戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~ 作:道程ケンヂ
16歳を脳内で15歳に変更してください。こちらでも訂正しておきます。
「……やあ、トミさん。久しぶりだね」
「おう、ゲンか。んで、そっちが話してた――」
「戸倉ミサキです。その、今日はよろしくお願いします」
ある日の休日、ミサキはゲンに連れられて繁華街に来ていた。
目的地は電気街の一角にある寂れたカードショップ、名前を『富永遊戯店』となっているその店の戸を潜れば、それなりの広さと綺麗さを誇る一般的な内装と共に1人の老人が出迎えてくれる。
「ミサキ、こちらがこの店の主である富永フウタロウさんだ。俺たちとは古い仲で、『E-ROSS』の江島さんとも親しい間柄なんだよ」
「そうなんですか。それで、その……今日は……」
「ああ、ミサキの
「う、うんっ! わかったっ!」
きゅっとスカートを掴み、硬く拳を握り締めるミサキ。緊張と不安でガチガチに固まっている彼女を落ち着かせるように微笑みかけるゲンは、右近と左近に命じてミサキの衣装と小道具を持って来させた。
段ボール一杯に入っているチラシと露出が多めのコスチューム。それとゲンの顔を交互に見比べるミサキに向け、彼は優しく言う。
「さあ、AV女優戸倉ミサキの初営業だ。カードショップの店舗大会応援と司会進行、出来るよな?」
「う、ウチの店ではそんなことをした経験はないけど……頑張って、やってみるよ」
何度か深呼吸を繰り返して心の落ち着きを取り戻したミサキは、ビニールを破いてその中から本日の衣装を取り出すと目の前でそれを広げる。
オレンジと青のタンクトップとミニスカート。派手で露出も多いこんな衣装をスタイルの良いミサキが着れば、周囲の男たちの視線を釘付けにすることは間違い無いだろう。
しかも、ミニスカートの丈はとても短くなっている。恐らくではあるが、これを履いたミサキが少しでもしゃがんだりすればスカートの中身は丸見えになってしまうはずだ。
そして何より、一番の問題は――
「あ、あのさっ! 言われた通りの下着を履いてきたんだけど、その……っ」
……そう、ミサキの本日の下着は、非常に大胆なデザインをしていた。ほぼ紐と言っても過言ではないTバック。尻どころか、恥部すらも後ろから丸見えになってしまいそうなそれが、ミサキの本日のパンツだ。
これはミサキの肌を隠すための服ではない。ミサキの尻をいやらしく彩り、男たちを興奮させるためのエロ下着というやつなのだろう。それを重々に理解しているミサキであっても、これを履いていると思い出すだけで顔から火が出そうなくらいに羞恥を感じてしまう。
上に至ってはいつも通りのニップレスのみである。こちらに関しては見える心配こそないものの、着ている服を脱いで下着姿になったミサキを見れば、誰だって痴女と言うだろう。それくらいに大胆な格好をしているミサキは、非常に薄着である本日の衣装のデザインを見て心臓の鼓動を速めてしまっていた。
「うん? ……ふふ、わかっているだろう? ミサキもこの後に何をするかなんてのはさ……!」
「……うん、きちんと説明してもらった。でも、やっぱ恥ずかしくて……」
「可愛いな、とても初々しい。初めての経験の時にはそれくらいの反応を見せてくれるのが一番だ。……不安な気持ちはわかる、でも、ミサキは今日まで一生懸命準備してきたじゃないか。その努力とプロデュースしてる俺を信じて、やってみせてくれよ、な?」
「ゲンさん……!」
真剣な眼差しで顔を真っすぐに見つめられ、熱を込めた声色で説得されれば、ミサキの胸の鼓動は別の意味で速くなってしまった。何度も体を重ね、自分を愛して開発してくれたゲンは、ミサキにとっても特別な相手だ。そんな彼の真剣な表情を向けられれば、恋愛経験にも乏しいミサキはコロッと心を言抜かれてしまう。
今のミサキは、普段の凛々しい女子高生としてここに立っているのではない。スタジオ厳島専属の裏AV女優としてこの店に営業に来た。
この日のために重ねて来た努力と労力を思い出し、自分を大切に育ててくれるゲンへの信頼を眼差しから感じたミサキは、恥ずかしそうにしながらも力強く頷き、彼に言った。
「……今さら、だよね? 今日までに皆に協力してもらって色々準備して来たし、それに……いつも裸で仕事してるくせに、これくらいの露出がなんだって話だよね! ごめん、ちょっと不安でおかしくなってたみたい」
