お仕事…立てこもり事件が発生し、警察が中々解決をしない。人質の関係者が依頼してきた。犯人を速やかに排除して、立てこもりをやめさせろと…犯人全員を殲滅…そして、帰還した。
冴子の作ってくれたマスク。別人の顔になれるのだが暑苦しい。
「サウナマスクだよ…」
「改良させます。通気性アップですね」
今、冴子と同棲中である。リョウの家より住環境は快適になった気がするが、帰宅経路が難しいのが難点である。警察のエリートである冴子。周囲には警察関係者が多い。そこに身元不十分な俺が帰るのは、厄介であった。2週間後、リョウに家に転がり込んだ俺。
「無理…帰宅するのに神経をすり減らす趣味は無い」
「ごめんなさい…じゃ、私が通います」
振り出しに戻った気分だよ…
「この、かなめって子は誰?」
冴子に訊かれた。俺のスマホをチェックしたようだ。
「俺が殺した相良宗介の彼女だよ」
「なんで、文通をしているのよ?」
「償いたいって…相良が俺の妹分を殺した件を」
冴子には話してある。妹分に出逢ってから、別れる迄を。
「償うって…身体でも要求するの?」
「冴子で満足だよ、俺はね」
「うん♪」
冴子に押し倒された俺…
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お小遣いが入ったので、近くのドンキーへと行く。変装マスクは付けずに、サングラスに付け髭でだ。どこをどう見ても、俺には見えないはずだ。
俺にとってドンキーというお店はワンダーランドだ。見た事のない商品も多いし、懐かしい商品もあるし。
「見つけた!」
がしっと腕を掴まれた。え?なんで?誰に?
「新一…何、変装しているのよ~!」
蘭だった。え?なんでバレたの?ここでは何なので、ラブホへ連れ込んだ。
「どうして…」
「分かるわよ。私には、サングラスも付け髭も、目に入らないから」
こいつ、透過能力者か?
「ねぇ、どういうこと?メールを毎日出しているのに、返事を一切寄こさないって!」
本物の工藤新一はどうしたんだ?なんで、返事をしないんだ?まさか、もういないのか?
「ねえ、何か言いなさいよ。新一!」
唇に唇を重ねた。女性を黙らすにはこれが一番。ラブホに一緒に来たって、そういうことだよな?抵抗せずに俺を受け入れる蘭。舌同士が絡み合う。蘭の口の中で。
ゴクッ!
二人分の唾液を飲み込む蘭。服を脱がせていく。脱がせやすいように身体を動かす蘭。
「今日はどうされたいんだ?」
「えっ!それは…」
下着姿の蘭。既にパンティは濡れて変色していた。
「なんで、濡れているんだ?」
「えっ…それは…」
「お漏らし?」
「違います…」
真っ赤な顔で俯く。耳が真っ赤である。
「じゃ、何?言わないと、何もしない。じゃ、今日は視姦プレイだな」
「そんな…そんなにマジマジと見ないで…恥ずかしいよ…」
蘭は自らパンティの脱ぎ、ブラを外した。恥ずかしそうに、手の平でブラとパンティーの役目をはたしているようだ。
「じゃ、お口で…」
「うん♪」
四つん這いになり、お尻を俺に見せるようにして…舌で徐々に湿らせて、大きくしていき、口に含み、口内で舌で転がす。どこで練習したんだ?この前が初めてだったはず…
「うっ!」
口に収まりきらなくなる直前に吐き出し、俺の上に載って来た。そして、エム字開脚しての騎乗位。こんな勉強をしてきたのか。男を愉しませる勉強を…彼女の健気さを感じる。本物の工藤新一は何をしているんだ?彼に怒りを覚え始めた。
「どう?ねぇ、新一…」
「気持ちいいよ、蘭」
「そう、良かった♪」
足が疲れたのか、俺の上に全身を載せてきた。吸い付くような肌。乳首の感触が良い。彼女のうなじに腕を回し、唇を重ね合う。彼女は腰を動かしている。健気である。
「はぁ…」
果てたようだ。俺の上で寝る彼女。
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「誰とラブホ?」
冴子が気づいた。石けんの香りかな?
「蘭だよ。変装してドンキーへ行ったら、確保されたよ」
冴子に変装した顔を見せた。
「これで見分けたのか…彼女、侮れないなぁ…」
何かを考え込み始めた冴子。そんな冴子を背中から抱き締めた。
「マッキーに負担の無い、もっと良い変装を考えるから。暫く外出禁止にしてくれませんか?」
「わかった、仕事以外は家にいる」
「はい♪」
とは、言うものの暇である。ナイフを研ぐ作業なんか、すぐに終わるし…
「マッキー、仕事だよ~」
って、香さんの声。ラッキー♪お外に出られる。で、ターゲットの資料が手渡された。チンピラ?
