※この作品はR-18です。

戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~   作:道程ケンヂ

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展示領域

 

 

「……お邪魔、します」

 

「おやミサキさん、今日もいらしたんですね」

 

「……文句ある?」

 

「いいえ、全く。それで? 今日はファイトするんですか?」

 

「……いや、そんな気分じゃないや。今日はパス」

 

 日曜日の夕方、ミサキはふらりと『カードショップE-ROSS』へと足を運んでいた。このカードショップを見つけてから一週間、たったそれだけの時間で、自分は大きく変わってしまった。

 沢山の男たちに裸を見られ、失禁を晒し、絶頂する姿を視姦され、さらにその中の一人に処女まで奪われてしまった。彼らにイメージを植え付けられてから、ミサキの下の毛は生えずにいたし、普段ならば嫌になる生理の重い鈍痛も全く感じることはなくなっている。ミサキは、本当に彼らのイメージによって体を自由にされているのだ。

 だが、こう言ってはなんだが、ミサキに起きた変化は悪いものだけでは無かった。ここ最近、ヴァンガードファイトに関しては絶好調なのだ。店の常連客であるファイターや、最近目まぐるしい活躍をしている『先導アイチ』、『葛木カムイ』といった実力のあるファイターに対し、初心者であるミサキが順当に勝利を重ねることが出来ている。それは運だけの問題では無く、明らかにミサキの実力が向上していることを意味していた。

 今まで見えなかった物が見え、考えられなかったプレイングが頭に浮かぶ。勝利のイメージがミサキの脳裏に浮かび、その通りになってファイトに勝利することが出来る。認めたくはないが、『E-ROSS』でのファイトがミサキの実力を大幅に向上させていることは間違いないだろう。対価として釣り合っているかはわからないが、ミサキは処女や辱めを受けることを引き換えにして、ファイターとして着実に成長しているのだ。

 そのことを理解したミサキは、僅かばかりに江島たちへの警戒心を弱めた。セクハラを受け、多大なる屈辱を与えられたことは確かだが、決してそれはミサキにとって無駄な行為では無い。先達ファイターとして、初心者であるミサキを指導しているという面もあった。無論、どちらに比重を傾けているかは考えるまでもなく、感謝する気は全くないものの、自分にとって彼らは利用出来る存在であるとミサキは判断したのである。

 それに……二回目のファイトに関しては、自分も全て同意した上で行われたものだ。一度目のファイトで恥辱と屈辱を味わい、男たちを見返したいとミサキ自身が願ったからこそ行われた試合であり、そこに望むまでに何度も引き返すチャンスはあった。それを拒否したのはほかならぬミサキだ。それなのに男たちを恨むのはお門違いと言う奴だろう。

 そうとも、悪いのは自分だ。処女を賭けることも、ニプレスと前貼りだけの全裸に近い格好でファイトすることも、イメージの上で卑猥な目に遭うことも全て了承し、負けた。だからミサキは辱められるというペナルティを受けた。それだけの話だ。悪いのは……自分の実力を過信していたミサキなのだ。

 

(認めたくはないけれど、こいつらの実力は本物だ。アタシなんかじゃ足元にも及ばないくらい、こいつらは強い……)

 

 戦術眼、デッキ構築、プレイング……今のミサキでは、何一つとして『E-ROSS』の客たちには敵わない。恐らく、カードキャピタルに来ている常連客の中でもトップクラスに強い『櫂トシキ』でさえ、彼らには敵わないのではないだろうか。

 であるならば……ミサキの取る手段は二つに一つだ。一つ目は、『リベンジを諦めてもう二度とこの店には来ない』という道。こうすれば、もうこれ以上の辱めを受けることはない。もう一つは、『彼らを倒せる様になるまでここに通いつめ、ファイトを重ねて実力をつける』という道。どれほどの屈辱を味わい、辛酸を舐めようとも、諦めずに戦い続ける過酷な道……ミサキがどちらを選ぶかなど、考えるまでも無い。

 

(絶対、勝ってやるんだから……!)