「やれるか? 今ならまだ中止出来るぞ?」
「大丈夫だって! 『E-ROSS』の皆や富永さんの行為を無駄にしたくないし……アタシだって、アンアン喘いでるだけの半人前でいるつもりもないからさ。やると決めたらやる! 今日は、頑張る!」
「そうか! 良し、じゃあ改めて仕事の確認だ!」
「はいっ! 社長っ!」
ミサキの答えに嬉しそうに笑ったゲンのことを見て、ミサキは思う。今日、自分は彼に抱かれる予定は無い。普段ならば行っているであろうAVの撮影も無く、今日は本当にミサキの営業のみを目的として自分たちはこの店にやって来た。ゲンは、ミサキの初営業をサポートするためにわざわざここに足を運んでくれたのだ。
勿論、これが初めてだからという可能性もある。富永への挨拶をせねばならないと考えた可能性だってだ。だが、それでもミサキはゲンが自分の傍にいてくれることが嬉しかった。自分のことを気にかけてくれていることに感謝していた。
ミサキを立派なAV女優に育て上げることが自分の夢だと、常々ゲンは口にしている。こうして彼女の仕事を自らサポートしに来ることから考えるに、その思いは本物なのだろう。決して、その夢は正しいものと言える訳ではない。一介の女子高生であり、まだ未成年であるミサキをAV女優という職業に就かせること自体が問題でもあるし、その手段も快楽によって彼女を堕としてから説得したという非合法極まりないものだ。しかし……ミサキは、それでもゲンに感謝していた。
自分を想い、導き、育てようとしてくれている彼のことを思うと胸が熱くなる。もしかしたら、彼女はゲンに父性を感じているのかもしれない。その姿に幼い頃に亡くした父親の面影を見て、自分を育ててくれる彼を信頼し、特別な想いを抱くようになった……のかもしれなかった。
なんにせよ、今言えることは、ミサキがゲンの指導の下で着実に成長しているということであり、徐々に彼女の日常と精神が変化しているということだろう。今もこうして非日常的な営業に積極的になっているあたり、ミサキも随分とこの生活を楽しんでいるように見える。
一つ、また一つと作られていく淫らな自分のイメージ……それらを自覚しながらもより深い快楽の沼の底へと沈み行くミサキは、本日の仕事内容を改めてゲンと確認し始めた。
「最初の仕事はこのビラ配りだ。今日はこの店を貸切にして、ヴァンガードの大会を開くことになっている。その宣伝のために、ミサキには表でチラシを配ってもらおうというわけだ」
「大会の参加人数は……32人だね。期限は昼の1時まで……今が10時だから、大体2,3時間って所かな?」
「そうだな。チラシは沢山用意しておいたから、適当に配って良いぞ。……あ、そうだ。ミサキがこれは! と思う奴を見つけたら、積極的に声をかけてみろ。どんな奴が大会に出たら盛り上がるのか、そのイメージを膨らませて通行人を観察してみるんだ」
「単純な営業であると同時に、アタシのトレーニングでもあるんだね。うん、頑張ってみるよ」
「13時からは大会の司会をやってもらう。準備に少し時間がかかるから、12時30分には店に戻るようにしてくれ。と言っても、ビラ配りはこの店の前の通りで行うから、そこまで心配する必要はないがな」
「OK、わかった。じゃあ早速、着替えて行ってくるね」
受け取った今日の衣装とチラシが入っている段ボール箱を抱え、ミサキはスタッフルームへと歩いて行く。ゲンは右近と左近に彼女の警護と監視を命ずると、自身はカードファイト大会の準備へと取り掛かった。
いつにもなく精力的に動くゲンの姿をちらりと見た富永は、珍しいものでも見るような視線を彼に注ぐ。そうして、がさりと新聞を広げ、顔を隠しながら、ゲンに向けて一つの質問を投げかけてみた。
「珍しいじゃないか、お前がそこまで女に入れ込むなんてな。あのミサキって子は、そんなタマなのか?」
「ああ、そうさ。江島オーナーも言っていたが、あの子には何かがあると感じるんだ。俺は、それを花開かせてみたいんだよ」
「はっ! それでお前んトコの事務所にぶち込んで、犯罪まがいの仕事に就かせるなんてな! ……だがまあ、俺には何の損も無いし、厄介事を被る危険もない。長い付き合いのお前を売るつもりもないから、安心してあの子を育ててやるんだな」
「そいつはどうも。そんじゃ、トミさんの店は好きに使わせてもらうよ」
