込んだのかな?」

 

テッサの耳元で囁くように言う。言い終わると、舌先で彼女の耳の輪郭を舐めて行く。

 

「何も…ねぇ、信じて…」

 

「跪いて謝れ!」

 

「無理だって…死んじゃうよ…」

 

首の縄で絞首刑になるよね。まぁ、殺す気は無いけど…ただ、テッサに拷問がしたくなっただけである。

 

「じゃ、お口でサービスだな」

 

「無理…股間に口が届かない…」

 

股間にサービスしろなどと言っていない。オーラル同士であれば可能なのだが…

 

「なぁ、この局面で、これはどういうことだ?」

 

勃起した乳首を指で弾いた。

 

「うっ!これは…生理現象よ…」

 

「これもか?」

 

股間を指でなぞっていくが、割れ目は俺の指を飲み込んで行く。

 

「指じゃ、イヤ…」

 

耳を紅く染めたテッサが俯いた。では、ドンキーで仕入れたニューアイテムを使ってみる。シュワシュワパチパチする経皮鎮痛消炎剤を、テッサの股間に吹き付け、すり込んでいく。

 

「何?ねぇ、何をしたの…この刺激は何?」

 

感じたことの無い刺激に、戸惑うテッサ。

 

「感度アップ系の媚薬だ」

 

うそぶく俺。

 

「え…こんなにも感じているのに…更に?」

 

絶句状態のテッサ。感じている?マゾ?拷問で感じるなんて…

 

「ミスリルの悪魔様は、死の恐怖を愉しむんですね」

 

「違う…ねぇ、違うのよ…聞いてよ~」

 

おぉ~、股間が大変なことになっている。ヨダレがダラダラ出ている。

 

「なぁ、股間のヨダレで愉しんでいるのか?」

 

「違う…そうじゃないの…ねぇ、激しく突いて…」

 

テッサの要求通り、激しく抜くか…彼女の膝を腕で持ちあげて、彼女の要望通りに、強く激しく突きまくった。快楽に飲み込まれたテッサ。マゾを虐めても愉しく無いなぁ…

 

---------

 

安室に呼ばれた。公安ゼロ課の部屋。何故か俺の目の前にはナポリタンが…迷わず食う俺。

 

「ポアロで打ち合わせは出来ないから、ここにキッチンを作って貰ったんだよ」

 

って、あの槇村とは、この槇村らしい。公安調査室の室内の一角に、キッチンを作らせた槇村らしい…

 

「それで、今回の依頼なんだが…」

 

香さん的には、安室の依頼はおいしいらしい。指名料が入り、警察とはお近づきになれ、取りっぱぐれが無いから。

 

「ジョン・スミスって殺し屋を知っているか?」

 

「鈴木一郎的な名前だからな…俺も使っているけど」

 

偽名で良く使われる名前だ。

 

「心辺りは無いのか…」

 

「無い。有名では無いんだろ?名前を売りたい奴が使う、名前では無いし」

 

「そうなんだが…日本に入国したという情報が入ったんだ」

 

「何をしに?」

 

「普通に考えて、仕事だろ?」

 

「誰を?」

 

重要な人物の来日予定は無い。お金のない奴の依頼だろうな。有る奴なら、リョウとかゴルゴとかルパンに頼むはずである。

 

「そこも問題なんだ。ターゲットがわからない」

 

「まさか、雲を掴む様な話で、どうにかしろと?」

 

笑顔の安室…

 

「ナポリタンのお替わりがあるぞ♪」

 

文句を言おうとしたが、出鼻をくじかれた。文句よりも、ナポリタンを取った俺。

 

--------

 

情報を収集してみる。リョウ、海坊主、ルパン、不二子、ジョディ、クリスに訊いてみたけど、大物の狙撃案件は無いそうだ。ちなみに、ゴルゴは知り合いでは無いので、訊けない…

 

