戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~ 作:道程ケンヂ
「んっ……♡♡♡ あぁんっ……♡♡♡」
耳に響く甘く蕩けた雌の声。それが自分の声であることに気が付くまでに、アタシはほんの少しだけ時間がかかってしまった。
ぼやけた意識を覚醒させていくにつれて、膣から慣れ親しんだ絶大な快感が伝わってくる。同時に、乳房と乳首を愛撫される快感をも味わうアタシは、遠慮せずにその快楽を嬌声として口にした。
「んんっ♡ あ、はぁ……っ♡♡♡」
「おはよう、ミサキ。といってもほんの数分だけの短いおねんねだったがな」
「ん、おはよ……♡♡♡ アタシ、イキすぎて気絶しちゃったんだね……♡♡♡」
「可愛かったぞ。あんあん鳴いて、全身びくびく震わせて……本当にミサキはセックスが好きだな」
「そうなるようにアタシの体をたっぷり3年かけて開発したのは何処の誰だったっけ? 確か、その人にファーストキスも前と後ろの初めてもぜ~んぶあげちゃった気がするんだけど?」
「はっはっは! そうだったな。だが、ミサキがスケベな女の子だってことに変わりはないだろう?」
「んあっ♡♡♡ ちょっ♡♡♡ ずるいっ♡♡♡ おくぅ♡ ぐりぐりするの禁止だってぇ……♡♡♡」
乳首をきゅっと抓りられながら、亀頭での子宮こねくり回しを食らえば、アタシの敏感でエロい体はあっという間に思考能力を手放して、その快感に悶えるだけになってしまう。大好きな人の大好きなちんぽに媚びて、奥までがっつりピストンしてもらえることだけを期待する雌穴になっちゃうんだ。
もう何も言い返せないし、言い返すつもりもない。ゲンさんの愛撫に酔い痴れるアタシは、完全に彼へと自分の体を預けると、愛撫による甘い快感を享受しながら今日までの自分の人生を振り返り始めた。
アタシが初めて『E-ROSS』を訪れてから、3年の月日が経った。その間、色んな事件に巻き込まれたりもしたが、みんなと協力することで乗り切り、そうして危機を脱する度に、アタシたちの絆は深まったように思える。
この3年間、アタシは足繁く『E-ROSS』に通い、みんなとのファイトやセックスに興じ続けた。学校行事や長期休暇、受験なんかの合間を縫って遊ぶ際には、殆どの時間をみんなと一緒に過ごしたことを覚えている。アタシの高校生活は『E-ROSS』のみんなのお陰で最高に楽しいものになったと断言出来るくらい、アタシはみんなに感謝していた。感謝の気持ちはしっかりセックスで見せて、ご奉仕することで愛情も示していられたと思う。
元々、学校の成績自体が優秀であり、超人的な記憶力のお陰で勉強も必要なかったアタシが受験に失敗するはずもなく、無事に志望校に合格。3月9日に卒業式を終えたアタシは……翌日の3月10日にゲンさんが立ち上げた新レーベルである『厳島企画』の専属AV女優としてデビューを果たした。
NGプレイ無しのパイパン女子大生というのは非常に希少価値が高く、ゲンさんの手腕や3年間の裏AV女優生活の経験もあってか、あっという間にアタシの名前は業界に広く知れ渡り、活動開始から半年で売れっ子女優に仲間入りし、今年のAV女優最優秀新人賞は間違いないと言われている有望株になった。
そんな派手な活動をしていたら、シンさんたちにもアタシの裏の顔がバレてしまうのではないかと心配するかもしれないが……そんな心配は要らない。何かの拍子にシンさんやアイチたちがアタシの出演作品を見て、戸倉ミサキという少女がAV女優であることを知ったとしても、それがアタシだとは絶対にわからないようになっている。とても不思議な話だが、本当にそうなっているのだ。