 

 自分は既に処女を失った。様々なイメージを押し付けられ、体にも多くの影響が出ている。このまま逃げた所で何も解決しないし、もう失う物だってない。

 戦い続ける、例えどれほどまでに惨めな目に遭ったとしても……そんな覚悟を固めたミサキは、ヴァンガードの猛特訓を開始していた。カード情報を調べ、頭に叩き込み、実践を重ねる。だがしかし、『カードキャピタル』で得られる経験値だけでは、ミサキを江島たちに勝たせるまでの力とはなり得なかった。悩んだ末、ミサキは空いた時間を『E-ROSS』で過ごし、そこで常連客たちのファイトを観戦することによって勉強しようと考え、こうしてこまめにこの店に通い詰めているのである。

 

「冷やかしも悪いから、パックを買うよ。一つ頂戴」

 

「お買い上げありがとうございます。では、どうぞ」

 

 ヴァンガードのカードパックを買い、それをカバンにしまうミサキ。カードの確認は家に帰ってからすれば良い、今は客同士のファイトを観戦することが優先だ。そう考え、歩き出そうとしたミサキであったが、突然にむにゅりと尻を掴まれて驚きの悲鳴を上げた。

 

「ひゃんっ!?」

 

「ん~、いいケツ! 柔らかくって良い感じにデカい、エロケツだな!」

 

「ちょっと! なに勝手に触ってんのよ!? このスケベジジイ!」

 

 尻を揉む手を叩き、何の迷いもなくセクハラを行った男性客に罵声を浴びせたミサキは、そのままその男をきっと睨みつけた。しかし、ミサキの怒りの表情もまるで意に介さず、男はミサキに対して新たなセクハラを開始する。

 

「良いだろう? もうゲンさんに処女を奪われた訳だし、裸も何度も見られてんだからさぁ……! 今さら尻を揉まれたくらいで照れんなよ」

 

「このっ……! アタシはそんな安い女じゃないっ! 舐めるんじゃないよっ!」

 

 臭い息を間近で浴びせられたミサキは男に対して激高し、容赦の無い張り手を横っ面に見舞った。乾いた打撃音が響き、ミサキにセクハラを働いた男は頬に大きな紅葉を咲かせることになったのだが……その表情は、恍惚とした喜びに満ちたものになっている。

 

「ああ、良いビンタだ……! 俺にとって、ミサキちゃんのビンタはご褒美みたいなものさ」

 

「気持ち悪いこと言うんじゃない、この変態野郎が!」

 

「……あんな目に遭ってもまだ店に来続けるミサキちゃんも十分に変態だと思うけどね。ま、良いか。マスター、ミサキちゃんにア(・)レ(・)を見せちゃっても良いかな?」

 

「アレ……? なに? 何の話をしてるの?」

 

 男と江島、前後を挟む二人の男性の顔を交互に見つつ、ミサキが訪ねる。男たちはそれには何も答えなかったが、代わりに彼女の手を引いて店の奥へとミサキを導いて歩き出した。

 

「ちょっと!? 何すんだよ!?」

 

「来ればわかるって! こっちこっち!」

 

 数人の男に囲まれたミサキは、そのまま店のバックヤードへと連れて来られた。入り組んだ細い道を歩き、備品庫やスタッフスペースと思わしき部屋を横切った後、男たちは目的の場所へと辿り着き、脚を止めた。

 ミサキが連れて来られたのは何の変哲もない扉の前、一つの部屋の前だった。その前に立ち、男たちの楽し気な視線を受けるミサキは、彼らが自分にドアを開ける様に促していることを悟ってドアノブへと手を伸ばす。

 少しだけ、嫌な予感がした。だが、ここで逃げれば男たちの嘲笑を買うことは必至だ。それになにより、このまま彼らが何を行っているのか知らないまま逃げ帰るのは気分が悪い。負けず嫌いのミサキは男たちの視線にも負けずにドアノブを掴むと、深呼吸の後で扉を一気に開いた。そして、部屋の中に広がっていた光景を目の当たりにして、目を丸くする。

 

「なに、これ……?」

 

 その部屋は、ミサキが思っていたよりも広かった。感覚で言えば12畳ほどの大きさの部屋で、その中には棚やカードを飾るケースが幾つか並べられている。壁には大型のテレビが埋め込まれ、ご丁寧にソファーまで用意された鑑賞用スペースもあった。

