※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

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SS:マッキーの事件簿 Part5

 

三沢基地のレーダー情報を使い、警戒しながら上昇をし始めたアイ。

 

『ブラックホークを補足しました』

 

駐留軍の陸軍か?

 

「この国の軍では扱える代物では無いのかもな」

 

クッキーの見解。俺もそう思う。情報を共有している形跡は無い。

 

『アチラの軍から、無線が入りました』

 

「繋いでくれ」

 

『ジョンか?』

 

聞き覚えのある声…たしか、ジョージ・ウッズマン大佐だっけ?

 

「ジョージか?」

 

『そうだ。頼みがある』

 

ヤバい仕事だな。自分の所で出来ない仕事を発注するから、コイツは…

 

「内容による」

 

『積み荷をロストさせたい』

 

運べないのか?

 

「潜水艦での攻撃は、そっちか?」

 

『まさか…魚雷とICBMしか積んでいないぞ』

 

「敵はどこだ?」

 

『テロ組織だ』

 

テロ組織で潜水艦持っている勢力があるのか…

 

「どこの?」

 

『お前の預かり知らぬ処だ』

 

どこかの大国か…

 

「積み荷の内容物は?」

 

『粉だ』

 

麻薬か…爆薬か…

 

「燃えるのか?」

 

『グレネードは装着していないのか?』

 

「護身用程度の装備だよ。この国では、重火器は禁止されている」

 

『それは厄介だな…何?漏れているだと!』

 

漏れている?ヤバそうな展開である。粉じゃ無くて、菌じゃないのか?

 

「空気感染するのか?」

 

『する…近寄れない…』

 

「わかった。オイルとかライターはあるか?」

 

『積んでいるが、どうする?』

 

「オイルタンクにパイナップルを付けて落とせ。真上にだ。ピンを撃ち抜く」

 

『わかった』

 

「物に火が点いたら、オイルタンクをくべろ」

 

『了解だ。協力に感謝する』

 

ただ働きの予感…

 

---------

 

そして、合同作戦を終え、羽田にVIPとクッキーを下ろし、住み慣れた我が家に帰還した。

 

「ご苦労さん♪米軍から武器、弾薬がお礼にって届いたわよ」

 

香さんはご満悦のようだ。要人救護でたんまり貰えた上、武器、弾薬が補充出来たそうだ。いいのか?そんな物を貰って…おぉ、グレネード・ランチャー、そしてプラズマ・ランチャーじゃないか。GGOでフカの持っている奴だ。

 

「他にもあるわよ。使用禁止の武器が多いけどね」

 

使用出来る物はくれないと思う。

 

「で、敵の情報は?」

 

「テロ組織…」

 

あぁ、あそこか…つぶしてくるかな。

 

「ちょっと、散歩してくる」

 

「おい!帰って来いよ…」

 

香さんの顔から血の気が失せている。俺の顔って、そんなに凶悪な顔しているのか?俺は、アイと共に、貰った武器、弾薬と共に、散歩へ出掛けた。

 

 

 

---桐ヶ谷和人---

 

総務省の役人である菊岡さんに相談をした。

 

「う~ん、人殺しって言っても、傭兵なんだろ?」

 

「だけど、人を殺しているんですよ、現実世界で…」

 

「それに、キリト君の指摘した人物は、警察の協力者だ。死銃事件でも協力をしてもらったし。海外ではそうかもしれないが、この国では彼に助けられた者が多いのも事実だ」

 

「人殺しを野放しにするんですか?!」

 

「警察や軍の協力者だ。総務省の役人ではどうにもならない」

 

「警察はグルなんですか?」

 

「そういう言い方はどうなんだろうね。彼の能力を利用している点であれば、グルだろうな」

 

「どうすれば、摘発できますか?」

 

「摘発は無理だな。敢えて、彼を消したいのであれば、闇の世界に頼むんだな。その場合、君は犯罪者の仲間入りだがな」

 

殺人教唆か…

 

「他に穏便に排除できませんか?」

 

「君の手を汚さずにか?そんな都合の良い話は、リアル世界には無いぞ。彼は誰かを護る為なら、自分の手を汚すことを躊躇わないそうだ。悪いが役には立てない」

 

そんな…

 

「何があったかは、想像に難くない。君のリアル世界での行動が原因では無いのか?明日奈君や詩乃君が君から離れたのは」

 

菊岡さんは、何かを知っているようだ。

 

「何を知っているんですか?」

 

「彼は彼なりに、出来ることをしている。それだけだ。使えるコネを全て使い、誰かを助けようとしている。そういう男だよ。君が嫉みを持って接して良い相手では無い」

 

コネ?何のコネがあるんだ?