誰を狙うんだ?新聞をチェックするが、それらしい記事は無い…いや、怪しい記事がある。ピトがやらかしたのか…『神崎エルザ&沖野ヨーコ屋外コンサート』と言う宣伝だ。早速、ピトに連絡を取ってみた。

 

「そうよ。私が雇ったの♪私か彼女のどちらかを、コンサート終了までに殺して、ってね」

 

こいつ…狂っているだろ。無差別に近い…野外コンサートで殺し?狙撃とは限らないのか…

 

「で、今、アナタの上司に依頼をしているの。私達のガード要員としてね」

 

俺を雇うために、殺し屋を雇ったのか…狂っていやがる。他にもあるだろ?俺を雇う口実って…

 

「さぁ、どうするの?ねぇ、ナギ♪」

 

ピトの狂気に踏み込むのか…

 

---------

 

だけど、事態はピトの描いたようにはならなかった。殺人予告の手紙が、警察に届いたらそう。ピトの知らない人脈により、警察が介入したのだった。

 

沖野ヨーコが知り合いの探偵に、予告状を見せたことから、その探偵が警察に通報したらしい。

 

警察が介入してのガードは難しい。警察のボディーチェックがあると、護身用の装備が没収されてしまうから。

 

「なんで、こんなことに…」

 

警察が介入したことにより、殺し屋への支払が増えたらしいピト。

 

「子供が裏社会に依頼するからだ」

 

「子供じゃないもん!」

 

いや、体型が子供なのは、一律子供である。咲達もしかり…

 

「どうするんだ?たぶん、お前達二人では済まないぞ」

 

「どういうこと?」

 

「会場の図面を見た。会場以外から、舞台を見るのは難しい構造だ。だが、警察が介入となると、会場からのヒットは難しい。そうなると、手は1つだ。上空からの爆撃だよ」

 

会場は舞台の上を囲うようにフード状になっていて、舞台の前には擂り鉢状の客席がある。舞台は四方に壁がある感じになり、外からはタダでは見えない造りのようだ。

 

半径100メートル程度の威力のハンディーミサイルを2、3撃ち込めば、高確率で任務は遂行出来るはずだ。あのフードを破壊すれば、圧死は確実だろう。または客席をぶち抜く手もある。ワンホールワンと言われるテクニックで、1つの穴に何度も撃ち込むテクである。これを使えば、舞台正面の客席に穴を開け、連続で舞台に撃ち込めば、任務終了になる。ただ、射程は500メートルくらいかな。ハンディーだと…500メートル…いや、手前にある高層ビルも撃ち抜かないと無理か…角度的に…いや、あのビルを倒壊させれば、圧死は確実か?

 

「観客も?」

 

「勿論だ。どうする?依頼のキャンセルは?」

 

「出来ない…ガードにあなたが付くって知って、金はいらないから自由にするって…」

 

ジョン・スミス対決か?う~ん…俺は傭兵なんだが…こういうのは戦場でして欲しい。

 

 

 

---江戸川コナン---

 

沖野ヨーコちゃん殺害予告と聞いて、おっちゃんが目暮警部に報告をしてしまった。

 

「会場にはSATや特殊部隊も配置することになったよ」

 

って、目暮警部。厳戒態勢で野外コンサートが行われるらしい。もう一人の歌手神崎エルザに配慮してらしい。警察の上層部にファンが入るとか。

 

「我々は観客として、会場内に入ります」

 

それは、ヨーコちゃんを見る為だろ?

