※この作品はR-18です。

戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~   作:道程ケンヂ

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今回はエロはほぼありません。繋ぎのお話です。


EXライド02 『女体開発』

 

『ねえ……♡ 気持ち良いこと、しようよ……♡』

 

 甘い囁き声、媚びる様な視線、艶めかしい唇の動き……たった一言を口にする間に自身の淫らさを十二分に発揮しながら、ミサキは目の前のマイクとカメラに原稿通りに語り続ける。

 

『新たなるセックスと快感が、アタシの体を熱くする……♡ 性の悦びを知った少女は、更なる快楽に身を蕩けさせていく……♡』

 

 どの台詞をどの様に語れば男の興奮を煽れるのか、ミサキはそれを肌で感じ取っていた。男が喜び、燃え、肉欲を滾らせる声色でナレーションを続ける彼女は、これが二回目の収録だというのにも関わらず、慣れた様子で自分の出演作品のCMナレーションを行っている。

 4月に『E-ROSS』に立ち寄ってから、早2か月。その間、延々と男たちの欲望をその魅力的な躰に浴びせ続けられていたのだがら、当然と言えば当然だろう。ミサキは、男を喜ばせる術を知り尽くした立派な淫乱娘へと成長を果たしているのだ。

 

『スタンダードなセックスに加え、アナル開発からの尻穴処女喪失、マジックミラー号での疑似露出、更には無様なドスケベケツ振りダンスの4プレイを収録♡ 総時間は360分越えの大ボリュームで、アタシの心と体が開発されていく様をお見せするよ……♡』

 

 一つ、また一つ、ミサキの中で当時の思い出が蘇って来る。そう遠くない過去のはずなのに、何故かずっと昔のことに感じるのは何故だろうか? そんな疑問を心の中で浮かべながら、ミサキは自分の体がじわじわと熱を帯び始めていることを感じていた。

 

『MIV(ミサキイメージビデオ)第2弾【女体開発】、5月25日発売っ♡ 初回特典として、アナル洗浄と熟成精液を排泄するアタシの映像を収録した特別ディスクが付いて来るよ♡ 無くなっちゃう前に買ってよね……♡』

 

 羞恥心に声を上ずらせつつも、それが良い味を出していることを確認したゲンは、ミサキへとOKの合図を送った。彼の許しを得たミサキはほっと胸を撫で下ろし、収録スタジオから出て近くの椅子へと腰を下ろす。

 

「お疲れ様、ミサキ。随分とナレーションが上手くなったじゃあないか」

 

「どんな風に喋れば良いのかがイメージ出来てるだけだよ。毎日ヴァンガードしてるから、イメージ力が付いたんじゃないかな?」

 

「はははっ! イメージ力ねぇ……? 毎日してるのは、ヴァンガードだけじゃあないだろう?」

 

「あぁんっ……♡♡♡」

 

 ミサキの言葉を笑い飛ばしたゲンは、手を伸ばして彼女のたわわな胸を両手で掴んだ。突然の愛撫にも抵抗することなく、むしろ歓びの嬌声を上げたミサキは、体をもじもじとくねらせながら胸を揉むゲンの手付きに意識を集中させていく。

 

「ミサキの胸、最初の頃よりもいやらしくなったな。大きさも柔らかさも感度も、かなり成長したみたいだ」

 

「ふぅんっ♡ そりゃ、『E-ROSS』に行く度に、はぁっ♡ 揉まれ続けてれば、はうっ♡ こうなるに、決まってるじゃん……くぅぅっ♡」

 

「ククク……! ミサキも今では、店の中で全裸で過ごす様になったもんなぁ! 全裸でファイトして、いやらしいイメージ押し付けられて、エロい罰ゲームを受けて、それで感じる淫乱娘になっちまったんだ。ちょっと弄られただけでまんこがちんぽ咥え込む準備整えちまうのも、当たり前か!」

 

「はぁぁぁぁぁんんっっっ♡♡♡」

 

 片手でズボンをずり下げ、もう片方の手で全裸のミサキを抱き寄せ、反転させ……大きく怒張した己の肉棒とぐっちょりと濡れているミサキの性器を触れ合わせたゲンは、そのまま一息に彼女の最奥を貫いた。