脂ぎった中年の男が懸命に働く姿に一瞥をくれ、彼の言葉に僅かな笑みを浮かべた後、富永は再び手にしている新聞へと視線を移し、それ以上は何も語ることはしなくなった。
ゲンもそんな彼に反応を期待するでもなく、店の中の飾りつけやセッティングを順調にこなし続けたのであった。
「カードショップ『富永遊戯店』で、本日ヴァンガードの大会が開催されま~す。32名限定の大会で、豪華な賞品も出ますので奮ってご参加くださ~い」
それから1時間ほど経った頃、ミサキはビラ配りの仕事を行っていた。
受け取ったタンクトップと極ミニのスカートを身に纏い、それなりに人通りのある道で通行人に大会のお知らせが書かれたビラを配るミサキは、彼らから向けられる不躾な視線に何とも言えない快感を感じている。
幸いにも、この電気街にはミサキと同じ位の露出をした格好の女性たちはちらほらと見受けられた。恐らく、何らかのキャラクターのコスプレや、客引きのために派手な格好をしているのだろう。目立ちはするが、際立って目を引くわけではない。その程度の位置に通行人たちの意識が定められたのは、ミサキにとって非常に幸運と言えた。
すぐ近くを通る男たちに手にしているチラシを差し伸べ、愛想のいい言葉を振りまく。AVの撮影で身に着けた笑顔も顔に張り付ければ、それでもう完璧なキャンペーンガールと言える仕事ぶりを見せることが出来る。
剥き出しになっている胸の谷間やすらりと伸びた生足に視線を注がれたところで、そこまで嫌悪感は感じない。羞恥心はあるものの、今まで男たちに裸を見られたこともあるし、何より最近のプレイによって露出にも快感を感じ始めているミサキには、その視線はむしろ喜ばしいものに感じられていた。
(……チラシ、まだまだあるな。大会の参加者も数名しか集まって無いし、もっと頑張らないと……!)
ミサキの格好に惹かれたのか、それとも単純にヴァンガードの大会と聞いて興味が湧いたのかはわからないが、この時点で4,5名の客たちが大会の参加に名を上げていた。しかして、それだけではまだまだ開催には足りない。あと30人近い人数を集めなければならないと考え、ミサキは気合を入れ直す。
それに、まだゲンに言われた『大会に参加して欲しい』と思えるようなイメージを感じさせる客には出会えていない。自身の想像力の貧弱さを嘆きつつも、気を取り直したミサキが顔を上げた時だった。
「あ、れ……?」
すっと、ミサキの視線がある一点に吸い寄せられる。向こう側から歩いて来る男性の集団、目立つところなんて何もない、この街を歩く他の男たちと何一つとして変わらないオタクと呼ぶべき格好をしたその男たちに、ミサキは不思議な感覚を感じていた。
彼らがヴァンガードファイトの強者だとか、イメージ力が強いだとか、そういう具体的なことは何もわからない。だが、ミサキの中では本能にも近い何かがこう叫んでいる。
「彼らを呼び止めろ、自分の話を聞いてもらえ」と……。
「あ、あのっ! ちょっと、良いかな?」
「えっ!? あ、は、はい!?」
ミサキはその叫びに従い、男たちへと声をかけた。『富永遊戯店』へと続く細い路地の前で立ち止まった彼らは、まずミサキの露出の激しい格好に眼のやり所を困らせているようだ。
そんな彼らに愛らしさを感じ、ふわりとした笑みを浮かべながら……ミサキは、飾らぬ口調で話を始める。
「あのさ、アンタたちヴァンガードってやってる?」
「え……? あ、ああ! やってるよ!」
「今日もカードを買いにこの街に来たんだ!」
「本当!? なら、丁度良かった! 実は、今日の13時からあの店でカードファイトの大会があるんだ。参加費は無料だし、賞品も参加賞も出るんだけど……暇だったら、出てくれないかな?」
手を合わせ、男たちに大会の参加を頼むミサキ。そんな彼女の願いを受け、暫く仲間内で話し込んでいた男たちは結論を出すと、彼女に笑みを見せながら言った。
「良いよ! 特に予定がある訳でも無いし、新しいカード仲間を増やすチャンスだと思って参加させてもらうよ」
「ありがとう! 参加者が足りなくて困ってたんだ。本当に助かるよ」
「あはは! まあ、仕方がないさ。あんな場所にカードショップがあるなんて俺たちも知らなかったし、常連もいない店で大会を開くのって結構難しいしね」
「君はあのお店のバイトさん? 見た所、俺たちと同じか少し下くらいに見えるけど……?」
