※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

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顔の見分け方*

お仕事…立てこもり事件が発生し、警察が中々解決をしない。人質の関係者が依頼してきた。犯人を速やかに排除して、立てこもりをやめさせろと…犯人全員を殲滅…そして、帰還した。

 

冴子の作ってくれたマスク。別人の顔になれるのだが暑苦しい。

 

「サウナマスクだよ…」

 

「改良させます。通気性アップですね」

 

今、冴子と同棲中である。リョウの家より住環境は快適になった気がするが、帰宅経路が難しいのが難点である。警察のエリートである冴子。周囲には警察関係者が多い。そこに身元不十分な俺が帰るのは、厄介であった。2週間後、リョウに家に転がり込んだ俺。

 

「無理…帰宅するのに神経をすり減らす趣味は無い」

 

「ごめんなさい…じゃ、私が通います」

 

振り出しに戻った気分だよ…

 

「この、かなめって子は誰?」

 

冴子に訊かれた。俺のスマホをチェックしたようだ。

 

「俺が殺した相良宗介の彼女だよ」

 

「なんで、文通をしているのよ?」

 

「償いたいって…相良が俺の妹分を殺した件を」

 

冴子には話してある。妹分に出逢ってから、別れる迄を。

 

「償うって…身体でも要求するの?」

 

「冴子で満足だよ、俺はね」

 

「うん♪」

 

冴子に押し倒された俺…

 

--------

 

お小遣いが入ったので、近くのドンキーへと行く。変装マスクは付けずに、サングラスに付け髭でだ。どこをどう見ても、俺には見えないはずだ。

 

俺にとってドンキーというお店はワンダーランドだ。見た事のない商品も多いし、懐かしい商品もあるし。

 

「見つけた!」

 

がしっと腕を掴まれた。え?なんで?誰に?

 

「新一…何、変装しているのよ~!」

 

蘭だった。え?なんでバレたの?ここでは何なので、ラブホへ連れ込んだ。

 

「どうして…」

 

「分かるわよ。私には、サングラスも付け髭も、目に入らないから」

 

こいつ、透過能力者か?

 

「ねぇ、どういうこと?メールを毎日出しているのに、返事を一切寄こさないって!」

 

本物の工藤新一はどうしたんだ?なんで、返事をしないんだ?まさか、もういないのか?

 

「ねえ、何か言いなさいよ。新一!」

 

唇に唇を重ねた。女性を黙らすにはこれが一番。ラブホに一緒に来たって、そういうことだよな?抵抗せずに俺を受け入れる蘭。舌同士が絡み合う。蘭の口の中で。

 

ゴクッ!

 

二人分の唾液を飲み込む蘭。服を脱がせていく。脱がせやすいように身体を動かす蘭。

 

「今日はどうされたいんだ?」

 

「えっ!それは…」

 

下着姿の蘭。既にパンティは濡れて変色していた。

 

「なんで、濡れているんだ?」

 

「えっ…それは…」

 

「お漏らし?」

 

「違います…」

 

真っ赤な顔で俯く。耳が真っ赤である。

 

「じゃ、何?言わないと、何もしない。じゃ、今日は視姦プレイだな」

 

「そんな…そんなにマジマジと見ないで…恥ずかしいよ…」

 

蘭は自らパンティの脱ぎ、ブラを外した。恥ずかしそうに、手の平でブラとパンティーの役目をはたしているようだ。

 

「じゃ、お口で…」

 

「うん♪」

 

四つん這いになり、お尻を俺に見せるようにして…舌で徐々に湿らせて、大きくしていき、口に含み、口内で舌で転がす。どこで練習したんだ?この前が初めてだったはず…

 

「うっ!」

 

口に収まりきらなくなる直前に吐き出し、俺の上に載って来た。そして、エム字開脚しての騎乗位。こんな勉強をしてきたのか。男を愉しませる勉強を…彼女の健気さを感じる。本物の工藤新一は何をしているんだ?彼に怒りを覚え始めた。

 

「どう?ねぇ、新一…」

 

「気持ちいいよ、蘭」

 

「そう、良かった♪」

 

足が疲れたのか、俺の上に全身を載せてきた。吸い付くような肌。乳首の感触が良い。彼女のうなじに腕を回し、唇を重ね合う。彼女は腰を動かしている。健気である。

 

「はぁ…」

 

果てたようだ。俺の上で寝る彼女。

 

-------

 

「誰とラブホ?」

 

冴子が気づいた。石けんの香りかな?

 

「蘭だよ。変装してドンキーへ行ったら、確保されたよ」

 

冴子に変装した顔を見せた。

 

「これで見分けたのか…彼女、侮れないなぁ…」

 

何かを考え込み始めた冴子。そんな冴子を背中から抱き締めた。

 

「マッキーに負担の無い、もっと良い変装を考えるから。暫く外出禁止にしてくれませんか?」

 

「わかった、仕事以外は家にいる」

 

「はい♪」

 

 

とは、言うものの暇である。ナイフを研ぐ作業なんか、すぐに終わるし…

 

「マッキー、仕事だよ~」

 

って、香さんの声。ラッキー♪お外に出られる。で、ターゲットの資料が手渡された。チンピラ?

