※この作品はR-18です。

戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~   作:道程ケンヂ

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今回はファイト回、タイトルで分かる通りにメガコロニー戦です。
少しエロは薄いですが、楽しんで頂けると幸いです。


悪虫軍団

「スタンドアップ! ヴァンガード!」

 

 ファイトスペースに二つの声が響くと同時に光が舞い、双方にファーストヴァンガードが召喚される。

 もはやお馴染みとなっている『ロゼンジ・メイガス』とジョーが率いる【メガコロニー】の先鋒『マシニング・ワーカーアント』の二体が姿を現すと共に試合の開始が宣言され、先攻のジョーが早速プレイングを開始した。

 

「俺のターン! まずはライド! 『マシニング・ホーネット』!」

 

 真紅のボディ煌く甲虫機兵にライドしたジョーは、そこでターンを終了した。なんてことのない立ち上がりだが、『メガコロニー』は後半になればなるほどこちらを苦しめるプレイングを展開してくる。

 そのクラン特性を頭の中に思い浮かべながら、ミサキは慎重に今回のファイトの戦略を練り続けていた。

 

(『メガコロニー』……相手のユニットのスタンドを封じたり、自身のリアガードをレストすることで多彩な効果を発揮する上級者向けのクラン。対戦相手への妨害と自身のユニットの強化によってパワー差を作りだして攻めるのが特徴、だったよね)

 

 『メガコロニー』もまた、ミサキの『オラクルシンクタンク』と同じ【プロテクト】のギフトを持つクランだ。つまり、長期戦に強いクランと言えるだろう。

 であるならば、出来る限り早めに決着をつけることでクランの真髄を見せる前にファイトを終わらせたいところではある。短期決戦による早期決着を目指すことにしたミサキは、手札からユニットをコールすると一気呵成にジョーへの攻撃を宣言した。

 

「ヴァンガードの『サークル・メイガス』と『オラクルガーディアン ジェミニ』でアタック!」

 

「ノーガードだ」

 

 恥部を曝け出したままの麗しい美女と機械仕掛けの天使による連続攻撃がジョーのユニットにヒットした。トリガーを引くことは叶わなかったものの、これでダメージは2。序盤に付けられる差としては十分過ぎるほどだろう。

 上々の戦果を挙げてターンをジョーへと返したミサキであったが、決して油断はしていなかった。先ほども述べた様に『メガコロニー』の本領発揮はファイトの後半から、序盤からガツガツ攻めてくるクランでない以上、この程度の有利はあってないようなものと考えるべきだろう。

 気を引き締め、ジョーのプレイングに集中するミサキ。ジョーもまた、そんな彼女の予想を裏切ることなく、巧みなプレイングを見せる。

 

「まずはライド、『ブラッディ・ヘラクレス』! 後列に『ファントム・ブラック』を、前列に『マシニング・マンティス』と『ウォーター・ギャング』をそれぞれコールだ!」

 

 一気に4枚の手札を消費し、盤面を整えるジョー。ただコールしただけではなく、そこから更にそのユニットたちの効果を使用して万全の体制を作り上げていく。

 

「『マシニング・マンティス』の効果、カウンターブラスト1でパワーを+6000し、山札から6枚見てグレード3のユニットを手札に加える。今回は『マシニング・スパークヘラクレス』を持って来るぞ」

 

 手札の補充とパワーの強化を同時に行ったジョーのプレイングに舌を巻くミサキ。これで彼は次のターンにライドする強力なユニットを手にすることが出来た。

 じりじりとジョーの思い描く展開になりつつあることを自覚しながら、ミサキはなおも続く彼のプレイングに意識を集中させる。

 

「よし、アタックだ! まずはブーストを受けた『ブラッディ・ヘラクレス』でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

 『ブラッディ・ヘラクレス』にはアタックのヒット時にカウンターチャージの効果があることを知ってはいたが、それを意識するあまり手札を余分に消費するのは悪手だ。そう判断したミサキは、ダメージを受けることを選択した。

 結果として、ジョーはドライブチェックによってドロートリガーを引き、すっぱりと防御を諦めたミサキにとっては必要以上のガード値を支払うことも手札を消費することもなく、1点のダメージで攻撃を受けることになった。

