戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~ 作:道程ケンヂ
「……ククク、良い感じだな。気分はどうだ、ミサキ?」
「あぅ……♡ あ、あぁ……♡」
地獄の様な放置プレイを受けたミサキは、たった2時間で完全に憔悴しきっていた。火照り、発情し、男を求める体を無理矢理に抑え込まれ、その状態で更に興奮剤を吸引したのだ、無理もない事だろう。
落ち着くことも、体を鎮めることも許されないこの2時間は、ミサキの限界をとうに超えた領域へと彼女を導いていた。意識はぼんやりとしながらも体は昂っている状態。後は、その心を覚醒させるだけだ。
「これが欲しいか? 答えてみろ」
「あ……♡♡♡ うん、うんっ……♡♡♡」
既に全裸になっている男たちが、ミサキに自身の肉棒を見せつける。怒張し、血管を浮き上がらせ、芳醇な臭いを放つペニスを前にして、ミサキはごくりと息を飲み、大きく頷いた。
自分に最高の幸福を与えてくれるモノ。快感を生み出し、自分を支配する男の象徴……ミサキは男たちの下半身から目を離せなくなり、口の中に一杯の涎を湧き出させている。拘束を解き、ミサキに体の自由を取り戻させた男たちは、彼女の個室の外に引っ張ってから命令を下した。
「まずはおねだりだ。心を込めて、誠心誠意、俺たちにちんぽを強請れ。出来る限りいやらしく、そして無様にな」
「はい、わかりました……♡♡♡」
恵みを与えてもらえる。快楽、情熱、迸りを、授けてもらえる。そう思えば、ミサキの心からは恥や迷いといった感情は何の意味もなさない物になってしまう。本気汁でぐちょぐちょに塗れた性器と尻穴を男たちとカメラの前に曝け出し、左右にゆっくりと振ったミサキは、甘い声で男たちへと懇願の言葉を口にした。
「い、淫乱肉便器の戸倉ミサキは、おちんぽが欲しくて堪りません……♡♡♡ アタシの体、好きに使って下さいっ♡ おまんこもアナルもおっぱいも、全部皆のおちんぽを気持ち良くするために使って欲しいですっ♡ だから、だから――っ♡」
便所の床に、膝を付く。流れる様な動きで頭を下げ、ミサキは見事な全裸土下座を披露する。恥も外聞もなく、ただ燃え上がる肉欲を満足させて欲しいと、そう願う彼女は心の底からの願いを男たちへと叫んだ。
「だからっ♡ アタシとセックスして下さいっ♡♡♡ 皆の逞しいおちんぽをアタシにぶち込んで、何度もイかせてくださいっ♡ お願いしますっ♡♡♡」
布団の敷き詰められた教室へ連れ込まれる。既に男たちも全裸になり、怒張した肉棒をミサキに見せつけて彼女の興奮を煽る様に振舞っていた。学校案内から始まり、興奮状態で2時間のお預けを喰らったミサキには、もう前戯など必要もあるはずがない。
一人の男が布団に寝そべり、ミサキへと手招きした。その導きに従い、ふらふらとした足取りで歩み寄ったミサキは男に尻を向け、がに股の下品な格好で肉棒に跨ると、そのまま一息に腰を落として肉棒を膣に迎え入れる。
「ふぅぅうぅぅぅうぅぅっっ♡ あ、あ……っ♡ ちんぽ、きたぁ……っ♡ んぐっ♡ これ、まってたんだぁ……♡」
待ち望んだ熱、硬さ、感触。その全ての感覚が膣に届けられることにミサキは感激の言葉を口にした。安堵の溜息にも近しい甘い吐息をゆっくりと吐き、尻をぐりぐりと動かしてはじっくりと肉棒の感触を堪能するかの様に膣を絡めては快楽を貪っている。
びくびくと震え、舌を垂らして喘ぐミサキ。しかし、男たちはそんな彼女に更なる快楽を与えるべく、次なる行動を開始した。
「ほら、ちんぽ1本で満足してる場合じゃないぞ? ここにはまだたっくさんのちんぽがあるんだからな……!」
「あ、は……♡ ほんと、だ……♡」
