※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ   作:もっち~!

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SS:メイク・マイ・デイ

 

---マッキー---

 

どうにか、俺が俺であるうちに、大掃除は終われた。今、アイの中にある生命維持装置の中にいる。細胞分裂の末、もう身体はなくなったようだ。培養液の中に浮かぶ俺…脳だけになってしまったそうだ。人工血液を循環させて、脳死しないようにしてくれている。

 

俺の身体だった部分は、アイの中に残されている。この細胞を消し去らないとダメだ。存在してはいけない物だから。

 

「アイ、目的地までどのくらいだ?」

 

『申し訳ないです。初めての航路な為、計算が出来ません。だいたい7年か8年か…10年くらいです』

 

アイに任せておけば、大丈夫だな。

 

「着いたら、起こしてくれるか?」

 

『了解しました。必要最低限の機能だけオンにし、スリープモードに移行します』

 

俺とアイは眠りに着いた。少し疲れたな。

 

 

 

---テレサ・テスタロッサ---

 

歌舞伎町の住処に帰り着いた。ジョンの部屋に急ぐ、私。だけど…

 

「テッサ!」

 

懐かしい声に呼び止められた。あれ?なんで生きているんだ?宗介…

 

「相良君?」

 

「あぁ、肯定だ」

 

「相良君♪」

 

宗介に駆け寄り、抱きつく私。これが、プレゼントか?サプライズ過ぎる…ジョンらしいけど。

 

「うん?でも、なんで生きているんだ?」

 

「千鳥には話したが、ジョンに救われたんだよ」

 

ジョンは…宗介の再生を試みてくれていた。宗介が生き返ったから、ジョンの願いが変わったんだな。

 

「で、ジョンは?」

 

「あぁ、海外で紛争が起きて、そこへ救援に向かったそうだ」

 

あぁ、ジョンらしいな。って、私に挨拶無しか?

 

「あのねぇ、テッサ…」

 

香さんから、更なるサプライズプレゼントの内容を聞いた。え?!私に中に、宗介と私の子宝がいる?何時の間に入れたんだ?ジョンの奴は…してやったり顔でVサインを向ける、ジョンの姿が脳裏に浮かぶ。アイツ、こういうこと、好きだからな。良い方向への隠密行動とか。

 

そうなると、ジョンと出来たのでは?あの時、しておけば良かった。う~ん…

 

かなめにも宗介との子宝が、香さんにはリョウさんとの子宝が埋め込まれているらしい。アイツ、こまめ過ぎるだろう。

 

「で、アイツの子宝は?」

 

うん?誰も埋め込まれていないらしい。なんで?

 

「たぶん、ナミちゃんだけでいいと思っているのかもね」

 

って、香さん。そうなのか?私は欲しい…欲しかった…ジョン…

 

 

 

---工藤新一---

 

俺宛に、手紙が届いた、差し出し人は工藤新二とある。アイツか…なんだろうか?

 

『約束通り、蘭と蘭の子供を頼む。俺は、海外で起きた紛争に向かう。いつ帰れるかわからない。それまでの間、頼むよ、アニキ♪』

 

って…傭兵稼業に戻ったのか、アイツは…罪なき子供達の為に、命を張っているんだろうな。俺は何をやっているんだ。今だに塀の中である。

 

数日後、蘭が面会に来た。

 

「子供達には父親が必要なの。ねぇ、罪滅ぼしに、槇村さんの代わりになりなさいよ!」

 

はぁ?アイツの代わり?なんでも、アイツが何も言わずに、海外へ行った為、子供達の夜泣きが酷いらしい。

 

「毎日は、うっとしいから、1ヶ月に1度、子供達に顔を見せなさいね」

 

塀の中の俺…毎日、保釈は無理かと思う。だけど、蘭の目付きは、以前ほど、怒りを持っていない。いや、どこか寂しそうだ。アイツがいなくなったからか?

 

「蘭、お前は、今も、アイツのことを?」

 

「勿論よ。私は槇村凪の妻ですから」

 

だと言う。う~ん、付けいる隙は無いのか?いや、アイツの代わりに…

 

 

 

 

 

 

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