※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

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中卒なのに教師*

初登校日…コーディネートを、かなめとひたぎがしてくれた。

 

「こんな感じでいいんじゃないの?」

 

スーツ姿なんて、いつ以来だろうか。もしかして、七五三以来か?…ネクタイを、初めてのバイト料でひたぎが買ってくれた。バイトはチームシティーハンターの経理係である。テッサ、かなめ並の知力、計算力を持っているので、経理係として香さんが雇ってくれた。テッサだと脳筋気味で、かなめだと大雑把だったが、ひたぎはきっちりとこなしているので、香さんの信頼が厚いようだ。

 

「マッキー、担当教科は料理だからね」

 

なんでそうなる?一応、中卒の元傭兵なんですが…もっと、体力系の学科はなかったのか?

 

「名前は、槇村凪にしてあるわ。身分証と同じにしたから」

 

尊敬する槇村さんの名前から、ようやく卒業できたようだ。

 

俺は愛車のビートルで、学校へと向かった。学校は藍原学院女子高等学校って言うらしい。ナビで学校まで誘導してもらう。

 

学校は清潔感に溢れていた。ゴミ、チリが落ちていない、ピカピカな廊下…そして、理事長室へ…

 

「依頼内容は分かっていますな」

 

「孫娘さんをまっとうな恋愛感に戻すことですよね?」

 

「その通りだ。一応、凪君の経歴は見せて貰った」

 

経歴?あったっけ?人様に見せられるような経歴は無いはずだが…

 

「あの四葉家の血統なら申し分無い」

 

血統?馬や牛じゃ無いんですが…

 

「孫娘を頼みマス」

 

なんか、予想と違う展開になりそうな…あれ?

 

------

 

朝礼で紹介された俺。担当教科の発表で響めく生徒達。俺だって、そんな担当教科はイヤだよ。

 

で、いきなり担任って…何をすればいいんだ?教室に向かった俺。

 

教室に入ると静まり返っている。いや、窓側の一番後と1つ前は私語しまくっているが…取り敢えず、出席を取る。

 

印象に残ったのは藍原柚子…校則違反覚悟の服装だ。藍原芽衣…校則通りの服装だ。そして、この二人がターゲットのようだ。あと、谷口はるみ…服装は柚子と芽衣の中間であり、校則的にはグレーか?

 

「先生、質問です!得意料理はなんですか?」

 

はるみに訊かれた。

 

「特に無い。食べたい物を作るだけだ」

 

「得意なジャンルは?」

 

「ジャンル?肉料理かな…」

 

元牧場の息子だし…

 

ホームルームの時間が終わり、理事長室の隣にある小部屋を使うように言われている。既に本棚には資料が並べられている。それに目を通す。

 

柚子の母親と芽衣の父親が、再婚して義理の姉妹になった。だが、その後、イケナイ関係になったらしい。どっちが先に手を出したやら…で、孫娘は芽衣だそうだ。黒髪でなかなかのクールビューティー系ではある。生徒会会長をしているのか…

 

コンコン!

 

誰かが来た。俺の部屋に誰が用があるのだ?まだ、授業すらしていないし。

 

「はい」

 

一応、返事はした。

 

「失礼します」

 

入って来たのは芽衣だった。

 

「何の用だ?」

 

「どうして、教師になられたのですか?」

 

そう思うよな。俺もそう思う。

 

「仕事だからな」

 

「どうして、女子校の教師になられたのですか?」

 

「話があったからだ」

 

「それは、理事長の意向ってことですか?」

 

「だとしたら?」

 

少しギャンブルをする。相手の反応を知る為である。芽衣を抱き寄せた。身体を強張らせるが、抵抗はしない。手の平を背中とお尻に這わせる。

 

「先生…何を…」

 

小さな声で訊いてきた。耳も顔も真っ赤である。

 

「ここには誰も来ない。それを知っていて来たんだろ?」

 

「それは…」

 

テーブルの上に押し倒し、片手をうなじに、片手を胸に、唇を唇に重ねた。舌を入れると、一瞬ビクっとしたようだが、すぐに舌を絡めて来た。コイツがタチか。柚子がウケってことか?

 

ブラのホックを外し、パンティーに手を掛けた。だけど、抵抗はせず、快楽を愉しんでいる芽衣。どこまでやればいいんだ?芽衣の身体は準備オーケーのようだ。

 

「最後まで…お願いします」

 

放置プレイにしようと思ったが、涙目の芽衣に懇願された。なので、彼女と交わった。気持ちが良すぎる、芽衣の体内。溜まっていた物が一気に吐き出されていく。直江津出張では出していなかったからなぁ…

 

「カ・イ・カ・ン…」

 

そう言い残し、果てた芽衣。芽衣の身体を綺麗にしておく。濡れティッシュで抜いていき、消毒用アルコールで除菌をする。衣服を調え、部屋にある簡易ベッドに寝かし付けた。

 

コンコン!