 ミサキが驚いた理由、それはその棚やケースに飾られている物や、大画面テレビに流されている映像にある。ガタガタと震えるミサキの背を押し、彼女を部屋の中に放り込んだ男たちは、得意げになってミサキへと言った。

 

「どうだい? 『カードショップE-ROSS』の新たな目玉、ミ(・)サ(・)キ(・)コ(・)ー(・)ナ(・)ー(・)の出来栄えは?」

 

「な、なによそれ……? ミサキコーナーだって……!?」

 

「おう! ミサキちゃんじゃあないか! 早速見に来てくれたのかい?」

 

「!?!?!?」

 

 男たちが自分の名を冠した領域を作っていることに驚くミサキ。それもそのはずで、部屋の中に飾られていた物は、全てミサキに関わる物であったのだ。この意味不明な空間の存在に驚き、愕然としていたミサキは、部屋の内部から響いた自分を呼ぶ声に弾かれる様にして顔を上げる。

 

「ゲン、さん……?」 

 

「この間のファイトは楽しかったなぁ! またミサキちゃんとヤりたいよ! ……おっと、折角ここに来てくれたんだ、『ミサキコーナー』について、ちゃんと説明してあげないとな!」

 

「んっっ♡ あぁっ……♡」

 

 軽いセクハラのジャブを浴び、ゲンに手を取られて体を引き寄せられたミサキは、そのまま彼に背後を取られて尻を揉まれ始めた。丁寧なタッチで尻を愛撫されたまま、ミサキはゲンに引っ張られる様にして部屋の展示物の解説を受けることとなる。

 まず、ゲンがミサキに見せたのは、初めてこの店に来た時に尿と愛液で汚してしまった自分の制服と下着、そして新たな服を貰うために彼らに差し出したまん毛の入った真空パックが陳列された棚だ。棚の上には『ミサキコレクション(非売品)』と書かれたポップが貼られており、それらがどうやってこの棚に収められたのかを解説する説明書まで置いてあった。

 

「つい一週間前のことなのに随分昔に感じるだろう? 宮地学園の制服も、ショーツとブラも、真空パックしてあるからあの日のままだよ。まだまだぐちゃぐちゃにミサキちゃんの恥ずかしい汁で濡れて、いやらしい臭いがぷんぷんしてるさ」

 

「はっ♡ はぁ……っ♡」

 

 一つ一つ、自分の屈辱の記憶を思い出させる品を見せつけられ、辱められるミサキ。しかし、今の彼女はいつもの様にゲンたちに対して怒りを燃やすことは無かった。

 ミサキが悩まし気な声を上げ、口から甘い吐息を漏らす。尻から愛撫の対象を胸に変えられ、豊かに実った二つの果実を巧みな動きでミサキの官能を刺激し、快感を与えて来るゲンの愛撫とこの異様な状況への混乱から、ミサキは抵抗と怒りの感情を忘れてしまっているのである。

 

(頭の中が、ふわふわする……♡ もう、訳が分からない……♡)

 

 息が、体が、そして子宮が……段々と、熱くなる。抵抗しなければと頭では思っていても、体と心がピクリとも反応してくれない。ミサキは、ただ黙ってゲンに胸を揉まれながら、次の展示品を見せつけられることになった。

 

「次はね、ミサキちゃんの恥ずかしい写真の展示場さ。スナップ写真は非売品だけど、それ以外の焼き増しした写真は客たちにも売られてるよ。どれも格安で、皆全種類コンプリートしてるんだ」

 

 ゲンが指差したショーケースの中には、カードの代わりにミサキのあられもない姿を捉えた写真が幾つも飾られていた。横に置かれた机の上には、『ミサキアルバム・1冊目』と書いてある。どうやら、これを見て注文したい写真を決める様だ。

 

「これ、初めて負けた時の……! これは気を失ってる時ので、これは、この間の初セックスの……!」

 

 一つ、また一つ……ミサキの卑猥な写真が彼女の目に映る。ファイトに負け、勢い良く失禁と潮噴きを同時に行っている自分の姿や、それで作り上げられた水溜まりの中に自分が倒れ伏している姿、ゲンの肉棒を受け入れ、恍惚とした表情で腰を振っている姿など、ミサキにとっては見たくもない写真ばかりを見せられてしまう。