「あ、えっと……アタシ、ミサキっていうんだ。歳は15で、普段は別の店で働いてるけど……今日は特別に応援にやって来たって言うか……」
「15!? 俺たちよりも大分年下だね! 大人っぽく見えるから、大学生かと思ったよ!」
驚きと、好奇心。こんな街で遊ぶ男たちには滅多に縁がない年下の美少女との出会いに色めき立つ男性陣は、こぞってミサキに質問を投げかける。ミサキもまた、そんな彼らの話に付き合い、楽し気に談笑を続けていった。
「普段は別の店で働いてるって言ったけど、その店はここから近いの?」
「ううん、大分遠いよ。何時間かかかると思う」
「15ってことは……高校1年生? まさか中3ってことは……?」
「うん、高校生だよ。流石に中学生でこの格好は、ねぇ?」
にこやかに、朗らかに、やや口調は強気ながらもミサキの対応は非常に丁寧だ。男たちは決して顔が良い部類には入らない人間ではあるが、元々ミサキはそこまで容姿を気にする人間ではない。最低限のエチケットを守りさえすれば、外見などどうでも良いと思っていた。
人間は中身が大事……非常に立派な考え方ではあるが、それを実行出来る人間は少ない。ミサキはそんな稀有な存在であり、しかも誰もが羨む美貌を持っている。そんな美少女が自分たちに好意的に接してくれることを喜ぶ男たちは段々と気が大きくなったのか、質問も性的なものに変化していった。
「確かに随分大胆な格好をしてるよね? お店からの指示?」
「胸、大きいよね。高1でそのサイズって珍しいでしょ?」
「顔も普通に可愛いし……彼氏とかいるの?」
「そのコスチュームってもしかして【チアガール マリリン】!? ってことは、スパブラ使いなの!?」
「ちょっと、そんなに立て続けに質問されても答えられないって! ……ふふ、面白い人たちだなぁ」
徐々に距離を詰めて来る男たちにも気を悪くしないミサキ。当たり前だ、普段は倍以上も歳の離れた男たちとセックスをしている彼女にとっては、こんなものセクハラとは思えない。むしろ、挨拶程度のコミュニケーションである。
それでも相手が嫌な人間ならば不快感も感じるだろうが、今回の場合はどこか愛らしさを感じる童貞丸出しの男たちからの質問だ。年下ながらもどこか余裕を覚えるミサキは、彼らに向けて少しだけサービスとばかりに対応をしてやる。
「ん……マリリンのコスプレではないかな。実際、彼女はもっと露出は少なかった気がするし……ああ、アタシは【オラクルシンクタンク】を使ってるよ。【スパイクブラザーズ】に関しては知らなくもない程度かな?」
「この格好だけど、想像の通りで上からの指示。ふふ……アタシの趣味だって言ったら、どう思ったの?」
「可愛いとか、あんまり言われたこと無いな……学校では怖がられてるから、彼氏なんてとてもいないよ。あと、胸のサイズは90だよっ♡ まあ、確かに同級生たちと比べても一回りは大きい、かな……?」
「お、おおっ!?」
自分たちの質問に漏れがないように、しかもバストサイズまで公表してくれたミサキの対応に喜ぶ男たち。段々と解れた緊張感故か、最初は目のやり場に困っていた彼らも大胆なミサキの格好を直視出来るようになっていた。
胸の谷間、へそ、脚、見えそうで見えないスカートの中身……数名の男たちは好奇の視線をミサキに向け、ミサキも苦笑しながらその視線を受け入れる。
(やっぱこの人たち可愛いな……♡ 女の子に免疫がないって言うか、童貞丸出しって言うか……もう少し、サービスしてあげたくなるよ……♡)
ミサキに向ける欲望を隠すことも出来ず、ただ生身の女にのめり込むように視線を向ける男たち。そんな彼らの姿に苦笑を浮かべながらも嫌悪感を感じないでいたミサキは、ふとあることを思い付いてポンと手を叩き、男たちに向けてこう言った。
「あ、そうだ。まだチラシを配ってなかったね。一応、このチラシに大会の注意事項とか書いてあるから、目を通しておいてよ」
手にしているチラシを距離を詰めて1人1人に手渡すミサキは、自身の胸の谷間を惜しげもなく彼らに見せつける。
絶景と呼ぶに相応しいそれに目を奪われる男たちであったが、ミサキにとってはこんなものはただのジャブ程度のものであり……本番は、このすぐ後にやって来た。
「……あ、1枚足りないね。ごめん、すぐ取って来るから……」
手にしているチラシが途中で無くなり、1人の男に手渡せなくなってしまう。ミサキは慌てた様子で振り返ると、すぐ近くにある段ボール箱へと近寄った。