 

「新一の推理はどうなの?」

 

コナン姿の俺を工藤新一と断定している蘭。もう『コナン君』とは呼んではくれない。お風呂に一緒なんて、有り得ない事態である。

 

「どうって…僕より、プロに訊いた方がいいんじゃない?」

 

プロ…俺にソックリなアイツ…プロの殺し屋だ。

 

「彼は彼で忙しいのよ!」

 

忙しく会えないらしいのか、怒りは俺に向かっている。

 

「まったく、見た目も推理も子供になったのね、新一は…」

 

おいおい…

 

だけど、この会場の構造…会場外から舞台を見られない。会場内に入り狙撃か、飲み物に毒、もしくは舞台に爆弾だろうけど、警察が介入となると、難しいはずだ。キッドやルパンのように変装してが有力だろうな…

 

 

 

---マッキー---

 

あの野外コンサートに蘭たちも行くらしい。

 

「止めた方がいいぞ」

 

「槇村さんが護ってくれますよね?」

 

「護り切れない…それが現状だ」

 

対地用スティンガーなんか使われたら、超音速で飛んでくる。撃ち落とすなんて、人間技では無理だ。いくら俺でも…俺がターゲットであれば可能ではあるが、舞台上に俺は入られない。どうする…対空兵器で落とすか…その場合、空中での爆発で被害は図りきれない。

 

「そんな大変な事態なんですか?」

 

「あぁ、都市部で戦争をするような物だ」

 

「え…」

 

驚いている蘭。軽く考えて居たのか?

 

「まぁ、やるだけやってみる。俺も、その件でガードの依頼と、犯人の確保の依頼を受けているからな」

 

「そうなんだ…」

 

「蘭、スグに助けには行けないが、仕事が終われば行く」

 

「うん」

 

蘭と抱擁をした俺。

 

---------

 

とは言う物の…裏の武器屋を当たっていく。国内に対地用のスティンガーなんか持ち込めないはずだ。そうなると、武器屋で手にいれるはずだから。

 

「最近売れた妙な物か?そうだな…バンカーバスターとか…」

 

はぁ?バンカーバスター?落とすだけの爆弾か?爆撃機で投下?現実的では無い。

 

「後は?対地スティンガーとか?」

 

「対地スティンガー?まだ実用では無いだろ?あぁ、そう言えば、軍の倉庫から盗まれたらしいぞ、ミサイル搭載のドローンがさぁ」

 

はぁい?う~んそれは…危険だ。ミサイル搭載のドローンが盗まれただと?。小さい為、対空砲では落とせないらしい。ミサイルも特殊で、スティンガーに認識されないそうな。う~ん…実物を見ていないので、対処出来ない気がする。

 

-------

 

事態は更に混迷していく。

 

「う~、俺に挑戦状だと…」

 

リョウが唸っている。ジョン・スミスが、俺でなくてリョウへ、ガードしてみろと、挑発をしたらしい。

 

「これって、マッキーの案件だよね?」

 

香さんの問いかけに頷く俺。

 

「なんで、リョウに?」

 

「スィーパー世界一を決めようって…なんで、俺に挑戦をしないんだ?!」

 

海坊主が、挑戦状が来ない事に、怒りを露わにしている。

 

「俺も海坊主も、スィーパーでは無く、傭兵って括りでは?」

 

宥めるように俺が言ったのだが、

 

「世界一なんか、リョウにさせるか!」

 

ライバル心が…

 

「よし、俺も参戦するぞ!」

 

参戦?戦争では無いんだが…ガードの仕事だった筈なのだが…戦争になりそうだ。

 

--------

 

ピトへ連絡をした。

 

「えぇぇぇぇ~!そんな事態になっているの?そうか、戦火の渦中にいられるのね」

 

なんか、嬉しそうなんだけど…

 

「あぁ、こっちも応援要請したら、陸軍の特殊部隊が参戦するみたいよ」

 

マジに戦争になる気がする。

 

「そうか…米軍の最新兵器かぁ…」

 

危機感がまるで無いイカれた子供…

 

「責任はどう取るんだ?」

 

「責任?無いよ。だって、雇用契約は破綻しているし」

 

う~ん…それで済むのか?コンサートが無事に終われば、公安が身柄を拘束するらしいぞ、お前をな!安室に今回の原因は話してあるし。

 

なんか、リアルGGOになりそうな…

 

------

 

コンサート当日、会場周辺は異様な雰囲気であった。警察車両、軍の車両が周囲を固めている。公安、FBI、CIAも蠢いているらしい。そして、リョウ、海坊主までも…

 

何故か、俺は神崎エルザの控え室にいる。蘭と共に…

 

「ナギの彼女?有り得ない…なんで、こんなにかわいいのよ~!」

 

エルザが悔しがっている。何に?