 

「ふむ、思い切りが良いね。ギリギリのパワーでガードしてたら、こちらにとっては最高の結果になってたんだけどな……」

 

「アタシも少しは成長してるってことだよ。あ、ダメージトリガーは無しだね」

 

 デッキトップを捲り、そこになんのマークも無いことを確認したミサキは、ごくりと息を飲みながらそれをダメージゾーンへと置いた。

 無論、今回のファイトもただのファイトではない。あのファイトスペースで行う、ミサキにいやらしい罰ゲームを強いるカードファイトなのだ。

 であるならば、このダメージによって何らかの罰が自分に下されるのだろう。恐怖と期待が半々という感情のままにカードを置いたミサキは、その瞬間に自分の体が光に包まれる光景を目の当たりにして、驚きに目を見開く。

 

「えっ!? な、なにっ!?」

 

 自分の首から下を包む桃色の光に面食らったミサキであったが、その光が爪先から徐々に消えていくと同時に再び驚くこととなる。全裸であったはずの自分の身にはぴっちりとしたボディスーツが身に纏われており、他にもブーツやら手袋やらの小物が体の各部に出現したのだ。

 ミサキの豊かなプロポーションをありありと見せつけるピンク色のボディスーツを目にしたミサキは、この出で立ちにどこか既視感を感じた。そして、即座にそれがヒーロー番組で見る女戦士の格好であることに気が付くと同時に、彼女の頭部にもバイザー付きのヘルメットが装着されたではないか。

 

 一体、これはどういうことだろうか? 服を剥ぎ取られたり、性的な快感を与えられるならばわかるが、服を着せられるペナルティが存在しているとは思わなかったミサキは、この奇怪なコスプレに面食らっていたのだが――

 

「ぐわっははは! 忌々しい女ヒーロー、オラクルミサキめ! これでも喰らえっ!」

 

「えっ!? きゃぁぁぁっ!」

 

 突然に悪役レスラーの様な口調で話し始めたジョーの合図を受けてマシンガンを乱射した『ブラッディ・ヘラクレス』の攻撃に驚きの声を上げるミサキ。咄嗟に両腕を前に出してその弾丸を防いだが、攻撃のショックで地面に倒れ、履いていたブーツと弾丸を防いだ手袋はその衝撃で消え去ってしまった。

 

「は、ふぅ、んっ……♡」

 

 驚きと今の攻撃で受けた僅かな性的な刺激に息を荒くしながら、ミサキは立ち上がる。聡明な彼女はこの一連の流れから、今回の罰の内容を完全に理解していた。

 ミサキの記憶が正しければ、『メガコロニー』は惑星クレイに存在している悪の秘密結社という設定があったはずだ。某特撮番組の怪人も虫系統が多かった様な気がする。何処か悪役めいたユニットが多いのは、そう言った設定が所以なのだろう。

 そして、その悪役たちに対して、ミサキの格好は女ヒーローと呼ぶに相応しいものだ。先ほど、ジョーが自分のことをそう呼んだことからもその設定が正しいということがわかる。

 つまり、このファイトは『メガコロニー』とジョーが扮する悪の軍団VS女ヒーロー『オラクル・ミサキ』の戦いを演出しているのだ。その役割を演じながら戦いを進めるロールプレイと言えばわかり易いだろう。ミサキは、悪に立ち向かう女ヒーローとしての演技を行いつつ、ファイトに臨むことを求められているのだ。

 

「ぐはははは! どうだオラクル・ミサキ、我が怪人の攻撃は効いただろう?」

 

 スーツについた砂を払いつつ立ち上がるミサキを悪役らしく挑発するジョー。そんな彼の姿を見てニヤリと笑ったミサキは、格好付けた動きでビシッと指を突き付け、威勢よく叫んだ。

 

「こんなもの、全然効いちゃいないよ! 悪の軍団『メガコロニー』とそれを率いる北上ジョー! このアタシが絶対にぶっ飛ばしてやるんだから!」

 

 正義のヒーローとして、悪には屈さないとばかりに闘志を漲らせる演技をするミサキの姿は、AV撮影によって磨かれた演技力と彼女の元々の凛々しさが相まって、非常にそれらしく見える。