足を揃え、適当な感覚で開き、呼吸を整える。口元には淫靡な笑みが浮かび、心からは抑えきれない興奮が湧き上がって来る。
今から自分が何をしようとしているかを考え、その馬鹿らしさに自分自身で呆れ、それでもその行動を止めようとしないミサキは、最後に甘い息を吐いた後、目の前の段ボール箱へと視線を落とし……そこへ前傾姿勢で顔を突っ込んだ。
「!?!?!?」
その瞬間、背後の男たちからどよめきが湧き上がったことを肌で感じたミサキは、ぶるりと身震いをした。同時に尻に突き刺さる視線を感じ、体がかぁっと熱くなることを覚える。
ミサキと男たちとの距離は1mも離れてはいないだろう。丈の短いミニスカートを履いているミサキが前傾姿勢を取れば、彼女の臀部は丸見えになってしまう。そして、ミサキの履いている下着はTバックもとい超が付くレベルのエロ下着だ。
すらりとした長い脚の付け根に在る丸い尻。むっちりと肉付きが良くも、決して下品なサイズではないそれは完璧なバランスの造形を誇っていた。肌も染み1つなく、非常に美しい。そんな芸術品とも見間違うレベルの美と女としての淫らさが同居するミサキの尻が目の前に出現したのだ、男たちが視線を釘付けにするのも当然のことだろう。
「え~っと……上手く取れない、な……♡」
男たちに尻と秘部を露出し、敢えて見せつけるミサキは、わざとらしい演技をしてチラシを手に出来ないふりをしている。たっぷりと時間をかけ、彼らの欲望を滾らせるようにして尻を振りながら、彼女は更に尻を突き出して男たちに媚びる姿勢を取った。
(ああ、やっば……♡ 凄く、子宮にクル……っ♡)
つい数分前に顔を合わせ、話をしただけの男たちに自分の恥ずべき場所を晒している。尻も性器も丸見えの下着を履いている姿を見られ、こいつはとんでもない痴女だということをアピールしてしている。
彼らとの距離はそう離れていない。もしかしたら、肛門の皺の数すらも数えられる距離感だったかもしれない。それならば、徐々に濡れ始めている秘所の様子なんて丸分かりだろう。彼らもこのわざとらしいミサキの演技を見破っていて、彼女が露出狂の変態だということを理解しているかもしれない。
ゾクゾクする。ドキドキする。胸の内から湧き上がるこの興奮が、ミサキをもっと大胆にする……見られていることを自覚し、自分自身の淫らな願望をも自覚したミサキは、すっと体を起き上がらせるとようやく掴んだチラシを手にして男たちに近づいた。
「お待たせ。はい、これ……」
「あ、ああ、うん、ありがとう……」
先ほどまで無遠慮にミサキを見ていた男たちは、再びよそよそしい態度へと戻っていた。先ほど、スカートの中身を覗いていたという罪悪感がそうさせているのかもしれない。
もしくは……ズボンの股部分が膨れていることをミサキに悟られぬよう、必死になって平静を装っているかだ。男たちは全員がポケットに手を入れ、自身の分身を隠そうと必死になっている。
そんな部分も本当に可愛らしいと思いながら、ミサキは彼らの肩越しにそっと大通りの様子を確かめる。
どうやら、今のミサキの露出行為は男たちが壁になってくれたお陰で大通りの人々からは見えなかったらしい。なんの変哲もなく、ただ歩き続ける人がいるばかりだ。
そうして、今度は自分の背後を確認し、そこに広がる道の先には人っ子一人いない事を確認したミサキは……ムクムクと膨れ上がる欲望のまま、男たちへと色香を漂わせる口調で語り掛ける。
「……さっきさ、アタシのスカートの中身を覗いてたでしょ?」
「う、うえッ!? そ、そんなこと、は……」
「ふふっ♡ あんなガン見してたら誰だって気付くって。大丈夫、別に怒ってないよ。ただ、童貞丸出しで可愛いなって思っただけだからさ」
童貞、の部分でミサキに痛い所を突かれた男たちは、皆一様にがっくりとした表情を浮かべて肩を落とす。そんな行動もまた可愛らしいと思いながら、ミサキはクスリと微笑んで彼らに甘い囁き声を漏らした。
「……ねえ、もっと見たい? 別に隠す必要はないよ……♡ アタシのカラダ、見たい?」
ビクッ、と男たちの体が跳ねた。ミサキの言葉に素直に反応し、お互いに顔を見合わせた男たちは、全員が同じタイミングでガクガクと首を激しく振って頷く。
よほど女体に興味があるのだろう。もしくは、初めて見た女の体をもっと見たいと言う欲望が燃え盛っているか。どちらにせよ、ミサキにとっては好ましい状況ではある。
