※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

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えん罪 Part2*

---マッキー---

 

偽装殺人…俺は殺された事になった。既に死亡扱いの俺が殺されるって、どういう事態だよ、まったく。

 

「すみません。これしか方法が無かったので」

 

深雪の兄の達也に謝罪された。残された者達がどうなろうと、お構いなしの処置である。

 

「皆さんには、私から伝えます」

 

と、深雪。生きていることは知らせておけよ。後追いなんかされたら、迷惑である。

 

「これ…軍部で用意した新しい戸籍です」

 

代羽蓮とある。代羽はヨハネで、英語読みするとジョンになるらしい。蓮は英語でロータスで、俺の好きな自動車メーカーである。

 

で、用意された愛車はロータス・ヨーロッパとは…せめて、ロータス・エリートなら4シーターワゴンで、使い勝手が良かったのに…

 

軍部は上からの命令で、俺の抹殺を命じられたようだが、その命令系統を怪しんだ達也の所属する部隊の隊長さんの機転で、俺は殺されたことになり、達也の所属する部隊の協力者という形で保護されたそうだ。

 

「住処はどうなる?」

 

「工藤新一として、あの家に住むのはどうですか?治療費として、あの家、土地はいただきましたから」

 

なるほど…顔はソックリ、問題は少ない。

 

「代羽蓮は、軍部でのコードネームと思ってください」

 

達也も軍部の協力者扱いで、軍部では大黒特尉と呼ばれているそうだ。三人で、あの家に向かった。一人で住むには広い造りである。隣の阿笠邸も手に入れたそうで、隣には達也と深雪とその子供が住み、俺のガード兼連絡係をしてくれるらしい。

 

「お金は?」

 

「深雪が生活関連をサポートします。一緒に住むと、バレる可能性があるので…隣に住みます」

 

一人暮らしか…まぁ、しょうがないなぁ。

 

「おい!飯はウチで喰えよ」

 

って、安室。

 

「相棒♪」

 

何故か、クッキーがいるし。

 

「これが、今回のメンバーです」

 

って、達也。今回の敵に対応するメンバーか。俺と達也、クッキーと安室の4名か。傭兵が2名、軍所属が1名に公安が1名か…結構な戦力だな。

 

「公安は、味方だ。情報は流す。後、さっちょうの特捜も味方だ。野上警視正の男だしな」

 

「身分はバレているのか?」

 

「俺と野上警視正だけ知る。後は秘密だ。スパイがいるとまずい」

 

って、安室。

 

「あのホテルは使えないのか?」

 

「あぁ、あそこは俺のチームで運営している。安心して使え。いや。あそこ以外ではするなよ。お前、ピンクトラップに弱そうだし」

 

あぁ、そうかもしれないな。寝首を掻かれるタイプだと思う。一度も搔かれた事は無いけど。

 

「後、あんどーちゃんが知っている」

 

って、クッキー。コイツとの共通の知り合いである。

 

「安楽椅子探偵がいるなら、謎解きも可能だな」

 

あんどーちゃんはゲロゲロ体質な為、外での活動だと、推理力が低下しまくる。なので、情報を前にして、遠隔地から推理を披露するタイプらしい。

 

--------

 

電脳空間は、スパイの入り込む余地が無いので、使って良いらしい。

 

「え?!リアルでは、死んだことになっているの?始めから、死んだことになっていたのに?」

 

不思議そうな顔でテッサに言われた。テッサの指摘は正しい。そうなんだけど…

 

「俺が戸籍が無いって、知らない連中が敵だと思うんだよ」

 

「じゃ、もう医療センターには来られないの?」

 

哀しそうな顔のテッサ。あそこで狙撃されたことになっている。張られている可能性はあるなぁ。

 

「当分は無理かな。まぁ、変装して行くカモしれない」

 

「こんな身体で無ければ、君の役に立ちたかったよ」

 

って、英里。

 

「俺の事はいいよ。それより、リアル体で動けるように、アレコレ工夫をしてみて。孫に会いたいでしょ?」

 

「孫なぁ…まだまだ、若いつもりなんだけど」

 

「で、新ちゃんは、どうなったの?」

 

有希子に訊かれた。

 

「刑務所にいるよ。優作が目覚めて、自白しない限り、えん罪は晴れない」

 

「そんなぁぁぁぁぁ~!」

 

コイツ、どんだけ息子を愛しているんだ?1回も見舞いに来ない息子を。

 

 

そして、サロンの隅で、体育座りをしている一団に近寄った。

 

「美和子、由美、柚子…ごめんな、巻き込んでしまって…必ず、元の世界に戻してあげるから…」

 

何か方法があるはずだ。俺はログアウトした。

 

-------

 

腹減ったなぁ…クッキーはあんどーちゃんの事務所で、働き始めたようだ。俺はする事が無い。高校へ通うって手もあるが…どこの高校へだ?転校しないとダメだよな。本物を知る奴らが多い高校では、偽物ってバレそうだし。

 

カラン♪

 

腹が減ったので、安室の店へと行った俺。予約席には関係者一同がいるがスルーして、カウンター席に。変装は完璧で、関係者一同様にはバレていないようだ。

 

「ナポリタンの大盛りとブレンドね」

 

「あいよ♪」

 

ガタっ!