 ただ一つ、ぴっちりとしたボディスーツのせいでヒーローと呼ぶには些か性的過ぎるのだが……それさえ除けば、ミサキは格好良い女ヒーローそのものであった。

 

「ククク……! そんな余裕を見せられるのも今の内だ! まだまだ我が軍団の攻撃は続くぞ!」

 

「くっ! うあぁぁぁぁっ!」

 

 ジョーもまたノリノリの演技で悪役を演じ、ミサキへの追撃を開始する。

 自身の効果でパワーを上げた『マシニング・マンティス』の電撃攻撃は吸い込まれる様にミサキの体にぶち当たり、彼女の体に激しい痺れと快感を齎した。

 

「う、あぁっ♡ んっ……♡」

 

 電撃を受け、黒く焦げたスーツは一部が破れてしまっている。そこから露になるミサキの素肌にいやらしい視線を向けるジョーと『メガコロニー』のユニットたちの姿に歯を食いしばりながら(これも演技である)、ミサキは続けて飛んで来た三発目の攻撃を何とか防御した。

 

「ふはは、なんとか全弾命中は防いだか。しかし、まだまだ序の口だぞ? お前の敗北は目に見えている!」

 

「黙りな! ここからはアタシの攻撃だ!」

 

 ターンチェンジ。ミサキに攻撃の機会がやって来る。『サークル・メイガス』から『プロミス・ドーター』へとライドしたミサキは、そのまま手札を一気に消費して自分の場をユニットで埋め尽くした。

 

(出し惜しみはしない! ここで決着をつけるつもりでぶつかるんだ!)

 

 全てのサークルにユニットを呼び出したミサキは、万全の攻撃態勢を以ってジョーに挑む。鋭い目つきで彼を睨み、『プロミス・ドーター』をレストしながら、ミサキは高らかに攻撃を宣言した。

 

「ブーストを受けた『プロミス・ドーター』でアタック!」

 

「くっ! ノーガードだ!」

 

「ドライブチェック……ゲット、クリティカルトリガー!」

 

 他のユニットの効果で捲れるカードはわかっていた。クリティカルトリガーをゲットしたミサキは、一気に2点のダメージをジョーへと叩き込む。

 

「ぐわぁぁぁぁっ!?」

 

「まだまだ、いくよっ!」

 

 続けて連撃。トリガーの効果でパワーを上昇させたリアガードの攻撃が『ブラッディ・ヘラクレス』にヒットする。

 爆炎と共に苦しみの声を上げるジョーを見つめて頷いてから、ミサキは勝負を決める最後の一撃を繰り出した。

 

「これで最後! 『イエローウィッチ メメ』でアタック!」

 

 現在、ジョーのダメージは5。この攻撃がヒットすればミサキの勝利となる。あと一歩の所まで彼を追い詰めているのだ。

 いけるかもしれない、ミサキの心の中に僅かな希望が灯った。この『E-ROSS』に来て初めてファイトで勝利を収められるかもしれないと期待した彼女であったが――

 

「手札と場の『マシニング・マンティス』でガードだ!」

 

「あっ……」

 

 呆気無く、トドメの一撃はジョーに防がれてしまった。最後の最後で彼に逃げられたことを悔しがるミサキに対して、ジョーは得意気な表情で語り始める。

 

「流石はオラクル・ミサキだ、この俺をここまで追い詰めたその実力は評価してやろう。しかし……お遊びはここまでだ! 貴様に、真の地獄を見せてやる! ライド! 『マシニング・スパークヘラクレス』!!」

 

 ギリギリのピンチを凌ぎ、反撃。ヒーローのお株を奪う活躍を見せるジョーは、手札から切り札を召喚した。

 蒼い装甲を纏いし機鋼兵……電撃を周囲に弾けさせ、ミサキを激しく威嚇しながら、『マシニング・スパークヘラクレス』は威風堂々とした態度でヴァンガードサークルに鎮座する。

 

「続けてコール! 『マシニング・スターグビートル』! その効果によって、ソウルから『ブラッディ・ヘラクレス』と『マシニング・ホーネット』を横向きでコールだ!」

 