 ミサキは記憶力が非常に良い。一度見たものは、一生忘れないだろう。この写真もまた彼女の記憶に焼き付き、決して忘却されることはない。ミサキは自分の卑猥な姿を、これから先何度でも思い返すことになるのだ。

 

(凄いスケベな顔をしてる……アタシ、こんな顔してたんだ……)

 

 初めて見た自分の絶頂時の表情は、淫らな悦びに満ちた卑猥なものだ。普段、鏡に映る仏頂面とは大違いだなと心の中で思い浮かべたミサキは、確かにこの表情を見られては変態と呼ばれても仕方が無いと思った。こんなスケベな顔をしてカードファイトし、負けてセックスし……そんな女、変態以外に何と呼べば良いのだろうか?

 自分の痴態を自分で目の当たりにしたミサキは、更に大きく動揺する。そんな彼女の背後では、ゲンが悟られぬ様にミサキの着ている服を脱がし始めていた。

 羽織っている上着を剥ぎ取り、別の男に手渡す。次は、その下のブラウスだ。ゆっくりと一つ一つボタンを外していき、スカートに収められている部分も引っ張り出す。ややあって、ボタンを全て外したゲンは、それもまたミサキの上半身から剥ぎ取るとブラジャーへと手を伸ばした。

 

「あ、れ……? あっ……♡」

 

 その時点でようやくミサキは違和感に気が付いた。と言っても、肌寒さや体の軽さに気が付いたのではなく、ゲンの愛撫によって与えられる快感が強くなったことに気が付いたのだ。

 二枚の服が無くなり、ゲンの手はミサキの肌に近くなった。そしてその分、ミサキの感じる快感も大きくなっている。大きくゴツゴツとした手に乳房全体を揉み解され、ぷっくりと膨らんだ乳首をブラジャーの上から抑えられ……ミサキは、言い訳出来ないほどに蕩けた表情を浮かべて喘いでしまっている。

 

「あ~……っ♡ ふ、あぁ……っ♡ んんっ♡」

 

 混乱と快感がミサキの心を支配する。段々と心の要領に収まり切らなくなって来た快感がミサキの内部から愛液として溢れ、彼女のショーツに染みを作り上げた。

 ミサキはもう、ゲンの愛撫に拒否感を感じることはない。むしろ、ブラジャーの上から感じるもどかしい快感をもっと強めて欲しいと願っているほどだ。そして、ゲンはミサキが快楽を求め始めたタイミングで、その心を刺激してやる。

 

「ミサキちゃん……これ、取っても良いかい?」

 

「んぅ……♡」

 

「邪魔なブラがなくなったら、ミサキちゃんの勃起乳首をたっぷり可愛がってあげるよ? 凄く気持ち良いだろうなぁ……!」

 

「ん……♡ 気持ち、良い……?」

 

 トクン、トクン……♡ 心臓では無い場所が、静かに脈打った。女としての象徴、雌の最も重要な器官……子宮がゲンの言葉に反応したのだ。

 たらり、と口の端から涎が垂れる。それはミサキが思考を手放した証拠。全てを本能に任せ、動き始めようとしている証。

 ただ快楽を求め、ただ愛撫に喘ぐミサキは、自らの本能に従ってゲンの言葉に頷いてみせた。彼女は自分から、乳房を差し出したのだ。

 

「良い子だ、ミサキ……! そんな良い子には、快感と言うご褒美をあげないとなっ!」

 

「ひゃうぅううぅうっっ♡♡♡」

 

 今までの手付きから一変、ミサキのブラジャーを乱暴に剥ぎ取ったゲンは、激しく彼女の胸を揉み、乳首を刺激する。既にミサキの乳首は起立しており、ぷっくりと膨れたそこはゲンの愛撫を喜んで受け入れて快感を貪っていた。

 

「あうっっ♡♡♡ んあっ♡♡♡ はあぁっっ♡♡♡」

 

 ツン、と上向きの乳房を揉みしだかれ、硬く勃起した両方の乳首を同時に抓り上げられれば、ミサキの体に痺れる様な快感が駆け巡った。大きなゲンの手これまた大きなミサキの乳房をたっぷりと包み込み、胸全体をほぐす様にして快感を染み込ませていく。