 

---------

 

北千住にある田沼平九郎探偵事務所を訪れた。ここは元刑事さんが所長をしているそうで、地道な捜査には定評があるようだ。

 

「で、この人物について、調べれば良いのですね」

 

青白い顔の男性が、話を聞いてくれた。安堂さんと言うそうだ。

 

「名前は凪で姓は不明かぁ…」

 

スマホで撮った顔写真を見せた。

 

「うぅん?これって、工藤新一じゃん」

 

工藤新一?それが本名なのか?

 

「何者ですか?」

 

「高校生探偵だよ。傭兵では無い。まだ高校生だからね」

 

え?傭兵では無い?では、みんな騙されているのか?安堂さんが、1冊の雑誌を見せてくれた。そこには、『高校生探偵、また警察に協力。難事件を解決へ』という、記事が載っていて、アイツの写真が掲載されていた。

 

「傭兵と言えば響きがいいから、知らない人間を騙しているんだろうな」

 

「それって、詐欺ですよね?」

 

「何か被害があれば」

 

「俺の大切な人々を奪われました。これって、被害ですよね」

 

「結婚詐欺か?う~ん…まぁ、着手金は貰いましたので、調べるだけ、調べてみます。証拠が出たら、警察に摘発で良いのですね」

 

「お願いします」

 

 

 

---安堂一意---

 

依頼者、桐ヶ谷和人は帰って行った。う~ん…傭兵の方だよなぁ~。アイツだよなぁ~。槇村凪は、ウチの事務所の依頼を受けてくれているし。裏の世界を知っている探偵ならば、知っていることだ。槇村凪は工藤新一にソックリだと言うことを…

 

警察に摘発…この国無くなる気がするなぁ…武力を以て、アイツと対峙したら、戦争は確実だろうな。

 

『あれ?ゲロゲロのあんどーちゃん?何か依頼かな?』

 

スマホで連絡をしてみた。あぁ、二つ名の『ゲロゲロの』は、消化器官に問題があって、嘔吐を頻繁にするからである。

 

「桐ヶ谷和人って、知っているか?」

 

『知っているよ。彼女と愛人と妹を、俺に寝取られたヘタレだよ』

 

そんな事しているから、摘発したがっていたのか。

 

「お前の犯した犯罪の証拠を掴んで、警察へ摘発してくれって」

 

『俺の犯罪?どれで、立件するんだ?』

 

そうだよな。有りすぎるし…って、言うか違法捜査の成れの果てで有り、警察は摘発を受理しないと思う。

 

「とりあえず、結婚詐欺は?」

 

『結婚詐欺?一番有り得ないだろ?俺は誰とも結婚をするなんて…あぁ、蘭にだけ言ったかな?』

 

「他の女性には?」

 

『言っていないよ。だって、俺はテッサかかなめに殺される為だけに、生きているんだぞ』

 

そうだよな。コイツの場合、裁判官では無く、その二人の女性しか裁けない気がする。

 

『そもそも、俺は生きていないことになっているんだよ。死人の犯した罪をどう立証するんだい、名探偵君♪』

 

そこだよな。問題は…コイツ、戸籍が無い。いや、有るには有るが、公安が発行した偽の戸籍だし。そもそも、公安が保証している人物を摘発出来るのか?

 

『その依頼は、無理だよ。断っちゃいなよ』

 

そんな気がしてきた。うっ…

 

「すまん、トイレに行く。かけ直す」

 

俺はトイレに駆け込んだ。胃が…リバースだ…

 

 

 

 




新たな探偵物を投入…(^^;
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