 着々とジョーの盤面が整えられていく。このターンの初めにスタンドした際、ソウルインと引き換えに手札補充を行って場から消えた『ウォーター・ギャング』の位置にコールされた『マシニング・スターグビートル』は、その効果によってソウルから2体のユニットを場に呼び出した。

 レストされた状態であるが故にこのターンは攻撃出来ないはずだが、それでもほぼノーコストでユニットを展開するジョーのプレイングにミサキは驚愕を隠し得ない。

 だが、そのプレイですらもまだ序の口だとばかりに、ジョーはユニットたちの更なる効果を発揮してミサキを攻め立てる。

 

「『小隊長 バタフライ・オフィサー』をコール! 効果でこのカードをレストしつつ、『マシニング・ホーネット』のパワーを+10000する! そしてここで『マシニング・スパークヘラクレス』の効果を発動だ!」

 

 何故か攻撃出来ないはずのユニットにパワー上昇の効果を与えたジョーに訝し気な表情を見せたミサキであったが、次の瞬間にその顔は絶望の色に染まった。なんと、『マシニング・スパークヘラクレス』の電撃を受けた『メガコロニー』のユニットたちが立ち上がり、攻撃の構えを見せ始めたのだ。

 しかも、電撃はミサキのユニットたちにも効果を及ぼし、そのパワーを5000も下げてしまった。フィールド全体に影響を与える『マシニング・スパークヘラクレス』の効果に愕然としているミサキに向け、ジョーは笑みを浮かべながら問いかける。

 

「『マシニング・スパークヘラクレス』は、お前のユニットたちのパワーを全て5000低下させた。この効果はお前の次のターンが終了するまで継続される」

 

「そ、そんな……!」

 

 ヴァンガードを含む全てのユニットたちのパワーが-5000され、次のミサキのターンにもそれが続くということは、このターンの防御が困難になるだけではなく、次ターンの攻撃が貧弱になってしまうということだ。幸い、ヴァンガードに関してはライドによる張替えが利くが、リアガードたちはそうはいかない。

 前のターンに手札を大幅消費して展開した結果、ミサキの手札はあまり残っていなかった。これではユニットたちの張替えも出来ず、下がったパワーのままに攻撃を行うしかない。

 まさに攻防一体の戦略、『マシニング・スパークヘラクレス』の効果を最大限に発揮出来る状況を作り上げたジョーの腕前に感服するミサキであったが、そんなことで彼が攻撃の手を休めるはずもない。

 そこから更に『ブラッディ・ヘラクレス』をソウルインして、『マシニング・スパークヘラクレス』のパワーを30000上昇させたジョーは、空いたスペースに『ウォーター・ギャング』をコールするとようやく攻撃の開始を宣言した。

 

「ヴァンガードの『マシニング・スパークヘラクレス』で攻撃! パワー55000のこの攻撃を防げるかぁ!?」

 

「ぐっ、うあぁぁぁぁっっ!」

 

 強大な威力の攻撃を受け、ミサキは大きく後ろに吹き飛んだ。全身に走る稲妻の痺れは快感へと変わり、その痺れの強さに自然と息が甘くなってしまう。

 ボディスーツももうボロボロだ。彼女の膨らんだ乳房は丸見えで、生足もばっちりと晒されてしまっている。その下腹部から太腿の辺りを申し訳程度に隠す布切れと化したボディスーツの残り部分を剥ぎ取るべく、ジョーは容赦の無い攻撃をミサキへと繰り出した。

 

「続けて『ウォーター・ギャング』でアタック! 最後は『マシニング・スターグビートル』でのアタックだ!」

 

「どちらも、ノーガード……」

 

 攻撃力が上昇しているユニットたちの攻撃を、逆に下降した自分のヴァンガードで防げるはずもない。だが、トリガーが出なかったお陰でこのターンでの敗北は避けられた。であるならば、ここは覚悟を決めて手札を温存すべくダメージを受けてしまった方が良い。

 

「うっ、あぁぁっっ♡♡♡ んあぁぁあぁぁっっ♡♡♡」

 