そうやって男たちを手玉に取り、その欲望を引き出したミサキは、そっと囁く様な声で彼らに一つの条件を告げた。
「アタシ、見ての通りに大会の参加者を集めなきゃいけないんだ。残りは大体20人くらい、本当はアンタたちと話してる暇なんかないんだけどさ……もし、アンタたちが知り合いを集めてくれるって言うんだったら、とっても助かっちゃうんだよね……♡」
「20人の参加者を集める……それくらいなら、カード仲間を集めればどうにでもなるよ!」
「ふふっ♡ そうなんだ……♡ なら、そうしてくれるかな? もしもアタシの仕事を手伝ってくれるなら、お礼に好きなだけアタシの裸を見せてあげるからさ……♡」
無言のどよめき、驚愕、そして期待。ミサキの一言を耳にした男たちは、皆一様に同じ反応を見せた。
抜群のスタイルと容姿を持つミサキが、自分たちのような不細工とは一生関りを持つことなど無いと思っていた美少女が、裸を見せると言った。彼女の声色には滲み出る本気さがあり、冗談とは思えない迫真さも感じられた。
そこからの男たちの行動は早かった。皆、自分たちのスマホを取り出すと思い当たる相手に連絡を取り始めたのだ。
通話し、メッセージを送り、了解を得る。ただ大会の開催と場所、時間を伝え、暇そうなら無理矢理にゴリ押して話を進め、言質を取るためにまくし立て続ける。5人の男たちがそれぞれのネットワークを通じて仲間を集めれば、20人程度の参加者を集めるのなんてわけがなかった。
ミサキの提案を受けてからきっかり10分後……言われた通りにカードファイト大会の参加者を集め、先に登録を済ませた男たちは、声を震わせながらミサキに詰め寄る。
「み、ミサキちゃん……さ、参加者、集め終わった、よ……?」
「ふふ……♡ ありがと、助かったよ♡ それじゃあ、約束通りに、ね……♡」
男たちはくいくいと手招きし、自分たちを路地裏へと誘うミサキの姿に息を飲む。未だに半信半疑ながらも、こんな夢のような状況に期待を抱かずにはいられない程には、彼らは女慣れしていなかった。
ミサキを先頭にして路地を進み、大通りからも『富永遊戯店』からも見えない位置へと移動した一行は、脚を止めたミサキに続いて揃って動きを止める。
彼らの視線は全員ミサキへと注がれており、期待と欲望が込められたそれを受けるミサキは心地良い快感に背筋を震わせながら微笑むと――
「んじゃ、まずはこっちからにしよっか♡」
なんのためらいもなく、着ているタンクトップを捲り上げて乳房を露出してみせた。
丸く、白く、柔らかそうなミサキの胸を目の当たりにした男たちから軽い感激の呻きが上がる。しかして、彼女はこんなものはまだまだ序の口だとばかりに微笑むと、胸の頂点を隠す薄いニプレスをばりばりと音を立てながら剥がし、桜色の乳首を彼らの前に曝け出した。
「わ、わ、わっ……!?」
「お、女の子の、おっぱい……!!」
「……どう? これがアタシのおっぱいだよ♡ ていうか、生で女の子の胸を見るのは初めてかな?」
がくがくと首を振る男たちは、食い入るようにしてミサキの乳房を見つめている。画像や映像ではなく、初めて見る生の女の体に興奮を隠しきれない彼らは、じりじりとミサキとの距離を詰めてはきめ細やかな彼女の肌の毛穴までを視姦するほどに視線を注いでいたのだが――
「……んじゃ、当然こっちも初めて、だよね……♡」
そんな囁きを口にしたミサキが前屈みになり、両手で履いていたスカートを下着ごと脱ぎ捨てた光景を目の当たりにして、目を見開いた。
タンクトップ、ニプレス、ミニスカート、Tバック……ミサキの身に着けていた衣装が路地に投げ捨てられる。そのまま体を起こし、男たちに生まれたままの姿を見せつけるミサキは、再び両手を下半身へと伸ばし、性器を軽く摘まむと左右に開いてその内部が良く見えるようにしてやった。
「お、おぉぉぉぉっ!?」
感動の、感激の叫びが低く路地裏に響く。まだ綺麗なミサキの膣内の様子と大きく膨らんでいる胸、そして勃起している乳首と陰核までもが丸見えになった姿を曝け出す美少女の行動に困惑よりも喜びの感情が勝っていた。
取り囲み、360度全ての方向からミサキの裸体を視姦する男たち。ミサキもまたそんな彼らの期待に応え、自らの全てを曝け出す。
「お、おっぱい大きいね……! 乳首も乳輪までぷっくり膨れてて、凄く可愛いよ……!」
「ふふっ♡ ありがと♡ やっぱ男って胸が好きなんだね……♡」