高校生時代に巻き込まれた数々の事件において、アタシたちは様々な力を手に入れていった。人のイメージに干渉するそれらの力を組み合わせた結果、大学生である戸倉ミサキと、AV女優である戸倉ミサキという同一人物の間にある繋がりを消去することに成功したのだ。
この力の影響を受けないのは、ゲンさんやマスターをはじめとした『E-ROSS』のみんなだけ……大学の同級生も、カードキャピタルの常連客も、誰だって、アタシがAV女優であることには気が付かない。アタシたちがその気にさえなれば、往来のど真ん中で全裸になって露出セックスを始めたところで、数分後には誰一人としてそのことを覚えている人間はいなくなっているだろう。
そして、アタシの持つ『イメージの受け皿』としての能力も、『E-ROSS』のみんなのイメージ力も、極限を越えたレベルにまで成長を果たしている。人間としての限界のその先にまで達したみんなのイメージをアタシが受け取れば、それは現実を改変するほどの効果を発揮する。今やアタシたちは、時の流れすらも支配出来る力を持っていた。
まあ、そんな凄い力を持っていたとしても、アタシたちがやることは3年前から変わりない。来る日も来る日もセックス、セックス、セックスのセックス三昧だ。
大学進学を機に一人暮らしを始めたアタシは、気楽な大学生活も相まって自由に時間を取れるようになった。その時間の大半はセックスして過ごし、精力的にAV女優としての活動を行っている。それ以外も趣味でセックスしたり、エロい罰ゲーム有のヴァンガードファイトをしたり、ゲンさんと甘々なイチャラブセックスをしたりと、非常に性に爛れた生活を行っているといえるだろう。
とりあえず、そんな生活に対するアタシの感想を述べよう。最高だ。高校生活も楽しかったが、今はそれ以上に楽しい。大好きなみんなと一緒にいられる時間が伸びたし、どんなに好き勝手やったとしても誰も迷惑しない。シンさんにも心配かけなくて済むし、今まで通りに友達付き合いも出来るしで、夢のような生活と以外の表現が見当たらない。
こんな最高の日々が、まだまだ続いていく。アタシは今年で19歳、まだ未成年の小娘だ。女としての旬はむしろこれから訪れるといっても過言ではないし、その気になればみんなのイメージで肉体年齢を若く保つことだって不可能じゃない。
トラブルもなく、不満もなく、ただただ幸せな日々が続く確信を抱き、自分自身の能力によってそれを確固たるものにしながら、ゲンさんに膣を突かれて喘いだアタシは、子宮で感じる熱い精液の迸りに脳を焼かれる衝撃を受け、大声で喘ぎながら気を失った――。
――パシャリ、パシャリとシャッター音が鳴る。視界で眩しい光が次々と点滅する。
ここは……そうだ、会場だ。年に1回行われる、アダルト大賞の授賞式の会場だ。
そうだ、アタシは……ここで今、自分の打ち立てた偉業を表彰されている真っ最中だった。
「改めてご紹介致しましょう。本年度のアダルト大賞のカテゴリー全てを受賞なさったセクシー女優、戸倉ミサキさん。そして彼女の所属するレーベルの代表、厳島ゲンさんです。皆さま、盛大な拍手を!!」
わっ、と大地が割れるほどの音量の拍手が響く。決して狭くない会場の至る所から拍手と、賞賛と、祝福の声が飛び交っている。
これが全て、アタシに向けられているものなんだと思えば思うほど、胸がじんじんと熱くなっていく。この栄光は、大好きなみんなと一緒に掴み取ったものなんだって思うと、自然と涙が溢れてきた。