三人の男が、ミサキの眼前に己の膨れ上がった肉棒を突き出した。硬く熱く、雄の臭いをぷんぷんと放つそれを前にして、ミサキは口内を涎で一杯にして自分の本能のままに動く。
両手に1本ずつ、そして口の中に最後の一本を咥え、丁寧に奉仕する。手に感じる肉棒の硬さと、濃厚な味に意識を蕩けさせながら、同時に腰を動かしては膣内の肉棒を締め付けながら卑猥な舞踏を披露し始めた。
「んじゅっ♡ んんぐっ♡ んうぅっ♡ んおっ♡ んんんんんっ♡ んん~~~っ♡ はっ♡ はっ♡ れろっ♡ んぅっ♡ ちんぽ、美味しいよっ♡ おまんこと口、みんなのおちんぽの味を堪能してるっ♡」
「上の口も下の口もちんぽだらけで幸せそうだな? 気持ち良いか、ミサキ?」
「サイッコー♡♡♡ 我慢してた分、体がちんぽの感触を敏感に感じ取ってる気がする……♡ いつも以上に、気持ち良いかも……♡♡♡」
「そりゃあ良かった。俺たちの命令に従って良かっただろ? な?」
「うんっ♡♡♡」
無意味にミサキを虐めていた訳ではなく、先ほどまでの行為はこの深い快感を教えてくれるための準備だったのだと知ったミサキは、満面の笑みを顔に浮かべながら肉棒にしゃぶりつく。湧き上がる快感は幸福感となってミサキの体を包み、その幸福感は男たちへの愛情へと変わって彼らへの奉仕をより丁寧なものへと昇華させていった。
ミサキの体は敏感さを限界以上に引き出している様だ。既に何度も達し、挿入している男の腹に愛液を大量に垂れ流している。下から突き上げる様に激しくミサキにピストンを繰り出す男は、彼女の膣が止めどなく痙攣を続けていることを肉棒で感じ取っていた。
「すげーイキっぷりだな。ミサキのまんこ、ずっとイキっぱなしになってるぞ!」
「喉も痙攣しっぱなしだぜ! ちんぽが恋しくてたまんねえって感じだな!」
「だって、しょうがないじゃんっ♡ あんだけお預けされて、こんなに気持ち良いことされたら、ちんぽ好きすぎてイキまくるに決まってるじゃんかっ♡♡♡」
「はははははっ! そうだな! ミサキは悪くねえよな! 元々、ちんぽ大好きの淫乱ちゃんだったんだ。それを徹底的に躾けられたら、こんな風になるのも当然のことだわなっっ!!」
「きゃひぃいぃいいいっっ♡♡♡」
容赦のない強烈なピストンを受けるミサキ。子宮が押し潰され、激しい快楽が全身を駆け巡ることを感じ、そのまま体を脱力させて後ろに倒れ込んでしまう。股間からはあまりの快感に緩んだ膀胱が失禁を披露し、布団に黄色い染みを作り出していた。
バチバチと脳内で電気信号が弾け、思考を纏まらせてくれない。アヘ顔を披露しながらひぃひぃと弱々しい吐息を漏らすだけの存在となっていたミサキであったが、男たちはそんなミサキに容赦もへったくれもなく、更に数を増やして彼女を取り囲んだ。
「休んでる暇はないぜ? まだまだこんなにちんぽがあるんだ、気張って相手しろよ」
「んじゃ、もっと気持ち良くなってもらうとするか! ぶっ壊れない様に気を強く持つんだぜ!」
「あ、へ……? んごぉおぉおぉっ♡♡♡ おぉおおぉおおんんっ♡♡♡ ほあぁあぁああぁあぁあぁああぁっっ♡♡♡ あぶっっ♡♡♡ んぶぅうぅうっっ♡♡♡」
膣から肉棒が引き抜かれ、腰を浮かされ……無数の男たちに取り囲まれながらも、ミサキは自分が何をされるのかを理解出来ていなかった。菊門と膣口に亀頭を宛がわれたとしても、そこからどうなるかを予想することが出来なかった。
次の瞬間、ミサキの二つの性器穴は、男たちの逞しい欲望によって貫かれた。膣も、アヌスも、肉棒によって侵略されてしまった。
膣の激しく弾ける快感と、アナルの重く深い快感。その二つがぶつかり合い、薄い粘膜を隔てて肉棒同士も擦れ合う。まったく未知の強すぎる快感はミサキの心を一瞬で支配し、快楽に屈服しているミサキの体は、ただ挿入されただけで数え切れぬほどの絶頂を迎えることとなる。