 

隣に誰かが座った。横目でチラ見をすると、直葉だった。

 

「凪さんですよね?」

 

って…スルーする。

 

「工藤新一さんですよね?」

 

あれ?なんでバレていているんだ?安室が苦笑いをしている。直葉は確信したようで、

 

「後でね」

 

自分のいた席に戻っていく直葉。

 

「どうだった?」

 

明日奈が訊くと、

 

「違うみたいだよ」

 

って、明日奈に報告している。腹黒いなぁ、直葉は…

 

食い終わり、家に帰る俺。ここから徒歩15分って言うのは、良い立地である。

 

グニョ

 

腕に柔らかい物が当たる。直葉と明日奈だった。あれ?

 

「引っ越しして、別人になろうとしているんですか?お仕事でですよね?」

 

明日奈が訊いてきた。この二人はグルか?そして、工藤邸に二人を連れ込んだ俺。

 

「工藤新一って、表の顔なんですか?」

 

直葉が誤認してくれている。なので、頷く俺。

 

「あの…溜まっているんです…」

 

俺に抱きつく直葉。明日奈は見ているだけである。何をしたいんだ、この二人は?

 

「溜まっているって?宿題か?」

 

「何を…呆けているんですか?」

 

涙目の直葉。

 

「自分の指でなぞっても、あの感触が得られないんです」

 

性行為に目覚めたのか?エムに開化したのか?

 

「私も、自分ではダメです」

 

って、明日奈。いや、お前は俺でもダメだろ?

 

--------

 

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

荒い呼吸の直葉。壁に手を付き、俺の方へケツを向けている。俺は彼女が望む事をしている。根元まで入れて、手の平では胸を捏ねくり回している。ちなみに、直葉の足の裏は床に届いていない。

 

「う~ん、スグ、お前、今日は大丈夫な日か?」

 

「え!出してくれますか?大丈夫ですよ♪」

 

深雪に大丈夫詐欺に遭っているからな…まぁ、出たとこ勝負かな。スグの中に大量にぶちまけた。

 

「あぁ、この感触…いいですぅ~」

 

果てたスグ。ゆっくりと床に置いた。

 

「次は私ですよ」

 

って、明日奈。指を下腹部に這わす。凜と立ち尽くしている明日奈。感じ無いのか…クリを刺激するが、表情すら変わらない。では、耳をハムハム。

 

「いぃっ…これは感じます。乳首が引き締まる感覚がいいですね」

 

確かに乳首は反応して固く締まってきている。上半身は感覚が戻ったのか?乳首を舌先でタッピングしてみる。

 

「う~ん、これって気持ちいいものなんですか?」

 

乳首も乳房も反応が少ないようだ。あそこはどうだ?ワセリンをう指にタップリと載せ、明日奈の後の穴に塗っていく。穴の周囲も、穴の中も…

 

「え…ダメ…あれ?太股がへんな感じ…」

 

ここは狙われなかったのか、感覚が普通のようだ。ゆっくりと明日奈の中へ入っていく。

 

「胸が苦しい…悶悶としていく。何コレ…」

 

感じた事の無い刺激により、明日奈がプチパニック状態のようだ。

 

「止めるか?」

 

「いえ…続けて下さい」

 

って、言われてもなぁ。ここでは暴れられない。腸を傷つけるとマズいし。入れたまま、割れ目の中をマッサージしていく。

 

「ください…」

 

「何を?」

 

「後では無く…前に…」

 

股間を触るが濡れていない。

 

「ダメだ。こんな状態では無理だ」

 

「そんな…こんなにも悶悶としているのに…」

 

自分の手で、自分の胸を虐めている明日奈。上半身は正常になってきたのか。

 

ふと、謎の液体と目が合った。これって、ドンキーで買ったヤツだよな。コレを使えば…液体を明日奈の割れ目に振りかけてみた。

 

「あぅ…」

 

目がトローンとして、口元からヨダレが垂れている。効いたのかな?あのテッサにも効いた強力な誘淫剤だしなぁ。

 

おぉ、濡れてきたじゃないか。後の穴から抜いて、前の穴に入れて、ゆっくりと蠢く。

 

「あ…あぁっぁぁ~」

 

喘ぎ声が聞こえ始めた。そうか、潤いを与えれば、良かったのか。

 

--------

 

うなじをスグの谷間に挟ませ、背中にスグの割れ目を開いた状態で密着させ、俺の上で嬉しそうに明日奈が踊っている。

 

俺の受ける振動が、スグにも伝わり、三人同時に夢うつつな状況である。

 

「あっ!」

 

果てた明日奈が、俺の方へ倒れ込んで来た。優しく抱き締める。

 

ピンポーン♪

 

は?誰かが来た。明日奈をベッドに置き、バスローブを羽織って、玄関へ向かう。

 

「貴様!明日奈とスグに何をしたんだ?!」

 

キリト君が警官と共にいた。

 

「愛情を確かめ合っていましたが…」

 

「君、ちょっと来て貰おうか」

 

警官に連行される俺。有り得ない。自分の家にいるのに?