 リアガードたちの攻撃をまともに受けたミサキの体からは、完全にボディスーツが消え去った。残るはバイザー付きのヘルメットのみで、全裸でありながら顔だけを隠しているという格好が非常にマニアックに見える。

 しかも、ここまでに受けた攻撃によって快感を味わっているミサキの恥部からは、愛液が溢れ出してしまっていた。太腿を濡らすまでに垂れている快感の証を目にしたジョーは、悪役らしくヒーローの痴態をあげつらう様にして挑発する。

 

「なんだぁ? オラクル・ミサキは全裸に剥かれて感じちまってる露出狂なのか? それとも、痛いのが好きなドMちゃんなのかよ?」

 

「ち、違うっ! これは違うんだからっ!」

 

「何が違うってんだよ? 悪役に嬲られた上に自慢のコスチュームも剥ぎ取られて、それでまんこ濡らしてるのは事実だろうが!」

 

「くっ、ぅぅ……」

 

 何も言い返せないミサキは、悔し気に下を向いて歯を食いしばる。自分が露出狂やMの気があることは事実だが、ファイトで追い詰められた状態で嘲笑われるかの様にその事実を突き付けられると悔しさを感じてしまうことは否めない。

 なんとかこのターンを凌いだミサキではあったが、状況は絶望的だ。お互いに盤面は埋まり、戦いの体勢は整えられている。しかし、今のミサキのユニットたちはパワーが大きく下降しているのだ、その状況で相手にダメージを与えることは非常に困難に思えた。

 

(ジョーさんは【プロテクト】を持ってる。ライドしたヴァンガードのアタックも防がれる。他のユニットたちのパワーは下がってて、ブーストもアタックもパワー不足だ。ここで勝負を決められるとは思えないな……)

 

 ユニットを張り替えるほどの手札の余裕はなく、この状況を打破する手段も考え付かない。唯一の朗報はグレード3にライドしたことで【プロテクト】のギフトを手に入れられたことだが、ミサキの切り札である『インペリアル・ドーター』が真の実力を発揮するにはあと1ターンの猶予が必要だ。

 このターンでの勝利は不可能だが、次のターンならば可能性はある。返しのジョーのターンを凌ぐ事さえ出来れば、まだ勝てるかもしれない。

 そう考えたミサキは出来る限りの手札の温存を取った。ユニットの展開を諦め、場に元々存在していたリアガードたちでのアタックを選択したのだ。

 結果として、予想通りにこのターンでは勝利を収めることが出来なかったが……ミサキの手札には、【プロテクト】のギフトも合わせて2枚の完全ガードが存在していた。5枚の手札の内、2枚が完全ガードであるなら、次のターンを凌ぎ切れる可能性は十分にある。

 

(完全ガードならパワーが下がってても関係ない。2回の攻撃を防いで、最後の一発はインターセプトでも何でも使って守り切る! ヒールトリガーが出る可能性もあるし、まだ諦めない!)

 

 覚悟を固め、強い意志を瞳に宿し、ミサキはジョーを睨んだ。正義の味方として、悪には絶対に屈さないとばかりの視線を送る彼女に対し、ジョーは非常にご満悦だ。

 ミサキがここまでの演技を見せるとは想像もしていなかった彼は、その強い眼差しを絶望によって曇らせる瞬間を想像して興奮し、肉棒を起立させた。そして、思い描いたイメージを現実のものとすべく、最後のターンを開始する。

 

「俺のターン! スタンド&ドロー、の際に『ウォーター・ギャング』の効果を発揮するぞ!」

 

 カウンターブラストとユニットのソウルインとの引き換えによる手札補充。これによってジョーの手札は相当の枚数となった。そもそも、展開で使用しているのがソウルである以上、ミサキと手札の枚数差が生まれるのは必然なのだが、彼はその有利を非常に上手く使ってプレイをしている。

 そして……そうやって生まれたミサキとの差を活かし、ジョーはトドメの一撃を繰り出すユニットへとヴァンガードをライドさせた。

 

「ライド! 『デスワーデン・アントリオン』!」

 

『ギシャァァァァッ!!』

 

 砂嵐を纏い、フィールドに姿を現したのは、アリジゴクをモチーフにしたと思わしき凶悪な怪人だ。今までのマシニング系統のユニットたちが機械的であった分、生物的な『デスワーデン・アントリオン』の姿は一層異質に見える。