男たちはその状態で彼女の両手に肉棒を掴ませ、口元に肉棒を顔の左右から突き出し、豊かな乳房に陰茎を押し付ける。総勢8名の男たちがミサキの体に群がり、全身を性処理の道具として扱う様は、ミサキが肉便器としてこの場にあることを強く自覚させた。
「ふあぁぁぁあぁっ♡♡♡ おちんぽぉ♡ ちんぽぉっ♡ おいひっ♡ あちゅいっ♡ きもちいいよぉっ♡」
完全に奴隷覚醒したミサキは、絶頂を繰り返しながらも肉便器としての奉仕を肉棒に開始する。膣と尻穴を締め、両手の肉棒を扱き、舌を伸ばして目の前の陰茎を舐める。硬く勃起した乳首と柔らかい乳房を自由にさせ、全身を包む快楽に腰を痙攣させれば、それが男たちのピストンに合う腰の動きとなって性交の快楽を更に深めてくれた。
全身をペニスに支配され、何の抵抗も出来ないミサキ。しかし、彼女はこの状況を悦ばしく思い、そして幸福感を得ていた。快楽、その言葉のみがミサキの心を掌握し、それを与えてくれる『E-ROSS』の男たちを心から尊敬し、愛する。ミサキは、彼らの欲望を満足させられることを幸せに思っているのだ。
「良い具合のふわとろまんこじゃねえかっ! ミサキ、また一段とエロくなったなっ!!」
「ケツ穴もキツキツで気持ち良いぜぇ! この調子でけつまんこも最高のちんぽ穴に変えてやるよ!」
「美味しそうにちんぽ舐めやがって……! 本当にミサキはエロい娘だなぁ……! ちんぽに囲まれて嬉しいだろ? なぁ?」
「う、んっ♡♡♡ 最高に、嬉しいよっ♡♡♡ アタシ、みんなとセックス出来て、最高に幸せだよっ♡♡♡ おちんぽ合宿、サイコーっ♡♡♡」
いやらしい娘だと、極上の肉体だと男たち褒められ、ミサキの中の充足感は最大級に弾けた。イキっぱなしの体は更に激しく痙攣を始め、全身を囲む肉棒を更なる快楽に導く。何もかもを曝け出し、淫乱としての本性を覚醒させたミサキは、自分が今まで達したことのない絶頂を迎えようとしていることを感じ取り、狂った様に叫び出す。
「イクっ♡♡♡ 凄いのくるよっ♡ みんなも、一緒にイこうっ♡ アタシのスケベまんこ、ケツ穴っ、おっぱい、全部使って一緒にイこうっ♡♡♡ アタシのっ♡♡♡ 肉便器ミサキのっ♡ 全力アクメ、しっかり見てぇぇっっ♡♡♡」
興奮のままに、あらん限りの声を上げてミサキは叫ぶ。全身を襲う肉棒の感触に体を震わせ、響く快感に全てを委ね、絶頂へとひた走っていく。段々と切なく硬くなる肉棒たちもまた限界が近いのだと、そう悟るミサキもまた最大級の絶頂を目の前にして意識を蕩けさせていた。
口の中に広がる雄の臭い。鼻を衝き、脳まで一気に突き抜ける芳醇な香りはミサキの理性を溶かしてしまう。この雄の滾りこそが、自分を支配するものなのだと理解して、全てを差し出してしまう。
両手と乳房で触れる肉棒の硬さと熱が、その思いを更に高めた。雄々しく、立派な男性器は自分に快楽をくれる。絶対的な服従を誓い、彼らに愛情を持って接することで幸福を得られるのだと、ミサキの心に男たちへの絶対的な崇拝を刻み込む。
そして女性器と尻穴を貫く肉棒は、ミサキに最高級の快感を味合わせていた。膣を突かれれば、鋭い快感が子宮と肉襞を襲ってミサキに潮を噴かせる。尻穴は背中を震わせる鈍い快感と延々と続く排泄感を伴う感覚をミサキに与えてくれる。それが交互に、時には同時にやって来るのだ。知っている筈の快楽が二つ合わさることで、その感覚は何倍にも膨れ上がっていた。
突かれてイキ、抜かれてイク。ミサキの下半身は完全にペニスに支配され、媚びに媚びて快楽を貪っている。いや、下半身だけではない。上半身、全身、そして心までも、ミサキの全ては、とっくに『E-ROSS』の男たちによって支配されてしまっているのだ。