デビューから2年、アタシはただ好き勝手にやりたい放題していただけだった。『E-ROSS』のみんなと、ゲンさんと、アタシを応援してくれる人たちと一緒に楽しいことをして、面白いことをして、気持ち良くなろうって……それだけを考えて生きてきた。
そんな風に楽しむアタシの姿をもっと多くの人に見てほしいって、そう考えて沢山の作品を発表し続けて……気が付けば、アタシのファンの数はデビュー当初の数十倍にまで膨れ上がっていたのだ。
単純に可愛くて、綺麗で、エロいから。どんなプレイでも楽しそうにして、笑顔を見せてくれるから。ファンへの細やかな配慮や時折見せる優しさに萌えるから。アタシを好きな理由が次々挙げられる、アタシが好きだっていう人が、どんどん現れる。それが恥ずかしくって、それ以上に嬉しくって、励みになった。
そういったモチベーションの上昇理由は他にもある。裏AV時代を加えれば、今年でアタシは活動5周年を迎えることになったし、20歳という大人の仲間入りを果たす年齢にもなった。色んな理由でアタシは燃えて、みんなも燃えて、もっと良い作品を作ろう、エロいミサキの姿を撮ってやろうって、一丸になれたんだ。
大学にもまともに行かないでセックスしまくりの人生だなんて、人から後ろ指さされても文句は言えないだろう。でも、そんなアタシたちの生き方を肯定して、楽しみにしてくれる人たちが沢山いるって考えただけで、アタシは凄く嬉しくって……そういう人たちをもっと喜ばせようって、頑張ってきたんだ。
その結果が、これ。アダルト大賞始まって以来初の全部門受賞者の誕生。AV女優『戸倉ミサキ』と『厳島企画』と『E-ROSS』のみんなの努力の結晶。20年生きてきたアタシの人生の中で、最高の瞬間だ。
最優秀新人女優賞は2年前に受賞した。その時も嬉しかったけど、今はそれ以上に嬉しい。
審査員特別賞は満場一致でアタシだった。今年はそれ以外の選択肢がなかったっていう総評が何よりも誇らしい。
メディア・話題賞も受賞出来た。SNSでの拡散や雑誌の取材も沢山受けたし、世間への露出も多かった1年だっただけにこれは納得出来る。AV業界の認知にも繋がったと、多くの人が誉めてくれたことも嬉しかった。
作品最多出演賞を受賞した時、初めて自分がぶっちぎりの作品出演数を誇っていることに気が付いた。思えば、この1年は数日に1本レベルの頻度で作品を出していたから当然なんだけど、夢中になってたから気が付かなかったんだな。加えてインターネット配信賞も受賞してたんだから、365日何かしらの形でみんなにエロを提供してたんだなって、この1年の濃密さを改めて自覚することになった。
最優秀作品賞はアタシの20歳の誕生日をみんなに祝ってもらった時の記念作品『MISAKI♡20ANNIVERSARY』が受賞した。そして当然、最優秀女優賞も文句なしの受賞となった。
みんなと一緒に手にした栄光がこんなにも誇らしく感じられる。この瞬間が最高に幸せだ。年を増す毎に、アタシは幸せになっている気がする。
でもきっと、この辺で打ち止めのはずだ。来年とか再来年とかには人気も落ち着いて、ファンのみんなも新人に目移りして、今みたいな扱いはされなくなってると思う。
でも、もう良いんだ。アタシは十分、幸せだから。この日の栄光と誇らしさと幸福感を胸に刻んで、二度と忘れないようにして、これからの人生を生き続けるだけだから――♡
「……そう思ってたのに、なにこれ? まさか、こんなことになるなんて……♡♡♡」
それからまた2年後、アタシは人気の無い『カードキャピタル』の中でニンマリと微笑みながらそう呟く。なんだかもう、本当に……こんなに幸せでいいのだろうか?