 

今度は誰?やっている最中では無いので、返事をする。

 

「はい?」

 

「失礼します」

 

入って来たのは知らない女性徒だ。

 

「誰?」

 

「生徒会の副会長で、桃木野 姫子と申します。こちらに会長が来た筈ですが」

 

「あぁ、そこで寝ている。疲れているようだな。寝かせておけ」

 

「しかし…男性と同じ部屋に二人っきりって言うのは」

 

俺もそう思う。

 

「なら、お前もいろ。いいな!これは教師命令だ」

 

「え!」

 

俺は、授業内容を考える為に、料理の本に目を通す。

 

「本当に料理の先生なんですか?」

 

姫子が本を覗き込んできた。

 

「え?これって、フランス語ですよね?」

 

「あぁ、フランス菓子を作るには、原書を読んだ方が間違いないだろ?」

 

たまに誤訳がある。菓子作りで軽量ミスは命取りになる。

 

「フランス語が分かるんですか?」

 

「分からないと意志の疎通が難しいだろ?」

 

傭兵だと、どの国から依頼を受けても良いように、フランス語、英語、ドイツ語、スペイン後くらいは必修で、スパイともなると、ロシア語、韓国語、中国語辺りも分からないと、雇っては貰えない。

 

「へぇ~、意外…」

 

俺はバカに見えたのか…まぁ、バカでも構わないが。

 

「あれ…ここは?」

 

芽衣の目が醒めたようだ。

 

「目が醒めたか?」

 

「あっ…先生…」

 

俺と見つめ合う芽衣。そして、何の躊躇も無しで、俺の首筋に抱きつき、口付けをしてきた。

 

「えぇぇぇ~!」

 

姫子の驚きの声。それにより、姫子がいることに気づいた芽衣が、俺から離れた。

 

「ちゃんと、睡眠は取れ。生徒会長が寝不足は良くない」

 

「あっ、はい…また、来て良いですか?」

 

芽衣の顔と耳は朱く染まっている。

 

「疲れたと思ったら来い。いつでも寝かせてやる」

 

「ありがとうございます」

 

姫子を連れて部屋を出て行った芽衣。

 

---------

 

翌日のホームルーム。俺を見る芽衣の顔は熱病患者のようだ。

 

「先生!先生は彼女がいないんですか?」

 

柚子が訊いてきた。

 

「個人情報は明かせない」

 

「いないんですか?」

 

昨日の件を芽衣から訊いたのか、しつこい。

 

「想像にまかせる」

 

「生徒に出すのはどうかと思いますが…」

 

ざわめく生徒達。

 

「生徒が生徒に手を出すのも問題では無いか?」

 

更にざわめく生徒達。真っ赤になる柚子。百合姉妹は確定だな。問題は、はるみはどうなんだ?

 

「なんか、疑われているようだな。彼女はいる。これでいいか、柚子!」

 

言い返して来ない柚子。

 

 

 

その日の夜、抜き打ちで家庭訪問した俺。驚く、柚子、芽衣、柚子の母親。

 

「どういう環境で生活しているかのチェックです。お構いなく」

 

家の中にあげてもらった。そして、彼女達の部屋へ…ダブルベッドに枕が2つ。つまり、そういうことなんだな、毎晩…

 

「なんで、なんのチェックですか?」

 

芽衣が怒りに震えているようだ。見られたく無かったようだ。あのベッドを…俺とベッドの間に立っている芽衣。

 

「これって、越権行為ですよね?」

 

柚子も怒っている。オロオロしている柚子の母親。

 

「なにか、遭ったのですか?」

 

母親に訊かれた。

 

「いえ、何もないです」

 

彼女達の家を後にした。

 

-------

 

週末…学校はお休み♪久しぶりの喫茶ポアロである。

 

「ナポリタンとブレンドねぇ♪」

 

「はいよ。どう?学校の先生は?」

 

「う~ん、俺は戦場の方が落ち着くなぁ。なんかなぁ。女性に囲まれるって、ストレスたよ」

 

「そうなのか?そうには見えないが」

 

笑っている安室。まぁ、ここでの俺はそうかもしれない。

 

カラン♪

 

誰かが入って来た。今日は誰が一番乗りだ?ふと顔を上げると、芽衣と柚子がいた。どうして、ここがバレたんだ?

 

「なんで、ここにいるの?」

 

柚子に訊かれた。あれ?俺を探しに来たのでは無いのか?

 

「すみません、ケーキセットを2つ」

 

安室に芽衣が注文をした。そして、俺のいるテーブルに相席…客は俺しかいなかったんだ。他にも席があるだろうに。

 

「なんで、ここにいるんですか?」

 

柚子の声は怒りを纏っているようだ。

 

「休みの日は、ここでナポリタン三昧だよ。お前達は何でだ?」

 

「前から予定していたんです。ここのケーキセット、有名だから食べに行こうって…」

 

芽衣の声は温もりを纏っているようだ。

 

「まさか、生徒さんか?」

 

って、安室。

 

「そのまさかだよ…」

 

「おいおい…」

 

俺の前にナポリタンとブレンドを置いていく安室。

 

「先生…あーん♪」

 

芽衣が口を開けている。ナポリタンを一口入れて上げる。

 

「おいしい…何が違うんだろう…」

 

「私も!」

 

柚子の口にも一口…まさに、餌付けでは無いのか?