(気持ち、よすぎるぅっ♡♡♡ おまんこっ♡♡♡ けつまんこっ♡♡♡ おかしくなるぅうっっ♡♡♡ 口の中も、胸も、体中全部、ちんぽだらけ……♡ こんな風に滅茶苦茶にされてるのに、幸せだとしか思えないっ♡♡♡ アタシ、本当に淫乱娘にされちゃってるよぉっ……♡♡♡)
子宮を叩く。尻穴から引き抜ける。乳首を刺激する。喉奥を突く。鼻腔を臭いが通り抜ける。両手の中でびくびくと震える。自分を快楽の高みに導いてくれる。
肉棒、ペニス、男性器、その名は幾らでもある。その中で最も卑猥で、淫らな呼び名を選んだミサキは、絶頂を迎える寸前に心の中の想いを全力で叫んだ。
「ちんぽぉぉっ♡♡♡ おちんぽさいこうだよぉっっ♡♡♡ アタシのからだっ♡♡♡ もっともっと犯し尽くしてぇぇぇっっ♡♡♡ みんなの、立派なおちんぽでっ♡♡♡ 戸倉ミサキのスケベな体を躾けてくださぃいぃいぃいっっ♡♡♡ 淫乱女子高生のミサキの体、ザーメン塗れにしてぇぇぇっっ♡♡♡」
無様に体を震わせながら叫んだミサキの口の中に太い肉棒が突き込まれた。喉の奥深くまで辿り着き、大きく震えた後でそこに鎮座した肉棒の味を舌で感じたその瞬間、ミサキは過去最大級のアクメを迎えて激しく体を痙攣させる。
食道に、乳房に、顔に、腸内に、子宮に……夥しい量の、獄熱のマグマの様な精液がぶちまけられた。この日のために禁欲して来たであろう男たちの射精はとても長く、吐き出される精液も信じられない程に濃い。生臭い、クラッシュゼリーの様な粘度を誇るそれがミサキの全身を覆い、彼女の体を白くデコレーションしていく。
外側も、内側も、男たちの欲望によって汚されるミサキ。だが、彼女はその感覚に快楽を感じ、幸福感を得ていた。彼らの欲望を受け入れることを幸せに感じ、それによる快感を心に刻みつけられることで、ミサキは更に淫らに進化するのだろう。
「あ、うっ……♡♡♡ あぁ……♡♡♡ おちんぽ汁、いっぱい……っ♡♡♡ すごい、あつい……♡♡♡ ドロドロで、雄臭くって、アタシの子宮がきゅんきゅんしちゃうよ……♡♡♡ イメージを押し付けてもらってなかったら、絶対に妊娠しちゃってる……♡♡♡」
体の内外を満たす男の精液の感触にうっとりとした表情を浮かべ、恍惚とした呟きを漏らすミサキは、顔にこびり付いた精液を指で掬うと舌先でそれを舐め、じっくりと味わいだす。濃厚な雄の精に舌鼓を打ち、胸をときめかせていた彼女であったが、その眼前に男たちが肉棒を突き出した途端、無我夢中になってそれにぶしゃぶりついた。
「んじゅぅううっっ♡♡♡ んぞぞぞぞぞっっ♡♡♡ じゅうるうぅうぅうっっ♡♡♡」
唇を伸ばし、ひょっとこの様な無様な顔を晒すミサキ。つい先ほどまで自分を犯していた肉棒に懸命に奉仕し、それについている汚れを舌で舐め取って綺麗にした彼女は、次々と男たちのペニスを口で掃除していく。
自分を気持ち良くしてくれた男たちへの感謝の表れ、お掃除フェラ。しかしてこれはただの奉仕ではない。汚れた肉棒を綺麗にし、一度射精したことで萎えた肉棒を口での奉仕で再度いきり立たせることによって再び臨戦態勢にするための行い……つまりは、二回戦目を始める準備なのだ。
(ああ……♡♡♡ みんなのちんぽ、また勃起してる♡♡♡ アタシのこと、また犯してくれるんだ……♡♡♡ バキバキちんぽぶち込んで、全身ザーメン塗れにしてくれるんだっ♡♡♡ 嬉しいっ♡ 凄い嬉しいっ♡♡♡)
和式便所に跨る様な姿勢になっていたミサキの股座からは、嬉ションと潮噴きが断続的に飛び出していた。興奮による絶頂が彼女の期待を更に煽り、部屋中に充満する卑猥な臭いがその感情を更に高める。ぶちゅっ、ぶぴっ、という放屁音にも似た下品な音を響かせるミサキの両穴は、男たちの肉棒を受け止める瞬間を今か今かと待ち侘びているかの様に蠢いていた。