 下乳を支えられる様に持ち上げられ、その巨乳の重さをゲンに堪能させるミサキ。ゲンもまた、様々な性技を披露し、未開発なミサキの体に快感を教えてやる。

 乳輪をなぞり、一番敏感な乳首には敢えて触れないまま胸を刺激する。ぞわぞわと湧き上がる期待にミサキの呼吸は荒くなり、声もあまくなる。そうして、ミサキの中の快感が最大まで高まった瞬間、ゲンは期待し尽くした乳首をぎゅっと抓るのだ。

 

「ああぁあぁあぁぁああぁぁああぁあぁぁっっっ♡♡♡」

 

 乳首から広がり、子宮を叩くその鋭い快感にミサキは嬌声を上げて体を仰け反らせた。乳房と乳首の愛撫だけで達してしまったことを恥じる間もなく、ゲンに胸を揉まれたままソファーへと連れて行かれる。

 その途中、ゲンは優しい声でミサキの耳元で囁く。彼女を快楽の深淵に誘い込むために必要な一言を、快楽で浮かれて正常な判断が出来ないミサキへと囁きかけた。

 

「……ミサキ、凄く感じてるだろう? おまんこももうぐちゃぐちゃになってないかい?」

 

「あ、う……♡ なってると、思う……♡」

 

「そうかいそうかい! なら、下も脱がなきゃ不味いよね? 今日は着替えも無い訳だし、汚したら大変だぞ?」

 

「う、ん……♡ そう、かも……♡」

 

「それじゃあ、俺が脱がせてあげよう。ミサキ、良いな?」 

 

 はふぅ、と熱い吐息を口から漏らし、ミサキはゲンに頷く。今の彼女には、その申し出は自然なものに思えていた。ただのスケベ心から生み出たゲンの言葉を親切心からの行動だと思い込んでいたのだ。

 下着やスカートが汚れるのは困る。そうなると、その服を着て帰ることが出来ない。汚さぬ様にするのがベストだが、それが出来ないのなら脱ぐしかない。あまりにも極端なその思考こそが当然の考えだと思い込み、ミサキはゲンに全てを任せてスカートとショーツを彼に脱がされる際、その行動が行い易い様に脚を開いて協力までしていた。

 はらりとミサキの腰からスカートが落ちる。しなやかで細いミサキの脚と、既にぐっしょりと濡れている下着が露になる。そうして、両手でミサキのショーツを掴んだゲンは、それを一息に下にずり下げ、彼女の最も恥ずべき場所を外気に曝け出させた。

 

「ああ……もうぐちゃぐちゃになってるね。これじゃあ下着は手遅れだ」

 

 床に落ちたショーツを拾い上げ、股間の部分に出来ている大きな染みをミサキに見せつけたゲンは、その臭いを楽しむ様に顔のすぐ近くまで下着を寄せて鼻をひくつかせた。そんな光景にもミサキは何も疑問に思わず、ただ恥ずかしさに頬を染めているだけだ。

 そうして、ごく僅かな間だけゲンと向かい合っていたミサキだが、彼が最後まで残っていた男性に脱がしたてほやほやのショーツを手渡し、この部屋から下がらせたことを皮切りに再び後ろから抱きしめられ、ソファーへと連れ込まれた。大柄なゲンの膝の上に座らされ、両方の胸を鷲掴まれ、脚を大きく広げさせられながら、ミサキは視線を目の前のあるテレビ画面へと集中させる。

 

「これって……アタシの、ビデオ……?」

 

『ああぁあぁぁあっっ♡♡♡ ダメッ♡ イクぅうぅうぅっっ♡♡♡ イっちゃうのおぉおぉおおぉぉっっ♡♡♡』

 

 テレビ画面に映し出されていたのは、初めてのファイトで江島に打ち負かされた自分が失禁と潮噴き姿を晒している映像だった。がに股で腰を振り、情けないアクメ面を男たちに見せつけるミサキの股座からは黄金色の液体と白く濁った本気汁という二種類の体液が勢い良く噴き出している。カメラに拾われている嬌声も淫らの一言であり、そんな自分がだらしなく快楽に蕩けている姿をじっと見つめるミサキは、先ほどから感じていた自分が変態であるという思いを更に強めるに至る。