 

「彼女って訳では無いよ」

 

「え?違うんですか?」

 

今度は、蘭が詰め寄る。どうして?

 

「でも、槇村さんが、神崎エルザと知り合いだなんて…」

 

にこやかな蘭。

 

「で、どうなの?ガードは?」

 

「どうにもならないだろ?警察、軍、諜報機関が蠢いているんだぞ。近くでガードは無理だ」

 

現に、この場には公安がいる。まぁ、身内みたいな物なので、安心であるが。

 

「そうそう、ナギが公安関係者って知らなかったわよ~」

 

「関係者って事は無い」

 

「何を今更…」

 

って、公安の奴らの声が聞こえる。

 

「無事にコンサートが終わるといいな…」

 

-------

 

俺は俺の待機場所で、敵を待つ。どうせ、コンサート終盤だろ、動くのは…周囲をチェックする。気球、飛行船、ヘリ…空の上は渋滞気味である。

 

俺は相棒のアイと共に、高度5000メートル付近にホバリングしている。低空は混雑していて、身動きに支障がありそうだったから。

 

問題は、バンカーバスターだ。あれはどうにもならない。オトされない様に、警戒するだけだ。この情報は安室、目暮、ジョディーには知らせてある。後、ドローンのこともだ。

 

俺だったら、気球にバンカーバスターを乗せて、真上に達したら、気球を降下させるかな?飛行船だと、所属がバレるのが速いから。なので、、気球をチェックする。赤外線カメラで構造体に不審な物が無いかを探す。でも、あれって、重いから気球が無理か?

 

警察はドローン対策で、会場の周囲1キロ圏内を飛行禁止にした。だけど、ヤル奴は、禁止でも飛ばすと思う。

 

「うん?なんだ、これ?」

 

同乗しているテッサが声を上げた。レーダーに急に現れたらしい。高度は100メートル。ドローンか?安室とジョディーに知らせておく。まだ禁止空域には達していないけど。

 

待てよ…ドローンにライフルをセットして…万が一撃墜されても、積んでいるミサイルで…

 

「アイ、高度200に降下」

 

『了解』

 

「ドローンを解析だ」

 

『了解』

 

小さいので近づかないと、解析出来ない。

 

『目視した。ライフルらしき物を積んでいるぞ』

 

安室から無線連絡が入った。マジか…禁止空域は1キロ、その外から撃つのか?どこを?舞台上の二人は狙えないが…

 

会場の見取り図を確認する。コンサート終了まで、後1時間か…

 

うん?屋外ステージではあるが、完全な屋外ではない。周囲を客席とバックヤードで囲まれている。何かあった場合の動線は?避難経路図を見る。まさか、これか…これなら、狙撃出来る。バックヤードを抜けて、外へ出るのだが、渡り廊下を通る必要がある。この渡り廊下はガラス張りで、左右両方の2キロ圏内には、狙撃ポイントになりそうなビルがある。

 

「安室、狙撃もあるぞ。渡り廊下の左右のビルをチェックしてくれ」

 

『まさか、会場で何かをして…避難動線でか…』

 

「あぁ、可能性は全て消さないと…」

 

『わかった。会場内も再点検する』

 

会場内で、見落としがちなポイントは…あっ!スプリンクラー…

 

「安室、スプリンクラーで撒かれる物を、至急チェックしてくれ」

 

『おいおい、可燃物だと、大惨事じゃないか…わかった、至急チェックする』

 

だけど、チェックは間に合わなかった…

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。