やがて……射精を行った男たちの肉棒を全て掃除し、その滾りを復活させたミサキは、その場で床に頭を擦り付ける土下座の姿勢を取った。精液塗れの体と未だにザーメンを溢れさせている両穴をカメラの前に曝け出しながら、ミサキは男たちに再度懇願を行う。
「お願い、します……♡♡♡ 今日一日、アタシのことをおちんぽ漬けにしてくださいっ♡♡♡ 口まんこ♡ 乳まんこ♡ けつまんこ♡ おまんこっ♡♡♡ 全部皆さんのおちんぽ様に捧げますっ♡♡♡ ここからは、ミサキの全身でおちんぽ様を気持ち良くするご案内をしますからっ♡ 全身まんこのミサキのスケベボディを犯し尽くしてくださいっっ♡♡♡」
無様で淫らな全裸土下座を決めたミサキは、肉棒に媚びる宣言をして更に無様な存在へと身を堕とす。男たちはそんな彼女のことをニヤついた表情で見つめた後、その願いを叶えるためにいきり立つ肉棒をミサキの魅力的な肢体へと向け、欲望を吐き出し続けたのであった。
その日の乱交、もとい撮影は夜遅くまで続けられた。学校の一室で男たちに輪姦され続けたミサキは、最終的に指一本を動かすことすら億劫になるほどの疲労感を感じてぐったりと床に横たわることしか出来ない眠り姫と化すことになる。
そんなミサキのことを、男たちは労う様にして優しく労わった。校内のシャワールームに運び、精液塗れになった体と髪を丁寧に洗う。スパンキングの跡がついている体にも軟膏のような物を塗り、赤く腫れたミサキの体を元の傷一つない肌へと戻していく。風呂上りにはボディタオルで水分を拭うと共に、水分補給としてスポーツドリンクをゆっくりと飲ませてもくれた。
セックス時とは真逆のお姫様の様な扱いを受け、今日一日で味わった快楽の甘美さに浸るミサキは、頬を緩めて初日の撮影に充足感を得る。なんだかんだで楽しかったし、気持ちが良かった。これがあと3日続くのかと考えると、大変そうではあるが楽しみでもある。
男たちの献身的な奉仕を受けて体力を取り戻したミサキはその後、随分と遅い夕食を談話室で取る事となった。精力を付けるためなのか、夕食はうな重という豪勢な品であり、しかもミサキの知るそれより数段は美味い。きっと高級な店の品なのだろうと思いながら、彼女が箸を進めていた時だった。
「は~い! ミサキちゃ~ん、こっち向いて~!」
数人の男たちがそれぞれカメラを手にしてミサキに声をかけて来る。彼らの様子からはいやらしいことをしようとしている感じはなく、単純に今のミサキを撮影しに来ただけの様だ。
きっと、作品の初回特典だとか宣伝用のオフショットの撮影なのだろうと考えたミサキは、ぎこちなくも笑みを作りながら手にしている重箱の中身を見せつけて食事中だということをカメラにアピールした。段々と慣れた反応を見せるミサキの姿に口元を歪めて笑みを見せるゲンが見守る中、簡単なインタビューもどきの会話が始まる。
「ミサキちゃん、ご飯は美味しいですか~?」
「ん、美味しいよ。こんなに美味しいうなぎ、初めて食べた」
「頑張って撮影して、一杯セックスしたからね……お仕事の後に食べるご飯は美味しいでしょ?」
「あはは! そうかも……。肉体労働はあんまりしないし、こうして長期の撮影をするのも初めて……って言うか、つい一か月くらい前にデビューしたアタシにとっては、何もかもが初体験、って感じかな?」
聞かれた質問に対し、出来るだけ愛想を良くして答えを返す。通っている学校の中でするセックスはどうだったかと聞かれれば、背徳感があって良いと答えた。今着ているパジャマは私物かと聞かれた時は、これはゲンが撮影用に用意してくれたものであることと、普段寝る時は下着とワイシャツ一枚であることを教え、そのうちその姿もお披露目すると悪戯っぽく笑って答える。冗談抜きに、ミサキはこのやり取りを随分と楽しんで続けることが出来た。あまり人と関わることがなかったミサキからしてみれば、これは驚くべきことである。それも歳が倍近く離れている中年の男たちとの会話を嬉々として進めている彼女の姿など、親代わりのシンであったとしても想像がつかないだろう。