 

「パンチェッタ?」

 

「正解だ。柚子の味覚は良いなぁ」

 

パンチェッタとは塩漬けした豚バラ肉である。コレを燻した物がベーコンになる。安室のナポリタンはパンチェッタの微塵切りをまず炒め、油を溶かしていく。塩はパンチェッタの塩分を利用するので、まろやかなのが特徴である。後は、特製のトマトソースが絶品である。

 

「先生の味覚も確かなんですね」

 

「一応、料理の教師だからな」

 

安室がケーキセットを、二人の前に置いた。

 

「先生の家はここから近いのですか?」

 

芽衣に訊かれた。

 

「いや、ここには車で通っているよ」

 

カラン♪

 

ドアベルが鳴った。

 

「あれ?また知らない女性達を…」

 

「あぁ、蘭…生徒達だよ。たまたま、ここに来たらしいんだ」

 

蘭は当然のように俺の横に座り、安室にケーキセットを頼んだ。

 

「彼女は?」

 

柚子に訊かれた。

 

「私は槇村さんの彼女を、目指しています♪」

 

って、蘭。彼女って言い切らないのは大人である。空気を読んでくれている。

 

「目指しているんだ…」

 

柚子が驚いている。

 

カラン♪

 

「あぁ、先を越された…って、知らない女性が二人も…」

 

香蓮が来た。その後も、エルザ、詩乃、咲がやって来た。

 

「こんなにガールフレンドがいるんですか?」

 

驚いている柚子。芽衣は、指定席状態の膝に載っているエルザを睨んでいる。だけど、芽衣は膝に乗せられない。エルザと咲のような、おこちゃま特権である。

 

「あぁ、これ新曲だよ♪」

 

サイン入りのCDを、カバンから出したエルザ。

 

「えっ!神崎エルザ!!」

 

驚く柚子、芽衣の姉妹。蘭がそのCDを、当然のように受け取った。

 

「ありがとう」

 

「このでくの坊に、聴かせてやってね。再生機器を持っていないから」

 

「あぁ、再生機器は、車に付けたよ♪」

 

「そうなんだ…どっちの車?」

 

「ビートルの方。カウンタックもどきの方は、エンジンが五月蠅いから、ダメだった」

 

ミッドシップはダメだ。音楽を聴く気にならない。やはり、リアエンジンの方が聴きやすい。

 

「カウンタックもどきって?」

 

柚子に訊かれた。

 

「エンジンを2000ccにスケールダウンして、空いたスペースに座席を付けた4シータだよ」

 

いや、空いたスペースには、対空ミサイルを装備しているが…

 

「何、それ?先生は教師の前に、何の仕事をされていたのですか?」

 

「国際ボランティアかな」

 

蘭達は俺の本来の仕事を知っているので、話を合わせてくれた。

 

「だから、色々な言葉が理解出来るんですか?」

 

芽衣に訊かれた。ボロが出るとマズいので、頷くだけにした。既に、一杯一杯なんですが…

 

「家まで送ってやる」

 

食い終わった俺、柚子、芽衣を送ることにした。

 

「夕食はどうするんだ?」

 

安室に訊かれた。

 

「あぁ、戻って来るよ。ダメな時は連絡する」

 

二人を連れて、駐車場に…そこにはカウンタックもどきが鎮座していた。

 

「これが、カウンタックもどき?」

 

「そうだ。柚子は後、芽衣は助手席だな」

 

二人を座席に収納して、エンジンを…耳を押さえる芽衣。ミッドシップの威力を、耳に真面に受けたようだ。そんな柚子にお構いなしに、車を発進させた。

 

「先生…あの…」

 

芽衣が何かを言いたげである。車は渋谷に向かっている。

 

「柚子も芽衣も同じ位に愛すればいいのか?」

 

芽衣に訊いた。頷く芽衣。驚いた顔の柚子。そして、車は駐車場へ…

 

「ここは?」

 

「円山町♪」

 

「それって…」

 

町名で意味が分かった柚子が驚いている。そんな柚子の意識を狩り、担ぎ上げて、芽衣と腕を組んで、俺専用の部屋へ…部屋の内装を見て興味深そうに見て居る芽衣。芽衣と二人で柚子を全裸にして、大の字に拘束しておく。そして、服を着たまま、芽衣と愛し合う。徐々に相手の着ている物を脱がしていき、全裸になり、二人でベッドへ身を投じた。

 

芽衣が俺の上に載り、俺を頬張っている。俺は芽衣に顔を埋めている。

 

「ここは…えっ、芽衣…何をしているの?!」

 

柚子が意識を取り戻したようだ。まだ、昼間である。調教する時間はタップリとある。

 

 

 

 

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