 ここに来て、全体のパワーを低下させる『マシニング・スパークヘラクレス』からの再ライドというプレイングを見せたジョーが、決着をつけにきている事は明らかだ。

 緊張感に息を飲むミサキに対し、ジョーは颯爽と攻撃の宣言を行う。

 

「『ファントム・ブラック』のブースト! 『デスワーデン・アントリオン』でアタック! する時に、双方のスキルを発動だ!」

 

「えっ!? な、なにっ!?」

 

 【プロテクト】効果でアタックを防ごうとしたミサキであったが、突如として巨大な砂嵐に巻き込まれたことで完全ガードを含む2枚のカードが吹き飛ばされてしまった。と、同時に、『デスワーデン・アントリオン』のパワーとクリティカルが上昇したことを見て取り、顔が引き攣ってしまう。

 どうやら、あのユニットには完全ガード封じの効果があるらしい。加えて、『ファントム・ブラック』にはパワー上昇と手札からノーマルユニットをガードに使うことを禁止する効果がある。

 つまり、ミサキはこのアタックをトリガーユニットだけで防がなければならないのだが――

 

(『デスワーデン・アントリオン』のパワーはブースト含めて36000……対して、アタシの手札でガードに仕えるのはのはさっき引いたクリティカルトリガーのみ。インターセプトを足したとしても、要求値に届かない……)

 

 ――手札と盤面の状況から敗北を悟ったミサキは、がっくりと俯いて全てを受け入れた。その瞬間、彼女の背後には磔用の巨大な十字架が現れ、そこから伸びた鎖がミサキの体を器用に拘束する。

 両手と両脚を十字架に括りつけられた全裸の美少女。その体を隠すものはなにもなく、ただ一つだけバイザー付きのヘルメットが顔を隠している。しかし、その最後の砦にもひびが入り、崩壊の時が迫って来ていた。

 

「う、あぁぁああぁああああああぁぁあぁっっ♡♡♡ んひいぃいぃいいぃいぃいいぃいっっ♡♡♡」

 

 砂嵐に体を巻き込まれ、素肌に叩きつけられる砂の粒に快感を感じ……ミサキは、轟々と荒れ狂う砂嵐の中で何度も達した。潮を噴き、尿を漏らし、はしたない声を上げ続けて何度も絶頂を迎えた。

 その最中、攻撃に耐え切れなかったヘルメットが真っ二つに割れ、ミサキの素顔が露になる。砂嵐が消え、視界がクリアになった時、観衆たちの前にはあられもない姿を晒すミサキの姿が現れた。

 

「あ、ひ……♡ あへぇ……♡ まけ、ちゃったぁ……♡ 正義のヒロインが、悪の怪人にまけて敗北アクメさらしちゃったぁ……♡♡♡」

 

 興奮によって桃色に染まった肌。膨らみ、勃起している乳首と陰核。失禁と潮噴きによってぐしゃぐしゃに濡れている性器。だらしなくアクメ面を見せつける顔。つい数分前まで正義のヒロインとして振舞っていたミサキが痴態を晒す様に、誰もが興奮を露にしていた。

 そんな中、彼女にトドメを刺した張本人である『デスワーデン・アントリオン』が大股で磔状態のミサキに近づくと、その顔に触れながら威厳を感じさせる声で彼女に言葉をかけ始めた。

 

『……貴様との戦い、なかなかに楽しめた。だが、敗北は敗北……貴様には、我が『メガコロニー』に逆らった罰を受けてもらおう』

 

「あひっ♡ ば、ばつぅ……♡ アタシに、何をするつもり、なの……♡」

 

『簡単だ。貴様には我が軍団に降ってもらおう。その上で改造を施し、我が『メガコロニー』の怪人として悪逆の限りを尽くすのだ!』

 

「ああ、そんなぁ……♡ アタシ、正義のヒロインなのに♡ 悪の組織に改造されて悪堕ちしちゃうっ♡ そんなのだめっ♡ だめなのにぃ……♡ 逆らえないよぉ♡♡♡」

 