 

(アタシ、こんなにエッチな姿を皆に見せてたんだ……。自分では毎回いっぱいいっぱいで、全然気が付かなかった……)

 

 男たちに辱められたり犯されたりして、恥ずかしいとは思っていた。しかし、ミサキ自身からしてみれば、それがどれだけ恥ずかしいことなのかは客観的に判断出来る訳では無い。こうして映像に残されていた痴態を眺め、初めて自らの無様さを彼女は理解出来た。

 映像の中の少女は泣きじゃくり、男たちに許しを請いながら情け無い姿を晒している。本当にあれが、戸倉ミサキなのだろうか? 学校での自分はクールな一匹狼として通っているし、『カードキャピタル』でも辛辣な口調と苛烈な性格から、ミサキを恐れている客も多い。宮地学園の女番長とまで呼ばれるミサキは、美しさと知性を兼ね備えた強い女性であるはずだ。

 しかし、テレビに映る彼女にはそんな要素はかけらも見えない。はっきり言ってしまおう、無様が過ぎる。自分の実力を過信して格上の相手と戦い、その中で弄ばれて失禁し、敗北と共に大絶頂、極めつけには自ら賭けた処女を対戦相手に捧げている。これを無様と呼ばず、何と呼べばいいのか?

 普段のミサキを知る者が見れば、到底このビデオに映っているミサキを本物とは信じられないだろう。だが、この映像のミサキは間違いなくあの『戸倉ミサキ』なのだ。美しく、聡明で、どんな卑劣な手段にも屈さない強さを持っているはずのミサキは、『E-ROSS』の男たちに完全敗北を何度も喫して、こんな映像を残されるまでに叩きのめされてしまっているのだ。

 

「……ミサキも気に入ってくれたみたいだな。まあ、作り手としてはもう少し上手く編集したいところだがね」

 

「え……? これ、ゲンさんが作ったの……?」

 

「ああ! 実は、俺はこういう作品を作る会社に勤めていてね、撮影した映像を良い感じに編集するなんてことはお手の物って訳だ! これは完璧に個人で作って楽しんでるものだから販売こそはしないが、この『ミサキコーナー』に置いて、いつでも見れる様にしようと思っていてね……折角だから、本当に発売されてもおかしくない出来栄えにまで仕上げようと思っているんだ」

 

「そんな……! アタシ、そんなAV女優みたいな真似、したくない……!」

 

「それなら、俺たちに負けなければ良いんだ。ミサキが負ければ負けるほど、恥ずかしい姿を晒すことになる。そうすれば素材が増え、俺の仕事も捗っちまう。それが嫌ならファイトに負けなければ良い、簡単な話だろ?」

 

「んっ……♡ むぅっ……♡」

 

 ゲンからヴァンガードファイターとしての心構えと屈辱を受けないで済む方法を教えて貰ったミサキは、同時に彼に口付けを交わされることとなった。ねっとりとしたキスで口内を責められ、乳首と乳房をじっくりと虐められてしまえば、湧き上がる快感のせいでそれ以上の嗜好が出来なくなってしまう。

 負けなければ良い、確かにその通りだ。前回、自分は負けたからこそ処女を奪われ、その一部始終を撮影されてしまった。そんな辱めを受けることが嫌ならば勝てば良い。ただそれだけの話だ。

 

「……わかった。アタシはもう、負けない……! だから、こんなビデオの制作も一回で終わりだよ……!」

 

「ああ、そうなると良いな。……そうだ、もしもミサキが次に俺に負けたら、このビデオのCMのナレーションをやるってのはどうだ? 原稿は俺が考えておくから、ミサキはそれを読むってことでさ!」

 

「良いよ、アタシは負けないから……! 負けたとしてもそれはアタシが弱かったせいだ。だから、自分自身へのペナルティはしっかり受ける」

 

「よし、決まりだな! ……そうだ、言い忘れてたが、替えの服はインターネットで注文しておいた。配達まで数時間はかかるらしいから、それまで一発俺にライドするってのはどうだ?」

 

「……お断り。アタシは元々この店で行われるファイトを見に来たんだ。アンタたちに勝つために勉強するんだから、そんな馬鹿みたいなことをする理由は無いの!」

 