カードファイトの師匠たちと弟子、女優と男優、撮影の協力者と主役……『E-ROSS』の男たちとミサキの関係性を示す言葉は無数にある。だが、そんな言葉で言い表せない程の密な関係を彼女たちは結んでいた。それは『カードキャピタル』にやって来るアイチや櫂と言った同年代の友人たちのそれよりも比べても深く強く、そして大人な関係だと言えるだろう。
楽しく朗らかに会話を続けるミサキと男たち。インタビューの時間はあっという間に過ぎ、質問も最後となる。インタビュアーである男は、カメラを真っすぐにミサキに向けながらその質問を口にした。
「今日の撮影は大変だったけど、明日からも頑張れるかな? 楽しんであと3日を過ごせそう?」
「うんっ♡ 大丈夫だと思う。まあ、皆にも色々協力してもらうから、そこの所はよろしく! って感じかな……」
「よし、良い返事だ! ……じゃあ、明日も撮影だから今日はもうお休みしよっか? ミサキちゃん、今日はお疲れ様でした!」
「はい、お疲れ様。皆も協力ありがとう、明日もよろしくね♡」
インタビューを締める台詞と共にオフショットの撮影が終わることを悟ったミサキは、最後にカメラに向けて慣れないながらもピースサインを作って見せた。愛らしい少女としてのアピールと十分な撮れ高を得たカメラ班は、その映像を最後に機器のスイッチを切る。
食事も終え、風呂も終え、撮影も終え……一日のスケジュールは全て終えた。男たちに言われた様に、今日はもう休もうとしたミサキであったが、そんな彼女の前にゲンが座ると一冊の台本冊子を差し出す。
「ミサキ、今日はお疲れ様。良い画が取れたよ、順調な滑り出しだ。疲れている所に悪いが、これが明日の台本になってる。目を通しておいてくれ」
「OK、わかった。えっ、と……?」
ゲンから渡された台本に視線を向けるミサキ。撮影前日の夜に台本を手渡されても、通常なら困ってしまうことだろう。台詞を覚えることも難しいし、流れを追うことだけで精一杯になってしまうからだ。
しかし、ミサキには常人離れした記憶力がある。彼女にしてみれば、一回台本の内容を見ることが出来ればそれで十分だ。一度見たものは瞬時に記憶出来、しかも忘れない。そう言った意味では、ミサキはこの企画にぴったりの逸材と言えるだろう。
ぱらぱらと台本のページをめくったミサキは、それだけの行為でその内容を全て頭の中に叩き込んでしまった。冊子を閉じ、表紙を見つめながら、ミサキはクスリと笑みを浮かべて呟く。
「なるほどね……明日はこんな感じなんだ……♡♡♡」
「AV業界も色々と進化してるからな。まあ、デビューしたてのミサキには逆に丁度良いかもしれないぞ」
「ふふっ! でも、演技しなきゃならないのかぁ……。アタシ、上手くお芝居出来るかな?」
「大丈夫さ、その辺に関しては脚本も考えてある。普段のミサキのイメージで居てくれればそれでいい」
「ん、なら安心、かなぁ……?」
やや困惑した様に、それでも初めての体験に胸の高鳴りを抑えられないと言った様子のミサキは、視線を落として台本の表紙に大きく書かれたタイトルを見やり、その文字を声に出して読み上げる。
「【VR作品 学園カノジョ戸倉ミサキ ~クールな美少女とのエロイチャ学園性活~】……色々詰め込み過ぎじゃない? ま、面白そうだから良いけどさ……♡」
また一歩、淫らな自分へと覚醒する道を進むことを予感しながら、ミサキは手にした台本の内容を頭で反芻し、それに備えたのであった。