 

--------

 

バスローブだけを羽織って、警察署にいる。連行した警官が、不純異性行為がどうのこうの、都条例違反がどうのこうの言い、俺を逮捕だそうだ。バスローブの下が全裸の件は、わいせつ罪に当たると言い始めた。バスローブって、全裸で着る物だと思うのだが…

 

そして、留置場へ…捕虜になった気分である。何事も良き経験と受けとめるか。

 

 

翌日…安室が迎えに来た。

 

「保釈か?」

 

「いや、えん罪だ。お前の代わりに桐ヶ谷和人が逮捕だよ。不法侵入、暴行未遂だ。達也が止めに入ったから、明日奈も直葉も無事だ」

 

あぁ、力尽きてぐったりとした、あの二人の姿を見て、発情したのか?あのヘタレは。

 

「なぁ、バスローブって、全裸で着る物だよな?」

 

「あぁ、わいせつ罪の件か?あれ、おかしいよな。自宅でバスローブで寛ぐと、わいせつ罪になるって…あの警官は厳重注意だそうだ。ほら、服を着ろよ」

 

安室が服を持って来てくれた。バスローブで留置され、身体が冷え切っている。

 

「喫茶ポアロで、暖かい飯を食わせてくれよ」

 

「あいよ」

 

--------

 

喫茶ポアロで、ナポリタン三昧をして、幸せな気分になり、帰宅した俺。

 

「「お帰りなさい♪」」

 

三つ指を付いた明日奈とスグがいた。あれ?

 

「帰らなかったのか?」

 

「帰れないよ。キリト君に襲われて、ショックだったんだよ」

 

「まさか、お兄ちゃんが…もう一緒に住めないよ~」

 

で、俺と同居するって言う二人。

 

「ご両親の許可は?」

 

「取りました。凪さんと一緒なら、安心だって」

 

「取ったよ。うん、問題無い」

 

いや、俺の方に問題があるんだが。これでも一応、2度死んだ事になっているのだが…達也がフォローしてくれるかな?イザとなれば、クッキーもいるし、深雪もいるし。あっ!子供の名前って、どうなったんだ?

 

「明日奈、俺は凪じゃない。工藤新一ってことになっている」

 

「はい、注意します」

 

まぁ、部屋は一杯あるし、いいか。

 

「じゃ、家事は明日奈とスグにまかせる」

 

「「はい」」

 

---------

 

隣家の資料倉庫に、母さんと父さんのメモ類のコピーを収納した。手がかりを見つける為だ。精神の修復ってどうすれば良いんだろうか?

 

あれ?クローン関連のメモがある。誰が研究していたんだ?メモ類に目を通していく。そうか…正常な細胞を増殖して、クローンを作り、臓器移植すれば良いのか。倫理的な問題は有るものの、本人に使えば問題はないよな。って、iPS細胞の増殖法って、これの発展になるのか?

 

医療センターのかずえへ連絡をして、検討してもらうことにした。iPSよりも確実な気がする。臓器のスペアであるし。

 

『凪、倫理的な問題はどうするの?』

 

「まず、治すのが先決だ。責任は俺が被る」

 

『あなた、一応死人なんだけど…』

 

あ!罪に問われないのか?いや、実在しない存在である。別の誰かが罪に問われるのか…

 

「じゃ、ダメか…」

 

『院長に伝えるわ。検討するに値すると思う。倫理的な問題をどうにか出来ればね』

 

そこだよな。問題は…

 

 

 

---槇村香---

 

凪が彼の育ての父親と同じ結論に達したようだ。クローン体による臓器スペア計画。発想は違うけど。凪は仲間を救う為、彼の父親は、権力中枢者達の延命の為である。

 

後、凪の秘密もわかっていない。凪の育ての両親は、凪に何を埋め込んだんだ?工藤優作の意識が戻らない状況では、探るには手詰まりに近くなってきた。

 

「香、ヒントを得てきたぞ」

 

リョウが帰って来た。

 

「ヒント?」

 

「あぁ、アイツの能力は振動の感知だ。空気の振動で相手の位置、弾道を判断して、的確に補足している。もしかして、アイツは脳波の振動も感知できるんじゃないのか?」

 

脳波の振動?

 

「精神波だよ。相手と交わることで、同調出来るとしたら?」

 

「他者ではなく、自分の分身として精神が思い込んでしまうってこと?」

 

凪と交わったら、凪以外と出来なくなる事実。リョウの推論は遠からずの気がする。

 

「問題は、アイツの実の両親が誰かだ。アイツを護る為に動き出したら、戦争になる可能性もある。それだけは止めないとな」

 

実の両親に関しては、凪自身は興味無いらしいけど…そうだよな。実の親なら、凪を護りたいよな。既に2度死んだことになっているし。

 

「敵は、アイツがアイツの両親を知る前に、消したがっている。アイツの両親には勝て無い勢力ってことだ」

 

「それって?」

 

リョウは、思い当たったのか?

 

「母親の方は見当が着いたんだが、父親がわからないんだ」

 

珍しくリョウが難しい顔をして、悩んでいた。

 

 

 

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