大学を卒業したアタシは、ゲンさんの勧めで親から受け継いだ『カードキャピタル』のオーナーの座に就任した。別に、AV女優1本でやっていけるだけの自信がないからではない。むしろ、アタシのファン数や人気は年々増すばかりで、衰えることを知らなかった。
まだ年齢は22歳、無茶の利く歳であり若さもある。性欲も衰えることもなく、活動に対する意欲も燃え上がっており、アダルト大賞全部門受賞という伝説を打ち立てた頃から変わらずに高いモチベーションを保ち、天狗にならずにやってこれた。その甲斐あってか、箔がついたのに今でも新人のようにやる気に満ち溢れていると業界内でのアタシの評判も上々で、名実ともにアタシは現在のAV業界のトップに立つ存在となりつつある。
デビューから4年で出演した作品の数は500作を越え、配信の頻度も高く、メディア露出もそこそこ。性格も仕事に対する意識も良く、人間的魅力も素晴らしい。そんな過剰評価を得たアタシは、今や伝説のAV女優として名を馳せている。『戸倉ミサキ』の名は、日本どころか世界中にも轟くようになっていた。
……ごめん、訂正させて。アタシの存在は、もうとっくに世界を越えてた。その証拠に……ほら、いやらしい文字が躍る宣伝ポスターが目の前にある。
「『大人気の【ミサキ】シリーズのユニットを大量収録♡ 強力ドスケべ効果の【
目の前のポスターには、【ジャガーノート・マキシマム・マキシマム】に駅弁ファックされてアヘ顔を晒してるアタシそっくりのユニットの姿が描かれていた。懐かしい【セックスサポーター】時代の自分のことを思い出しながら、他にも同じようにユニットに犯されて幸せそうにイキ顔を浮かべている自分自身の分身を見つめ、アタシは甘い吐息を口にする。
高校生の時に誕生した【ミサキ】の名を冠するユニットたち。あれから7年が経った今、その数は1つのクランが成立するまでに増加していた。
多くのクランにていやらしい役目を担っている【ミサキ】ユニットたちは、いつの間にやらこの地球のヴァンガードにも参戦し始めていた。各クランの有名ユニットたちに犯されている姿を堂々と映し出しているカードの絵柄に苦笑しながら、アタシはそれを一枚一枚丁寧にショーケースへと仕舞っていく。
(懐かしいな……【ジャガーノート・マキシマム】の極太ちんぽと
ちょくちょくクレイに遊びに行っては、各クランの【ミサキ】ユニットたちの体を借りてセックスに勤しんだりしているアタシは、私が専属で性処理を行っている剛力無双のラガーマンのことを思い出し、手にしているカードに描かれている彼へとキスをした。そうすれば、ぼんやりと頭の中で嬉しそうな声が響く。
『ああ、待ってるぜ。また、ミサキをひぃひぃ言わせてやるからよ……!』
「あはっ♡ まだ仕事中なのに、期待させないでよ♡ おまんこ、疼いてきちゃったじゃん……♡♡♡」
ユニットたちの声が聞こえるこの能力もまだまだ衰えを見せてはいない。それどころか成長しているような気がする。
やっぱり、クレイの存在を知っていたり、そのユニットたちと
(次のお休みの日、クレイに遊びに行こうっと! 全クラン周回して、みんなと色んなプレイでドスケベセックスしなくちゃ……♡♡♡)
とろりと、子宮から溢れ出る愛液が下着のクロッチを濡らし、店の制服の股部分にも滲み出てきていることを感じながら、アタシは湧き上がる興奮のままに笑みを浮かべ、自分の分身のいやらしい姿が描かれているカードをショーケースに収める作業へと戻っていった――。
カラン、カランと鐘の音が鳴る。アタシを祝福してくれているその音色に耳を傾けながら、恍惚とした幸せいっぱいの笑みを浮かべる。
今日は、アタシにとって最高の日。今までの人生で一番幸せな、夢のような一日。
アタシは、今日……結婚する。『E-ROSS』のみんなと、結婚するんだ。
ウエディングドレスも白無垢も着てない。いつも通りの、一糸纏わぬ裸の姿。でも、これでいい。これがいい。
ガチャリと店の扉を開け、その内部へと歩み出せば、床に敷かれた赤いマットと、その左右に並ぶ全裸の男の人たちの姿が目に映った。