『ククク、愛い奴だ。安心しろ、我らはお前の欲望を受け入れる。お前も自らの欲望を解放し、その淫らさを存分に活かすと良い。クハハ、クハハハハ――!』

 

 ふぅ、と甘い息を吹きかけ、ミサキの意識を奪った『デスワーデン・アントリオン』は、高らかに響く笑い声を上げ続ける。その声は、意識を失うミサキの頭の中に延々と響き続けていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……皆の者、聞け。我が『メガコロニー』に新たなる仲間が加わった。新たなる同志を迎え入れるのだ」

 

 真っ暗闇の中、人の気配が蠢く広い空間に一筋の光が灯される。スポットライトの様に伸びたその光の先には、淫猥なミサキの姿があった。

 当然の如く、服装は裸だ。足と手に紫のブーツと手袋を着けている以外、衣服と思わしき物は身に纏っていない。

 その裸体には至る所に刺青が刻まれていた。乳房には数字の0を模った証が、尻には薔薇の花の様な真っ赤な刺青が、そして性器と太腿には蝶を模した刺青が入れられており、さながら淫紋と呼ぶべきタトゥーがミサキの全身に刻まれているのだ。

 なにより、彼女の瞳は妖しく光り、見る者全てにゾクリとした色気を感じさせる。服装、仕草、感性、その全てで自分はいやらしい女であると主張するミサキの姿に、『メガコロニー』の男性怪人たちは小さな歓声を上げた。

 

「……ただいま紹介にあずかりました、淫乱女怪人の『ドスケベ・ミサキ』です♡ つい先ほどまでは正義のヒロインとして活動していましたが、これからは心を入れ替え、性技の女怪人としてこのクレイの秩序を崩壊させるために尽力する所存です♡」

 

 恭しく頭を下げ、全身からフェロモンを撒き散らしながら挨拶をするミサキ。その姿に興奮を覚えた男たちは、即座に肉棒を起立させて彼女を見つめる目に獣欲を滾らせる。

 

「アタシの主な作戦行動は、このいやらしいスケベボディを使ってクレイ中の男どもを骨抜きにしつつ、世界を堕落させることになります♡ また、アタシに従っていた『オラクルシンクタンク』のユニットたちと共に皆さんの性処理奉仕も行いますので、アタシのせいでおちんぽを勃起させてしまった場合は遠慮なく奉仕をお申し付け下さい♡ 責任を持って、おちんぽを気持ち良く致しますので……♡」

 

 甘く蕩ける様な口調で囁くミサキの声は、決して大きくはない声量だ。しかし、その声を聞き逃さぬ様、この場の男たちは必死に彼女の声に耳を澄ませている。

 魔性の女……そう呼ぶに相応しくなったミサキの姿と宣言に『メガコロニー』の男たちは一層肉棒を滾らせた。このままこの場の男たちとミサキによる大乱交が始まるかと思われたその瞬間、『メガコロニー』の幹部の一人である『デスワーデン・アントリオン』の声が響く。

 

「淫乱女怪人『ドスケベ・ミサキ』よ……我々『メガコロニー』は、お前の働きを明確に判断する。使えぬ者には処罰を与えるが、貴様が成果を上げれば

、その分の報酬は約束しよう。その淫らな肉体を存分に我らのために役立てるのだ」

 

「あぁ……♡ なんて、素敵……♡ スケベなことして褒められるなんて、最高の生き方じゃん……♡ 正義の味方辞めて良かった♡ 戸倉ミサキは、『メガコロニー』の淫乱女怪人としてお仕えします……♡」

 

「うむ。今のお前のグレードは胸に刻まれている通りに0、つまりは最下層だ。命令を遵守し、十分な成果を上げればにグレードを上げてやろう。さすれば、我々もお前を認め、力を貸すやもしれぬ。そうありたくば、精進することだな」

 

「はいっ♡ 『ドスケベ・ミサキ』、一生懸命スケベしますっ♡ アタシに命令を下さいっ♡ 『デスワーデン・アントリオン』さまぁ……♡」

 

