※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

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SS:直葉と和人*

---桐ヶ谷直葉---

 

お風呂場で…自分の指を這わせてみるが、あの感触を得られない。乳首がクタってしている。凜として立ってくれない。自分では得られない刺激なのだろうか?彼にしか出来ないのだろうか?男性経験は、彼が初めてなので、わからない。う~ん…お兄ちゃんに訊いてもわからないだろうし、訊くわけにもいかない。

 

お風呂からあがると、お兄ちゃんがスマホで誰かと話していた。明日奈さんか詩乃さんか?自分の部屋へ行き、ALOの世界へと飛んだ。

 

-------

 

毎日飛んだのだが、彼は現れなかった。仕事かな。週末、あの喫茶店へ一人で行くと…あの席には明日奈さん、詩乃さん、知らない女性が二人が陣取っていた。

 

「あれ?直葉ちゃん…どうしたの?」

 

明日奈さんが気づいて、声をかけてくれた。

 

「ここに座りなよ」

 

って詩乃さん。

 

「今週、インしないから、心配で来たんじゃないの?」

 

知らない女の子が、そう言った…あれ?まさか…神崎エルザ…まさかなぁ~。他人の空似だよなぁ~

 

「急な仕事が入ったそうだよ。今日辺り来るんじゃないかな?昨晩、帰って来たらしいから」

 

って、店長さん。

 

カラン♪

 

ドアベルの音、一斉にドアの方を見る、関係者一同。

 

「おぉ、全員集合か?安室、ナポリタンの大盛りとブレンドなぁ」

 

「あいよ」

 

彼は…ごく自然に、私の隣に座った。うん?座ってくれたのかな?

 

「なんで、私の隣じゃないの?」

 

エルザ似の少女が訊いた。

 

「エルザじゃ、犯罪になるだろ?」

 

「たぶん彼女とは、年齢的には変わらないわよ。見た目が幼いって、不利ねぇ」

 

え!エルザって…本物の神崎エルザってこと?

 

「お前、アルバム作成中じゃ無いの?」

 

「え…なんで知っているのよ~。今日は息抜きに決まっているでしょ!」

 

え…お尻を這う手の平。彼の手だ…それだけの刺激で…マズいって…耳が熱い…俯き耐える。

 

「凪さん、おいたは、店を代えてからにしてくださいね」

 

背の高い女性が、彼に声を掛けた。

 

「直葉の身体って、柔らかいから、つい♪」

 

「たまには、私を扱ってくださいね」

 

扱う?

 

「香蓮は、学業が忙しいだろ?詩乃も大学入試の勉強があるだろうし」

 

「「問題無いです!」」

 

詩乃さんと香蓮さん…まさか香蓮さんって、レンちゃんの中の人かな?が、彼に詰め寄っていた。

 

「じゃ、この後、4Pかな?」

 

え?4Pって…まさかなぁ…三人纏めて…いくら多いからって、無いよなぁ…

 

「香蓮と詩乃と直葉で…明日奈はこの間したから、休ませよう」

 

あれ?想像通りの4Pなのか…

 

「ちょっと、私が抜けているわよ!」

 

「エリザ、外でマネージャーが待っていたぞ」

 

「あのヤロ~!アイツは関係無いから」

 

「エルザ、仕事は熟せ。その後で考える。いいな?」

 

「あぁ…そうだよね」

 

エルザさんの顔色が悪い。彼はどんな顔で、言ったのだろうか?

 

---------

 

彼の車で渋谷の、あのホテルに連れて行かれた。香蓮さんと詩乃さんと共に…

 

「さてと…どんなプレイにするかな…」

 

意識がブラックアウトしていく。オトされたようだ。さすがプロだ。手早い。

 

 

意識が戻ると、目隠しされていた。手首は後ろ手で縛れていた。

 

「いやっ!」

 

詩乃さんの声…何をされているのか?音で判断出来ない。

 

「ダメだって…」

 

香蓮さんの声…部屋には独特の香りが漂っている。何の香りだ?

 

「あっ!」

 

思いっきり股を開かれて、固定された。な、な、何をされるんだ?

 

「じゃ、香蓮と詩乃で競争だな。働きの良い方っと」

 

乳首に2枚の舌が踊っている。左右それぞれ…何これ…たぶん、香蓮さんと詩乃さんの舌だと思うけど、下腹部には何かを塗られている。刺激の波に飲み込まれて行く。私のこれまでの経験では、得たことの無い刺激の波が、うねりをあげて私を飲み込んで行く。

 

お尻の沢を何か得体のしれない物が滴っている。気持ちいい。でも、これは何?