 ここでようやく混乱と快楽の熱気から解放されたミサキは、好き勝手に自分を愛撫するゲンの手を振り払うと部屋の出口へと向かった。ゲンはミサキを無理には引き留めようとはしなかったが、下卑た笑みを浮かべ、彼女の背に問いかける。

 

「これからファイトの観戦に行くのか? すっぽんぽんで、勃起乳首とぐちゃ濡れまんこ晒したままで? 恥ずかしくないのかよ?」

 

「ぐっ……!!」

 

 ゲンの言葉にミサキは唇を噛み締める。まんまと策略に嵌り、自分は全裸まで剥かれてしまった。服も全て回収済みだし、着替えも持っていない。この部屋から店に戻るのなら、全裸のままで行くしかないのだ。

 当然、ミサキは恥ずかしかった。だが、このままここに残っていれば、ゲンのペースに持ち込まれて性交を行うことになるかもしれない。なんの得にもならないセックスと恥は搔くものの勉強になるファイトの観戦、どちらを選ぶことが正しいのか判断出来ないほど、ミサキは愚かではなかった。

 

「舐めんなよ! もう何度も見られた裸だ! そんなに見たきゃ見せてやるさ!」

 

 顔を真っ赤にしながらも、羞恥心を跳ね退ける様にして大声を出したミサキは、自分の尻を思い切り叩いて強がってみせた。ぱぁん、という乾いた打撃音を残して部屋から出て行ったミサキは、段々と荒くなる呼吸を整えながら店内へと続く扉の前に立つ。

 

(……また、見られるんだ……♡ 大勢の男たちに、裸を、恥ずかしいところを……見られちゃうんだぁ……♡)

 

 羞恥心、屈辱、怒り……そう言った感情を抱えながらも、ミサキの心の中にはそれ以外の感情も生み出されていた。何度も繰り返した露出行為によって体が覚えてしまった視姦の快感に対し、ミサキの心は小さく期待する思いを抱いてしまっている。恥ずべき姿を見られることに対する快感を感じ始めながら、ミサキは息を整えた後で『E-ROSS』の店内に続く扉を開いた。

 

「ぁ、ぁ……♡」

 

 子宮が震える。愛液が太腿を伝って流れていく。体がじんわりと熱くなり、肌が興奮で赤く染まる。ミサキは、自分の体が段々と男たちから与えられるイメージに順応し、快楽を受け入れつつあることを感じ取っていた。そして、これ以上の勝手は許さないと心に固く誓い……ながらも、もう一つの別の想いも抱いてしまっていた。

 もしもこのまま負け続け、男たちに心と体を好きにされ続けたら、自分はどうなってしまうのだろうか? ……これよりももっと無様で、もっと屈辱的な目に遭わされるのだろう。そして、そこでより深い快感を味わうことになるのかもしれない。

 その感情は確かに期待であった。しかし、ミサキ自身はその思いを自覚することはない。今はまだ、彼女の精神の奥底で芽生えた本当に小さな想いの一つでしかないその感情のことを、彼女は知る由も無いのだ。

 だが『E-ROSS』の男たちは、そんなミサキの心の変化を全て見透かしているかの様に、バックヤードから全裸で現れた彼女へと卑猥な視線を送り、その光景が当然の様に振舞い続けた。きっと、もう少しで本当にこれが当たり前の景色になるのだと……彼らの目は、そう語り、妖しく光を放ちながら、ミサキへと注がれていたのであった。

 







『E-ROSS』新コーナー『ミサキコーナー』設立

珠玉の『ミサキコレクション』(非売品)、格安の『ミサキフォト』(全品10円~100円)、そしてプロが手掛ける『ミサキイメージビデオ』の鑑賞スペースを用意。入り組んだ場所にあるため、御用の方は店員にお声がけ頂ければすぐに案内いたします。
これからも新規商品を続々入荷予定ですので、興味がある方はどうぞご覧ください。


~ミサキコーナー 販売スケジュール~

トライアルビデオ(MVT(ミサキビデオトライアル)-01)『戸倉ミサキ』 近日入荷、及び販売予定

商品説明 詳細不明


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