 

「気を付けろよ。なんか、胡散臭いんだ」

 

って、リョウ。罠かもしれないのか…

 

 

夜の公園…チンピラの帰宅する道だと言うが、狙撃されやすそうな公園である。ターゲットのチンピラを発見したので、近づいて行くが…

 

遠くで乾いた音…俺は咄嗟に避ける。それと同時に着弾音。罠だ…この公園は隠れる場所が少ない。ターゲットのチンピラがいない。罠確定だ。

 

「香さん、罠だ!狙撃されている」

 

「逃げて!」

 

「やってみる」

 

スマホで連絡をして、敵を屠りにいく。逃げたと思わせて…

 

 

 

---降谷零---

 

アイツ、何者だ?1キロ先からの狙撃を避けただと…二発目も避けられた。赤外線スコープで狙っているのに、なんで、アイツは避けられるんだ?

 

『ダミーターゲットがやられまし…』

 

無線から仲間の声…通話途中でやられたようだ。この辺りを牛耳る殺し屋組織に、罠を張った。初回でアイツが現れた。工藤君そっくりのアイツ。

 

「お前は何者だ!」

 

何?俺の後にいるのか…どうやって、ここを見つけたんだ?きっと、振り向けば殺される…

 

「公安だ。殺すな。身分証を出す」

 

ポケットから警察手帳を出し、後に投げた。

 

「警察庁警備局警備企画課…通称ゼロ課か…」

 

コイツ警察内部の情報に詳しいようだ。

 

「目的ななんだ?」

 

「偽工藤君の正体を探れと、上から…」

 

「嘘を言うな!」

 

グシャッ!

 

「うっ!」

 

左膝をつぶされたようだ。

 

「探る?狙撃してか?まぁ、いいや。お前は生かしてやる。その代わり、上に伝えろ!次はゼロ課全員をターゲットにするとな」

 

気配をまるで感じ無い。コイツ、タダの殺し屋では無いな。この俺が恐怖を感じ、後を振り向けない。俺は救出チームが来るまで、そこにいた。

 

 

 

---野上冴子---

 

ゼロ課がマッキーを襲撃したそうだ。なんで?誰の差し金だ?マッキーがスマホで撮影した捜査員の身分証データを端末で調べるが、該当者はいないようだ。そうなると潜入捜査員か。彼らは、警察庁のデータベースから削除され、担当の上司の端末にだけ、データがあるのだ。

 

まさか、リョウ達の殲滅か?

 

次に、マッキーが殺した相手の指紋を採取していたので、ソレを照合した。うん。一人ヒットした。これは…警視庁の捜査員だと…どうして?残りは公安の捜査員なのか、ヒットしないようだ。

 

マッキーが襲われた現場へ、捜査員と共に行ってみたが、死体はどこにもなかった。血痕すらも無い。だけど、着弾した弾を1つ見つけた。それを鑑定したが、ライフルマークに一致する物はないようだ。おろしたてのライフルか?口径的に、狙撃用で間違いは無いだろう。狙撃手のいた場所から着弾地点まで、約1キロである。プロ…それも最上級クラスか?

 

着信音…スマホでメールを見ると

 

『見張られていたぞ。始末はした』

 

と…マッキーだった。

 

------

 

マッキーは昼間の死体に、発振器を埋め込んだそうだ。その信号を手がかりに、私のチームで捜査に出た。私のチームは公安では無いものの、特捜ではある。それなりに権限がある。

 

海…コンテナの中…捜査員が駆け寄り、中を調べると、死体が数体あった。全員、首を斬られていた。マッキーが殺した死体のようだ。なんで、こんな場所に保管されているんだ?

 

コンテナの借り主は不明…たぶん、公安であろう。指紋採取を試みるも、コンテナからは採取出来なかった。消し去ったってことだな。

 

『見つけたよ♪降谷零をね』

 

って、マッキーからだ。私だけ、マッキーの元へ急いだ。

 

 

マッキーと共に喫茶ポワロという喫茶店に入った。マッキーは相良宗介のマスクをしている。顔が割れているからだ。

 

「何にしますか?」

 

色黒のウェイターが注文を取りにきた。

 

「降谷零さんですよね?」

 

マッキーがストレートに訊いた。ウェイターの表情が一瞬無表情になった。当たりのようだな。

 

「警察庁に来て、お話を聞かせてもらえますか?」

 

私が訊いてみた。

 

「何の話ですか?」

 

マッキーが彼の左膝を突っついた。

 

「うっ!」

 

表情が苦しそうだ。

 

「俺の潰した左膝だな♪」

 

「お前…あの時の…警察庁が雇っている殺し屋か?」

 

白状したようだ。コイツでビンゴだ。気づかれないように、チームの仲間を呼ぶ。

 

「彼は殺し屋では無いわ」

 

「なんだと…」

 

「彼は元傭兵…今は冴え無い営業マンよ♪」

 

「元傭兵…」

 

「誰にガセを掴まされたのかな?」

 

ドタドタと、仲間が入ってきた。

 

「公安のお客様よ。丁重にお連れして、事情を訊いて」

 

「わかりました」

 

仲間達が、潜入捜査員を連れて行く。

 

「ねぇ、どうしてわかったの?」

 

「ここ、蘭の家の真下なんだよ…たぶん、黒幕は工藤新一本人だろう。黒幕って言い方はアレだな。ガセ元だよ」

 

「なるほど…嫉妬の末に…」

 

「工藤新一も、まさか狙撃騒ぎになるとは思わなかっただろうが…」

 

 

 

---江戸川コナン---

 

何?安室さんが連行されて行く。手錠はされていないので、参考人か?偽工藤新一に興味を持っていたからなぁ…何かしたのか?