 

「じゃ、香蓮だな」

 

「あれ?誰かで出しました?それも、セルフですか?」

 

香蓮さんの声…出した?誰かで…えぇぇぇぇ~、まさか、私で??

 

「詩乃は、こいつをいかせろ!」

 

余韻に浸っている下腹部に、顔を埋められた感触。鼻息がアレに当たる…いやっ!

 

「あぁ、潮を吹いたわよ、この子…」

 

詩乃さんの怒ったような声。この場合のこの子って…私かな?いや、私だろうな。

 

「感じ易いんだろう。詩乃はタフだから、最後だな」

 

「それは、私が感じにくいってこと?」

 

「感じるだけでも幸せって子もいるんだ。文句有るなら、もう誘わないよ」

 

感じるだけでも…明日奈さんか…

 

「文句じゃないから…ねぇ…違うのよ…」

 

縋るように言う詩乃さん。彼の機嫌を損ねたのか。

 

「香蓮みたな素直な子がいいなぁ」

 

「私も素直だよ!」

 

そして、三人とも果てるまで、してくれた…

 

------

 

怠い…筋肉痛だし。朝の素振りがつらい。ブラに乳首が擦れる感覚。女性も朝立ちするのかな?

 

「どうしたんだ、スグ?」

 

私の異変に気づいたお兄ちゃん。

 

「いや、筋肉痛だよ。普段使わない筋肉の運動を習ってさぁ」

 

「どうやるの?」

 

しまった、興味を持ってしまったぞ。

 

「男性と女性では違うらしい」

 

「うん?それは興味あるなぁ」

 

あれ?余計に興味を持ったようだ。そうするかなぁ…

 

「そういえば、明日奈さんとは、どうなったの?」

 

話題を変えて逃げる私。

 

「どうもこうもないよ。連絡を拒否されているし、学校で会っても、無視されているよ。何かしたかな?」

 

いや、何もしないのが問題では?ヴァーチャル世界では英雄であっても、リアル世界では、ぼっちに近いお兄ちゃん。

 

「詩乃さんとは、どうなったの?」

 

「変わらないよ」

 

そっちとも、何もしていないのか?

 

「なんか、スグが変わった気がするなぁ」

 

明日奈さんの変化が分からないのに、私のは分かるの?

 

「どう変わった?」

 

「以前より、胸が大きく見えるが…誰かに恋でもしたのか?」

 

うっ!私のことは見ているのか…ウエスト回りを鍛えれば、胸はより大きく見えてしまう。ただでさえ大きいのに。

 

「うん、恋をしているからね」

 

「どんな奴?」

 

明日奈さんの彼氏では、大問題になりそうだ。

 

「お兄ちゃんとは違うタイプだよ」

 

「ガリ勉か?」

 

イメージでは無いなぁ。

 

「遊び人系かな?見た目はねぇ。実際は仕事が忙しいらしい」

 

「見た目遊び人なのか…遊ばれているんじゃないか?」

 

「遊ばれてはいないよ。真剣に私を見ていてくれているよ」

 

「わかった。今度、俺も一緒に会いに行く。お前の兄として、その彼を見てみたい」

 

はぁ?何を言っているんだ?

 

「会わせないよ」

 

「うん?会わせられないような奴なのか?」

 

それに近い。どうするか…修羅場になりそうだ。

 

-------

 

週末…お兄ちゃん同伴で喫茶ポアロへ…店内で固まる男女3名。その隙に、彼の隣をゲット♪

 

「明日奈、詩乃…どうして…」

 

「それはこっちのセリフよ!なんで直葉ちゃんと腕組んで入店?」

 

って、明日奈さん。

 

「まさか、シスコンだったとは…」

 

って、詩乃さん。今日はエリザさんと香蓮さんがいないので、こっそりと、彼を同じ物をオーダーしてみた。

 

「ナポリタン好きが、もう一人生まれるかな」

 

って、店長さん。

 

「あれ?直葉ちゃん、ズルい!」

 

明日奈さんに見付かった。彼の腕に頬をスリスリしている現場を…

 

「まさか…ソイツがリアルナギか?」

 

って、お兄ちゃん。が、明日奈さんも詩乃さんも、お兄ちゃんをスルーしている。

 