「お、お尻っ! むちむちしてるっ! あ、アナルまで丸見えで、滅茶苦茶いやらしいケツだぁ……!」
「さっきも食い入るぐらいに見ちゃってさ、そんなにアタシの恥ずかしい所が見たいんだ? ……良いよ、いっぱい見なよ♡ 女の子の体を初めて見るアンタたちに、特別サービスしてあげる♡」
「こ、これが、まんこ……! ピンク色で、ひくひくしてて、奥から何かが溢れて来てて……も、もしかして、ミサキちゃん、感じてるの?」
「……うん、そうだよ♡ アンタたちに裸見られて、気持ち良くなってる……♡ 子宮が熱くなって、エッチな気分になって、おまんこ汁が溢れちゃうくらいにね……♡」
とろり、とろりと溢れる女の蜜。ぷっくりと膨れ、硬くなっている乳首。そして荒く熱いミサキの吐息を感じる男たちもまた、興奮によって自らの肉棒を滾らせていた。
犯したい、このまま目の前の女を押し倒し、この体を貪り尽くしたい……そんな欲望が脳裏を掠めた時、その肉欲の対象となっているミサキは、ふわりと微笑んで彼らに釘を刺す。
「ダメだよ? 約束は見るだけ、でしょ? ……アタシに触ったり、セックスしたりするのはダメ。そんなことしたら、すぐに怖い人がやって来て、アンタたちをボコボコにしちゃうよ?」
その単純な脅し文句はミサキが思っているよりも大きな効果を挙げた。後ろ盾の存在に思い当たった男たちは、身を強張らせるようにして怯え、詰めていたミサキとの距離を取り始めたのだ。
流石にやり過ぎたかと反省したミサキは、先ほどよりも優しい口調と表情を作ると、すぐに男たちのケアを始める。ここまで恥を晒しても、彼らが楽しんでくれなければなんの意味もない。体に触れることは許せないが、それ以外ならばある程度は許してやるつもりだった彼女は、質問をするかのようにして彼らへと告げた。
「……ほら、見るなら自由なんだよ? おっぱい、お尻、おまんこ……もっと近くで見なくて良いの? 触ることは許可してないけどさ……後でオカズにするために、写真を撮るくらいだったら、アタシは構わないよ……♡」
ビクッ、と体を震わせて男たちが反応を見せたことにミサキはやはり彼らは単純だなと思い、微笑んだ。
そうして、それぞれにスマホを取り出してカメラ機能を起動させた男たちに向け、淫靡な笑みを浮かべながらその欲望を満たさせてやる。
「で? どんなポーズの写真が撮りたいの? ああ、接写したいならそう言ってね。アタシの恥ずかしい写真、好きに撮影してよ♡ でも、他の誰かに見せるのはアウトだからね」
「あ、ああ! わかってる、わかってるよ!」
ヤケクソになったように、感じている興奮を隠せないように、男たちの中の1人が叫んだ。と言っても、その声は掠れていてほぼ響かなかったが、それがまたミサキの保護欲を掻き立てるスパイスとなった。
足を左右に広げ、がに股の格好で中腰になる。再び左右の手で性器を広げてみせたミサキは、頬を紅潮させたまま男たちの撮影会の被写体として淫らに振舞った。
パシャリ、パシャリと響くシャッターの音。それを耳にする度にミサキの興奮は高まり、彼女の更なる卑猥さを引き出させる。
十分に前からの写真を撮影させたと判断したミサキは、今度は振り返ると男たちに向けて尻を突き出してみせた。そうして、尻を掴んで大きく広げた彼女は、性器だけでなく肛門も男たちに視姦の対象として差し出す。
「ほら、どう? アタシの恥ずかしい穴が2つとも丸見え……♡ お尻ごと間近で撮ってもいいし、アタシの顔も一緒に撮りたいんだったらそれでも構わないよ♡ なんだったら、ピースサインでもしてあげようか? ほら……♡」
首だけで振り返り、肩越しに指を2本立てた状態で微笑むミサキ。全裸の彼女が膣とアナルを曝け出した格好で楽し気に笑う姿は、非常に淫猥だ。
写真で、ムービーで、連射で、男たちはそんなミサキの姿を記録に残し続ける。自身の記憶とスマホのデータの中にたっぷりと全裸の美少女の姿を残した彼らは、勃起した肉棒でズボンを押し上げながら荒い呼吸を続けていた。
「つ、次! お尻振って! 出来たらハートを描くようにして尻文字やってよ!」
「お、俺、おっぱいハートが見てみたい! ミサキちゃんの美巨乳なら出来るでしょ!?」
「まんこ! 愛液ダラダラまんこを接写させてよ! ムービーでも撮らせてくれ!」
「もう、しょうがないなぁ……♡ まあ、時間はまだまだあるし、良いよっ♡」