 体をくねらせ、尻と乳房を揺らして甘えた声を出すミサキ。その姿に強靭な精神力を持つ幹部怪人たちですら一時色香を感じてしまう。

 『デスワーデン・アントリオン』は、そんな将来有望な怪人となったミサキの姿に満足気にほくそ笑み、彼女に初めての指令を下した。

 

「では、お前への最初の命令だ。今までのお前の全てを見ている男たちが、あの扉の向こう側に居る。まず手始めにその男たちと交わり、淫欲に耽らせてしまえ。無論、数は多ければ多い方が良い。淫乱女怪人としての実力を我らに見せつけるのだ! 『ドスケベ・ミサキ』!」

 

「はぁい……♡ じゃあ、行ってきまぁす……♡」

 

 普段の凛々しさが嘘の様に蕩けた口調で声を発した後、乳房と尻を揺らしながらミサキは扉へと歩んで行った。一歩ごとに愛液と汗、濃厚な雌の臭いを撒き散らし、ムンムンと香るフェロモンを発しながら、淫靡な頬笑みを浮かべてドアを開ける。

 イメージの世界から、現実の世界へ。ファイトスペースを出て、いつも通りの全裸で淫らな格好を見せつけながら、ミサキは自分を見つめる男たちに甘ったるい声で誘い文句を口にし始めた。

 

「ねぇ……♡ アタシ今、ものすっごくスケベな気分なんだよね……♡ お金も見返りもなにもいらないからさぁ……セックス、しようよ♡♡♡」

 

 腰をくねらせ、乳房を寄せ、前屈みになって谷間を見せつけながら、ミサキはなおも男たちに詰め寄る。

 

「このデカ乳もエロ尻もスケベまんこも、ぜ~んぶ好きに使っていいよっ♡ アタシの体、オモチャにして……おちんぽ汁、いっぱいどぴゅどぴゅして欲しいなぁ……♡ あぁ♡ 想像したらおまんこ疼いてきちゃったよ……♡」

 

 ぶるりと身を震わせ、舌なめずりをして、ミサキは壁に手を付いて尻を突き出す格好を取った。大洪水の性器もぷっくり膨れた尻穴も隠す事無く見せつけ、淫猥に微笑み……ミサキは、こちらを見つめて最後の煽り文句を口にする。

 

「おまんこでもけつまんこでも良いからさ、あなたのおちんぽぶち込んでよ♡♡♡ 絶対に気持ち良くするし、何回でも射精して良いよ♡♡♡ 淫乱女の『ドスケベ・ミサキ』のエロボディ、たっぷり味わって、ね……♡♡♡」

 

 




・戸倉ミサキに関する情報

年齢 15歳
身長 165cm
体重 50kg

個人経営AV制作会社 『サークル厳島』専属AV女優
今後一年間に渡って最低12本の主演作品を販売予定

通っている学校 宮地学園高等部

誕生日 11月1日

バイト先 カードキャピタル

初体験の相手 厳島ゲン(膣・尻穴両方)

ファーストキスの相手 厳島ゲン

3サイズ 90-56-88(Gカップ)

『露出』『被虐』『屈服』『敗北』に快感を感じる様になった

『E-ROSS』の男たちへの感情が『好意的』に変化

厳島ゲンへの感情が『愛情』に上昇。他の男たちとは違う目で見ている

『膣』の感度が大幅上昇

『アナル』の開発が完了、性交が可能に(感度も上々)

『E-ROSS』の男たち(江島、タイゾウを除く)に自身の性感帯を完全に把握される(5月2日現在)

Twitterのフォロワー数 約16000人(AV業界の人間や裏社会の人間がほとんど。残りはE-ROSSの客たち)

AV女優初主演作品『戸倉ミサキ』総DL数 10000回を突破

使用デッキ 『オラクルシンクタンク』(インペリアル・ドーター軸)
現在の戦績 0勝7敗(描写有のみ 無しだと敗北数はもっと多い)
ファイターとしての実力 初心者に毛が生えた程度

惑星クレイにて、自軍のユニットと共に――

ロイヤルパラディン 奉仕部隊に就任
かげろう 性奴隷として活動
スパイクブラザーズ セックスサポーターとして勤務中
メガコロニー 淫乱女怪人ドスケベ・ミサキとして所属、活動開始

上記の存在として各クランに認知されつつある
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