「油断も隙もないわねぇ~、リーファのくせに」

 

って、詩乃さん。まぁ、リーファは奥手だけど…

 

「明日奈、詩乃、スグ、まさか、お前達の彼氏って…」

 

驚愕の表情をしているお兄ちゃん。明日奈さん、詩乃さんからは見えないし、見ようともしないが。

 

「来週も仕事ですか?」

 

「わからない。予定の立たない仕事だからなぁ。あぁ、明日奈の通院日は、空けても貰うようにはして貰っているよ」

 

「ありがとうございます」

 

お兄ちゃんは空いている席に座り、オーダーもせずに、聞き耳を立てている。それって、ストーカーでは無いのか?お兄ちゃんの行動に、店長さんが苦笑いしている。恥ずかしいなぁ~。

 

「詩乃は大学受験はどうするんだ?」

 

「う~ん…芽衣さんと同僚も有りかなって。あそこなら、医療だけで無く、IT系も習えそうだし」

 

「凪さん、私も。両親の許可が取れています。あそこなら、安心だって」

 

明日奈さんと詩乃さんは、小淵沢の看護師学校へ進学するようだ。

 

「直葉ちゃんは?」

 

明日奈さんに訊かれた。

 

「えぇっと…私も…」

 

「そうか…じゃ、新卒の採用は当分いらないなぁ。院長に言っておこう」

 

お兄ちゃんがチラチラこっちを見ている。進路話は興味あるようだ。

 

「はい、ナポリタン大盛りセット2つ」

 

店長さんが、私と彼の前にナポリタン大盛とブレンド珈琲を置いていった。

 

「ズルい…凪さんを同じ物を…」

 

明日奈さん、詩乃さんの前にはコンビーフサンドと紅茶が置かれた。ナポリタンを一口…美味しい…トマトの濃い味…柔らかな塩味…なんだ、これは…って!私のナポリタンに群がる明日奈さんと詩乃さん。

 

「おいしい!」

 

「今まで食べた中で、一番おいしいよ」

 

って…私のナポリタンが…

 

「なんだ、喰われたのか?しょうがないなぁ、安室!直葉にパンケーキを頼む」

 

「あいよ」

 

パンケーキ?おいしいのかな?誰も頼んでいるのを見た事無いんですが…が…うまい♪これにも目の前の二人が群がった。この喫茶店、名物が有りすぎないか?

 

「おいしいだろう?パンケーキとコンビーフサンドは、凪のレシピだからな」

 

って、店長さん。彼のレシピ?傭兵じゃなくて、流れ板なのか?

 

「安室、直葉が誤解するから、そんな言い方は止めろよ。昔…傭兵になる前に、料理人を志した時期があっただけだ」

 

と、説明してくれた。明日奈さんと、詩乃さんは知っていたようで、黙々と食べている。

 

「傭兵なのか!」

 

お兄ちゃんの呟き…結構、大きな声だったので、独り言とも言え無くもない。

 

「じゃ、今日は明日奈と詩乃だな。直葉は連れがいるようだし」

 

連れ?まさか…お兄ちゃんのことか?

 

「連れでは無いですよ」

 

「責任持って、家に持って帰れ!迷惑だ」

 

迷惑…だよな…この後、尾行なんかされた日には…もう、会ってくれないかもしれない。

 

彼と明日奈さん、詩乃さんが出て行く時、お兄ちゃんを抱き締めて止めた。

 

「ダメだよ、お兄ちゃん…」

 

「何を言っている、スグ。アイツ、二股じゃないか!」

 

他人のこと言えないだろうに…詩乃さんと明日奈さんを、追っているのになぁ。

 

「ダメだって、ストーカーにされちゃうよ」

 

「おい、スグ!お前の好きな男って、アイツか!」

 

まぁ、私の行動を見れば明らかである。なので、頷く私。

 

「なんで、あんな奴がいいんだ?傭兵だろ?リアルで、殺し合いをしているんだぞ!」

 

そうだけど…リアルで無ければ良いって、言うのはおかしい。ヴァーチャル世界って、匿名掲示板に近いから。アバターから本名と住所が割れることは少ない。だから死銃事件のようなことが起きないと、問題にならないことが多い。

 

「あぁいう奴は叩けば…今に見ているよ!」

 

お兄ちゃんはどこかへ連絡をし始めた。彼のことを摘発するのだろうか?海外での傭兵活動って、罪を問えるのか?

 

 

 

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