ミサキは、次々に投げかけられる男たちの要望を嫌な顔一つせずに実行し続けた。尻でハートを描き、胸の肉を寄せていやらしい光景を作り出してウインクし、愛液が溢れる様をこれでもかと彼らへと見せつけていく。
他にも色々と……無茶ぶりとも呼べる要望を受け、それを100%の期待に応えるようにして実行し、彼らを満足させるミサキは、この淫らな撮影会を心底楽しみながら男たちとの時間を過ごした。
そうして男たちにとってもミサキにとっても愉快な時間はあっという間に過ぎていき、気が付けば、大会開始が30分前までに迫るまでの時間になっても、男たちの欲望は止まらない。
「次は、次は……えっと、何をしてもらおうかな……?」
「もういいでしょ? 時間も時間だし、そろそろアンタたちが誘った奴らも近くに来てる。こんな姿を見られたら大騒ぎになって、大会どころじゃなくなっちゃうよ」
「うぅ、そっか……で、でも、もう十分、だよな……!」
メモリーの中にあるミサキの淫らな写真や映像を確認しながら、男たちはニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべた。胸、尻、性器、etc……ミサキの全てと言っても過言ではない画像や映像がこのスマホの中には収められている。これから1年は、自慰の際に使うオカズには困らないだろう。
今も勃起し続けているこの肉棒も、大会前に一度抜いて鎮めた方が良い。そう判断した男たちは、ミサキにお礼を言ってこの場を立ち去ろうとしたのだが――
「ちょっと待った。アンタたち、オナニーするつもりなら止めた方が良いと思うよ」
――そうミサキに言われ、即座に動きを止めた。それは自分たちの行動を見透かしているミサキに対する驚きが理由であり、そして彼女の言葉に何か言い様の無い期待を感じてしまったが故の行動であったのだが、当のミサキはそんなことも気にせず、男たちの1人のポケットから自分が配っていたチラシを抜き取ると、彼らの目の前でそのとある1点を指し示してみせた。
「『大会参加者には参加賞、及び順位に応じた豪華賞品有り』……ねえ、これってなんだと思う? 勝った奴に与えられる賞品って、どんなものか想像つく?」
「……ま、さか……!?」
「ふふ……♡ 優勝した人には、とってもいいものをアタシからプレゼントしてあげる……♡ アンタたちが想像も出来ないくらいに気持ち良くなれる、最高のプレゼントを、さ……♡」
まさか、そんなことがあり得るのだろうか? 一介のカードショップの大会で、そんな卑猥な真似が許されてしまうのだろうか?
だが、もしかしたらあり得るのかもしれない。こんないやらしい真似を許すミサキが相手なら、その可能性も0ではないのかもしれない。
そんな男たちの期待を煽る様に、微笑んだミサキは服を拾いながら自らの正体を口ずさむ。とても愉快気に、そして淫らに、自らの素性を明かしてみせた。
「ああ、そうだ……大会の司会進行もアタシがやるから。だって、今日はアタシの初めての営業なんだよね。15歳、現役JK裏AV女優戸倉ミサキのスケベ営業……♡ アンタたちの協力のお陰で上手くいきそうだよ」
「え、AV女優……!? 15歳、現役JKで……!?」
「ああ、そうだよ。色々あってそうなって、今では凄く楽しんで仕事をこなせてるんだ♡ 安心して、これは撮影じゃなくて純粋なお仕事だから、作品に残るわけじゃない。アンタたちが身バレを気にする必要もないからね」
Tバック。ニプレス。ミニスカート。タンクトップ。脱ぎ捨てた衣装を着直し、この路地裏に入るまえの格好に戻ったミサキは、空の段ボール箱を抱えて店へと歩んでいく。そうして、路地裏から出る寸前、急に立ち止まった彼女は男たちへと振り返ると、楽し気なウインクで彼らの心臓を撃ち抜きながらこう言ってのけた。
「アンタたちには期待してるよ。出来たら、誰かに優勝して欲しいな……♡ その時は、たっぷり気持ち良くしてあげるからさ♡ だから……今、オナニーはしないでおいてよ♡ お・ね・が・い……♡」
それだけ言い残し、再び店へと歩き出したミサキの後ろ姿を、揺れる尻を見続ける男たちは、ぼーっとしたままこの夢物語を受け入れられずにいたのだが……全てを理解し、この先に待つ栄誉を想像した彼らは、滾る肉棒を必死に自らの意思で冷まし、されど性欲を保ったままの状態になると、優勝を目指すべくデッキの調整を始めたのであった。