「気を付けろよ。なんか、胡散臭いんだ」
って、リョウ。罠かもしれないのか…
夜の公園…チンピラの帰宅する道だと言うが、狙撃されやすそうな公園である。ターゲットのチンピラを発見したので、近づいて行くが…
遠くで乾いた音…俺は咄嗟に避ける。それと同時に着弾音。罠だ…この公園は隠れる場所が少ない。ターゲットのチンピラがいない。罠確定だ。
「香さん、罠だ!狙撃されている」
「逃げて!」
「やってみる」
スマホで連絡をして、敵を屠りにいく。逃げたと思わせて…
---降谷零---
アイツ、何者だ?1キロ先からの狙撃を避けただと…二発目も避けられた。赤外線スコープで狙っているのに、なんで、アイツは避けられるんだ?
『ダミーターゲットがやられまし…』
無線から仲間の声…通話途中でやられたようだ。この辺りを牛耳る殺し屋組織に、罠を張った。初回でアイツが現れた。工藤君そっくりのアイツ。
「お前は何者だ!」
何?俺の後にいるのか…どうやって、ここを見つけたんだ?きっと、振り向けば殺される…
「公安だ。殺すな。身分証を出す」
ポケットから警察手帳を出し、後に投げた。
「警察庁警備局警備企画課…通称ゼロ課か…」
コイツ警察内部の情報に詳しいようだ。
「目的ななんだ?」
「偽工藤君の正体を探れと、上から…」
「嘘を言うな!」
グシャッ!
「うっ!」
左膝をつぶされたようだ。
「探る?狙撃してか?まぁ、いいや。お前は生かしてやる。その代わり、上に伝えろ!次はゼロ課全員をターゲットにするとな」
気配をまるで感じ無い。コイツ、タダの殺し屋では無いな。この俺が恐怖を感じ、後を振り向けない。俺は救出チームが来るまで、そこにいた。
---野上冴子---
ゼロ課がマッキーを襲撃したそうだ。なんで?誰の差し金だ?マッキーがスマホで撮影した捜査員の身分証データを端末で調べるが、該当者はいないようだ。そうなると潜入捜査員か。彼らは、警察庁のデータベースから削除され、担当の上司の端末にだけ、データがあるのだ。
まさか、リョウ達の殲滅か?
次に、マッキーが殺した相手の指紋を採取していたので、ソレを照合した。うん。一人ヒットした。これは…警視庁の捜査員だと…どうして?残りは公安の捜査員なのか、ヒットしないようだ。
マッキーが襲われた現場へ、捜査員と共に行ってみたが、死体はどこにもなかった。血痕すらも無い。だけど、着弾した弾を1つ見つけた。それを鑑定したが、ライフルマークに一致する物はないようだ。おろしたてのライフルか?口径的に、狙撃用で間違いは無いだろう。狙撃手のいた場所から着弾地点まで、約1キロである。プロ…それも最上級クラスか?
着信音…スマホでメールを見ると
『見張られていたぞ。始末はした』
と…マッキーだった。
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マッキーは昼間の死体に、発振器を埋め込んだそうだ。その信号を手がかりに、私のチームで捜査に出た。私のチームは公安では無いものの、特捜ではある。それなりに権限がある。
海…コンテナの中…捜査員が駆け寄り、中を調べると、死体が数体あった。全員、首を斬られていた。マッキーが殺した死体のようだ。なんで、こんな場所に保管されているんだ?
コンテナの借り主は不明…たぶん、公安であろう。指紋採取を試みるも、コンテナからは採取出来なかった。消し去ったってことだな。
『見つけたよ♪降谷零をね』
って、マッキーからだ。私だけ、マッキーの元へ急いだ。
マッキーと共に喫茶ポワロという喫茶店に入った。マッキーは相良宗介のマスクをしている。顔が割れているからだ。
「何にしますか?」
色黒のウェイターが注文を取りにきた。
「降谷零さんですよね?」
マッキーがストレートに訊いた。ウェイターの表情が一瞬無表情になった。当たりのようだな。
「警察庁に来て、お話を聞かせてもらえますか?」
私が訊いてみた。
「何の話ですか?」
マッキーが彼の左膝を突っついた。
「うっ!」
表情が苦しそうだ。
「俺の潰した左膝だな♪」
「お前…あの時の…警察庁が雇っている殺し屋か?」
白状したようだ。コイツでビンゴだ。気づかれないように、チームの仲間を呼ぶ。
「彼は殺し屋では無いわ」
「なんだと…」
「彼は元傭兵…今は冴え無い営業マンよ♪」
「元傭兵…」
「誰にガセを掴まされたのかな?」
ドタドタと、仲間が入ってきた。
「公安のお客様よ。丁重にお連れして、事情を訊いて」
「わかりました」
仲間達が、潜入捜査員を連れて行く。
「ねぇ、どうしてわかったの?」
「ここ、蘭の家の真下なんだよ…たぶん、黒幕は工藤新一本人だろう。黒幕って言い方はアレだな。ガセ元だよ」
「なるほど…嫉妬の末に…」
「工藤新一も、まさか狙撃騒ぎになるとは思わなかっただろうが…」
---江戸川コナン---
何?安室さんが連行されて行く。手錠はされていないので、参考人か?偽工藤新一に興味を持っていたからなぁ…何かしたのか?