 

うん?見かけない男女がポアロから出て来た…捜査員か?蘭が男を見て固まっている。あの男は何者だ?俺は咄嗟に家を出た。

 

男女を追う蘭、その三人を追う俺。

 

「待って!新一だよね?」

 

蘭が男に話し掛けた。男は立ち止まり、連れの女性が何かを言おうとしたが、男が制止した。

 

「俺は相良宗介だ。人違いだ」

 

「そんな…そんなはずは無いよ…だって…」

 

「人違いよ、お嬢さん」

 

女性も人違いだという。だけど蘭は…

 

「その目…新一の目だよ。私に向けてくれたあの眼差しだよ」

 

男が狼狽えた。アイツが偽物か?って、なんで、違う顔でいるんだ?

 

男は蘭の耳元に近づき、何かを話している。くそっ!聞こえない…

 

「そうなんだ。ごめんないさい。お邪魔をして…またね♪」

 

嬉しそうにこっちに来る蘭。マズい、隠れないと…自販機の後に隠れて蘭をやり過ごすと、あの男女はもういなかった。

 

 

 

---マッキー---

 

「まさか、瞳で見分けるとは…あの女、侮れないなぁ」

 

って、冴子。これではマスクの意味が無い。暑苦しいだけでは無いのか?

 

「コンタクトを入れて偽装とかは?」

 

「視界がクリアで無いと、危険がいっぱいだよ」

 

特に夜間は危険だ。相手は赤外線スコープだしな。

 

「前回どうしてバレたんだ?」

 

サングラスと付け髭である。瞳は見えないはずだが…

 

「たぶん、耳の形だろうな。って、あの子、本物の工藤新一の顔を忘れているんじゃないの?マッキーの顔で再認識した感じがするわ」

 

それはあるな…

 

「本物は生きているのかな?メールを毎日送っているのに、返事が戻って来ないらしいよ」

 

「他の女と逃げているんじゃないの?意外とね…うん?おかしいなぁ…」

 

首を傾げている冴子。

 

「どうしたんだ?」

 

「工藤新一の携帯の位置情報を探ったんだけど、あの子と同じ家にあるのよね」

 

え?どうして?死体になって、あの家にいるのか?

 

「生きてはいるみたい。工藤新一名義のもう1つの携帯は動いている」

 

「どういうことだ?」

 

「別人になって同居しているとか…」

 

毛利家の家族情報を調べだした冴子。って、こんなに国民の情報は丸裸に出来るものなのか…警察って恐い…

 

「毛利小五郎と毛利蘭だけ…うん?江戸川コナンって言う少年を預かっているみたい」

 

「ソイツの歳は?」

 

「小学生よ」

 

「じゃ、違うだろうな…後、一人いるのか?」

 

「あの子に隠れて?無理だと思うわよ」

 

-------

 

コナンって少年と蘭が学校へと出て行った。毛利小五郎は、ポアロにモーニングを食べに行った。今がチャンスだな。冴子に誘導して貰い、工藤新一の携帯を探しに行った。コナンって少年の部屋に誘導された。鍵のかかった引き出し…鍵を解除して、中を見ると、携帯電話1台がぽつんと置かれている。ソレを取りだし、鍵を掛けておく。携帯のメールを見ると、蘭からのメールがおびただしい量、保存されていた。しかも、全て既読状態である。

 

 

毛利邸から抜け出して、冴子の待つ車に戻った。冴子は携帯電話から指紋を採取して、照合をしていく。

 

「コナンって子の指紋と工藤新一の指紋だけだわ」

 

「そうなると工藤新一はコナンって少年に携帯電話を預け、メール内容を知らせて貰っていたのか」

 

冴子が情報端末で何かを調べている。

 

「工藤新一名義の携帯は2本だけ。1本はそれ、もう1本はたぶん、コナンって少年が持っているわ」

 

「そうなると、工藤新一は携帯の電波の届かない場所にいるのか?う~ん…それだと既読メールが謎だよね」

 

「もう1つの可能性は、コナンって子が工藤新一に成り代わっている。何らかの事情でね。そもそも、江戸川コナンって、毛利家とどういう関係で、居候しているのかしら?」

 

それは謎だ。俺は探偵でないから、謎解きは苦手なんだけど…

 

「警察のメンツに掛けて、この謎を解いてみますか♪」

 

って、冴子はヤル気になっている。

 

 

 

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