誰も彼もがギンギンにちんぽを勃起させて、そのくせ表情はにこやかで穏やかな感じでアタシを見つめてくれている。ぱちぱちと大きな拍手を送られながら、臭い立つちんぽの芳醇な香りに鼻をひくつかせながら、アタシはただ真っ直ぐに歩んでいった。
今、ここにいる十数名の男性たちは、アタシが『E-ROSS』に通い始めた時からずっと同じ道を歩み続けてくれた人たちだ。アタシに幸せと悦び、誰かを愛する気持ちと女としての快楽を教えてくれた、大恩ある男の人たち……そんな彼らのことを、アタシは心の底から愛し続けていた。
これからもずっと、みんなと一緒にいたい。そんな思いを抱いたアタシの願いを叶えるようにして、この結婚式は行われることとなった。法律的にも、立場的にも許されないアタシとの結婚。この結婚式はアタシが彼らと一生涯の愛人契約を結ぶための、最高の儀式なのだ。
彼ら全員の視線を浴びながら最前列に立った私は、瞳にハートマークを浮かばせた雌の表情を浮かべて微笑む。そして、彼らに向けて大きな声で宣言をした。
「アタシ、戸倉ミサキは……これから命が尽きるまで、この場に集まってくれたみんなを愛し続けることを誓います♡ 一生みんなとイチャラブして、ちんぽ気持ち良くして、たっぷりおまんこすることを誓いますっ♡♡♡ みんなの赤ちゃんも産むっ♡♡♡ アタシ、アタシ……っ♡♡♡ みんなのこと、大好きだからっ♡♡♡」
顔を真っ赤にしながら本気の告白。その後はみんなの前に跪いて、一人一人の勃起ちんぽに誓いのキスを落とす。愛情をたっぷり込めて、これからもよろしくねって思いも詰めて、一緒に気持ち良くなろうねっていういやらしい願望を込めながらキスをすれば、みんなのちんぽは興奮で更に大きくなっていった。
興奮してるのは彼らだけじゃない。アタシだって、もうおまんこがぐちゃ濡れだ♡ 乳首もびんびん♡ けつまんこもひくひく♡ 大好きなみんなのちんぽを前にして、アタシが平静を保っていられるわけがない♡ 今すぐにだって、おちんぽぶち込んで欲しいんだもの♡
「ねえ、アタシの旦那様……♡♡♡ ちょっぴり早いけど、結婚初夜といきましょう……♡♡♡ ドスケベ妻のミサキに、旦那様たちの立派なおちんぽのお相手させてください♡♡♡ みんなの奥さんとしてのお勤めっ♡♡♡ 子作りセックスっ♡♡♡ ヤりまくろうっっ♡♡♡」
両方のスケベ穴を広げてお尻をふりふり♡ ドスケベまん汁が飛び散って、お尻の穴がいやらしく空気を噴き出す♡ エロいにも程があるアタシの姿に、みんなも大興奮してくれたみたいだ。
これから毎年みんなの赤ちゃんを産むとして、1人につい1年かかる計算でいけば、おおよそ20年近い時間が必要になる。その頃にはアタシも45歳、立派な高齢出産になっちゃうな。
でも……そんなの、イメージでどうにでもなるよね♡ だって、今のアタシも20歳くらいから容姿がほぼ変わってないもん。おっぱいとお尻はいやらしく肥えて、大きくなったけど、老けたという印象がまるでないと周りの人たちからよく言われる。多分、みんなのイメージ次第では、いくら歳を取ってもこの姿のままでいられるんじゃないかな?
そうなれば、体の機能だって若々しいままでいてくれるだろう。出産だってきっと問題なく行える。アタシの人生のイメージは、光り輝く幸せの色で満ち溢れているんだ。
「さぁ♡ 最初にアタシを孕ませてくれるのは誰なの? 元気な赤ちゃん産み産みするから、がっつり子宮まで犯して、受精させてよねっ♡♡♡」
早く受精したい♡ 孕みたい♡ 赤ちゃん作りたい♡ みんなの赤ちゃん出産して、幸せな家族になりたい♡
お金も時間もいっぱいある。不安要素なんてなにもない。『E-ROSS』を訪れて、セックスを教えてもらったお陰で、アタシはこんなに幸せな人生を歩むことが出来るようになった。過去のトラウマから解放してくれたみんなに大好きを伝えるため、自分自身が更に幸せになるため、アタシはおちんぽと子種を強請ってお尻を振り、蕩けた声を口にし続ける。