 ずんっ、という圧迫感がミサキの膣内に響き、子宮が亀頭に叩かれる。処女を奪い、自分を開発し続けた最愛の肉棒の感触にうっとりとした表情を浮かべるミサキは、体重をゲンに預けて彼の成すが儘にされる様に自由を明け渡した。

 このまま激しいセックスを夜通し行ってくれるのだと、ミサキは期待する。しかし、ゲンはそんな彼女を後ろから抱えたまま椅子に座り直すと、むにむにといやらしい手付きでミサキの豊かな乳房を弄りながら世間話を始めてしまった。

 

「そういえばミサキ、今度の木曜日から学校が4連休なんだってな? 確か、校舎の緊急設備点検をやるんだろう? 部活も何もかもがお休みで、学校内には誰も立ち入っちゃいけないとか……」

 

「えっ!? な、なんで知ってるの……?」

 

 快感を焦らされているミサキは、ゲンが自分がまだ報告していない情報を知っていることに驚き、一時的に意識を覚醒させた。しかし、驚くのはまだ早いとばかりに微笑んだゲンは、ミサキが今日、伝えようとしていたもう一つの情報も口にし始める。

 

「それとまったく同じ時期に、町内会の温泉旅行で親御さんも出かけるんだろう? 木曜日の早朝に出発して、帰って来るのは日曜日の深夜。その間、ミサキの働いてるカードショップもお休みになる……つまり、ミサキは4日間もフリーな時間があるってことだ」

 

「え? え? えっ……? な、なんでそこまで……?」

 

 ミサキは、ゲンの情報収集速度に驚いて目を丸くしていたが、そこでとある可能性に思い当たった。それは、この二つの情報を知った時に、ミサキがふと思ったことでもある。

 これはどう考えたって都(・)合(・)が(・)良(・)過(・)ぎ(・)る(・)。同じ日付、同じ時期に、まるでミサキの予定をまるっきり空ける様にして、二つのイベントが起きた。木、金、土、日と、4日もの日々を自由に使えることに困惑していたミサキは、震える声でゲンに思いついた可能性について問いかける。

 

「まさか……ゲンさんが、裏で糸を引いてるの?」

 

「ああ、そうだ。全ては俺の差し金さ。宮地学園の学園長とも、ミサキの住んでる町の町内会長とも、俺は顔見知りでね。少し我儘を聞いてもらったってわけだ」

 

 何でもないとばかりにミサキの問いかけを肯定したゲンは、机から三冊の冊子を取り出して机の上に放り投げる。その内の『宮地学園点検のお知らせ』と『春の温泉旅行・町内触れ合いの会』と書かれている冊子を目にしたミサキは、ごくりと唾を飲み込んで緊張に心臓を高鳴らせた。

 まさか、ゲンにここまでの権力があったとは……。ミサキの通う学校も、住む町も、ゲンがその気になれば彼の想いのままになってしまう。そのことを知ったミサキは、自分が相当に凄い相手と体を重ね合わせていることに驚きを禁じ得なかった。そして、同時に彼がここまで大掛かりなことをする以上は、何かしらの企みがあることを悟り、今日はそれを教えるためにミサキを呼んだのだと理解して、彼女は静かにゲンの言葉を待つことにした。

 そうして、大人しくなったミサキの前に、ゲンは残る最後の一冊の冊子を見せつけた。その表紙に踊る文字を見たミサキは、唖然とした表情でその文字を声に出して読み上げる。

 

「『戸倉ミサキ・第三弾AV撮影会』……会場・宮地学園!? あ、アタシの通う学校で、AVの撮影をするってこと!?」

 

「ああ、そうさ。楽しそうな企画だろう? うん?」

 

 驚きに眼を見開くミサキを愉快気に見つめるゲンは、冊子をめくる彼女の乳首をちょこちょこと刺激しながら反応を愉しみ始めた。ミサキは、そのもどかしい快感に体を震わせながら、この企画の詳しい内容を探るべく懸命に冊子を読み続ける。