うん?見かけない男女がポアロから出て来た…捜査員か?蘭が男を見て固まっている。あの男は何者だ?俺は咄嗟に家を出た。
男女を追う蘭、その三人を追う俺。
「待って!新一だよね?」
蘭が男に話し掛けた。男は立ち止まり、連れの女性が何かを言おうとしたが、男が制止した。
「俺は相良宗介だ。人違いだ」
「そんな…そんなはずは無いよ…だって…」
「人違いよ、お嬢さん」
女性も人違いだという。だけど蘭は…
「その目…新一の目だよ。私に向けてくれたあの眼差しだよ」
男が狼狽えた。アイツが偽物か?って、なんで、違う顔でいるんだ?
男は蘭の耳元に近づき、何かを話している。くそっ!聞こえない…
「そうなんだ。ごめんないさい。お邪魔をして…またね♪」
嬉しそうにこっちに来る蘭。マズい、隠れないと…自販機の後に隠れて蘭をやり過ごすと、あの男女はもういなかった。
---マッキー---
「まさか、瞳で見分けるとは…あの女、侮れないなぁ」
って、冴子。これではマスクの意味が無い。暑苦しいだけでは無いのか?
「コンタクトを入れて偽装とかは?」
「視界がクリアで無いと、危険がいっぱいだよ」
特に夜間は危険だ。相手は赤外線スコープだしな。
「前回どうしてバレたんだ?」
サングラスと付け髭である。瞳は見えないはずだが…
「たぶん、耳の形だろうな。って、あの子、本物の工藤新一の顔を忘れているんじゃないの?マッキーの顔で再認識した感じがするわ」
それはあるな…
「本物は生きているのかな?メールを毎日送っているのに、返事が戻って来ないらしいよ」
「他の女と逃げているんじゃないの?意外とね…うん?おかしいなぁ…」
首を傾げている冴子。
「どうしたんだ?」
「工藤新一の携帯の位置情報を探ったんだけど、あの子と同じ家にあるのよね」
え?どうして?死体になって、あの家にいるのか?
「生きてはいるみたい。工藤新一名義のもう1つの携帯は動いている」
「どういうことだ?」
「別人になって同居しているとか…」
毛利家の家族情報を調べだした冴子。って、こんなに国民の情報は丸裸に出来るものなのか…警察って恐い…
「毛利小五郎と毛利蘭だけ…うん?江戸川コナンって言う少年を預かっているみたい」
「ソイツの歳は?」
「小学生よ」
「じゃ、違うだろうな…後、一人いるのか?」
「あの子に隠れて?無理だと思うわよ」
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コナンって少年と蘭が学校へと出て行った。毛利小五郎は、ポアロにモーニングを食べに行った。今がチャンスだな。冴子に誘導して貰い、工藤新一の携帯を探しに行った。コナンって少年の部屋に誘導された。鍵のかかった引き出し…鍵を解除して、中を見ると、携帯電話1台がぽつんと置かれている。ソレを取りだし、鍵を掛けておく。携帯のメールを見ると、蘭からのメールがおびただしい量、保存されていた。しかも、全て既読状態である。
毛利邸から抜け出して、冴子の待つ車に戻った。冴子は携帯電話から指紋を採取して、照合をしていく。
「コナンって子の指紋と工藤新一の指紋だけだわ」
「そうなると工藤新一はコナンって少年に携帯電話を預け、メール内容を知らせて貰っていたのか」
冴子が情報端末で何かを調べている。
「工藤新一名義の携帯は2本だけ。1本はそれ、もう1本はたぶん、コナンって少年が持っているわ」
「そうなると、工藤新一は携帯の電波の届かない場所にいるのか?う~ん…それだと既読メールが謎だよね」
「もう1つの可能性は、コナンって子が工藤新一に成り代わっている。何らかの事情でね。そもそも、江戸川コナンって、毛利家とどういう関係で、居候しているのかしら?」
それは謎だ。俺は探偵でないから、謎解きは苦手なんだけど…
「警察のメンツに掛けて、この謎を解いてみますか♪」
って、冴子はヤル気になっている。