「幸せっ♡♡♡ アタシ、すっごい幸せぇっ♡♡♡ これからずっと、こうして生活するのっ♡♡♡ AV女優やってっ♡ みんなとセックスして♡ 赤ちゃんいっぱい産んでっ♡ そんな幸せな毎日を送れるなんて、本当に幸せっ♡♡♡ 『E-ROSS』に来れて、みんなと出会えて、本当に良かったっ♡♡♡ 生きててよかったーーっ♡♡♡」
「……ガード。マイ・ヴァンガード……お目覚めください」
「ん、んん……? ……アマテラス? ああ、そっか、アタシは……」
「どうでしたか? 私の
「うん、最高だったよ。ホント、これ以上ないって感じの未来だった……!!」
白いもやのかかった空間で目覚めたアタシは、自身の神具である八咫鏡を手にして微笑む【CEO アマテラス】に対して、満面の笑みを浮かべながらそう答えた。彼女のお陰で、アタシは最高の一時を過ごすことが出来た。
これから先、自分の人生に何が待ち受けているか不安だったアタシの元にやって来てくれた彼女は自身の能力を使ってアタシに未来を見せてくれたのだ。その結果が、あれ。幸福この上ない、最高の人生と胸を張って言える内容に胸の高鳴りが止まらない。
(みんなとずっと一緒にいられる♡ みんなと結婚出来るっ♡ みんなの赤ちゃん、産めるんだ……♡♡♡ あははっ♡♡♡ 最高っ♡♡♡ マジで最高の人生じゃんっ♡♡♡)
【CEO アマテラス】が見せてくれる未来予知は絶対だ。だから、あの未来は必ず訪れる。アタシの幸せな人生は、既に約束されているんだ。
ああ、本当に……幸せでおかしくなってしまいそうになる。取り敢えず、向こう10年は確実にみんなと一緒にいられることがわかっただけでも、アタシとしては大収穫だ。
そんなことを考え、ニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべているアタシに対して、アマテラスは静かな声でこう言ってきた。
「マイ・ヴァンガード、未来とは今の積み重ねによって生み出されていくもの。遠き未来の幸福に浸り、喜びを見出すのも良いでしょう。しかし……貴方が真にすべきことは、今を楽しむことです。違いますか?」
「……ああ、そうだね。その通りだよ。今を楽しまないと、ね……♡♡♡」
「はいっ♡♡♡」
そう言って笑う【CEO アマテラス】の瞳には、アタシや他の【オラクルシンクタンク】のユニットたちと同じ淫靡な光が宿っている。彼女もまた、雌の悦びに魅了された女性の1人。性の悦びを知った彼女は、アタシに最高の助言を残してから煙のように姿を消す。この空間に1人残されたアタシはというと、今日が何の日かを思い出して心を弾ませていた。
夏休み中盤、『カードキャピタル』の客の出入りも少なくなってきた頃……アタシは、前々から予定されていた10日間の休みを取ることになっている。表向きはとある教育機関からの要請で、アタシの超人的な記憶力を調査するための長期の宿泊学習のための休みとあるが、実際はそうじゃないことなど最早説明する必要もないだろう。
今日からアタシは、『E-ROSS』のみんなと夏休み旅行に出かける。10日間の休みをばっちり活かして、最高に楽しい夏休みを過ごすのだ。大好きなみんなと毎日エロくて気持ちいいことをしまくって、最高の思い出を作るためのお休み……新作AV『ミサキのドスケベ夏旅行』の撮影のための休みなのである。
みんなもアタシを楽しませたり、気持ち良くするために色んな企画を考えたと言っていた。アタシも海で着るためのエロ水着を沢山用意してきたし、お休みを楽しむ準備は万全だ。
(未来のことより、今を楽しめ……♡ そうだよね♡ 今、みんなとセックスしまくった先にあの幸せな未来があるんだから、1回1回のセックスを大事にしないとね……♡♡♡)
明日の幸福より今日のセックス、未来の悦びより現在の快感だ。これから先の10年に思いを馳せるのもいいが、今は今しか過ごせない時間を目一杯楽しむことを優先した方が良いに決まってる。
目を覚ましたらすぐに支度をして、家を出よう。ゲンさんたちと合流したら、早速出発だ。ひと夏の楽しい官能の旅に心躍らせる私は、1秒でも早く朝を迎えるために瞳を閉じ、明日に備えてゆっくりと体を休めるのであった。