※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

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SS:デイ・バイ・デイ

 

 

 

---マッキー---

 

四宮町にある四宮タウンへと向かう車中。これまでのことが、記録用8ミリ撮影機で撮影されたように、脳裏ではセピア色で再生されている。

 

自分が普通の人間では無いと知った、あの日から俺は藻掻いた。少しでも長く生きられるように、少しでも長くみんなといられるように。だけど…1日1日と日々が経過する中で、自分で自分の変化に気づいた。勝手に意識が飛ぶ、目眩がする、記憶力が落ちてきている、性欲すら危ない。

 

確実に、身体の中で何かが、起きているのは確かである。

 

志保やかずえに相談は出来ない。心配を掛けてしまうから。俺はあんどーちゃんを頼った。まず、調剤してもらったのは、細胞の劣化を防ぐ為、細胞分裂の加速を抑える為の遅延薬、そして、性欲劣化を偽装するバイアグラの処方である。

 

そして、あの禁断の薬を調剤してもらった。生成方法と精製方法は盗んできた書類に記されている。そして、サンプルもある。あんどーちゃんを信用して、それらを託した。

 

「おまえ…大丈夫か?」

 

病人のあんどーちゃんに心配される俺。

 

「疲れがひどくてなぁ…」

 

「赤い玉は出たのか?」

 

「まだ、打ち止めじゃないよ。これから、精をつけて…」

 

精をつけてもダメなことは、俺もあんどーちゃんもわかっている。もう、そんなレベルでは無いのだった。

 

人間では無いので、普通の病院へは行けない。だけど、医療センターに行けば、俺の状況がみんなの前に提示されてしまう。ここが踏ん張り所なのだろう。みんなに心配は掛けたくないから。そんな俺の相談相手はアイとクッキー、そして、あんどーちゃんである。

 

「なぁ、みんなにバレずに消える方法ってあるかな?」

 

アイに相談をした。

 

『私も連れて行ってくれますか?』

 

「あぁ、アイだけ、いてくれればいいな」

 

『わかりました。考えてみます』

 

と…そして、アイは約束通り、考えてくれた。

 

『1つだけ、お願いがあります。イオンエンジンを4基増設してください』

 

「わかった。で、どこへ行くんだ?」

 

『凪さんを確実に消滅させる場所へご案内します』

 

「行き先は秘密か…楽しみだな…どんな場所だろうか…アイが一緒なら寂しくは無いな」

 

『ありがとうございます』

 

こうして、着々と、作戦を練っていく。アイと二人で…

 

◇

 

だけど、問題が生じた。大掃除の際、相手は狙撃できない場所にいることが判明したのだった。防弾ガラスで護られた部屋。1発でも衝撃を受けると、防弾シャッターが降りるらしい。その強度はバスーカー砲でも撃ち抜けない上、高層ビルの最上階、50階にいるらしい。天空の城壁で護られているそうだ。

 

ヘリから狙撃を考えていたが、無理っぽい。どうするか…屋上には脱出用ヘリが待機しているそうで、階下で火災があっても脱出が出来るようだ。

 

『真上から攻撃でどうですか?』

 

アイが提案してきた。真上か…テッサに頼むか…そうだ、バンカーバスターもあるな。アイに落として貰うのも手だな。

 

上に逃げられない場合、相手はどうするかな?そこに興味が移った俺。

 

 

 

 

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