 ミサキが手にしている冊子には場所や時間のことは書かれていたが、詳しく何をするのかは記載されてはいない。ゲンは、少しでも情報を知りたがるミサキのため、ほんの少しだけ彼女にネタバレよろしく企画説明を開始してやった。

 

「実は、宮地学園の設備点検なんていうのは真っ赤な嘘なんだ。業者は1日たりとも来ないし、そもそも設備点検なんか行う予定もない。ただ、宮地学園を封鎖して、作品の撮影スタジオとして使うために仕組んだ方便なんだよ」

 

「じゃ、じゃあ、本気で学校でAV撮影するつもりなの……!?」

 

「当たり前だろう? そのために、色々と手を回してミサキの予定を確保したんだ。4日の間、宮地学園には人っ子一人やって来ない。町内会の旅行でご近所さんも留守。ミサキが何をしようとも、それを知る人物は何処にもいないってわけだ。当日の朝、親御さんが出かけたら迎えに行くよ。必要なものは全部こちらで用意するから、手ぶらで車に乗り込んでくれて構わないぞ」

 

「で、でも、なんでそんなことを……?」

 

「ん~……? まあ、これはヴァンガードで言う『エクストラブースター』って奴さ。ちょっと特殊なシチュエーションで、普段では絶対に味わえない快感を愉しむ作品を作りたくってね。ミサキが普段、勉強して、運動して、友達とお喋りして……って、普通の学園生活を送っている場所で変態セックスをしたら、物凄く面白いことになると思わないか?」

 

 ドキリと、ミサキの心臓が跳ね上がった。それは、ゲンの言葉の意味を理解し、それを想像した瞬間に訪れた、一種の天啓の様なものであった。

 つまらない授業を受ける教室で、そう楽しくもない運動を行う体育館で、毎日の様に歩く廊下で、用を足すトイレで、本を読む図書室で、他にも様々な場所で……名門校と呼ばれる宮地学園の中で、全裸になって男たちと性交に耽れたら、どれだけ刺激的な日々になるだろうか。自分の席を愛液で汚し、体育館で全裸になり、男に抱えられながら廊下を渡り、トイレで精液便所となって、図書室で男に犯され……宮地学園の至る所で快楽に浸れたら、どれほど素晴らしい日々を過ごせるだろう。

 普通ならば出来る訳がない。様々な障害が立ち塞がるこの変態行為に臨めるはずもない。だが、それが叶ってしまう。ミサキがただ、この企画にさえ賛成してしまえば、淫らで楽しい4日間を過ごすことが決まってしまうのだ。

 

「は、はは……♡♡♡ あははははははははっっ♡♡♡」

 

 当然、ミサキが反対することはなかった。狂った様に笑い、ゲンに視線を向け、ぶんぶんと首を縦に振って了解の意を示す。そうして、企画書の最後のページを見つめながら、彼女は甘い声で囁く。

 

「戸倉ミサキ、主演作品第3弾及びEV(エクストラビデオ)第1弾【学園の淫姫(みだらひめ)】……♡ 良いじゃん! すっごく面白そう! 学校にお泊りだなんて初めての経験だよ! 今から楽しみだね……♡」

 

「ははははは! ミサキもそう言ってくれると思ってたよ! それと、今回の男優は俺を含めた『E-ROSS』の皆にお願いしてあるから、気兼ねなく皆とセックス出来るぞ!」

 

「え、ホントに!? うわ……♡♡♡ そっか……皆と4日もお泊り合宿して、毎日エッチしまくって、それを記録してもらえるんだね……♡♡♡ ふふっ♡ 凄く、興奮しちゃうな……♡♡♡」

 

 『E-ROSS』の男たちと過ごす淫らな学園生活に思いを馳せ、ゾクゾクと背中を駆け抜ける震えに心地良い痺れを感じるミサキ。うっとりとした表情のまま、『学園の淫姫』の企画書に目を通した彼女は、来たる撮影日への期待に心臓をときめかせながら、瞳を閉じてゲンと熱いキスを交わしたのであった。

 

 

 




ミサキのCMのナレーション、実は本家ヴァンガードのブースターパックやデッキのCMを模して作っています。気になる方はちょっと調べてみても面白いかもしれません。
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